JP2014040073A - 木質化粧板 - Google Patents

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Abstract

【課題】集成材を用いた木質化粧板を効率良く提供する。
【解決手段】木質化粧板1は、複数の一次ラミナ3が繊維方向を同じ方向に向けて接着一体化された矩形の集成材5を、繊維方向と直交する方向に切断して複数の二次ラミナ7とし、二次ラミナ7を接着一体化してなる。
【選択図】図4

Description

この発明は、集成材を用いた木質化粧板の改良に関する。
特許文献1には、集成材を用いた木質化粧板が開示されている。この木質化粧板は、複数の一次ラミナを繊維方向が同じ方向に向くように並べて接着一体化することで矩形の集成材を得、この集成材を繊維方向に対して15°〜45°の角度で斜めに切断して複数の二次ラミナとし、再度この二次ラミナを接着一体化することで、立体感を浮き出させるようにしている。
特開平9−254109号公報(段落0005欄、図1及び図2)
しかし、上記の特許文献1では、同じ長さの集成材を繊維方向に対して斜めに切断しているため、集成材の中央で得られる二次ラミナが一番長く、角に近づく従って短い二次ラミナとなり、1枚の集成材から切り出される二次ラミナの長さが不揃いである。これでは、同じ長さの二次ラミナを得るのに多数の集成材を用意しなければならず、生産効率が悪い。
また、得られた二次ラミナは、長手方向両端の短辺が長手方向に延びる長辺に対して傾斜していて直角でないため、ほぼ同じ長さの二次ラミナを集めて並べたとしても、そのまま接合一体化すると、得られた木質化粧板の両サイドは、ギザギザになっていて端末処理をしなければならず、この点においても生産効率が悪い。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、集成材を用いた木質化粧板を効率良く提供することである。
上記の目的を達成するため、この発明は、一次ラミナからなる集成材の切断の仕方に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、第1の発明は、複数の一次ラミナが繊維方向を同じ方向に向けて接着一体化された矩形の集成材を、繊維方向と直交する方向に切断して複数の二次ラミナとし、該二次ラミナを接着一体化してなることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、上記二次ラミナは、木口面が木質化粧板の表面及び裏面に向くように接着一体化されていることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、上記二次ラミナは、木口面が木質化粧板の表面及び裏面に向くタイプと、木口面が接着面となるタイプとが混在するように接着一体化されていることを特徴とする。
第4の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明において、上記二次ラミナには、液状の処理剤が木口面から含浸されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、複数の二次ラミナは、矩形の集成材を構成する一次ラミナの繊維方向と直交する方向に切断されて長さが揃っているため、長さが不揃いな特許文献1の場合に比べて、用意すべき集成材の数が大幅に低減され、立体感及び高級感を現出した木質化粧板が効率良く生産できる。
また、得られた二次ラミナは、長手方向両端の短辺が長手方向に延びる長辺に対して直角になっているため、端末処理を施すことなくそのまま接合一体化することで木質化粧板とすることができ、この点においても生産効率が良い。
第2の発明によれば、木質化粧板の表面及び裏面には、二次ラミナの木口面が向いていて導管が露呈しているため、吸放湿性能が向上する。また厚さ方向と繊維方向が一致するため、厚さ方向の寸法安定性が向上する。
第3の発明によれば、木質化粧板の表面(意匠面)に木口面の年輪模様と板目面、柾目面の模様とが混在して意匠性に富んだ模様になるとともに、木質化粧板全体として方向性に関係なく寸法安定性が向上する。
第4の発明によれば、二次ラミナは、液状の処理剤が木口面から含浸されて、例えば防虫性及び難燃性等の諸機能の付与により耐久性が確保される。
実施形態1に用いる一次ラミナの斜視図である。 図1の一次ラミナで構成された集成材の斜視図である。 図2の集成材を切断してなる二次ラミナの斜視図である。 実施形態1に係る木質化粧板を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のA部を拡大した側面図である。 実施形態2の図4(a)相当図である。 実施形態3の図4(a)相当図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図4は実施形態1に係る木質化粧板1を示す。この木質化粧板1は、二種類のラミナを用いて形成されたものであり、例えば壁材、床材、天井材及びカウンター等に適用される。図1に一次ラミナ3を、図2に上記一次ラミナ3で構成された集成材5を、図3に上記集成材5を切断してなる二次ラミナ7をそれぞれ示す。
上記一次ラミナ3は、例えば杉、ヒノキ等の天然木材からなる角材であり、長手方向両端面が正方形をしていて当該端面を木口面3aとし、該木口面3aに年輪及び導管が露呈している。また、上記両木口面3aを除く4つの側面3bに木目(板目、柾目)が長手(繊維)方向に延びている。
上記集成材5は、複数の上記一次ラミナ3を繊維方向を同じ方向に向けて接着一体化されて形成されている。つまり、隣り合う一次ラミナ3の木口面3aの年輪の向きを変えて、側面3b同士を接着剤(図示せず)で接着一体化して1枚の矩形板状の集成材5としている。
したがって、この集成材5は、図2に示すように、一次ラミナ3の木口面3aに相当する側面5a(図2で左側の側面)に年輪及び導管が露呈し、側面5b(図2で右側の側面)、表面5c及び裏面に木目(板目、柾目)が露呈している。上記接着剤としては、例えば高周波木工用の水性酢酸ビニル樹脂エマルジョン等であるが、これに限定されない。
上記二次ラミナ7は、図2に仮想線で示すように、上記集成材5を繊維方向と直交する方向に切断して形成される。この二次ラミナ7も、図3に示すように、上記一次ラミナ3と同様に長手方向両端面7aが正方形の角材であるが、該両端面7a、及び4つの側面7bのうち互いに反対側の2つの側面7b(図3で上下面)には、木目(板目、柾目)が露呈している。また、上記残り2つの側面7b(図3で左右側面)には、年輪及び導管が露呈しており、以下、この側面7bを木口面7bと言う。
この二次ラミナ7には、液状の処理剤(図示せず)が木口面7bから含浸されている。上記処理剤としては、例えば防腐性、耐水性、耐光性、難燃性、機械的強度等の諸機能付与を目的としたものである。
この実施形態1に係る木質化粧板1は、複数の上記二次ラミナ7を接着一体化して形成されている。
具体的には、複数の二次ラミナ7を木口面7bが互いに対向するように向け、かつ木質化粧板1の表面及び裏面となる隣り合う二次ラミナ7の側面7bの木目が連続しないように並べ、木口面7b同士を接着剤(図示せず)で接着一体化して矩形板状の木質化粧板1に形成される。ここで用いる接着剤は、上記一次ラミナ3の接着に用いたのと同じ接着剤でよい。
したがって、この木質化粧板1は、図4(a)に示すように、二次ラミナ7の木口面7bに相当する側面1a(図2で左側の側面)に年輪及び導管が露呈し、他の側面1b(図2で右側の側面)、表面1c及び裏面に木目(板目、柾目)が露呈している。
この木質化粧板1の表面は、目止めやサンダー掛けにより平滑に仕上げられた後、図4(b)に示すように、表面保護及び意匠性向上を目的としたトップコート層9が施されて完成品となる。なお、トップコート層9は必要に応じて下塗り、上塗り等の複数層で形成しても良い。
このように構成された木質化粧板1は、集成材5として複数の一次ラミナ3が繊維方向を同じ方向に向けて接着一体化された矩形のものを用い、かつ複数の二次ラミナ7として上記集成材5を繊維方向と直交する方向に切断したものを用い、この二次ラミナ7を接着一体化して形成している。
したがって、上記複数の二次ラミナ7は、長さが揃っているので、長さが不揃いな特許文献1の場合に比べて、用意すべき集成材の数を大幅に低減でき、立体感及び高級感を現出した木質化粧板1の生産効率を高めることができる。
また、上記二次ラミナ7は、長手方向両端の短辺が長手方向に延びる長辺に対して直角になっているので、端末処理を施すことなくそのまま接合一体化することで木質化粧板とすることができ、この点においても生産効率を向上させることができる。
さらに、上記二次ラミナ7に液状の処理剤を木口面7bから含浸させているので、例えば防虫性及び難燃性等を目的とした処理剤を用いることで木質化粧板1の耐久性を確保することができる。一般的に集成材5に処理剤を含浸する場合、一次ラミナ3の木口面3aから含浸させても木口面近傍しか処理剤は含浸しないので、木質化粧板1の一部しか機能しない。一方、本発明の二次ラミナ7の木口面7bから処理剤を含浸する場合、二次ラミナ7は短く切断されているのでラミナ全体に処理剤が含浸される。したがって、二次ラミナ7を配置して接着した木質化粧板1は全体的に均等に機能を発揮する。
(実施形態2)
図5は実施形態2に係る木質化粧板1を示す。この実施形態2では、二次ラミナ7は、木口面7bが木質化粧板1の表面1c及び裏面に向くように接着剤で接着一体化されている。なお、集成材5から二次ラミナ7を切り出す要領は、実施形態1と同じであるのでその詳細な説明は省略する。
具体的には、図3に示す二次ラミナ7を実施形態1とは90°向きを変えて木口面7b(側面)を上下に向けて並べ、他の側面7b同士を接着剤(図示せず)で接着一体化して矩形板状の木質化粧板1としたものである。
したがって、この木質化粧板1は、表面1c及び裏面に年輪及び導管が露呈し、4つの側面1a,1bに木目(板目、柾目)が露呈している。
この実施形態2では、実施形態1と同様の効果に加えて、木質化粧板1の表面1c及び裏面に露呈している導管により、吸放湿性能が向上する。また厚さ方向と繊維方向が一致するため、厚さ方向の寸法安定性が向上する。
(実施形態3)
図6は実施形態3に係る木質化粧板1を示す。この実施形態3では、二次ラミナ7は、木口面7bが木質化粧板1の表面1c及び裏面に向くタイプと、木口面7bが接着面となるタイプとが混在するように接着一体化されている。なお、集成材5から二次ラミナ7を切り出す要領は、実施形態1と同じであるのでその詳細な説明は省略する。
具体的には、木口面7bを横に向けた二次ラミナ7(実施形態1の場合)と、木口面3aを上下に向けた二次ラミナ7(実施形態2)とを1列置きに交互に並べ、側面7b同士を接着剤(図示せず)で接着一体化して矩形板状の木質化粧板1としたものである。
したがって、この実施形態3では、実施形態1と同様の効果に加えて、木質化粧板1の表面(意匠面)1cに木口面の年輪模様と板目面、柾目面の模様とが混在して意匠性に富んだ模様になるとともに、二次ラミナ7の寸法安定性の良い繊維方向が直交する方向に混在して配置されるので、木質化粧板全体として方向性に関係なく寸法安定性が向上する。
なお、上記の各実施形態では、一次ラミナ3及び二次ラミナ7として、長手方向両端面が正方形のものを用いたが、長方形であってもよく、両者が混在したタイプのものであってもよい。
また、実施形態3では、木口面3aの向きの異なる2タイプの二次ラミナ7を1列置きに交互に並べて木質化粧板1を形成したが、2列置きにしてもよく、規則性のないランダム配列にしてもよい。
この発明は、例えば壁材、床材、天井材及びカウンター等の木質化粧板について有用である。
1 木質化粧板
3 一次ラミナ
5 集成材
7 二次ラミナ
7b 木口面

Claims (4)

  1. 複数の一次ラミナが繊維方向を同じ方向に向けて接着一体化された矩形の集成材を、繊維方向と直交する方向に切断して複数の二次ラミナとし、該二次ラミナを接着一体化してなることを特徴とする木質化粧板。
  2. 請求項1に記載の木質化粧板において、
    上記二次ラミナは、木口面が木質化粧板の表面及び裏面に向くように接着一体化されていることを特徴とする木質化粧板。
  3. 請求項1に記載の木質化粧板において、
    上記二次ラミナは、木口面が木質化粧板の表面及び裏面に向くタイプと、木口面が接着面となるタイプとが混在するように接着一体化されていることを特徴とする木質化粧板。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の木質化粧板において、
    上記二次ラミナには、液状の処理剤が木口面から含浸されていることを特徴とする木質化粧板。
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