JP2014033634A - 作業機搭載用エンジン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ガス浄化装置61の設置スペースを容易に確保できるものでありながら、ディーゼルエンジン14停止時に、排気ガス浄化装置61の放熱にてその周辺が高温になる弊害を低減できるようにした作業機搭載用エンジン装置を提供しようとするものである。
【解決手段】ディーゼルエンジン14の排気ガスを処理する排気ガス浄化装置61を備え、前記ディーゼルエンジン14の排気管116に排気ガス浄化装置61の排気ガス取入れ口86を接続させる作業機搭載用エンジン装置において、ディーゼルエンジン14が載置される機体フレーム91の上部下面側に吊下げ固定具95を介して排気ガス浄化装置61を配置し、排気ガス浄化装置61の下面側に排気ガス取入れ口86を下向きに開口させたものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、圃場に植立した穀稈を刈取って穀粒を収集するコンバイン、又は飼料用穀稈を刈取って飼料として収集する飼料コンバイン等の作業機に搭載するエンジン装置に係り、より詳しくは、エンジンが排出する排気ガスを浄化するための排気ガス浄化装置が備えられたコンバインなどに搭載する作業機搭載用エンジン装置に関するものである。
従来、コンバインは、エンジンを搭載した走行機体を備え、走行機体に左右一対の走行クローラ(走行部)を装設し、左右一対の走行クローラを駆動制御して圃場等を移動する一方、圃場に植立した未刈り穀稈の株元を刈刃装置によって切断し、穀稈搬送装置によって脱穀装置にその穀稈を搬送し、脱穀装置によってその穀稈を脱穀して、穀粒を収集するように構成している。また、従来、排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置がエンジンに隣接させて配置され、エンジンから排気ガス浄化装置に向けて排気ガスを排出するように構成していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−22244号公報
前記従来技術は、エンジンに隣接させて排気ガス浄化装置を設置しているから、エンジンルーム近傍に排気ガス浄化装置の設置スペースを確保する必要があり、エンジンルーム容積または排気ガス浄化装置容積が制限される等の問題がある。また、貨物自動車のように、エンジンから離れた位置の走行機体に排気ガス浄化装置を設置する構造では、排気ガス浄化装置の設置スペースを容易に確保できるが、排気ガス浄化装置内の排気ガス温度が所定温度以下に低下して、自己再生能力が低減し易い等の問題がある。
そこで、本願発明は、これらの現状を検討して改善を施した作業機搭載用エンジン装置を提供しようとするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ディーゼルエンジンの排気ガスを処理する排気ガス浄化装置を備え、前記ディーゼルエンジンの排気管に前記排気ガス浄化装置の排気ガス取入れ口を接続させる作業機搭載用エンジン装置において、前記ディーゼルエンジンが載置される機体フレームの上部下面側に吊下げ固定具を介して前記排気ガス浄化装置を配置し、前記排気ガス浄化装置の下面側に排気ガス取入れ口を下向きに開口させたものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の作業機搭載用エンジン装置において、前記排気ガス浄化装置の上面側に前記吊下げ固定具の一端側を連結すると共に、前記機体フレームの上面側に前記吊下げ固定具の他端側を延設し、前記機体フレームの上面側に上方から前記吊下げ固定具の他端側を当接させ、前記機体フレームの上面側に前記吊下げ固定具を締結したものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の作業機搭載用エンジン装置において、前記ディーゼルエンジン設置部に隣接した作業部に向けて、前記機体フレームのうち上面フレームの一部を突設させると共に、前記上面フレームの突設部に前記吊下げ固定具を介して前記排気ガス浄化装置を配置したものである。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載の作業機搭載用エンジン装置において、前記ディーゼルエンジンが設置されるエンジンルーム部の機体上面と、前記ディーゼルエンジン設置部に隣接した作業部の機体上面との間に、前記吊下げ固定具を介して前記排気ガス浄化装置を配置したものである。
請求項1に係る発明によれば、ディーゼルエンジンの排気ガスを処理する排気ガス浄化装置を備え、前記ディーゼルエンジンの排気管に前記排気ガス浄化装置の排気ガス取入れ口を接続させる作業機搭載用エンジン装置において、前記ディーゼルエンジンが載置される機体フレームの上部下面側に吊下げ固定具を介して前記排気ガス浄化装置を配置し、前記排気ガス浄化装置の下面側に排気ガス取入れ口を下向きに開口させたものであるから、前記吊下げ固定具を介して、前記機体フレームの高位置に前記排気ガス処理装置を連結できる。排気ガス浄化装置の設置スペースを容易に確保でき、エンジンルーム容積または排気ガス浄化装置容積が制限されることがない。また、前記排気ガス処理装置に供給される排気ガスの温度が低下しない(自己再生能力が低減しない)範囲内で、前記排気ガス処理装置を簡単な取付け構造にて支持できる。さらに、前記ディーゼルエンジン停止時に、前記排気ガス処理装置の放熱にてその周辺が高温になる弊害を低減できる。
請求項2に係る発明によれば、前記排気ガス浄化装置の上面側に前記吊下げ固定具の一端側を連結すると共に、前記機体フレームの上面側に前記吊下げ固定具の他端側を延設し、前記機体フレームの上面側に上方から前記吊下げ固定具の他端側を当接させ、前記機体フレームの上面側に前記吊下げ固定具を締結したものであるから、前記排気ガス浄化装置に前記吊下げ固定具を組付けた状態で、前記排気ガス浄化装置と前記吊下げ固定具を一体的に昇降操作して前記機体フレームに着脱させることができ、前記排気ガス浄化装置の組付け作業性または取外し作業性を向上できる。
請求項3に係る発明によれば、前記ディーゼルエンジン設置部に隣接した作業部に向けて、前記機体フレームのうち上面フレームの一部を突設させると共に、前記上面フレームの突設部に前記吊下げ固定具を介して前記排気ガス浄化装置を配置したものであるから、前記ディーゼルエンジン設置部と、これに隣接した作業部との間に形成されるデッドスペースを活用して、前記排気ガス浄化装置をコンパクトに支持できる。前記ディーゼルエンジン設置部と作業部にて前記排気ガス浄化装置が包囲されるように構成でき、高温になる前記排気ガス浄化装置に作業者などが接触するのを容易に防止できるものでありながら、前記排気ガス浄化装置を機外側に露呈させて、前記ディーゼルエンジン停止時に、前記排気ガス浄化装置の温度を速やかに低下させることができる。
請求項4に係る発明によれば、前記ディーゼルエンジンが設置されるエンジンルーム部の機体上面と、前記ディーゼルエンジン設置部に隣接した作業部の機体上面との間に、前記吊下げ固定具を介して前記排気ガス浄化装置を配置したものであるから、前記作業部の上面側に向けて前記排気ガス浄化装置の一側面が開放されるように構成でき、前記ディーゼルエンジン設置部と作業部の間に前記排気ガス浄化装置の冷却風路を形成できる。前記ディーゼルエンジンを運転中、前記排気ガス処理装置の温度を必要以上に保って、前記排気ガス処理装置の自己再生能力を維持できるものでありながら、前記ディーゼルエンジンを停止させたときに、前記排気ガス処理装置の温度を短時間で降下させることができる。
本発明の実施形態の汎用コンバインの左側面図である。 同平面図である。 右側面図である。 排気ガス浄化装置部の側面視斜視図である。 エンジンと排気ガス浄化装置の前面視斜視図である。 エンジンと排気ガス浄化装置の側面視斜視図である。 エンジンと排気ガス浄化装置の斜視図である。
以下に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3を参照して、コンバインの全体構造について説明する。なお、以下の説明では、走行機体1の前進方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく前進方向に向かって右側を単に右側と称する。図1〜図3に示す如く、走行部としての左右一対の走行クローラ2にて支持された走行機体1を備える。走行機体1の前部には、穀稈を刈取りながら取込む刈取装置3が、単動式の昇降用油圧シリンダ4によって刈取回動支点軸4a回りに昇降調節可能に装着される。走行機体1には、扱胴6を有する脱穀装置5と、該脱穀装置5から取出された穀粒を貯留する穀物タンク7とが横並び状に搭載される。なお、脱穀装置5が走行機体1の前進方向左側に、穀物タンク7が走行機体1の前進方向右側に配置される。走行機体1の後部に旋回可能な排出オーガ8が設けられ、穀物タンク7の内部の穀粒が、排出オーガ8の籾投げ口9からトラックの荷台またはコンテナ等に排出されるように構成されている。刈取装置3の右側方で、穀物タンク7の前側方には、運転キャビン10が設けられている。
運転キャビン10内には、操縦ハンドル11と、運転座席12と、主変速レバー43と、副変速レバー44と、脱穀クラッチ及び刈取クラッチを入り切り操作する作業クラッチレバー45とを配置している。なお、運転キャビン10には、オペレータが搭乗するステップと、操縦ハンドル11を設けたハンドルコラム46と、前記各レバー43,44,45を設けたレバーコラム47とが配置されている。穀物タンク7の後方の走行機体1上には、動力源としてのディーゼルエンジン14が配置されている。
図1、図3に示す如く、走行機体1の下面側に左右のトラックフレーム21を配置している。トラックフレーム21には、走行クローラ2にエンジン14の動力を伝える駆動スプロケット22と、走行クローラ2のテンションを維持するテンションローラ23と、走行クローラ2の接地側を接地状態に保持する複数のトラックローラ24と、走行クローラ2の非接地側を保持する前後の中間ローラ25とを設けている。駆動スプロケット22によって走行クローラ2の前側を支持し、テンションローラ23によって走行クローラ2の後側を支持し、トラックローラ24によって走行クローラ2の接地側を支持し、中間ローラ25によって走行クローラ2の非接地側を支持する。
図1〜図3に示す如く、刈取装置3は、脱穀装置5前部の扱口5aに連通したフィーダハウス51と、フィーダハウス51の前端に連設された横長バケット状の穀物ヘッダー52とを備える。穀物ヘッダー52内に掻込みオーガ53(プラットホームオーガ)を回転可能に軸支する。掻込みオーガ53の前部上方にタインバー付き掻込みリール54を配置する。穀物ヘッダー52の前部にバリカン状の刈刃55を配置する。穀物ヘッダー52前部の左右両側に左右の分草体56を突設する。また、フィーダハウス51に供給コンベヤ57を内設する。なお、フィーダハウス11の下面部と走行機体1の前端部とが昇降用油圧シリンダ4を介して連結され、刈取回動支点軸4a(刈取入力軸であるフィーダハウスコンベヤ軸)を昇降支点として、刈取装置3が昇降用油圧シリンダ4にて昇降動する。
上記の構成により、左右の分草体56間の未刈り穀稈の穂先側が掻込みリール54にて掻込まれ、未刈り穀稈の稈側が刈刃55にて刈取られ、掻込みオーガ53の回転駆動によって、穀物ヘッダー52の左右幅の中央部寄りのフィーダハウス51入口付近に刈取穀稈が集められる。穀物ヘッダー52の刈取穀稈の全量は、供給コンベヤ57によって搬送され、脱穀装置5の扱口5aに投入されるように構成している。
また、図2、図4に示す如く、フィーダハウス51の前部に左右傾斜調節支点軸58を介して穀物ヘッダー52を左右傾斜調節可能に連結している。穀物ヘッダー52を左右傾斜調節支点軸58回りに回動させる左右傾斜調節用油圧ローリングシリンダ59を備え、穀物ヘッダー52の左右方向の傾斜角度をローリングシリンダ59にて調節して、穀物ヘッダー52、及び刈刃55、及び掻込みリール54を圃場面に対して水平に支持する。
また、図1〜図3に示す如く、脱穀装置5の扱室内に扱胴6を回転可能に設ける。走行機体1の前後方向に延長させた扱胴軸71に扱胴6を軸支する。扱胴6の下方側には、穀粒を漏下させる受網74を張設する。なお、扱胴6前部の外周面には、螺旋状のスクリュー羽根状の取込み羽根が半径方向外向きに突設されている。
上記の構成により、扱口5aから投入された刈取穀稈は、扱胴6の回転にて走行機体1の後方に向けて搬送されながら、扱胴6と受網74との間などにて混練されて脱穀される。受網74の網目よりも小さい穀粒等の脱穀物は受網74から漏下する。受網74から漏下しない藁屑等は、扱胴6の搬送作用によって、脱穀装置5後部の排塵口73から圃場に排出される。
なお、扱胴6の上方側には、扱室内の脱穀物の搬送速度を調節する複数の送塵弁(図示省略)を回動可能に枢着する。前記送塵弁の角度調整によって、扱室内の脱穀物の搬送速度(滞留時間)を、刈取穀稈の品種や性状に応じて調節できる。一方、脱穀装置5の下方に配置された穀粒選別機構75として、グレンパン及びチャフシーブ及びグレンシーブ及びストローラック等を有する比重選別用の揺動選別盤76を備える。
また、穀粒選別機構75として、揺動選別盤76に選別風を供給する唐箕ファン77等を備える。扱胴6にて脱穀されて受網74から漏下した脱穀物は、揺動選別盤76の比重選別作用と唐箕ファン77の風選別作用とにより、穀粒(精粒等の一番物)、穀粒と藁の混合物(枝梗付き穀粒等の二番物)、及び藁屑等に選別されて取出されるように構成する。
揺動選別盤76の下側方には、穀粒選別機構75として、一番コンベヤ機構78及び二番コンベヤ機構79を備える。揺動選別盤76及び唐箕ファン77の選別によって、揺動選別盤76から落下した穀粒(一番物)は、一番コンベヤ機構78及び揚穀コンベヤ80によってグレンタンク7に収集される。穀粒と藁の混合物(二番物)は、二番コンベヤ機構79及び二番還元コンベヤ81等を介して扱胴6の脱穀始端側に戻され、扱胴6によって再脱穀される。藁屑等は、走行機体1後部の排塵口73から圃場に排出されるように構成する。
次に、図4〜図7を参照して、ディーゼルエンジン14と、連続再生式の排気ガス浄化装置61(ディーゼルパティキュレートフィルタ)としての排気ガス浄化ケース62並びにその取付け構造について説明する。図7に示す如く、排気ガス浄化装置61は、ディーゼルエンジン14の排気ガスを導入する連続再生式の排気ガス浄化ケース62を備えている。排気ガス浄化ケース62は、入口側ケース63と、出口側ケース64を有する。
また、入口側ケース63と出口側ケース64の内部に、二酸化窒素(NO2)を生成する白金等のディーゼル酸化触媒65(ガス浄化体)と、捕集した粒子状物質(PM)を比較的低温で連続的に酸化除去するハニカム構造のスートフィルタ66(ガス浄化体)とを、排気ガスの移動方向に直列に並べている。入口側ケース63と出口側ケース64内のディーゼル酸化触媒65とスートフィルタ66によって、ディーゼルエンジン14の排気ガス中の粒子状物質(PM)の除去に加え、排気ガス中の一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)を低減するように構成している。
さらに、図4〜図7に示す如く、入口側ケース63に排気ガス入口管としての浄化入口管86を溶接固定すると共に、出口側ケース64に排気ガス出口管としてのテールパイプ87を連結する。ディーゼルエンジン14の排気ガスが浄化入口管86から排気ガス浄化ケース62内に導入され、排気ガス浄化ケース62内の排気ガスが、テールパイプ87から機外に放出されるように構成している。なお、入口側ケース63と出口側ケース64は、複数組の厚板状中間フランジ体88と複数本のボルト89にて着脱可能に締結されている。
上記の構成により、ディーゼル酸化触媒65の酸化作用によって生成された二酸化窒素(NO2)が、スートフィルタ66内に一側端面(取入れ側端面)から供給される。ディーゼルエンジン14の排気ガス中に含まれた粒子状物質(PM)は、スートフィルタ66に捕集されて、二酸化窒素(NO2)によって連続的に酸化除去される。ディーゼルエンジン14の排気ガス中の粒状物質(PM)の除去に加え、ディーゼルエンジン14の排気ガス中の一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)の含有量が低減される。
次いで、図4〜図6に示す如く、穀物タンク7後方の走行機体1上にエンジンルームフレーム91を立設し、エンジンルームフレーム91にてエンジンルーム92を形成している。走行機体1上面側にディーゼルエンジン14を載置し、エンジンルーム92内部の下方側にディーゼルエンジン14を内設すると共に、エンジンルーム92内部のうちディーゼルエンジン14の上側方に水冷用ラジエータ93などを内設する。即ち、ディーゼルエンジン14と、ディーゼルエンジン14の水冷用ラジエータ93とを、縦長形状のエンジンルーム92内部に上下二段構造に配置している。
また、ディーゼルエンジン14と水冷用ラジエータ93の右側と背面側と上面側がエンジンルームフレーム91にて囲まれ、エンジンルームフレーム91の右側外方からエンジンルーム92内部に水冷用外気を取込む一方、ディーゼルエンジン14と水冷用ラジエータ93を冷却した後の暖気が、エンジンルームフレーム91(エンジンルーム92)に隣接した作業部としての脱穀装置5に向けて排出されるように構成している。
さらに、図4〜図6に示す如く、エンジンルーム92(ディーゼルエンジン14設置部)に隣接した脱穀装置5の後部上面側に向けて、機体フレームとしてのエンジンルームフレーム91のうち上面フレーム94の左端側を略水平に突設させている。前後の上面フレーム94左端側の突設部に前後の吊下げ固定具95を介して排気ガス浄化装置61を配置している。即ち、ディーゼルエンジン14が載置されるエンジンルームフレーム91の上部下面側に、上面フレーム94と吊下げ固定具95を介して排気ガス浄化装置61を配置し、排気ガス浄化装置61の下面側に浄化入口管86(排気ガス取入れ口)を下向きに開口させている。
また、図4〜図6に示す如く、入口側ケース63の上面側に前の吊下げ固定具95の下端側を溶接固定し、出口側ケース64の上面側に後の吊下げ固定具95の下端側を溶接固定し、排気ガス浄化装置61の上面側に前後の吊下げ固定具95の一端側を一体的に連結する。一方、上面フレーム94(機体フレーム)の上面側に前後の吊下げ固定具95の上端側を延設し、前後の吊下げ固定具95の上端側に支持枠体96の下面を溶接固定する。前後の上面フレーム94の上面側に上方から支持枠体96の前後端部を当接させ、前後の上面フレーム94に支持枠体96の前後端部をボルト97締結している。なお、支持枠体96の上面側に取手98を固着している。また、支持枠体96の下面側に前後の吊下げ固定具95を門型に一体的に形成して、排気ガス浄化ケース62を両持ち状に支持させることもできる。
即ち、上面フレーム94(機体フレーム)の上面側に上方から吊下げ固定具95上端側の支持枠体96を当接させ、上面フレーム94の上面側に支持枠体96を介して吊下げ固定具95の上端側を締結するもので、エンジンルームフレーム91に上面フレーム94を介して排気ガス浄化ケース62の中間部が横置き姿勢(前後向き姿勢)に吊下げ固着されている。ディーゼルエンジン14が設置されるエンジンルーム92部の上面と、ディーゼルエンジン14設置部に隣接した脱穀装置5の上面との間に、吊下げ固定具95を介して排気ガス浄化装置61が配置される。
さらに、図5〜図7に示す如く、排気ガス浄化ケース62前端側の排気ガス供給側のうち、排気ガス浄化ケース62の下面側に浄化入口管86を下向き姿勢に設け、ディーゼルエンジン14の上面側に向けて浄化入口管86を開口している。また、出力軸111を左右方向に向けて走行機体1に搭載したエンジン14の前面側上部に、排気マニホールド112と過給機113を配置している。浄化入口管86に折曲可能な蛇腹状管114を介して排気連結管115の一端側を連結する一方、過給機113の排気出口管116に排気連結管115の他端側を連結している。
上記の構成により、排気マニホールド112に過給機113と排気連結管115を介して排気ガス浄化ケース62が連通接続される。図4に示す如く、脱穀装置5後部の右側方において、エンジンルームフレーム91左側面と脱穀装置5右側面との間に形成されるスペースに、前後方向に長い円筒形状(横置き姿勢)の排気ガス浄化ケース62が配置される。排気マニホールド112、過給機113、排気連結管115を介して、ディーゼルエンジン14の排気ガスが排気ガス浄化ケース62に導入される。ディーゼルエンジン14の排気ガスは、排気ガス浄化ケース62前部のディーゼル酸化触媒65から、排気ガス浄化ケース62後部のスートフィルタ66に移動して、脱穀装置5の後側方に向けてテールパイプ83から大気中に放出される。
また、エンジンルームフレーム91上面と、脱穀装置5上面との間に、排気ガス浄化ケース62が配置される。即ち、エンジンルームフレーム91上面高さよりも排気ガス浄化ケース62上面高さを低く形成し、脱穀装置5上面高さよりも排気ガス浄化ケース62上面高さを高く形成している。エンジンルームフレーム91左側面と脱穀装置5右側面の間の高位置で、脱穀装置5上面に向けて排気ガス浄化ケース62の右側面が開放されている。なお、エンジンルームフレーム91側面または脱穀装置5上面にテールパイプ83を着脱可能に支持する。
一方、図4、図7に示す如く、排気ガス浄化装置61の外側面のうちこの上端側に前後の吊下げ金具体121,122を設けている。したがって、前記コンバインの組立工場などにおいて、例えばチェンブロックまたはホイストなどの荷役吊下げ装置のフックに吊下げ金具体121,122を係止させ、前記チェンブロックなどに吊下げ金具体121,122を介して排気ガス浄化装置61を吊下げることができ、取手98を利用した位置調節などにて、重い排気ガス浄化装置61の組付けまたは取外し等の作業を簡単に実行できる。なお、排気ガス浄化ケース62の後端側にテールパイプ83を連結するための厚板状後端フランジ体123に、吊下げ金具体122を一体的に形成している。
また、厚板状後端フランジ体123にセンサブラケット124をボルト締結して、排気ガス浄化ケース62後端側の出口側ケース77の上面側にセンサブラケット124を突設する。排気ガス浄化ケース62上端側の外面側にセンサブラケット124を配置させる。電気配線コネクタを一体的に設けた差圧センサ125が、排気ガス浄化ケース62上面側に突設させたセンサブラケット124の平坦な上面に取付けられる。排気ガス浄化ケース62の外側面にセンサブラケット124を介して差圧センサ125が配置される。
なお、差圧センサ125には、図示しない上流側センサ配管と下流側センサ配管の一端側がそれぞれ接続される。排気ガス浄化ケース62内のスートフィルタ66を挟むように、排気ガス浄化ケース62に配置された上流側と下流側の各センサ配管ボス体に、上流側と下流側の前記各センサ配管の他端側がそれぞれ接続される。
したがって、スートフィルタ80の流入側の排気ガス圧力と、スートフィルタ66の流出側の排気ガス圧力の差(排気ガスの差圧)が、差圧センサ122を介して検出される。スートフィルタ66に捕集された排気ガス中の粒子状物質の残留量が排気ガスの差圧に比例するから、スートフィルタ66に残留する粒子状物質の量が所定以上に増加したときに、差圧センサ125の検出結果に基づき、スートフィルタ66の粒子状物質量を減少させる再生制御(例えば排気温度を上昇させる制御)または警報表示などが実行される。
また、ディーゼル酸化触媒76の排気ガス取入れ側の排気温度を検出する上流側ガス温度センサ128と、ディーゼル酸化触媒65の排気ガス排出側の排気温度を検出する下流側ガス温度センサ130を備えると共に、上流側ガス温度センサ128の電気配線コネクタ129と、下流側ガス温度センサ130の電気配線コネクタ131を、センサブラケット124に固着する。排気ガス浄化ケース62内部の排気温度の検出結果(各センサ128,130出力)に基づき、その適否または警報表示などが実行される。排気ガス浄化装置61とセンサブラケット124の間が、支持枠体96にて遮熱されるから、差圧センサ122またはコネクタ129,131の配線などを簡略化できる。
図1、図4〜図7に示す如く、ディーゼルエンジン14の排気ガスを処理する排気ガス浄化装置61を備え、ディーゼルエンジン14の排気管としての排気出口管116に排気ガス浄化装置61の排気ガス取入れ口としての浄化入口管86を接続させる作業機搭載用エンジン装置において、ディーゼルエンジン14が載置される機体フレームとしてのエンジンルームフレーム91の上部下面側に吊下げ固定具95を介して排気ガス浄化装置61を配置し、排気ガス浄化装置61の下面側に浄化入口管86を下向きに開口させている。したがって、吊下げ固定具95を介して、エンジンルームフレーム91の高位置に排気ガス浄化装置61を組付けることができる。排気ガス浄化装置61の設置スペースを容易に確保でき、エンジンルーム92容積または排気ガス浄化装置61容積が制限されることがない。また、排気ガス浄化装置61に供給される排気ガスの温度が低下しない(自己再生能力が低減しない)範囲内で、排気ガス浄化装置61を簡単な取付け構造にて支持できる。さらに、ディーゼルエンジン14停止時に、排気ガス浄化装置61の放熱にてその周辺が高温になる弊害を低減できる。
図4〜図7に示す如く、排気ガス浄化装置61の上面側に吊下げ固定具95の一端側を連結すると共に、エンジンルームフレーム91の上面側に吊下げ固定具95の他端側を延設し、エンジンルームフレーム91の上面側に上方から吊下げ固定具95の他端側を当接させ、エンジンルームフレーム91の上面側に吊下げ固定具95を締結している。したがって、排気ガス浄化装置61に吊下げ固定具95を組付けた状態で、排気ガス浄化装置61と吊下げ固定具95を一体的に昇降操作してエンジンルームフレーム91に着脱させることができ、排気ガス浄化装置61の組付け作業性または取外し作業性を向上できる。
図4〜図7に示す如く、ディーゼルエンジン14設置部に隣接した作業部としての脱穀装置5に向けて、エンジンルームフレーム91のうち上面フレーム94の一部を突設させると共に、上面フレーム94の突設部に吊下げ固定具95を介して排気ガス浄化装置61を配置している。したがって、ディーゼルエンジン14設置部と、これに隣接した脱穀装置5との間に形成されるデッドスペースを活用して、排気ガス浄化装置61をコンパクトに支持できる。ディーゼルエンジン14設置部と脱穀装置5にて排気ガス浄化装置61が包囲されるように構成でき、高温になる排気ガス浄化装置61に作業者などが接触するのを容易に防止できるものでありながら、排気ガス浄化装置61を機外側に露呈させて、ディーゼルエンジン14停止時などにおいて、排気ガス浄化装置61の温度を速やかに低下させることができる。
図4〜図7に示す如く、ディーゼルエンジン14が設置されるエンジンルーム92側の機体上面と、ディーゼルエンジン14設置部に隣接した脱穀装置5側の機体上面との間に、吊下げ固定具95を介して排気ガス浄化装置61を配置している。したがって、脱穀装置5の上面側に向けて排気ガス浄化装置61の一側面が開放されるように構成でき、ディーゼルエンジン14設置部と脱穀装置5の間に排気ガス浄化装置61の冷却風路を形成できる。ディーゼルエンジン14を運転中、排気ガス浄化装置61の温度を必要以上に保って、排気ガス浄化装置61の自己再生能力を維持できるものでありながら、ディーゼルエンジン14を停止させたときに、排気ガス浄化装置61の温度を短時間で降下させることができる。排気ガス浄化装置61の排熱にて周囲の構成部品が加熱される不具合の発生などを低減できる。
5 脱穀装置
14 ディーゼルエンジン
61 排気ガス浄化装置
86 浄化入口管(排気ガス取入れ口)
91 エンジンルームフレーム(機体フレーム)
92 エンジンルーム
94 上面フレーム
95 吊下げ固定具
116 排気出口管(排気管)

Claims (4)

  1. ディーゼルエンジンの排気ガスを処理する排気ガス浄化装置を備え、前記ディーゼルエンジンの排気管に前記排気ガス浄化装置の排気ガス取入れ口を接続させる作業機搭載用エンジン装置において、
    前記ディーゼルエンジンが載置される機体フレームの上部下面側に吊下げ固定具を介して前記排気ガス浄化装置を配置し、前記排気ガス浄化装置の下面側に排気ガス取入れ口を下向きに開口させたことを特徴とする作業機搭載用エンジン装置。
  2. 前記排気ガス浄化装置の上面側に前記吊下げ固定具の一端側を連結すると共に、前記機体フレームの上面側に前記吊下げ固定具の他端側を延設し、前記機体フレームの上面側に上方から前記吊下げ固定具の他端側を当接させ、前記機体フレームの上面側に前記吊下げ固定具を締結したことを特徴とする請求項1に記載の作業機搭載用エンジン装置。
  3. 前記ディーゼルエンジン設置部に隣接した作業部に向けて、前記機体フレームのうち上面フレームの一部を突設させると共に、前記上面フレームの突設部に前記吊下げ固定具を介して前記排気ガス浄化装置を配置したことを特徴とする請求項1に記載の作業機搭載用エンジン装置。
  4. 前記ディーゼルエンジンが設置されるエンジンルーム部の機体上面と、前記ディーゼルエンジン設置部に隣接した作業部の機体上面との間に、前記吊下げ固定具を介して前記排気ガス浄化装置を配置したことを特徴とする請求項1に記載の作業機搭載用エンジン装置。
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