JP2014038009A - 放射性物質除去装置および放射性物質除去方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上面12と底面14と側壁面16とを有する円筒状容器10と、円筒状容器10の側壁面16に設けられ、円筒状容器10の側壁面16内側に対して接線方向に水を噴出して側壁面16内側に沿った水流を形成するノズル24と、汚染土砂を水流中に投入するために上面12に設けられた土砂投入口20と、汚染土砂に含まれる雲母等の微粒子成分を捕集して排出するために、円筒状容器10の内部における中心部に設けられた捕集部26と、前記汚染土砂のうち、微粒子成分が除去された残余物を排出するために底面14に設けられた土砂排出管22と、を有する放射性物質除去装置である。
【選択図】図1
Description
以下、本発明の放射性物質除去装置に包含される放射性セシウム除去装置の一例につき、図面を用いて詳細に説明する。
図1(A)および図1(B)示すように、実施形態1に係る放射性セシウム除去装置1は、平板状の上面12と平板状の底面14と円柱面上の側壁面16とを有する円筒状容器10と、本発明の投入口の一例であって上面12の中央部に設けられた土砂投入口20と、本発明の残余物排出部の一例であって底面14の中央部に接続された土砂排出管22と、側壁面16における底面14近傍に設けられたノズル24と、本発明の微粒子成分捕集部の一例であって、円筒状容器10の内部における中心部に設けられた捕集部26と、を有する。
先ず、土砂投入口20から円筒状容器10の内部に、放射性セシウムで汚染された土砂を投入する。
以下、本発明の放射性物質除去装置に包含される放射性セシウム除去装置の別の例につき、図面を用いて詳細に説明する。なお、図2において図1と同一の符号は、前記符号が図1において示すのと同一の構成要素を示す。
図2(A)および図2(B)に示すように、実施形態2に係る放射性セシウム除去装置2においては、円筒状容器10の底面は、平板上ではなく、下方に向かって縮小する円錐面15とされている。そして、円錐面15の下端に土砂排出管22が接続されている。
図2(B)において矢印aで示すように、ノズル24から円筒状容器10の側壁面16に沿って円筒状容器10の内部に水を噴出するとともに、図2(A)において矢印bで示すように、放射性セシウムで汚染された土砂を土砂投入口20から投入すると、ノズル24からの水流によって発生するキャビテーション効果と粒子同士が衝突する粒子衝突効果とにより、粒子表面の微粒子や土砂に混合していた雲母等は、石英や長石の粒子と分離される。
土砂として、郡山市内で採取されたホットスポット汚染土砂を使用した。土砂質は、砂質土砂であって粒径0.1mm以下の粒子の含有比が20%のものを使用した。
土砂の質量は分離前が380gであり、放射性セシウム除去装置による分離後が240gであった。したがって除去率は37%であった。また、放射線量は、分離前が203,000Bq/kgであり、分離後は23,000Bqであった。したがって、減線率は89%であった。
土砂として、南相馬市で採取された汚染水田表土を用いた。土砂質は、細砂を含む粘性土であって、粒径0.1mm以下の粒子の含有比が野物を用いた。
土砂の質量は分離前が100gであり、放射性セシウム除去装置による分離後が40gであった。したがって除去率は60%であった。また、放射線量は、分離前が13,410Bq/kgであり、分離後は1,060Bqであった。したがって、減線率は92%であった。
2 放射性セシウム除去装置
10 円筒状容器
12 上面
14 底面
15 円錐面
16 側壁面
20 土砂投入口
22 土砂排出管
22A 土砂排出口
24 ノズル
24 底面
26 捕集部
28 排出管
Claims (7)
- 上面と底面と円筒状の側壁面とを有する円筒状容器と、
前記円筒状容器の側壁面に設けられ、前記円筒状容器の内部に、前記側壁面に対して接線方向に水を噴出して前記側壁面に沿った水流を形成するノズルと、
前記上面に設けられ、放射性物質で汚染された被汚染物を前記水流中に投入する投入口と、
前記円筒状容器における中心部に設けられた微粒子成分捕集部と、
前記底面に設けられ、前記被汚染物のうち、前記微粒子成分が除去された残余物を排出する残余物排出部と、
を有する放射性物質除去装置。 - 前記円筒状容器の底面は下方に向かって縮小する円錐状である請求項1に記載の放射性物質除去装置。
- 前記円筒状容器の底面は平板状である請求項1または2に記載の放射性物質除去装置。
- 前記投入口は前記円筒状容器の上面の中央部に設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載の放射性物質除去装置。
- 前記微粒子成分捕集部の取入口は、下方に向かって拡大する円錐形状である請求項1〜4の何れか1項に記載の放射性物質除去装置。
- 前記ノズルから噴出される水の圧力は5MPa以上である請求項1に記載の放射性物質除去装置。
- 円筒状容器の内部において、前記円筒状容器の側壁面内側に沿った水流を形成し、
放射性物質を除去しようとする被汚染物を、前記円筒状容器の上面に設けた投入口から前記水流に投入し、前記被汚染物に含まれる微粒子成分を前記円筒状容器の内部における中心部において捕集、排出し、
前記被汚染物のうち、前記微粒子成分が除去された残余を前記円筒状容器の底面に設けた排出部から排出する
放射性物質除去方法。
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JP2012179643A JP2014038009A (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | 放射性物質除去装置および放射性物質除去方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2012
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