JP2014034362A - シフトレバーのシフト位置報知装置 - Google Patents

シフトレバーのシフト位置報知装置 Download PDF

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兼靖 小出
Masashi Yamaura
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Abstract

【課題】ユーザがシフトレバーをパーキング位置から移動させたことをユーザに対して適切に注意喚起できるようにする。
【解決手段】シフト位置報知装置5は、ユーザがシフトレバー4をパーキング位置から別のシフト位置に移動させた場合に限って変化後のシフト位置を特定可能な報知音声を発話させる。全てのシフト位置を対象としてユーザがシフトレバー4を何れのシフト位置から移動させた場合でも変化後のシフト位置を特定可能な報知音声を同じように画一的に発話させてしまうと、ユーザが習慣的に漫然とシフトレバー4を操作してしまう虞があるが、パーキング位置から移動させた場合に限って発話させることで、ユーザがシフトレバー4をパーキング位置から移動させたことをユーザに対して適切に注意喚起できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定方向に移動可能なシフトレバーのシフト位置を報知するシフト位置報知装置に関する。
従来より、シフトレバーをパーキング位置、リバース位置、ニュートラル位置、ドライブ位置等の複数のシフト位置に移動させる(切換える)ことで、車両の挙動を切換える構成が供されている。この種の構成では、シフトレバーの操作誤り(勘違い)により、ユーザが想定していない挙動を呈することがある。例えば坂道を下る際にエンジンブレーキを効かせるためにシフトレバーを実際にはセカンド位置に移動させているにも関わらず、シフトレバーをドライブ位置に移動させていると思い込んでいることがある。又、例えばシフトレバーを実際にはニュートラル位置に移動させているにも関わらず、シフトレバーをドライブ位置に移動させていると思い込み、アクセルを作動して(空吹かし)しまうことがある。このような事情から、シフトレバーのシフト位置を音で報知する構成が開示されている(例えば特許文献1及び2参照)。
実開平03−28924号公報 特開平01−12924号公報
特許文献1及び2に開示されているシフトレバーのシフト位置を音で報知する構成により、全てのシフト位置を対象として各シフト位置を音で報知する構成を容易に想到し得る。しかしながら、全てのシフト位置を対象として各シフト位置を音で報知する構成において、シフトレバーのシフト位置がどのように変化した場合でも同じように画一的に報知すると、ユーザが習慣的に漫然と(無意識に)シフトレバーを操作してしまう虞がある。その結果、ユーザがシフトレバーを移動させたことをユーザに対して適切に注意喚起する(意識させる)ことができないという問題が想定される。特に、ユーザがシフトレバーをパーキング位置から移動させる場合には、車両が駐車状態から前進又は後進する(動き出す)可能性が高く、ユーザに対して注意喚起する必要性は高いと言える。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザがシフトレバーをパーキング位置から移動させたことをユーザに対して適切に注意喚起することができるシフトレバーのシフト位置報知装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、シフト位置変化判定手段は、シフトレバーのシフト位置が変化したか否かを判定する。報知音出力制御手段は、シフトレバーがパーキング位置から別のシフト位置へ変化したとシフト位置変化判定手段により判定されると、シフトレバーがパーキング位置以外から別のシフト位置へ変化したとシフト位置変化判定手段により判定された場合と区別可能に、報知音を報知音出力手段から出力させる。
これにより、シフトレバーがパーキング位置から別のシフト位置へ変化した状況を、シフトレバーがパーキング位置以外から別のシフト位置へ変化した状況と差別化することにより、ユーザがシフトレバーをパーキング位置から移動させたことをユーザに対して適切に注意喚起することができる。即ち、車両が駐車状態から前進又は後進する(動き出す)可能性が高い状況で、ユーザに対して適切に注意喚起することができる。
本発明の第1の実施形態を示す機能ブロック図 車室内に装着された態様を示す斜視図 発光部及び受光部を示す図 測距センサの出力電圧と物体までの距離との関係を示す図 車室内に装着された態様を模式的に示す側面図(a)及び平面図(b) 車室内に装着された複数の態様を模式的に示す平面図 測距センサの出力電圧とシフトレバーまでの距離との関係を示す図 シフト位置に対する出力電圧の記憶処理を示すフローチャート シフト位置特定処理を示すフローチャート 各シフト位置の判定領域を示す図 図10相当図 シフト位置報知処理を示すフローチャート 図10相当図 本発明の第2の実施形態を示す図12相当図 本発明の第3の実施形態を示す図12相当図 本発明の第4の実施形態を示す図1相当図 図8相当図 図8相当図 図12相当図 本発明の第5の実施形態を示す図1相当図 本発明の第6の実施形態を示す図5相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明を、車室内のフロアに配置されたシフトレバーに対して適用される第1の実施形態について、図1乃至図13を参照して説明する。図2に示すように、自動車の車室内において、運転席シート1(右ハンドル車両)と助手席シート2との間にはセンターコンソール3が設置されている。センターコンソール3の上面部3aにはオートマチックトランスミッションの変速位置を切換えるためのシフトレバー4が立設されている。シフトレバー4のシフト位置報知装置5は、その筐体6が矩形状をなし、センターコンソール3の上面部3aでシフトレバー4から見て車両前方側(インストルメントパネル(図示せず)側)に装着されている(取付けられている)。
シフト位置報知装置5がセンターコンソール3の上面部3aに装着される態様としては、例えば粘着テープにより接着される態様やネジ止めされる態様等がある。粘着テープにより接着される態様では適度の接着強度を有しつつ着脱を容易に行うことができる利点がある。一方、ネジ止めされる態様では着脱に手間を要するが確実に固定することができる利点がある。ユーザ(運転者を含む乗員)は、シフト位置報知装置5の使用形態に応じて何れの態様でシフト位置報知装置5を装着するかを選択すれば良い。即ち、シフト位置報知装置5を別の車両でも使用する(例えばプライベートで使用する車両と仕事で使用する車両とで併用する等)可能性が高ければ、着脱の操作性を優先して粘着テープにより接着すれば良い。一方、シフト位置報知装置5を別の車両で使用する可能性が低ければ、確実な固定を優先してネジ止めすれば良い。
シフトレバー4は、ユーザが把持可能な把持部7と、把持部7を支持する軸部8とを有し、車両の前後方向(所定方向)に直線的に節度を有して移動可能(操作可能)となっている。シフトレバー4が移動可能なシフト位置としては、車両前方側から車両後方側に向かってパーキング位置、リバース位置、ニュートラル位置、ドライブ位置、セカンド位置、ロー位置の6箇所が設定されている。ユーザは、把持部7を把持し、必要に応じてロック解除釦4aを操作して移動規制(ロック)を解除することで、シフトレバー4を車両の前後方向に移動可能となっており、シフトレバー4のシフト位置を任意に変更可能(シフトチェンジ可能)となっている。又、センターコンソール3の上面部3aには、各シフト位置に対応する「P」、「R」、「N」、「D」、「2」、「L」を示す文字部9及び6個の窓部10がシフトレバー4の移動方向に沿って設けられている。シフトレバー4が移動されているシフト位置に対応する窓部10は他の窓部10と区別されて視認される。
シフト位置報知装置5は、自動車の車室内に装備されている車両側電源としてのシガーライターソケット11に電源接続部12が装着されることで、電源(所定電圧の電力)がシガーライターソケット11から電源線13を経由して供給される。即ち、シフト位置報知装置5は、Accスイッチがオン状態となり、車両バッテリ(図示せず)からシガーライターソケット11に電源が供給されることに追従して電源オン状態となる。尚、シフト位置報知装置5は、電源がAcc(アクセサリー)スイッチやIG(イグニション)スイッチから供給されても良い。
シフト位置報知装置5は、図1に示すように、第1の電源部(第1のレギュレータ)14、第2の電源部(第2のレギュレータ)15、測距センサ16(測距手段に相当)、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)17、スピーカ18(報知音出力手段に相当)及び設定スイッチ19を有する。第1の電源部14は、シガーライターソケット11から電源線13を経由して供給される所定電圧の電力を第1の一定電圧まで降圧して測距センサ16及びマイコン17に供給する。第2の電源部15は、シガーライターソケット11から電源線13を経由して供給される所定電圧の電力を第2の一定電圧まで降圧してアンプ内蔵型のスピーカ18に供給する。
測距センサ16は、第1の電源部14から供給される第1の一定電圧の電力を動作電力として動作する。測距センサ16は、図3に示すように、発光部20及び受光部21が並んで設けられており、発光部20から赤外線(光)を検出対象物である物体に向けて照射し、物体で反射した光(反射光)を受光部21のPSD(Position Sensitive Detector)で検出し、測距センサ16から物体までの距離に応じた電圧信号(物理量としての出力電圧)を出力する。図4は、測距センサ16の出力電圧と測距センサ16から物体までの距離との関係を示し、測距センサ16の出力電圧の波形の一例を示している。図4から判るように、測距センサ16から物体までの距離が所定距離(図4では約5[cm])を越えた範囲では、測距センサ16から物体までの距離が長くなることに追従して測距センサ16の出力電圧が低下している。即ち、測距センサ16から物体までの距離と測距センサ16の出力電圧とは対応する関係にある。尚、測距センサ16から物体までの距離が長くなることに追従して測距センサ16の出力電圧が低下する領域(検出領域)は、測距センサ16のスペックに応じて様々である。
本実施形態では、図2及び図5に示すように、測距センサ16の発光部20及び受光部21がシフトレバー4の移動軌跡の延長線上となるように、即ち、発光部20から照射される赤外線の光軸がシフトレバー4の移動軌跡に沿うようにシフト位置報知装置5が装着されており、赤外線を照射する検出対象物がシフトレバー4であるので、測距センサ16はシフトレバー4までの距離に応じた電圧信号を出力する。即ち、測距センサ16の検出領域を用いることで、シフトレバー4が移動されると、測距センサ16からシフトレバー4までの距離が変化し、その距離が変化することに追従して出力電圧が変化するので、その出力電圧の変化を検出することで、シフトレバー4のシフト位置を検出可能となる。
又、シフトレバー4からの反射光の強度が弱い(受光レベルが所定レベルに達していない)場合には、シフトレバー4に反射部材を取付けて反射率を高めるようにしても良い。又、発光部20及び受光部21が水平方向に並ぶように装着されても良いし、発光部20及び受光部21が垂直方向(軸部8の軸方向と同じ方向)に並ぶように装着されても良い。更に、測距センサ16としては、シフトレバー4までの距離を計測し、その計測した距離を示す物理量をマイコン17に出力可能であればどのようなセンサであっても良く、例えば超音波やレーダー等の光の往復時間を計測するセンサ等であっても良い。
マイコン17は、各種制御を行うマイコン本体であるコントローラ22(シフト位置変化判定手段、シフト位置特定手段、報知音出力制御手段に相当)、測距センサ16から電圧信号を入力するA/D変換器23、データ記憶用の不揮発性メモリ24(記憶手段に相当)、音声を合成する音声合成部25を有する。コントローラ22は、予め記憶している制御プログラムを実行してシフト位置報知装置5の動作全般を制御する。A/D変換器23は、測距センサ16から電圧信号を入力すると、その入力した電圧信号をアナログ信号からデジタル信号に変換してコントローラ22に出力する。不揮発性メモリ24は、シフト位置報知装置5が装着された状態における測距センサ16の出力電圧とシフトレバー4のシフト位置との関係を記憶可能な記憶領域を有する。又、不揮発性メモリ24は、後述する記憶値記憶済フラグを含む各種フラグの設定情報を記憶可能な記憶領域を有する。
音声合成部25は、コントローラ22から合成指令を入力すると、その入力した合成指令にしたがって音声を合成して音声信号を生成し、その生成した音声信号をスピーカ18に出力する。スピーカ18は、音声合成部25から音声信号を入力すると駆動し、その音声信号に応じた音声を発話する。スピーカ18は、発話された音声がユーザに聴き取られ易いように筐体6の上面部6aに設けられている。
設定スイッチ19は、ユーザが操作可能なスイッチであり、ユーザの操作を検出すると、操作検出信号をコントローラ22に出力する。設定スイッチ19は、ユーザからの操作を上側から受付けるようにスピーカ18と同様にして筐体6の上面部6aに設けられている。尚、設定スイッチ19は、ユーザの誤操作を未然に防止するために、ユーザが長押し(連続した所定時間を越える操作)することを条件として、その操作が有効となることが望ましい。又、設定スイッチ19は、筐体6の側面部に設けられていても良い。
ここで、測距センサ16の出力電圧とシフトレバー4のシフト位置との関係について説明する。シフトレバー4の移動範囲(両端のシフト位置である「P(パーキング位置)」と「L(ロー位置)」との間の距離)やシフトレバー4に対するシフト位置報知装置5の装着位置(シフト位置報知装置5から最も近いシフト位置である「P」までの距離)は、車両の種類、センターコンソール3のサイズや形状等に依存して様々である。そのため、測距センサ16の出力電圧はシフトレバー4の移動範囲やシフトレバー4に対するシフト位置報知装置5の装着位置により異なる。具体的に説明すると、図6及び図7に示すように、シフトレバー4に対するシフト位置報知装置5の装着位置が同じである一方で、シフトレバー4の移動範囲が異なる(a)と(b)とでは、測距センサ16からの距離が長くなる(シフト位置が「L」に向かう)ことに追従して出力電圧の差が大きくなる(図7では(a)を実線にて示し、(b)を破線にて示す)。
又、シフトレバー4の移動範囲が同じである一方で、シフトレバー4に対するシフト位置報知装置5の装着位置が異なる(a)と(c)とでは、測距センサ16からの距離に関わらず出力電圧の差は概ね一定である(図7では(a)を実線にて示し、(c)を一点鎖線にて示す)。このように測距センサ16の出力電圧は、シフトレバー4のシフト位置が同じであっても、シフトレバー4の移動範囲やシフトレバー4に対するシフト位置報知装置5の装着位置、即ち、車両の種類、センターコンソール3のサイズや形状等に依存して異なる。このような事情から、上記したようにシフト位置報知装置5が装着された状態における測距センサ16の出力電圧とシフトレバー4のシフト位置との関係を不揮発性メモリ24に記憶可能(学習可能)となっている。
次に、上記した構成の作用について、図8乃至図13も参照して説明する。マイコン17のコントローラ22は、シフト位置報知装置5が電源オン状態では本発明に関連する処理として、
(1)シフト位置に対する出力電圧の記憶処理
(2)シフト位置特定処理
(3)シフト位置報知処理
を並列で実行する。以下、これらの処理について順次説明する。
(1)シフト位置に対する出力電圧の記憶処理
図8に示すように、コントローラ22は、シフト位置に対する出力電圧の記憶処理を開始すると、記憶値記憶済フラグを設定しているか否かを判定し、各シフト位置に対応する(各シフト位置を特定可能な)出力電圧の記憶値を不揮発性メモリ24に既に記憶済であるか否かを判定する(ステップS11)。ここで、コントローラ22は、各シフト位置に対応する出力電圧の記憶値を不揮発性メモリ24に既に記憶済であると判定すると(ステップS11:YES)、設定スイッチ19が押下された否かを判定する(ステップS12)。コントローラ22は、設定スイッチ19が押下されたと判定すると(ステップS12:YES)、合成指令を音声合成部25に出力し、例えば「パーキングにして下さい」という音声をスピーカ18から発話させる(ステップS13)。「パーキングにして下さい」という音声を含め、シフト位置に対する出力電圧の記憶処理で発話される音声は、所定のシフト位置への移動操作を案内する案内音である。
一方、コントローラ22は、各シフト位置に対応する出力電圧の記憶値を不揮発性メモリ24に未だ記憶済でない(未記憶である)と判定すると(ステップS11:NO)、設定スイッチ19が押下されたことを条件とすることなく、合成指令を音声合成部25に出力し、例えば「パーキングにして下さい」という音声をスピーカ18から発話させる(ステップS13)。
次いで、コントローラ22は、例えば「パーキングにして下さい」という音声をスピーカ18から発話させた後に、設定スイッチ19が押下されたか否かを再度判定し(ステップS14)、設定スイッチ19が押下されたと再度判定すると(ステップS14:YES)、その時点における測距センサ16の出力電圧の値をパーキング位置の出力電圧の記憶値「Vp」として不揮発性メモリ24に記憶させる(ステップS15)。即ち、ユーザは、スピーカ18から発話された「パーキングにして下さい」という音声を確認した後に、シフトレバー4がパーキング位置以外でなければ、シフトレバー4をパーキング位置からパーキング位置に移動させ、シフトレバー4がパーキング位置であれば、シフトレバー4をパーキング位置に維持し、設定スイッチ19を押下することで、パーキング位置の出力電圧の記憶値「Vp」を不揮発性メモリ24に記憶させることができる。
次いで、コントローラ22は、合成指令を音声合成部25に出力し、例えば「リバースにして下さい」という音声をスピーカ18から発話させる(ステップS16)。コントローラ22は、例えば「リバースにして下さい」という音声をスピーカ18から発話させた後に、設定スイッチ19が押下されたか否かを再度判定し(ステップS17)、設定スイッチ19が押下されたと再度判定すると(ステップS17:YES)、その時点における測距センサ16の出力電圧の値をリバース位置の出力電圧の記憶値「Vr」として不揮発性メモリ24に記憶させる(ステップS18)。即ち、ユーザは、スピーカ18から発話された「リバースにして下さい」という音声を確認した後に、シフトレバー4をパーキング位置からリバース位置に移動させ、設定スイッチ19を押下することで、リバース位置の出力電圧の記憶値「Vr」を不揮発性メモリ24に記憶させることができる。
コントローラ22は、これ以降、同様にして、例えば「ニュートラルにして下さい」、「ドライブにして下さい」、「セカンドにして下さい」、「ローにして下さい」という音声をスピーカ18から順次発話させ、その都度、設定スイッチ19が押下されたと判定すると、その時点における測距センサ16の出力電圧の値をニュートラル位置の出力電圧の記憶値「Vn」、ドライブ位置の出力電圧の記憶値「Vd」、セカンド位置の出力電圧の記憶値「V2」、ロー位置の出力電圧の記憶値「Vl」として不揮発性メモリ24に順次記憶させる(ステップS19〜S30)。即ち、ユーザは、スピーカ18から発話された音声を順次確認した後に、シフトレバー4をニュートラル位置、ドライブ位置、セカンド位置、ロー位置に順次移動させ、その都度、設定スイッチ19を押下することで、ニュートラル位置の出力電圧の記憶値「Vn」、ドライブ位置の出力電圧の記憶値「Vd」、セカンド位置の出力電圧の記憶値「V2」、ロー位置の出力電圧の記憶値「Vl」を不揮発性メモリ24に順次記憶させることができる。
そして、コントローラ22は、記憶値記憶済フラグを設定し(ステップS31)、ステップS11に戻る。尚、本実施形態では、全てのシフト位置の出力電圧の記憶値を順次記憶させた場合に、記憶値記憶済フラグを設定する場合を例示したが、例えばユーザが設定スイッチ19を押下しなかった等で、一部のシフト位置の出力電圧の記憶値を記憶させたが、残りのシフト位置の出力電圧の記憶値を記憶させなかった場合には、記憶値記憶済フラグを設定しない。又、記憶値記憶済フラグをシフト位置毎に設けても良い。
(2)シフト位置特定処理
図9に示すように、コントローラ22は、シフト位置特定処理を開始すると、測距センサ16から出力電圧の値を計測値として入力したか否かを判定する(ステップS41)。コントローラ22は、測距センサ16から出力電圧の値を計測値として入力したと判定すると(ステップS41:YES)、不揮発性メモリ24に記憶されている各シフト位置の出力電圧の記憶値「Vp」、「Vr」、「Vn」、「Vd」、「V2」、「Vl」を用いてシフトレバー4のシフト位置を特定し(ステップS42〜S53)、ステップS41に戻る。
即ち、コントローラ22は、測距センサ16から入力した出力電圧の計測値と、各シフト位置の出力電圧の記憶値「Vp」、「Vr」、「Vn」、「Vd」、「V2」、「Vl」に基づく判定領域とを比較し、測距センサ16から入力した出力電圧の計測値が何れかのシフト位置の判定領域内であると判定すると、その判定領域に応じたシフト位置を特定する。
具体的に説明すると、コントローラ22は、測距センサ16から入力した出力電圧の計測値がパーキング位置の判定領域内であると判定すると(ステップS42:YES)、シフトレバー4がパーキング位置であると特定する(ステップS43)。コントローラ22は、同様にして、リバース位置、ニュートラル位置、ドライブ位置、セカンド位置、ロー位置についても、測距センサ16から入力した出力電圧の計測値が何れかのシフト位置の判定領域内である判定すると、その判定領域に応じたシフト位置を特定し(ステップS44〜S53)、ステップS41に戻る。この場合、判定領域を設定する方法として、本実施形態では以下の2つの方法を例示する。
(2−1)各記憶値の中間値を判定領域の境界とする方法
図10に示すように、コントローラ22は、(Vp+Vr)/2をパーキング位置とリバース位置との判定領域の境界とし、(Vr+Vn)/2をリバース位置とニュートラル位置との判定領域の境界とし、(Vn+Vd)/2をニュートラル位置とドライブ位置との判定領域の境界とし、(Vd+V2)/2をドライブ位置とセカンド位置との判定領域の境界とし、(V2+Vl)/2をセカンド位置とロー位置との判定領域の境界として設定する。
この場合、コントローラ22は、
測距センサ16の出力電圧の計測値>(Vp+Vr)/2
であると判定すると、シフトレバー4がパーキング位置であると特定し、
(Vp+Vr)/2≧測距センサ16の出力電圧の計測値>(Vr+Vn)/2
であると判定すると、シフトレバー4がリバース位置であると特定し、
(Vr+Vn)/2≧測距センサ16の出力電圧の計測値>(Vn+Vd)/2
であると判定すると、シフトレバー4がニュートラル位置であると特定し、
(Vn+Vd)/2≧測距センサ16の出力電圧の計測値>(Vd+V2)/2
であると判定すると、シフトレバー4がドライブ位置であると特定し、
(Vd+V2)/2≧測距センサ16の出力電圧の計測値>(V2+Vl)/2
であると判定すると、シフトレバー4がセカンド位置であると特定し、
(V2+Vl)/2≧測距センサ16の出力電圧の計測値
であると判定すると、シフトレバー4がロー位置であると特定する。
(2−2)各記憶値に常数(定数)を乗じた値を判定領域とする方法
図11に示すように、コントローラ22は、Vp±Vp×kp%(kpは所定の常数)をパーキング位置の判定領域とし、Vr±Vr×kr%(krは所定の常数)をリバース位置の判定領域とし、Vn±Vn×kn%(knは所定の常数)をニュートラル位置の判定領域とし、Vd±Vd×kd%(kdは所定の常数)をドライブ位置の判定領域とし、V2±V2×k2%(k2は所定の常数)をセカンド位置の判定領域とし、Vl±Vl×kl%(klは所定の常数)をロー位置の判定領域として設定する。
この場合、コントローラ22は、
Vp−Vp×kp%≦測距センサ16の出力電圧の計測値≦Vp+Vp×kp%
であると判定すると、シフトレバー4がパーキング位置であると特定し、
Vr−Vr×kr%≦測距センサ16の出力電圧の計測値≦Vr+Vr×kr%
であると判定すると、シフトレバー4がリバース位置であると特定し、
Vn−Vn×kn%≦測距センサ16の出力電圧の計測値≦Vn+Vn×kn%
であると判定すると、シフトレバー4がニュートラル位置であると特定し、
Vd−Vd×kd%≦測距センサ16の出力電圧の計測値≦Vd+Vd×kd%
であると判定すると、シフトレバー4がドライブ位置であると特定し、
V2−V2×k2%≦測距センサ16の出力電圧の計測値≦V2+V2×k2%
であると判定すると、シフトレバー4がセカンド位置であると特定し、
Vl−Vl×kl%≦測距センサ16の出力電圧の計測値≦Vl+Vl×kl%
であると判定すると、シフトレバー4がロー位置であると特定する。
(3)シフト位置報知処理
図12に示すように、コントローラ22は、シフト位置報知処理を開始すると、シフトレバー4がパーキング位置であるか否かを判定する(ステップS61)。コントローラ22は、シフトレバー4がパーキング位置であると判定すると(ステップS61:YES)、測距センサ16の出力電圧の計測値がパーキング位置の判定領域からパーキング位置以外の判定領域に変化したか否かを判定し、シフトレバー4がパーキング位置から変化したか否かを判定する(ステップS62)。コントローラ22は、シフトレバー4がパーキング位置から変化したと判定すると(ステップS62:YES)、合成指令を音声合成部25に出力し、変化後のシフト位置に対応する報知音声のスピーカ18からの発話を開始する(ステップS63)。このとき、コントローラ22は、スピーカ18の出力レベルを所定レベルに維持することで、報知音声をユーザに聴き取らせる。
次いで、コントローラ22は、報知音声のスピーカ18からの発話を開始した後に、シフトレバー4のシフト位置が変化したか否かを継続して判定すると共に(ステップS64)、報知音声のスピーカ18からの発話を終了したか否かを判定する(ステップS65)。ここで、コントローラ22は、報知音声のスピーカ18からの発話を終了したと判定するよりも先に、シフトレバー4のシフト位置が変化したと判定すると(ステップS64:YES)、発話中の報知音声の発話を中断し(ステップS66)、上記したステップS63に戻り、変化後のシフト位置に対応する報知音声のスピーカ18からの発話を開始する。一方、コントローラ22は、シフトレバー4のシフト位置が変化したと判定するよりも先に、報知音声のスピーカ18からの発話を終了したと判定する(ステップS65:YES)、ステップS61に戻る。
具体的に説明すると、コントローラ22は、シフトレバー4がリバース位置に移動されたと判定すると、例えば「リバース、後ろへ下がります」という報知音声の発話を開始し、シフトレバー4がニュートラル位置に移動されたと判定すると、例えば「ニュートラルです」という報知音声の発話を開始し、シフトレバー4がドライブ位置に移動されたと判定すると、例えば「ドライブ、前へ進みます」という報知音声の発話を開始し、シフトレバー4がセカンド位置に移動されたと判定すると、例えば「セカンド、前へ進みます」という報知音声の発話を開始し、シフトレバー4がロー位置に移動されたと判定すると、例えば「ロー、前へ進みます」という報知音声の発話を開始する。「リバース、後ろへ下がります」という音声を含め、シフト位置報知処理で発話される音声は、シフト位置を特定可能な報知音である。
この場合、例えばユーザがシフトレバー4をパーキング位置からリバース位置及びニュートラル位置を経由してドライブ位置まで順次移動させる場合に、そのシフトレバー4の移動が相対的に速く(すばやい操作であり)、発話中の報知音声の発話を終了する前にシフトレバー4を次のシフト位置に移動させる操作が行われると、発話中の報知音声の発話を中断し、例えば「リバース、後ろ」、「ニュート」、「ドライブ、前へ進みます」という途中で途切れた報知音声を発話させる。一方、そのシフトレバー4の移動が相対的に遅く(ゆっくりとした操作であり)、発話中の報知音声の発話を終了した後にシフトレバー4を次のシフト位置に移動させる操作が行われると、次のシフト位置を特定可能な報知音声を発話させない。
尚、コントローラ22は、このようにシフトレバー4がパーキング位置から別のシフト位置へ変化したと判定した場合に、変化後のシフト位置を報知する報知音声を発話させることに限らず、シフトレバー4がパーキング位置であると判定した場合に、例えば「パーキング、駐車です」という報知音声を発話させても良い。即ち、コントローラ22は、ユーザが乗車した直後でシフトレバー4がパーキング位置である場合や、ユーザが降車するためにシフトレバー4をパーキング位置に移動させた場合には、例えば「パーキング、駐車です」という報知音声を発話させる。又、発話される報知音声は、男性の声、女性の声、チャイム、ブザー等をユーザが選択可能にしても良い。
又、上記した図10や図11に示した各シフト位置の判定領域では、シフト位置がドライブ位置、セカンド位置、ロー位置へと移動するにしたがってシフト位置を判定可能な電圧範囲が狭まる。そのため、シフト位置の判定領域を十分に確保するために、図13に示すようにセカンド位置やロー位置に移動した場合にはドライブ位置(車両の挙動が同一区分のシフト位置)であると判定しても良い。この場合、コントローラ22は、シフトレバー4がニュートラル位置からドライブ位置に移動されたと判定すると、「ドライブ、前へ進みます」という報知音声の発話を開始するが、その後に、シフトレバー4がドライブ位置からセカンド位置に移動した、又はセカンド位置からロー位置に移動したと判定しても、何れも測距センサ16の出力電圧の計測値がドライブ位置の判定領域内であるので、報知音声の発話を開始しない。同様にして、コントローラ22は、シフトレバー4がロー位置からセカンド位置に移動した、又はセカンド位置からドライブ位置に移動したと判定しても、何れも測距センサ16の出力電圧の計測値がドライブ位置の判定領域内であるので、報知音声の発話を開始しない。尚、コントローラ22は、シフトレバー4がドライブ位置からニュートラル位置に移動されたと判定すると、「ニュートラルです」という報知音声の発話を開始する。
このように構成することで、ノイズや振動等の外乱に対する耐性を高めた上で(強くした上で)シフト位置を特定することができる。尚、本実施形態では、各記憶値の中間値を判定領域の境界とする方法について、セカンド位置やロー位置に移動した場合にドライブ位置であると判定する場合を説明したが、各記憶値に常数(定数)を乗じた値を判定領域とする方法についても、同様にして、セカンド位置やロー位置に移動した場合にドライブ位置であると判定しても良い。
又、測距センサ16の温度特性、経年変化、振動による装着位置のずれ等に対応するために、不揮発性メモリ24に記憶されている各シフト位置の記憶値を自動的に補正するようにしても良い。例えばシフトレバー4がパーキング位置であると判定しているタイミングで、
Vp(n)=Wp×Vp(n−1)+(1−Wp)
×(現在の測距センサ16の出力電圧の値)
Wp:重み係数(0<Wp<1)
Vp(n−1):前回の記憶値
Vp(n):今回の記憶値
の計算式にしたがってパーキング位置の記憶値「Vp」を補正しても良い。
又、例えばシフトレバー4がリバース位置であると判定しているタイミングで、
Vr(n)=Wr×Vr(n−1)+(1−Wr)
×(現在の測距センサ16の出力電圧の値)
Wr:重み係数(0<Wp<1)
Vr(n−1):前回の記憶値
Vr(n):今回の記憶値
の計算式にしたがってリバース位置の記憶値「Vr」を補正しても良い。
同様にして、ニュートラル位置の記憶値「Vn」、ドライブ位置の記憶値「Vd」、セカンド位置の記憶値「V2」、ロー位置の記憶値「Vl」を補正しても良い。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、ユーザがシフトレバー4をパーキング位置から移動させた場合に限って変化後のシフト位置を特定可能な報知音声を発話させるようにした。これにより、ユーザがシフトレバー4をパーキング位置から移動させた旨をユーザに対して適切に注意喚起することができる。即ち、全てのシフト位置を対象としてユーザがシフトレバー4を何れのシフト位置から移動させた場合でも変化後のシフト位置を特定可能な報知音声を同じように画一的に発話させてしまうと、ユーザが習慣的に漫然とシフトレバー4を操作してしまう虞があるが、パーキング位置から移動させた場合に限って変化後のシフト位置を特定可能な報知音声を発話させることで、ユーザがシフトレバー4をパーキング位置から移動させたことをユーザに対して適切に注意喚起することができる。特に、ユーザがシフトレバー4をパーキング位置から移動させる場合には、車両が駐車状態から前進又は後進する(動き出す)可能性が高く、車両が動き出すことに対して適切に注意喚起することができる。
又、シフトレバー4の各シフト位置に対応する出力電圧の値を記憶値として予め記憶(学習)しておき、測距センサ16から出力電圧の値を計測値として入力すると、記憶している各シフト位置の記憶値を用いて現在のシフト位置を特定し、その特定したシフト位置を特定可能な報知音声を発話させるようにした。これにより、シフトレバー4との間の距離を計測する測距センサ16を設け、シフトレバー4との間の距離を計測して各シフト位置を特定することにより、構成が複雑化することなく、シフトレバー4のシフト位置を適切に報知することができる。又、シフトレバー4との間の距離を計測可能な部位であれば、どのような部位に装着しても良いので、シフトレバー4が組み付けられた既存の構成に対して適切に適用する(いわゆる後付けする)ことができる。
又、シフトレバー4の各シフト位置に対応する出力電圧の値を記憶値として記憶する際に、シフトレバー4の移動を案内する(ナビゲートする)音声を発話させるようにしたので、シフトレバー4の移動を案内する音声にしたがってユーザがシフトレバー4を移動させることができ、操作性を高めることができる。
又、シフトレバー4のシフト位置を判定する際に、シフト位置の判定領域が狭いセカンド位置やロー位置に移動された場合にもドライブ位置に移動されたと判定するようにしたので、ノイズや振動等の外乱に対する耐性を高めた上でシフト位置を特定することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図14を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、シフト位置報知処理において、シフトレバー4がパーキング位置から変化した場合に限って変化後のシフト位置に対応する報知音声の発話を開始する構成であるが、第2の実施形態は、シフトレバー4がパーキング位置から変化した場合とパーキング位置以外(例えばリバース位置等)から変化した場合とで変化後のシフト位置に対応する報知音声の発話の報知態様を異ならせる構成である。
コントローラ22は、シフト位置報知処理を開始すると、シフトレバー4がパーキング位置であるかパーキング位置以外であるかを判定する(ステップS71、S72)。コントローラ22は、シフトレバー4がパーキング位置であると判定すると(ステップS71:YES)、第1の実施形態で説明したステップS62乃至S66と同等のステップS73乃至S77を実行する。即ち、コントローラ22は、シフトレバー4がパーキング位置から変化したと判定すると(ステップS73:YES)、変化後のシフト位置に対応する報知音声のスピーカ18からの発話を開始する(ステップS74)。この場合、コントローラ22は、報知音声の発話を第1の報知態様にて開始する。
一方、コントローラ22は、シフトレバー4がパーキング位置以外であると判定すると(ステップS72:YES)、この場合も、第1の実施形態で説明したステップS62乃至S66と同等のステップS78乃至S82を実行する。即ち、コントローラ22は、シフトレバー4がパーキング位置以外から変化したと判定すると(ステップS79:YES)、変化後のシフト位置に対応する報知音声のスピーカ18からの発話を開始する(ステップS80)。この場合、コントローラ22は、報知音声のスピーカ18からの発話を第1の報知態様とは異なる第2の報知態様にて開始する。
この場合、第1の報知態様は、第2の報知態様よりもユーザに対して注意喚起を促し易い報知態様である。即ち、シフトレバー4がパーキング位置から別のシフト位置に変化した場合には、車両が駐車状態から前進又は後進する(動き出す)可能性が高いので、注意喚起を確実に行えるようにシフトレバー4がパーキング位置から別のシフト位置に変化した場合よりも大きな音量で発話させたり音質を変えたりすることで目立つように発話させたりする。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、ユーザがシフトレバー4をパーキング位置から別のシフト位置に移動させた場合に、ユーザがシフトレバー4をパーキング位置以外から別のシフト位置に移動させた場合とは異なる報知態様にて、変化後のシフト位置を特定可能な報知音声を発話させるようにした。これにより、ユーザがシフトレバー4をパーキング位置から移動させた旨をユーザに対して適切に注意喚起することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図15を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、シフト位置報知処理において、シフトレバー4がパーキング位置から変化したと判定すると、変化後のシフト位置に対応する報知音声の発話を開始する構成であるが、第3の実施形態は、シフトレバー4がパーキング位置から変化したと判定した時点から所定時間が経過した後に、変化後のシフト位置に対応する報知音声の発話を開始する構成である。
コントローラ22は、シフト位置報知処理を開始すると、シフトレバー4がパーキング位置であると判定し(ステップS91:YES)、シフトレバー4がパーキング位置から変化したと判定すると(ステップS92:YES)、タイマによる所定時間の計時を開始し(ステップS93)、タイマによる所定時間の計時を終了したか否かを判定すると共に(ステップS94)、シフトレバー4のシフト位置が変化したか否かを判定する(ステップS95)。
コントローラ22は、シフトレバー4のシフト位置が変化したと判定するよりも先に、タイマによる所定時間の計時を終了したと判定すると(ステップS94:YES)、第1の実施形態で説明したステップS63乃至S66と同等のステップS96乃至S99を実行する。一方、コントローラ22は、タイマによる所定時間の計時を終了するよりも先に、シフトレバー4のシフト位置が変化したと判定すると(ステップS95:YES)、ステップS93に戻り、タイマによる所定時間の計時を再度開始(リスタート)し、タイマによる所定時間の計時を終了したか否かを再度判定すると共に、シフトレバー4のシフト位置が変化したか否かを継続して再度判定する。
以上に説明したように第3の実施形態によれば、シフトレバー4がパーキング位置から変化したと判定した時点から所定時間が経過した後に、変化後のシフト位置を特定可能な報知音声の発話を開始するようにした。これにより、ユーザがシフトレバー4の操作を完了すると想定し得る時間よりも長い時間を所定時間として設定することで、ユーザが最終的に移動させたシフト位置を特定可能な報知音声のみを発話させることができる。即ち、例えばユーザがシフトレバー4をパーキング位置からリバース位置及びニュートラル位置を経由してドライブ位置まで順次移動させる場合に、経由するシフト位置であるリバース位置やニュートラル位置を特定可能な「リバース、後ろへ下がります」や「ニュートラルです」という報知音声が発話されず、最終的なシフト位置であるドライブ位置を特定可能な「ドライブ、前へ進みます」という報知音声のみを発話させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図16乃至図19を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、変化後のシフト位置に対応する報知音声の発話を開始するか否かをユーザが選択不可能な構成であるが、第4の実施形態は、変化後のシフト位置に対応する報知音声の発話を開始するか否かをユーザが選択可能な構成である。
この場合、位置報知装置31は、第1の実施形態で説明した設定スイッチ19に加え、ユーザが操作可能なスキップスイッチ32(非報知設定操作手段に相当)を有している。スキップスイッチ32は、ユーザの操作を検出すると、操作検出信号をコントローラ33に出力する。スキップスイッチ32も、ユーザからの操作を上側から受付けるように筐体6の上面部6aに設けられている。尚、スキップスイッチ32も、ユーザの誤操作を未然に防止するために、ユーザが長押し(連続した所定時間を越える操作)することで、その操作が有効となることが望ましい。又、スキップスイッチ32も、筐体6の側面部に設けられていても良い。又、不揮発性メモリ24は、後述する各シフト位置に対応するシフト位置報知許可フラグとして、パーキング位置報知許可フラグ、リバース位置報知許可フラグ、ニュートラル位置報知許可フラグ、ドライブ位置報知許可フラグ、セカンド位置報知許可フラグ、ロー位置報知許可フラグを記憶可能な記憶領域を有する。
コントローラ33は、シフト位置に対する出力電圧の記憶処理を開始し、各シフト位置に対応する出力電圧の記憶値を不揮発性メモリ24に既に記憶済であると判定し(ステップS101:YES)、設定スイッチ19が押下されたと判定すると(ステップS102:YES)、例えば「パーキングにして下さい」という音声をスピーカ18から発話させた後に(ステップS103)、設定スイッチ19が押下されたか否かを再度判定すると共に(ステップS104)、スキップスイッチ32が押下されたか否かを判定する(ステップS105)。
コントローラ33は、設定スイッチ19が押下されたと再度判定すると(ステップS104:YES)、パーキング位置報知許可フラグを設定し(ステップ106)、その時点における測距センサ16の出力電圧の値をパーキング位置の出力電圧の記憶値「Vp」として不揮発性メモリ24に記憶させる(ステップS107)。一方、コントローラ33は、スキップスイッチ32が押下されたと判定すると(ステップS105:YES)、パーキング位置報知許可フラグを解除し(ステップS108)、その時点における測距センサ16の出力電圧の値をパーキング位置の出力電圧の記憶値「Vp」として不揮発性メモリ24に記憶させる(ステップS107)。
即ち、ユーザは、スピーカ18から発話された「パーキングにして下さい」という音声を確認した後に、設定スイッチ19を押下することで、パーキング位置報知許可フラグを設定した上で、パーキング位置の出力電圧の記憶値「Vp」を不揮発性メモリ24に記憶させることができる。一方、ユーザは、スキップスイッチ32を押下することで、パーキング位置報知許可フラグを解除した上で、パーキング位置の出力電圧の記憶値「Vp」を不揮発性メモリ24に記憶させることができる。コントローラ33は、これ以降、同様にして、リバース位置報知許可フラグ、ニュートラル位置報知許可フラグ、ドライブ位置報知許可フラグ、セカンド位置報知許可フラグ、ロー位置報知許可フラグを設定又は解除し、記憶値記憶済フラグを設定する(ステップS109〜S139)。
コントローラ33は、シフト位置報知処理を開始し、シフトレバー4がパーキング位置であると判定し(ステップS141:YES)、シフトレバー4がパーキング位置から変化したと判定すると(ステップS142:YES)、その変化後のシフト位置に対応するシフト位置報知許可フラグを設定しているか否かを判定する(ステップS143)。コントローラ33は、変化後のシフト位置に対応するシフト位置報知許可フラグを設定している(ユーザによる非報知設定操作が受付けられていない)と判定すると(ステップS143:YES)、第1の実施形態で説明したステップS63乃至S66と同等のステップS144乃至S147を実行する。一方、コントローラ33は、変化後のシフト位置に対応するシフト位置報知許可フラグを設定していない(ユーザによる非報知設定操作が受付けられている)と判定すると(ステップS143:NO)、合成指令を音声合成部25に出力し、変化後のシフト位置に対応する報知音声の発話を開始するが、スピーカ18の出力レベルを所定レベル(零以外)から零に変更することで、報知音声をユーザに聴き取らせないようにする(ステップS148)。即ち、コントローラ33は、シフト位置報知許可フラグを設定しているか否かに関わらず変化後のシフト位置に対応する報知音声の発話を開始するが、シフト位置報知許可フラグを設定していなければ、スピーカ18の出力レベルを零に変更することで、変化後のシフト位置を報知しない(ダミー再生を行う)。尚、シフト位置報知許可フラグを設定していない場合に、スピーカ18を駆動しないようにしても良い。
具体的に説明すると、例えばユーザがシフトレバー4をパーキング位置からリバース位置及びニュートラル位置を経由してドライブ位置まで順次移動させる場合に、リバース位置報知許可フラグ及びニュートラル位置報知許可フラグが解除されており、ドライブ位置報知許可フラグが設定されていれば、シフトレバー4をリバース位置に移動させた時点で「リバース、後ろへ下がります」という報知音声の発話を開始せず、シフトレバー4をニュートラル位置に移動させた時点でも「ニュートラルです」という報知音声の発話を開始せず、シフトレバー4をドライブ位置に移動させた時点で「ドライブ、前へ進みます」という報知音声の発話を開始する。
以上に説明したように第4の実施形態によれば、ユーザが設定スイッチ19を押下することで、シフト位置報知許可フラグを設定し、ユーザがスキップスイッチ32を押下することで、シフト位置報知許可フラグを解除し、シフト位置報知許可フラグを設定していることを条件として、シフト位置を特定可能な報知音声を発話させるようにした。これにより、シフト位置を特定可能な報知音声を発話させるか否かをユーザが選択することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について、図20を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、測距センサ16がシフト位置報知装置5と一体に設けられた(筐体6に内蔵された)構成であるが、第5の実施形態は、測距センサが位置報知装置とは別体に設けられた構成である。
即ち、測距センサ41は、位置報知装置42とは別体に設けられている。測距センサ41と位置報知装置42との間には電源線(図示せず)及び信号線(図示せず)が接続されている。測距センサ41は、位置報知装置42の第1の電源部14から電源線を経由して供給される第1の一定電圧の電力を動作電力として動作し、自身からシフトレバー4までの距離に応じた電圧信号を信号線を経由して位置報知装置42のA/D変換器23に出力する。位置報知装置42は、測距センサ41を内蔵していない分、第1の実施形態で説明した位置報知装置5よりもサイズを小型化することが可能である。
第5の実施形態によれば、シフトレバー4の付近に位置報知装置42を装着し得るスペースが確保されていなくても、測距センサ41のみを装着し得るスペースが確保されていれば、測距センサ41をシフトレバー4の付近に装着することで、構成が複雑化することなく、シフトレバー4のシフト位置を適切に報知することができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について、図21を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、シフト位置報知装置5がセンターコンソール3の上面部3aにあってシフトレバー4の車両前方側に装着されている構成であるが、第6の実施形態は、シフト位置報知装置5がセンターコンソール51の上面部51aでシフトレバー4の車両後方側に装着されている構成である。この場合も、シフト位置報知装置5がセンターコンソール51の上面部51aに装着される態様としては、例えば粘着テープにより接着される態様やネジ止めされる態様等どのような態様であっても良い。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
複数の実施形態のうち幾つかを組み合わせても良い。
車室内のフロアに配置されたシフトレバーに対して適用される構成に限らず、インストルメントパネルに配置されたシフトレバーに対して適用される構成や、ステアリングコラムに配置されたシフトレバーに対して適用される構成であっても良い。その場合、第5の実施形態で説明したように、測距センサを位置報知装置とは別体に設けることで、位置報知装置を装着し得る十分なスペースが確保されていなくても、測距センサのみを装着し得るスペースが確保されていれば、測距センサをシフトレバーの付近に装着すれば良い。又、車室内のフロアに配置されたシフトレバーに対して適用される場合、位置報知装置がセンターコンソールに装着される必要はなく、シフトレバーとの間の距離を計測可能な部位であれば、どのような部位に装着されても良い。
スピーカが位置報知装置とは別体に設けられる構成であっても良いし、測距センサ及びスピーカが位置報知装置とは別体に設けられる構成であっても良い。
シフトレバーが移動された場合に変化後のシフト位置に対応する報知音声を発話させる構成に限らず、位置報知装置が電源オン状態となった直後のシフト位置に対応する報知音声を発話させても良い。このように構成すれば、ユーザが乗車して直ぐの現在のシフト位置をユーザに聴覚的に把握させることができる。位置報知装置が電源オン状態となった直後のシフト位置に対応する報知音声を発話させるか否かを選択可能にしても良い。
測距センサの発光部及び受光部がシフトレバーの移動軌跡の延長線上となるように位置報知装置が装着される構成に限らず、測距センサの発光部及び受光部がシフトレバーの移動軌跡の延長線上から外れた位置に装着され、例えば測距センサの発光部から照射された光が反射部材等で反射した後にシフトレバーで反射するようにしても良い。
測距手段として、ロータリエンコーダを採用し、コード(紐)の一端側をシフトレバーに固定すると共に他端側をエンコーダディスクに固定し、シフトレバーのシフト位置が変化することに追従してエンコーダディスクの回転角度が変化することを利用し、シフト位置を特定するようにしても良い。
第4の実施形態において、シフト位置を特定可能な報知音声を発話中にスキップスイッチが押下された場合に、そのシフト位置に対応するシフト位置報知許可フラグを解除することで、これ以降に当該シフト位置を特定可能な報知音声を発話させないようにしても良い。又、シフト位置報知許可フラグを解除しているシフト位置にシフトレバーが移動された時点から所定時間が経過する前にスキップスイッチが押下された場合に、そのシフト位置に対応するシフト位置報知許可フラグを設定することで、これ以降に当該シフト位置を特定可能な報知音声を発話させるようにしても良い。このように構成すれば、シフト位置を特定可能な報知音声を発話させるか否かを簡単な操作で選択することができる。
図面中、4はシフトレバー、5はシフトレバーのシフト位置報知装置、6は測距センサ(測距手段)、18はスピーカ(報知音出力手段)、22はコントローラ(シフト位置変化判定手段、シフト位置特定手段、報知音出力制御手段)、24は不揮発性メモリ(記憶手段)、32はスキップスイッチ(非報知設定操作手段)である。

Claims (10)

  1. 所定方向に移動可能なシフトレバー(4)のシフト位置を報知するシフト位置報知装置において、
    前記シフトレバー(4)のシフト位置が変化したか否かを判定するシフト位置変化判定手段(22)と、
    報知音を報知音出力手段(18)から出力させる報知音出力制御手段(22)と、を備え、
    前記報知音出力制御手段(22)は、前記シフトレバー(4)がパーキング位置から別のシフト位置へ変化したと前記シフト位置変化判定手段(22)により判定された場合には、前記シフトレバー(4)がパーキング位置以外から別のシフト位置へ変化したと前記シフト位置変化判定手段(22)により判定された場合と区別可能に、報知音を前記報知音出力手段(18)から出力させることを特徴とするシフトレバーの位置報知装置。
  2. 請求項1に記載したシフトレバーの位置報知装置において、
    前記報知音出力制御手段(22)は、前記シフトレバー(4)がパーキング位置から別のシフト位置へ変化したと前記シフト位置変化判定手段(22)により判定された場合には、報知音を前記報知音出力手段(18)から出力させ、前記シフトレバー(4)がパーキング位置以外から別のシフト位置へ変化したと前記シフト位置変化判定手段(22)により判定された場合には、報知音を前記報知音出力手段(18)から出力させないことを特徴とするシフトレバーの位置報知装置。
  3. 請求項1に記載したシフトレバーの位置報知装置において、
    前記報知音出力制御手段(22)は、前記シフトレバー(4)がパーキング位置から別のシフト位置へ変化したと前記シフト位置変化判定手段(22)により判定された場合には、報知音を第1の報知態様にて前記報知音出力手段(18)から出力させ、前記シフトレバー(4)がパーキング位置以外から別のシフト位置へ変化したと前記シフト位置変化判定手段(22)により判定された場合には、報知音を前記第1の報知態様とは異なる第2の報知態様にて前記報知音出力手段(18)から出力させることを特徴とするシフトレバーの位置報知装置。
  4. 請求項3に記載したシフトレバーの位置報知装置において、
    前記報知音出力制御手段(22)は、前記第1の報知態様を第2の報知態様とは異なる音量や音質とすることを特徴とするシフトレバーの位置報知装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載したシフトレバーの位置報知装置において、
    前記シフトレバー(4)との間の距離を計測し、その計測結果に応じた物理量を取得する測距手段(16)と、
    前記シフトレバー(4)の各シフト位置に対応する物理量を各記憶値として記憶する記憶手段(24)と、
    前記測距手段(16)により取得された物理量と前記記憶手段(24)に記憶されている各記憶値とに基づいて前記シフトレバー(4)のシフト位置を特定するシフト位置特定手段(22)と、を備え、
    前記報知音出力制御手段(22)は、前記シフトレバー(4)のシフト位置がパーキング位置から別のシフト位置へ変化したと前記シフト位置変化判定手段(22)により判定された場合には、前記シフト位置特定手段(22)により特定された変化後のシフト位置を特定可能な前記報知音を前記報知音出力手段(18)から出力させることを特徴とするシフトレバーの位置報知装置。
  6. 請求項5に記載したシフトレバーのシフト位置報知装置において、
    ユーザによる各シフト位置の前記報知音の前記報知音出力手段(18)からの出力を禁止する非報知設定操作を受付ける非報知設定操作手段(32)を備え、
    前記報知音出力制御手段(22)は、前記シフト位置特定手段(22)により特定された前記シフトレバー(4)のシフト位置が、ユーザによる非報知設定操作が前記非報知設定操作手段(32)により受付けられていないシフト位置である場合には、当該シフト位置を特定可能な報知音を前記報知音出力手段(18)から出力させ、前記シフト位置特定手段(22)により特定された前記シフトレバー(4)のシフト位置が、ユーザによる非報知設定操作が前記非報知設定操作手段(32)により受付けられているシフト位置である場合には、当該シフト位置を特定可能な報知音を前記報知音出力手段(18)から出力させないことを特徴とするシフトレバーのシフト位置報知装置。
  7. 請求項5又は6に記載したシフトレバーのシフト位置報知装置において、
    前記シフト位置特定手段(22)は、前記記憶手段(24)に記憶されている各記憶値に基づいて各シフト位置の判定領域を計算し、前記測距手段(16)により取得された物理量が当該計算した判定領域内であるか否かを判定することで、前記シフトレバー(4)のシフト位置を特定することを特徴とするシフトレバーのシフト位置報知装置。
  8. 請求項7に記載したシフトレバーのシフト位置報知装置において、
    前記シフト位置特定手段(22)は、計算した判定領域の幅が所定値未満であるシフト位置については、判定領域の幅が所定値以上であり、且つ車両の挙動が同一区分のシフト位置と同等として前記シフトレバー(4)のシフト位置を特定することを特徴とするシフトレバーのシフト位置報知装置。
  9. 請求項8に記載したシフトレバーのシフト位置報知装置において、
    前記シフト位置特定手段(22)は、計算した判定領域の幅が所定値未満である車両の挙動が前進に区分されるシフト位置については、判定領域の幅が所定値以上であり、且つ車両の挙動が前進に区分される別のシフト位置と同等として前記シフトレバー(4)のシフト位置を特定することを特徴とするシフトレバーのシフト位置報知装置。
  10. 請求項5乃至9の何れかに記載したシフトレバーのシフト位置報知装置において、
    前記測距手段(16)は、光を前記シフトレバー(4)に向けて照射することで、前記シフトレバー(4)との間の距離を計測することを特徴とするシフトレバーのシフト位置報知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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