JP2014039143A - 周波数変換器及び周波数変換方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単で安価な構成で、発振回路の出力信号の位相雑音特性が低減可能な周波数変換器及び周波数変換方法を提供する。
【解決手段】周波数変換器は、発振回路である基準発振器1と、基準発振器1からの出力信号の周波数を分周する分周回路3と、分周した信号を入力として周波数逓倍する周波数逓倍回路4から構成され、周波数逓倍回路4は分周した信号の高調波成分を通過させるフィルタ手段と、その出力を波形整形する波形整形手段及び出力をバッファする手段、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、周波数変換器及び周波数変換方法に関し、特に、出力信号の位相雑音特性を改善した周波数変換器及び周波数変換方法に関する。
近年、通信のインフラストラクチャの大容量化及び高速化の背景から、通信機器が扱う信号の高速化が急激に進んでいる。このため、発振器の位相雑音特性の改善(すなわちジッタの低減)に対する要求が高まっている。たとえば、通信用LSI(large scale integration)の中には、発振器が実現可能な限界に近いジッタ性能が要求されるものもある。このように、安価で位相雑音特性が良好な発振器の必要性がますます高まっている。
100MHz〜1000MHz前後の周波数で、比較的ジッタが小さい信号の発振が可能な発振器の例としては、PLL発振器、高周波水晶発振器及びSAW発振器が知られている。PLLはphase locked loop、SAWはsurface acoustic waveの略である。
PLL発振器は、位相雑音が小さく、周波数が20MHz前後と比較的低く、安価な水晶発振器を基準発振源として、PLL回路を用いて100〜1000MHzの比較的高い周波数のクロックを作る発振器である。高周波水晶発振器は、ドライプロセス又はウェットプロセスによるエッチング技術を用いて水晶振動子の中心部だけが薄く加工された、直接高い周波数の発振を可能にした水晶発振器である。SAW発振器は、SAW共振器を使った発振器である。
PLL発振器は、比較的安価な20MHz付近の水晶振動子と、近年の目覚しいPLL回路技術及び半導体技術の進歩により安価になったPLL−IC(integrated circuit)とを用いて比較的安価に実現可能である。また、PLL発振器は1個の水晶振動子を用いてPLL回路での逓倍数を変えることで複数の周波数の発振器を構成できる。このため、PLL発振器には複数の発振器を集約して1台のPLL発振器で代替させることで発振器のコストダウンが可能となるという利点もある。
本発明に関連して、特許文献1及び特許文献2は、いずれも発振器の位相雑音特性を改善するための構成を開示している。
特許4007135号公報 特開2003−218712号公報
上述したPLL発振器、高周波水晶発振器及びSAW発振器の課題について説明する。PLL発振器は、カットオフ周波数よりも高いオフセット周波数領域では他の方式の発振器とほぼ同等の位相雑音特性を備える一方で、カットオフ周波数よりもオフセット周波数が低い領域では他の方式の発振器と比べて位相雑音特性がやや劣る。
その理由を、図7、図8を用いて説明する。図7は、一般的なPLL発振器の構成を示すブロック図である。PLL発振器101が備える基準発振器1は、出力信号の基準になる水晶振動子をドライブ回路で駆動してクロックを生成し、生成したクロックをPLL回路2へ出力する。PLL回路2は、位相周波数比較器(PFC:phase frequency comparator)9によって基準発振器1から入力されたクロックと分周器12の出力との位相を比較し、位相差に対応する信号を出力する。ループフィルタ(LF:loop filter)10は、位相周波数比較器9から出力される信号を積分することによって直流電圧を生成する。電圧制御発振器(VCO:voltage controlled oscillator)11は、ループフィルタ10から入力された直流電圧に応じた周波数の信号を発振する。VCO11の出力はPLL発振器10の出力として外部に出力されるとともに、分周器12にも入力される。分周器12は、電圧制御発振器11の出力を分周数P(Pは1以上の実数)で分周する。
このような構成により、PLL発振器101は、位相を基準発振器13と同期させた信号を電圧制御発振器11から出力する。
図8は、図7に示すPLL発振器101の各部の位相雑音特性の例を示す。基準発振器1の位相雑音特性は、SAW発振器や高周波水晶発振器の位相特性と同等であり、曲線(A)で示される。また、PLL発振器101の出力における位相雑音特性は、曲線(B)で表される。これに対して、PLL回路2の電圧制御発振器11単独の位相雑音特性は、図8の曲線(C)で示される。
PLL回路2の分周器12の分周数Pは、基準発振器1から入力される信号の周波数に対するPLL回路2の出力周波数の比である。入力周波数に対する出力周波数の比を「逓倍数」と呼ぶと、PはPLL回路2の逓倍数である。そして、PLL発振器101の位相雑音は、基準発振器1の位相雑音と比較して、逓倍数がPである場合には20logP(dB)だけ大きくなる。その結果、オフセット周波数がカットオフ周波数より低い領域においては、位相雑音は充分に低減されない。このため、この周波数領域のPLL発振器101の位相雑音(曲線(B))は、電圧制御発振器11の位相雑音(曲線(C))よりも良好なものの、PLL基準発振器1の位相雑音(曲線(A))よりもかなり大きい。
これに対して、オフセット周波数がカットオフ周波数より高い領域では、PLL回路2はループ外からのクロックに対して位相雑音を低減する性質を持つ。このため、図8の右側に示す領域では、PLL発振器101の位相雑音特性(B)はVCO11が持つ位相雑音特性(C)におおむね一致する。
一方、SAW発振器やエッチング技術を使った水晶発振器は、PLL発振器と比較して良好な位相雑音特性を備えているものの、高価であるという課題がある。
その理由は、SAW発振器や高周波水晶発振器は、振動子の製造に高い技術が必要であり、また、出力周波数毎に振動子の物理的加工寸法を作り分ける必要があることにより、一般の水晶発振器と比較して製造コストが高くなるからである。
(発明の目的)
本発明の目的は、安価な構成で発振回路の位相雑音を低減可能な周波数変換器及び周波数変換方法を提供することである。
本発明の周波数変換器は、入力信号の周波数を分周した信号を出力する分周手段と、上記分周した信号の高調波成分を通過させて出力するフィルタ手段と、を備える。
本発明の周波数変換方法は、入力信号の周波数を分周した信号を出力し、前記分周した信号の高調波成分を通過させて出力することを特徴とする。
本発明の周波数変換器及び周波数変換方法は、安価な構成で発振回路の位相雑音を低減可能な構成を実現する。
本発明の第1の実施形態の発振回路の構成を示すブロック図。 第1の実施形態の周波数逓倍回路の構成を示す図。 分周回路の出力波形とBPFの出力波形とをシミュレーションした図。 第1の実施形態のPLL発振器のPLL出力と周波数逓倍回路出力との位相雑音特性を比較して示す図。 本発明の第2の実施形態の発振回路の構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態の周波数変換器の構成を示すブロック図。 一般的なPLL発振器の構成を示すブロック図。 図7に示すPLL発振器の各部の位相雑音特性を示す図。
(第1の実施形態)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の発振回路100の構成を示すブロック図である。
図1に記載された発振回路100は、水晶発振器である基準発振器1とPLL回路2とを組み合わせたPLL発振器101と、分周回路3と、周波数逓倍回路4とを備える。分周回路3は、PLL発振器101の出力に接続されている。そして、分周回路3の出力には周波数逓倍回路4が接続されている。
基準発振器1とPLL回路2とで構成されるPLL発振器101の構成及び動作は、先に図7を用いて説明したものと同様である。すなわち、基準発振器1は水晶発振器であり、水晶振動子をドライブ回路で駆動してクロックを生成し、PLL回路2へ入力する。PLL回路2は、位相周波数比較器(PFC)、ループフィルタ(LF)、電圧制御発振器(VCO)、分周器を備える(図1には図示されない)。
分周回路3には、PLL発振器101の出力信号が入力される。分周回路3は、PLL回路2の出力の波形の立上り及び立下りエッジを数えるカウンター及び所望のカウンター値に達すると出力を出す矩形波出力のバッファにより、入力された信号をN(Nは整数)分周して周波数逓倍回路4へ出力する。周波数逓倍回路4は、分周回路3から出力された信号の高調波成分を、選択的に取り出す。
(動作の説明)
図1に示したPLL発振器101の動作は、図7で説明した動作と同様であるので、ここでのPLL発振器101の動作に関する説明は省略する。
分周回路3は、PLL回路2の出力の立上り及び立下りをカウンターで数え、カウント数が所望の分周値になった時点でバッファから信号を出力することで、PLL発振器101の出力周波数を分周する。分周値が奇数の場合は、分周回路3は立上りと立下りエッジの両方をカウントする。分周回路3は、出力信号を矩形波として出力してもよい。出力信号の波形を矩形波に近づけることで、分周回路3の出力信号は高調波成分をより多く含むようになるため、以下で説明する周波数逓倍回路4における高調波成分の抽出がより容易になる。
分周回路3の出力周波数に対する入力周波数の比を「分周数」と呼ぶと、分周数がNである分周回路3の出力では、入力された信号の位相雑音が20logN(dB)だけ低減される。すなわち、PLL発振器101の出力を分周数Nの分周器3に入力すると、周波数が1/Nに低減され、かつ位相雑音が20logN(dB)だけ低減された信号が出力される。
一方、信号に含まれる高調波成分の位相雑音は、その信号の基本波成分の位相雑音と同等である。すなわち、分周回路3から出力された信号に含まれる各高調波成分の位相雑音特性は、分周回路3から出力された信号の位相雑音特性と同等である。
従って、分周回路3で分周された信号を周波数逓倍回路4に入力し、分周された信号のM倍の高調波成分を取り出すことによって、位相雑音特性を悪化させることなく、分周された信号の周波数をM倍に逓倍することができる。その結果、周波数逓倍回路4の出力には、PLL発振器101の出力と比較して位相雑音が20logN(dB)低減され、かつ周波数がM/N倍の周波数のクロックが出力される。
図2は、周波数逓倍回路4の構成を示す図である。周波数逓倍回路4はBPF(band pass filter)6、波形整形部7及び出力バッファ8を備える。BPF6は、分周回路3の出力に含まれる高調波成分の一つを選択的に出力する。波形成形部7は、インバータ71に帰還抵抗R2を設けた構成を備える。
ここで、角周波数ω(ω=2πf、fは周波数)の矩形波F(t)は、フーリエ展開により、以下の式(1)のように表される。
F(t)=sin(ωt)+1/3[sin(3ωt)]+1/5[sin(5ωt)]+1/7[sin(7ωt)]+ ・・・ (1)
式(1)から、矩形波から一つの高調波成分を取り出すとき、隣接する高調波の周波数は2ω離れていることがわかる。従って、比較的簡単な構成のバンドパスフィルタを用いても、隣接する周波数の高調波成分を充分に抑圧しつつ単一の高調波成分を入力された信号から取り出すことができる。
波形整形部7は、BPF部6から波形整形部7に入力される小振幅の高調波信号をインバータ71により矩形波に整形する。波形整形部7は、インバータ71に入力される高調波信号の振幅を増幅するための増幅器を備えていてもよい。出力バッファ8は、波形成形部7から入力された矩形波を所定の電圧、電流レベルで発振信号として出力する。
第1の実施形態の発振回路100の具体的な構成例について以下に説明する。図1に示したPLL発振器101は125MHzの発振器であり、分周回路3及び周波数逓倍回路4は、PLL発振器101から出力される125MHzの信号のジッタを低減する。分周回路3は、PLL発振器101から入力された125MHzの信号を5分周して25MHzの矩形波として出力する。分周回路3としては、分周数をROMに書き込んだプログラマブルロジックデバイス(PLD)を使用することができる。なお、周波数逓倍回路4において分周回路3の出力信号から充分な振幅の高調波成分を抽出するためには、分周回路3の出力信号の立上り及び立下り時間が短いことが好ましい。このため、分周回路3の論理回路には立上り及び立下りの速い回路を用いることが好ましい。
周波数逓倍回路4のBPF6は、抵抗R1、コンデンサC1、コイルL1から成るLCR型のバンドパスフィルタである。図2において、コイルL1は0.15μH、コンデンサC1は10pF、抵抗R1は24Ωとする。BPF部6の定数をこのように設定した場合、BPF部6の通過域の中心周波数は25MHzの5逓倍に相当する125MHzとなる。この場合、BPF部6の3逓倍の高調波成分及び7逓倍の高調波成分の抑圧量は、それぞれ、15dB及び28dBであり、Q値は約5.1である。
図3は、分周回路3の出力波形とBPF6の出力波形とをシミュレーションした図である。BPF6の通過後の波形として、25MHzの5逓倍の125MHzの信号が確認できる。周波数逓倍回路4の波形成形部は、インバータと220kΩの帰還抵抗R2を使用して、125MHzの高調波から発振信号を生成する。出力バッファとして、LVCMOS(low voltage complementary metal oxide semiconductor)レベルのバッファ素子が用いられる。
図4に、第1の実施形態の発振器100の、PLL発振器101の出力と周波数逓倍回路4の出力との位相雑音特性を比較して示す。図中の曲線(D)は周波数逓倍回路4の出力における位相雑音特性を示し、曲線(E)は図8の曲線(B)に対応する、PLL回路101の出力における位相雑音特性を示す。
図4に示すように、第1の実施形態の発振器100では、分周回路3及び周波数逓倍回路4により分周と逓倍とを行うことで、PLLのカットオフ周波数より低い領域においても、位相雑音が低減する。
以上説明したように、第1の実施形態の発振回路は、簡単で安価な構成により発振回路の位相雑音を低減できるという効果を奏する。その理由は、PLL発振回路の出力を分周することで位相雑音を低減させた後、分周した信号の高調波成分だけを選択して取り出しているためである。
また、第1の実施形態の発振回路は、位相雑音の低減を小規模の回路の付加で実現できるという効果を奏する。その理由は、矩形波の高調波成分の中心周波数は隣接する高調波と周波数が2ω離れており、簡単なバンドパスフィルタでも他の高調波を充分に抑圧できるからである。また、分周回路3は、例えばDフリップフロップを2個用いた3分周回路、3個用いた5分周回路により構成できるので、市販の最小規模のPLDで分周回路を実現できる。
なお、PLL発振器101が備える電圧制御発振器11は、数GHzで発振し所望の周波数に分周する回路を内部に備える構成でもよい。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態の発振回路の構成を示すブロック図である。第2の実施形態の発振回路200は、PLL発振器102と、分周回路3と、周波数逓倍回路13とを備える。PLL発振器102は100MHzの信号を出力する。PLL発振器102は水晶発振器とPLL回路とを組み合わせた発振器であり、第1の実施形態で説明したPLL発振器101とは出力する周波数が相違しているのみである。分周回路3はPLDで構成され、PLL発振器102から入力された100MHzの信号を2分周し、50MHzの信号として周波数逓倍回路13へ出力する。図5に示す分周回路3の構成及び動作は、第1の実施形態で説明した分周回路3と同様である。
周波数逓倍回路13は、アクティブ型バンドパスフィルタ14と、波形整形部及び出力バッファ15とを備える。周波数逓倍回路13は、分周された50MHzの信号を7逓倍し、350MHzの信号を出力する。すなわち、アクティブ型バンドパスフィルタ14は、50MHzの信号の7倍の高調波を通過させて波形整形部及び出力バッファ15に入力する。本実施形態のように出力する周波数が高い場合には、バンドパスフィルタは隣接する高調波の抑圧量がより大きいことが好ましい。このため、周波数逓倍回路13では、高調波を抽出するためにアクティブ型のバンドパスフィルタが使用される。
波形形成回路及び出力バッファ15には、インバータに並列に帰還抵抗を接続した回路を波形整形回路として用い、カレントモードロジック(CML)回路が出力バッファとして使用される。
第2の実施形態では、分周回路3の出力の7倍の高調波をアクティブ型BPF14で抽出する構成について説明した。さらに、周波数逓倍回路13は、BPFの特性を変更することで分周回路3の出力の奇数倍の高調波を選択して出力することも可能である。また、高い次数の高調波から出力信号を生成する構成では、バンドパスフィルタの価格の上昇を抑えるために、逓倍数を3〜7逓倍としてもよい。
このような構成を備える第1の実施形態の発振回路は、簡単で安価な構成により発振回路の位相雑音を低減できるという効果を奏する。その理由は、第1の実施形態と同様に、PLL発振回路の出力を分周することで位相雑音を低減させた後、分周した信号の高調波成分だけを選択して取り出しているためである。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態の周波数変換器の構成を示すブロック図である。第3の実施形態の周波数変換器300は、分周手段301と、フィルタ手段302と、を備える。
分周手段301には、図示されない外部の発振器の出力が入力される。分周回路301は、入力信号の周波数を分周した信号を出力する。フィルタ手段302は、分周手段301から入力された信号の高調波成分を選択的に通過させる。
周波数変換器300は、入力された信号を分周手段301によって分周し、フィルタ手段302によってその高調波成分を抽出して出力する。このような構成を備える周波数変換器300は、簡単で安価な構成により入力された信号の位相雑音を低減して出力することができるという効果を奏する。その理由は、入力信号を分周することで位相雑音を低減させた後、分周した信号の高調波成分だけを選択して取り出しているためである。そして、第3の実施形態の周波数変換回路は、PLL発振回路等の出力と接続して用いることで、発振回路の位相雑音を低減できるという効果をも奏する。
第1〜第3の実施形態の実現方法としては、分周数、逓倍数、バンドパスフィルタの構成、出力バッファの構成により多くの方法があり、これらを適宜選択することで発振回路あるいは周波数変換回路を実現することが可能である。
以上、第1〜第3の実施形態を用いて本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 基準発振器
2 PLL回路
3 分周回路
4、13 周波数逓倍回路
5 分周回路
6 バンドバスフィルタ(BPF)
7 波形成形部
8 出力バッファ
9 周波数位相比較器(PFC)
10 ループフィルタ(LF)
11 電圧制御発振器(VCO)
12 分周器
14 アクティブ型バンドパスフィルタ
15 波形整形部及び出力バッファ
71 インバータ
100、200 発振器
101 発振回路
102 PLL回路
300 周波数変換器
301 分周手段
302 フィルタ手段

Claims (5)

  1. 入力信号の周波数を分周した信号を出力する分周手段と、
    前記分周した信号の高調波成分を通過させて出力するフィルタ手段と、
    を備える、周波数変換器。
  2. 前記入力信号の周波数と、前記フィルタ手段から出力される信号の周波数とが等しいことを特徴とする、請求項1に記載された周波数変換器。
  3. 所定の周波数の信号を発振する発振手段と、
    前記発振手段の出力を前記入力信号として前記分周手段に入力する請求項1又は2に記載された周波数変換器と、を備える発振器。
  4. 前記発振手段は、基準発振器と、前記基準発振器から入力された信号と同期した信号を出力するPLL(phase locked loop)回路とで構成される、請求項3に記載された発振器。
  5. 入力信号の周波数を分周した信号を出力し、
    前記分周した信号の高調波成分を通過させて出力する、
    ことを特徴とする、周波数変換方法。
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