JP2014037865A - 高圧ガス容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】螺合部への異物混入を防ぐとともに螺合部の圧力上昇を防ぐことが可能な高圧ガス容器を提供する。
【解決手段】高圧ガス容器10Aは、開口した口金部12Aを有し、高圧ガスを内蔵可能な高圧ガス容器10Aであって、口金部12Aに螺合される栓体13Aと、当該高圧ガス容器10Aの内部から大気に連通する通路をシールするための、弾性を有する3つ以上のシール部材と、を備え、前記通路は、口金部12Aと栓体13Aとが螺合する螺合部と、螺合部と大気とを連通する連通路13dと、を備え、3つ以上のシール部材は、螺合部を挟んで配置される高圧ガス側の第一シール部材21及び大気側の第二シール部材22と、連通路13dに配置されて当該連通路13dをシールする第三シール部材23と、を備え、第二シール部材22及び第三シール部材23の少なくとも一方は、第一シール部材2122よりも高圧ガスの透過性が高い。
【選択図】図2

Description

本発明は、高圧ガスを内蔵可能な高圧ガス容器に関する。
高圧ガスを内蔵可能な高圧ガス容器において、容器の口金部に子部品を螺合し、かかる螺合部を挟むようにシール部材を設けることが行われている。かかるシール部材は、螺合部に異物が混入することを防ぐためのものであるが、容器内の高圧ガスが螺合部に入ってきた場合には、螺合部の圧力が上昇することがある。
螺合部の圧力上昇を防止するため、特許文献1には、容器の口金部に螺合される子部品に、螺合部に生じる隙間と外部空間とを連通するリーク通路を形成することによって、螺合部に入った高圧ガスをリークする技術が記載されている。
特開2008−2654号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、リーク通路が開いているため、リーク通路から螺合部へ異物が混入することがある。
本発明は、前記事情に鑑みて創作されたものであり、螺合部への異物混入を防ぐとともに螺合部の圧力上昇を防ぐことが可能な高圧ガス容器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、開口した口金部を有し、高圧ガスを内蔵可能な高圧ガス容器であって、前記口金部に螺合される栓体部と、当該高圧ガス容器の内部から大気に連通する通路をシールするための、弾性を有する3つ以上のシール部と、を備え、前記通路は、前記口金部と前記栓体部とが螺合する螺合部と、前記螺合部と大気とを連通する連通路と、を備え、3つ以上の前記シール部は、前記螺合部を挟んで配置される高圧ガス側の第一シール部及び大気側の第二シール部と、前記連通路に配置されて当該連通路をシールする1つ以上の第三シール部と、を備え、前記第二シール部及び第三シール部の少なくとも一方は、前記第一シール部よりも前記高圧ガスの透過性が高いことを特徴とする。
かかる構成によると、第三シール部が連通路を異物混入不能にシールしているとともに螺合部に入ってきた高圧ガスが第二シール部及び第三シール部の少なくとも一方を透過して外部へ放出されるので、螺合部への異物混入を防ぐとともに螺合部の圧力上昇を防ぐことができる。
また、高圧ガス容器は、前記連通路に設けられて当該連通路を開閉可能な開閉部を備え、前記第三シール部は、前記開閉部と前記連通路との間をシールする構成であってもよい。
かかる構成によると、組立時及び点検時において、開閉部を用いて高圧ガスのリークチェックを行い、シール部の初期不良等を検知することが可能である。
前記第三シール部は、前記第一シール部及び前記第二シール部よりも前記高圧ガスの透過性が高い構成であってもよい。
前記連通路は、前記栓体部に形成されている構成であってもよく、前記口金部に形成されている構成であってもよい。
また、高圧ガス容器は、前記連通路に乾燥ガス又は不活性ガスを導入して密封することが可能なガス導入部を備える構成であってもよく、前記連通路を真空化して密封することが可能な真空化部を備える構成であってもよい。
かかる構成によると、螺合部及び連通路における水蒸気を好適に排除することができる。
本発明によれば、高圧ガス容器において、螺合部への異物混入を防ぐとともに螺合部の圧力上昇を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る高圧ガス容器が適用される燃料電池車を模式的に示す側面図である。 本発明の第一の実施形態に係る高圧ガス容器を模式的に示す断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る高圧ガス容器を模式的に示す断面図である。 本発明の第三の実施形態に係る高圧ガス容器を模式的に示す断面図である。 本発明の第四の実施形態に係る高圧ガス容器を模式的に示す断面図である。 (a)は本発明の第五の実施形態に係る高圧ガス容器を模式的に示す断面図であり、(b)は(a)のX1部拡大図である。 (a)は本発明の第六の実施形態に係る高圧ガス容器を模式的に示す断面図であり、(b)は(a)のX2部拡大図である。 (a)は本発明の第七の実施形態に係る高圧ガス容器を模式的に示す断面図であり、(b)は(a)のX3部拡大図である。 (a)は本発明の第八の実施形態に係る高圧ガス容器を模式的に示す断面図であり、(b)は(a)のX4部拡大図である。 本発明の第九の実施形態に係る高圧ガス容器を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、本発明の高圧ガス容器を燃料電池車において水素ガスを内蔵する燃料タンクに適用した場合を例にとり、連通路を栓体に形成した第一ないし第四実施形態、及び、連通路を口金部に形成した第五ないし第八実施形態について、図面を参照して説明する。同様の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。ちなみに、高圧ガス容器は、燃料電池車100だけでなく、船舶、航空機等の移動体の他、さらには定地式の設備にも適用可能である。
<燃料電池車の構成>
本発明の高圧ガス容器が適用される燃料電池車100(車両、移動体)は、燃料電池スタック110(燃料電池)と、水素タンク10(高圧ガス容器)を含む水素タンク構造体1)と、減圧弁121と、コンプレッサ131と、希釈器132と、を備えている。なお、燃料電池車100の具体的種類には、例えば、四輪車、三輪車、二輪車、一輪車、列車等がある。
燃料電池スタック110は、固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)であり、MEA(Membrane Electrode Assembly、膜電極接合体)をセパレータ(図示しない)で挟持してなる単セルが複数積層されて構成されている。MEAは、電解質膜(固体高分子膜)と、これを挟持するカソード及びアノードとを備えている。各セパレータには、溝や貫通孔からなるアノード流路111(燃料ガス流路)及びカソード流路112(酸化剤ガス流路)が形成されている。
高圧ガス容器である水素タンク10は、アノード流路111に供給される水素(燃料ガス、流体)が充填されるタンクである。そして、水素タンク10は、配管121a、減圧弁121(レギュレータ)、配管121bを介して、アノード流路111の入口に接続されており、水素タンク10の水素が、配管121a等を通って、アノード流路111に供給されるようになっている。
すなわち、配管121aと配管121bとで水素供給流路(燃料ガス供給流路)が構成されており、この水素供給流路に減圧弁121が設けられている。また、水素供給流路には、図示しないECU(Electronic Control Unit、電子制御装置)によって開閉制御される常閉型の遮断弁も設けられている。なお、減圧弁及び遮断弁は、例えば、下流に向かって、一次遮断弁、一次減圧弁、二次遮断弁、二次減圧弁のように複数で設けられる。
減圧弁121は、例えば、本願出願人による特開2004−185831号公報に記載されるように、配管121cから入力されるパイロット圧に基づいて、アノード流路111における水素の圧力と、カソード流路112における空気の圧力とがバランスするように、水素の圧力を下げる一次減圧弁である。なお、配管121cの上流端は、カソード流路112に向かう空気が通流する配管131aに接続されている。
アノード流路111の出口は、配管121dを介して、希釈器132に接続されている。そして、アノード流路111から排出されたアノードオフガスは、配管121dを通って、希釈器132に排出されるようになっている。
コンプレッサ131は、配管131aを介して、カソード流路112の入口に接続されており、ECUからの指令に従って作動すると、酸素を含む空気を取り込んで圧縮し、これをカソード流路112に圧送するようになっている。なお、コンプレッサ131は、燃料電池スタック110や高圧バッテリ(図示しない)を電源としている。
また、コンプレッサ131は作動すると作動熱を発生する熱源であり、本実施形態では、この作動熱の一部が水素タンク10に伝導する場合を例示する。すなわち、コンプレッサ131は、水素タンク10からみて、発熱する外部機器である。なお、このように発熱する外部機器は、コンプレッサ131の他、ECU、冷媒ポンプ、高圧バッテリ、PDU、ドライブトレイン等、種々挙げられる。
カソード流路112の出口は、配管132aを介して、希釈器132に接続されている。そして、カソード流路112から排出されたカソードオフガスは、配管132aを通って希釈器132に排出されるようになっている。
なお、配管132aには、ECUによって開度が制御される常開型の背圧弁(図示しない)が設けられている。すなわち、ECUは、アクセル開度に基づいて、発電要求量、目標空気圧力、目標水素圧力を算出し、目標空気圧力となるように、背圧弁の開度及びコンプレッサ131の回転速度を制御するようになっている。
希釈器132は、配管121dからのアノードオフガス中の水素を、配管132aからのカソードオフガスで希釈し、水素濃度を低減させるものであり、その内部に希釈空間を有している。そして、希釈後のガスは、配管132bを通って車外に排出されるようになっている。
<第一の実施形態>
図2に示すように、本発明の第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aは、前記した水素タンク10の一例であって、タンク本体11と、口金部12Aと、栓体13Aと、プラグ14Aと、第一シール部材21と、第二シール部材22と、第三シール部材23と、を備える。なお、高圧ガス容器10Aにおける水素ガスの充填口及び放出口の図示及び説明は省略されており、これは第二の実施形態以降の高圧ガス容器においても同様である。
<タンク本体>
タンク本体11は、高圧ガス(ここでは、水素ガス)を内蔵可能な中空容器であり、開口部11aを備える。かかる開口部11aには、口金部12Aが取り付けられている。
<口金部>
口金部12Aは、開口部11aに取り付けられる筒状部材であり、内周面に形成された雌ネジ部12aと、内周面における雌ネジ部12aよりもタンク本体11の内部空間側に形成される環状溝部12bと、先端面すなわち雌ネジ部12aよりも外部空間(大気)側に形成される環状凹部12cと、を備える。
<栓体>
栓体13Aは、口金部12Aに螺合される栓体部の一例であり、口金部12A内に収容される円筒部13aと、円筒部13aの外周面に形成されて雌ネジ部12aに螺合される雄ネジ部13bと、円筒部13aの先端側に設けられて口金部12Aから露出する頭部13cと、連通路13dと、連通路13dの内周面の頭部13c側に形成される雌ネジ部13eと、連通路13dの一部であって頭部13cの先端面に形成される環状凹部13fと、を備える。連通路13dについては、後で詳しく説明する。
<プラグ>
プラグ14Aは、連通路13dに螺合されて連通路13dの頭部13c側開口を塞ぐ部材であり、連通路13dに収容される円筒部14aと、円筒部14aの外周面に形成されて雌ネジ部13eに螺合される雄ネジ部14bと、円筒部14aの先端側に設けられて栓体13Aから露出する頭部14cと、を備える。雄ネジ部14bは、円筒部14aの外周面のうち、雌ネジ部13eに対応する部位に形成されており、環状凹部13fに配置される部位には形成されていない。
<大気に連通する通路>
高圧ガス容器10Aは、タンク本体11の内部空間と外部空間(大気)とが連通する通路を有し、かかる通路を第一シール部材21、第二シール部材22及び第三シール部材23でシールする構成となっている。前記した連通路13dは、円筒部13aの外周面と頭部13cの先端面とに開口を有しており、雌ネジ部12aと雄ネジ部13bとが螺合する螺合部に生じる隙間と大気とを連通している。すなわち、大気に連通する通路は、螺合部と連通路13dとを備えて構成されており、タンク本体11の内部空間は、螺合部を介して大気と連通するとともに、螺合部及び連通路13dを介して大気と連通している。
<シール部材>
本実施形態において、かかる通路には、螺合部よりも高圧ガス側の第一シール部の一例である第一シール部材21と、螺合部よりも大気側の第二シール部の一例である第二シール部材22と、連通路13dに配置されて当該連通路13dをシールする1つ以上の第三シール部の一例である第三シール部材23と、が配置されている。
第一シール部材21は、環状溝部12bに配置される弾性変形可能なOリングであって、高圧ガス側すなわち螺合部よりもタンク本体11の内部空間側において、口金部12Aの内周面と栓体13Aの外周面との間をシールし、タンク本体11内の水素ガスが螺合部に入ることを防いでいる。
第二シール部材22は、環状凹部12cに配置される弾性変形可能なOリングであって、大気側すなわち螺合部よりも外部空間側において、環状凹部12cの底面と栓体13Aの頭部13cとの間をシールし、大気中の異物(例えば、水分等の腐食性物質)が螺合部に入ることを防いでいる。
第三シール部材23は、連通路13dの一部となる環状凹部13fに配置される弾性変形可能なOリングであって、環状凹部13fの底面とプラグ14Aの頭部14cとの間をシールし、大気中の異物が連通路13dに入ることを防いでいる。
本実施形態において、第三シール部材23は、第一シール部材21及び第二シール部材22よりも水素ガスの透過性が高くなるように構成されている。すなわち、第一シール部材21及び第二シール部材22は、水素ガス透過性が第三シール部材23よりも低く、タンク本体11に内蔵された水素ガスがリークしようとするのを好適に防ぐ。そして、第三シール部材23は、水素ガス透過性が第一シール部材21及び第二シール部材22よりも高いので、タンク本体11に内蔵された水素ガスが第一シール部材21から透過して螺合部に入ってきた場合において、かかる水素ガスは、連通路13d及び第三シール部材23を介して大気に放出され、螺合部の圧力が高まることが防がれる。また、連通路13dは、タンク本体11から透過してきた水素ガスによって、大気よりも高い圧力が保持されるため、大気からの異物侵入がより好適に防がれる。
なお、螺合部及び連通路13dは、乾燥ガス若しくは不活性ガスが導入されいる、又は、真空化されていることによって水蒸気が排除されている構成であってもよい。
本発明の第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aは、第三シール部材23が連通路13dを異物混入不能にシールしているとともに連通路13dに入ってきた水素ガスを透過して外部へ放出するので、螺合部への異物混入を防ぐとともに螺合部の圧力上昇を防ぐことができる。
<第二の実施形態>
続いて、本発明の第二の実施形態に係る高圧ガス容器について、第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aとの相違点を中心に説明する。図3に示すように、本発明の第二の実施形態に係る高圧ガス容器10Bは、栓体13A及びプラグ14Aに代えて栓体13B及びプラグ14Bを備える。
<栓体>
栓体13Bは、雌ネジ部13e及び環状凹部13fに代えて、環状凹部13g及び雌ネジ部13hを備える。環状凹部13gは、第一の実施形態に係る環状凹部13fよりも深く形成されている。雌ネジ部13hは、環状凹部13gの内周面に形成されている。雌ネジ部13hは、環状凹部13gの内周面のうち、後記する雄ネジ部14fに対応する部位に形成されており、後記する環状溝部14eに対応する部位、すなわち、第三シール部材23が当接する部位には形成されていない。
<プラグ>
プラグ14Bは、環状凹部13gに収容される円筒部14dと、円筒部14dの外周面に形成されている環状溝部14eと、円筒部14dの外周面に形成されて雌ネジ部13hに螺合される雄ネジ部14fと、円筒部14dの先端側に設けられて栓体13Bから露出する頭部14gと、を備える。雄ネジ部14fは、円筒部14dの外周面のうち、環状溝部14eよりも頭部14g側に形成されている。
本実施形態において、第三シール部材23は、連通路13dの一部となる環状溝部14eに配置されており、環状凹部13gの内周面とプラグ14Bの円筒部14dの外周面との間をシールしている。
本発明の第二の実施形態に係る高圧ガス容器10Bは、第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aと同様の効果を奏する。
<第三の実施形態>
続いて、本発明の第三の実施形態に係る高圧ガス容器について、第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aとの相違点を中心に説明する。図4に示すように、本発明の第三の実施形態に係る高圧ガス容器10Cは、プラグ14Aに代えてコネクタ15Cを備えており、コネクタ16及び配管17を介して手動式又は自動式(電磁弁等)の開閉弁18に接続されている。
<コネクタ>
コネクタ15Cは、連通路13dに収容される円筒部15aと、円筒部15aの外周面に形成されて雌ネジ部13eに螺合される雄ネジ部15bと、円筒部15aの先端側に設けられて栓体13Aから露出する頭部15cと、頭部15cの先端側に設けられる円筒部15dと、円筒部15dの外周面に形成されている雄ネジ部15eと、貫通孔15fと、を備える。雄ネジ部15eは、円筒部15aの外周面のうち、雌ネジ部13eに対応する部位に形成されており、環状凹部13fに配置される部位には形成されていない。
<コネクタ>
コネクタ16は、有底円筒形状を呈してコネクタ15Cに螺合される部材であって、内周面に形成されて雄ネジ部15eに螺合される雌ネジ部16aと、有底円筒形状の底部とコネクタ16の配管17側面とを連通する貫通孔16bと、を備える。コネクタ16の貫通孔16は、配管17と接続されている。
すなわち、連通路13dは、貫通孔15f、貫通孔16b及び配管17を介して開閉弁18に接続されている。作業者は、開閉弁18を開弁した状態で乾燥ガス又は不活性ガスを螺合部及び連通路13dへ導入して開閉弁18を閉弁することができる。また、作業者は、開閉弁18を開弁した状態で螺合部及び連通路13dを真空化して開閉弁18を閉弁することができる。すなわち、コネクタ15C、コネクタ16、配管17及び開閉弁18は、連通路13dに設けられて当該連通路13dを開閉可能な開閉部の一例である。また、コネクタ15C、コネクタ16、配管17及び開閉弁18は、連通路13dに乾燥ガス又は不活性ガスを導入して密封することが可能なガス導入部の一例であるとともに、連通路13dを真空化して密封することが可能な真空化部の一例でもある。
本発明の第三の実施形態に係る高圧ガス容器10Cは、第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aと同様の効果を奏する。また、高圧ガス容器10Cは、螺合部及び連通路13dに不活性ガスを導入したり螺合部及び連通路13dを真空化したりすることが容易である。また、高圧ガス容器10Cは、組立時及び点検時において、開閉弁18を用いて水素ガスのリークチェックを行い、シール部材21,22,23の初期不良等を検知することが可能である。
<第四の実施形態>
続いて、本発明の第四の実施形態に係る高圧ガス容器について、第三の実施形態に係る高圧ガス容器10Cとの相違点を中心に説明する。図5に示すように、本発明の第四の実施形態に係る高圧ガス容器10Dは、開閉弁18ではなくチェック弁19に接続されている。チェック弁19は、水素ガスの外部から連通路13d内への流入を許容するとともに、乾燥ガス又は不活性ガスの連通路13d内から外部への流出を規制する弁である。
作業者は、チェック弁19を介して乾燥ガス又は不活性ガスを螺合部及び連通路13dへ導入することができる。すなわち、コネクタ15C、コネクタ16、配管17及び開閉弁18は、連通路13dに乾燥ガス又は不活性ガスを導入して密封することが可能なガス導入部の一例である。
本発明の第四の実施形態に係る高圧ガス容器10Dは、第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aと同様の効果を奏する。
<第五の実施形態>
続いて、本発明の第五の実施形態に係る高圧ガス容器について、第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aとの相違点を中心に説明する。図6に示すように、本発明の第五の実施形態に係る高圧ガス容器10Eは、第一の実施形態に係る連通路13d周りの構造を口金部に適用したものであって、口金部12A及び栓体13Aに代えて口金部12E及び栓体13Eを備える。
<口金部>
口金部12Eは、連通路12dと、連通路12dの大気側に形成された雌ネジ部12eと、連通路12dの一部であって口金部12Eの大気に露出する外周面に形成される環状凹部12fと、を備える。連通路12dについては、後で詳しく説明する。
<栓体>
栓体13Eは、連通路13d、雌ネジ部13e及び環状凹部13fを備えていない。
本実施形態において、プラグ14Aの雄ネジ部14bは、雌ネジ部12eに螺合されている。
<大気に連通する通路>
高圧ガス容器10Eは、タンク本体11の内部空間と外部空間(大気)とが連通する通路を有し、かかる通路を第一シール部材21、第二シール部材22及び第三シール部材23でシールする構成となっている。前記した連通路12dは、口金部12Eの内周面と大気に露出する外周面とに開口を有しており、雌ネジ部12aと雄ネジ部13bとが螺合する螺合部に生じる隙間と大気とを連通している。すなわち、大気に連通する通路は、螺合部と連通路12dとを備えて構成されており、タンク本体11の内部空間は、螺合部を介して大気と連通するとともに、螺合部及び連通路12dを介して大気と連通している。
<シール部材>
本実施形態において、第三シール部材23は、環状凹部12fに配置されており、環状凹部12fの底面と頭部14cとの間をシールしている。
本発明の第五の実施形態に係る高圧ガス容器10Eは、口金部12Eに連通路12dを設けた構成において、第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aと同様の効果を奏する。
<第六の実施形態>
続いて、本発明の第六の実施形態に係る高圧ガス容器について、第五の実施形態に係る高圧ガス容器10Eとの相違点を中心に説明する。
図7に示すように、本発明の第六の実施形態に係る高圧ガス容器10Fは、第二の実施形態に係る連通路13d周りの構造を口金部に適用したものであって、口金部12E及びプラグ14Aに代えて口金部12F及び第二の実施形態に係るプラグ14Bを備える。
<口金部>
口金部12Fは、雌ネジ部12e及び環状凹部12fに代えて、環状凹部12g及び雌ネジ部12hを備える。環状凹部12gは、第五の実施形態に係る環状凹部12fよりも深く形成されている。雌ネジ部12hは、環状凹部12gの内周面に形成されている。雌ネジ部12hは、環状凹部13gの内周面のうち、雄ネジ部14fに対応する部位に形成されており、環状溝部14eに対応する部位、すなわち、第三シール部材23が当接する部位には形成されていない。
<プラグ>
プラグ14Bの円筒部14dは、環状凹部12gに収容されており、雌ネジ部14fは、雌ネジ部12hに螺合されており、頭部14gは、口金部12Fから露出している。
本実施形態において、第三シール部材23は、連通路12dの一部となる環状溝部14eに配置されており、環状凹部12gの内周面とプラグ14Bの円筒部14dの外周面との間をシールしている。
本発明の第六の実施形態に係る高圧ガス容器10Fは、口金部12Fに連通路12dを設けた構成において、第五の実施形態に係る高圧ガス容器10Eと同様の効果を奏する。
<第七の実施形態>
続いて、本発明の第七の実施形態に係る高圧ガス容器について、第五の実施形態に係る高圧ガス容器10Eとの相違点を中心に説明する。図8に示すように、本発明の第七の実施形態に係る高圧ガス容器10Gは、第三の実施形態に係る連通路13d周りの構造を口金部に適用したものであって、プラグ14Aに代えてコネクタ15Cを備えており、コネクタ16及び配管17を介して手動式又は自動式(電磁弁等)の開閉弁18に接続されている。
本発明の第七の実施形態に係る高圧ガス容器10Gは、口金部12Eに連通路12dを設けた構成において、第三の実施形態に係る高圧ガス容器10Cと同様の効果を奏する。
<第八の実施形態>
続いて、本発明の第八の実施形態に係る高圧ガス容器について、第七の実施形態に係る高圧ガス容器10Gとの相違点を中心に説明する。図9に示すように、本発明の第八の実施形態に係る高圧ガス容器10Hは、第四の実施形態に係る連通路13d周りの構造を口金部に適用したものであって、開閉弁18ではなくチェック弁19に接続されている。
本発明の第八の実施形態に係る高圧ガス容器10Hは、口金部12Eに連通路12dを設けた構成において、第四の実施形態に係る高圧ガス容器10Dと同様の効果を奏する。
<第九の実施形態>
続いて、本発明の第九の実施形態に係る高圧ガス容器について、第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aとの相違点を中心に説明する。図10に示すように、本発明の第九の実施形態に係る高圧ガス容器10Iは、栓体13A、プラグ14A及び第三シール部材23に代えて、栓体13I及びプラグ14Iを備える。
<栓体>
栓体13Iは、雄ネジ部13e及び環状凹部13fに代えて、連通路13dの一部となる環状凹部13iと、環状凹部13iの内周面に形成される雌ネジ部13jと、を備える。雌ネジ部13jは、後記する雄ネジ部14iに対応する部位に形成されており、後記する第三シール部23Iに対応する部位には形成されていない。
<プラグ>
プラグ14Iは、環状凹部13iに収容される円筒部14hと、円筒部14hの外周面に形成されて雌ネジ部13jに螺合される雌ネジ部14iと、円筒部14hの先端側に設けられて栓体13Iから露出する頭部14jと、を備える。雄ネジ部14iは、円筒部14hの外周面のうち、雌ネジ部13jに対応する部位に形成されており、円筒部14hの連通路13d側端部には形成されていない。
<第三シール部>
プラグ14Iの円筒部14hの連通路13d側端部は、雄ネジ部14iと雌ネジ部13jとが螺合された際に、栓体13Iの環状凹部13iの底面に圧接されて連通路13dをシールする。すなわち、円筒部14hの一端部が、弾性変形又は塑性変形しながら当接し、前記した第三シール部材23と同様に連通路13dをシールする第三シール部23Iである。すなわち、栓体13Iは、口金部12Aに螺合される栓体部と、連通路13dに配置されて当該連通路13dをシールする第三シール部23Iと、を一体に備える部材である。
なお、プラグ14Iの頭部14jが、栓体13Iの頭部の13cの先端面に弾性変形又は塑性変形しながら当接し、前記した第三シール部材23と同様に連通路13dをシールする第三シール部として機能する構成であってもよい。
また、第三シール部は、栓体13Iとプラグ14Iとが互いに当接する部位のうち、栓体13I側又はプラグ14I側が弾性変形又は塑性変形しながら当接し、連通路13dをシールする構成であってもよい。
本実施形態では、第二シール部材22は、第一シール部材21及び第三シール部材23Iよりも水素ガスの透過性が高くなるように構成されている。したがって、第一シール部材21を透過して螺合部に入ってきた高圧ガスは、第二シール部材22を透過して外部へ放出される。
本発明の第九の実施形態に係る高圧ガス容器10Iは、プラグ14A及び第三シール部材23の機能をプラグ14Iに持たせることによって部品点数を減らすとともに、第一の実施形態に係る高圧ガス容器10Aと同様の効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第二の実施形態の第三シール部材23周りの構造を第三ないし第四の実施形態に適用することができる。また、2つ以上の第三シール部材23を連通路に設ける構成であってもよい。ここで、2つ以上の第三シール部材23が設けられており、高圧ガスを第三シール部材23側から外部へ放出する場合には、全ての第三シール部材23が、第一シール部材21よりも高圧ガスの透過性が高くなるように構成される。また、第二シール部材22及び第三シール部材23の少なくとも一方が、第一シール部材21よりも高圧ガスの透過性が高い構成であればよく、例えば、第二シール部材22が、第一シール部材21及び第三シール部材23よりも高圧ガスの透過性が高い構成であってもよい。この場合には、螺合部に入ってきた高圧ガスは、第二シール部材22を透過して外部へ放出される。また、第九の実施形態に係る第三シール部を、第二ないし第八の実施形態に適用することもできる。さらに、第三シール部23Iが連通路をシールする構造を、第二シール部材22によってシールされている部位の構造に適用することもできる。
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,10I 高圧ガス容器
11 タンク本体
12A,12E,12F 口金部
12a 雌ネジ部(螺合部)
12d 連通路
13A,13B,13E,13I 栓体(栓体部)
13b 雄ネジ部(螺合部)
13d 連通路
21 第一シール部材(第一シール部)
22 第二シール部材(第二シール部)
23 第三シール部材(第三シール部)
23I 第三シール部

Claims (7)

  1. 開口した口金部を有し、高圧ガスを内蔵可能な高圧ガス容器であって、
    前記口金部に螺合される栓体部と、
    当該高圧ガス容器の内部から大気に連通する通路をシールする3つ以上のシール部と、
    を備え、
    前記通路は、前記口金部と前記栓体部とが螺合する螺合部と、前記螺合部と大気とを連通する連通路と、を備え、
    3つ以上の前記シール部は、前記螺合部を挟んで配置される高圧ガス側の第一シール部及び大気側の第二シール部と、前記連通路に配置されて当該連通路をシールする1つ以上の第三シール部と、
    を備え、
    前記第二シール部及び第三シール部の少なくとも一方は、前記第一シール部よりも前記高圧ガスの透過性が高い
    ことを特徴とする高圧ガス容器。
  2. 前記連通路に設けられて当該連通路を開閉可能な開閉部を備え、
    前記第三シール部は、前記開閉部と前記連通路との間をシールする
    ことを特徴とする請求項1に記載の高圧ガス容器。
  3. 前記第三シール部は、前記第一シール部及び前記第二シール部よりも前記高圧ガスの透過性が高い
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の高圧ガス容器。
  4. 前記連通路は、前記栓体部に形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の高圧ガス容器。
  5. 前記連通路は、前記口金部に形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の高圧ガス容器。
  6. 前記連通路に乾燥ガス又は不活性ガスを導入して密封することが可能なガス導入部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の高圧ガス容器。
  7. 前記連通路を真空化して密封することが可能な真空化部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の高圧ガス容器。
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