JP2014036484A - 整流回路及びそれを備えた受信回路、無線電力回収回路 - Google Patents

整流回路及びそれを備えた受信回路、無線電力回収回路 Download PDF

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浩一 野瀬
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Abstract

【課題】電力変換効率を向上させることが可能な整流回路を提供すること。
【解決手段】一実施の形態によれば、整流回路10は、ドレインにアンテナ11が接続され、ゲートにアンテナ12が接続され、ソースから整流信号を出力するトランジスタM1と、一方の端子に整流信号が印加されるコンデンサC1と、を備える。それにより、整流回路10は、トランジスタM1のゲート電圧及びドレイン電圧をそれぞれ独立して制御することが可能になるため、電力変換効率を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は整流回路及びそれを備えた受信回路に関し、例えば電力変換効率を向上させるのに適した整流回路及びそれを備えた受信回路に関する。
整流回路は、ダイオードの整流特性を利用して交流信号を直流信号に変換する。例えば、古典的な整流回路は、ゲート−ドレイン間が接続されたMOSトランジスタ(いわゆるダイオード接続トランジスタ)を用いて交流信号を整流した後、コンデンサで平滑化して直流信号として出力する。
また、その他の整流回路が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された整流回路は、交流信号が入力される結合キャパシタと、結合キャパシタにソース端子が接続され交流信号を整流する第1MOSトランジスタと、結合キャパシタにドレイン端子が接続され交流信号を整流する第2MOSトランジスタと、第1MOSトランジスタ及び第2MOSトランジスタのゲート端子とソース端子の間に直流電圧を印加するバイアス回路と、を備える。バイアス回路は、クロック信号に基づいて供給される電圧を直流電圧として蓄積するキャパシタを備える。
特許第4519713号明細書
古典的な整流回路は、ダイオード接続トランジスタのゲート−ソース間に印加する電圧が当該トランジスタの閾値電圧未満である場合、当該トランジスタに順方向電流を流すことができないため、電力変換効率を低下させてしまうという問題があった。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、整流回路は、第1端子に第1アンテナが接続され、制御端子に第2アンテナが接続され、第2端子から第1の信号を出力する第1トランジスタと、一方の端子に前記第1の信号が印加される第1コンデンサと、を備える。
前記一実施の形態によれば、電力変換効率を向上させることが可能な整流回路を提供することができる。
実施の形態1にかかる整流回路の構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる整流回路の構成例を示す図である。 トランジスタM1のドレイン電流及びドレイン電圧の関係を示す図である。 整合回路の第1の具体的構成例を示す図である。 整合回路の第2の具体的構成例を示す図である。 整合回路の第3の具体的構成例を示す図である。 整合回路の第4の具体的構成例を示す図である。 整合回路のその他の具体的構成例を示す図である。 実施の形態3にかかる整流回路の構成例を示す図である。 実施の形態4にかかる整流回路の構成例を示す図である。 バイアス回路の第1の具体的構成例を示す図である。 バイアス回路の第2の具体的構成例を示す図である。 実施の形態5にかかる整流回路の構成例を示す図である。 実施の形態5にかかる受信回路の実装状態の一例を示す図である。 実施の形態6にかかる整流回路の構成例を示す図である。 実施の形態7にかかる整流回路の構成例を示す図である。 実施の形態7にかかる受信回路の実装状態の一例を示す図である。 実施の形態7にかかる受信回路の実装状態の一例を示す図である。 実施の形態7にかかる整流回路が適用された受信回路の第1の変形例を示す図である。 実施の形態7にかかる整流回路が適用された受信回路の第2の変形例を示す図である。 実施の形態7にかかる整流回路が適用された受信回路の第3の変形例を示す図である。 実施の形態7にかかる整流回路が適用された受信回路の第4の変形例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1にかかる整流回路10の構成例を示す図である。本実施の形態にかかる整流回路10は、第1端子に第1アンテナによって受信された電波に応じた第1交流信号が供給され、制御端子に第2アンテナによって受信された前記電波に応じた第2交流信号が供給され、第2端子から第1整流信号を出力する第1トランジスタと、第1整流信号を平滑化する第1コンデンサと、を有する。それにより、本実施の形態にかかる整流回路10及びそれを備えた受信回路1は、従来よりも電力変換効率を向上させることができる。以下、具体的に説明する。
図1に示す整流回路10は、トランジスタ(第1トランジスタ)M1と、コンデンサ(第1コンデンサ)C1と、を有する。また、トランジスタM1の第1端子(ドレイン及びソースの一方。以下、ドレインと称す)にはアンテナ(第1アンテナ)11が接続され、トランジスタM1の制御端子(以下、ゲートと称す)にはアンテナ(第2アンテナ)12が接続され、トランジスタM1の第2端子(ドレイン及びソースの他方。以下、ソースと称す)にはコンデンサC1が接続されている。
整流回路10と、アンテナ11と、アンテナ12と、により受信回路1が構成される。また、図1には、整流回路10の出力電圧Voが供給される負荷(負荷回路)14も図示されている。本実施の形態では、トランジスタM1がNチャネルMOSトランジスタである場合を例に説明する。
アンテナ11は、整流回路10の入力端子IN1を介して、トランジスタM1のドレインに接続される。アンテナ12は、整流回路10の入力端子IN2を介して、トランジスタM1のゲートに接続される。トランジスタM1のソースは、整流回路10の出力端子OUT1を介して、負荷14に接続される。また、コンデンサC1の一方の端子はトランジスタM1のソースに接続され、コンデンサC1の他方の端子は、整流回路10の入力端子IN3を介して、接地電圧端子GNDに接続される。なお、図示していないが、アンテナ11とトランジスタM1のドレインとの間の任意の箇所には電荷注入パス(例えば、接地電圧端子GNDからのパス)が設けられている。
アンテナ11は、外部からの電波を受信して高周波の交流信号(第1交流信号)A1に変換する。この交流信号A1は、電力源としてトランジスタM1のドレインに供給される。アンテナ12は、アンテナ11と共通の電波を受信して高周波の交流信号(第2交流信号)A2に変換する。この交流信号A2に基づいてトランジスタM1のオンオフが制御される。
例えば、交流信号A2の電位が上昇してトランジスタM1のゲート−ソース間が当該トランジスタM1の閾値電圧以上になった場合、トランジスタM1はオンする。一方、交流信号A2の電位が降下してトランジスタM1のゲート−ソース間電圧が当該トランジスタM1の閾値電圧より小さくなった場合、トランジスタM1はオフする。
本実施の形態では、交流信号A1,A2の位相が略同一である場合を例に説明する。また、本実施の形態では、整流回路10の整流動作に影響が無い程度にアンテナ11,12のそれぞれの出力インピーダンスと整流回路10の入力インピーダンスとの整合がとれている場合を例に説明する。
したがって、正振幅の交流信号A2によりトランジスタM1がオンしている間、トランジスタM1のドレインには正振幅の交流信号A1が供給される。それにより、トランジスタM1のドレインからソースに向けて順方向電流が流れる。一方、負振幅の交流信号A2によりトランジスタM1がオフしている間、トランジスタM1のドレインには負振幅の交流信号A1が供給される。このとき、トランジスタM1のソース−ドレイン間には電流は流れない。(なお、実際には、トランジスタM1が完全にオフしていないため、トランジスタM1のソースからドレインに向けてわずかに逆方向リーク電流が流れる可能性がある。)
このようにして、トランジスタM1は、交流信号A1のうち正振幅の交流信号A1を通過させて整流信号(第1整流信号;第1の信号)として出力する。トランジスタM1から出力された整流信号は、コンデンサC1により平滑化された後、出力電圧Voとして負荷14に供給される。
ところで、古典的な整流回路では、前述の通り、ダイオード接続トランジスタのゲート−ドレイン間が短絡しているため、当該トランジスタに順方向電流が流れることでドレイン電圧が低下すると、それに伴ってゲート電圧も低下してしまう。それにより、ダイオード接続トランジスタのオン抵抗が上昇するため、当該トランジスタに流れる順方向電流は意図せず低下してしまう。その結果、古典的な整流回路は、電力変換効率を低下させてしまっていた。特に環境電波から電力を回収する場合等、入力電圧が小さい場合には、ドレイン電圧の変化によりダイオード接続トランジスタがオフしやすいため、この問題は顕著になる。
一方、本実施の形態にかかる整流回路10では、アンテナ11により受信された電波に応じた交流信号A1がトランジスタM1のドレインに供給され、当該アンテナ11とは異なるアンテナ12により受信された電波に応じた交流信号A2がトランジスタM1のゲートに供給される。つまり、本実施の形態にかかる整流回路10では、トランジスタM1のゲート電圧及びドレイン電圧がそれぞれアンテナ11,12からの交流信号A1,A2により独立して制御される。
そのため、トランジスタM1に順方向電流が流れることで当該トランジスタM1のドレイン電圧が低下しても、トランジスタM1のゲート電圧は変化しない。したがって、トランジスタM1に流れる順方向電流が意図せず低下することはない。つまり、本実施の形態にかかる整流回路10は、古典的な整流回路と比較して、電力変換効率を向上させることができる。このような構成は、環境電波から電力を回収する場合等、入力電圧が小さい場合にも整流動作を実現可能にする。
受信回路1は、出力端子OUT1から出力電圧Voを出力する。受信回路1の使用例としては以下に示すものが挙げられる。なお、以下の使用例は、後述する他の実施の形態にかかる受信回路でも同様に採用されうる。
まずその1つは、負荷14が電源電圧から供給される電流を必要とする回路であって、負荷14の電源入力端子に、受信回路1の出力端子OUT1を接続する構成である。この場合は、受信回路1は負荷14にとっての電源回路として機能する。したがって、受信回路1は、アンテナ11より受信した信号の電力をコンデンサC1に回収し、回収した電力を供給する電源回路として機能する。このような場合は、受信回路1は無線電力回収回路とみなすことができる。
別の1つは、負荷14が、例えばコンパレータ回路であって、このコンパレータの信号入力端子に、受信回路1の出力端子OUT1を接続する構成である。この場合は、受信回路1は負荷14に対しての入力電圧信号を生成する回路として機能する。この例では、コンデンサC1が充電され出力端子OUTに電圧Voが発生しているかどうかを検出することができる。すなわち、アンテナ11,12に対して電波電力が到達しているかどうかを検出する用途に利用が可能である。
<実施の形態2>
図2は、実施の形態2にかかる整流回路10の構成例を示す図である。図2に示す整流回路10は、トランジスタM1と、コンデンサC1と、を有する。また、整流回路10の外部にはアンテナ11,12、整合回路15,16及び負荷14が設けられている。
整流回路10と、アンテナ11,12と、整合回路15,16と、により受信回路2が構成される。つまり、図2に示す受信回路2は、図1に示す受信回路1と比較して、整合回路15及び整合回路16をさらに備える。以下、具体的に説明する。
整合回路15は、アンテナ11とトランジスタM1のドレインとの間に設けられる。より具体的には、整合回路15の入力ノードiがアンテナ11に接続され、整合回路15の出力ノードoがトランジスタM1のドレインに接続される。
整合回路16は、アンテナ12とトランジスタM1のゲートとの間に設けられる。より具体的には、整合回路16の入力ノードiがアンテナ12に接続され、整合回路16の出力ノードoがトランジスタM1のゲートに接続される。
図2に示す受信回路2のその他の回路構成については、図1に示す受信回路1の場合と同様であるため、その説明を省略する。
整合回路15は、アンテナ11の出力インピーダンスと整流回路10の入力インピーダンスとの整合を行う回路である。より具体的には、整合回路15は、アンテナ11の出力インピーダンスと、当該整合回路15の入力インピーダンスと、が等しくなるように構成される。さらに、整合回路15は、当該整合回路15の出力インピーダンスと、整流回路10の入力インピーダンスと、が交流信号A1の反射損失を最小化する関係となるように構成される。
整合回路16は、アンテナ12の出力インピーダンスと整流回路10の入力インピーダンスとの整合を行う回路である。より具体的には、整合回路16は、アンテナ12の出力インピーダンスと、当該整合回路16の入力インピーダンスと、が等しくなるように構成される。さらに、整合回路16は、当該整合回路16の出力インピーダンスと、整流回路10の入力インピーダンスと、が交流信号A2の反射損失を最小化する関係となるように構成される。
さらに、整合回路15,16は、交流信号A2の電圧振幅が交流信号A1の電圧振幅以上となるように構成されることが好ましい。また、整合回路15,16は、異なる位相の交流信号A1,A2を等しく調整できるように構成されることが好ましい。
整合回路15,16を用いることにより、高周波の交流信号A1,A2の持つエネルギーが効率良く整流回路に供給される。
本実施の形態にかかる受信回路2は、実施の形態1にかかる受信回路1と同等の効果を奏することができる。さらに、本実施の形態にかかる受信回路2は、以下の効果を奏することができる。
まず、古典的な整流回路では、前述の通り、ダイオード接続トランジスタのゲート−ドレイン間が短絡しているため、ダイオード接続トランジスタのゲート及びドレインには、共通のアンテナ(又は整合回路)が接続されることとなる。
ここで、ダイオード接続トランジスタのゲート及びドレインのそれぞれの入力インピーダンスは異なる。したがって、共通のアンテナ(又は整合回路)の出力インピーダンスと、ダイオード接続トランジスタのゲート及びドレインのそれぞれの入力インピーダンスと、の間のそれぞれの整合を最適に行うことは困難である。そのため、ダイオード接続トランジスタでは、オン時のオン抵抗が十分に小さくならないため順方向電流が少なくなり、オフ時のオン抵抗が十分に大きくならないため逆方向リーク電流が多くなる。その結果、古典的な整流回路は、電力変換効率を低下させてしまっていた。特に環境電波から電力を回収する場合等、入力電圧が小さい場合には、ダイオード接続トランジスタを十分にオンオフすることができないため、この問題は顕著になる。
一方、本実施の形態にかかる整流回路10では、トランジスタM1のドレイン及びゲートがそれぞれ整合回路15,16を介して異なるアンテナ11,12に接続される。そのため、整合回路15,16は、アンテナ11の出力インピーダンスとトランジスタM1のドレインの入力インピーダンスとの整合、及び、アンテナ12の出力インピーダンスとトランジスタM1のゲートの入力インピーダンスとの整合をそれぞれ独立して行うことができる。つまり、整合回路15,16は、トランジスタM1のドレイン及びソースのそれぞれに対して最適なインピーダンス調整を行うことができる。例えば、整合回路15,16は、交流信号A2の電圧振幅を交流信号A1の電圧振幅よりも大きくすることもできる。
それにより、トランジスタM1では、オン時のオン抵抗が十分に小さくなるため順方向電流が多くなり、オフ時のオン抵抗が十分に大きくなるため逆方向リーク電流が少なくなる。その結果、本実施の形態にかかる整流回路10は、古典的な整流回路と比較して、電力変換効率を向上させることができる。このような構成は、環境電波から電力を回収する場合等、入力電圧が小さい場合にも整流動作を実現可能にする。
図3は、トランジスタM1のドレイン電流及びドレイン電圧(入力電圧;交流信号A1)の関係を示す図である。なお、図3には、比較のため、ダイオード接続トランジスタのドレイン電流及びドレイン電圧(入力電圧)の関係も示されている。
まず、ダイオード接続トランジスタでは、ドレイン電圧の正負に関わらず、ゲート及びドレインが常に同電位である。したがって、ダイオード接続トランジスタでは、オン時のオン抵抗が十分に小さくならないため順方向電流が少なくなり、オフ時のオン抵抗が十分に大きくならないため逆方向リーク電流が多くなる。そのため、電力変換効率は低い。一方、トランジスタM1では、ドレイン電圧及びゲート電圧がそれぞれ個別に制御される。したがって、交流信号A2の電圧振幅が交流信号A1の電圧振幅よりも大きく設定されている場合、トランジスタM1では、オン時のオン抵抗が十分に小さくなるため順方向電流が多くなり、オフ時のオン抵抗が十分に大きくなるため逆方向リーク電流が少なくなる。そのため、電力変換効率は高い。
以下、整合回路15,16の具体的な構成例を説明する。図4A〜図4Dは、それぞれ整合回路15の第1〜第4の具体的な構成例を整合回路15a〜15dとして示す回路図である。なお、図4A〜図4Dに示す構成は、整合回路16にも適用され得る。また、図4Eは、整合回路16のその他の具体的な構成例を整合回路16aとして示す回路図である。
(整合回路15の第1の具体的な構成例)
図4Aは、整合回路15の第1の具体的な構成例を整合回路15aとして示す回路図である。図4Aに示す整合回路15aは、コンデンサC11及びコイルL11を有する。コンデンサC11は、入力ノードiと出力ノードoとの間に設けられる。コイルL11は、出力ノードoと接地電圧端子GNDとの間に設けられる。
コイルL11は、接地電圧端子GNDからトランジスタM1への電荷注入パスの役割を有する。また、コンデンサC11は、接地電圧端子GNDとアンテナ11との間に流れる直流信号成分をカットする役割を有する。
(整合回路15の第2の具体的な構成例)
図4Bは、整合回路15の第2の具体的な構成例を整合回路15bとして示す回路図である。図4Bに示す整合回路15bは、コンデンサC21,C22と、コイルL21,L22と、を有する。コンデンサC21は、入力ノードiと接地電圧端子GNDとの間に設けられる。コンデンサC22は、入力ノードiとノードN21との間に設けられる。コイルL21は、ノードN21と接地電圧端子GNDとの間に設けられる。コイルL22は、ノードN21と出力ノードoとの間に設けられる。
コイルL21は、接地電圧端子GNDからトランジスタM1への電荷注入パスの役割を有する。また、コンデンサC22は、接地電圧端子GNDとアンテナ11との間に流れる直流信号成分をカットする役割を有する。
(整合回路15の第3の具体的な構成例)
図4Cは、整合回路15の第3の具体的な構成例を整合回路15cとして示す回路図である。図4Cに示す整合回路15cは、コンデンサC31,C32と、コイルL31,L32と、を有する。コイルL31は、入力ノードiとノードN31との間に設けられる。コンデンサC31は、ノードN31と接地電圧端子GNDとの間に設けられる。コンデンサC32は、ノードN31と出力ノードoとの間に設けられる。コイルL32は、出力ノードoと接地電圧端子GNDとの間に設けられる。
コイルL32は、接地電圧端子GNDからトランジスタM1への電荷注入パスの役割を有する。また、コンデンサC32は、接地電圧端子GNDとのアンテナ11との間に流れる直流信号成分をカットする役割を有する。
なお、上記した整合回路15b,15cは、構成素子を多く含むため、入出力インピーダンスをより細かく調整することが可能である。また、上記した整合回路15a,15b,15cの周波数特性は、バンドパスフィルタと同様の特性を有するため、特定の周波数の交流信号を通過させるのに有効である。
(整合回路15の第4の具体的な構成例)
図4Dは、整合回路15の第4の具体的な構成例を整合回路15dとして示す回路図である。図4Dに示す整合回路15dは、抵抗素子R41を有する。抵抗素子R41は、入力ノードi及び出力ノードo間のノードと、接地電圧端子GNDと、の間に設けられる。整合回路15dは、広帯域の入力信号に対応することが可能である。この場合、接地電圧端子GNDとアンテナ11との間に流れる直流信号成分をカットするためのコンデンサが整合回路15dの内部又は外部に別途設けられる必要がある。
なお、図4A〜図4Dに示す構成が整合回路16に適用される場合、アンテナ12に向けて流れる直流信号のパスが存在しないのであれば、当該直流信号成分をカットするためのコンデンサは設けられなくても良い。一方、アンテナ12に向けて流れる直流信号のパスが存在するのであれば、当該直流信号成分をカットするためのコンデンサが整合回路16の内部又は外部に別途設けられる必要がある。
(整合回路16のその他の具体的な構成例)
図4Eは、整合回路16のその他の具体的な構成例を整合回路16aとして示す回路図である。図4Eに示す整合回路16aは、入力ノードiと出力ノードoとの間にコイルL51を有する。整合回路16は、直流信号成分をカットするためのコンデンサを設ける必要が無い場合の一例であり、コイルL51のみを有している。
<実施の形態3>
図5は、実施の形態3にかかる整流回路30の構成例を示す図である。図5に示す整流回路30は、トランジスタ(第1トランジスタ)M1と、トランジスタ(第2トランジスタ)M2と、コンデンサ(第1コンデンサ)C1と、コンデンサ(第2コンデンサ)C2と、有する。これらトランジスタM1,M2及びコンデンサC1,C2により倍電圧回路が構成される。また、整流回路30の外部にはアンテナ11,12及び負荷14が設けられている。
整流回路30と、アンテナ11,12と、により受信回路3が構成される。つまり、図5に示す受信回路3は、図1に示す受信回路1と比較して、整流回路10に代えて倍電圧回路の構成を有する整流回路30を備える。以下、具体的に説明する。
コンデンサC2は、アンテナ11とトランジスタM1のドレインとの間に設けられる。トランジスタM2では、第1端子(ソース及びドレインの一方。以下、ドレインと称す)及び制御端子(以下、ゲートと称す)が整流回路30の入力端子IN4を介して接地電圧端子GNDに接続され、第2端子(ソース及びドレインの他方。以下、ソースと称す)がコンデンサC2とトランジスタM1のドレインとの間のノードN1に接続される。
トランジスタM2は、いわゆるダイオード接続トランジスタであって、アノードが接地電圧端子GNDに接続されカソードがノードN1に接続されたダイオード(第1ダイオード)としての機能を有する。したがって、トランジスタM2は、ノードN1の電位が低下して接地電圧GND(より詳細には、接地電圧GNDからトランジスタM2の閾値電圧を減算した値)以下になると、オンする。それにより、接地電圧端子GNDからノードN1に向けて順方向電流が流れる。コンデンサC2は、接地電圧端子GNDからトランジスタM2を介してアンテナ11に流れる直流信号成分をカットする役割を有する。
受信回路3のその他の回路構成については、図1に示す受信回路1の場合と同様であるため、その説明を省略する。なお、図5の構成では、アンテナ11とトランジスタM1のドレインとの間に電荷注入パス(トランジスタM2を介したパス)及び直流信号カット用コンデンサC2が設けられているため、アンテナ11とトランジスタM1のドレインとの間に電荷注入パス及び直流信号カット用コンデンサが別途設けられる必要はない。
例えば、交流信号A1の電位が負値を示す場合、ノードN1の電位も負値を示す。それにより、ダイオードM2がオンするため、ノードN1には接地電圧端子GNDから電荷がチャージされる。その結果、ノードN1の電位は接地電圧GND付近まで上昇する。その後、交流信号A1の電位が負値から正値に変化すると、それに伴って、ノードN1の電位は上昇する。それにより、ノードN1にチャージされた電荷はトランジスタM1を介して負荷14に供給される。
このように、本実施の形態にかかる整流回路30は、交流信号A1の電圧振幅が正の期間に加え、交流信号A1の電圧振幅が負の期間でも、整流動作を行うため、さらに電力変換効率を向上させることができる。簡単に言うと、整流回路30は、整流回路1の2倍の出力電圧Voを生成することができる。
なお、本実施の形態では、整流回路30がダイオード接続されたトランジスタM2を備えた場合を例に説明したが、これに限られない。整流回路30は、トランジスタM2に代えて一般的なダイオードを備える構成に適宜変更可能である。
<実施の形態4>
図6は、実施の形態4にかかる整流回路40の構成例を示す図である。図6に示す整流回路40は、トランジスタM1と、コンデンサC1,C3と、バイアス回路(第2バイアス回路)41と、を有する。また、整流回路40の外部にはアンテナ11,12及び負荷14が設けられている。
整流回路40と、アンテナ11,12と、により受信回路4が構成される。つまり、図6に示す受信回路4は、図1に示す受信回路1と比較して、整流回路10に代えてトランジスタM1のゲート−ソース間にバイアス回路41が設けられた整流回路40を備える。以下、具体的に説明する。
バイアス回路41は、トランジスタM1のゲート−ソース間に設けられる。より具体的には、バイアス回路41の外部ノードb1がトランジスタM1のソースに接続され、バイアス回路41の外部ノードb2がトランジスタM1のゲートに接続される。また、アンテナ12とバイアス回路41との間には、バイアス回路41を介してアンテナ12に流れる直流信号成分をカットするためのコンデンサC3が設けられる。
受信回路4のその他の回路構成については、図1に示す受信回路1の場合と同様であるため、その説明を省略する。なお、図6の構成では、アンテナ12とバイアス回路41との間に直流信号カット用コンデンサC3が設けられているため、アンテナ12とバイアス回路41との間に直流信号カット用コンデンサが別途設けられる必要はない。
バイアス回路41は、整流回路40の出力電圧Vo(トランジスタM1のソース電圧)によりバイアス電圧を生成し、トランジスタM1のゲートに供給する。
ここで、トランジスタM1のゲート−ソース間に与える電圧のうちトランジスタM1の閾値電圧分は、当該トランジスタM1をオンするために用いられる。そこで、整流回路40は、トランジスタM1をオンするために必要な電圧の一部をバイアス電圧で補うことにより、トランジスタM1をオンするために用いられる交流信号A2の電圧分を少なくしている。それにより、本実施の形態にかかる整流回路40は、さらに電力変換効率を向上させることができる。
以下、バイアス回路41の具体的な構成例を説明する。図7A,図7Bは、それぞれバイアス回路41の第1及び第2の構成例をバイアス回路41a,41bとして示す回路図である。
(バイアス回路41の第1の構成例)
図7Aは、バイアス回路41の第1の構成例をバイアス回路41aとして示す回路図である。図7Aに示すバイアス回路41aは、定電流源I1と、トランジスタM3と、スイッチ素子SW1〜SW4と、コンデンサC4と、を有する。本実施の形態では、トランジスタM3がトランジスタM1と同一特性のNチャネルMOSトランジスタである場合を例に説明する。
定電流源I1では、入力端子が整流回路50の出力端子OUT1に接続され、出力端子がノードN2に接続される。トランジスタM3では、第1端子(ソース及びドレインの一方。以下、ドレインと称す)及び制御端子(以下、ゲートと称す)がノードN2に接続され、第2端子(ソース及びドレインの他方。以下、ソースと称す)が接地電圧端子GNDに接続される。なお、トランジスタM3は、いわゆるダイオード接続トランジスタであって、アノードがノードN2に接続されカソードが接地電圧端子GNDに接続されたダイオードとしての機能を有する。
スイッチ素子SW1の一方の端子はノードN2に接続され、スイッチ素子SW1の他方の端子はノードN3に接続される。スイッチ素子SW2の一方の端子はノードN3に接続され、スイッチ素子SW2の他方の端子は外部ノードb2に接続される。スイッチ素子SW3の一方の端子は接地電圧端子GNDに接続され、スイッチ素子SW3の他方の端子はノードN4に接続される。スイッチ素子SW4の一方の端子はノードN4に接続され、スイッチ素子SW4の他方の端子は外部ノードb1に接続される。コンデンサC4は、ノードN3とノードN4との間に設けられる。スイッチ素子SW1,SW3は、クロック信号clk0に基づいてオンオフする。スイッチ素子SW2,SW4は、クロック信号clk1に基づいてオンオフする。スイッチ素子SW1,SW3とスイッチ素子SW2,SW4とは相補的にオンオフする。受信回路4のその他の回路構成については、図1に示す受信回路1の場合と同様であるため、その説明を省略する。
定電流源I1は、整流回路50の出力電圧Voにより駆動され一定の電流を出力する。それにより、トランジスタM3のソース−ドレイン間には、閾値電圧程度の電位差が生じる。スイッチ素子SW1,SW3がオンし、スイッチ素子SW2,SW4がオフしている期間中、コンデンサC4には、トランジスタM3のソース−ドレイン間電圧に応じた電荷がチャージされる。つまり、コンデンサC2には、トランジスタM3のソース−ドレイン間電圧がコピーされる。次に、スイッチ素子SW1,SW3がオフし、スイッチ素子SW2,SW4がオフすると、コンデンサC2にコピーされた電圧がバイアス電圧Vbiasとして外部ノードb2,b1から出力される。
図7Aに示すバイアス回路41aは、トランジスタM1のゲートに対し、当該トランジスタM1の閾値電圧程度の最適なバイアス電圧を供給することができる。
(バイアス回路41の第2の構成例)
図7Bは、バイアス回路41の第2の構成例をバイアス回路41bとして示す回路図である。図7Bに示すバイアス回路41bは、外部ノードb2,b1間に抵抗素子R1を有する。
バイアス回路41bは、トランジスタM1のゲートに対し、出力電圧Voと同等程度のバイアス電圧を供給することができる。図7Bに示すバイアス回路41bは、図7Aに示すバイアス回路41aと比較して、回路規模の増大を抑制することができるとともに、消費電力の増大を抑制することができる。このような構成は、環境電波から電力を回収する場合等、入力電圧が小さいため出来るだけ電力を消費したくない場合に特に有効である。
一方、図7Aに示すバイアス回路41aは、図7Bに示すバイアス回路41bと比較して、より最適なバイアス電圧を生成することができる点で有効である。
<実施の形態5>
図8は、実施の形態5にかかる整流回路50の構成例を示す図である。図8に示す整流回路50は、トランジスタM1,M2と、コンデンサC1〜C3と、バイアス回路41と、を有する。また、整流回路50の外部にはアンテナ11,12、整合回路15,16及び負荷14が設けられている。
整流回路50と、アンテナ11,12と、整合回路15,16と、により受信回路5が構成される。つまり、図8に示す受信回路5は、図2、図5及び図6にそれぞれ示す受信回路2〜4の特徴部分を全て備える。受信回路5の詳細な回路構成及び動作については、上記実施の形態にて既に説明されているため、その説明を省略する。
なお、図8の構成では、アンテナ11とトランジスタM1のドレインとの間に電荷注入パス(トランジスタM2を介したパス)及び直流信号カット用コンデンサC2が設けられているため、アンテナ11とトランジスタM1のドレインとの間に電荷注入パス及び直流信号カット用コンデンサが別途設けられる必要はない。なお、コンデンサC2は、整合回路15の内部に設けられても良い。
また、図8の構成では、アンテナ12とバイアス回路41との間に直流信号カット用コンデンサC3が設けられているため、アンテナ11とバイアス回路41との間に直流信号カット用コンデンサが別途設けられる必要はない。なお、コンデンサC3は、整合回路16の内部に設けられても良い。
(受信回路5の実装例)
図9は、受信回路5の実装状態の一例を示す図である。図9に示す実装状態では、数cm角のPCB基板(プリント基板)200上に、アンテナ11,12と、整合回路15,16と、整流回路50及び負荷14が搭載された半導体チップ(半導体集積回路)100と、が実装される。整合回路15,16と半導体チップ100上の整流回路50とは、それぞれボンディングワイヤ及びパッドを介して接続される。
アンテナ11,12は、少なくとも共通の電波を受信できるように配置されていれば良い。さらに、アンテナ11,12は、共通の電波を同位相で受信できるように配置されることが好ましい。それにより、整合回路15,16による交流信号A1,A2の位相調整が不要になる。さらに、アンテナ11,12は、共通の電波を同じアンテナ利得で受信できるように配置されていることが好ましい。もっとも、アンテナ11,12は、意図的に異なるアンテナ利得で受信できるように配置されていても良い。
具体的には、例えば、アンテナ11,12は、同一種類かつ同一形状であることが好ましい。それにより、アンテナ11,12は、共通の電波を同じアンテナ利得で受信しやすくなるとともに、共通の電波を同位相で受信しやすくなる。また、アンテナ11,12がループアンテナである場合には、当該アンテナ11,12は同一平面上に形成されることが好ましい。それにより、電波の偏波面とループアンテナ11,12のそれぞれの面との角度が同じになるため、アンテナ11,12は、共通の電波を同じアンテナ利得で受信しやすくなるとともに、共通の電波を同位相で受信しやすくなる。
本実施の形態では、受信回路5の実装状態の一例を説明したが、受信回路1〜4及び後述する他の受信回路についても同様にして実装されることが可能である。
<実施の形態6>
図10は、実施の形態6にかかる整流回路60の構成例を示す図である。図10に示す整流回路60は、整流回路50と同一の構成を有する整流回路コア50A,50Bを有する。また、整流回路60の外部にはアンテナ11,12、整合回路15,16及び負荷14が設けられている。
整流回路60と、アンテナ11,12と、整合回路15,16と、により受信回路6が構成される。つまり、図10に示す受信回路6は、多段接続された複数の整流回路コアからなる整流回路60を備える。以下、具体的に説明する。
整流回路50Aでは、入力端子IN1が整合回路15の出力に接続され、入力端子IN2が整合回路16の出力に接続され、入力端子IN3,IN4が接地電圧端子GNDに接続され、出力端子OUT1が整流回路50Bの入力端子IN4に接続される。整流回路50Bでは、入力端子IN1が整合回路15の出力に接続され、入力端子IN2が整合回路16の出力に接続され、入力端子IN3が接地電圧端子GNDに接続され、出力端子OUT1が負荷14に接続される。
各整流回路50A,50Bの基本動作については、整流回路50の場合と同様であるため、その説明を省略する。
本実施の形態にかかる受信回路6は、整流回路50Aの出力電圧を整流回路50B内の電荷注入パスに供給している。それにより、本実施の形態にかかる受信回路6は、受信回路5の場合と比較して、さらに大きな出力電圧Voを生成することができる。簡単に言うと、受信回路6は、受信回路5のさらに2倍の出力電圧Voを生成することができる。なお、アンテナ11,12の本数は多段接続される整流回路の数に関わらず2つのままである。
本実施の形態では、受信回路6が多段接続された2つの整流回路50A,50Bを備えた場合を例に説明したが、これに限られない。受信回路6は、多段接続された3つ以上の整流回路を備えた構成に適宜変更可能である。
また、本実施の形態では、各整流回路50A,50Bが整流回路50と同一構成である場合を例に説明したがこれに限られない。各整流回路50A,50Bは、倍電圧回路の構成を有する整流回路と同一構成に適宜変更可能である。具体的には、各整流回路50A,50Bは、整流回路30と同一構成に適宜変更可能である。
<実施の形態7>
図11は、実施の形態7にかかる整流回路70の構成例を示す図である。図11に示す整流回路70は、トランジスタM1,M2と、コンデンサC1,C2と、を有する。また、整流回路70の外部には、アンテナ(第1アンテナ)11と、アンテナ(第2アンテナ)12と、アンテナ(第3アンテナ)13と、整合回路(第1整合回路)15と、整合回路(第2整合回路)16と、整合回路(第3整合回路)17と、負荷14と、が設けられている。
整流回路70と、アンテナ11〜13と、整合回路15〜17と、により受信回路7が構成される。つまり、図11に示す受信回路7は、電荷注入パス上に設けられたトランジスタの導通状態を、第3のアンテナからの交流信号により制御する。以下、具体的に説明する。
アンテナ13は、整合回路17と整流回路70の入力端子IN5とを介して、トランジスタM2のゲートに接続される。アンテナ13は、アンテナ11,12と共通の電波を受信して交流信号A1,A2と逆相の交流信号(第3交流信号)A3に変換する。この交流信号A3に基づいてトランジスタM2のオンオフがトランジスタM1のオンオフと相補的に制御される。
整合回路17は、アンテナ13の出力インピーダンスと整流回路70の入力インピーダンスとの整合を行う回路である。より具体的には、整合回路17は、アンテナ13の出力インピーダンスと、当該整合回路17の入力インピーダンスと、が等しくなるように構成される。さらに、整合回路17は、当該整合回路17の出力インピーダンスと、整流回路70の入力インピーダンスと、が交流信号A3の反射損失を最小化する関係となるように構成される。なお、整合回路17は、整合回路16の同等の構成を適用可能である。
整流回路70のその他の回路構成については、図5に示す整流回路30と同様であるため、その説明を省略する。また、アンテナ11,12及び整合回路15,16の構成については、例えば、図2に示す構成と同様であるため、その説明を省略する。
本実施の形態にかかる受信回路7は、トランジスタM2がダイオード接続トランジスタである場合よりも、トランジスタM2を十分にオンオフしやすいため、さらに電力変換効率を向上させることができる。
(受信回路7の第1の実装例)
図12は、受信回路7の第1の実装状態の例を示す図である。図12に示す実装状態では、数cm角のPCB基板(プリント基板)200上に、アンテナ11〜13と、整合回路15〜17と、整流回路70及び負荷14が搭載された半導体チップ100と、が実装される。整合回路15〜17と半導体チップ100上の整流回路70とは、それぞれボンディングワイヤ及びパッドを介して接続される。
図12の例では、アンテナ11〜13がループアンテナである。ここで、アンテナ13の巻方向は、アンテナ11,12の巻方向と逆になっている。それにより、交流信号A3の位相を交流信号A1、A2と逆相にすることができる。
(受信回路7の第2の実装例)
図13は、受信回路7の第2の実装状態の例を示す図である。図13の例では、アンテナ11〜13の巻方向は同じだが、アンテナ13の2つの出力端子の接続先がアンテナ11,12の場合と逆になっている。それにより、交流信号A3の位相を交流信号A1,A2と逆相にすることができる。
続いて、以下に受信回路7の変形例を説明する。
(受信回路7の第1の変形例)
図14は、実施の形態7にかかる整流回路が適用された受信回路7の第1の変形例を受信回路7aとして示す図である。図14に示す受信回路7aは、図11に示す受信回路7と比較して、整合回路15〜17を有しない。整流回路70の整流動作に影響が無い程度にアンテナ11〜13のそれぞれの出力インピーダンスと整流回路70の入力インピーダンスとの整合がとれている場合には、整合回路15〜17は設けられなくても良い。
(受信回路7の第2の変形例)
図15は、実施の形態7にかかる整流回路が適用された受信回路7の第2の変形例を受信回路7bとして示す図である。図15に示す受信回路7bは、図11に示す受信回路7と比較して、整流回路70に代えてトランジスタM2のゲート−ソース間にバイアス回路(第1バイアス回路)81が設けられた整流回路70bを備える。また、アンテナ13とバイアス回路81との間には、バイアス回路81を介してアンテナ13に流れる直流信号成分をカットするためのコンデンサC5が設けられる。
整流回路70bは、トランジスタM2をオンするために必要な電圧の一部をバイアス電圧で補うことにより、トランジスタM2をオンするために用いられる交流信号A3の電圧分を少なくしている。それにより、整流回路70bは、さらに電力変換効率を向上させることができる。なお、バイアス回路81は、図4に示すバイアス回路41と同等の構成を適用可能である。
なお、図15の構成では、アンテナ13とバイアス回路81との間に直流信号カット用コンデンサC5が設けられているため、アンテナ13とバイアス回路81との間に直流信号カット用コンデンサが別途設けられる必要はない。なお、コンデンサC5は、整合回路17の内部に設けられても良い。
(受信回路7の第3の変形例)
図16は、実施の形態7にかかる整流回路が適用された受信回路7の第3の変形例を受信回路7cとして示す図である。図16に示す受信回路7cは、図11に示す受信回路7と比較して、整流回路70に代えてトランジスタM1のゲート−ソース間にバイアス回路41が設けられた整流回路70cを備える。また、アンテナ12とバイアス回路41との間には、バイアス回路41を介してアンテナ12に流れる直流信号成分をカットするためのコンデンサC3が設けられる。
整流回路70cは、トランジスタM1をオンするために必要な電圧の一部をバイアス電圧で補うことにより、トランジスタM1をオンするために用いられる交流信号A2の電圧分を少なくしている。それにより、整流回路70cは、さらに電力変換効率を向上させることができる。
なお、図16の構成では、アンテナ12とバイアス回路41との間に直流信号カット用コンデンサC3が設けられているため、アンテナ12とバイアス回路41との間に直流信号カット用コンデンサが別途設けられる必要はない。なお、コンデンサC3は、整合回路16の内部に設けられても良い。
(受信回路7の第4の変形例)
図17は、実施の形態7にかかる整流回路が適用された受信回路7の第4の変形例を受信回路7dとして示す図である。図17に示す受信回路7dは、図11に示す受信回路7と比較して、バイアス回路41,81が設けられた整流回路70dを備える。具体的構成については、図15及び図16の構成の組み合わせであるため、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態にかかる整流回路及びそれを備えた受信回路は、ドレインにアンテナ11によって受信された電波に応じた交流信号A1が供給され、ゲートにアンテナ12によって受信された前記電波に応じた交流信号A2が供給され、ソースから整流信号を出力するトランジスタM1と、整流信号を平滑化するコンデンサC1と、を備える。それにより、上記実施の形態にかかる整流回路及びそれを備えた受信回路は、従来よりも電力変換効率を向上させることができる。
なお、実施の形態5および実施の形態7において、整流回路(50,70)が負荷(14)とともに半導体チップ100に搭載されることを示した。これらの整流回路に代えて他の実施の形態において示した整流回路を半導体チップ100に搭載することも可能である。また、実施の形態5および実施の形態7において、整合回路15〜17やアンテナ11〜13をPCB基板200に備えるように示したが、整合回路15〜17やアンテナ11〜13のいずれか一方または両方を1つの半導体チップ100に組み込んで構成してもかまわない。あるいは、実施の形態5および実施の形態7に示したPCB基板200を半導体パッケージ内の基板に置き換え、その上に整合回路15〜17やアンテナ11〜13を構成し、整流回路(50,70)及び負荷(14)が形成された半導体チップ100とともに半導体パッケージにまとめてもよい。
なお、特許文献1に開示された整流回路は、ダイオード接続トランジスタのゲート−ソース間にバイアス回路を備えることにより、微小な交流信号の整流を可能にしている。一方、上記実施の形態にかかる整流回路は、トランジスタM1のゲート電圧及びドレイン電圧をそれぞれアンテナ11,12からの交流信号A1,A2により独立して制御することにより、微小な交流信号の整流を可能にしている。その結果、上記実施の形態にかかる整流回路は、電圧変換効率を向上させることができる。
さらに、特許文献1に開示された整流回路は、ダイオード接続トランジスタにより構成されるため、古典的な整流回路と同様の問題を有する。具体的には、ダイオード接続トランジスタのゲート−ドレイン間は短絡しているため、当該トランジスタに順方向電流が流れることでドレイン電圧が低下すると、それに伴ってゲート電圧も低下してしまう。それにより、ダイオード接続トランジスタのオン抵抗が上昇するため、当該トランジスタに流れる順方向電流は意図せず低下してしまう。その結果、電力変換効率が低下する可能性がある。
また、ダイオード接続トランジスタのゲート及びドレインのそれぞれの入力インピーダンスが異なるため、共通のアンテナの出力インピーダンスと、ダイオード接続トランジスタのゲート及びドレインのそれぞれの入力インピーダンスと、の間のそれぞれの整合を最適に行うことは困難である。そのため、ダイオード接続トランジスタでは、オン時のオン抵抗が十分に小さくならないため順方向電流が少なくなり、オフ時のオン抵抗が十分に大きくならないため逆方向リーク電流が多くなる。その結果、電力変換効率が低下する可能性がある。
一方、上記実施の形態にかかる整流回路は、トランジスタM1のゲート電圧及びドレイン電圧をそれぞれアンテナ11,12からの交流信号A1,A2により独立して制御しているため、それらのような問題は生じない。
さらに、特許文献1に開示された整流回路は、直流バイアス電圧発生に必要な電力を予め蓄えておくか、微小な交流信号から生成しなくてはならない。ここで、環境電波から電力を回収して動作する受信回路は、通常、自ら電力を蓄えることはしない。また、当該受信回路に入力される交流信号はトランジスタの閾値電圧を大きく下回るほど小さい。一方、上記実施の形態にかかる整流回路は、特許文献1の構成とまったく異なる構成であるため、このような問題は生じない。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1〜7,7a〜7d 受信回路
10,30,40,50,60,70 整流回路
50A,50B 整流回路コア
11〜13 アンテナ
14 負荷
15〜17,15a〜15d,16a 整合回路
41,41a,41b,81 バイアス回路
100 半導体チップ
200 PCB基板
C1〜C5,C11,C21,C22,C31,C32 コンデンサ
I1 定電流源
L11,L21,L22,L31,L32,L51 コイル
M1〜M3 トランジスタ
R1,R41 抵抗素子
SW1〜SW4 スイッチ素子

Claims (21)

  1. 第1端子に第1アンテナが接続され、制御端子に第2アンテナが接続され、第2端子から第1の信号を出力する第1トランジスタと、
    一方の端子に前記第1の信号が印加される第1コンデンサと、を備えた整流回路。
  2. アノードが接地電圧端子に接続され、カソードが前記第1トランジスタの第1端子に接続された第1ダイオードと、
    前記第1ダイオードのカソードと前記第1アンテナとの間に設けられた第2コンデンサと、をさらに備えた請求項1に記載の整流回路。
  3. 前記第1ダイオードは、第1端子及び制御端子が前記接地電圧端子に接続され、第2端子が前記第1トランジスタの第1端子に接続された第2トランジスタである、請求項2に記載の整流回路。
  4. 第1端子に前記第1アンテナが接続され、制御端子に前記第2アンテナが接続され、第2端子から第2の信号を出力する第3トランジスタと、
    一方の端子に前記第2の信号が印加される第3コンデンサと、
    アノードに前記第1の信号が供給され、カソードが前記第3トランジスタの第1端子に接続された第2ダイオードと、
    前記第2ダイオードのカソードと前記第1アンテナとの間に設けられた第4コンデンサと、をさらに備えた請求項2に記載の整流回路。
  5. 第1端子が接地電圧端子に接続され、第2端子が前記第1トランジスタの第1端子に接続され、制御端子が第3アンテナに接続された第2トランジスタをさらに備えた、請求項1に記載の整流回路。
  6. 前記第2トランジスタの第2端子及び制御端子間に設けられた第1バイアス回路をさらに備えた請求項5に記載の整流回路。
  7. 前記第1バイアス回路は抵抗素子により構成される請求項6に記載の整流回路。
  8. 前記第1トランジスタの第2端子及び制御端子間に設けられた第2バイアス回路をさらに備えた請求項1に記載の整流回路。
  9. 前記第2バイアス回路は抵抗素子により構成される請求項8に記載の整流回路。
  10. 前記第1アンテナと前記整流回路との間に第1整合回路が設けられ、前記第2アンテナと前記整流回路との間に第2整合回路が設けられる、請求項1に記載の整流回路。
  11. 前記第1及び前記第2整合回路は、前記第2アンテナによって受信された電波に応じた第2交流信号の電圧振幅が前記第1アンテナによって受信された電波に応じた第1交流信号の電圧振幅以上となるように構成される、請求項10に記載の整流回路。
  12. 前記第1整合回路は、前記第1アンテナの出力インピーダンスと当該第1整合回路の入力インピーダンスとが等しくなるように構成され、かつ、当該第1整合回路の出力インピーダンスと前記第1トランジスタの第1端子の入力インピーダンスとが前記第1アンテナによって受信された電波に応じた第1交流信号の反射損失を最小にするように構成され、
    前記第2整合回路は、前記第2アンテナの出力インピーダンスと当該第2整合回路の入力インピーダンスとが等しくなるように構成され、かつ、当該第2整合回路の出力インピーダンスと前記第1トランジスタの制御端子の入力インピーダンスとが前記第2アンテナによって受信された前記電波に応じた第2交流信号の反射損失を最小にするように構成される、請求項10に記載の整流回路。
  13. 前記第1及び前記第2アンテナは、何れもループ状に形成されるとともに同一平面上に配置される、請求項1に記載の整流回路。
  14. 前記第1乃至前記第3アンテナは、何れもループ状に形成されるとともに同一平面上に配置される、請求項5に記載の整流回路。
  15. 前記第1及び前記第2アンテナと、
    請求項1に記載の整流回路と、を備えた受信回路。
  16. 前記第1アンテナと前記整流回路との間に設けられた第1整合回路と、
    前記第2アンテナと前記整流回路との間に設けられた第2整合回路と、をさらに備えた請求項15に記載の受信回路。
  17. 前記第1乃至前記第3アンテナと、
    請求項5に記載の整流回路と、を備えた受信回路。
  18. 前記第1アンテナと前記整流回路との間に設けられた第1整合回路と、
    前記第2アンテナと前記整流回路との間に設けられた第2整合回路と、
    前記第3アンテナと前記整流回路との間に設けられた第3整合回路と、をさらに備えた請求項17に記載の受信回路。
  19. 前記第1トランジスタは、MOSトランジスタであり、
    前記第1トランジスタの第1端子は、前記第1トランジスタのソースまたはドレインのいずれか一方であり、
    前記第1トランジスタの制御端子は、前記第1トランジスタのゲートであり、
    前記第1トランジスタの第2端子は、前記第1トランジスタのソースまたはドレインの他方であり、
    前記第1コンデンサの他方の端子が接地電圧端子に接続された、請求項1に記載の整流回路。
  20. 前記第1トランジスタの第1端子に第1アンテナによって受信された電波に応じた第1交流信号が供給され、前記第1トランジスタの制御端子に第2アンテナによって受信された前記電波に応じた第2交流信号が供給され、
    前記第1コンデンサは前記第1の信号を平滑化する、請求項19に記載の整流回路。
  21. 前記第1及び前記第2アンテナと、
    請求項1に記載の整流回路と、を備え、
    前記整流回路の出力が、負荷回路の電源に接続された無線電力回収回路。
JP2012175776A 2012-08-08 2012-08-08 整流回路及びそれを備えた受信回路、無線電力回収回路 Pending JP2014036484A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018099030A (ja) * 2018-02-07 2018-06-21 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
CN109217692A (zh) * 2018-11-01 2019-01-15 鞍山雷盛电子有限公司 一种多层立体大功率倍压整流装置
WO2022158693A1 (ko) * 2021-01-20 2022-07-28 삼성전자 주식회사 정류기로 제공되는 전력의 위상차를 제어하는 전자 장치 및 그 제어 방법

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