以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[写真撮影遊戯機1の構成]
図1は、本発明の実施の形態による写真撮影遊戯機1を撮影ブース2側から見た斜視図である。図2は、撮影ブース2に配置される撮影装置20の斜視図である。図3は、編集ブース3に設けられる編集装置30の斜視図である。
図1〜図3を参照して、写真撮影遊戯機1は、ユーザが最初にコース選択や名前を入力するための事前接客ブース5と、撮影を行う撮影ブース2と、撮影により得られた写真画像の編集を行う編集ブース3と、を備える。
[事前接客ブース5の構成]
図2を参照して、事前接客ブース5は、プレイ受付装置50を備える。プレイ受付装置50は、筐体24の側面に配置され、受付用ディスプレイ51と、コイン投入口52と、スピーカ53とを備える。受付用ディスプレイ51の表面には透明なタッチパネルが張り付けられている。プレイ受付装置50は、受付用ディスプレイ51に貼り付けられたタッチパネルを介して、ユーザの操作(タッチ)を受け付ける。このタッチパネルは、複数人(2名)の操作を同時に受け付けるマルチタッチ方式を採用している。プレイ受付装置50は、店舗の設置条件により、反対側にも取付可能になっている。
ユーザは、撮影ブース2において撮影を行う前に、コイン投入口52にコインを投入する。その後、ユーザは、受付用ディスプレイ51に表示される画面に従って、名前の入力、作成したい写真シールのコース選択などを行う。
プレイ受付装置50は、ユーザの操作が終了した場合、撮影ブース2が空いているか否かを確認する。撮影ブース2が空いている場合、プレイ受付装置50は、ユーザを撮影ブース2に誘導する画面を受付用ディスプレイ51に表示する。撮影ブース2が空いていない場合、プレイ受付装置50は、ユーザに待機を指示する。
[撮影ブース2の構成]
図1及び図2を参照して、撮影ブース2は、撮影装置20と筐体24とを備える。筐体24の側面には出入口が設けられ、ユーザはこの出入口から撮影ブース2内に入る。撮影装置20の正面には、カメラ22と、撮影用ディスプレイ23とが配置される。カメラ22は人物(ユーザ)を被写体として撮影する。撮影用ディスプレイ23は、ユーザ用の確認モニタで、表示画面が見えやすいようにユーザに向けられている。撮影用ディスプレイ23は、カメラ22で撮影されている被写体の映像を左右反転してライブ映像(動画)としてリアルタイムで表示する。したがって、ユーザは鏡のように映る自分の姿を見ながら撮影を行うことができる。さらに、その表示画面上には透明なタッチパネルが貼り付けられており、撮影装置20は、タッチパネルを介してユーザの入力操作を受け付ける。
カメラ22及び撮影用ディスプレイ23の周囲には、複数の照明装置が配置される。複数の照明装置は、カメラ22が撮影しているライブ映像を画像(静止画)として取り込む瞬間に発光し、被写体を強く照明する。
[編集ブース3]
図3を参照して、編集装置30は、2つの画像編集装置31と、シール紙排出装置32と、筐体33とを備える。2つの画像編集装置31が、互いに背中合わせになるように、筐体33の正面及び背面に配置される。
2つの画像編集装置31の各々は、編集用ディスプレイ311と、2つのタッチペン312と、スピーカ313と、非接触通信装置97とを備える。編集用ディスプレイ311は、画像編集装置31の中央に設けられ、撮影装置20で生成された複数の写真画像を表示する。さらに、編集用ディスプレイ311の表示画面上には透明なタッチパネルが貼り付けられている。画像編集装置31は、タッチパネルを介してユーザの編集操作を受け付ける。2つのタッチペン312は、編集用ディスプレイ311の両側に設けられる。タッチペン312は、ペン画像やスタンプ画像といった編集画像を編集用ディスプレイ311で入力するために用いられる。本実施の形態では、タッチペン312が画像の編集に用いられるが、ユーザは、タッチペン312の代わりに、ユーザの指を編集用ディスプレイ311に直接触れてもよい。スピーカ313は、編集プレイのための操作方法などの案内やBGMなどを出力する。非接触通信装置97は、たとえばFeliCa(登録商標)やBluetooth(登録商標)を利用した通信装置である。編集終了後、写真撮影遊戯機1は写真画像と編集画像とを合成して合成画像を生成する。
シール紙排出装置32は、筐体33の側面下側に配置される。シール紙排出装置32は、後述するプリンタを収納する。プリンタは、合成画像を印刷用紙であるシール紙に印刷する。シール紙排出装置32は、プリンタにより印刷されたシール紙を排出口321に排出する。プリンタが合成画像を印刷している間、印刷中ランプ322が点灯する。印刷にエラーが発生すると、エラーランプ323が点灯する。
[機能構成]
図4は、写真撮影遊戯機1の機能ブロック図である。図4を参照して、写真撮影遊戯機1は、写真撮影遊戯機1全体を制御するコンピュータ装置101と、動作中のコンピュータ装置101からの指示を受け付けて、接続されている各種装置を制御する制御基板102と、クロマキキャプチャボード17とを備える。これらは写真撮影遊戯機1の制御装置100として機能する。制御装置100は撮影装置20に搭載されていてもよいし、編集装置30に搭載されていてもよい。
コンピュータ装置101は、CPU(Central Processing Unit)103と、HDD(Hard Disk Drive)104と、メモリ105と、通信部106とを備える。CPU103は、メインメモリであるメモリ105に記憶されたプログラムを実行して、コンピュータ装置101を制御する。HDD104は、本装置に所定の処理を実行させるための制御プログラム、処理に必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影された写真画像、予め用意された複数の背景画像、予め用意された複数のフレーム画像や複数のスタンプ画像等の編集画像等を記憶する。制御プログラムは、コンピュータ装置101にインストールされることにより、HDD104に格納される。メモリ105は、コンピュータ装置101のメインメモリであり、CPU103により実行される制御プログラムの一時的な作業領域として用いられる。通信部106は、インターネット等のネットワークを介して外部の端末と通信する。
コンピュータ装置101は、撮影ブース2での撮影処理を実行する。具体的には、コンピュータ装置101は制御プログラムを実行し、撮影用ディスプレイ23を介して入力されたユーザの操作に応じて、制御信号を制御基板102に送信する。また、コンピュータ装置101は、カメラ22、撮影用ディスプレイ23、スピーカ450及び制御基板102と接続され、それらを制御する。
撮影用ディスプレイ23には、タッチパネルが画面上に積層されている。タッチパネルはユーザの指の接触を検知し、それに応じた指示信号をコンピュータ装置101に送信する。撮影用ディスプレイ23は、コンピュータ装置101から送信された画像、具体的には、カメラ22で撮像された写真画像、撮影のための案内、選択肢などを表示する。スピーカ450は、コンピュータ装置101から与えられる指示信号に基づいて、撮影プレイのための操作方法などの案内やBGMなどを出力する。
クロマキキャプチャボード17は、カメラ22で撮影されている映像を所定の時間間隔(たとえば30フレーム/秒)でデジタルデータ(静止画像)として取り込む。クロマキキャプチャボード17は、取り込んだ静止画像の中からクロマキ技術により被写体以外の領域を検出し、その検出した領域に選択された所望の背景画像を合成する。コンピュータ装置101はさらに、必要に応じて映像をトリミングする。具体的には、所定の時間間隔で取り込まれた静止画像の所定の領域をトリミングして、トリミングされた画像を撮影用ディスプレイ23に順次表示する。
コンピュータ装置101はさらに、編集ブース3での画像編集処理を実行する。具体的には、コンピュータ装置101は制御プログラムを実行し、編集用ディスプレイ311に対するタッチペン312による入力操作に応じて、制御信号を制御基板102に送信する。コンピュータ装置101は、プリンタ601及び編集用ディスプレイ311と接続され、それらを制御する。画像編集装置31は2台設けられるので、編集用ディスプレイ311、タッチペン312、スピーカ313及び非接触通信装置97は2組設けられる。
編集用ディスプレイ311には、タッチパネルが画面上に積層されている。タッチパネルはタッチペン312の接触を検知し、それに応じた指示信号をコンピュータ装置101に送信する。編集用ディスプレイ311は、コンピュータ装置101から送信された編集画像を写真画像上に重ねて表示する。スピーカ313は、編集ブース3に配備され、コンピュータ装置101から与えられる指示信号に基づいて、編集プレイのための操作方法などの案内やBGMなどを出力する。
コンピュータ装置101はさらに、事前接客ブース5での事前接客処理を実行する。具体的には、コンピュータ装置101は制御プログラムを実行し、デモ映像、コース選択画面などを受付用ディスプレイ51に表示する。コンピュータ装置101は、制御基板102を介して、受付用ディスプレイ51及びスピーカ53と接続される。受付用ディスプレイ51には、タッチパネルが画面上に積層されている。タッチパネルは、ユーザの指の接触を検知し、それに応じた指示信号をコンピュータ装置101に送信する。スピーカ53は、コンピュータ装置101から与えられる指示信号に基づいて、案内音声、BGMなどを出力する。
コンピュータ装置101はさらに、通信部106により、インターネット等のネットワークを介して図示しないサーバと通信する。そして、ユーザの要求に応じて生成した合成画像をユーザの携帯端末にサーバ経由で送信する。これにより、ユーザは携帯端末である携帯電話機に合成画像を取得できる。
コンピュータ装置101は、ユーザの要求に応じて生成された合成画像を取得するのに必要なアクセス情報(たとえばURL)を非接触通信装置97を介してユーザの携帯端末に送信できる。なお、コンピュータ装置101は、非接触通信装置97を介して合成画像を直接ユーザの携帯端末に送信してもよい。
コンピュータ装置101は、プリンタ601に対して印刷指示を送信し、印刷すべき合成画像を送信する。プリンタ601は、印刷すべき合成画像の受信を完了したとき、印刷指示に応じて印刷を開始する。
制御基板102は、コンピュータ装置101の他に、ストロボ制御部110、ストロボ15、蛍光灯14、サービスパネル113及びコイン制御部112に接続される。図4には示していないが、ストロボ制御部110はカメラ22に接続され、カメラ22のシャッタタイミングに応じて発光するようにストロボ15を制御する。
[動作概要]
[シート画像]
写真撮影遊戯機1は、実際の撮影人数が2人であるにもかかわらず、3人以上の人物が一緒に撮った1枚の写真のように見える合成画像(以下、「特殊合成画像」という。)を生成し、特殊合成画像を含むシート画像をシール紙に印刷して写真シールを提供する。
図5は、特殊合成画像41を含むシート画像40を示す図である。シート画像40は、プリンタ601によりシール紙に印刷される。図5を参照して、シート画像40は、特殊合成画像41と、通常合成画像42〜47とを含む。特殊合成画像41及び通常合成画像42〜47は、シートレイアウト39上に配置される。シートレイアウト39は、特殊合成画像41及び通常合成画像42〜47がそれぞれ配置される位置が指定された画像データである。
[特殊合成画像]
図6Aは、特殊合成画像41の拡大図である。図6Aを参照して、特殊合成画像41は、人物画像411〜414と、名前画像415と、日付画像416と、装飾画像417と、背景画像418とを含む。人物画像411中の人物41Aと、人物画像412中の人物41Aと、人物画像413中の人物41Aとは、同一人物である。人物画像411中の人物41Bと、人物画像412中の人物41Bと、人物画像414中の人物41Bとは、同一人物である。
人物画像411,412の各々は、2人の人物41A,41Bを含む。以下、このような人物画像411,412を「集合人物画像」という。集合人物画像411は、2人の人物41A,41Bの全身を被写体として一緒に撮影して1枚の写真画像を生成し、その写真画像から被写体を抽出することにより生成される。集合人物画像412は、2人の人物41A,41Bの全身を被写体として一緒に撮影して1枚の写真画像を生成し、その写真画像から被写体を抽出することにより生成される。集合人物画像411を含む写真画像と、集合人物画像412を含む写真画像とは、異なるタイミングで撮影される。集合人物画像411を含む写真画像と、集合人物画像412を含む写真画像とは、後述するように、全身撮影モードで得られる画像データである。
人物画像413は、1人の人物41Aのみを含む。人物画像414は、1人の人物41Bのみを含む。以下、このような人物画像413,414を「個別人物画像」という。2枚の個別人物画像413,414は、互いに重ならないように離れた2人の人物41A,41Bの全身を被写体として一緒に撮影して1枚の写真画像(以下、「ピンプリ写真画像」という。)を生成し、そのピンプリ写真画像中の予め定められた2つの領域から被写体をそれぞれ抽出することにより生成される。
個別人物画像413,414のサイズは集合人物画像411,412のサイズよりも小さい。もし個別人物画像413,414のサイズが集合人物画像411,412のサイズと同じであれば、全ての人物画像411〜414を1枚の背景画像418の中に収めようとすると、全ての人物画像411〜414のサイズを一律に小さくせざるを得ず、顔が小さくなる。また、特殊合成画像41に対する人物画像411〜414の占有率が高くなるため、特殊合成画像41中での人物画像411〜414による圧迫感が増すとともに、背景画像418の大部分が隠れてしまう。また、バランス的に見栄えが悪く、デザイン性が低い。
これに対し、本実施の形態では、個別人物画像413,414のサイズが集合人物画像411,412のサイズよりも小さいため、集合人物画像411,412の顔が大きくなる。また、特殊合成画像41に対する人物画像411〜414の占有率が低くなるため、特殊合成画像41中での人物画像411〜414による圧迫感が低減されるとともに、背景画像418の一部、たとえば「LOOK BOOK」などの文字がより多く現れる。また、バランス的に見栄えが良く、デザイン性が高い。
背景画像418は、特殊合成画像41全体の背景を構成する単一(1枚)の画像である。ただし、この単一の背景画像418は、様々な複数の画像を合成した全体として統一感のある画像でもよい。背景画像418には、特殊合成画像41のタイトル(たとえば「LOOK BOOK」)などが配置される。背景画像418において、集合人物画像411,412が配置される位置と、個別人物画像413,414が配置される位置とが予め設定されている。そのため、ユーザが人物画像411〜414の位置を指定することなく、特殊合成画像41が自動的に生成される。したがって、ユーザの手間が省け、プレイ時間が長くならない。
図6Bは、背景画像418に配置される人物画像411〜414の配置パターンの一例を示す図である。図6B(a)〜(f)において、背景画像418に含まれる文字などの表示を省略している。図6B(a)に示す配置パターンが、図6Aに示す特殊合成画像41における人物画像411〜414の配置に対応する。具体的には、図6B(a)において、領域418aが、集合人物画像411が配置される領域であり、背景画像418の一番左に配置される。領域418bが、個別人物画像413が配置される領域であり、背景画像418の中央左側に配置される。領域418cが、集合人物画像412が配置される領域であり、背景画像418の中央右側に配置される。領域418dが、個別人物画像414が配置される領域であり、背景画像418の一番右側に配置される。また、領域418a〜418dの配置は、図6B(b)〜(f)に示すパターンであってもよい。
また、領域418a〜418dのサイズは、人物画像411〜414のサイズを示す。図6B(a)〜(c)は、集合人物画像411,412のサイズが、個別人物画像413,414のサイズよりも大きいことを示している。図6B(d)〜(f)は、集合人物画像411,412のサイズが、個別人物画像413,414のサイズよりも小さいことを示している。
より具体的には、予め用意されている様々なデザインが描かれた複数の背景画像418を含むデザインごとに、人物画像411〜414を配置する座標及びサイズが予め設定されている。人物画像411〜414の各々は、選択された配置パターンに応じて、予め設定されているサイズに変更され、予め設定されている座標に配置される。したがって、予め設定されている座標及びサイズの値を変更するだけで配置パターンを変更することができ、また、予め設定されている座標及びサイズの数を増やすだけで配置パターンの種類を増やすことができる。そのため、配置パターンの自由度が増す。
なお、本実施の形態では、人物画像411〜414が互いに重ならないように配置されているが、その一部が互いに重なるように配置されてもよい。また、本実施の形態では、人物画像411〜414が直立して配置されているが、斜めに配置されてもよい。
サイズが変更される前の元の集合人物画像411,412(写真画像から抽出された直後の集合人物画像411,412)の横と縦の比は、たとえば1:1.6である。サイズが変更される前の元の個別人物画像413,414(写真画像から抽出された直後の個別人物画像413,414)の横と縦の比は、たとえば0.5:1.6である。本実施の形態では、元の集合人物画像411,412の横と、元の個別人物画像413,414の横との比は、1:0.5(=2:1)である。元の集合人物画像411,412の縦と、元の個別人物画像413,414の縦との比は、1.6:1.6(=1:1)である。
このように、個別人物画像413,414の横幅は集合人物画像411,412の横幅の半分しかないため、集合人物画像411,412のない隙間に配置しやすい。
図6Aを参照して、名前画像415は、事前接客ブース5で入力されたユーザの各々の名前の画像であり、特殊合成画像41の右上に配置される。ただし、個別人物画像413,414の上にそれぞれに対応する名前画像415を配置してもよい。
日付画像416は、特殊合成画像41が作成された日付の画像である。図6Aにおいて、日付画像416は、集合人物画像412の下に配置されているが、人物画像411〜414の上に配置されてもよい。
装飾画像417は、特殊合成画像41の装飾に用いられる画像であり、集合人物画像411の上に配置される。なお、装飾画像417が配置される位置は、背景画像418に予め設定されている。
従来の合成画像はいずれも、互いに異なるタイミングで撮影された複数の写真が合成されたものであることが一見してわかるものであったのに対し、この写真撮影遊戯機1により生成される特殊合成画像41は、全ての人物画像411〜414が1枚の背景画像418上に合成されているため、3回の撮影で生成された人物画像411〜414が合成されているにもかかわらず、合成画像に見えず、まるで1枚の写真のように見える。また、実際の撮影人数は2人であるにもかかわらず、6人で一緒に撮った写真のように見える。
また、特殊合成画像41には人物41A,41Bの全身が大きく写っているため、その日のコーディネイトを細部まで明確に記録しておきたいというユーザニーズに応えることができる。
ただし、人物画像411〜414は、必ずしも頭頂部から足のつま先までの人物の全身の画像でなくてもよい。たとえば、写真画像が、ひざから上の人物41A,41Bのみを含む場合、集合人物画像411は、ひざから上の人物が抽出された画像であってもよい。あるいは、写真画像が、上半身の人物41A,41Bのみを含む場合、集合人物画像411は、上半身の人物が抽出された画像であってもよい。つまり、人物画像411〜414は、後述する全身撮影モードで撮影され、写真画像に含まれる人物の全体が抽出された画像であればよい。
好ましくは、人物画像411〜414の身長方向のサイズは、特殊合成画像41の短辺方向のサイズの60%〜95%である。これにより、特殊合成画像41において、被写体の全身を大きく見せることができる。より好ましくは、人物画像411〜414の身長方向のサイズは、特殊合成画像41の短辺方向のサイズの70%〜95%である。さらに好ましくは、人物画像411〜414の身長方向のサイズは、特殊合成画像41の短辺方向のサイズの80%〜95%である。
[通常合成画像]
図5を参照して、通常合成画像42〜47は、人物画像が背景画像上に1つずつ合成されることにより生成される。人物画像42a〜47aは、それぞれ2人の人物が一緒に撮影された画像である。人物画像42a〜47a中の2人の人物は、集合人物画像411,412中の人物41A,41Bと同一人物である。
通常合成画像42,43,45,46は、人物41A,41Bの上半身を含む人物画像42a,43a,45a,46aが背景画像42b,43b,45b,46b上に合成されることにより生成される。通常合成画像44は、人物画像44aが背景画像44bに合成されることにより生成される。人物画像44aは、特殊合成画像41中の集合人物画像412と同じである。通常合成画像47は、人物画像47aが背景画像47bに合成されることにより生成される。人物画像47aは、特殊合成画像41中の集合人物画像411と同じである。
特殊合成画像41は通常合成画像42〜47よりも大きい。より具体的には、特殊合成画像41中の集合人物画像411,412のサイズは、通常合成画像44,47中の人物画像44a,47aのサイズの約2倍である。ただし、必ずしも2倍でなくてもよく、1倍よりも少し大きい。たとえば約1.1倍でもよく、あるいは、2倍よりも大きい。たとえば約3倍でもよい。
このように、特殊合成画像41だけでなく、通常合成画像42〜47も一緒にシート画像40上に配置されることにより、新しい趣向の合成画像(特殊合成画像41)と、従来の合成画像(通常合成画像42〜47)とがシール紙に印刷されるため、ユーザの満足感を向上させることができる。
[シート画像40の変形例]
図7及び図8は、シート画像の変形例を示す図である。図7を参照して、シート画像40を縦長としてもよい。本実施の形態では、通常合成画像42〜49が特殊合成画像41の下に配置される。通常合成画像42,43,45,46は2つずつ配置される。通常合成画像44,47,48,49は1つずつ配置される。本実施の形態の通常合成画像44,47,48,49は全て集合人物画像を含むが、これらの中からいずれか2枚の通常合成画像が個別人物画像を含んでいてもよい。
図8を参照して、シート画像40は、複数の特殊分割合成画像41P,41Qを備えてもよい。図8において、特殊分割合成画像41Pはシート画像40の左側に配置され、特殊分割合成画像41Qはシート画像40の右側に配置される。通常合成画像42,43,45,46はシート画像40の中央に配置される。複数の特殊分割合成画像41P,41Qは、図5に示した特殊合成画像41を構成する。特殊分割合成画像41P,41Qは、特殊合成画像41を半分に分割することにより生成されてもよい。あるいは、特殊分割合成画像41Pは集合人物画像411及び個別人物画像413が背景画像418P上に合成されることにより生成され、特殊分割合成画像41Qは集合人物画像412及び個別人物画像414が背景画像418Q上に合成されることにより生成されてもよい。この場合、複数の特殊分割合成画像41P,41Qがあるので、ユーザに分配しやすい。
以下、写真撮影遊戯機1の動作を、ユーザが2人である場合を例にして詳しく説明する。
[動作概要]
写真撮影遊戯機1は、初めに、事前接客ブース5において、名前の入力、撮影のコース選択などをユーザに指示する事前接客処理を実行する。次に、写真撮影遊戯機1は、撮影ブース2において、カメラ22を用いて被写体(ユーザ)を撮影して写真画像を生成する撮影処理を実行する。写真撮影遊戯機1は、撮影処理の後に、編集ブース3において、ユーザの操作に応じて編集画像を生成し、シート画像40を生成する画像編集処理を実行する。
[事前接客処理]
図9は、写真撮影遊戯機1により実行される事前接客処理のフローチャートである。以下、図2及び図9を参照して、事前接客処理について説明する。
CPU103は、制御プログラムに基づいて、事前接客処理を実行する。具体的には、CPU103は、写真撮影遊戯機1の利用を促すデモ画面を受付用ディスプレイ51に表示する(ステップS101)。コイン制御部112が、デモ画面の表示中に、1プレイ分のコインの投入を受け付けた場合(ステップS102においてYes)、CPU103は、説明画面を受付用ディスプレイ51に表示して、写真撮影遊戯機1のプレイ内容を説明する(ステップS103)。たとえば、CPU103は、特殊合成画像41を含むシート画像40を作成できることなどを示す映像を、受付用ディスプレイ51に表示する。
CPU103は、ユーザが利用するコース選択を促す画面を表示する(ステップS104)。コースは、ノーマルコース及びスペシャルコースの2種類があり、ユーザは、これら2つのコースの中からいずれかを選択する。ノーマルコースは、従来のシート画像を作成するためのコースである。スペシャルコースは、特殊合成画像41を含むシート画像40(図5、図7及び図8参照)を作成するためのコースである。以下、ユーザがスペシャルコースを選択した場合を中心に説明し、ノーマルコースの説明については省略する。
CPU103は、画像処理方法の選択を促す画面を受付用ディスプレイ51に表示し(ステップS105)、写真写りの選択(たとえば、「ふんわり」、「くっきり」等)を受け付ける。
次に、CPU103は、名前入力画面を受付用ディスプレイ51に表示し(ステップS106)、名前の入力を受け付ける。図10は、受付用ディスプレイ51に表示される名前入力画面510を示す図である。
図10を参照して、名前入力画面510を説明する。入力パレット510L,510Rが、名前入力画面510の左右に表示される。入力パレット510Lには、ひらがな入力ボタン515が表示されている(ひらがな入力モード)。入力パレット510Rには、ローマ字入力ボタン516が表示されている(ローマ字入力モード)。ただし、デフォルトでは、左右両側の入力パレット510L,510Rともにひらがな入力モードになる。ユーザは、ローマ字修正ボタン517aをタッチすることによって、入力パレット510Lをひらがな入力モードからローマ字入力モードに切り替えることができる。また、ユーザは、ひらがな修正ボタン517bをタッチすることによって、入力パレット510Rをローマ字入力モードからひらがな入力モードに切り替えることができる。
ひらがなを入力できる入力パレット510Lの構成を説明する。入力パレット510Lは、ひらがな表示エリア511と、ローマ字表示エリア512と、一つ戻るボタン513と、全部消すボタン514と、ひらがな入力ボタン515とを有する。ひらがな表示エリア511には、ユーザがタッチしたひらがな入力ボタン515に対応するひらがなが表示される。ローマ字表示エリア512には、ひらがな表示エリア511に表示されたひらがなから特定されたローマ字が表示される。つまり、ひらがな表示エリア511に表示されたひらがなが変更された場合、ローマ字表示エリア512に表示されるローマ字が、変更されたひらがなに応じて変更される。
入力パレット510Rは、ローマ字入力ボタン516が表示されている。このため、入力パレット510Rでは、一つ戻るボタン513及び全部消すボタン514が、ローマ字表示エリア512の右隣に表示されている。
各ユーザは、名前入力画面510を操作して自分の名前を入力し、決定ボタン518をタッチする。これにより、CPU103は、入力されたユーザの名前(ひらがな、ローマ字)をメモリ105に保存する。入力されたユーザの名前は、名前画像415の生成に用いられる。
ステップS106の後に、CPU103は、デザイン選択画面を受付用ディスプレイ51に表示する(ステップS107)。写真撮影遊戯機1には、図5に示すシート画像40のデザインだけでなく、様々なデザインが設定されている。CPU103は、様々なデザインが描かれた複数の背景画像418を含むデザイン選択画面を表示して、デザインの選択をユーザに促す。本実施の形態では、図5に示すデザインが選択されたと仮定する。
ステップS107が終了すると、CPU103は、撮影ブース2が空いているか否かを判断する(ステップS108)。撮影ブース2が空いていない場合(ステップS108においてNo)、CPU103は、待機を指示する待機画面を受付用ディスプレイ51に表示する(ステップS109)。このとき、ユーザをその場に留まらせるように広告などを表示してもよい。
一方、撮影ブース2が空いている場合(ステップS108においてYes)、CPU103は、撮影ブース2への移動をユーザに促す誘導画面を受付用ディスプレイ51に表示し(ステップS110)、事前接客処理を終了する。CPU103は、写真撮影遊戯機1の電源がONされている間、事前接客処理を繰り返し実行する。
[撮影処理]
図11は、写真撮影遊戯機1により実行される撮影処理のフローチャートである。以下、図11を参照して、ユーザが2人であり、かつ、スペシャルコースを選択した場合を例にして、撮影処理を詳しく説明する。
CPU103は、制御プログラムに基づいて撮影処理を実行する。具体的には、CPU103は、撮影開始画面を撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS201)。たとえば、撮影開始ボタンと、撮影開始ボタンにタッチすることにより撮影を開始することを通知するメッセージとが、撮影開始画面内に表示される。ユーザが撮影開始ボタンにタッチすることにより、CPU103は、ステップS202以降の処理を実行する。
CPU103は、最初に、通常撮影処理を実行する(ステップS202)。通常撮影処理の詳細は後述する。
次に、CPU103は、おまけ撮影時の説明画面を撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS203)。たとえば、最後におまけ撮影を開始することを通知するメッセージを表示する。おまけ撮影は、互いに重ならないように離れた2人の人物を同時に撮影して2枚の個別人物画像を生成する撮影で、ピンプリ撮影とも呼ばれる。
次に、CPU103は、おまけ撮影処理を実行する(ステップS204)。おまけ撮影処理の詳細は後述する。
全撮影の終了後、CPU103は、目の写りを選択するための目の写り選択画面を撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS205)。目の写り選択画面には、撮影された1又は2枚以上の写真画像と、目の写りを選択するための複数の目の写り選択ボタンと、選択された目の写りを決定する目の写り決定ボタンとが表示される。好ましくは、後述するアップ撮影モードで撮影された写真画像のみが表示され、後述する全身撮影モードで撮影された写真画像は表示されない。全身の写真画像は目の写りがわかりにくいためである。目の写り選択ボタンは、たとえば3段階の目の写りのうちいずれかを選択できるよう構成される。CPU103は、選択された目の写りに応じて、表示された写真画像の目の写りを変更して表示する。ユーザは、選択された目の写りで満足すれば、目の写り決定ボタンにタッチする。これにより、目の写りの選択が終了する。
次に、CPU103は、写真画像の明るさを選択するための明るさ選択画面を撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS206)。明るさ選択画面には、全身撮影モードで撮影された1又は2以上の写真画像と、明るさを選択するための複数の明るさ選択ボタンと、選択された明るさを決定する明るさ決定ボタンとが表示される。明るさ選択ボタンは、たとえば5段階の明るさのうちいずれかを選択できるよう構成される。CPU103は、選択された明るさに応じて、表示された写真画像の明るさを変更して表示する。ユーザは、選択された明るさで満足すれば、明るさ決定ボタンにタッチする。これにより、写真画像の明るさの選択が終了する。
次に、CPU103は、編集ブース3が空いているか否かを判断する(ステップS207)。編集ブース3が空いていない場合(ステップS207においてNo)、CPU103は、編集ブース3が空くまで待機を指示する待機画面を撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS208)。このとき、ユーザをその場に留まらせるように広告などを表示してもよい。編集ブース3が空いた場合(ステップS207においてYes)、CPU103は、編集ブース3への移動を指示する誘導画面を撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS209)。これにより、撮影処理が終了する。
[通常撮影処理]
図11Aは、通常撮影処理のフローチャートである。図11Aを参照して、CPU103は、ステップS2021〜S2030の処理を繰り返し実行することにより、6枚の写真画像を生成する。6枚の写真画像のうち最初の4枚はアップ撮影モードで生成され、残りの2枚は全身撮影モードで生成される。
CPU103は、全6回の撮影を終了したか否かを判断する(ステップS2021)。全6回の撮影が終了していない場合(ステップS2021においてNo)、CPU103は、次の撮影がアップ撮影か否かを判断する(ステップS2022)。次の撮影がアップ撮影の場合(ステップS2022においてYes)、CPU103は、アップ撮影モードに入り、アップ撮影用案内画面を撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS2023)。
アップ撮影モードは、ユーザの顔を大きく上半身を撮影するためのモードである。アップ撮影モードでは、ユーザは、カメラ22に近い位置に立っていることが望ましい。このため、アップ撮影用案内画面では、ユーザにカメラに近づくように促すメッセージが表示される。CPU103は、カメラ22の撮影方向及び焦点距離を調整する。具体的には、カメラ22の撮影方向は、上半身の撮影(アップ撮影)に適した方向(全身撮影に適した方向よりも上)に向けられる。カメラ22の焦点距離は、アップ撮影に適した長さ(全身撮影に適した焦点距離よりも短い)に設定される。
一方、次の撮影がアップ撮影でない場合(ステップS2022においてNo)、CPU103は、次の撮影が全身撮影か否かを判断する(ステップS2024)。次の撮影が全身撮影の場合(ステップS2024においてYes)、CPU103は、全身撮影モードに入り、全身撮影用案内画面を撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS2025)。
全身撮影モードは、ユーザの全身を撮影するためのモードである。全身撮影モードでは、ユーザは、カメラ22から離れた位置に立っていることが望ましい。このため、全身撮影用案内画面には、ユーザにカメラから離れた位置に立つように促すメッセージが表示される。CPU103は、カメラ22の撮影方向及び焦点距離を調整する。具体的には、カメラ22の撮影方向は、全身撮影に適した方向(アップ撮影に適した方向よりも下)に向けられる。カメラ22の焦点距離は、全身撮影に適した長さ(アップ撮影に適した焦点距離よりも長い)に設定される。
上記ステップS2021〜S2025の後、CPU103は、ユーザにポーズを指示する(ステップS2026)。具体的には、「胸に手を当てて!」等のポーズの指示するメッセージがモデルの画像とともに撮影用ディスプレイ23に表示される。さらに、CPU103は、音声によるポーズの指示をスピーカ450から出力する。ユーザは、指示に応じてポーズをとる。
CPU103は、ライブ映像を撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS2027)。つまり、カメラ22で撮影されている人物の映像がリアルタイムで表示される。このため、ユーザは、ユーザ自身の写りを撮影用ディスプレイ23で確認することができる。
CPU103は、カウントダウンを開始し(ステップS2028)、所定時間経過後にシャッタ動作を行うことにより撮影を行う(ステップS2029)。これにより、写真画像が生成される。CPU103は、生成された写真画像をプレビューとして撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS2030)。
[おまけ撮影処理]
図11Bは、おまけ撮影処理のフローチャートである。図11Bを参照して、CPU103は、ステップS2041〜S2045の処理を実行することにより、互いに重ならないように離れた2人の人物の全身を同時に撮影してピンプリ写真画像を生成する。
図12は、おまけ撮影用の撮影画面を示す図である。図12を参照して、撮影画面521には、四角い枠で囲まれた透明の矩形領域521L,521Rが配置される。矩形領域521Lは撮影画面521の左に配置され、矩形領域521Rは撮影画面521の右に配置される。撮影画面521における矩形領域521L,521R以外の領域は、たとえば白などで塗りつぶされている。
CPU103は、このような撮影画面521を撮影用ディスプレイ23に表示し、ユーザにポーズを指示する(ステップS2041)。具体的には、「枠の中に入るように立ってね!」等のメッセージが表示される。
CPU103は、カメラ22により撮影されたライブ映像を撮影画面521上に合成し、撮影用ディスプレイ23に表示する(ステップS2042)。より具体的には、ライブ映像のうち矩形領域521L,521Rに対応する領域のライブ映像が抽出され、撮影画面521上に合成されて表示される。これにより、2人のユーザは矩形領域521L,521Rの中に入るように移動する。
CPU103は、ステップS2043〜2045を実行することにより、互いに重ならないように離れた2人の全身を撮影したピンプリ写真画像を生成する。ステップS2043〜2045は、図11Aに示した通常撮影処理におけるステップS2028〜2030に相当する。
本実施の形態では、上記の通り、撮影画面521における矩形領域521L,521R以外の領域は白などで塗りつぶされているが、図13に示されるように、図6Aに示した2つの集合人物画像411,412を背景画像418に合成した合成画像を表示するようにしてもよい。ピンプリ写真画像はまだ生成されていないので、2つの個別人物画像413,414は合成されていない。個別人物画像413,414が合成されるべき位置に、矩形領域521L,521Rが配置される。この場合、後述する特殊合成画像生成処理の一部を先行して実行する必要がある。具体的には、2人の全身を一緒に撮影した2枚の写真画像から集合人物画像411,412をそれぞれ抽出し、その抽出された集合人物画像411,412を背景画像418に合成する。あるいは、これに代えて、図9中のステップS107で選択されたデザインのサンプル画像を表示するようにしてもよい。このような合成画像やサンプル画像を用いれば、ユーザは特殊合成画像41の完成形を確認しながらピンプリ撮影を行うことができる。
[画像編集処理]
次に、画像編集処理の詳細を説明する。CPU103は、制御プログラムに基づいて画像編集処理を実行する。画像編集処理では、CPU103は、特殊合成画像41を生成し、通常合成画像42〜47を生成する。CPU103は、特殊合成画像41及び通常合成画像42〜47を含むシート画像40を生成してシール紙に印刷する。
また、ユーザは、上記撮影処理で生成された写真画像に対して落書きをすることができる。たとえば、ユーザは、落書きの際に、ユーザが入力した文字列から生成されたスタンプ画像などを、写真画像の上に配置して編集画像を生成する。落書きは、図16に示すように、撮影した写真画像一枚単位で行うため、通常合成画像42〜47の生成には用いられるが、特殊合成画像41の生成には用いられない。ただし、特殊合成画像41を図16に示す編集画面に表示して編集を受け付け、入力された編集画像を特殊合成画像41にさらに合成することにより、編集画像を特殊合成画像の生成に用いてもよい。
図14は、写真撮影遊戯機1により実行される画像編集処理のフローチャートである。図14を参照して、CPU103は、画像編集処理の開始を促す移動待ち画像画面を編集用ディスプレイ311に表示する(ステップS301)。ユーザが、タッチペン312で編集用ディスプレイ311をタッチしたとき、残り編集時間のカウントダウンを開始する(ステップS302)。
[落書き処理]
次に、CPU103は落書き処理を実行する(S303)。図15は、写真撮影遊戯機1により実行される落書き処理のフローチャートである。図16は、落書き処理のときに、編集用ディスプレイ311に表示される編集画面を示す図である。
図15を参照して、CPU103は、Myエッセンス編集画像を作成し(ステップS401)、図16に示す編集画面を編集用ディスプレイ311に表示する(ステップS402)。Myエッセンス編集画像については、後述する。
図16を参照して、編集画面には、左右に2つの編集領域60L及び60Rが表示される。2人のユーザは、編集領域60L,60Rで写真画像をそれぞれ編集することができる。また、写真画像が落書ききりかえ75に表示され、左右のユーザの選択操作により、編集領域60L及び60Rのいずれかに割り当てられる。これにより、各々の編集領域60で異なる写真画像を編集することができる。したがって、編集画像が写真画像ごとに作成される。
編集画面にはさらに、写真シール用に編集処理を行うための「通常落書きへ」のボタン76Lと、ブログに貼り付ける素材(ブログパーツ)用に編集処理を行うための「ブログ用落書きへ」のボタン76Rとが表示される。
編集画面にはさらに、Myエッセンス、スペシャル、スタンプ、クルクル、メッセージ、ペン、といった編集ツールを選択するための編集ツール選択ボタン61が表示される。編集ツール選択ボタン61は、「通常落書きへ」のボタン76Lを選択した場合と、「ブログ用落書きへ」のボタン76Rを選択した場合とで、異なる。具体的には、「通常落書きへ」のボタン76Lが選択された場合、編集ツール選択ボタン61Rが表示される。一方、「ブログ用落書きへ」のボタン76Rが選択された場合、編集ツール選択ボタン61Lが表示される。つまり、「通常落書き」の場合、Myエッセンス、スペシャル、スタンプ、クルクル、メッセージ及びペンボタンが表示される。一方、「ブログ用落書きへ」のボタン76Rが選択された場合、編集ツール選択ボタン61Lが表示される。つまり、写真画像からブログパーツを作成するために、トップ画像ボタン、プロフ画像ボタン、コメント用画像ボタンが表示される。ここで、トップ画像は、ブログの一番上に配置されるタイトル用の画像である。プロフ画像は、ブログにおいて、ユーザのプロフィールを表示する欄に配置される画像である。コメント用画像は、ブログのコメント欄に配置される画像である。
タッチペン312により所望の編集ツール選択ボタン61がタッチされると、タッチされた編集ツールに対応したパレット67が編集領域60の下に表示される。本実施の形態では、左側のパレット67において、「ブログ用落書き」用のトップ画像ツールが選択され、右側のパレット67において、「通常落書き」用のスペシャルツールが選択されている。各パレット67には、選択された編集ツールで利用可能なデザインの編集画像が表示された複数の選択ボタン64が配列されている。たとえば、スペシャルツールが選択された右側のパレット67には、スタンプ画像、クルクル画像、メッセージ画像、ペン画像の複数の編集画像が表示された複数の選択ボタン64が表示されている。
編集ツール選択ボタン61R内の「Myエッセンス」ツールを選択した場合、図17及び図18のように、名前入力画面(図9のステップS106参照)に入力された文字列に応じて作成された複数の編集画像(文字列画像)がパレット67の選択ボタン64内に表示される。たとえば、文字列「まい」と、文字列「さおり」が、ユーザの名前として入力された場合、CPU103は、「まい」と「さおり」に基づいて、種々の編集画像を作製する。
具体的には、図17では、CPU103は、各文字列「まい」「さおり」の文字列画像からなる編集画像を作製する。CPU103はさらに、「マイ」、「MAI」、「まっちゃん」等、文字列「まい」を変換した編集画像や、「まい」に基づいて作成された新たな編集画像(ニックネーム等)を作成したりする。図18では、CPU103は、「まい」及び「さおり」に基づいて、「まい」と「さおり」をペアで表記する種々の編集画像を作成する。
これら「Myエッセンス」の編集画像は、編集画面が表示される前に、CPU103が、ステップS106で表示される名前入力画面に入力された文字列に基づいて、CPU103により作成される(図15のステップS401)。このように、ステップS106で表示される名前入力画面に入力された文字列は、編集画像として利用される。
図16に戻って、編集画面には、他の編集ツールとして、編集処理ツール74も表示される。編集処理ツール74には、落書きを初めからやり直す「最初から」のボタンや、1つ前の編集処理に戻る「戻る」のボタン、1つ後の編集処理に進む「進む」のボタン、各パレット67内に表示されている複数の編集画像を回転する「回転」のボタン、編集により入力された編集画像を消去する「消しゴム」のボタン等が含まれる。
他の編集ツールとして、「一発落書き」のボタン77も表示される。「一発落書き」のボタン77を選択した場合、複数のサンプル画像が表示される。表示されるサンプル画像は、「通常落書き」と、携帯電話機などへ送信される画像として、たとえば「ブログ用落書き」とで異なる。ユーザが、複数のサンプル画像の中からいずれか一つを選択した場合、サンプル画像内の複数の編集画像の組合せが、編集領域60内の写真画像に対応して表示される。要するに、「一発落書き」のボタン77を利用すれば、短時間で編集処理を終えることができる。
また、右側のパレット67において、「半透明」タブ69が選択された場合、図19に示すように、半透明スタンプを選択するための半透明パレット62が編集画面に表示される。半透明パレット62は、様々なスタンプの絵柄ボタン67aと、透明度を設定する透明度設定ボタン67bと、スタンプの色を設定するカラーパレット67cとを備える。ユーザは、半透明パレット62を操作することによって、半透明スタンプを編集画像として作成することができる。
たとえば、ユーザが、ハートマークが描画された絵柄ボタン67aを選択し、カラーパレット67cにおいて青を選択したと仮定する。この場合、CPU103は、青のハートが描画された編集画像を生成する。そして、ユーザは、「薄い」、「普通」、「濃い」の透明度設定ボタン67bのいずれかを選択する。「薄い」の透明度設定ボタン67bが選択された場合、CPU103は、透明度が70%に設定された青いハートの画像(編集画像)を生成する。同様に、「普通」、「濃い」の透明度設定ボタン67bが選択された場合、CPU103は、透明度が50%、30%に設定された編集画像を生成する。ユーザが、生成された半透明スタンプ(編集画像)の貼り付け位置を指定した場合、半透明スタンプが、編集領域60R内の写真画像に貼り付けられる。
なお、CPU103は、「薄い」の透明度設定ボタン67bがタッチされた回数に応じて、編集画像の透明度が順次高くなるようにしてもよい。逆に、CPU103は、「濃い」の透明度設定ボタン67bがタッチされた回数に応じて、編集画像の透明度が順次低くなるようにしてもよい。ただし、透明度を余り高くすると、編集画像が見にくくなるおそれがあるため、変更可能な透明度の範囲には所定の制限がある。また、半透明パレット62内の全ての編集画像の透明度が変化するようになっていてもよく、また、選択された1つの編集画像の透明度のみが変化するようになっていてもよい。また、半透明スタンプ以外の通常の不透明スタンプを半透明にするようになっていてもよい。また、半透明スタンプの透明度は絵柄ボタン67aごとに予め設定されていてもよい。
再び図15を参照して、落書き処理の続きを説明する。編集画面が表示された後(ステップS402)、CPU103は、落書き時間が制限時間に達するか(ステップS404でYes)、ENDボタン68がタッチペン312でタッチされる(ステップS405でYes)までの間、選択された写真画像に対応する編集画像の入力を受け付ける。具体的には、CPU103がパレット67内の所望の選択ボタン64のタッチを検知すると(ステップS403でYes、ステップS406でYes)、タッチされた選択ボタン64に表示されたデザインのツールが設定される(ステップS407)。そして、編集領域60内をタッチすると(ステップS403でYes、ステップS406でNo)、タッチされた位置に、選択されたデザインの編集画像を入力する(ステップS408)。入力された編集画像は、写真画像に対応付けてメモリ105に格納される。
落書き時間が制限時間に達したとき(ステップS404でYes)、または、ENDボタン68へのタッチを検知したとき(ステップS405でYes)、CPU103は、落書き処理を終了する。
[シートレイアウト選択]
図14を参照して、落書き処理(ステップS303)の後に、CPU103は、シートレイアウトの選択画面を編集用ディスプレイ311に表示して、シート画像40を生成するためのシートレイアウトをユーザに選択させる(ステップS304)。図5、図7及び図8に示すシート画像40は、特殊合成画像41及び通常合成画像42〜47の配置パターンがそれぞれ異なっている。このため、シートレイアウトの選択画面には、様々な配置パターンを有するシートレイアウトが表示される。ユーザは、シートレイアウトの選択画面の中から、好みのシートレイアウトを選択する。
ユーザが、たとえば、図5に示すシート画像40のシートレイアウトを選択した場合、CPU103は、ステップS107(図9参照)で選択されたデザインと、選択されたシートレイアウトとに基づいて、特殊合成画像41の背景画像418と、通常合成画像42〜47の背景画像42b〜47bを決定する。これにより、1,2枚目の写真画像が、背景画像42b,43bに対応づけられる。3,4枚目の写真画像が、背景画像45b,46bに対応付けられる。5,6枚目の写真画像が、背景画像44b,47bに対応付けられる。また、CPU103は、選択されたデザイン及びシートレイアウトに基づいて、特殊合成画像41及び通常合成画像42〜47の各々のサイズを決定する。
[通常合成画像生成]
次に、CPU103は、1〜6枚目の写真画像を利用して、通常合成画像42〜47を生成する(ステップS305)。図20は、通常合成画像の作成手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、7枚目のピンプリ写真画像は、通常合成画像の生成に用いられない。
図20を参照して、CPU103は、1〜6枚目の写真画像からいずれか1つを選択する(ステップS501)。ここでは、全身撮影モードで得られた5枚目の写真画像が選択された場合を説明する。5枚目の写真画像は、人物画像44a(図5参照)を含む。
CPU103は、5枚目の写真画像に対応付けられた背景画像44bをHDD104から取得する(ステップS502)。CPU103は、5枚目の写真画像に対して前処理を実行する(ステップS503)。前処理とは、ステップS105(図9参照)で選択された画像処理の内容、ステップS212(図11参照)で選択された目の大きさ、ステップS213(図11参照)で選択された画像の明るさなど、ユーザにより選択された画像処理を、5枚目の写真画像に対して施す処理である。
CPU103は、選択されたデザイン及びシートレイアウトに基づいて決定された通常合成画像44のサイズに基づいて、5枚目の写真画像のサイズを調整する(ステップS504)。
CPU103は、サイズ調整された5枚目の写真画像から人物を抽出する(ステップS505)。具体的には、CPU103は、サイズ調整された5枚目の写真画像から人物41A,41Bを抽出して人物画像44aを生成する。5枚目の写真画像は、全身撮影モードにより撮影された画像であるため、人物41A,41Bの全身が5枚目の写真画像から抽出される。
CPU103は、抽出された人物画像44aを背景画像44b上に合成して通常合成画像44を生成する(ステップS506)。通常合成画像44は、シート画像40の生成に用いられる。
CPU103は、ピンプリ写真画像を除く全ての写真画像を選択した場合(ステップS507においてYes)、通常合成画像生成処理(ステップS305)を終了する。一方、未選択の写真画像がある場合(ステップS507においてNo)、CPU103は、次の写真画像を選択するために、ステップS501に戻る。
[特殊合成画像生成]
CPU103は、全身撮影モードにより撮影された5,6枚目の写真画像と、ピンプリ画像とを用いて、特殊合成画像41を生成する(ステップS307)。
図21は、合成画像の作成手順を示すフローチャートである。図21を参照して、CPU103は、全身撮影モードにより撮影された5,6枚目の写真画像と、ピンプリ画像とを選択する(ステップS601)。5枚目の写真画像は、集合人物画像411(人物画像44a)を含む。6枚目の写真画像は、集合人物画像412(人物画像47a)を含む。ピンプリ画像は、個別人物画像413,414を含む。
CPU103は、選択されたデザインに対応する背景画像418を取得する(ステップS602)。CPU103は、取得した背景画像418のサイズを、特殊合成画像41のサイズに合わせて変更する。特殊合成画像41のサイズは、シートレイアウトが選択されたときに(ステップS304)、決定されている。
CPU103は、選択されたそれぞれの写真画像に対して、前処理を施す(ステップS603)。ステップS603の処理は、ステップS503(図20参照)の処理と同様である。
CPU103は、特殊合成画像41のサイズに合わせて、5,6枚目の写真画像及びピンプリ画像のサイズを調整する(ステップS604)。このとき、ピンプリ画像のサイズは、5,6枚目の写真画像のサイズよりも小さい所定のサイズに変更される。
CPU103は、サイズ変更された5,6枚目の写真画像及びピンプリ画像から、被写体である人物以外の部分(背景画像に写り込んだグリーンバックの部分)を除去して人物を抽出する抽出処理を行うことにより、人物画像411〜414を生成する(ステップS605)。
具体的には、CPU103は、5枚目の写真画像から人物41A,41Bの全身を抽出して集合人物画像411を生成する。CPU103は、6枚目の写真画像から人物41A,41Bの全身を抽出して集合人物画像412を生成する。CPU103は、ピンプリ画像から人物41Aのみの全身を抽出して人物画像413を生成し、ピンプリ画像から人物41Bのみの全身を抽出して個別人物画像414を生成する。CPU103は、クロマキ技術を用いて、各写真画像において人物と特定された領域を、人物の全身として抽出する。上述のように、ピンプリ画像のサイズは、5,6枚目の写真画像のサイズよりも小さくなるように変更されているため、個別人物画像413,414のサイズは、5,6枚目の写真画像から抽出される集合人物画像411,412のサイズよりも小さくなる。
CPU103は、生成された人物画像411〜414を背景画像418上に合成することにより、特殊合成画像41を生成する(ステップS606)。このとき、装飾画像417と、ステップS106(図9参照)において入力されたユーザの名前から生成された名前画像415と、現在の日付から生成された日付画像416とが、背景画像418上に合成される。人物画像411〜414が背景画像418上に配置される位置は、背景画像418において予め指定されている。これにより、図6Aに示すような、特殊合成画像41が生成される。
なお、図8を参照して、シート画像40において、2つの特殊分割合成画像41P,41Qが、シート画像40の左右に配置されている。この場合、CPU103は、ステップS604により生成された特殊合成画像41を左右に分割することによって、特殊分割合成画像41P,41Qを生成してもよい。あるいは、CPU103は、特殊分割合成画像41P,41Qを個別に生成してもよい。たとえば、CPU103は、集合人物画像411及び個別人物画像413を1枚の背景画像上に合成することにより特殊分割合成画像41Pを生成し、かつ、集合人物画像412及び個別人物画像414をもう1枚の背景画像上に合成することにより特殊分割合成画像41Qを生成してもよい。
再び図14を参照して、CPU103は、生成した特殊合成画像41及び通常合成画像42〜47を、選択されたシートレイアウト39上に配置することにより、シート画像40を生成する(ステップS308)。
CPU103は、携帯電話機、スマートフォン、パソコンなどに送信したい通常合成画像42〜47や特殊合成画像41、ブログ用落書きで作成した画像などの選択を促す送信画像選択画面を編集用ディスプレイ311に表示し、さらに、送信先のメールアドレスの入力を促すアドレス入力画面を編集用ディスプレイ311に表示する(ステップS309)。CPU103は、選択された1又は2枚以上の通常合成画像を入力されたメールアドレス宛てに送信する(ステップS310)。
CPU103は、ステップS308により生成されたシート画像をプリンタ605に送信する。プリンタ605は、送信されたシート画像40を印刷する(ステップS311)。プリンタ605は、シート画像40が印刷された写真シールを排出口321に排出する。
以上説明したように、写真撮影遊戯機1は、異なるタイミングで撮影された複数の写真画像から人物の全身を抽出して人物画像411〜414を生成し、生成された人物画像411〜414を単一の背景画像418上に配置して、特殊合成画像41を生成する。人物画像411〜414が単一の背景画像418上に配置されることにより、特殊合成画像41は、異なるタイミングで撮影された複数の人物画像が合成されているにもかかわらず、まるで1枚の写真画像であるかのように認識される。
上記実施の形態において、人物画像211〜214が配置される位置が、背景画像418に予め設定されている例を説明したが、これに限られない。ユーザが、特殊合成画像41における人物画像411〜414の位置を指定できるようにしてもよい。要するに、写真撮影遊戯機1は、異なるタイミングで撮影された2つの写真画像のうち、一方の写真画像から人物41A,41Bの全身を抽出して人物画像を抽出し、他方の写真画像から人物41Aの全身を抽出して人物画像を抽出し、抽出された2つの人物画像を単一の背景画像上に合成することにより、特殊合成画像41を生成すればよい。
上記実施の形態において、特殊合成画像41は、シート画像40の生成のみに用いられ、携帯電話機などに送信されない例を説明したが、これに限られない。写真撮影遊戯機1は、特殊合成画像41を入力されたメールアドレスに送信してもよい。たとえば、図8に示す特殊分割合成画像41P,41Qを送信することができる。また、このように合成画像を送信する代わりに、合成画像を取得するために必要なアクセス情報(たとえばURL)を送信してもよい。
上記実施の形態において、ピンプリ画像から生成された個別人物画像413,414のサイズが、5,6枚目の写真画像から生成された集合人物画像411,412のサイズよりも小さい例を説明したが、これに限られない。逆に、集合人物画像411,412のサイズが、個別人物画像413,414のサイズよりも小さくてもよい。つまり、写真撮影遊戯機1は、2人の人物画像と、1人の人物画像との一方のサイズを、他方のサイズよりも小さくすればよい。
上記実施の形態において、写真撮影遊戯機1の制御プログラムが、コンピュータ装置101のHDD104にインストールされている例を説明した。制御プログラムをインストールする方法は、特に限定されない。たとえば、制御プログラムは、ネットワークに接続されたサーバからダウンロードされ、コンピュータ装置101にインストールされてもよい。あるいは、制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体(たとえば、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ、フレキシブルディスクなど)が配布されている場合、制御プログラムは、その媒体からコンピュータ装置101にインストールされてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。