JP2014034854A - 押え部材および押え部材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンクリート躯体2に所定の目地割りで張り付けた複数のタイル5の表面における四周縁部5aを一括して押えると共に、コンクリート躯体2にアンカリングされるネット状の押え部材11であって、複数の縦目地6aに対応する短冊状の複数の縦格子部14と、複数の横目地6bに対応する短冊状の複数の横格子部15と、を相互の重なり部分である交差部17で溶着して、形成されている。
【選択図】図3
Description
そこで、本実施形態では、複数のタイル5を一括して押えるべく、壁面1aにネット状の押え部材11を有するタイル押え10を設けることにより、タイル5の剥落を防止している。
次に、図1および図4を参照して、第1実施形態の押え部材11について説明する。この押え部材11は、靱性の高い(展延性に富む)耐食性材料、例えば錫、錫合金、ニッケル、ニッケル合金および焼なまし処理したステンレス等の金属の帯材を、タイル5の目地割りに倣うように縦横に格子状に組んで構成されている。実施形態の壁面1aは、通し目地の目地割りとなっており、押え部材11は、複数の縦目地に対応する短冊状の複数の縦格子14と、複数の横目地に対応する短冊状の複数の横格子15と、を相互の重なり部分である交差部16で溶接(溶着)して、形成されている。
図5は、第1実施形態の第1変形例に係る押え部材11を表している。この変形例の押え部材11では、複数の縦格子14と複数の横格子15とを編み込むように、すなわち交差部16において交互に重ねるようにして、形成されている。そして、この場合も、各縦格子14と各横格子15とは、各交差部16で溶接されている。この場合には、溶接部分が剥離することがあっても、タイル5を押さえる機能を維持することができる。
図6は、第2変形例に係る押え部材11を表している。この場合、外壁1には馬踏み目地の目地割りでタイル5が施工されており、押え部材11は、縦目地6aおよび横目地6bに倣った千鳥のネット状に形成されている。この押え部材11Aでは、各縦格子14が、横格子15の配設ピッチ(タイル5の幅)に合わせて短く形成されている。そして、各縦格子14の上下両端部が、上下の横格子15と重なるように配置され、この重なり部分である交差部16で各縦格子14と各横格子15とが溶接されている。なお、横格子15の上(表)に縦格子14を重ねるようにしもよい。
次に、図10を参照して、第2実施形態の押え部材11Aにつき、主に第1実施形態と異なる部分ついて説明する。この押え部材11Aは、靱性の高い(展延性に富む)耐食性材料、例えば錫、錫合金、ニッケル、ニッケル合金および焼なまし処理したステンレス等の金属の板材を、タイル5の目地割りに倣うように打ち抜いて形成されている。実施形態の壁面1aは、通し目地の目地割りとなっており、押え部材11Aは、縦目地6aおよび横目地6bに沿った格子のネット状に形成されている。すなわち、押え部材11Aは、複数の縦格子14と複数の横格子15とで格子状に一体に形成され、孔目を構成する各開口部分17がタイル5のサイズより僅かに小さいサイズに、打抜きにより形成されている。
この剥落防止工法は、壁面1aの目地6の位置において(図11(a)参照)、張付けモルタル4および下地モルタル3を貫通してコンクリート躯体2に複数のアンカー穴41を穿孔する穿孔工程(図11(b)参照)と、各アンカー穴41に接着剤C1を注入する注入工程(図11(c)参照)と、押え部材11を目地6に接着する仮止め工程(図11(d)および図12(e)参照)と、押え部材11を押圧し、目地6および各タイル5の四周縁部5aになじませる押圧工程(図12(f)参照)と、押え部材11を貫通して各アンカー穴41に、アンカーピン12を打ち込む打込み工程(図12(g)および(h)参照)と、を備えている。
図13に示すように、PC板50は、主体を為す矩形のPCコンクリート51と、PCコンクリート51の表面に通し目地の目地割りで直付けした複数のタイル52と、タイル52の各目地に沿って配置したタイル押え53、とを備えている。タイル押え53は、第1実施形態と同様の押え部材55と、押え部材55の裏面に設けた複数のアンカー56と、を有している。
この製造方法では、タイル52およびタイル押え53を位置決めセットするためのタイルセット部材61が用いられる。タイルセット部材61は、発砲スチロール製の目地ますを用いるものであり、上面には、複数のタイル52をセットするためのマトリクス状の複数のタイルセット部61aと、タイル押え53をセットする格子状の押えセット部61bと、が形成されている。また、タイル押え53の裏面には、タイル52を位置決めするための小ブロック63が貼着されている。
Claims (9)
- コンクリート躯体に所定の目地割りで張り付けた複数の仕上げ材の表面における四周縁部を一括して押えると共に、前記コンクリート躯体にアンカリングされるネット状の押え部材であって、
複数の縦目地に対応する短冊状の複数の縦格子部と、複数の横目地に対応する短冊状の複数の横格子部と、を相互の重なり部分である交差部で溶着して、形成されていることを特徴とする押え部材。 - 前記交差部での溶着が、スポット溶接であることを特徴とする請求項1に記載の押え部材。
- コンクリート躯体に所定の目地割りで張り付けた複数の仕上げ材の表面における四周縁部を一括して押えると共に、前記コンクリート躯体にアンカリングされるネット状の押え部材であって、
板材に対し、複数の縦目地に対応する複数の縦格子部および複数の横目地に対応する複数の横格子部が残るように、複数の孔目に相当する部分を打抜きにより除去して、形成されていることを特徴とする押え部材。 - コンクリート躯体に所定の目地割りで張り付けた複数の仕上げ材の表面における四周縁部を一括して押えると共に、前記コンクリート躯体にアンカリングされるネット状の押え部材であって、
複数の縦目地に対応する複数の縦格子部および複数の横目地に対応する複数の横格子部が、成形型による成形により形成されていることを特徴とする押え部材。 - 錫、錫合金、ニッケル、ニッケル合金、焼なまし処理したステンレス、耐候性樹脂、ガラス繊維強化プラスチックおよびカーボン繊維強化プラスチックのいずれかで構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の押え部材。
- 板厚が0.1mmから1.0mmであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の押え部材。
- 前記仕上げ材に接する各縦格子部および各横格子部の押え代の幅が、1mmから5mmであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の押え部材。
- 請求項1に記載の押え部材の製造方法であって、
ワークテーブル上に、前記複数の縦格子部および前記複数の横格子部を位置決め状態で配置する配置工程と、
位置決めした前記複数の縦格子部および前記複数の横格子部を、前記各交差部を外した位置で前記ワークテーブルに押圧する押圧工程と、
前記複数の縦格子部および前記複数の横格子部を押圧した状態で、前記各交差部において前記各縦格子部と前記各横格子部とを溶着する溶着工程と、を備えたことを特徴とする押え部材の製造方法。 - 前記溶着工程では、前記各縦格子部と前記各横格子部とスポット溶接することを特徴とする請求項8に記載の押え部材の製造方法。
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