JP2014039939A - 絞り圧延装置及び絞り圧延装置用ロール - Google Patents

絞り圧延装置及び絞り圧延装置用ロール Download PDF

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Abstract

【課題】内面角張の発生を抑制する絞り圧延装置を提供する。
【解決手段】絞り圧延装置は複数のスタンドを備え、複数のスタンドは、複数の粗スタンドと、複数の粗スタンドの後方に配置される1又は複数の仕上げスタンドとを備える。粗スタンドのロール(10)は、横断形状が弓状の溝(20)を有する。溝(20)は、底部(21)と一対のフランジ部(22)とを含む。底部21の横断形状は、パスライン(PL)と底部中央(GB)との間の距離(DB)よりも短い半径(R0)を有する円弧である。溝(20)の縁(GE)とパスライン(PL)との間の距離(DE)は、距離(DB)よりも長い。
【選択図】図5

Description

本発明は、絞り圧延装置に関し、金属管を絞り圧延する絞り圧延装置及び絞り圧延装置用ロールに関する。
サイザやストレッチレデューサに代表される絞り圧延装置は、金属管を所定の外形寸法に絞り圧延する。絞り圧延装置の種類としては、各々が3個のロールを有する複数のスタンドを備えた3ロール式絞り圧延装置、各スタンドが4個のロールを有する4ロール式絞り圧延装置等が知られている。
絞り圧延装置は、通常、パスラインに沿って配列された複数のスタンドを備える。各スタンドは、孔型を形成する溝を有する複数のロールを含む。たとえば、3ロール式絞り圧延装置では3個のロールがパスライン周りに等間隔に配置され、かつ、前段のスタンドに含まれる3個のロールから圧延軸周りに60°ずらして配置される。絞り圧延中に管の外周に作用する半径方向応力の分布をなるべく均一にするためである。
また、4ロール式絞り圧延装置の各スタンドは、孔型を形成する溝を有する4個のロールを含む。4個のロールは圧延軸周りに等間隔に配置され、かつ、前段のスタンドの4個のロールから圧延軸周りに45°ずらして配置される。
このような規則的なロールの配列は、金属管に偏肉を発生させる場合がある。具体的には、絞り圧延後の金属管の内周面の横断形状が、円形状ではなく、六角形又は八角形等の多角形になる場合がある。このような金属管の偏肉は、「内面角張」と称される。
特開平6−238308号公報(特許文献1)は、内面角張を抑制する絞り圧延方法を提案する。特許文献1では、絞り圧延機の各ロールスタンドを構成する各ロールのフランジ側ロール面の半径を、カリバー底側ロール面の半径よりも大きくする。そして、カリバー側ロール面の横断形状を、圧延パス軸よりも外方にオフセットした点を中心とした半径を有する円弧とする。
国際公開第2005/070574号(特許文献2)は、内面角張及びエッジ疵を抑制する絞り圧延装置を提案する。特許文献2では、絞り圧延装置の各スタンドのロールの溝において、溝の底部は、横断形状で圧延軸を中心とした第1の半径を有する円弧であり、溝のロールフランジ部の表面と圧延軸との間の距離は、第1の半径よりも長い。溝の縁と圧延軸との間の距離は、前段のスタンドに含まれるロールの溝における第1の半径よりも長い。特許文献2においては、溝の底部を第1の半径を有する円弧とすることにより、内面角張が抑制されると記載されている。
特開平6−210318号公報(特許文献3)は、内面角張を抑制する絞り圧延方法を提案する。特許文献3では、冷間圧延を行う4ロール式絞り圧延装置において、ロール溝縁部の孔型半径が、ロール溝中央部の孔型半径よりも大きく、かつ、前段のロール溝中央部の孔型半径よりも小さい。
特開平6−238308号公報 国際公開第2005/070574号 特開平6−210318号公報
しかしながら、特許文献1〜3の絞り圧延方法を利用しても、内面角張が発生する場合がある。
本発明の目的は、内面角張の発生を抑制する絞り圧延装置を提供することである。
本実施の形態による絞り圧延装置は、パスラインに沿って配列された複数のスタンドを備え、金属管を絞り圧延する。複数のスタンドは、複数の粗スタンドと、1又は複数の仕上げスタンドとを備える。仕上げスタンドは、複数の粗スタンドの後方に配置される。粗スタンドは、パスラインの周りに配置されたn個(n≧3)のロールを含む。n個のロールは前段の粗スタンドに含まれるn個のロールからパスライン周りに180°/nずらして配置される。ロールは、横断形状が弓状の溝を有する。溝は、底部と、一対のフランジ部とを含む。フランジ部は、底部と溝の縁との間に位置する。底部の横断形状は、パスラインと底部の中央との間の距離DBよりも短い半径R0を有する円弧である。溝の縁とパスラインとの間の距離DEは、距離DBよりも長い。
本実施の形態による絞り圧延装置は、内面角張の発生を抑制する。
図1は、本実施の形態による絞り圧延装置の側面図である。 図2は、図1中の粗スタンドの正面図である。 図3は、図2の粗スタンドの前段の粗スタンドの正面図である。 図4は、図1に示す絞り圧延装置による金属管の絞り圧延を示す模式図である。 図5は、図2及び図3中の粗スタンド内のロールの正面図である。 図6は、内面角張が生じた金属管の横断面図である。 図7は、単一R溝を有するロールの正面図である。 図8は、ダブルR溝を有するロールの正面図である。 図9は、図5に示す溝の形状を説明するための模式図である。 図10は、図7に示す単一R溝を有するロールで圧延された金属管の外周面の横断面図である。 図11は、図10に示す金属管の圧延直前の、金属管と単一Rロール溝との位置関係を示す図である。 図12は、図11において圧延された金属管に掛かる周方向の応力分布を示すFEM解析結果図である。 図13は、図5に示す溝を有するロールで圧延された金属管の外周面の横断面図である。 図14は、図13の金属管の圧延直前の、金属管と図5に示す溝との位置関係を示す図である。 図15は、図14において圧延された金属管に掛かる周方向の応力分布を示すFEM解析結果図である。 図16は、実施例で絞り圧延された金属管の肉厚のばらつきを示すFEM解析結果図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[絞り圧延装置の構成]
図1は、本実施の形態による絞り圧延装置1の側面図である。図1を参照して、絞り圧延装置1は、パスラインPLに沿って配列された複数のスタンドSTを備える。複数のスタンドSTは、複数の粗スタンドST1〜STm(mは自然数)と、仕上げスタンドSTm+1〜STk(kはmよりも大きい自然数)とを備える。
粗スタンドST1〜STmは、主として、金属管を縮径する。仕上げスタンドSTm+1〜STkは、粗スタンドST1〜STmの後方に一列に配列される。仕上げスタンドSTm+1〜STkは、粗スタンドST1〜STmにより縮径された金属管の形状を整え、金属管の外周面の横断形状の真円度を高める。一般的に仕上げスタンドは、絞り圧延装置1の最終スタンドを含む後方側に配置される複数のスタンドのうち、圧下率が3%以下に設定されるスタンドのことをいう。ここで、第iスタンドSTiにおける圧下率とは、(スタンドSTi−1の孔型の平均直径−スタンドSTiの孔型の平均直径)/スタンドSTi−1の孔型の平均直径×100%で表される。ただし、孔型の平均直径は、パスラインPLとロール溝底部中央との距離(図5中の距離DB)と、パスラインPLとロール溝縁との距離(図5中の距離DE)との和である。
図1では、複数の粗スタンドST1〜STmの後方に、複数の仕上げスタンドSTm+1〜STkを備える。しかしながら、絞り圧延装置1は、複数の粗スタンドST1〜STmの後方に、1つの仕上げスタンドSTm+1のみを備えてもよい。ただし、たとえば、各スタンドが3つのロールで構成される場合、後述する図2及び図3に示すように隣り合うスタンドにおいて、3つのロールの圧下方向は異なる。このような場合は、圧下方向毎に少なくとも1つの仕上げスタンドを備えることが望ましい。したがって、各スタンドが3つのロールを備えるタイプの絞り圧延装置の場合は、少なくとも2つの仕上げスタンドを備えることが望ましい。
図2及び図3は、粗スタンドSTi(i=2〜m)及びスタンドSTi−1の正面図である。スタンドSTi−1は、スタンドSTiの前段に配置される。図2及び図3を参照して、各粗スタンドSTは、3つのロール10を備える。パスラインPL周りに互いに120°の位置に配置される3個のロール10を含む。ロール10は横断面が弓状をなす溝20を有し、3つのロールROの溝20は孔型PAを形成する。
図2及び図3に示すとおり、粗スタンドSTiに含まれる3個(n=3)のロール10は、前段のスタンドSTi−1に含まれる3個のロール10からパスラインPL周りに60°(=180°/n、n=3)ずれて配置される。
各スタンドSTの3個のロール10は図示しないベベルギアにより互いに接続され、3個のロール10のうちの1つを図示しないモータにより回動させる。これにより、すべてのロール10が回動する。3つのロール10が3つのモータにより回動してもよい。
各スタンドSTの3個のロールにより形成される孔型の断面積は、後段のスタンドSTのものほど小さくなる。換言すれば、スタンドST1で形成される孔型の断面積が最も大きく、最後尾のスタンドSTkで形成される孔型の断面積が最も小さい。図4に示すように、金属管HSはパスラインPLに沿ってスタンドST1からスタンドSTkまでを通って絞り圧延される。
[粗スタンドST1〜STmのロール10]
粗スタンドST1〜STmに含まれるロール10は、図5に示す溝20を有する。以降、本明細書において、ロール10のロール軸を含む断面での溝20の形状を、溝20の「横断形状」と称する。溝20の横断形状は、弓状である。
溝20は、底部21と、一対のフランジ部22とを含む。底部21は、溝20の中央に配置される。底部21の横断形状は、地点C21を中心(以下、地点C21を中心C21という)とし、半径R0を有する円弧である。中心C21は、パスラインPLよりも溝20側に配置される。より具体的には、中心C21は、パスラインPLと、底部21の中央GBとの間に配置される。そのため、半径R0は、パスラインPLと底部中央GBとの間の距離DBよりも短い。半径R0が距離DBよりも短いため、底部21の横断形状の曲率は、パスラインPLを中心とする円弧の曲率よりも、大きくなる。これにより、金属管に内面角張が発生するのを抑制できる。
フランジ部22は、底部21の端23と溝20の縁GEとの間に配置される。パスラインPLと溝縁GEとの間の距離DEは、距離DBよりも長い。図5において、フランジ部22の横断形状は、半径R1を有する円弧である。半径R1は、半径R0よりも長い。距離DBが距離DEよりも長く、半径R1が半径R0よりも長いため、圧延時のエッジきずの発生が抑制される。
図6は、3ロール式の絞り圧延装置での圧延後において、内面角張が発生した金属管の横断面図である。図6を参照して、本明細書において、金属管HSの中心CNから真上に延びる軸を、基準軸REFと定義する。そして、金属管HSの外周面のうち、基準軸REF上の地点を地点「P0」と称する。さらに、金属管HSの外周面のうち、基準軸REFと30°をなす線分上の点を地点「P30」と称し、基準軸REFと60°をなす線分上の点を地点「P60」と称する。
内面角張が発生した金属管HSでは、偏肉が発生して内面の横断形状が多角形状になる。より具体的には、金属管HSの横断面において、肉厚が薄い部分(以下、薄肉部という)TAと、肉厚が厚い部分(以下、厚肉部という)TBとが、中心軸CN周りに交互に形成される。厚肉部TBは、薄肉部TAに対して、中心軸CN周りに30°ずれて形成される。そして、厚肉部TBは、隣り合う他の厚肉部TBに対して、中心軸CN周りに60°ずれて配置される。薄肉部TAも同様に、隣り合う他の薄肉部TAに対して、中心軸CN周りに60°ずれて配置される。
薄肉部TAは、地点P0及びP60に形成される。つまり、地点P0から60°おきに形成される。同様に、厚肉部TBは、地点P30に形成され、さらに、地点P30から60°おきに形成される。要するに、内面角張が発生した金属管HSでは、内面の断面形状が6角形状になる。
厚肉部TBは、絞り圧延時に地点P30及び地点P30から60°おきの地点(以下、単に地点P30という)に掛かる圧下量が大きくなると、発生しやすい。絞り圧延時の累積の圧下量が大きい地点ほど、圧下により増肉するためである。したがって、厚肉部T30の肉厚を小さくして内面角張を抑制するためには、地点P30での累積の圧下量を小さくすればよい。
[溝20の作用]
以下、溝20を有するロール10の作用について、説明する。溝20の効果を、単一R溝及びダブルR溝と比較しながら説明する。
[単一R溝及びダブルR溝]
[単一R溝]
初めに、単一R溝及びダブルR溝について説明する。図7は、単一R溝50を有するロールの正面図である。図7を参照して、単一R溝50の横断形状は、半径R50を有する単一の円弧である。そして円弧の中心C50は、底部中央GBとパスラインPLとを結ぶ線分(基準軸REF)のパスラインPL側の延長線上に配置される。したがって、半径R50は、パスラインPLから底部中央GBまでの距離DBよりも長い。
図7に、半径DBを有し、パスラインPLを中心とした仮想円VCを示す。単一R溝50のうち、基準軸REFからパスラインPL周りに30°の地点を「地点G30」と定義する。地点G30は、仮想円VCの外側に配置されている。したがって、地点G30とパスラインPLとの間の距離D30は、距離DBよりも長い。
さらに、溝縁GEとパスラインPLとの間の距離DEは、距離D30よりも長い。要するに、単一R溝50の任意の点GとパスラインPLとの間の距離は、底部中央GBから溝縁GEに向かうほど、長くなる。
[ダブルR溝]
図8は、ダブルR溝60を有するロールの正面図である。図8を参照して、ダブルR溝60の横断形状は弓状であり、底部601と、一対のフランジ部602とを有する。底部601の横断形状は、半径R60を有し、中心C60を有する円弧である。中心C60は、底部中央GBとパスラインPLとを結ぶ線分(基準軸REF)のパスラインPL側の延長線上に配置される。したがって、半径R60は、半径R50と同様に、距離DBよりも長い。フランジ部602は、底部601の端点63と、溝縁GEとの間に配置される。フランジ部602の横断形状は円弧である。フランジ部602の円弧の半径R61は、底部601の円弧の半径R60よりも大きい。フランジ部602の円弧の中心C61は、端点63と中心C60とを結ぶ線分の、中心C60側の延長線上に配置される。要するに、溝60は、2種類の円弧を含む。
図8においても、半径DBの仮想円VCを示している。ダブルR溝60の地点G30は、仮想円VCの外側に位置する。したがって、地点G30とパスラインPLとの間の距離D30は、距離DBよりも大きい。さらに、溝縁GEとパスラインPLとの間の距離DEは、距離D30よりも大きい。
以上より、ダブルR溝60上の任意の点GとパスラインPLとの間の距離は、単一R溝50と同様に、底部中央GBから溝縁GEに向かうほど、長くなる。
[溝20の形状]
これに対して、図9に示すとおり、本実施形態の溝20における地点G30は、仮想円VCの内側に位置する。したがって、地点G30とパスラインPLとの間の距離D30は、距離DBよりも短い。さらに、距離DEは、距離DBよりも長くなる。
要するに、溝20上の任意の点GとパスラインPLとの間の距離は、底部中央GBから地点G30周辺に向かって徐々に小さくなり、地点30周辺から溝縁GEに向かって再び大きくなる。
以上のとおり、単一R溝50及びダブルR溝60では、パスラインPLとの間の距離が底部中央GBから溝縁GEに向かって徐々に大きくなる。これに対して、溝20では、パスラインPLとの間の距離が、底部中央GBから溝縁GEに向かっていったん小さくなり、再び大きくなる。このような溝の横断形状の相違は、各粗スタンドSTでの圧延後の金属管HSの外周面の形状に影響する。以下、この点について詳述する。
[単一R溝50及びダブルR溝60による圧延後の金属管形状]
図10は、単一R溝50を有する絞り圧延装置のスタンドSTi−1において圧延した後の金属管HSの外周面の横断面図である。上述のとおり、単一R溝50は、パスラインPLとの間の距離が底部中央GBから溝縁GEに向かって大きくなる。そのため、金属管HSの外周面の横断形状は、基準軸REFから120°おきに3つの頂上PTを有し、各辺がパスラインPLに対して外側に凸状に湾曲した三角形状となる。
頂上PTとパスラインPLとの距離(以下、外半径Rという)は、距離DEとほぼ等しい。頂上PTからパスラインPL周りに60°ずれた地点P60に向かって、パスラインPLから金属管HSの外半径Rが徐々に小さくなり、地点P60で距離DBとなる。そして、地点P60から次の頂上PT(地点P0から120°の位置)に向かって金属管HSの外半径Rは再び大きくなる。
図11は、スタンドSTi−1で圧延された金属管HS(図10の金属管)が、後段のスタンドSTiに圧延される直前の、スタンドSTiのロールの単一R溝50と、金属管HSの外周面との位置関係を示す図である。
図11を参照して、スタンドSTiのロールは、スタンドSTi−1のロールと比較して、パスラインPL周りに60°ずれて配置される。したがって、圧延時において、金属管HSの地点P0(頂上PT)は、単一R溝50のうち、底部中央GBと同じく基準軸REF上に配置される。一方、金属管HSの地点P60は、単一R溝50のうち、溝縁GE近傍に配置される。
要するに、単一R溝50で金属管HSを圧延する場合、金属管HSのうち、前段のスタンドSTi−1のロールの溝縁GE近傍で圧延されパスラインPLとの距離が最も長い頂上PTが、後段のスタンドSTiの単一R溝50のうちパスラインPLとの距離が最も短い底部中央GBを含む基準軸REF上に配置される。そして、金属管HSのうち、前段のスタンドSTi−1のロールの底部中央GBで圧延されパスラインとの距離が最も短い地点P60が、後段のスタンドSTiの単一R溝50のうちパスラインPLとの距離が最も長い、溝縁GE近傍に配置される。
図12は、図11に示す単一R溝50で金属管HSを圧延したときの、金属管HSに掛かる周方向応力分布を示す図である。図12は、有限要素法(FEM)解析により求めた。図は、基準軸REFからパスラインPL周りに60°の範囲の金属管HS部分(つまり、地点P0、P30及びP60を含む範囲)に相当する。
図12を参照して、金属管HSの領域TEでは、周方向に引張応力が掛かっている。領域COLでは、周方向に低圧縮応力が掛かっている。領域COHでは、周方向に高圧縮応力(低圧縮応力の約2.5倍)が掛かっている。
図11及び図12を参照して、図11の頂上PTを含む周辺部分200に相当する部分には、高圧縮応力が掛かっている。そして、地点P30においても、高圧縮応力が掛かっている。これは、図11に示すとおり、周辺部分200がロールと重複しているため、周辺部分200に大きな圧下が掛けられるためと考えられる。一方、金属管HSの地点P60周辺部分では、高圧縮応力がかからない。これは、図11に示すとおり、地点P60の周辺部分はロールによる圧下が掛かりにくいことに起因していると考えられる。
図10〜図12での説明をまとめると、次のとおりとなる。図10に示すとおり、各粗スタンドSTでの圧延後の金属管HSは略三角形状となる。そして、粗スタンドSTi−1での圧延後の金属管HSの頂上PTの周辺部分200は、後段の粗スタンドSTiの底部中央GBと接触して周方向に高圧縮応力を付与される。一方、金属管HSの地点P60の周辺部分は、粗スタンドSTiの単一R溝50の溝縁GE近傍部分でロールによる圧下がかかりにくい。そのため、地点P60の周辺部分は、高圧縮応力がかからない。
スタンドSTiでの圧延後においては、金属管HSの地点P60が頂上PTになる。つまり、スタンドSTiにおいて高圧縮応力がかからない部分(P60)が金属管HSの頂上PTとなる。そして、金属管HSの地点P60は、スタンドSTi+1において圧下され、周方向に高圧縮応力を受ける。要するに、金属管HSの地点P0及び地点P60は、1スタンドおきに、周方向の高圧縮応力を受ける。
これに対して、金属管HSの地点P30は、図12を参照して、金属管HSの頂上がP0の場合であっても、P60の場合であっても、周方向の高圧縮応力を受ける。つまり、金属管HSの地点P30では、各スタンドST1〜STmの全てにおいて、周方向の高圧縮応力が付与されやすい。
したがって、単一R溝50のように、パスラインPLからの距離が溝の底部中央GBから溝縁GEに向かって大きくなる溝で絞り圧延を実施した場合、金属管HSの地点P30周辺部分は、各粗スタンドSTで周方向の高圧縮応力を受ける。周方向の高圧縮応力は金属管HSを増肉する。そのため、図6に示すとおり、絞り圧延後の金属管HSの地点P30(及び、地点P30から60°おきの地点)に、厚肉部TBが形成され、内面角張が発生する。
ダブルR溝60も、単一R溝50と同様に、パスラインPLからの距離が溝の底部中央GBから溝縁GEに向かって大きくなる。したがって、単一R溝50の場合と同様に、絞り圧延後の金属管HSに内面角張が発生しやすい。
[溝20による圧延後の金属管形状]
これに対して、溝20を有するロール10を絞り圧延に用いる場合、金属管HSの地点P30に付与される周方向の圧縮応力が軽減される。以下、この点を説明する。
図13は、ロール10を備えた粗スタンドSTi−1で圧延された金属管HSの形状を示す。図9を用いて説明したとおり、溝20の任意の点GとパスラインPLとの間の距離は、底部中央GBから地点G30近傍に向かって徐々に小さくなり、地点G30近傍から溝縁GEに向かって再び大きくなる。
そのため、圧延後の金属管HSの外周面の横断形状は、幾何学的には基準軸REFから60°おきに頂上を有し、各辺がパスラインPLと反対側に凸に湾曲した6角形状になる。金属管HSの横断形状のうち、地点P0及び地点P60に頂上が形成される。
このような金属管HSを後段の粗スタンドSTiで圧延する場合の、圧延直前の金属管HSと粗スタンドSTiの溝20の位置関係を図14に示す。
図14を参照して、金属管HSの頂上に相当する地点P0が、溝20の溝中央GBと同じく基準軸REF上に配置され、金属管HSの他の頂上に相当する地点P60が、隣り合う溝20の溝縁GEの間に配置される。
図15は、図14に示すスタンドSTiで圧延したときの、金属管HSに掛かる周方向の応力分布図である。図15は、図12と同様の方法で有限要素法により求めた。
図15を参照して、地点P30の周辺部分には、図12の場合のように、高圧縮応力が掛からない。図14に示すとおり、地点P0の周辺部分が、他の部分と比較して、ロール10との重複範囲が大きい。この場合、圧延時に金属管HSの地点P0の周辺部分が最初に溝20と接触して圧下される。この圧下の影響により、地点P30の周辺部分が、溝20に接触する前に、予め縮径される。したがって、地点P30周辺部分では、他の外周部分と比較して、圧下がされにくくなり、大きな圧縮応力が掛かりにくくなると考えられる。
以上のとおり、溝20での絞り圧延では、各粗スタンドSTにおいて、金属管HSの地点P30に過剰な圧縮応力が掛かるのを抑制できる。そのため、地点P30で増肉が発生しにくく、内面角張の発生が抑制される。
図5に戻って、溝20において、底部21の円弧の中心角A0は60°程度が好ましい。中心角A0が大きすぎれば、金属管HSのP30と異なる箇所で新たな増肉部が形成される場合があるからである。中心角A0の好ましい下限は5°であり、さらに好ましくは、10°である。好ましい中心角A0の上限は70°である。
好ましくは、パスラインPLと底部21の円弧の中心C21との間の距離(以下、オフセット量という)OFは、距離DBの0.5%〜10%である。
図5では、フランジ部22の横断形状は円弧である。しかしながら、フランジ部22の横断形状は円弧に限定されない。たとえば、フランジ部22は、直線であってもよい。フランジ部22が直線である場合、好ましくは、底部21の端23の接線25である。この場合、底部21とフランジ部22とが連続的になめらかに形成される。フランジ部22が弓状である場合、フランジ部22は、接線25よりもパスラインPL側に配置されるのが好ましい。
さらに、フランジ部22は、複数の円弧を含んでいてもよい。換言すれば、フランジ部22は、複数の曲率を有してもよい。たとえば、フランジ部22の横断形状は、底部21の端23と接触し、半径R0より大きい半径R1を有する第1円弧と、第1円弧の端と接触し、半径R1よりも大きい半径R2を有する第2円弧とを含んでもよい。フランジ部は弓状であって底部となめらかにつながっていれば、その湾曲形状は特に限定されない。
フランジ部22の溝縁GEとパスラインPLとの間の距離DEが、底部中央GBとパスラインPLとの間の距離DBよりも大きければ、フランジ部22の形状は特に限定されない。
なお、絞り圧延装置1の複数のスタンドSTのうち、最終の仕上げスタンドSTに含まれるロールの溝はたとえば、真円の孔型を形成する。この場合、3つの溝で形成される孔型は、パスラインPLを中心とした円弧である。仕上げスタンドSTは1つであってもよいし、複数であってもよい。仕上げスタンドSTが複数配置される場合、最終のスタンドST以外の他のスタンドのロール溝の形状は、溝20であってもよいし、他の形状であってもよい。
上述の本実施形態の溝を有するロールは、本発明は各スタンドが3個よりも多い数のロールを含む絞り圧延装置、たとえば、4ロール式絞り圧延装置にも適用できる。4ロール式のロールに溝20と同様の形状を有する溝を形成した場合であっても、上述の作用により、内面角張を抑制することができる。
種々の溝を有するロールを備える絞り圧延装置を用いて、絞り圧延のFEM解析を実施し、絞り圧延後の金属管の肉厚を求めた。
[試験方法]
マーク1〜4の3ロール式絞り圧延装置を想定した。各マークは、6つの粗スタンドST1〜ST6と、仕上げスタンドST7〜ST9を備えた。表1に、各タイプの粗スタンドのロール溝寸法を示す。
Figure 2014039939
表1を参照して、マーク1の各粗スタンドST1〜ST6のロールの溝は、図5に示す溝20と同じ形状であった。マーク2の各粗スタンドSTのロールの溝は、図7に示す単一R溝50と同じ形状であった。表1中のマーク2の「R0」欄には、図7中の半径R50の値が記載されている。マーク3の各粗スタンドSTのロールの溝は、図8に示すダブルR溝60と同じ形状であった。表1中のマーク3の「R0」欄には、図8中の半径R60の値が記載され、「R1」欄には図8中の半径R61の値が記載され、「A0」欄には、底部601の中心角の値が記載されている。マーク4の各粗スタンドSTのロールの溝は、図5において、オフセット量OFが「0」となる溝、つまり、底部21の円弧の中心C21が、パスラインPLと一致し、その他の点は溝20と同様の溝であった。
表1に示すとおり、次の式(1)〜(3)で定義される各スタンドの圧下率(%)は、初段スタンドでは1.5%、それ以外の粗スタンドSTにおいては4%であった。
圧下率(%)=(粗スタンドSTi−1の平均径D−粗スタンドSTiの平均径D)/(粗スタンドSTi−1の平均径D)×100 (1)
ただし、平均径D=DB+DE (2)
初段スタンドについては、
圧下率(%)=(素管外径−初段スタンドの平均径D)/(素管外径)×100 (3)
各マークの仕上げスタンドST7及びST8のロールの溝は、単一R溝50であった。各マークの最終の仕上げスタンドST9の孔型は真円(半径22.92mmの円)とした。
FEM解析では、外径60mm、肉厚6mmであって、炭素鋼に相当する金属管HSの1/6解析モデル(基準軸REFから中心CN周りに60°までの範囲)を用い、解析モデル内を複数の6面体要素で分割した。
FEM解析による絞り圧延後の金属管HSの肉厚を求めた。具体的には、基準軸REFから中心軸CN周りに約3°おきに、肉厚(mm)を求めた。
求めた肉厚に基づいて、各マークの偏肉率(%)を、以下の式(4)により求めた。
偏肉率=(最大肉厚−最小肉厚)/平均肉厚×100 (4)
[試験結果]
図16は、各マークでの絞り圧延後の金属管の、上記基準軸REF(展開角度=0°)からの約3°おきの地点での肉厚(mm)を示す。そして、表2は、各マークの絞り圧延後の金属管の偏肉率(%)を示す。
Figure 2014039939
図16及び表2を参照して、マーク1は、溝20を有する絞り圧延装置を使用した。そのため、金属管の偏肉が小さく、6%未満であった。
一方、マーク2〜マーク4の金属管はいずれも、肉厚がばらついた。そして、偏肉率はいずれも、6%を超えた。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
1 絞り圧延装置
10 ロール
20 溝
21 底部
22 フランジ部

Claims (4)

  1. パスラインに沿って配列された複数のスタンドを備え、金属管を絞り圧延する絞り圧延装置であって、
    前記複数のスタンドは、
    複数の粗スタンドと、
    複数の粗スタンドの後方に配置される1又は複数の仕上げスタンドとを備え、
    前記粗スタンドは、前記パスラインの周りに配置されたn個(n≧3)のロールを含み、
    前記n個のロールは前段の前記粗スタンドに含まれるn個のロールから前記パスライン周りに180°/nずらして配置され、
    前記ロールは、横断形状が弓状の溝を有し、
    前記溝は、底部と、前記底部と前記溝の縁との間に位置する一対のフランジ部とを含み、
    前記底部の横断形状は、前記パスラインと前記底部の中央との間の距離DBよりも短い半径R0を有する円弧であり、
    前記溝の縁と前記パスラインとの間の距離DEは、前記距離DBよりも長い、絞り圧延装置。
  2. 請求項1に記載の絞り圧延装置であって、
    前記フランジ部の横断形状は弓状であり、前記底部となめらかにつながる、絞り圧延装置。
  3. 請求項2に記載の絞り圧延装置であって、
    前記フランジ部の横断形状は、前記半径R0よりも大きい半径を有する1又は複数の円弧を含む、絞り圧延装置。
  4. パスラインに沿って配列された複数の粗スタンドを備え、金属管を前記パスラインに沿って絞り圧延する絞り圧延装置に利用される絞り圧延装置用ロールであって、
    前記ロールは、横断形状が弓状の溝を有し、
    前記溝は、底部と、前記底部と前記溝の縁との間に位置する一対のフランジ部とを含み、
    前記底部の横断形状は、前記パスラインと前記底部の中央との間の距離DBよりも短い半径R0を有する円弧であり、
    前記溝の縁と前記パスラインとの間の距離DEは、前記距離DBよりも長い、絞り圧延装置用ロール。
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