JP2014036775A - キャスターを有する鞄 - Google Patents

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Abstract

【課題】停止状態において鞄の移動と回転の両方を確実に停止できる。
【解決手段】キャスターを有する鞄は、ストッパ機構5でもって、4個のキャスター1のストップ方向を以下の(A)又は(B)の何れかの姿勢とする。(A)全てのキャスター1の水平方向の向きが、4個のキャスター1の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺にほぼ平行であって、隣に配置されるキャスター1の水平方向の向きが互いに直交する方向。(B)全てのキャスター1の水平方向の向きが、4個のキャスター1の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺に平行であって、一方の隣に配置されるキャスター1との水平方向の向きが互いに直交する方向であって、反対側の隣に配置されるキャスター1の水平方向の向きが互いに平行な方向。
【選択図】図14

Description

本発明は、底面に4個のキャスターを設けて、キャスターで自立させながら水平面内において自由な方向に移動できる鞄に関し、とくに、移動させる必要がない状態では、キャスターの水平方向の向きを特定して移動しないようにできるキャスターを有する鞄に関する。
底面に4個のキャスターを設けて、キャスターで自立して自由な方向に移動できる鞄は便利に使用できる。ただ、この鞄は、移動させる必要がない状態においても、路面の傾斜や電車の加速や減速の慣性で移動してしまう欠点がある。この欠点を解消するために、キャスターの車輪が回転しないようにブレーキで停止する構造が開発されている。(特許文献1参照)
この鞄は、車輪の外周を局部的にブレーキで押圧して回転しないように停止するので、車輪の外周に歪みができやすい欠点がある。車輪の外周に歪みができると、鞄を移動するときに振動が出て、快適に移動できなくなる。
この欠点を解消する鞄として、キャスターの水平面内の向きをハ字状又は逆ハ字状に停止して、移動できない状態とする鞄が開発されている。(特許文献2参照)
特開平11−56438号公報 特許第4863531号公報
キャスターの水平面内の向きをハ字状や逆ハ字状として移動を停止する鞄は、4個のキャスターをハ字状や逆ハ字状とする状態では、移動は停止できるが、方向によっては鞄の水平面内の回転を停止できない欠点がある。また、この鞄は、キャスターの水平面内の方向を、ハ字状や逆ハ字状とするので、鞄を停止させる状態では鞄がわずかに移動し、あるいはわずかに回転して確実に定位置に固定できない欠点がある。それは、キャスターの方向を、鞄の移動方向に対して傾斜する方向として、鞄の移動を停止するからである。停止する状態でわずかに移動する鞄は、常に便利な状態で使用できない。この種の鞄は、主として電車などに乗ったときに、移動を停止するロック状態とするが、この状態でわずかに移動する鞄は、電車の加速や停止、あるいはカーブで曲がるときの加速度で移動しないようにユーザーが保持する必要があるので、便利に使用できない。それは、鞄が移動して隣の人に衝突する等の弊害を確実に阻止する必要があるからである。
本発明は、さらに以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、停止状態において鞄の移動と回転の両方を確実に停止できるキャスターを有する鞄を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のキャスターを有する鞄は、水平断面形状を四角形とする鞄本体3と、この鞄本体3の上方であって、水平方向に延び、かつ四角形である鞄本体3の一辺と平行な方向に延びる姿勢に設けられて、鞄本体3を移動させる取っ手2と、水平断面形状を四角形とする鞄本体3の底面の四隅部に固定してなる水平面内で回転自在な4個のキャスター1と、4個のキャスター1の水平方向の向きを、鞄本体3の移動を停止するストップ方向に停止して、鞄本体3の移動を停止するようにしてなるストッパ機構5とを備える。この鞄は、4個のキャスター1で鞄本体3を自立状態とし、かつキャスター1を水平面内で回転できる状態として、取っ手2を押して鞄本体3を移動できる状態とする。さらに、鞄は、ストッパ機構5でキャスター1の水平方向の向きをストップ方向に停止して、鞄本体3の移動を停止状態とする。さらにまた、ストッパ機構5は、4個のキャスター1のストップ方向を以下の(A)又は(B)の方向として、鞄本体3の移動を停止させる。
(A)4個のキャスター1のストップ方向が、4個のキャスター1の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺にほぼ平行であって、隣に配置するキャスター1の水平方向の向きが互いに直交する方向にあって、互いに対角位置にある一対のキャスター1の水平方向の向きが互いに平行な方向。
(B)4個のキャスター1のストップ方向が、4個のキャスター1の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺にほぼ平行であって、互いに対角位置にある一対のキャスター1の向きが互いに直交する方向。
なお、本明細書において、「4個のキャスターのストップ方向が、4個のキャスターの連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺とほぼ平行」とは、ストップ方向と四角形のいずれか一つの辺となす角度が30度以内となる状態を含む広い意味で使用する。
以上のキャスターを有する鞄は、停止状態において、鞄の移動と回転の両方を確実に停止できる特徴がある。それは、以上の鞄が、停止状態においては2個のキャスターのストップ方向を、ユーザーが取っ手を長手方向に押して鞄本体を移動させる方向に対して直交する方向に停止して、鞄の移動を停止するからである。
キャスターのストップ方向の向きを、ハ字状や逆ハ字状としてロック状態とする従来の鞄は、キャスターの向きが、移動方向に対して約45度傾斜する姿勢として停止させるので、鞄を全く移動できない状態には停止できない。取っ手が押されて鞄が移動することで、ハ字状や逆ハ字状に配置している一対のキャスターの移動軌跡の幅が狭くなり、あるいは広くなることによって、鞄の移動を停止するからである。
これに対して以上の鞄は、移動方向に直交する方向を向く2個のキャスターで移動を停止する。キャスターは、車輪を回転させる方向にはスムーズに移動できても、車輪を回転させない横方向には移動しない。このため、以上の鞄は、停止状態で鞄をほとんど移動させることなく、停止できる。したがって、この種の鞄は、主たる用途である、移動する電車などで鞄の移動を停止する状態で、全く移動しない理想的なロック状態に停止できる。また、以上の鞄は、キャスターのストップ方向を、4個のキャスターの連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺にほぼ平行とし、かつ、隣に配置するキャスターの水平方向の向きが互いに直交する方向とし、あるいは、互いに対角位置にある一対のキャスターの水平方向の向きを互いに直交する方向とするので、停止状態において、鞄の回転も確実に停止できる特徴がある。
この種の鞄は、混雑する電車などで使用するときに、移動を停止して便利に使用できる。たとえば、ユーザーが電車の座席に座り、両足の間や外側に鞄を置いて移動を停止させる状態とする。この状態で、鞄が移動したり回転すると、隣や近くの人に鞄が衝突して迷惑をかけることがある。とくに、混雑する車内では、鞄がわずかに移動し、あるいは回転しても、隣の人に鞄が接触して迷惑をかけることがある。本発明の鞄は、キャスターの方向を特定の方向とすることで、鞄の移動と回転を確実に停止できるので、混雑する車内においては、鞄を停止状態として、隣の人に衝突して迷惑をかけることがなく、ユーザーは安心して便利に使用できる特徴がある。
本発明のキャスターを有する鞄は、4個のキャスター1のストップ方向と、4個のキャスター1の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺となす角度を15度以内とすることができる。
以上の鞄は、互いに隣接して直交する方向にある一対のキャスター同士において、一方のキャスターのストップ方向を、他方のキャスターの水平面内で回転する回転軸により接近できるので、停止状態における鞄の移動を確実に停止できる。
本発明のキャスターを有する鞄は、鞄本体3を、外形を四角形とするベースプレート4と、このベースプレート4に脱着自在に載せている脱着鞄3Aとで構成し、ベースプレート4の四隅にキャスター1を連結する構造とすることができる。
以上の鞄は、ベースプレートに脱着鞄を脱着できるように載せているので、同じ形状のベースプレートに、大きさや形状が異なる脱着鞄を載せることができる。また、ベースプレートの四隅にキャスターを連結することで、キャスターを簡単に、しかも強固に鞄本体に固定できる。
本発明のキャスターを有する鞄は、ストッパ機構5でもって、4個のキャスター1の水平方向の向きをストップ方向に連動して停止することができる。
以上の鞄は、ストッパ機構で4個のキャスターを一緒にストップ方向に停止できるので、移動状態と停止状態を簡単に切り換えできる。
本発明のキャスターを有する鞄は、ストッパ機構5に、4個のキャスター1の回転と停止とを切り換えるロックスイッチ27を設けることができる。
以上の鞄は、ロックスイッチを操作して、4個のキャスターを、自由に移動できる状態と、移動を停止する状態とに簡便に切り換えできる。
本発明のキャスターを有する鞄は、ストッパ機構5でもって、キャスター1を、方向が180度異なるふたつのストップ方向に停止させることができる。
以上の鞄は、ストッパ機構がキャスターを180度以上回転させることなく、ストップ方向へ素早く停止させることができる。
本発明のキャスターを有する鞄は、キャスター1の車輪15の外周をゴム状弾性体とすることができる。
この鞄は、停止状態でキャスターのスリップを防止して、停止状態では鞄本体をとくに移動しないように停止できる特徴がある。それは、車輪の外周をゴム状弾性体とすることで、鞄の移送方向と直交する方向を向く車輪と、路面との摩擦抵抗を大きくできるからである。
本発明の一実施例にかかるキャスターを有する鞄の斜視図である。 図1に示すキャスターを有する鞄の脱着鞄を外した斜視図である。 ベースプレートにキャスターを連結する部分を示す拡大断面図である。 4個のキャスターのストップ方向の一例を示す概略底面図である。 4個のキャスターのストップ方向の他の一例を示す概略底面図である。 4個のキャスターのストップ方向の他の一例を示す概略底面図である。 ストッパ機構のオフ状態における操作部を示す一部拡大正面図である。 図7に示すストッパ機構のVIII−VIII線断面図である。 ストッパ機構のオン状態における操作部を示す一部拡大正面図である。 図9に示すストッパ機構のX−X線断面図である。 ストッパ機構のオフ状態におけるロック部を示す一部断面底面図である。 図11に示すロック部の拡大図である。 ストッパ機構のオン状態におけるロック部を示す一部断面底面図であって、キャスターが停止されない状態を示す図である。 ストッパ機構のオン状態におけるロック部を示す一部断面底面図であって、キャスターが停止された状態を示す図である。 キャスターが首振りする状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのキャスターを有する鞄を例示するものであって、本発明はキャスターを有する鞄を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1と図2に示すキャスターを有する鞄は、水平断面形状を四角形とする鞄本体3と、この鞄本体3の上方であって、水平方向に延び、かつ四角形である鞄本体3の一辺と平行な方向に延びる姿勢に設けられて、鞄本体3を移動させる取っ手2と、水平断面形状を四角形とする鞄本体3の底面の四隅部に固定してなる水平面内で回転自在な4個の首振り自在なキャスター1と、4個のキャスター1の水平方向の向きを、鞄本体3の移動を停止するストップ方向に停止して、鞄本体3の移動を停止するようにしてなるストッパ機構5とを備える。
鞄本体3は、外形を四角形とするベースプレート4と、このベースプレート4に脱着自在に載せている脱着鞄3Aとからなり、ベースプレート4の下面であって、その四隅部にキャスター1を連結している。
ベースプレート4は、平面形状を長方形として、片側に取っ手2を連結する一対の伸縮ロッド21を固定している。一対の伸縮ロッド21は、上端に取っ手2を連結している。取っ手2は、水平姿勢であって、四角形の鞄本体3の一辺と平行な方向に延びる姿勢に設けられる。図の鞄本体3は、ベースプレート4の平面形状と、鞄本体3の水平断面形状を長方形とする。この鞄は、ユーザーが取っ手2を握って、長手方向に押して移動される。長方形の鞄本体3は、長方形の長手方向に押して移動される。長方形のベースプレート4は、長手方向に押して移動させることで、前後に傾くことなく、安定に移動できる。また、移動状態で鞄本体3の横幅を狭くできる。
鞄本体3を長手方向に移動させる取っ手2は、鞄本体3とベースプレート4の長手方向と平行な姿勢でベースプレート4に固定される。取っ手2は一対の伸縮ロッド21の上端に連結されるので、一対の伸縮ロッド21は、ベースプレート4の片側で、長方形の一方の長辺側に下端を固定している。
伸縮ロッド21は、ベースプレート4に固定される最下段の第1ロッド21Aと、この第1ロッド21Aに上下に移動できるように挿入している第2ロッド21Bと、さらに、第2ロッド21Bに上下に移動できるように挿入している第3ロッド21Cとからなる。第1ロッド21Aは、ベースプレート4に一体的に成形して設けている固定筒体22に挿入され、固定筒体22に接着などの方向で垂直に固定している。第2ロッド21Bは、第1ロッド21Aに対して上下に移動できるが、引き抜きできないように、引き延ばした状態で停止される。同じように、第3ロッド21Cは、第2ロッド21Bに対して上下に移動できるが、引き抜きできないように、引き延ばした状態で停止される。一対の第1ロッド21Aは、その上端を水平姿勢の補強ロッド23で連結している。
さらに、伸縮ロッド21は、第2ロッド21Bと第3ロッド21Cを押し下げて取っ手2を最も下に降下させる位置と、第2ロッド21Bと第3ロッド21Cを引き上げて、取っ手2を最も上に引き上げる位置でロック状態に停止するロック機構(図示せず)を備えている。ロック機構は、取っ手2の上面中央部に設けた操作ボタン2Aを押して、ロック状態を解除して、取っ手2を上下に移動させる。
この図の伸縮ロッド21では、ロッドを3段に伸縮できるように連結しているが、これに限定されることなく、仕様により2段または4段などとすることができる。また、取っ手は、伸縮しないロッドを介してベースプレートに連結することもできる。この鞄は、収納するときやユーザーが持ち上げて移動するときに、取っ手を最下部にロックする。この状態で収納し、あるいは、ユーザーが取っ手を握って鞄を持ち上げて移動する。キャスターで移動させるときは、取っ手を最上部に持ち上げ、取っ手を押して移動する。
ベースプレート4は、四隅部に首振り自在なキャスター1を固定している。図3の断面図は、ベースプレート4にキャスター1を連結する部分を示している。この図のベースプレート4は、キャスター1を連結する固定部24を四隅部に固定している。固定部24は、キャスター1を挿入して固定する円筒形の嵌着凹部24Aを下方に開口するように設けている。さらにまた、固定部24は、後述するストッパ機構5の突出ピン10を出入りさせる貫通孔24Xを設けている。
首振り自在なキャスター1は、ベースプレート4に固定するために、嵌着凹部24Aと同径の円柱形の基礎台11を備え、この基礎台11を嵌着凹部24Aに挿入して接着剤等で固定部24に、すなわちベースプレート4に固定している。さらに、基礎台11は、固定部24の貫通孔24Xに挿入される突出ピン10を出入りさせる開口孔11Xを設けている。後述するストッパ機構5の突出ピン10は、固定部24の貫通孔24Xと、基礎台11の開口孔11Xに出入りできるように挿通されて、キャスター1をストップ方向に停止する。
キャスター1の基礎台11は、垂直軸12とベアリング13を介して、ヨーク14を水平面内で回転できるが抜けないように連結している。ベアリング13は、内輪13Aと外輪13Bとの間に複数の剛球13Cを介在させている。基礎台11は、その中心に垂直軸12を固定して、垂直軸12の下部にベアリング13の内輪13Aを固定している。垂直軸12は、上下の両端の鍔部12A、12Bで、基礎台11とベアリング13の内輪13Aを挟んで、内輪13Aを基礎台11に固定している。ベアリング13の外輪13Bは、ヨーク14に固定され、ヨーク14はベアリング13を介して水平面内で回転できるように、基礎台11と固定部24を介してベースプレート4に固定される。ヨーク14を水平面内で回転できるように、基礎台11はヨーク14の上部を回転自在に挿入する連結開口11Aを設けている。ヨーク14は、連結開口11Aに接触することなく、基礎台11に回転できるように連結される。ヨーク14は、連結開口11Aへの挿入部14Aを円柱状とし、連結開口11Aは、円柱状の挿入部14Aの外形よりも大きな内径の円柱状としている。
ヨーク14は、その下端部に、水平姿勢のシャフト16を介して、車輪15を回転できるように連結している。車輪15は、凹凸のある路面をスムーズに移動できるように、外周をゴム状弾性体としている。この車輪15は、全体を弾性変形できるウレタンで成形し、あるいは、外周縁に沿って弾性変形するウレタンなどを固定して、外周をゴム状弾性体とする。車輪15もベアリング(図示せず)を介してシャフト16に連結されて、よりスムーズに回転できる。
以上の鞄本体3は、ベースプレート4に脱着鞄3Aを脱着できるように連結している。図に示す脱着鞄3Aは、固定用のベルト3Bを備えており、このベルト3Bを介してベースプレート4の上に載せた状態で定位置に固定できるようにしている。図の脱着鞄3Aは、ベルト3Bを伸縮ロッド21に固定することにより、ベースプレート4の定位置に連結している。このように、ベースプレート4に脱着鞄3Aを脱着できるように連結する構造は、脱着鞄3Aを用途に応じて大小に交換して便利に使用できる。また、大小の脱着鞄3Aを有する複数タイプのものを、安価に多量生産できる。ただ、本発明は、鞄本体を必ずしもベースプレートに脱着鞄を脱着できるように連結する構造には特定せず、鞄本体の底面の四隅部に直接にキャスターを連結する構造とすることもできる。
以上の鞄は、4個のキャスター1で鞄本体3を自立させる状態とし、取っ手2を長手方向に押して移動される。また、ストッパ機構5で首振り自在なキャスター1の水平方向の向きをストップ方向に停止して、鞄本体3の移動を停止状態とする状態とすることもできる。このストッパ機構5は、4個の首振り自在なキャスター1のストップ方向を、以下の(A)又は(B)の方向として、鞄本体3の移動を停止する。
(A)4個のキャスター1のストップ方向が、4個のキャスター1の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺にほぼ平行であって、隣に配置するキャスター1の水平方向の向きが互いに直交する方向にあって、互いに対角位置にある一対のキャスター1の水平方向の向きが互いに平行な方向。
以上の状態を図4の概略底面図に示している。この停止状態において、4個のキャスター1は、互いに隣接するものが直交する方向を向くので、鞄が矢印Aで示す方向に移動しようとするときは、移動方向に直交する車輪15aと車輪15cが移動を停止する。また、矢印Bで示す方向に移動しようとするときは、移動方向に直交する車輪15bと車輪15dが移動を停止する。また、鞄が回転しようとするときは、全ての車輪15が回転を停止する。
(B)4個のキャスター1のストップ方向が、4個のキャスター1の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺にほぼ平行であって、互いに対角位置にある一対のキャスター1の向きが互いに直交する方向。
以上の状態を図5と図6の概略底面図に示している。この停止状態において、4個のキャスター1は、互いに対角に位置するものが直交する方向を向く。したがって、図5の鞄は、矢印Aで示す方向に移動しようとするときは、移動方向に直交する車輪15cと車輪15dが移動を停止し、矢印Bで示す方向に移動しようとするときは、移動方向に直交する車輪15aと車輪15bが移動を停止する。また、鞄が回転しようとするときは、車輪15aと車輪15bが回転を停止する。図6の鞄は、矢印Aで示す方向に移動しようとするときは、移動方向に直交する車輪15bと車輪15cが移動を停止し、矢印Bで示す方向に移動しようとするときは、移動方向に直交する車輪15aと車輪15dが移動を停止する。また、鞄が回転しようとするときは、車輪15bと車輪15cが回転を停止する。
なお、以上の図4〜図6に示すキャスター1のストップ方向は、4個のキャスター1の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺に平行としている。ただし、本発明の鞄は、4個のキャスターのストップ方向を、四角形のいずれか一つの辺に対して多少角度のある状態とすることもできる。本発明の鞄は、キャスターのストップ方向と、四角形のいずれか一つの辺となす角度を30度以内、好ましくは15度以内とすることができる。
ストッパ機構5は、キャスター1の水平方向の向きを、図4ないし図6に示す方向に停止して、鞄を停止状態とし、また、キャスター1を水平面内で自由に回転できる状態として、移動できる状態、すなわち移動状態とする。
ストッパ機構5は、4個のキャスター1の水平方向の向きを、連動してストップ方向に停止して、移動状態と停止状態とに切り換える。このストッパ機構5は、伸縮ロッド21の補強ロッド23に設けている操作部6と、この操作部6にワイヤー7で連結しているロック部8とからなる。ユーザーが操作部6を操作すると、ロック部8がキャスター1の方向をストップ方向に停止して、停止状態とする。また、操作部6を操作して、移動状態に切り換えられる。
操作部6は、図7〜図10に示すように、ワイヤー7を引っ張って、キャスター1の方向をストップ方向に停止して停止状態とし、ワイヤー7を引っ張らない状態でキャスター1を移動状態とする。操作部6は、補強ロッド23の内部に、長手方向に往復運動できるように配置している往復ブロック26と、この往復ブロック26に連結して補強ロッド23の外側に突出しているロックスイッチ27とからなる。往復ブロック26は、補強ロッド23の内部に長手方向に固定されたガイド筒25の内側に配置されており、このガイド筒25の内面に沿って軸方向(補強ロッド23の長手方向)に往復運動できるようにしている。ロックスイッチ27は、連結ロッド28を介して往復ブロック26に連結されている。連結ロッド28は、往復ブロック26のガイド穴26Aに出入りできるように挿入している四角柱状の挿入部28Bと、この挿入部28Bよりも細く、先端にロックスイッチ27であるツマミを連結しているロッド部28Aからなる。ガイド穴26Aは、挿入部28Bとの間にコイルスプリングの押しバネ29を内蔵している。押しバネ29は、連結ロッド28の挿入部28Bを弾性的に押圧している。ガイド筒25は、その側面に、連結ロッド28のロッド部28Aを貫通させるスリット25Aを長手方向に設けている。往復ブロック26は、ロッド部28Aをスリット25Aに沿って移動させることにより、ガイド筒25の軸方向に移動する。スリット25Aは、ロッド部28Aを長手方向に案内して、往復ブロック26をガイド筒25の軸方向に移動させる。往復ブロック26をワイヤー7の引っ張り位置で停止するために、スリット25Aの端部には、連結ロッド28の挿入部28Bを案内するロック開口25Bを連結している。ロック開口25Bは、スリット25Aの横幅よりも広く、四角柱状の挿入部28Bを案内できる内形としている。
以上の操作部6は、図9と図10の矢印で示すように、ワイヤー7を引っ張る方向にロックスイッチ27が移動されて、ロッド部28Aをスリット25Aに沿って移動させる。ロッド部28Aがスリット25Aの終端まで移動すると、連結ロッド28の挿入部28Bが押しバネ29に押されて、ロック開口25Bに案内される。この状態で、往復ブロック26はワイヤー7を引っ張り状態に保持する。挿入部28Bがロック開口25Bに案内されることにより、往復ブロック26がワイヤー7に引っ張られて復帰するのが阻止されるからである。ワイヤー7が往復ブロック26に引っ張られる状態は、鞄の移動を停止させる停止状態となるので、鞄はこの状態では移動しない状態に保持される。
鞄を移動状態に切り換えるときは、押しバネ29を圧縮して、挿入部28Bをガイド穴26Aに挿入するようにロックスイッチ27を押し込み、挿入部28Bをロック開口25Bからガイド穴26Aの内側に押し出して、ロック開口25Bにロッド部28Aを案内する。この状態で、ロッド部28Aをスリット25Aに沿って移動させて、往復ブロック26を復帰位置、すなわち、ワイヤー7を引っ張らない位置に移動させる。
ワイヤー7は、ワイヤーチューブ7Aの内部に挿通されており、一端を操作部6のロックスイッチ27に、他端をロック部8のスライドブロック30に連結している。ワイヤーチューブ7Aは、補強ロッド23からベースプレート4まで延長されており、内部のワイヤー7をスムーズに往復運動できるようにしている。ワイヤー7は、操作部6のロックスイッチ27が、引っ張り方向にスライドされると、往復ブロック26に牽引されて、スライドブロック30へ牽引力を伝達する。逆に、ワイヤー7は、操作部6のロックスイッチ27が、復帰方向にスライドされると、往復ブロック26に押されて、スライドブロック30を復帰させ、あるいは、スライドブロック30が復帰方向に付勢されることにより、往復ブロック26を牽引して、スライドスイッチ27を復帰させる。
ロック部8は、図11〜図14に示すように、ベースプレート4の下面に配置されて、ワイヤー7で往復運動されるスライドブロック30と、このスライドブロック30の往復運動でキャスター1のヨーク14に向かって出入りされる突出ピン10とを備える。
スライドブロック30は、ベースプレート4の下面を往復運動して、スライドブロック30の両側に配置された突出ピン10をキャスター1のヨーク14に向かって出入りさせる。図11〜図14に示すスライドブロック30は、ベースプレート4の中央部に配置された細長いストレート部31と、このストレート部31の両端部に設けられた押圧ブロック部32とを備えている。ストレート部31は、ワイヤー7の一端が連結されており、ワイヤー7で駆動されてスライドブロック30を往復方向に移動させる。図に示すスライドブロック30は、ストレート部31がワイヤーで引っ張られると、図13の矢印で示す方向にスライドし、反対に、ストレート部31がワイヤー7で押されて、あるいは、スライドブロック30を逆方向に付勢する弾性体を介して、図13の矢印と反対方向にスライドする。ここで、スライドブロック30を逆方向に付勢する弾性体として、専用のコイルスプリングを配設することもできるが、図に示すように、後述する第1の押圧バネ37Aを兼用することもできる。さらに、図に示すスライドブロック30は、ストッパ機構5が動作不良の時に強制的に往復方向に移動させる操作部33も備えている。図11に示すスライドブロック30は、操作部33として、ストレート部31の下面に突出する凸部を設けており、この凸部を直接操作して、スライドブロック30をスライドできるようにしている。
スライドブロック30を所定の方向に往復運動させるために、ベースプレート4の下面にはガイドケース34を配置している。ガイドケース34は、スライドブロック30の外周に沿う周壁34a、34b、34c、34dを有しており、この周壁34a、34b、34c、34dの内側にスライドブロック30を収納している。図11〜図14に示すガイドケース34は、ストレート部31を案内するスライド溝34Aを中央部に有すると共に、両端部には押圧ブロック部32を案内する収納スペース34Bを備えている。スライド溝34Aは、対向する周壁34aの間にストレート部31を案内して、このストレート部31をスライド溝34Aの内面に沿って往復運動させるようにしている。スライド溝34Aの両端に設けた収納スペース34Bは、内部に収納される押圧ブロック部32を、図の矢印で示す方向に往復運動できる形状としている。ガイドケース34は、図において、左側に位置する第1の押圧ブロック部32Xを収納する第1の収納スペース34Bxと、図において右側に位置する第2の押圧ブロック部32Yを収納する第2の収納スペース34Byとを有している。さらに、以上のカバーケース34は、周壁24a、34b、34c、34dの開口部をカバープレート35(図においては、一点鎖線で表示)で閉塞している。カバープレート35は、カバーケース34全体とその周囲の一部分をカバーして、内部に収納された部材が落下し、あるいは内部に異物が侵入するのを防止している。また、図に示すカバープレート35は、前述のストレート部31に設けた操作部33を表出させて往復運動させる開口窓35Aを開口している。
ストレート部31の両端に設けた押圧ブロック部32は、ベースプレート4の両端部において対向する一対のキャスター1の間に配置されている。この押圧ブロック部32は、、スライドブロック30が往復運動される状態で、両側に配置された突出ピン10を対向するキャスター1のヨーク14に向かって突出位置と引き込み位置とに往復運動させる。押圧ブロック32は、両側に突出する突出傾斜面32Aを備えており、この突出傾斜面32Aに沿って移動する移動ブロック36を介して、突出ピン10を突出位置と引き込み位置とに移動させる。押圧ブロック部32は、図12の矢印で示す方向にスライドする状態で、移動ブロック36を突出傾斜面32Aに沿って摺動させて、突出ピン10をキャスター1に向かって移動させる。図12に示す押圧ブロック部32は、スライドブロック30が図の矢印で示す方向にスライドする状態で、突出ピン10を突出させる方向に移動ブロック36を移動できるように突出傾斜面32Aを設けている。図13に示すスライドブロック30は、ストレート部31の両端に、第1の押圧ブロック部32Xと第2の押圧ブロック部32Yとからなる2つの押圧ブロック部32を設けている。第1の押圧ブロック部32Xは、図の矢印で示す方向に移動する状態で、移動方向に向かって先細りとなる形状、すなわち、後端側の幅が広くなる形状として、両側に突出する突出傾斜面32Aを設けている。第2の押圧ブロック部32Xは、図の矢印で示す方向に移動する状態で、移動方向に対して後端側の幅が広くなる形状として、両側に突出する突出傾斜面32Aを設けている。以上のスライドブロック30は、図13及び図14で示す前進位置において、突出ピン10を突出位置に押し出し、図11で示す後退位置において、突出ピン10を引き込み位置に後退させる。さらに、スライドブロック30は、往復運動する状態で、各押圧ブロック部32の両側に配置した移動ブロック36、すなわち、4個の移動ブロック36を同時に移動させる。
移動ブロック36は、押圧ブロック部32の両側に対向して配置されており、往復運動する押圧ブロック部32の突出傾斜面32Aに沿ってスライドして、スライドブロック30の往復運動方向に対して直交する水平方向に移動する。図12に示す移動ブロック36は、突出傾斜面32Aとの境界に摺動部36Aを有しており、この摺動部36Aを押圧ブロック部32の突出傾斜面32Aに沿ってスライドさせて、各移動ブロック36を、対向するキャスター1に向かって接近し、あるいは離れる方向に移動させるようにしている。すなわち、各々の移動ブロック36は、往復運動する押圧ブロック部32の突出傾斜面32Aに沿って摺動部36Aをスライドさせて、移動ブロック36をスライドブロック30の往復運動方向(ベースプレート4の長手方向)に対して直行する水平方向(ベースプレート4の短手方向)に往復運動させる。図のガイドケース34は、移動ブロック36を所定の方向に移動させるために、収納スペース33Bの両側にガイド溝34Cを設けている。このガイド溝34Bは、スライドブロック30の往復運動方向に対して直行する水平方向、すなわちベースプレート4の短手方向に延長して設けている。ガイド溝34Cは、対向する周壁34cの間に移動ブロック36を案内して、移動ブロック36をガイド溝34Cの内面に沿って往復運動させる。
図に示す移動ブロック36は、摺動部36Aを、突出傾斜面32Aに沿う傾斜面36aとしている。この移動ブロック36は、往復運動する押圧ブロック部32の突出傾斜面32Aに沿って傾斜面36aをスライドさせて、移動ブロック36をベースプレートの短手方向に往復運動させる。この構造の移動ブロック36は、押圧ブロック部32の突出傾斜面32Aに傾斜面36aを広い面積で接触させながら摺動させるので、移動ブロック36を突出傾斜面32Aに沿って確実に移動できる特徴がある。図に示す移動ブロック36は、摺動部36Aを傾斜面36aとして、外形を片台形状としている。この移動ブロック36は、片台形状の平行な2辺をガイド溝34Cの周壁34cに沿ってスライドさせて、対向するキャスター1に接近し、あるいは離れる方向に移動するようにしている。ただ、摺動部は、湾曲面とすることもできる。この摺動部は、摩擦抵抗を小さくしながら移動ブロックを移動できる。
さらに、移動ブロック36は、キャスター1に向かって出入りする突出ピンの後端部を収納する収納凹部36Bを備えている。収納凹部36Bは、キャスター1の方向に開口部を有する溝状の凹部で、内部に突出ピン10の後端部を往復できるように収納している。収納凹部36Bは、突出ピン10の後端部に設けた鍔部10Bを内部に案内して、往復運動できる構造としている。
突出ピン10は、キャスター1のヨーク14に向かって、正確には、ヨークの中心である垂直軸12に向かって出入りされて、キャスター1のヨーク14をストップ方向に停止する停止状態とし、あるいは、ヨーク14を停止しない移動状態とする。突出ピン10は、細長いロッド部10Aの後端に鍔部10Bを有する形状としている。突出ピン10は、ロッド部10Aを、固定部24の貫通孔24Xに挿通すると共に、後端の鍔部10Bを、移動ブロック36の収納凹部36Bに出入りできるように挿入している。この突出ピン10は、固定部24と基礎台11を貫通するロッド部10Aが、キャスター1のヨーク14に向かって押し出されて、先端部がヨーク14に設けた係止凹部9に挿入される状態で、ヨーク14をストップ方向に停止させる。ロッド部10Aが後退されて、先端部がヨーク14の係止凹部9から引き出される状態では、キャスター1のヨーク14は停止されることなく自由に回転できる状態となる。
以上の突出ピン10は、固定部24に対して弾性的に出入りできるように配置されている。突出ピン10を弾性的に出入させるために、突出ピン10の鍔部10Bを、押圧バネ37を介して移動ブロック36の収納凹部36Bに配置している。図の押圧バネ37は、突出ピン10の鍔部10Bの前後に配置された第1の押圧バネ37Aと第2の押圧バネ37Bとからなる。
第1の押圧バネ37Aは、突出ピン10の鍔部10Bと周壁34dとの間に配置されると共に、中心にロッド部10Aを挿通する状態で配置されて、鍔部10Bを引き込み方向に押圧している。この周壁34dは、突出ピン10を貫通させる貫通孔(図示せず)を開口している。第1の押圧バネ37Aは、図13及び図14で示すように、スライドブロック30が後退位置から前進位置に移動する状態では、弾性変形してロッド部10Aの先端をヨーク14に向かって弾性的に突出させる。また、第1の押圧バネ37Aは、図11で示すように、スライドブロック30が前進位置から後退位置に移動する状態では、鍔部を弾性的に押圧して突出ピン10を引き込む方向に移動させる。
第2の押圧バネ37Bは、移動ブロック36の収納凹部36Bに配置されており、一端を収納凹部36Bの底面に、他端を鍔部10Bに当接させて、突出ピン10を押し出し方向に押圧している。この第2の押圧バネ37Aは、図13及び図14で示すように、スライドブロック30が後退位置から前進位置に移動して、移動ブロック36が突出方向に移動する状態では、鍔部10Bを弾性的に押圧して突出ピン10を突出方向に押圧し、図11で示すように、スライドブロック30が前進位置から後退位置に移動する状態では、第1の押圧バネ37Aに押圧される鍔部10Bに一端が押圧されて、移動ブロック36を引き込む方向に押圧する。
さらに、スライドブロック30が前進位置に移動して、移動ブロック36が突出方向に移動する状態で、突出方向に押し出される突出ピン10の先端がヨーク14の係止凹部9に案内されない状態、すなわち、図13に示すように、突出ピン10の先端がヨーク14の外周面を押圧する状態では、第2の押圧バネ37Bは、弾性変形して突出ピン10の鍔部10Bを移動ブロック36の収納凹部36Bの内部に弾性的に引き込むようにしている。ヨーク14に向かって押し出される突出ピン10は、図14に示すように、ロッド部10Aの先端位置に対向してヨーク14の係止凹部9が位置する状態では、ロッド部10Aの先端が速やかに係止凹部9に案内されてヨーク14をストップ位置で停止させる。ただ、キャスター1のヨーク14に設けた係止凹部9は、必ずしも突出するロッド部10Aの先端に常にあるとは限らない。このとき、ヨーク14に向かって押し出されるロッド部10Aの先端は、図13に示すように、係止凹部9に案内されることなくヨーク14の外周面に当接する。したがって、この状態では、突出ピン10は、完全な突出位置までは突出せず、後端部が移動ブロック36の収納凹部36Bに収納された待機状態となる。この状態で、キャスター1のヨーク14が回転して、係止凹部9がロッド部10Aの先端との対向位置に来ると、図14に示すように、第2の押圧バネ37Bに弾性的に押圧される突出ピン10のロッド部10Aの先端が係止凹部9に挿入されてヨーク14をストップ位置で停止させる。
押し出される突出ピン10の先端に係止凹部9が位置していない場合においては、図13に示すように、突出ピン10の先端面はヨーク14の外周面を押圧し、この状態では、ヨーク14の回転は停止されない。ただ、キャスター1は、図15に示すように、地面40に接触する車輪15の最下点Uを中心として簡単に回転できる状態にある。それは、図の矢印Aで示すように、鞄本体3をわずかに前後に移動させるだけでキャスター1が首振りしてヨーク14が回転するからである。したがって、ストッパ機構5を操作する状態で、いずれかキャスター1のヨーク14の係止凹部9に突出ピン10の先端が挿入されない状態においては、図の矢印Aで示すように、鞄本体3をわずかに前後に移動させることによって、キャスター1のヨーク14を回転させて、ヨーク14の係止凹部9に突出ピン10の先端を挿入してヨーク14を係止状態として、簡単にキャスター1をストップ方向に停止できる。
以上の押圧バネ37は、第2の押圧バネ37Bの押圧力を、第1の押圧バネ37Aの押圧力よりも大きくしている。これにより、移動ブロック36が押圧ブロック部32で押圧されて突出する状態では、突出ピン10を突出方向に押し出し、また、突出ピン10の先端がヨーク14の外周面に当接して突出ピン10を突出位置まで押し出しできない状態では、突出ピン10を当接位置に停止させ、さらにまた、突出ピン10の先端がヨーク14の係止凹部9に位置する状態では、突出ピン10を突出位置まで押し出してロッド部10Aの先端を係止凹部9に挿入するようにしている。
以上のロック部8は、押圧バネ37として、第1の押圧バネ37Aと第2の押圧バネ37Bをバランスして配置しているが、押圧バネは、必ずしも、第1の押圧バネと第2の押圧バネを有する必要はなく、前述の押圧状態を実現できるように、一つの押圧バネをバランスして配置することもできる。
キャスター1のヨーク14は、外周面に突出ピン10のロッド部10Aの先端部が挿入される係止凹部9を設けている。この係止凹部9は、ロッド部10Aの先端と対向する位置であって、ロッド部10Aの先端部を案内してヨーク14の回転を阻止できる深さと形状に設けている。4隅のキャスター1は、前述の図4ないし図6に示すストップ方向でヨーク14を停止できるように、各々のキャスター1のヨーク14に係止凹部9を設けている。図のヨーク14は、方向が180度異なるふたつのストップ方向に停止できるように、ヨーク14の直径の両端に位置して二つの係止凹部9を設けている。このヨーク14は、キャスター1が半回転する状態では、いずれかの係止凹部9に突出ピン10の先端を案内できるので、速やかにキャスター1の回転を停止できる。ただ、キャスターは、必ずしも二つの係止凹部を設ける必要はなく、一つの係止凹部を設けて一つのストップ方向に停止できる構造とすることもできる。
以上のストッパ機構5は、以下の動作をして、キャスター1の方向をストップ方向に停止して鞄を停止状態とし、また、キャスター1を自由に首振りできる状態として、鞄を移動状態とする。
[鞄を停止状態とする場合]
(1)ユーザーは、ストッパ機構5のロックスイッチ27を操作して、図9と図10の矢印で示す方向に移動させる。移動するロックスイッチ27は、往復ブロック26を移動させて、ワイヤー7を牽引する。この状態で、連結ロッド28の挿入部28Bをガイド筒25のロック開口25Bに案内して、ロックスイッチ27をロック位置に停止させる。
(2)牽引されるワイヤー7は、ロック部8のスライドブロック30を引っ張って、図11で示す後退位置から図13で示す前進位置に移動させる。
(3)移動するスライドブロック30は、両端の押圧ブロック部32の突出傾斜面32Aに沿って移動ブロック36の摺動部36aをスライドさせて、移動ブロック36をキャスター1に向かって移動させる。
(4)キャスター方向に移動する移動ブロック36は、第2の押圧バネ37Bを介して突出ピン10を押圧して、ロッド部10Aの先端をキャスター1のヨーク14に向かって突出させる。
(5)ヨーク14に向かって突出する突出ピン10は、図14に示すように、ロッド部10Aの先端位置に対向してヨーク14の係止凹部9が位置する状態では、ロッド部10Aの先端が速やかに係止凹部9に案内されてヨーク14をストップ位置で停止させる。
ロッド部10Aの先端位置に対向してヨーク14の係止凹部9がない状態では、ロッド部10Aの先端は、図13に示すように、係止凹部9に案内されることなくヨーク14の外周面に当接する。この状態になると、図15の矢印Aで示すように、鞄本体3をわずかに前後に移動させて、キャスター1のヨーク14を回転させ、ヨーク14の係止凹部9に突出ピン10の先端を挿入する。
以上のようにして、全ての突出ピン10の先端を、対向するヨーク14の係止凹部9に挿入して全てのヨーク14を係止状態とし、4個のキャスター1をストップ方向に停止させて鞄本体3の移動を停止状態とする。
[鞄を移動状態とする場合]
(1)ユーザーは、ストッパ機構5のロックスイッチ27を操作して、ロックスイッチ27のロック状態を解除する。
(2)ロックスイッチ27を図7と図8で示す位置に移動させる。移動するロックスイッチ27は、往復ブロック26を移動させて、ワイヤー7を押し出す。
(3)押し出されるワイヤー7は、ロック部8のスライドブロック30を押圧して、図14で示す前進位置から図11で示す後退位置に移動させる。
(4)スライドブロック30が後退位置に向かって移動すると、第1の押圧バネ37Aが突出ピン10の鍔部10Bを押圧して、突出ピン10を引き込み位置まで移動させる。
(5)突出ピン10が引き込み位置に移動すると、図11に示すように、ロッド部10Aの先端がヨーク14の係止凹部9から引き抜かれて、ヨーク14のストップ状態が解除される。
以上のようにして、全ての突出ピン10の先端をヨーク14の係止凹部9から引き抜いて、4個のキャスター1を水平面内で回転できる状態として、鞄本体3を移動状態とする。
以上のストッパ機構5は、操作部6のロックスイッチ27を操作して4個のキャスター1の方向をストップ方向に停止でき、また、鞄を移動できる状態に切り換えできる。したがって、極めて簡単に、鞄を停止状態と移動状態に切り換えできる。ただ、本発明のキャスター1を有する鞄は、ストッパ機構を以上の構造には特定しない。たとえば、スライドブロックをベースプレートの一端に突出させて操作部とし、この操作部をユーザーが往復運動させて、停止状態と移動状態に切り換えできる。また、ロック機構は、ヨークの外周の一部に磁石に吸着される磁性材料を固定し、この磁性材料に接近し、また離れるように永久磁石を配置し、永久磁石を磁性材料に接近して、キャスターの方向をストップ方向として鞄を停止状態とし、永久磁石を磁性材料から離して鞄を移動状態に切り換える構造とすることもできる。
本発明のキャスターを有する鞄は、旅行用、ビジネス用、買い物用などのキャリングケース等として、さらに荷物搬送用の台車等としても好適に利用できる。
1…キャスター
2…取っ手 2A…操作ボタン
3…鞄本体 3A…脱着鞄
3B…ベルト
4…ベースプレート
5…ストッパ機構
6…操作部
7…ワイヤー 7A…ワイヤーチューブ
8…ロック部
9…係止凹部
10…突出ピン 10A…ロッド部
10B…鍔部
11…基礎台 11A…連結開口
11X…開口孔
12…垂直軸 12A…鍔部
12B…鍔部
13…ベアリング 13A…内輪
13B…外輪
13C…剛球
14…ヨーク 14A…挿入部
15…車輪 15a…車輪
15b…車輪
15c…車輪
15d…車輪
16…シャフト
21…伸縮ロッド 21A…第1ロッド
21B…第2ロッド
21C…第3ロッド
22…固定筒体
23…補強ロッド
24…固定部 24A…嵌着凹部
24X…貫通孔
25…ガイド筒 25A…スリット
25B…ロック開口
26…往復ブロック 26A…ガイド穴
27…ロックスイッチ
28…連結ロッド 28A…ロッド部
28B…挿入部
29…押しバネ
30…スライドブロック
31…ストレート部
32…押圧ブロック部 32X…第1の押圧ブロック部
32Y…第2の押圧ブロック部
32A…突出傾斜面
33…操作部
34…ガイドケース 34A…スライド溝
34B…収納スペース部
34Bx…第1の収納スペース
34By…第2の収納スペース
34C…ガイド溝
34a…周壁
34b…周壁
34c…周壁
34d…周壁
35…カバープレート 35A…開口窓
36…移動ブロック 36A…摺動部
36a…傾斜面
36B…収納凹部
37…押圧バネ 37A…第1の押圧バネ
37B…第2の押圧バネ
40…地面

Claims (7)

  1. 水平断面形状を四角形とする鞄本体(3)と、この鞄本体(3)の上方であって、水平方向に延び、かつ四角形である鞄本体(3)の一辺と平行な方向に延びる姿勢に設けられて、鞄本体(3)を移動させる取っ手(2)と、水平断面形状を四角形とする前記鞄本体(3)の底面の四隅部に固定してなる水平面内で回転自在な4個の首振り自在なキャスター(1)と、4個のキャスター(1)の水平方向の向きを、鞄本体(3)の移動を停止するストップ方向に停止して、鞄本体(3)の移動を停止するようにしてなるストッパ機構(5)とを備え、
    4個の前記キャスター(1)で鞄本体(3)を自立状態とし、かつ前記キャスター(1)を水平面内で回転できる状態として、取っ手(2)が押されて、鞄本体(3)を移動状態とし、
    さらに、前記ストッパ機構(5)でキャスター(1)の水平方向の向きをストップ方向に停止して、鞄本体(3)の移動を停止状態とするようにしてなるキャスターを有する鞄において、
    前記ストッパ機構(5)が、4個のキャスター(1)のストップ方向を以下の(A)又は(B)の方向として、鞄本体(3)の移動が停止できるようにしてなるキャスターを有する鞄。
    (A)4個のキャスター(1)のストップ方向が、4個のキャスター(1)の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺にほぼ平行であって、隣に配置するキャスター(1)の水平方向の向きが互いに直交する方向にあって、互いに対角位置にある一対のキャスター(1)の水平方向の向きが互いに平行な方向。
    (B)4個のキャスター(1)のストップ方向が、4個のキャスター(1)の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺にほぼ平行であって、互いに対角位置にある一対のキャスター(1)の向きが互いに直交する方向。
  2. 前記4個のキャスター(1)のストップ方向と、4個のキャスター(1)の連結位置を四隅とする四角形のいずれか一つの辺となす角度が15度以内である請求項1に記載されるキャスターを有する鞄。
  3. 前記鞄本体(3)が外形を四角形とするベースプレート(4)と、このベースプレート(4)に脱着自在に載せてなる脱着鞄(3A)とを有し、前記ベースプレート(4)の四隅にキャスター(1)を連結している請求項1または2に記載されるキャスターを有する鞄。
  4. 前記ストッパ機構(5)が、4個のキャスター(1)の水平方向の向きをストップ方向に連動して停止する請求項1ないし3のいずれかに記載されるキャスターを有する鞄。
  5. 前記ストッパ機構(5)が、4個のキャスター(1)の回転と停止とを切り換えるロックスイッチ(27)を備える請求項1ないし4のいずれかに記載されるキャスターを有する鞄。
  6. 前記ストッパ機構(5)が、キャスター(1)を、方向が180度異なるふたつのストップ方向に停止させる請求項1ないし5のいずれかに記載されるキャスターを有する鞄。
  7. 前記キャスター(1)の車輪(15)が外周をゴム状弾性体とする請求項1ないし6のいずれかに記載されるキャスターを有する鞄。
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