JP2014036000A - 端子保持具と端子保持構造と端子配置構造 - Google Patents

端子保持具と端子保持構造と端子配置構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 コンタクトピンと端子との確実な接触を確保できる端子保持具と、端子の実装作業が容易な端子保持構造と、CATV用機器を提供する。
【解決手段】 CATV用機器の筐体に取付けられたコンタクトピンと、筐体内に収容配置された回路基板に実装された端子との接触を保持する端子保持具であり、端子はコンタクトピンを挟着保持可能に対向配置された二つ一対の接触片を備え、接触片はコンタクトピンの軸方向に数対あり、端子保持具は二本一対の脚部の軸方向一端側が連結され、他端側が開放されたアーチ形であり、両脚部間が端子を跨ぐことのできる広さであり、夫々の脚部の開放端側に、回路基板に差し込み可能な差込部があり、端子を跨いで両差込部を回路基板の取付け孔に差し込むと、両脚部が接触片の両外側に配置されて当該接触片の両外側への拡がりが防止されるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信機器、例えば、CATV用機器の筐体に取付けられた接栓のコンタクトピンと当該筐体内に取付けられた基板に実装されているバネ性の端子との接触を確保するための端子保持具と、その保持具を用いて前記端子の開きを防止した端子保持構造と、その端子配置構造に関する。
CATV用機器には増幅器等の各種機器がある。それら機器の筐体A(図4)はアルミダイキャスト製であり、その周壁Bには、入出力用の接栓C1やモニタ用の接栓C2(通常は入出力用の接栓C1よりも小径。以下、両接栓をまとめて接栓Cという。)が取り付けられている。接栓C(C1、C2)はコンタクトピンD(D1、D2)を備えており、それらコンタクトピンD(D1、D2)は接栓C(C1、C2)を周壁Bに取付けることにより周壁Bの内側に突設される。
筐体A内には、回路基板E(図4)、シャーシF(図4)が図5(a)(b)のように収納固定される。回路基板Eの表面には電子部品G(図4)の他に表側端子Hが、裏面には裏側端子Iが実装されている。表側端子Hが回路基板Eの表面に、裏側端子Iが裏面に実装されているのは、周壁Bの下部に取付けられている接栓C1、周壁Bの上部に取付けられている接栓C2に接続するためである。
表側端子Hには図6(a)〜(c)に示すもの(接触片3枚のもの)がある。
図6(a)〜(c)に示す表側端子Hは、一枚の金属板を平面形状コ字状(略コ字状を含む)に曲げ、対向する二枚の側壁Jの下方に二本の差し込み片Kと両側壁J間の連結壁J’の下方に一本の差し込み片Kが突設され、二枚の側壁Jの下部が上方に折り返されてハ字状(略ハ字状を含む)の接触片Lが対向配置されている。接触片Lは一定間隔で、一列に三枚ずつ配列されている。
裏側端子Iは図7(a)に示すように、一枚の金属板が側面形状略M字状に折り曲げられ、3枚に区画された接触片Nと、四本の脚Oを備え、対向する接触片N間にピン嵌合空間Pが設けられた板バネ状である。この裏側端子Iは、図7(b)(c)に示すような樹脂製の箱型のケースQ内に収容されており、前記脚Oが図7(d)に示すようにケースQの底面Rの差込孔Sに差し込まれて底面Rから外に突出し、接触片Nの折り曲げ部TがケースQの開口部U(図7(b))から外部に突出している。ケースQの両側面にはスリットVが設けられており、そのスリットVはケースQの開口部Uに連通している。
回路基板E(図4)には、細長の基板開口部Wが開口され、シャーシFには細長のシャーシ開口部Xが開口されている。これら両開口部W、Xは、回路基板EをシャーシFに配置固定すると互いに連通し、回路基板付きのシャーシFを筐体A内に収容固定すると、両開口部W、Xが図5(a)(b)のように前記コンタクトピンD(D1、D2)に被さる。この場合、表側端子Hのピン嵌合空間Y(図6(a)(c))がコンタクトピンD(D1、D2)に被さって、コンタクトピンD(D2)が対向している接触片L(図6(a))のバネ力で挟着保持されて、コンタクトピンDと電気的に導通可能に接触する。また、裏側端子I(図7(a))のピン嵌合空間PがコンタクトピンD(D1)に被さって、コンタクトピンDが対向している接触片N(図7(a))のバネ力で挟着保持されて、コンタクトピンDと電気的に導通可能に接触するようにしてある。
接栓C(C1、C2)には入出力用、モニタ用のケーブルが接続される。いずれのラインで使用される場合も、表側端子Hも、裏側端子IもコンタクトピンD(D1、D2)との接触は確実であることが望まれる。入出力用で使用する場合は発熱防止の点から接触抵抗が小さいことも望まれる。
裏側端子IはケースQ内に収容されているため、コンタクトピンD(D1)が裏側端子Iのピン嵌合空間P内に嵌合しても、接触片Nが外側に拡がらず、コンタクトピンD(D1)と接触片Nとの確実な接触が確保される。しかし、表側端子Hはケース内に収容されることなく、図6(a)〜(c)に示す裸のまま、回路基板Eに取付けられるため、コンタクトピンD(D2)がピン嵌合空間Y(図6(a)(c))内に嵌合すると、ハ字形に対向している両接触片Lが外側に押し拡げられて、両接触片LによるコンタクトピンD(D2)の挟着保持が弱まって、両者の接触が不安定になる。接触が不安定になると接触片LとコンタクトピンDとの接触抵抗が大きくなって発熱し易くなる。
表側端子Hの接触片Lの拡がりを防止するため、従来は、可動式の押さえ板とピン受け金具とでコンタクトピンを挟持するもの(特許文献1)、基板に固定する固定部と一対の脚部と両脚部を連結する連結部とを導電性弾性体で一体成型したコネクタ(特許文献2)などが提案されている。
特開平5−145783号(特許第3116172号)公報 特開2003−109715号(特許第4627393号)公報
図7(d)に示すケース入りの裏側端子Iは、筐体A(図4)の周壁Bの下部に取付けられている入出力用の端子C1のコンタクトピンD(D1)と接触する都合上、回路基板Eの裏面に実装される。回路基板Eはその表面に実装された電子部品のリード線や端子(通常、回路基板の裏面に突出する)を半田付けする場合、回路基板Eの裏面を半田槽に浸してジャブ付けするため、裏面端子Iを半田付け前に回路基板Eに実装すると、前記ジャブ付け時に裏側端子Iに半田が付着してしまう。このため、裏側端子Iはジャブ付けする前に回路基板Eに実装しておくことはできず、ジャブ付けしてから回路基板Eの裏面に実装し、回路基板Eの表面に突出した裏側端子Iの脚Oを手作業で回路基板Eに半田付け(通称「手半田」)しなければならず、回路基板Eへの実装作業が二度手間になって面倒であった。
また、裏側端子Iの接触片NとコンタクトピンD(D1)との接触面積を広くするためには、接触片Nの枚数を多くすることが考えられるが、その様にすると裏側端子Iが接触片Nの配列方向に長くなってケースQも大きくなり、回路基板Eへの実装スペースが広くなる。
特許文献1記載の挟持具や、特許文献2記載のコネクタは、挟持具或いはコネクタの構造が特許文献1、2用の独自のものであるため汎用性に欠ける。
本発明の目的は、コンタクトピンと端子との確実な接触を確保できる端子保持具と、回路基板に実装された端子の拡がりを防止できる端子保持構造と、端子配置構造を提供することにある。
本発明の端子保持具は、CATV用機器の筐体に取付けられたコンタクトピンと、当該筐体内に収容配置された回路基板に実装された端子との接触を保持する端子保持具であり、前記端子はコンタクトピンを挟着保持可能に対向配置された二つ一対の接触片を備え、当該接触片はコンタクトピンの軸方向に数対あり、前記端子保持具は二本一対の脚部の軸方向一端側が連結され、他端側が開放されたアーチ形(下向きコ字形又は略コ字形)であり、両脚部間が前記端子を跨ぐことのできる広さであり、夫々の脚部の開放端側に、前記回路基板に差し込み可能な差込部があり、前記端子を跨いで前記両差込部を回路基板の取付け孔に差し込むことにより、前記両脚部が接触片の両外側に配置されて当該接触片の両外側への拡がりが防止されるようにしたものである。
前記差込部は、対向配置された二本一対の差込片を備え、両差込片は加圧により互いに接近し解放により自動的に復元可能であり、接近状態で回路基板の一つの取付け孔に差込み可能であり、差込み後に前記加圧を解放すると自動的に復元して取付け孔から抜けなくなるようにしてある。
本発明の端子保持構造は、筐体に取付けられたコンタクトピンと、当該筐体内に収容配置された回路基板に実装された端子との接触を、当該回路基板に差込まれた端子保持具で保持する構造であり、端子保持具が前記端子保持具であり、当該端子保持具の二本一対の脚部が、回路基板に実装されている端子を跨いで接触片の両外側に配置され、その配置状態で、脚部の前記差込部が回路基板の電子部品実装面から回路基板の取付け孔に差し込まれて、前記端子の外側への拡がりを阻止できるようにしたものである。
本発明の端子配置構造は、CATV用機器の筐体にコンタクトピンが取り付けられ、当該コンタクトピンが筐体内に収容された端子と接触する端子配置構造であって、端子が、モニタ用接栓のコンタクトピンに接触するモニタ用端子と、入出力用接栓のコンタクトピンに接触する入出力用端子であり、両端子が回路基板の電子部品実装面に実装されたものである。
前記CATV用機器は、モニタ用端子及び入出力用端子の双方を、電子部品実装面の外側から被せた端子保持具によって電子部品実装面に保持することができる。
本発明の端子保持具は次のような効果がある。
(1)差込部を回路基板の取付け孔に圧入すれば、回路基板に実装された端子の外側への拡がりを防止することができ、コンタクトピンと端子との接触を確実に保持できる。
(2)コンタクトピンと端子との接触を確実に保持できるので、コンタクトピンと端子との接触が不安定にならず接触抵抗が安定し、通電時の発熱が少ない。
(3)端子をコンタクトピンの軸方向に長くしても、端子の外側への広がりを防止でき、端子とコンタクトピンの接触が確実になる。
(4)電子部品の実装面側に取り付けられるので、端子だけを電子部品の実装とは別にジャブ付け後に実装して手半田しなければならないという煩わしさがない。
本発明の端子保持構造は次のような効果がある。
回路基板に実装された端子の開きが確実に防止されるため、コンタクトピンと端子との接触が安定し、通電による発熱も抑制できる。
本発明の端子配置構造は次のような効果がある。
コンタクトピンを挟着保持する端子を回路基板の電子部品実装面に実装することができるので、端子を電子部品と共にジャブ付け半田することができるため、端子を電子部品実装面に後付けして、手半田する面倒がない。
本発明の端子保持構造を備えたCATV機器の一例を示す分解図。 (a)は本発明の端子保持構造の一例を示す斜視図、(b)は端子保持構造の縦断面図、(c)は本発明の端子保持具の一例を示す斜視図、(d)は同端子保持具の正面図。 本発明における端子の一例を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は平面図。 従来の端子保持構造を備えたCATV機器の一例を示す分解図。 従来の端子保持構造の縦断面図であり(a)は分配接栓のコンタクトピンと端子との接続状態を示す縦断面図、(b)は入出力接栓のコンタクトピンと端子との接続状態を示す縦断面図。 従来の端子を示すものであって、(a)は接触片が3枚の場合の斜視図、(b)はその側面図、(c)はその平面図。 従来のケース入り端子の一例を示すものであって、(a)は端子の斜視図、(b)は(a)の端子を収容するケースの上面側斜視図、(c)は同ケースの裏面側斜視図、(d)は(a)の端子を(b)のケースに収容したケース入り端子の斜視図。
(端子保持具の実施形態)
本発明の端子保持具1の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。本発明の端子保持具1は図2(c)(d)に示す形状、構造であり、図1に示すCATV用機器、例えば、幹線増幅器、分岐器等のダイキャスト製の筐体Aの周壁Bに取付けられた入出力用の接栓C1やモニタ用の接栓C2のコンタクトピンD(D1、D2)と、シャーシFに配置固定されて筐体A内に配置固定される回路基板Eに実装された端子2とが確実に接触できるようにするものである。
図2(a)(b)の回路基板Eに実装された端子2は、図3(a)〜(c)に示すものであり、一枚の金属板3が平面視略コ字状に折り曲げられており、対向する二枚の細長片4の底面を上方に略V字状に折り返して、対向する二つの接触片5を側面視略W字形に成型してあり、両接触片5の間にコンタクトピンD(D1、D2)を嵌合できる嵌合空間6が設けられている。図3(a)〜(c)に示す、対向する二つの接触片5の枚数は細長片4の長手方向に四個としてあるが、その数は任意数とすることができる。嵌合空間6はコンタクトピンD(D1、D2)を圧入嵌合でき、圧入嵌合すると対向配置された接触片5に密接して挟着保持できる幅としてある。金属板3の折り曲げ部の下方には三本の突起7が突設されている。これら突起7は回路基板Eの取付け孔Z(図2(a))に差し込んで回路基板Eに実装するものであり、実装後は、回路基板Eを半田槽にジャブ漬けして電子部品Gを回路基板Eに半田付けする際に同時に半田付けされる。
前記端子2の形状、接触片5の枚数、幅、間隔、嵌合空間6の間隔(横幅:広さ)、突起7の本数、位置等は、嵌合空間6内に嵌合されるコンタクトピンD(D1、D2)の径、長さ等に合わせて設計することができる。
図1に示す端子保持具1は間隔を開けて対向配置された二本一対の脚部8(図2(c))を備え、両脚部8の軸方向一端側が連結され、他端側が開放されたアーチ形(下向きコ字形、略コ字形)であり、両脚部8の間隔が前記端子2を跨ぐことのできる広さであり、夫々の脚部8の開放端(下端)に差込部9がある。
前記二本の脚部8の下端側は、両外側から加圧すると互いに接近し、加圧を解放すると復元して元の状態に戻るバネ性を備えている。
前記差込部9は対向配置された二本一対の差込片9aを備え、両差込片9aはその両外側から加圧すると互いに接近し、加圧を解放すると自動的に復元可能なバネ性(復元性)を備えている。夫々の差込片9aの先端は先細りの楔状になっており、両外側に係止鍔9bが形成されている。差込片9aは接近状態で回路基板Eの一つの取付け孔M(図2(a))に圧入可能であり、圧入後に前記加圧を解放すると前記バネ性で自動的に復元して、前記係止鍔9bが取付け孔Mの周縁に係止して取付け孔Mから抜けなくなるようにしてある。端子保持具1の材質は特に限定されないが樹脂製が適する。
前記脚部8の長さ(高さ)、両脚部8の間の間隔、脚部8の幅、奥行寸法(厚さ)等は、端子2の形状、サイズ等に合わせて設計することができる。
(端子保持構造の実施形態)
本発明の端子保持構造の一例を、図2(a)(b)を参照して説明する。この端子保持構造は、回路基板Eに実装された端子2の二枚の細長片4が外側に広がるのを回路基板Eに差込んだ端子保持具1で防止して、回路基板Eに実装された端子2と筐体A(図1)に取付けられたコンタクトピンD(D1、D2)との接触を保持する構造である。
本発明の端子保持構造には図2(c)(d)に示す端子保持具1が使用され、図2(a)(b)に示すように、回路基板Eの電子部品実装面に実装された端子2を、対向配置された二本の脚部8で跨ぎ、その脚部8の差込部9を端子2の幅方向側の取付け孔M(図2(a))に差し込んで係止鍔9bを取付け孔Mの周縁に係止して取付け孔Mから抜けないようにしてある。このとき、端子2を跨いだ二本の脚部8が端子2の両側面に接触して、端子2の細長片4及び二枚の細長片4が外側に開くのを阻止できるようにしてある。
(端子配置構造の実施形態)
本発明の筐体Aの一例として図1に示すものは、基本的には図4に示すものと同様であり、異なるのは、入出力端用の接栓C1と、モニタ用の接栓C2を横一列に同じ高さに配列して、それらのコンタクトピンD(D1、D2)を同じ高さに横一例に揃えてある。これにより、それらのコンタクトピンD(D1、D2)を挟着保持する端子2を回路基板Eの電子部品実装面に実装することができ、端子2を回路基板Eの電子部品実装面に実装して、端子2を電子部品Gと共にジャブ付け半田することができるため、従来のように、ジャブ付け後に、端子2を電子部品実装面に後付けして、手半田する面倒が無くなる。
なお、図1において、端子保持具1は入出力用の接栓C1のコンタクトピンD(D1)に対応した端子2にのみ設けられているが、モニタ用の接栓C2のコンタクトピンD(D2)に対応した端子2に設けられていなくてもよく、端子保持具1が設けられる箇所に特段の制約はない。
本発明の端子保持具1は、CATV用機器の接栓のコンタクトピンDと端子2との接触確保に限らず、他の通信機器や電子機器のコンタクトピンと端子との接触確保に利用することもできる。
1 端子保持具
2 端子
3 金属板
4 細長片
5 接触片
6 嵌合空間
7 突起
7a 差込片
8 脚部
9 差込部
9a 差込片
9b 係止鍔
A 筐体
B (筐体の)周壁
C 接栓
1 (入出力用の)接栓
2 (モニタ用の)接栓
D コンタクトピン
1 (入出力用の)コンタクトピン
2 (モニタ用の)コンタクトピン
E 回路基板
F シャーシ
G 電子部品
H 表側端子
I 裏側端子
J 側壁
J’ 連結壁
K 差し込み片
L 端子の接触片
M 取付け孔
N 接触片
O 脚
P ピン嵌合空間
Q ケース
R (ケースの)底面
S 差込孔
T 折り曲げ部
U (ケースの)開口部
V スリット
W 基板開口部
X シャーシ開口部
Y (表側端子の)ピン嵌合空間
Z 取付け孔
本発明は、通信機器、例えば、CATV用機器の筐体に取付けられた接栓のコンタクトピンと当該筐体内に取付けられた基板に実装されているバネ性の端子との接触を確保するための端子保持具と、その保持具を用いて前記端子の開きを防止した端子保持構造と、その端子配置構造に関する。
CATV用機器には増幅器等の各種機器がある。それら機器の筐体A(図4)はアルミダイキャスト製であり、その周壁Bには、入出力用の接栓C1やモニタ用の接栓C2(通常は入出力用の接栓C1よりも小径。以下、両接栓をまとめて接栓Cという。)が取り付けられている。接栓C(C1、C2)はコンタクトピンD(D1、D2)を備えており、それらコンタクトピンD(D1、D2)は接栓C(C1、C2)を周壁Bに取付けることにより周壁Bの内側に突設される。
筐体A内には、回路基板E(図4)、シャーシF(図4)が図5(a)(b)のように収納固定される。回路基板Eの表面には電子部品G(図4)の他に表側端子Hが、裏面には裏側端子Iが実装されている。表側端子Hが回路基板Eの表面に、裏側端子Iが裏面に実装されているのは、周壁Bの下部に取付けられている接栓C1、周壁Bの上部に取付けられている接栓C2に接続するためである。
表側端子Hには図6(a)〜(c)に示すもの(接触片3枚のもの)がある。
図6(a)〜(c)に示す表側端子Hは、一枚の金属板を平面形状コ字状(略コ字状を含む)に曲げ、対向する二枚の側壁Jの下方に二本の差し込み片Kと両側壁J間の連結壁J’の下方に一本の差し込み片Kが突設され、二枚の側壁Jの下部が上方に折り返されてハ字状(略ハ字状を含む)の接触片Lが対向配置されている。接触片Lは一定間隔で、一列に三枚ずつ配列されている。
裏側端子Iは図7(a)に示すように、一枚の金属板が側面形状略M字状に折り曲げられ、3枚に区画された接触片Nと、四本の脚Oを備え、対向する接触片N間にピン嵌合空間Pが設けられた板バネ状である。この裏側端子Iは、図7(b)(c)に示すような樹脂製の箱型のケースQ内に収容されており、前記脚Oが図7(d)に示すようにケースQの底面Rの差込孔Sに差し込まれて底面Rから外に突出し、接触片Nの折り曲げ部TがケースQの開口部U(図7(b))から外部に突出している。ケースQの両側面にはスリットVが設けられており、そのスリットVはケースQの開口部Uに連通している。
回路基板E(図4)には、細長の基板開口部Wが開口され、シャーシFには細長のシャーシ開口部Xが開口されている。これら両開口部W、Xは、回路基板EをシャーシFに配置固定すると互いに連通し、回路基板付きのシャーシFを筐体A内に収容固定すると、両開口部W、Xが図5(a)(b)のように前記コンタクトピンD(D1、D2)に被さる。この場合、表側端子Hのピン嵌合空間Y(図6(a)(c))がコンタクトピンD(D1、D2)に被さって、コンタクトピンD(D2)が対向している接触片L(図6(a))のバネ力で挟着保持されて、コンタクトピンDと電気的に導通可能に接触する。また、裏側端子I(図7(a))のピン嵌合空間PがコンタクトピンD(D1)に被さって、コンタクトピンDが対向している接触片N(図7(a))のバネ力で挟着保持されて、コンタクトピンDと電気的に導通可能に接触するようにしてある。
接栓C(C1、C2)には入出力用、モニタ用のケーブルが接続される。いずれのラインで使用される場合も、表側端子Hも、裏側端子IもコンタクトピンD(D1、D2)との接触は確実であることが望まれる。入出力用で使用する場合は発熱防止の点から接触抵抗が小さいことも望まれる。
裏側端子IはケースQ内に収容されているため、コンタクトピンD(D1)が裏側端子Iのピン嵌合空間P内に嵌合しても、接触片Nが外側に拡がらず、コンタクトピンD(D1)と接触片Nとの確実な接触が確保される。しかし、表側端子Hはケース内に収容されることなく、図6(a)〜(c)に示す裸のまま、回路基板Eに取付けられるため、コンタクトピンD(D2)がピン嵌合空間Y(図6(a)(c))内に嵌合すると、ハ字形に対向している両接触片Lが外側に押し拡げられて、両接触片LによるコンタクトピンD(D2)の挟着保持が弱まって、両者の接触が不安定になる。接触が不安定になると接触片LとコンタクトピンDとの接触抵抗が大きくなって発熱し易くなる。
表側端子Hの接触片Lの拡がりを防止するため、従来は、可動式の押さえ板とピン受け金具とでコンタクトピンを挟持するもの(特許文献1)、基板に固定する固定部と一対の脚部と両脚部を連結する連結部とを導電性弾性体で一体成型したコネクタ(特許文献2)などが提案されている。
特開平5−145783号(特許第3116172号)公報 特開2003−109715号(特許第4627393号)公報
図7(d)に示すケース入りの裏側端子Iは、筐体A(図4)の周壁Bの下部に取付けられている入出力用の端子C1のコンタクトピンD(D1)と接触する都合上、回路基板Eの裏面に実装される。回路基板Eはその表面に実装された電子部品のリード線や端子(通常、回路基板の裏面に突出する)を半田付けする場合、回路基板Eの裏面を半田槽に浸してジャブ付けするため、裏面端子Iを半田付け前に回路基板Eに実装すると、前記ジャブ付け時に裏側端子Iに半田が付着してしまう。このため、裏側端子Iはジャブ付けする前に回路基板Eに実装しておくことはできず、ジャブ付けしてから回路基板Eの裏面に実装し、回路基板Eの表面に突出した裏側端子Iの脚Oを手作業で回路基板Eに半田付け(通称「手半田」)しなければならず、回路基板Eへの実装作業が二度手間になって面倒であった。
また、裏側端子Iの接触片NとコンタクトピンD(D1)との接触面積を広くするためには、接触片Nの枚数を多くすることが考えられるが、その様にすると裏側端子Iが接触片Nの配列方向に長くなってケースQも大きくなり、回路基板Eへの実装スペースが広くなる。
特許文献1記載の挟持具や、特許文献2記載のコネクタは、挟持具或いはコネクタの構造が特許文献1、2用の独自のものであるため汎用性に欠ける。
本発明の目的は、コンタクトピンと端子との確実な接触を確保できる端子保持具と、回路基板に実装された端子の拡がりを防止できる端子保持構造と、端子配置構造を提供することにある。
本発明の端子保持具は、CATV用機器の筐体に取付けられたコンタクトピンと、当該筐体内に収容配置された回路基板に実装された端子との接触を保持する端子保持具であり、前記端子はコンタクトピンを挟着保持可能に対向配置された二つ一対の接触片を備え、当該接触片はコンタクトピンの軸方向に数対あり、前記端子保持具は二本一対の脚部の軸方向一端側が連結され、他端側が開放されたアーチ形(下向きコ字形又は略コ字形)であり、両脚部間が前記端子を跨ぐことのできる広さであり、夫々の脚部の開放端側に、前記回路基板に差し込み可能な差込部があり、前記端子を跨いで前記両差込部を回路基板の取付け孔に差し込むことにより、前記両脚部が接触片の両外側に配置されて当該接触片の両外側への拡がりが防止されるようにしたものである。
前記差込部は、対向配置された二本一対の差込片を備え、両差込片は加圧により互いに接近し解放により自動的に復元可能であり、接近状態で回路基板の一つの取付け孔に差込み可能であり、差込み後に前記加圧を解放すると自動的に復元して取付け孔から抜けなくなるようにしてある。
本発明の端子保持構造は、筐体に取付けられたコンタクトピンと、当該筐体内に収容配置された回路基板に実装された端子との接触を、当該回路基板に差込まれた端子保持具で保持する構造であり、端子保持具が前記端子保持具であり、当該端子保持具の二本一対の脚部が、回路基板に実装されている端子を跨いで接触片の両外側に配置され、その配置状態で、脚部の前記差込部が回路基板の電子部品実装面から回路基板の取付け孔に差し込まれて、前記端子の外側への拡がりを阻止できるようにしたものである。
本発明の端子配置構造は、CATV用機器の筐体に、少なくとも、モニタ用接栓と入出力用接栓が取り付けられ、それら接栓のコンタクトピンが筐体内に突出し、それらコンタクトピンと、前記筐体内の回路基板に実装された端子とが接触するようにした端子配置構造において、前記回路基板に実装された端子が、少なくとも、前記モニタ用接栓のコンタクトピンに接触するモニタ用端子と、前記入出力用接栓のコンタクトピンに接触する入出力用端子であり、前記モニタ用端子と入出力用端子が共に、回路基板の電子部品実装面に実装され、電子部品実装面の外側から被せた端子保持具によって電子部品実装面に保持されたものである。
本発明の端子配置構造は、前記端子配置構造において、少なくとも、モニタ用端子と入出力用端子が、筐体に横一列(略横一列)に取付けられた筐体のモニタ用接栓のコンタクトピンと入出力用接栓のコンタクトピンの夫々と接触するようにしたものである。
本発明の端子保持具は次のような効果がある。
(1)差込部を回路基板の取付け孔に圧入すれば、回路基板に実装された端子の外側への拡がりを防止することができ、コンタクトピンと端子との接触を確実に保持できる。
(2)コンタクトピンと端子との接触を確実に保持できるので、コンタクトピンと端子との接触が不安定にならず接触抵抗が安定し、通電時の発熱が少ない。
(3)端子をコンタクトピンの軸方向に長くしても、端子の外側への広がりを防止でき、端子とコンタクトピンの接触が確実になる。
(4)電子部品の実装面側に取り付けられるので、端子だけを電子部品の実装とは別にジャブ付け後に実装して手半田しなければならないという煩わしさがない。
本発明の端子保持構造は次のような効果がある。
回路基板に実装された端子の開きが確実に防止されるため、コンタクトピンと端子との接触が安定し、通電による発熱も抑制できる。
本発明の端子配置構造は次のような効果がある。
コンタクトピンを挟着保持する端子を回路基板の電子部品実装面に実装することができるので、端子を電子部品と共にジャブ付け半田することができるため、端子を電子部品実装面に後付けして、手半田する面倒がない。
本発明の端子保持構造を備えたCATV機器の一例を示す分解図。 (a)は本発明の端子保持構造の一例を示す斜視図、(b)は端子保持構造の縦断面図、(c)は本発明の端子保持具の一例を示す斜視図、(d)は同端子保持具の正面図。 本発明における端子の一例を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は平面図。 従来の端子保持構造を備えたCATV機器の一例を示す分解図。 従来の端子保持構造の縦断面図であり(a)は分配接栓のコンタクトピンと端子との接続状態を示す縦断面図、(b)は入出力接栓のコンタクトピンと端子との接続状態を示す縦断面図。 従来の端子を示すものであって、(a)は接触片が3枚の場合の斜視図、(b)はその側面図、(c)はその平面図。 従来のケース入り端子の一例を示すものであって、(a)は端子の斜視図、(b)は(a)の端子を収容するケースの上面側斜視図、(c)は同ケースの裏面側斜視図、(d)は(a)の端子を(b)のケースに収容したケース入り端子の斜視図。
(端子保持具の実施形態)
本発明の端子保持具1の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。本発明の端子保持具1は図2(c)(d)に示す形状、構造であり、図1に示すCATV用機器、例えば、幹線増幅器、分岐器等のダイキャスト製の筐体Aの周壁Bに取付けられた入出力用の接栓C1やモニタ用の接栓C2のコンタクトピンD(D1、D2)と、シャーシFに配置固定されて筐体A内に配置固定される回路基板Eに実装された端子2とが確実に接触できるようにするものである。
図2(a)(b)の回路基板Eに実装された端子2は、図3(a)〜(c)に示すものであり、一枚の金属板3が平面視略コ字状に折り曲げられており、対向する二枚の細長片4の底面を上方に略V字状に折り返して、対向する二つの接触片5を側面視略W字形に成型してあり、両接触片5の間にコンタクトピンD(D1、D2)を嵌合できる嵌合空間6が設けられている。図3(a)〜(c)に示す、対向する二つの接触片5の枚数は細長片4の長手方向に四個としてあるが、その数は任意数とすることができる。嵌合空間6はコンタクトピンD(D1、D2)を圧入嵌合でき、圧入嵌合すると対向配置された接触片5に密接して挟着保持できる幅としてある。金属板3の折り曲げ部の下方には三本の突起7が突設されている。これら突起7は回路基板Eの取付け孔Z(図2(a))に差し込んで回路基板Eに実装するものであり、実装後は、回路基板Eを半田槽にジャブ漬けして電子部品Gを回路基板Eに半田付けする際に同時に半田付けされる。
前記端子2の形状、接触片5の枚数、幅、間隔、嵌合空間6の間隔(横幅:広さ)、突起7の本数、位置等は、嵌合空間6内に嵌合されるコンタクトピンD(D1、D2)の径、長さ等に合わせて設計することができる。
図1に示す端子保持具1は間隔を開けて対向配置された二本一対の脚部8(図2(c))を備え、両脚部8の軸方向一端側が連結され、他端側が開放されたアーチ形(下向きコ字形、略コ字形)であり、両脚部8の間隔が前記端子2を跨ぐことのできる広さであり、夫々の脚部8の開放端(下端)に差込部9がある。
前記二本の脚部8の下端側は、両外側から加圧すると互いに接近し、加圧を解放すると復元して元の状態に戻るバネ性を備えている。
前記差込部9は対向配置された二本一対の差込片9aを備え、両差込片9aはその両外側から加圧すると互いに接近し、加圧を解放すると自動的に復元可能なバネ性(復元性)を備えている。夫々の差込片9aの先端は先細りの楔状になっており、両外側に係止鍔9bが形成されている。差込片9aは接近状態で回路基板Eの一つの取付け孔M(図2(a))に圧入可能であり、圧入後に前記加圧を解放すると前記バネ性で自動的に復元して、前記係止鍔9bが取付け孔Mの周縁に係止して取付け孔Mから抜けなくなるようにしてある。端子保持具1の材質は特に限定されないが樹脂製が適する。
前記脚部8の長さ(高さ)、両脚部8の間の間隔、脚部8の幅、奥行寸法(厚さ)等は、端子2の形状、サイズ等に合わせて設計することができる。
(端子保持構造の実施形態)
本発明の端子保持構造の一例を、図2(a)(b)を参照して説明する。この端子保持構造は、回路基板Eに実装された端子2の二枚の細長片4が外側に広がるのを回路基板Eに差込んだ端子保持具1で防止して、回路基板Eに実装された端子2と筐体A(図1)に取付けられたコンタクトピンD(D1、D2)との接触を保持する構造である。
本発明の端子保持構造には図2(c)(d)に示す端子保持具1が使用され、図2(a)(b)に示すように、回路基板Eの電子部品実装面に実装された端子2を、対向配置された二本の脚部8で跨ぎ、その脚部8の差込部9を端子2の幅方向側の取付け孔M(図2(a))に差し込んで係止鍔9bを取付け孔Mの周縁に係止して取付け孔Mから抜けないようにしてある。このとき、端子2を跨いだ二本の脚部8が端子2の両側面に接触して、端子2の細長片4及び二枚の細長片4が外側に開くのを阻止できるようにしてある。
(端子配置構造の実施形態)
本発明の筐体Aの一例として図1に示すものは、基本的には図4に示すものと同様であり、異なるのは、入出力端用の接栓C1と、モニタ用の接栓C2を横一列に同じ高さに配列して、それらのコンタクトピンD(D1、D2)を同じ高さに横一例に揃えてある。これにより、それらのコンタクトピンD(D1、D2)を挟着保持する端子2を回路基板Eの電子部品実装面に実装することができ、端子2を回路基板Eの電子部品実装面に実装して、端子2を電子部品Gと共にジャブ付け半田することができるため、従来のように、ジャブ付け後に、端子2を電子部品実装面に後付けして、手半田する面倒が無くなる。
なお、図1において、端子保持具1は入出力用の接栓C1のコンタクトピンD(D1)に対応した端子2にのみ設けられているが、モニタ用の接栓C2のコンタクトピンD(D2)に対応した端子2に設けられていなくてもよく、端子保持具1が設けられる箇所に特段の制約はない。
本発明の端子保持具1は、CATV用機器の接栓のコンタクトピンDと端子2との接触確保に限らず、他の通信機器や電子機器のコンタクトピンと端子との接触確保に利用することもできる。
1 端子保持具
2 端子
3 金属板
4 細長片
5 接触片
6 嵌合空間
7 突起
7a 差込片
8 脚部
9 差込部
9a 差込片
9b 係止鍔
A 筐体
B (筐体の)周壁
C 接栓
1 (入出力用の)接栓
2 (モニタ用の)接栓
D コンタクトピン
1 (入出力用の)コンタクトピン
2 (モニタ用の)コンタクトピン
E 回路基板
F シャーシ
G 電子部品
H 表側端子
I 裏側端子
J 側壁
J’ 連結壁
K 差し込み片
L 端子の接触片
M 取付け孔
N 接触片
O 脚
P ピン嵌合空間
Q ケース
R (ケースの)底面
S 差込孔
T 折り曲げ部
U (ケースの)開口部
V スリット
W 基板開口部
X シャーシ開口部
Y (表側端子の)ピン嵌合空間
Z 取付け孔

Claims (5)

  1. CATV用機器の筐体に取付けられたコンタクトピンと、当該筐体内に収容配置された回路基板に実装された端子との接触を保持する端子保持具であり、
    前記端子はコンタクトピンを挟着保持可能に対向配置された二つ一対の接触片を備え、当該接触片はコンタクトピンの軸方向に数対あり、
    前記端子保持具は二本一対の脚部の軸方向一端側が連結され、他端側が開放されたアーチ形であり、両脚部間が前記端子を跨ぐことのできる広さであり、夫々の脚部の開放端側に、前記回路基板に差し込み可能な差込部があり、
    前記端子を跨いで前記両差込部を回路基板の取付け孔に差し込むことにより、前記両脚部が接触片の両外側に配置されて当該接触片の両外側への拡がりが防止されるようにした、
    ことを特徴とする端子保持具。
  2. 請求項1記載の端子保持具において、
    差込部が、対向配置された二本一対の差込片を備え、
    両差込片は加圧により互いに接近し解放により自動的に復元可能であり、接近状態で回路基板の一つの取付け孔に差込み可能であり、差込み後に前記加圧を解放すると自動的に復元して取付け孔から抜けなくなるようにした、
    ことを特徴とする端子保持具。
  3. 筐体に取付けられたコンタクトピンと、当該筐体内に収容配置された回路基板に実装された端子との接触を、当該回路基板に差込まれた端子保持具で保持する構造であり、
    端子保持具が前記端子保持具であり、当該端子保持具の二本一対の脚部が、回路基板に実装されている端子を跨いで接触片の両外側に配置され、その配置状態で、脚部の前記差込部が回路基板の電子部品実装面から回路基板の取付け孔に差し込まれて、前記端子の外側への拡がりを阻止できるようにした、
    ことを特徴とする端子保持構造。
  4. CATV用機器の筐体にコンタクトピンが取り付けられ、当該コンタクトピンが筐体内に収容された端子と接触する端子配置構造において、
    前記端子が、モニタ用又は分岐用接栓のコンタクトピンに接触するモニタ用端子と、入出力用接栓のコンタクトピンに接触する入出力用端子であり、
    前記両端子が回路基板の電子部品実装面に実装された、
    ことを特徴とする端子配置構造。
  5. 請求項4記載の端子配置構造において、
    モニタ用端子及び入出力用端子の双方が、電子部品実装面の外側から被せた端子保持具によって電子部品実装面に保持された、
    ことを特徴とする端子配置構造。
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