JP2014037091A - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】他者に画像の内容を見られる可能性が低くなる画像形成装置等を提供する。
【解決手段】用紙Pに画像の形成を行なう画像形成部20と、画像形成部20で画像を形成するために使用者が入力する操作を行なうためのユーザインタフェースと、画像形成部20にて画像の形成を行なっているときに、ユーザインタフェースを操作するユーザ以外の他者を検知したことを示す検知情報を取得する検知情報取得部と、検知情報取得部により検知情報を取得したときに、画像の形成に係る情報に対応して画像の形成を停止するか否かを決定する決定部と、を備えることを特徴とする画像形成装置1。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置、プログラムに関する。
特許文献1には、ATMにおいて取引が行われていない時で画面にコマーシャル等を表示する時には、表示装置に最大サイズの画面を表示して多くの人の目に付き易いようにし、ATMの利用者が存在して取引が行われている時には、最大画面サイズよりも小さいサイズの入力エリアを表示する自動取引装置が開示されている。
また特許文献2には、表示手段及び入力手段としての機能を備えるタッチパネル操作部を有し、金融機関の顧客が操作して取引を行う自動取引装置であって、第三者を検出するセンサ部を更に有し、顧客が暗証番号を入力するときにセンサ部が第三者を検出すると、取引を中止するものが開示されている。
特開2006−11765号公報 特開2008−47063号公報
ここで使用者が操作部で行なう操作内容や記録材に形成された画像の内容について、機密性を有する等の理由により、使用者以外の他者に見られたくない場合がある。ところが他者が画像形成装置に近づくのを阻止するのは一般に困難であることから、他者により使用者が操作部で行なう操作内容や画像の内容を見られる危険性があった。
請求項1に記載の発明は、記録材に画像の形成を行なう画像形成部と、前記画像形成部で画像を形成するために使用者が入力する操作を行なうための操作部と、前記画像形成部にて画像の形成を行なっているときに、前記操作部を操作する使用者以外の他者を検知したことを示す検知情報を取得する検知情報取得部と、前記検知情報取得部により前記検知情報を取得したときに、画像の形成に係る情報に対応して画像の形成を停止するか否かを決定する決定部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記決定部は、使用者が装置から離れた旨の情報を取得したときに、前記画像形成部で行なっている画像の形成を停止することをさらに決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記決定部は、他者が装置から離れた旨の情報を取得したときに、画像の形成を再開することをさらに決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記画像の形成に係る情報は、使用者の装置に対する認証の有無、記録材の両面に画像を形成するか否か、および画像を形成した後の記録材の排出場所の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、記録材に画像の形成を行なう画像形成部と、前記画像形成部で画像を形成するために使用者が入力する操作を行なうための操作部と、前記操作部を操作する使用者以外の他者を検知したことを示す検知情報を取得する検知情報取得部と、前記検知情報取得部により前記検知情報を取得したときに、前記使用者が前記操作部にて行なう操作内容または画像の形成に係る情報に対応して装置からの出力の変更を決定する決定部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記決定部は、装置からの出力の変更を前記操作内容または前記画像の形成に係る情報の機密性の程度に応じて決定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記決定部は、前記検知情報取得部により前記検知情報を取得したときに、前記操作部で行なう表示を変更するか、前記画像形成部にて行なっている画像の形成を停止することを決定することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、画像形成部で画像を形成するための画像の形成に係る情報を取得する機能と、前記画像形成部にて画像の形成を行なっているときに、操作部を操作する使用者以外の他者を検知したことを示す検知情報を取得する機能と、前記検知情報を取得したときに、前記画像の形成に係る情報に対応して画像の形成を停止するか否かを決定する機能と、を実現させるプログラムである。
請求項1の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、記録材に形成された画像の内容を他者に見られる危険性が低くなる画像形成装置が提供できる。
請求項2の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、セキュリティ性をさらに向上させることができる。
請求項3の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、他者が画像形成装置から離れた場合に自動的に画像の形成を再開することができる。
請求項4の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、記録材に形成された画像が他者に見られる可能性が高い場合に、画像の形成を停止させることができる。
請求項5の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、使用者が操作部で行なう操作内容や記録材に形成された画像の内容を他者に見られる可能性が低くなる画像形成装置が提供できる。
請求項6の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、機密性がより高い処理を行なっているときに、それに対応してセキュリティ性を向上させることができる。
請求項7の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、より簡易な手段により、使用者が操作部で行なう操作内容や記録材に形成された画像の内容を他者に見られる危険性を低くすることができる。
請求項8の発明によれば、本発明を採用しない場合に比べて、記録材に形成された画像の内容を他者に見られる危険性が低くなる機能をコンピュータにより実現できる。
実施の形態に係る画像形成装置の外観図である。 実施の形態に係る画像形成装置の内部構造を示す図である。 フロントカバーが開いた状態を示す図である。 第1の実施の形態における制御装置の機能構成例を示したブロック図である。 画像形成部にて画像の形成を行なっている際に、他者を検知した旨の検知情報を取得したときに、制御装置が行なう処理について説明したフローチャートである。 画像形成部にて画像の形成を行なっている際に、ユーザが画像形成装置から離れたときに、制御装置が行なう処理について説明したフローチャートである。 ユーザがユーザインタフェースを操作している際に、他者を検知した旨の検知情報を取得したときに、制御装置が行なう処理について説明したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る画像形成装置1の外観図である。図2は、実施の形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す図である。
画像形成装置1は、原稿の画像を読み取る画像読取装置100と、記録材(以下、代表して「用紙」と記す場合もある。)上に画像を記録する画像記録装置200と、を備えている。また、画像形成装置1は、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータを有し、装置全体の動作を制御する制御装置300と、タッチパネル等により構成され、ユーザ(使用者)から受けた指示を制御装置300に出力するとともに制御装置300からの情報をユーザに提示するユーザインタフェース(UI)400を備えている。
画像読取装置100は、画像形成装置1の上部に配置され、画像記録装置200は、画像読取装置100の下側に配置され、制御装置300を内蔵している。ユーザインタフェース400は、詳しくは後述するが、画像形成部20で画像を形成するためにユーザが入力する操作を行なうための操作部として機能し、画像形成装置1の上部の手前側、つまり画像読取装置100の後述する画像読取部110の手前側に配置されている。
まずは、画像読取装置100について説明する。
画像読取装置100は、原稿の画像を読み取る画像読取部110と、この画像読取部110に原稿を搬送する原稿搬送部120と、を備えている。原稿搬送部120は、画像読取装置100の上部に配置され、画像読取部110は、画像読取装置100の下部に配置されている。
原稿搬送部120は、原稿を収容する原稿収容部121と、この原稿収容部121から搬送された原稿が排出される原稿排出部122とを有し、原稿収容部121から原稿排出部122へ原稿を搬送する。
画像読取部110は、プラテンガラス111と、光を原稿の被読取面(画像面)へ照射する光照射ユニット112と、光照射ユニット112から原稿の被読取面へ光Lが照射されて原稿の被読取面で反射した反射光Lを導く導光ユニット113と、導光ユニット113によって導かれた光Lの光学像を結像する結像レンズ114と、を備えている。また、画像読取部110は、結像レンズ114によって結像された光Lを光電変換するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の光電変換素子で構成され、結像された光学像を検出する検出部115と、検出部115と電気的に接続されて、検出部115によって得られた電気信号が送られる画像処理部116と、を備えている。
画像読取部110は、原稿搬送部120によって搬送される原稿の画像、及びプラテンガラス111に載せられた原稿の画像を読み取る。
次に、画像記録装置200について説明する。
画像記録装置200は、用紙に画像の形成を行なう画像形成部20と、画像形成部20に対して用紙Pを供給する用紙供給部60と、画像形成部20にて画像が形成された用紙Pを排出する用紙排出部70と、画像形成部20にて一方の面に画像が形成された用紙Pの表裏を反転させて再度画像形成部20に向けて搬送する反転搬送部80と、を備えている。
画像形成部20は、一定の間隔を置いて並列的に配置されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kを備えている。各画像形成ユニット21は、感光体ドラム22と、感光体ドラム22の表面を一様に帯電する帯電器23と、後述する光学系ユニット50によるレーザ照射によって形成された静電潜像を予め定められた色成分トナーで現像し可視化する現像器24とを備えている。また、画像形成部20には、画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kの現像器24に対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ29Y、29M、29C、29Kが設けられている。
画像形成部20は、画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kの下方に、画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kの感光体ドラム22に対してレーザ光を照射する光学系ユニット50を備えている。光学系ユニット50は、図示しない半導体レーザ、変調器の他、半導体レーザから出射されたレーザ光を偏向走査するポリゴンミラー(不図示)と、レーザ光を通過するガラス製のウィンドウ(不図示)と、各構成部材を密閉するためのフレーム(不図示)とを備えている。
また、画像形成部20は、画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kの感光体ドラム22に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト31上に多重転写させる中間転写ユニット30と、中間転写ユニット30上に重畳されて形成されたトナー像を用紙Pに転写する二次転写ユニット40と、用紙P上に形成されたトナー像を加熱および加圧して定着する定着装置45と、を備えている。
中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31と、この中間転写ベルト31を駆動するドライブローラ32と、中間転写ベルト31に一定のテンションを付与するテンションローラ33と、を備えている。また、中間転写ユニット30は、各感光体ドラム22と中間転写ベルト31を挟んで対向して感光体ドラム22上に形成されたトナー像を中間転写ベルト31上に転写するための複数(本実施の形態においては4つ)の一次転写ローラ34と、中間転写ベルト31を介して後述する二次転写ローラ41と対向するバックアップローラ35とを備えている。
中間転写ベルト31は、ドライブローラ32、テンションローラ33、複数の一次転写ローラ34、バックアップローラ35および従動ローラ36などの複数の回転部材に張りかけられている。そして、中間転写ベルト31は、駆動モータ(不図示)によって回転駆動されるドライブローラ32により、矢印方向に予め定められた速度で循環駆動される。この中間転写ベルト31は、例えば、ゴムまたは樹脂にて成形されたものが使用される。
また、中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31上に存在する残留トナー等を除去するクリーニング装置37を備えている。クリーニング装置37は、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト31の表面から残留トナーや紙粉等を除去する。
二次転写ユニット40は、二次転写位置に設けられ中間転写ベルト31を介してバックアップローラ35を押圧し、用紙P上に画像を二次転写する二次転写ローラ41を備えている。二次転写ローラ41と、中間転写ベルト31を介して二次転写ローラ41と対向するバックアップローラ35とで、中間転写ベルト31に転写されたトナー画像が用紙Pに転写される二次転写位置が構成される。
定着装置45は、中間転写ユニット30によって二次転写された用紙P上の画像(トナー像)を、加熱定着ローラ46と加圧ローラ47とにより、熱および圧力を用いて用紙Pに定着させる。
用紙供給部60は、画像が記録される用紙を収容する用紙収容部61と、用紙収容部61の各々に収容された用紙Pを送り出す送出ロール62と、送出ロール62にて送り出された用紙Pが搬送される搬送路63と、搬送路63に沿って配置され送出ロール62によって送り出された用紙Pを二次転写位置へ搬送する搬送ロール64、65、66と、を備えている。
用紙排出部70は、画像形成部20の上方に設けられて、画像形成部20にて画像が形成された用紙を積載する第1の積載トレイ71と、この第1の積載トレイ71と画像読取装置100との間に設けられて、画像形成部20にて画像が形成された用紙を積載する第2の積載トレイ72と、を備えている。
用紙排出部70は、定着装置45よりも搬送方向下流側に設けられて、トナー画像が定着された用紙Pを搬送する搬送ロール75と、この搬送ロール75の搬送方向下流側に設けられて、用紙Pの搬送方向を切り替える切替ゲート76と、を備えている。また、用紙排出部70は、切替ゲート76の搬送方向下流側に、切替ゲート76によって切り替えられた搬送方向の一方側(図2における右側)に搬送される用紙Pを第1の積載トレイ71に排出する第1の排出ロール77を備えている。また、用紙排出部70は、切替ゲート76の搬送方向下流側に、切替ゲート76によって切り替えられた搬送方向の他方側( 図2における上側)に搬送される用紙Pを搬送する搬送ロール78と、搬送ロール78によって搬送される用紙Pを第2の積載トレイ72に排出する第2の排出ロール79と、を備えている。
反転搬送部80は、定着装置45の側方に、搬送ロール78を第2の積載トレイ72に用紙Pを排出する方向とは反対の方向に回転させることで反転された用紙Pが搬送される反転搬送路81を備えている。この反転搬送路81には、反転搬送路81に沿って複数の搬送ロール82が設けられている。これらの搬送ロール82によって搬送された用紙Pは、搬送ロール82によって、再度二次転写位置へ送り込まれる。
また、画像記録装置200は、画像形成部20、用紙供給部60、用紙排出部70、反転搬送部80および制御装置300を、直接的または間接的に支持する装置本体フレーム11と、この装置本体フレーム11に取り付けられて画像形成装置1の外面を形成する装置筐体12と、を備えている。
装置本体フレーム11は、画像形成装置1における横方向の一方の端部側で、内部に、切替ゲート76、第1の排出ロール77、搬送ロール78および第2の排出ロール79などを備えるとともに上下方向に伸びて、画像読取装置100を支持する読取装置支持部13を備えている。読取装置支持部13は、装置本体フレーム11における奥側の部位と協働して画像読取装置100を支持する。
また、画像記録装置200は、装置筐体12の一部として、画像形成部20の手前側に設けられるとともに、装置本体フレーム11に対して開閉可能に装着されるフロントカバー15を備えている。
図3は、フロントカバー15が開いた状態を示す図である。
ユーザは、フロントカバー15を開くことで、画像形成部20の中間転写ユニット30やトナーカートリッジ29Y、29M、29C、29Kを新しい物と取り替えることが可能となっている。
以上のように構成された画像形成装置1は、以下のように動作する。
画像読取装置100によって読み取られた原稿の画像や、図示しないパーソナルコンピュータ等から受信した画像データは、予め定められた画像処理が施され、画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、光学系ユニット50に出力される。
光学系ユニット50は、入力された色材階調データに応じて、半導体レーザ(図示せず)から出射されたレーザ光を、f−θレンズ(不図示)を介してポリゴンミラーに出射する。ポリゴンミラーでは、入射されたレーザ光を各色の階調データに応じて変調し、偏向走査して、図示しない結像レンズおよび複数枚のミラーを介して画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kの感光体ドラム22に照射する。
画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kの感光体ドラム22では、帯電器23で帯電された表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kにて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kの感光体ドラム22上に形成されたトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト31上に多重転写される。
一方、用紙供給部60では、画像形成のタイミングに合わせて送出ロール62が回転して用紙収容部61に収容されている用紙Pを取り上げ、搬送路63を介して搬送ロール64、65にて搬送される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト31の移動タイミングに合わせて搬送ロール66が回転し、用紙Pは、バックアップローラ35および二次転写ローラ41によって形成される二次転写位置に搬送される。二次転写位置にて、下方から上方に向けて搬送される用紙Pには、圧接力および予め定められた電界を用いて、4色が多重されているトナー像が副走査方向に順次、転写される。そして、各色のトナー像が転写された用紙Pは、定着装置45によって熱および圧力で定着処理を受けた後に排出され、第1の積載トレイ71あるいは第2の積載トレイ72に積載される。
両面印刷の要求があった場合には、一方の面に画像が形成された用紙Pは、反転搬送部80にて表裏が反転するように搬送され、再度二次転写位置に送られる。そして、二次転写位置にて、用紙Pの他方の面にトナー像が転写され、定着装置45にて転写された画像が定着される。その後、両面に画像が形成された用紙Pは、排出され、第1の積載トレイ71あるいは第2の積載トレイ72に積載される。
また画像形成装置1は、人(人体)を検知する人検知装置2(図1参照)を備えている。人検知装置2は、ユーザインタフェース400を操作するユーザは検知しないが、主にユーザの後ろ側の予め定められた領域内に人が存在することを検知する第1の人検知手段の一例としての第1の人検知部600と、ユーザインタフェース400を操作するユーザを検知する第2の人検知手段の一例としての第2の人検知部700とを備えている。そして、第1の人検知部600や第2の人検知部700人が存在することを検知した場合に、制御装置300に対して人を検知した旨の検知信号を出力する。第1の人検知部600や第2の人検知部700としては、人を検知できるものであれば特に限定されることはない。例えば、人が発する特定波長の赤外線を焦電効果を用いて検知することにより予め定められた領域内に人が入ってきたことを検出する焦電センサや、赤外線発光ダイオード等からなる発光素子と発光素子から発した光が人に反射されたときにその反射光を受光する受光素子とを有する赤外線反射型の反射型センサを用いることができる。
[第1の実施の形態]
まず第1の実施の形態の詳細な構成及び動作について説明する。
用紙Pに画像形成を行なう際に、その形成された画像の内容をユーザ以外の他者に見られたくない場合がある。即ち、形成された画像の内容に機密性が存在する場合は、ユーザだけがその画像を見られるようにすることが望ましい。
しかしながら通常の画像形成装置1の設置環境において、他者が画像形成装置1に近づくことを阻止することは、困難であることが多い。そしてユーザが画像の形成を意図的に中止する指示を出さない限りは、画像の形成は継続され、その結果、形成された画像の内容が他者の目に触れるということがあり得る。
そこで本実施の形態の画像形成装置1では、人検知装置2によりユーザ以外の他者を検知する。そして他者が検知されたときには、その時に行なっている画像の形成に係る情報に対応して、画像形成部20における画像の形成を停止する処理を行なう。なお本実施の形態では、この処理は、制御装置300が行なう。
図4は、第1の実施の形態における制御装置300の機能構成例を示したブロック図である。ただし図4では、制御装置300が有する種々の機能のうち本実施の形態に関連する機能に限定して図示している。
図示するように制御装置300は、ユーザの認証を行なう認証部301と、ユーザインタフェース400を制御するとともに、ユーザインタフェース400にてユーザにより指定された画像の形成に係る情報を取得するユーザインタフェース制御部302と、ユーザが画像形成部20にて画像の形成を行なっているときに、ユーザ以外の他者を検知したことを示す検知情報を取得する検知情報取得部303と、検知情報取得部303により他者を検知した旨の検知情報を取得したときに、画像の形成に係る情報に対応して、画像の形成を停止するか否かを決定する決定部304と、画像形成部20を制御して用紙Pに画像を印刷する印刷制御部305とを備える。
また図5は、画像形成部20にて画像の形成を行なっている際に、他者を検知した旨の検知情報を取得したときに、制御装置300が行なう処理について説明したフローチャートである。
以下、図4および図5を使用して制御装置300が、行なう処理の手順について具体的に説明を行なう。
まずユーザがユーザインタフェース400を操作することで、用紙Pに画像を印刷する旨の指示を出す。このとき制御装置300のユーザインタフェース制御部302は、ユーザから指示された画像の形成に係る情報を取得する(ステップ101)。またこのとき認証部301は、ユーザの認証が必要であるか否かを判断する(ステップ102)。そして認証が必要なとき(ステップ102でYes)は、ユーザがユーザインタフェース400から入力したユーザID、パスワード等の認証情報を基に認証を行なう(ステップ103)。一方、ユーザの認証が必要でないときは(ステップ102でNo)、ユーザの認証を行なわず、ステップ104に進む。
次に制御装置300の印刷制御部305は、画像形成部20を制御して用紙Pに画像を印刷する。そして印刷制御部305は、印刷が終了したか否かを判断する(ステップ104)。また印刷を行なっている際(ステップ104でNo)に、人検知装置2は、人検知装置2の検知範囲内にユーザ以外の他者が入ってきたか否かを監視する(ステップ105)。そして人検知装置2の検知範囲内にユーザ以外の他者が入ってこなかった場合(ステップ105でNo)は、ステップ104に戻り、人検知装置2による監視を継続する。
一方、人検知装置2の検知範囲内に他者が入ってきた場合(ステップ105でYes)は、人検知装置2は他者を検知した旨の検知情報を発し、検知情報取得部303は、この検知情報を取得する(ステップ106)。
そして決定部304は、画像の形成に係る情報としてステップ102においてユーザの認証が行なわれていたか否かを判定する(ステップ107)。そしてユーザの認証が行なわれていたとき(ステップ107でYes)、決定部304は、印刷の停止を行なうことを決定する(ステップ108)。さらに印刷制御部305は、画像形成部20を制御して用紙Pに印刷を行なう処理を停止する(ステップ109)。なおこのときユーザインタフェース400に、他者を検知したため印刷処理を停止した旨の表示を行ない、ユーザに注意を喚起してもよい。
つまりユーザの認証が行なわれていたときは、用紙Pに印刷される画像は機密性が高いことが多い。そのため人検知装置2により他者が検知されたときは、印刷を停止する処理を行ない、他者により用紙Pに印刷された画像が見られる危険性を低くする。
またユーザの認証が行なわれていなかったとき(ステップ107でNo)、決定部304は、画像の形成に係る情報として現在印刷が行なわれている処理が、両面印刷であるか否か、または用紙Pの排出先が他者に見ることができる位置にあるものであるか否かを判定する(ステップ110)。
そして両面印刷であった場合(ステップ110でYes)、決定部304は、印刷の停止を行なうことを決定する(ステップ108)。さらに印刷制御部305は、画像形成部20を制御して用紙Pに印刷を行なう処理を停止する(ステップ109)。
片面印刷の場合は、印刷後の用紙Pは、積載トレイ71、72(図2参照)に、画像が形成された面を下側にして排出される。そのため他者が積載トレイ71、72に排出された用紙Pを一見しただけでは、画像の内容はわからない。一方、両面印刷の場合は、印刷後の用紙Pには、印刷された面が上側にも存在する。そのため他者に画像の内容が見られる可能性が高いため、印刷を停止する処理を行なう。
また用紙Pの排出先が他者に見ることができる位置にあるものである場合(ステップ110でYes)についても、決定部304は、印刷の停止を行なうことを決定し(ステップ108)、さらに印刷制御部305が、画像形成部20を制御して用紙Pに印刷を行なう処理を停止する(ステップ109)。
具体的には、サイドトレイなどに用紙Pが排出されるときには、他者に見ることができる位置にあるとする。本実施の形態の場合、積載トレイ72に用紙Pが排出される場合より積載トレイ71に用紙Pが排出される場合の方が、他者からはその画像が見やすい位置にある。即ち、積載トレイ72に用紙Pが排出される場合には、画像読取装置100(図2参照)が、すぐ上部に位置するため、画像読取装置100が邪魔になり、用紙Pに印刷された画像は、他者には、より見にくくなる。そのため本実施の形態では、積載トレイ71に用紙Pが排出された場合には、用紙Pの排出先が、他者に見ることができる位置にあるとし、積載トレイ72に用紙Pが排出された場合には、用紙Pの排出先が、他者に見ることができる位置にあるものとしてもよい。
一方、両面印刷でない場合(片面印刷の場合)であり、かつ用紙Pの排出先が他者に見ることができる位置にあるものではない場合(例えば、積載トレイ72に用紙Pが排出される場合)は(ステップ110でNo)、印刷制御部305は、印刷を継続する(ステップ111)。この後は、ステップ104に戻る。
さらに停止した印刷の再開をするには、決定部304が、印刷の再開の条件を満たしたか否かを判定する(ステップ112)。そして満たした場合(ステップ112でYes)、決定部304が、印刷の再開を決定し(ステップ113)、印刷制御部305が、印刷を再開する(ステップ114)。また満たさない場合(ステップ112でNo)、ステップ112に戻る。
決定部304が印刷の再開を決定するための条件としては、例えば、決定部304が、ユーザから再開の指示を受け付けることが挙げられる。具体的には、ユーザインタフェース400に画像形成部20で行なう印刷の一覧である印刷ジョブのリストを表示し、この中からユーザが印刷の再開を行なう印刷ジョブを選択する。またはユーザインタフェース400にあるスタートキーをユーザが押すなどの操作を行なうことにより決定部304が印刷の再開を決定する。
また他にも決定部304が印刷の再開を決定するための条件として、人検知装置2による他者の検知情報が解除された場合が挙げられる。具体的には、他者が画像形成装置1から離れ、人検知装置2が他者を検知しなくなった場合(非検知の場合)、検知情報取得部303がこの非検知情報を取得する。そしてこれにより決定部304が印刷の再開を決定する。これは、決定部304は、他者が画像形成装置1から離れた旨の情報を取得したときに、画像の形成を再開することを決定する、と言い換えることもできる。
以上のようにして本実施の形態では、人検知装置2により他者が検知されたときは、決定部304は、現在行なわれている画像形成の画像の形成に係る情報として、ユーザの画像形成装置1に対する認証の有無、用紙Pの両面に画像を形成するか否か、および画像を形成した後の用紙の排出場所の少なくとも1つについて合致するかどうか判定する。そしてこれらの画像の形成に係る情報に対応して画像形成部20における画像の形成を停止するか否かを決定する。これにより画像の内容に機密性を要求する場合に、他者に画像の内容を見られることを抑制することができ、セキュリティ性を向上させることができる。
なお図4で示した制御装置300が行なう処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。例えば、制御装置300内部の図示しないCPUが、制御装置300の各機能を実現するプログラムを図示しないメモリにロードして実行することにより行なわれる。
よってこのプログラムは、コンピュータに、画像形成部20で画像を形成するための画像の形成に係る情報を取得する機能と、画像形成部20にて画像の形成を行なっているときに、ユーザインタフェース400を操作するユーザ以外の他者を検知したことを示す検知情報を取得する機能と、検知情報を取得したときに、画像の形成に係る情報に対応して画像の形成を停止するか否かを決定する機能と、を実現させるプログラムとして捉えることができる。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態の詳細な構成及び動作について説明する。
本実施の形態では、人検知装置2が、印刷を行なっている途中で、ユーザが画像形成装置1から離れた場合に、それを検知し、その場合についても印刷を停止する処理を行なう。
このような処理は、図4で示した機能構成例による制御装置300により同様に実現することができる。
図6は、画像形成部20にて画像の形成を行なっている際に、ユーザが画像形成装置1から離れたときに、制御装置300が行なう処理について説明したフローチャートである。
以下、図4および図6を使用して、制御装置300が行なう処理の手順について具体的に説明を行なう。
ステップ201〜ステップ204、ステップ206〜ステップ215の処理は、ステップ101〜ステップ104、ステップ105〜ステップ114の処理とそれぞれ同様であるので、ここでは説明を省略する。
本実施の形態では、ステップ204の後において、人検知装置2は、ユーザが画像形成装置1から離れたか否かを監視する(ステップ205)。そして人検知装置2の検知範囲内からユーザが離れていない場合(ステップ205でNo)は、ステップ206以降の処理を行なう。
一方、人検知装置2の検知範囲内からユーザが離れた場合(ステップ205でYes)は、人検知装置2は、ユーザが非検知となったことを示す非検知情報を生成する。そして検知情報取得部303は、ユーザが画像形成装置1から離れた旨の情報を意味するこの非検知情報を取得する(ステップ216)。そして決定部304は、印刷の停止を行なうことを決定する(ステップ209)。さらに印刷制御部305は、画像形成部20を制御して用紙Pに印刷を行なう処理を停止する(ステップ210)。またこのとき印刷制御部305は、最後に白紙を出力し、積載トレイ71、72に排出された用紙Pの最も上部にこの白紙が載るようにする。
ユーザが画像形成装置1から離れた場合、他者が印刷された画像を見ることを阻止できず、セキュリティ上問題がある。そのためこの場合は、印刷を中止するとともに、他者にこれまで印刷された画像が直接目に触れないように、白紙が最も上部に位置するようにする。
さらに停止した印刷の再開をするには、ユーザが画像形成装置1に戻ってきた際に、認証部301は、ユーザインタフェース400を介して、ユーザの認証を要求する。このユーザの認証が印刷の再開の条件となる。そしてユーザによる認証が行なわれると、決定部304が、印刷の再開の決定をし(ステップ214)、印刷制御部305が、印刷を再開する(ステップ215)。
このとき上述した場合と同様に、例えば、ユーザインタフェース400に画像形成部20で行なう印刷の一覧である印刷ジョブのリストを表示し、この中からユーザが印刷の再開を行なう印刷ジョブを選択するようにしてもよい。またこのリスト中から認証を行なったユーザの印刷ジョブを自動的に選択し、その印刷ジョブについて印刷を再開するようにしてもよい。
以上のようにユーザが画像形成装置1から離れた場合に、印刷を停止する処理を行なうことで、他者に印刷された画像の内容を見られる危険性を低くさせることができ、セキュリティ性をさらに向上させることができる。
[第3の実施の形態]
さらに第3の実施の形態の詳細な構成及び動作について説明する。
本実施の形態では、ユーザが、ユーザインタフェース400を操作している際に、他者を検知した旨の検知情報を取得したときにユーザインタフェース400の表示を切替える処理をさらに行なう。このような処理は、図4で示した機能構成例による制御装置300により同様に実現することができる。
図7は、ユーザがユーザインタフェース400を操作している際に、他者を検知した旨の検知情報を取得したときに、制御装置300が行なう処理について説明したフローチャートである。
以下、図4および図7を使用して、制御装置300が行なう処理の手順について具体的に説明を行なう。なおここでは、ユーザがユーザインタフェース400を操作して、上述した画像の形成に係る情報を入力する場合について説明をする。つまり図5におけるステップ101〜ステップ103の処理に対応し、ステップ101〜ステップ103の替わりに入る処理である。
まずユーザがユーザインタフェース400を操作することで、用紙Pに画像を印刷する旨の指示を出す。このとき制御装置300のユーザインタフェース制御部302は、ユーザから指示された画像の形成に係る情報を取得する(ステップ301)。またこのとき認証部301は、ユーザの認証が必要であるか否かを判断する(ステップ302)。そして認証が必要なとき(ステップ302でYes)は、ユーザがユーザインタフェース400から入力したユーザID、パスワード等の認証情報が入力されたか否かを判断する(ステップ303)。
そして入力を待つ間(ステップ303でNo)、人検知装置2は、人検知装置2の検知範囲内にユーザ以外の他者が入ってきたか否かを監視する(ステップ304)。そして人検知装置2の検知範囲内にユーザ以外の他者が入ってこなかった場合(ステップ304でNo)は、ステップ303に戻り、人検知装置2による監視を継続する。
一方、人検知装置2の検知範囲内に他者が入ってきた場合(ステップ304でYes)は、人検知装置2は他者を検知した旨の検知情報を発し、検知情報取得部303は、この検知情報を取得する(ステップ305)。
そして決定部304は、この場合ユーザインタフェース(UI)400の表示を切替える決定を行なう(ステップ306)。そしてユーザインタフェース制御部302は、ユーザインタフェース400の表示を切替えてユーザに他者を検知した旨の表示を行ない、ユーザに注意を喚起する(ステップ307)。
一方、認証が必要でないとき(ステップ302でNo)や、他人を検知することなく、ユーザID、パスワード等の認証情報が入力された場合(ステップ303でYes)は、以降は、図5のステップ104に進み、制御装置300は、ステップ104以降の処理を行なう。
以上のようにユーザインタフェース400において、ユーザの認証などの機密性の高い処理を行なうときに他者を検知した場合、ユーザインタフェース400の表示を切替えることで、ユーザID、パスワード等の認証情報が他者に見られる危険性を低くすることができる。なお上述した例では、ユーザはユーザインタフェース400において認証情報を入力する場合を示したが、ユーザはユーザインタフェース400に機密性の程度が高い情報を入力する場合であれば、これに限られるものではない。例えば、画像形成装置1がファクシミリ機能を有し、ユーザがユーザインタフェース400において、ファクシミリを送信する宛先の情報を入力している場合などに同様の処理を行なってもよい。
以上詳述したように、本実施の制御装置300では、ユーザインタフェース400を操作するユーザ以外の他者を検知したことを示す検知情報を取得する検知情報取得部303と、検知情報取得部303により検知情報を取得したときに、ユーザがユーザインタフェース400にて行なう操作内容または画像の形成に係る情報に対応して画像形成装置1からの出力の変更を決定する決定部304とを備える。ここで決定部304は、画像形成装置1からの出力の変更を操作内容または画像の形成に係る情報の機密性の程度に応じて決定する。またここで言う画像形成装置1からの出力としては、ユーザインタフェース400で行なう表示や画像形成部20で行なう用紙Pへの画像の形成が該当する。よって決定部304は、検知情報取得部303により検知情報を取得したときに、ユーザインタフェース400で行なう表示を変更するか、画像形成部20にて行なっている画像の形成を停止することを決定すると言うこともできる。
なお上述した例では、画像形成装置1に人検知装置2を設け、この人検知装置2によりユーザや他者を検知していたが、これに限られるものではない。例えば、画像形成装置1の上部に画像形成装置1の周辺を撮影するカメラを設け、このカメラにより撮影された画像に対し、画像処理等を行なうことで、ユーザや他者を識別し検知することもできる。
また上述した例では、ユーザがユーザインタフェース400を操作して画像の形成に係る情報を入力していたが、これに限られるものではない。例えば、ユーザが外部機器であるパーソナルコンピュータ(PC)等から印刷ジョブを画像形成装置1に出力し、そして制御装置300で、この印刷ジョブについての画像の形成に係る情報を取得してもよい。なおこのときユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)等から印刷の指示を行なうが、ユーザの認証を行なう場合は、ユーザが画像形成装置1の設置している箇所に行き、ユーザインタフェース400を操作して行なうことになる。
また画像の形成を停止したり、ユーザインタフェース400の表示を切替えるなどの出力の変更を行なう条件としては、画像形成装置1を管理する管理者が、その内容について組み合わせ等を設定することができることが好ましい。このとき管理者は、その設定をユーザインタフェース400から行なってもよく、外部機器であるパーソナルコンピュータ等から行なってもよい。
1…画像形成装置、2…人検知装置、20…画像形成部、30…中間転写ユニット、40…二次転写ユニット、45…定着装置、100…画像読取装置、200…画像記録装置、300…制御装置、301…認証部、302…ユーザインタフェース制御部、303…検知情報取得部、304…決定部、305…印刷制御部

Claims (8)

  1. 記録材に画像の形成を行なう画像形成部と、
    前記画像形成部で画像を形成するために使用者が入力する操作を行なうための操作部と、
    前記画像形成部にて画像の形成を行なっているときに、前記操作部を操作する使用者以外の他者を検知したことを示す検知情報を取得する検知情報取得部と、
    前記検知情報取得部により前記検知情報を取得したときに、画像の形成に係る情報に対応して画像の形成を停止するか否かを決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記決定部は、使用者が装置から離れた旨の情報を取得したときに、前記画像形成部で行なっている画像の形成を停止することをさらに決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定部は、他者が装置から離れた旨の情報を取得したときに、画像の形成を再開することをさらに決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像の形成に係る情報は、使用者の装置に対する認証の有無、記録材の両面に画像を形成するか否か、および画像を形成した後の記録材の排出場所の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 記録材に画像の形成を行なう画像形成部と、
    前記画像形成部で画像を形成するために使用者が入力する操作を行なうための操作部と、
    前記操作部を操作する使用者以外の他者を検知したことを示す検知情報を取得する検知情報取得部と、
    前記検知情報取得部により前記検知情報を取得したときに、前記使用者が前記操作部にて行なう操作内容または画像の形成に係る情報に対応して装置からの出力の変更を決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記決定部は、装置からの出力の変更を前記操作内容または前記画像の形成に係る情報の機密性の程度に応じて決定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記決定部は、前記検知情報取得部により前記検知情報を取得したときに、前記操作部で行なう表示を変更するか、前記画像形成部にて行なっている画像の形成を停止することを決定することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. コンピュータに、
    画像形成部で画像を形成するための画像の形成に係る情報を取得する機能と、
    前記画像形成部にて画像の形成を行なっているときに、操作部を操作する使用者以外の他者を検知したことを示す検知情報を取得する機能と、
    前記検知情報を取得したときに、前記画像の形成に係る情報に対応して画像の形成を停止するか否かを決定する機能と、
    を実現させるプログラム。
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