JP2014040742A - 土木又は建築作業用アタッチメント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建築作業用アタッチメント1の油圧回路40は、油圧モータ駆動回路42と、油圧シリンダー駆動回路43と、回路切替え手段45と、発電回路46によって構成されている。発電回路46は、油圧発電機70を通過する主流路65と、油圧発電機70をバイパスするバイパス流路66とを備えている。建築作業用アタッチメント1では、油圧発電機70で発電した電気を整流回路で整流し、蓄電池に蓄電することができる。
【選択図】 図3
Description
例えばこの種のアタッチメントには、建築物のコンクリートを破壊したり小割りするもの、天然の岩盤を掘削したり小割りするもの、ガレキや材木等を掴むもの、篩機能を備えたもの等がある。
しかしながら実際にアタッチメントを使用して作業を行う状況を考えたとき、アタッチメントに電気機器が搭載されていれば便利であり、作業効率の向上が見込まれる。
たとえば、夜間に作業を行う場合を想定すると、建築作業用アタッチメントにサーチライトが搭載されていることが望ましい。アタッチメントを使用して細かい作業を行う場合には、アタッチメントにビデオカメラが搭載されていると便利である。
またアタッチメントが取り付けられる油圧ショベルは、汎用品であり、本来的な機能を発揮させるためには給電ケーブルは不要であり、且つ前記した様に、電気機器を搭載するメリットが無い場合も多いから、工場からの出荷時に、予め給電用の給電ケーブルを敷設しておくのは無駄が多い。そのため電気機器を搭載するためには、油圧ショベルに給電ケーブルを後付けする必要があり、面倒である。即ち油圧ショベル等は、長いアームを有し、アタッチメントは、アームの先端に取り付けられるから、給電ケーブルは長いアームに沿って敷設する必要があり、取り付けが面倒である。
また発電は、間欠的なものとならざるを得ないが、本発明では、アタッチメント側に蓄電池があり、当該蓄電池に発電された電気が蓄電されるので、電気機器を連続的に使用することができる。
本発明で言う「作動油給排出配管」には、作動油が往復する配管と、一方方向にしか流れない配管の双方を含む。即ち油圧アクチェータに対して作動油を供給するのみの配管や、油圧アクチェータから作動油が戻るのみの配管も、「作動油給排出配管」である。
ここで問題となるのは、戻り側流れの場合である。即ち通常、戻り側流れの場合、作動油給排出配管は、油圧発生装置のタンク側に繋がることとなり、理論的には、作動油給排出配管の末端は、開放されて無圧状態となる。
これに対して作動油給排出配管に油圧発電機を取り付けると、油圧発電機を通過する際に流路抵抗が生じ、戻り側流れの場合に油圧アクチェータに背圧が掛かる。ここで、通常、油圧アクチェータは、作動油の排出側に大きな背圧が掛かることを想定せずに設計されているから、作動油の排出側に大きな背圧が掛かると、油圧アクチェータの動作が不安定になる場合がある。
そこで本発明では、油圧発電機をバイパスするバイパス流路を設け、油圧アクチェータ側の圧力が一定以上となった場合にバイパス流路を開いて、油圧アクチェータに過度の背圧が掛かることを防止することとした。
これに対して請求項4に記載の発明は、油圧アクチェータ側に油圧アクチェータを制御する制御弁を設け、この制御弁は無線によって動作させることができるから、新たな配管や信号線や信号配管等を敷設する必要が無い。
本実施形態の建築作業用アタッチメント1は、図2に示すように油圧ショベル(自走式作業台車)2のアーム3の先端に取り付けられ、主として建築物を解体したり、コンクリートを破砕する用途に使用されるものである。
建築作業用アタッチメント1は、図1の様に、油圧ショベル2のアーム3に取り付けられる取り付け用ブラケット部5と、回転座部6と、破砕アーム部7によって構成されている。
取り付け用ブラケット部5は、図1の様に、二つのピン挿通孔10,11を有している。
本実施形態では、回転座部6の固定側部材12が取り付け用ブラケット部5に一体的に固定されており、前記した油圧モータ15を回転させることによって、回動側部材13が回転する。
二つの破砕アーム片17,18は、いずれもその一部が、ピン23,25によってアームブラケット16に軸止されており、他の一部が、ピン26,27によって油圧シリンダー20に軸止されている。
そのため油圧シリンダー20を伸縮させると、二つの破砕アーム片17,18は、ピン23,25を中心として揺動し、開閉動作が行われる。
回路切替え手段45は、公知の2位置6ポート電磁弁であり、第1作動油給排ポートa、第2作動油給排ポートb、モータ側第1給排ポートe、モータ側第2給排ポートf、シリンダ側第1給排ポートc、シリンダ側第2給排ポートdを有している。
そして弁体(図示せず)が第1位置にあるときは、第1作動油給排ポートaとシリンダ側第1給排ポートcとが繋がり、第2作動油給排ポートbとシリンダ側第2給排ポートdとが繋がる。弁体(図示せず)が第2位置にあるときは、第1作動油給排ポートaと、モータ側第1給排ポートeとが繋がり、第2作動油給排ポートbとモータ側第2給排ポートfとが繋がる。
油圧モータ駆動回路42は、回路切替え手段45のモータ側第1給排ポートeと油圧モータ15の第1ポート50とを接続するモータ駆動第1配管52と、回路切替え手段45のモータ側第2給排ポートfと、油圧モータ15の第2ポート51とを接続するモータ駆動第2配管53によって構成されている。
また本実施形態では、油圧モータ15の第1ポート50近傍と、第2ポート51の近傍に速度調節部材56a,56bが設けられている。速度調節部材56a,56bは、油圧回路に普通に使用されるものであり、可変絞り54と逆止弁59によって構成されている。
油圧シリンダー駆動回路43は、回路切替え手段45のシリンダ側第1給排ポートcと油圧シリンダー20の第1ポート57とを接続するシリンダ駆動第1配管64と、回路切替え手段45のシリンダ側第2給排ポートdと、油圧シリンダー20の第2ポート58とを接続するシリンダ駆動第2配管69によって構成されている。
また第2作動油給排ポートbとカプラ61との間を接続する第2給排ポート側作動油給排出配管62に、発電流路46が設けられている。発電流路46は、油圧発電機70が介在された流路である。なお第2給排ポート側作動油給排出配管62は、作動油給排出配管であり、且つ往復路である。
発電流路46は、図3の様に、油圧発電機70を通過する主流路65と、油圧発電機70をバイパスするバイパス流路66とを備えている。
そしてバイパス流路66には、バイパス流路調節手段71と、逆止弁72とが設けられている。逆止弁72は、バイパス流路調節手段71よりもカプラ61側に設けられており、カプラ61から回路切替え手段45側に至る流れを遮断し、回路切替え手段45からカプラ61側に戻る流れを許容する。
即ち管体75は、アルミ、ステンレス、樹脂等の磁化されにくい素材で作られたものであり、両端が開口し、内部にキャビティ76を有するものである。またキャビティ76内には、永久磁石77を回転可能に支持する支持部材79a,79bが設けられている。
永久磁石77には、図の様に、表面に螺旋形状80や、羽根形状が形成されている。永久磁石77は回転子として機能するものであり、その両端が支持部材79a,79bに支持され、管体75のキャビティ76内に回転可能に保持されている。
なお永久磁石77は、表面にN極とS極が交互に現れる様に着磁されている。
6個のコイル78は、いずれも図示しないボビンに巻かれている。なおコイル78の個数は任意である。
ショベル側油圧回路41は、手動切替え弁81と、油圧発生装置82によって構成されている。
手動切替え弁81は、公知の3位置4ポート弁であり、第1作動油給排ポートA、第2作動油給排ポートB、アクチェータ側第1ポートC及びアクチェータ側第2ポートDを有している。
そして第1位置では、第1作動油給排ポートAとアクチェータ側第1ポートCが連通し、第2作動油給排ポートBとアクチェータ側第2ポートDとが連通する。
第2位置(ニュートラル位置)では、全てのポートが閉鎖される。
また第3位置では、第1位置と交差する方向に流路が変更され、具体的には、第1作動油給排ポートAとアクチェータ側第2ポートDとが連通する。また第2作動油給排ポートBとアクチェータ側第1ポートCとが連通する。
即ち油圧ポンプ85の吐出側が手動切替え弁81の第1作動油給排ポートAに接続されている。また戻り配管86は、作動油タンク73と手動切替え弁81の第2作動油給排ポートBを繋ぐものである。
さらにリリーフ弁87は、油圧ポンプ85の吐出側と戻り配管86との間に設けられている。
前記した様に、アタッチメント側油圧回路40には、カプラ60,61がある。またショベル側油圧回路41にもカプラ83,84がある。
そして本実施形態では油圧ショベル2側のカプラ83,84と、建築作業用アタッチメント1側のカプラ60,61との間が油圧ホース88a,88bによって接続されている。なおアタッチメント側油圧回路40と、ショベル側油圧回路41との間を接続する部材は任意であり、パイプを使用してもよい。
接続の結果、ショベル側油圧回路41にある手動切替え弁81の、アクチェータ側第1ポートCが、建築作業用アタッチメント1側の回路切替え手段45の第1作動油給排ポートaと接続されている。また手動切替え弁81のアクチェータ側第2ポートDが、回路切替え手段45の第2作動油給排ポートbと接続されている。
建築作業用アタッチメント1では、整流回路90と、蓄電池91と、受信機48と、外部リレー93とを有している。受信機48は、所定の信号を受信することによって内部リレー95を通電状態にするものである。
本実施形態の建築作業用アタッチメント1は、前記した油圧発電機70で発電した電気を整流回路90で整流し、蓄電池91に蓄電することができる。
より具体的には、油圧発電機70の各コイル78が整流回路90に接続されて直流に整流される。そして整流回路90のプラス極と、蓄電池91のプラス極が接続され、さらに整流回路90のマイナス極と、蓄電池91のマイナス極が接続されている。
また受信機48には、外部リレー93のリレーソレノイド96が直列接続されている。また回路切替え手段45の電磁弁ソレノイド47には、外部リレー93の端子97が直列接続されている。
この様に本実施形態では、建築作業用アタッチメント1に搭載された電気機器たる受信機48と、回路切替え手段45と、外部リレー93の3者が、蓄電池91又は油圧発電機70から電力供給を受けて動作する。
建築作業用アタッチメント1は、ショベル側油圧回路41から作動油の供給を受けて動作する。即ちショベル側油圧回路41の油圧ポンプ85を動作させ、手動切替え弁81を第1位置又は第3位置にすると、昇圧された作動油が、アタッチメント側油圧回路40に導入される。
またアタッチメント側油圧回路40に導入された作動油は、回路切替え手段45の切替え位置に応じて、油圧モータ15又は油圧シリンダー20に対して選択的に供給される。
即ち回路切替え手段45が第1位置にある場合には、作動油は油圧シリンダー20だけに導入される。
一方、回路切替え手段45が第2位置にある場合には、作動油は油圧モータ15だけに導入される。
即ち油圧ショベル2側の手動切替え弁81が第1位置にある場合は、油圧シリンダー20は伸びる。また油圧ショベル2側の手動切替え弁81が第1位置にある場合は、油圧モータ15に対して作動油が第1作動油給排ポートAから導入され、油圧モータ15は正回転する。
より詳細に説明すると、油圧ショベル2側の手動切替え弁81が第1位置にあり、建築作業用アタッチメント1の回路切替え手段45が第1位置にある場合には、油圧シリンダー20は伸び方向に動作する。
また油圧ショベル2側の手動切替え弁81が第1位置にあり、建築作業用アタッチメント1の回路切替え手段45が第2位置にある場合には、油圧モータ15は正回転する。
より詳細に説明すると、油圧ショベル2側の手動切替え弁81が第3位置にあり、建築作業用アタッチメント1の回路切替え手段45が第1位置にある場合には、油圧シリンダー20は縮み方向に動作する。
また油圧ショベル2側の手動切替え弁81が第3位置にあり、建築作業用アタッチメント1の回路切替え手段45が第2位置にある場合には、油圧モータ15は逆回転する。
一方、油圧ショベル2側の手動切替え弁81が第3位置にある場合は、往き側となり、作動油は油圧ショベル2側から建築作業用アタッチメント1側に向かって流れる。
発電された電力は、整流回路90で整流され、さらに蓄電池91に蓄電される。そして必要に応じて、受信機48、外部リレー93、回路切替え手段45の電磁弁ソレノイド47で消費される。
発電された電力は、整流回路90で整流され、さらに蓄電池91に蓄電される。そして必要に応じて、受信機48、外部リレー93、回路切替え手段45の電磁弁ソレノイド47で消費される。
従って、アクチェータたる油圧モータ15や油圧シリンダー20は、不都合なく動作し、所定の仕事を行う。
また本実施形態の建築作業用アタッチメント1には、受信機が搭載されており、当該受信機が受信した信号によって、回路切替え手段45が切り換えられる。従って、本実施形態の建築作業用アタッチメント1では、回路切替え手段45を動作させるための信号線や動力線、パイロット配管等が一切不要である。そのため、本実施形態の建築作業用アタッチメント1は配管接続や電気配線が簡便なもので足る。
さらに建築作業用アタッチメント1の使用時間を積算する計算機を搭載することも考えられる。
電磁弁を電気機器として採用する例として、散水機能付きの解体機が挙げられる。散水機能付きの解体機は、例えば図7に示すようなアクチェータ(シリンダー)99を動作させる油圧回路98を持つと共に、図8に示すような散水回路100を備えている。散水回路100は、散水ポンプ101と、電磁シャットオフ弁102と、散水ノズル103が直列的に接続されたものである。
そして例えば、油圧回路98のアクチェータ(シリンダー)99から油圧ショベル(自走式作業台車)2の油圧発生装置82側に作動油を戻す作動油給排出配管105に油圧発電機70等を設けて発電を行い、この電力で電磁シャットオフ弁102を動作させる。
ただし油圧シリンダー駆動回路43及び油圧モータ駆動回路42は、選択的に作動油が流れるものであり、常時作動油が流れない。これに対して先の実施形態で示した回路切替え手段45とショベル側油圧回路41の間は、油圧シリンダー駆動回路43等に比べて作動油が流れる頻度が高いので、油圧発電機70を取り付ける位置として推奨される。
樹脂等のフレームに永久磁石を装着する構造を採用する場合には、表面にN極とS極が交互に現れる様に配置することが望ましい。
本構成によると、回転子のフレームが回転することにより、フレームの周囲に装着された永久磁石が管体75のキャビティ76内で回転し、発電が行われる。
2 油圧ショベル(自走式作業台車)
3 アーム
5 取り付け用ブラケット部
6 回転座部
7 破砕アーム部
15 油圧モータ
20 油圧シリンダー
40 アタッチメント側油圧回路
41 ショベル側油圧回路
42 油圧モータ駆動回路
43 油圧シリンダー駆動回路
45 回路切替え手段
46 発電流路
48 受信機
65 主流路
66 バイパス流路
70 油圧発電機
71 バイパス流路調節手段
72 逆止弁
73 作動油タンク
75 管体
76 キャビティ
77 永久磁石
78 コイル
81 手動切替え弁
82 油圧発生装置
85 油圧ポンプ
86 戻り配管
87 リリーフ弁
91 蓄電池
98 油圧回路
99 アクチェータ(シリンダー)
100 散水回路
Claims (6)
- 油圧発生装置とアームを有する自走式作業台車の、前記アームに取り付けられて使用される土木又は建築作業用アタッチメントであって、前記自走式作業台車側の油圧発生装置から作動油の供給を受けて動作する油圧アクチェータと、当該油圧アクチェータに作動油を供給及び/又は排出する作動油給排出配管を備えた土木又は建築作業用アタッチメントにおいて、
作動油を通過させることによって発電する油圧発電機と蓄電池とを有し、当該油圧発電機が作動油給排出配管の一部に設けられていて作動油給排出配管を通過する作動油によって発電され、発電された電気が前記蓄電池に蓄電されることを特徴とする土木又は建築作業用アタッチメント。 - 油圧発電機をバイパスするバイパス流路と、バイパス流路を流れる作動油の流量を増減させて油圧発電機と油圧アクチェータとの間の圧力を規制するバイパス流路調節手段とを備え、油圧アクチェータ側から油圧発電機の取り付け部位を通過して油圧発生装置側に作動油が戻る際に、油圧アクチェータ側の圧力が一定以上に上昇することを阻止することを特徴とする請求項1に記載の土木又は建築作業用アタッチメント。
- 送信機又は受信機の少なくともいずれかを備え、送信機又は受信機の少なくともいずれかは蓄電池又は油圧発電機から電力供給を受けて動作することを特徴とする請求項1又は2に記載の土木又は建築作業用アタッチメント。
- 油圧アクチェータを制御する制御弁を有し、当該制御弁は無線信号によって弁体を動作させることが可能であり、当該制御弁を動作させる電力が蓄電池又は油圧発電機から供給されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の土木又は建築作業用アタッチメント。
- 油圧発電機は、作動油が通過するキャビティと、永久磁石と、コイルとを有し、前記キャビテイ内に永久磁石が回転可能に配され、キャビティの外側に前記コイルが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の土木又は建築作業用アタッチメント。
- 油圧発電機の取り付け位置は、油圧アクチェータに対して作動油を供給する供給路として機能する場合と、油圧アクチェータから作動油を排出する供給路として機能する場合がある往復路であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の土木又は建築作業用アタッチメント。
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