JP2014039918A - 洗浄容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】油汚れが著しいキッチン周りの部品、装置等の洗浄に好適な洗浄容器を提供する。
【解決手段】洗浄容器1の排水栓1b取付位置には雌ネジが切られた排水栓取付口1gが設けられており、端部に雄ネジが切られている排水栓1bを着脱自在とするように構成されている。洗浄時は、排水時の便宜を考慮して、排水栓1bがシンク2の排水口2aの直上に位置するように配置する。洗浄液を混ぜた水4を容器内1fに満たし、レンジフード・フィルター等の被洗浄物3を浸漬させる。一定時間浸け置き洗浄して固着した油汚れを浮かせ、その後にブラシ等を用いて表面の油汚れを完全に除去する。
【選択図】図1(c)
Description
本発明は洗浄容器に係り、特に油汚れが著しいキッチン周りの部品、装置等の洗浄に好適な洗浄容器に関する。
従来、レンジフード・フィルターやファン、ガスコンロのゴトク等、キッチン周りの油汚れがひどい部品、装置等については、例えばシンクに大型のポリ袋等を敷いて、その中にこれらの部品類を洗剤液とともに入れ、洗浄することが多く行われている。
しかしながら、洗浄中又は洗浄後の排水時に汚水が飛散して周囲を汚すという問題がある。また、洗浄中に外れたネジ等の小部品が排水時に流出して紛失するという問題も発生する。
しかしながら、洗浄中又は洗浄後の排水時に汚水が飛散して周囲を汚すという問題がある。また、洗浄中に外れたネジ等の小部品が排水時に流出して紛失するという問題も発生する。
洗浄中の汚水の飛散を防止する技術として、樹脂フィルム等で成型した袋状体の洗浄容器が提案されている(例えば特許文献1)。この技術による洗浄容器100は、図3に示すようにであり、フィルタ、ファン等の被洗浄物を収める箱型の洗浄部101と、被洗浄物(図示せず)を洗浄部101に出し入れすれるためのスリット部102により構成されている。洗浄時には洗浄部101に被洗浄物を収容して内部を洗浄液で満たし、スリット部先端102aを2つ折りにして例えば洗濯鋏等で止めることにより、洗浄液が外部に漏れるのを防止し、この状態で所定時間放置することにより、被洗浄物の漬け置き洗浄を行うものである。
さらに、レンジフード自体に洗浄機能を持たせた技術も提案されている(例えば特許文献2乃至4)。
さらに、レンジフード自体に洗浄機能を持たせた技術も提案されている(例えば特許文献2乃至4)。
文献1の技術によれば、洗浄中は密封状態となるため外部への汚水飛散を防止できるが、シンク排水口に汚水を捨てる際に周囲を汚す可能性が高い。また、ブラシ等を使った清掃ができないため、固着した油汚れを完全には落とせないという問題がある。
この点、文献2乃至4によれば、レンジフードに関してはこのような問題は解消されるものの、ガスコンロのゴトク等、他の部品、装置に関しては対応できない。また、レンジフードの構造が複雑となり、コストアップ要因となるという問題もある。
この点、文献2乃至4によれば、レンジフードに関してはこのような問題は解消されるものの、ガスコンロのゴトク等、他の部品、装置に関しては対応できない。また、レンジフードの構造が複雑となり、コストアップ要因となるという問題もある。
本発明は上記課題を解決するためのものであって、以下の内容を要旨とする。すなわち、本発明に係る洗浄容器は、
(1)キッチンシンク底面に載置可能な洗浄容器であって、
上面を開口した略箱型形状に構成した容器本体と、容器本体側面に排水栓と、を備え、
該排水栓を、容器本体と着脱自在に構成した、ことを特徴とする。
(1)キッチンシンク底面に載置可能な洗浄容器であって、
上面を開口した略箱型形状に構成した容器本体と、容器本体側面に排水栓と、を備え、
該排水栓を、容器本体と着脱自在に構成した、ことを特徴とする。
(2)上記(1)の発明において、前記容器本体は、隣接する2つの側面部に前記排水栓取付口を備え、
載置するシンク排水口位置に対応して、前記排水栓位置を選択自在に構成したことを特徴とする。
載置するシンク排水口位置に対応して、前記排水栓位置を選択自在に構成したことを特徴とする。
(3)上記各発明において、前記排水栓を取り外した状態で、前記容器本体を上下方向に折り畳み可能に構成したことを特徴とする。
本発明によれば、洗浄後の排水栓から排水するため、洗浄中のみならず排水時もシンク周りを汚すことがないという効果がある。
また、漬け置き洗浄のみでなく、容器内でブラシ等を使った清掃ができるため、固着した油汚れを完全に除去できるという効果がある。
また、洗浄容器としてだけでなく、排水栓を常時開状態として用いることにより、シンクの代用又は洗い桶等として機能させることもできるという効果がある。
また、洗浄中に外れたネジ等の部品が排水時に流出してしまうという問題がないという効果がある。
また、使用期間終了後も収納容器や鉢植え容器等に再利用できるという効果もある。
また、漬け置き洗浄のみでなく、容器内でブラシ等を使った清掃ができるため、固着した油汚れを完全に除去できるという効果がある。
また、洗浄容器としてだけでなく、排水栓を常時開状態として用いることにより、シンクの代用又は洗い桶等として機能させることもできるという効果がある。
また、洗浄中に外れたネジ等の部品が排水時に流出してしまうという問題がないという効果がある。
また、使用期間終了後も収納容器や鉢植え容器等に再利用できるという効果もある。
さらに、折り畳み可能な洗浄容器については省スペース性に優れ、収納棚の有効利用拡大が可能という効果もある。
以下、図1(a)乃至2(d)を参照して、本発明に係る洗浄容器の実施形態についてさらに詳細に説明する。なお、本発明の範囲は特許請求の範囲記載のものであって、以下の各実施形態に限定されないことはいうまでもない。
<第一の実施形態>
図1(a)を参照して、本実施形態に係る洗浄容器1は、上面が開口された箱型形状の容器本体1aと、容器本体1aの長辺側側面1c中央の底面1e近傍に取り付けられる排水栓1bと、により構成されている。
図1(d)を参照して、洗浄容器1の排水栓1b取付位置には雌ネジが切られた排水栓取付口1gが設けられており、端部に雄ネジが切られている排水栓1bを着脱自在とするように構成されている。
図1(a)を参照して、本実施形態に係る洗浄容器1は、上面が開口された箱型形状の容器本体1aと、容器本体1aの長辺側側面1c中央の底面1e近傍に取り付けられる排水栓1bと、により構成されている。
図1(d)を参照して、洗浄容器1の排水栓1b取付位置には雌ネジが切られた排水栓取付口1gが設けられており、端部に雄ネジが切られている排水栓1bを着脱自在とするように構成されている。
なお、洗浄容器1の各部寸法は、標準的なシンクの寸法を考慮して設定することができる。排水栓取付口1g位置についても同様である。また、容器本体1aの材質としては、油汚れが付着し難く、かつ、付着した場合に除去容易な材質を好適に用いることができる。特に、家庭にある酢などの弱酸性及び重曹などの弱アルカリ性に耐性があるプラスチック容器、アクリル容器やテフロン(登録商標)容器とすることが好ましい。
洗浄容器1は以上のように構成されており、次に、洗浄容器1を用いた被洗浄対象物の洗浄、洗浄後の排水及び使用後の収納等の態様について説明する。
図1(b)、1(c)を参照して、最初に洗浄容器1をシンク2内に載置する。その際、排水時の便宜を考慮して、排水栓1bがシンク2の排水口2aの直上に位置するように配置する。かつ、水栓2bにより容器内1fに水張り可能な位置に配置する。
図1(b)、1(c)を参照して、最初に洗浄容器1をシンク2内に載置する。その際、排水時の便宜を考慮して、排水栓1bがシンク2の排水口2aの直上に位置するように配置する。かつ、水栓2bにより容器内1fに水張り可能な位置に配置する。
次いで、洗浄液を混ぜた水4を容器内1fに満たし、レンジフード・フィルター等の被洗浄物3を浸漬させる。一定時間浸け置き洗浄して固着した油汚れを浮かせ、その後にブラシ等を用いて表面の油汚れを完全に除去する。
洗浄完了後、排水栓1bを開にして容器内の汚水を排水する。汚水はシンク2の排水口2aを介して下水に流れる。以上の一連の作業により、シンク周囲を汚すことなく洗浄及び排水が可能となる。
洗浄完了後、排水栓1bを開にして容器内の汚水を排水する。汚水はシンク2の排水口2aを介して下水に流れる。以上の一連の作業により、シンク周囲を汚すことなく洗浄及び排水が可能となる。
洗浄終了後は容器内部に残った汚れを落とし、排水栓1bを取り外して乾燥した後、キッチン収納棚等に収納することができる。
また、収納せずにシンク内に置いて洗い桶として活用することもできる。これによりシンクを清潔に保つことができる。
また、収納せずにシンク内に置いて洗い桶として活用することもできる。これによりシンクを清潔に保つことができる。
なお、本実施形態では排水栓1bを長辺側側面中央に取り付ける例を示したが、排水栓を短辺側に取り付ける態様とすることもできる。さらに、図1(e)に示すように、排水栓取付口1h、1iを短辺側、長辺側の両方に備え、不使用側取付口(同図1i)をプラグ1jにより閉止する態様とすることもできる。このような構成の採用により、シンク排水口が中央部ではなく端部に配置されているシンクにも対応可能となる。
<第二の実施形態>
次に、図2(a)乃至2(d)を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態に係る洗浄容器20が上述の洗浄容器1と異なる点は、洗浄容器1が変形不可の剛構造であるのに対して、洗浄容器20は変形可能であることである。このため、洗浄容器20の外形形状は洗浄容器1と異なっている。すなわち、洗浄容器1では外形が略直方体形状であるのに対して、洗浄容器20では上面23が底面24より広い略四角錐台形状に構成されている。また、側面部21、22をそれぞれ3段に分割した蛇腹部21a、21b、21c及び22a、22b、22cに構成し、上下方向に折り畳み可能としていることである。また、折り畳み可能とするため、容器本体の材質としては可撓性を備えた材料、例えばシリコン樹脂等を用いることができる。
その他の構成は洗浄容器1と同様であるので、重複説明を省略する。また、洗浄時の作業態様についても同様である。
次に、図2(a)乃至2(d)を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態に係る洗浄容器20が上述の洗浄容器1と異なる点は、洗浄容器1が変形不可の剛構造であるのに対して、洗浄容器20は変形可能であることである。このため、洗浄容器20の外形形状は洗浄容器1と異なっている。すなわち、洗浄容器1では外形が略直方体形状であるのに対して、洗浄容器20では上面23が底面24より広い略四角錐台形状に構成されている。また、側面部21、22をそれぞれ3段に分割した蛇腹部21a、21b、21c及び22a、22b、22cに構成し、上下方向に折り畳み可能としていることである。また、折り畳み可能とするため、容器本体の材質としては可撓性を備えた材料、例えばシリコン樹脂等を用いることができる。
その他の構成は洗浄容器1と同様であるので、重複説明を省略する。また、洗浄時の作業態様についても同様である。
次に、洗浄容器20の収納時の態様について説明する。図2(d)を参照して、排水栓25を取り外した後、上下方向に押しつぶすように折り畳んで同図の状態にした後、収納する。洗浄容器1と比較して高さ方向が短くなる分、省スペース性に優れ収納効率向上に資する。
本発明は、油汚れがひどい装置、部品用の洗浄容器としてのみならず、通常の洗い桶としても適用可能である。
1、1’、20・・・・洗浄容器
1a・・・・容器本体
1b、25・・・・排水栓
1g、1h、1i・・・・排水栓取付口
1j・・・・プラグ
2・・・・・シンク
2a・・・・排水口
3・・・・・被洗浄物
1a・・・・容器本体
1b、25・・・・排水栓
1g、1h、1i・・・・排水栓取付口
1j・・・・プラグ
2・・・・・シンク
2a・・・・排水口
3・・・・・被洗浄物
Claims (3)
- キッチンシンク底面に載置可能な洗浄容器であって、
上面を開口した略箱型形状に構成した容器本体と、容器本体側面に排水栓と、を備え、
該排水栓を、容器本体と着脱自在に構成した、
ことを特徴とする洗浄容器。 - 前記容器本体は、隣接する2つの側面部に前記排水栓取付口を備え、
載置するシンク排水口位置に対応して、前記排水栓位置を選択自在に構成したことを特徴とする請求項1に記載の洗浄容器。 - 前記排水栓を取り外した状態で、前記容器本体を上下方向に折り畳み可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012184685A JP2014039918A (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 洗浄容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=50392654
Family Applications (1)
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JP2012184685A Pending JP2014039918A (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 洗浄容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014039918A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110976373A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-04-10 | 南京汉尔斯生物科技有限公司 | 一种可对污水净化的机器人清洗装置 |
CN111282907A (zh) * | 2020-03-23 | 2020-06-16 | 廉国庆 | 一种基于绿色环保的中草药处理用无损清洗装置 |
CN115921383A (zh) * | 2022-05-24 | 2023-04-07 | 上海碧涛清洁服务有限公司 | 一种油烟清洗装置 |
Citations (3)
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JPH0275062U (ja) * | 1988-11-25 | 1990-06-08 | ||
JPH10278932A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-20 | Fujimori Sangyo Kk | 液体封入用容器 |
JP2000266451A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-29 | Matsushita Refrig Co Ltd | 排水装置 |
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2012
- 2012-08-24 JP JP2012184685A patent/JP2014039918A/ja active Pending
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