JP2014033547A - 巻線の溶接構造、端子及びステータ - Google Patents

巻線の溶接構造、端子及びステータ Download PDF

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Abstract

【課題】端子の押付部と被押付部の間に押し潰された状態で溶接された巻線の端部の近傍部位の応力集中を緩和してその溶接部分の寿命の低下を抑制できる巻線の溶接構造、端子及びステータを提供する。
【解決手段】結線端子40は、板状の端子本体41(被押付部)と、端子本体41から断面略U字状に延出する3つのU字状部42(押付部)と、端子本体41からU字状部42と反対側へ延出する一対の圧入部43とを有する。端子本体41には、U字状部42の導線挿通方向の端Eと対向する位置に凹部44が形成されている。コイルの端部はU字状部42と端子本体41との間に押し潰された状態で溶接され、その押し潰された部分のコイル側に位置する元の外径の部分の一部が凹部44に入り込む。
【選択図】図4

Description

本発明は、電動機のステータ又はロータで使用される巻線の溶接構造、端子及びステータに関する。
例えばブラシレスモータは、略円環状のステータの内周側に突出する複数のティース部に巻回された複数のコイル(巻線)を備え、複数のコイルに3相電流が流れることにより、ステータの内側に配置されたロータが出力軸と共に回転する(例えば特許文献1、2等)。
例えば非特許文献1では、三相のコイルの端部を結線端子に溶接固定する巻線の溶接構造が開示されている。結線端子は、コイルの端部を挟むための複数(例えば3つ)の第1断面略U字状部と、コイルの端部を仮固定するための第2断面略U字状部と、結線端子をステータのインシュレータに圧入固定するための圧入部とを有する。溶接時には、コイルの端部を第1断面略U字状部内と第2断面略U字状部内に配置し、まず第2断面略U字状部を加圧してコイルの端部を仮固定し、次いで第1断面略U字状部を加圧しつつ電流を流してコイルの端部を抵抗溶接する。
図15(a)に示すように、結線端子90は、板状の端子本体91(被押付部)と、端子本体91からその面と対向するように略U字状に延出する断面略U字状部92(押付部)とを備える。端子本体91と断面略U字状部92との間にコイルの導線93を配置(挿入)し、その外側から一対の電極により導線端部93aを挟む方向に加圧しつつ電極間に電流を流すことで、コイルの導線端部93aは押し潰された状態で結線端子90に溶接される(図15(c)参照)。
特開2005−269875号公報 特開2007−300725号公報
「ステータ巻装コイルの結線端子」,日本電装公開技報(デンソー公開技報),日本電装株式会社(株式会社デンソー),2006年10月15日,整理番号153−005
ところで、コイルの導線端部93aを結線端子90に溶接する際の加圧力が小さいと、溶接不十分となるため、ある一定以上の加圧力が必要になる。しかし、加圧力が大きいと、導線端部93aの潰れが大きくなる。
この場合、図15(b)に示すように、導線93の断面略U字状部92と端子本体91との間に挟まれた部分93bは押し潰されて薄くなるが、この潰れ分だけ、潰れていない部分93c(図15(b)では仮想線で示す)が径方向にずれて端子本体91と干渉する。この干渉する部分は、逃げがないので、端子本体91に当たって変形し、この変形に伴って導線93が図15(c)に実線で示すように比較的大きく変形する。このとき、導線93の変形により発生した比較的大きな応力は、導線93の押し潰されて薄くなる部分93b(溶接部分)と潰れていない部分93cとの境界付近の厚み急変箇所に集中する。そして、モータを使用しているうちにその応力集中箇所で導線93が金属疲労を起こし易くなり、これがモータの寿命の低下をもたらす虞があるという問題があった。なお、この課題は、ブラシレスモータに限定されず、コイルの端部を結線するためにその端部が挟圧された状態で端子に溶接される巻線の溶接構造において広く当てはまる。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的の一つは、端子の押付部と被押付部の間に押し潰された状態で溶接された巻線の端部近傍部位の応力を緩和してその溶接部分の寿命の低下を抑制できる巻線の溶接構造、端子及びステータを提供することにある。
上記目的の一つを達成するために、請求項1に記載の発明は、端子に設けられた互いに対向する押付部と被押付部との間に巻線の端部が挟圧された状態で溶接された巻線溶接構造であって、前記端子は、前記被押付部と、該被押付部の面に対向するように該被押付部から延出する押付部とを有し、前記被押付部と前記押付部との間に巻線の端部が押し潰された状態で溶接され、前記被押付部の前記押付部における溶接部分の導線長手方向の巻線部側の端と対向する位置には、前記押付部が前記被押付部に近づく方向に凹む逃げ部が形成されている。
上記構成によれば、被押付部と押付部との間に巻線の端部が挟圧された状態で溶接され、その導線溶接部分は押し潰されて薄くなる。このとき導線溶接部分に繋がる押し潰されていない部分は押付方向にずれるが、その一部は、被押付部に押付部が被押付部に近づく方向に凹む逃げ部に入り込む。このため、押し潰されていない部分が被押付部と干渉して発生する応力を緩和又は無くすことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の巻線の溶接構造において、前記逃げ部は凹部であることが好ましい。
上記構成によれば、逃げ部が凹部なので、孔である構成に比べ、被押付部の強度を確保できる。例えば被押付部の変形により溶接強度が低下するなどの不都合を回避し易い。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の巻線の溶接構造において、前記凹部は、前記押付部の前記導線挿通方向の端と対向する位置よりも前記巻線部と反対側へ入り込む位置まで形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、凹部は、前記押付部の導線挿通方向の端と対向する位置よりも前記巻線部と反対側へ入り込む位置まで形成されているので、溶接部分の端部も被押付部側の凹部に入り込むように逃げ、導線の溶接部分の端部の応力もより効果的に緩和できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の巻線の溶接構造において、前記押付部の先端部は、前記被押付部に近づく方向へ延びていることが好ましい。
上記構成によれば、押付部の先端部は、被押付部に近づく方向へ延びているので、溶接時に電極により加圧された押付部の先端が被押付部に接触し、この接触状態で電極間を流れる電流は、押付部の基端部側と先端部側への両方の経路を通るので、例えば電流経路が片側の一経路のみの構成に比べ、偏り少なくより均一に溶接できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項の巻線の溶接構造において、前記押付部と前記被押付部との対向する各面部のうち少なくとも一方は、凸曲面に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、押付部と被押付部との対向する面部に挟圧された巻線の端部は、少なくとも一方の面が凹曲面となるように変形するので、溶接箇所における導線の厚みが導線長手方向に緩やかに変化する。このため、導線の溶接箇所における厚みの急変による応力集中が発生しにくくなり、巻線の端部の溶接強度を高くすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項の巻線の溶接構造において、前記押付部の前記被押付部と対向する面がプレス金型のR側であり、当該面の導線挿通方向の端部は凸曲面に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、押付部と被押付部との対向する面部に挟圧された巻線の端部は、押付部の導線挿通方向の端部と対応する部位が凹曲面となり厚みが導線長手方向に徐々に変化する。このため、導線の溶接箇所における厚みの急変による応力集中が発生しにくくなり、導線の溶接強度を高くすることができる。しかも、プレス金型での打ち抜き時に押付部に比較的簡単に凸曲面を形成できる。
また、請求項7に記載の発明は、電動機用のステータであって、複数のティース部を有するステータ部材と、前記各ティース部に巻装された複数の巻線とを備え、前記巻線の端部が、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の巻線の溶接構造により溶接されている。
上記構成によれば、電動機を構成するステータのティース部に巻装された巻線の端部は、上記巻線の溶接構造により溶接されているので、巻線の端部の溶接箇所に過度な応力がかかり難いステータを提供できる。
さらに請求項8に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の前記巻線の溶接構造で用いられる前記端子であって、被押付面を有する前記被押付部と、前記被押付部から前記被押付面と対向するように略U字状に延出する前記押付部と、前記被押付部における前記押付部の導線挿通方向の前記巻線部側の端と対向する位置を含みかつ前記被押付面よりも導線挿通方向の前記巻線部側の位置に凹設された凹部とを備えている。
上記構成の端子によれば、当該端子が上記発明に係る巻線の溶接構造に用いられることにより、巻線の溶接構造にかかる発明と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、端子の押付部と被押付部の間に押し潰された状態で溶接された巻線の端部近傍部位の応力を緩和してその溶接部分の寿命の低下を抑制できる。
一実施形態におけるブラシレスモータの側断面図。 ステータの正面図。 ステータの図2におけるA−A線断面図。 結線端子の正面図。 結線端子の平面図。 コイルの端部を溶接する前の結線端子を示す図4におけるB−B線断面図。 コイルの端部を溶接した後の結線端子の側断面図。 コイルの端部を溶接する際の結線端子の部分平面図。 巻線にかかる静的応力と巻線振れによる振幅応力とから決まる合成応力と、限界ラインとを示すグラフ。 (a),(b)結線端子の側断面図。 (a)結線端子の正面図、(b)(a)におけるC−C線断面図。 コイルの端部を端子に溶接固定した状態における結線端子の側断面図。 コイルの端部を端子に溶接固定した状態における結線端子の側断面図。 コイルの端部を端子に溶接固定した状態における結線端子の側断面図。 従来の結線端子を示し、(a)溶接前の状態を示す側断面図、(b)溶接過程を説明する側断面図、(c)溶接後の状態を示す側断面図。
以下、モータの一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、ブラシレスモータ1は、略有底円筒状のハウジング2を有し、ハウジング2の開口部2aは、その内周面に内嵌された嵌合部3aを有するエンドフレーム3によって閉塞されている。ハウジング2内には円筒状のステータ10がその外周面をハウジングの内周面2bに固定された状態で配置されている。
図2に示すように、ステータ10は略筒状のステータコア11を備えている。ステータコア11は、ハウジング2(図1参照)の内周に沿って配設される環状部12と、この環状部12の内周面から径方向内側に向かって突出する12個(図1では2個のみ図示)のティース部13a〜13lとが一体に構成されている。ティース部13a〜13lは、周方向に等角度(30°)間隔に配置されている。
図1及び図2に示すように、ステータコア11の軸方向両側にはインシュレータ20a,20bが装着されている。インシュレータ20a,20bは、ステータコア11の環状部12を覆う環状被覆部21と、ステータコア11のティース部13a〜13lを覆うティース被覆部22とを備える。そして、ティース部13a〜13lにインシュレータ20a,20b上から絶縁被膜に覆われた導線25がそれぞれ集中巻にて巻回されることにより、ステータコア11の環状部12の内周側に周方向に沿って等角度間隔で12個のコイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4が形成されている。
詳しくは図2に示すように、ティース部13h,13k,13b,13eには、同一相(U相)となるコイルU1〜U4がそれぞれ巻回されている。また、ティース部13g,13j,13a,13dには、同一相(V相)となるコイルV1〜V4がそれぞれ巻回されている。また、ティース部13f,13i,13l,13cには、同一相(W相)となるコイルW1〜W4がそれぞれ巻回されている。コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4間に掛け渡される渡り線部26は、第1インシュレータ20aの環状被覆部21に設けられた延設部23の内周側からその外周側へと導出され、延設部23の外周に沿うように配置されている。なお、以下の説明において、ティース部13a〜13lを特に区別しない場合は、単にティース部13と記す場合がある。
図1に示すように、コイルU,V,W(図1ではV相のみ図示)の末端部27は、エンドフレーム3に形成された貫通孔3cを通って、エンドフレーム3の一側面に固定された回路基板30上のモータ制御回路31から延びるリード端子32にヒュージング(溶接)にて接続される。なお、回路基板30上のモータ制御回路31などの各種の電子部品は、エンドフレーム3に装着されたモータカバー34によって覆われている。また、各相U,V,Wの中性点となる他の末端部27はステータコア11のエンドフレーム側に装着された第2インシュレータ20bの嵌合孔20c(図3参照)に圧入された図2に示す端子の一例としての結線端子40にヒュージングにて固定されている。なお、この結線端子40の詳細は後述する。
また、図1に示すように、ロータ6の回転軸6aは、ハウジング2の底部略中央部から軸方向外側へ膨出する筒状部2c内に嵌挿された第1軸受4と、エンドフレーム3のハウジング側略中央部から軸方向外側へ延出する筒状部3b内に嵌挿された第2軸受5とにより回転可能に支持されている。因みに、第2軸受5の外輪の端面5aは皿ばねSの付勢力により第1軸受4側に押圧されている。
図1に示すように、回転軸6aには略円柱状のロータコア7が同軸上に固定されている。ロータコア7は、コアシートを複数枚積層されてなり、その全周には複数個の永久磁石8が等間隔で埋設されている。また、ロータコア7のエンドフレーム側の端面7aには、N極とS極とが所定角度毎に交互に設けられたリング状のセンサマグネット9が固定されている。
また、図1に示すように、回路基板30上に実装されたホールIC33は、エンドフレーム3に形成された露出孔3dを通じてロータコア7上のセンサマグネット9と対向可能な位置に配置されている。ホールIC33は、センサマグネット9の回転に伴う磁束の変化を検出し検出信号をモータ制御回路31に出力する。モータ制御回路31は、ホールIC33の検出信号によって取得されるロータコア7の回転位置に基づいてステータ10の導線25に駆動電流を供給する。それにより、ステータ10に回転磁界が生じ、その回転磁界によってロータコア7が回転する。
図1に示すように、回転軸6aは、ハウジング2の筒状部2d内に配設されたオイルシール6bによってハウジング2との隙間がシールされた状態で、筒状部2dの挿通孔2eを通って外部に突出している。回転軸6aのハウジング2から突出する部分には、ジョイント6cが装着される。ジョイント6cは、その被取付孔6dに挿通された取付ピン6eが回転軸6a側の取付孔6fに圧入されることによって回転軸6aに固定されている。そして、ロータコア7とともに回転軸6aが回転するときに、ジョイント6cから径方向外側へ延びる回転係合部6gが、図示しない被駆動体と周方向で係合することにより被駆動体が駆動される。
次に、結線端子40を用いた巻線(コイル)の溶接構造について説明する。
図2、図3に示す結線端子40は、3相のコイルU,V,Wの中性点となる末端部27(以下、単に「端部27」ともいう。)を溶接で結線するために用いられ、ステータ10の第2インシュレータ20bの図2に示す所定箇所に圧入固定されている。
詳しくは、結線端子40は、被押付部の一例としての板状の端子本体41と、コイルU,V,Wの端部27を挟持するための断面略U字状のU字状部42と、端子本体41から延出する一対の圧入部43とを有する。結線端子40は、その一対の圧入部43がインシュレータ20bの嵌合孔20c(図3参照)に圧入されることにより、ステータ10の図2に示す所定箇所に固定されている。
ステータ10に巻装されたコイルU,V,Wの端部27は、インシュレータ20bに圧入固定された結線端子40のU字状部42内に挿通され、次いで、一対の電極45(図7参照)で端子本体41とU字状部42とを外側から加圧して端部27を押し潰しながら電極45間に電流を流す。これにより、コイルU,V,Wの中性点となる各端部27は、結線端子40のU字状部42に挟圧された状態で抵抗溶接により結線されている。
ここで、溶接力を確保するため、U字状部42の導線挿通方向(幅方向)の長さを一定以上の長さとする必要がある。従って、このU字状部42の幅が長いため、コイルU,V,Wの端部27を溶接時に加圧する際のU字状部42の変形に過大な力を要することになる。そして、溶接後の状態では、コイルU,V,Wの端部27が押し潰されて薄くなる。
図4及び図5に示すように、結線端子40は、基本的に板金をプレス加工で切断及び折り曲げ加工などをすることにより所定形状に形成されている。結線端子40は、一方向(図4では左右方向)に比較的長く延びるとともにその長手方向に略等間隔の3箇所の位置で圧入方向(図4では下方向)と反対方向へ延出する3つの腕部41aを有する所定形状の端子本体41を備える。3つの腕部41aの先端部には、腕部41aの延出方向と交差する方向に断面略U字状(図5参照)をなすように延出するU字状部42が形成されている。また、端子本体41の下端部にはその長手方向に所定の間隔を隔てた二位置から一対の板状の圧入部43が延出している。圧入部43の外側部には抜け止め用の係止部43aが形成されている。
図4及び図5に示すように、端子本体41においてU字状部42と対向する面部には、U字状部42の導線挿通方向(図4では上下方向)の圧入部43側(図4では下側)の端Eと対向する位置に、溶接時にU字状部42が端子本体41側へ押し付けられる方向に凹む逃げ部の一例としての凹部44が形成されている。凹部44における圧入部43(コイル側)とは反対側(図4では上側)の端部は、U字状部42の端Eと対向する位置で凹みが形成される位置まで延びている。また、凹部44は、U字状部42に挟まれて溶接されたときに導線25の押し潰された溶接部分から圧入部43側(つまりコイル側)に延びるその導線25の押し潰されていない部分の配置エリアに凹設されている。
具体的には、図4に示す結線端子40の正面視において、凹部44は、導線挿通方向と直交する方向(図4では左右方向)には、U字状部42の延出する範囲(図4における横幅の範囲)を圧入部43側(図4では下側)へ投影(延長)したエリアに凹設されている。但し、このエリアに属する端子本体41の存在する部分に凹部44は形成されるので、凹部44は腕部41a以外の部分では、中央の凹部44が腕部41aの部分より幅広であるが、左右両側の凹部44は腕部41aの部分と同じ幅になっている。
また、凹部44は、導線挿通方向(図4では上下方向)には、U字状部42の端Eと対向する位置から圧入部43側(コイル側)に導線25の外径の1〜3倍の範囲内の所定距離となる位置まで凹設されている。本例では、所定距離をその一例として、導線25の外径の約2倍の距離としている。もちろん、凹部44の端Eの対向位置からの形成領域の長さは、導線25の外径及び剛性などに応じて適宜な値を設定できる。
図6に示すように、凹部44は、U字状部42の端Eと対向する位置よりも被押付面41b側に若干入り込んだ位置まで凹設されている。つまり、凹部44と被押付面41bとの境界は、U字状部42の端Eと対向する位置よりも被押付面41b側に位置している。そして、凹部44の周縁部は外周側ほど高くなる所定角度の斜面44aに形成されている。また、凹部44の深さは、図7に示すようにコイルU,V,Wの導線の端部27が溶接時の加圧により押し潰された状態での加圧方向の厚みと、加圧前の元の導線25の外径との差の半分程度の値に設定されている。この深さは、導線25の端部27が押し潰されたことにより、その潰れ分だけ、押し潰されていない部分が被押付面41b側へずれるので、そのずれ分の深さに設定している。これにより導線25の押し潰されていない部分は凹部44の底面に当たらないか軽く接触する程度なので、押し潰されていない部分に発生する応力がかなり緩和される。もちろん、凹部44の深さは端子本体41の厚さなどを考慮し必要な剛性が確保されるように適宜設定でき、一例として前記外径の差の半分の0.5〜1.5倍の範囲内の値に設定することが望ましい。
また、図5に示すように、U字状部42は先端部側でやや角度(例えば約90度)をつけて屈曲しており、その先端部42aが端子本体41側を指向している。そして、先端部42aと端子本体41との間の距離は、U字状部42と被押付面41bとの間に導線25の端部27を挿通して溶接する際に、一例としてその導線25の端部27が押し潰されない程度あるいは全押し潰し量の1/3以下の押し潰し量の段階で、先端部42aが端子本体41に接触するような値に設定されている。また、図6に示すように、U字状部42の被押付面41bと対向する押付面42bの導線挿通方向(図6では上下方向)の少なくともコイル側の角部は面取りされてテーパ面42cが形成されている。
次に、上記のように構成された結線端子40を用いた巻線の溶接構造、及びこの溶接構造を備えたステータ10を有するブラシレスモータ1の作用を説明する。
ステータ10のティース部13にコイルU,V,Wを巻装した後に、コイルU,V,Wコイルの中性点となる各端部27を、インシュレータ20bに圧入固定された結線端子40のU字状部42内に挿通する(図6参照)。次いで、図7に示すように、端子本体41とU字状部42とを一対の電極45で挟んで加圧し端部27を押し潰しながら一対の電極45に電流を流し、端部27をU字状部42に挟圧された状態で抵抗溶接する。この抵抗溶接によりコイルU,V,Wの各端部27は、結線端子40の溶接部を介して結線される。
このとき図8に示すように、一対の電極45で端子本体41とU字状部42とを両側から挟んで加圧方向(図8では上下方向)に加圧しはじめ、U字状部42が変形して、先端部42aが端子本体41に接触すると、一対の電極45間の通電を開始する。このとき、図8に矢印で示すように、加圧方向と交差する方向における導線25を挟んだ両側でU字状部42の基端部側と先端部42a側との両方を通る経路で電流が流れ、コイルU,V,Wの端部27はU字状部42に対しさほど偏りなく比較的均一に溶接される。よって、コイルU,V,Wの端部27が、U字状部の片側の電流経路のみで溶接される場合に比べ、より均一な溶接と高い溶接強度を得ることができる。そして、図8に示す加圧初期の状態からU字状部42はさらに加圧されて変形し、図7に示すように、コイルの導線25の端部27が端子本体41とU字状部42との間に挟まれて押し潰された状態で溶接される。
このとき、図7に示すように、導線25の押し潰された端部27よりもコイル側(図7では下側)に位置し押し潰されていない部分28も、端部27の潰れ分だけ端子本体41側にずれる。しかし、本実施形態では、導線25の潰れていない部分28のずれた側には凹部44が位置するので、押し潰されていない部分28の一部が凹部44に入り込む。
従来技術で示した図15(b)では、押し潰されていない部分93cが端子本体91側へずれた際に端子本体91に当たり逃げがないため比較的大きく変形し、その内部に発生した比較的大きな静的応力が、押し潰されて薄くなった溶接部分93bの境界付近の厚み変化箇所に集中する。これに対し、本実施形態の結線端子40によれば、導線25の押し潰されていない部分28が、図7に示すように逃げとなる凹部44に入り込むことで、この部分28に発生する静的応力が緩和される。この結果、溶接時の加圧により押し潰されて薄くなった端部27付近の厚み変化箇所に集中する静的応力も緩和される。
図9は、コイルU,V,Wの結線部分(溶接部分)に発生する応力を示すグラフである。ブラシレスモータ1を車両に使用した場合においてコイルU,V,Wの端部27の溶接箇所に発生する応力の一例を示している。ブラシレスモータ1を車両で使用する場合、車両の振動によりブラシレスモータ1内のステータ10にコイル(巻線)振れが発生する。図9のグラフは、横軸が導線25の溶接部分に発生する静的応力Fsを示し、縦軸がコイル振れに起因して溶接部に発生する振幅応力Fvを示す。このグラフ中の限界ラインLは溶接部にかかる応力の許容される限界を示す。なお、このグラフでは、凹部44を有しない結線端子を使用した場合にコイルの溶接部分に発生する静的応力Fs1を比較例として示している。
凹部44を有する結線端子40を使用した溶接構造では、抵抗溶接で押し潰された端部27よりもコイル側の押し潰されていない部分28の一部が、凹部44に入り込むので、この部分28が端子本体41と干渉しにくくなって端子本体41との干渉により発生する応力が緩和される。このため、本実施形態のコイルU,V,Wの溶接構造によれば、静的応力Fsが、グラフ中に矢印で示すように、凹部を有しない従来の結線端子を用いた場合の静的応力Fs1から、凹部44を有する結線端子40を用いた場合の静的応力Fs2に低減する。このため、車両の振動によるコイル振れに起因する振幅応力がFv1である場合、振幅応力Fvと静的応力Fsとの合成応力は、限界ラインLを超えた合成応力Fc1から、限界ラインL以下の合成応力Fc2へと緩和される。この結果、本実施形態のコイルの溶接構造を備えたステータ10及びこのステータ10を有するブラシレスモータ1によれば、車両使用時にも必要な耐久性及び信頼性を得ることができる。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)端子本体41にはU字状部42の導線挿通方向のコイル側の端Eと対向する位置に凹部44を設けたので、溶接により押し潰された部分よりもコイル側の押し潰されていない部分28が凹部44に入り込んで逃げることができる。このため、コイルU,V,Wの端部27の近傍にさほど大きな応力が発生せず、例えば溶接部分の境界付近に応力が集中して溶接部分の寿命が短くなることを回避し易い。よって、コイルの溶接部分の寿命を比較的長くなる巻線(コイル)の溶接構造を提供できる。
(2)凹部44がU字状部42の導線挿通方向のコイル側の端Eと対向する位置よりも溶接箇所側へ入り込むように形成されているので、溶接部分の端部の厚み変化を緩やかにすることができ、溶接部分の端部への応力集中を緩和できる。
(3)逃げ部を凹部44としたので、孔とする構成の場合に比べ、結線端子40の端子本体41の強度を確保し易い。例えば溶接時の加圧により、端子本体41におけるU字状部42を支持する部分が曲がるなどの変形不良の発生を回避できる。
(4)凹部44の溶接箇所側の周縁部を外周側ほど高くなる斜面44aとしたので、溶接部分の端部の厚み変化を緩やかにすることができ、溶接部分の端部への応力集中を緩和できる。
(5)U字状部42の先端部42aが端子本体41を指向しているので、溶接時に一対の電極45で加圧してU字状部42の先端を端子本体41に接触させた状態としたうえで、電極45間の通電を開始させることができる。U字状部42の基端部側と先端部側との両方を通る経路で電流を流して溶接できる。この結果、U字状部42と端子本体41との間にコイルの端部27を周方向にさほど偏りなく比較的均一に溶接できる。このため、コイルU,V,Wの端部27に比較的高い溶接強度を得ることができる。
(6)結線端子40を用いてコイルU,V,Wの端部27を溶接により結線したので、ステータ10におけるコイルU,V,Wの結線強度が確保され、信頼性の高いステータ10を提供できる。
(7)車両などの振動が加わる環境下でブラシレスモータ1を使用しても、凹部44を有する結線端子40を用いた導線25の溶接部分近傍の静的応力の低下により、車両の振動により想定される振幅応力との合成応力が、限界ラインL以下に収まる。このため、車両に使用しても、所望の信頼性を確保できるステータ10ひいてはブラシレスモータ1を提供することができる。
なお、上記実施形態は以下のような形態に変更することもできる。
・図10(a),(b)に示すように、結線端子40の製造過程で折り曲げ加工を行って凹部44を形成してもよい。この場合、図10(a)に示す凹部44のように、端子本体41のU字状部42側と反対側(同図では下側)の端まで延びていてもよいし、図10(b)に示す凹部44のように、端子本体41の面をU字状部42の押付方向へ部分的に凹ませる折り曲げ加工により凹部44を形成してもよい。いずれの場合も、凹部44の被押付面41b側の周縁部に図10に示す斜面44aを形成することが望ましい。
・図11に示す形状の端子を採用することもできる。図11(a),(b)に示すように、結線端子50は、延出部51aを有する板状の端子本体51と、端子本体51の延出部51aと反対側の端部から延出するとともに外側部に係止部53aを有する一対の圧入部53とを備える。端子本体51の略中央部には、U字状部52が端子本体51から被押付面51bに対向するように断面略U字状に延出している。U字状部52は、導線挿入方向(図11では左右方向)が圧入方向(同図では下方向)と交差する方向となる向きに延出している。
そして、図11(a),(b)に示すように、端子本体51におけるU字状部52の導線挿入方向の両端と対向する位置にはそれぞれ凹部54が形成されている。これら一対の凹部54は導線挿通方向においてU字状部52の内側に相当する位置まで少し入り込むように形成されている。また、凹部54の被押付面側51bのU字状部42側の周縁部には斜面54aが形成されている。なお、図11に示す結線端子50は、例えばコイルU,V,Wの端部を1つの共通のU字状部52に挟んで押し潰して溶接してもよいし、同図ではU字状部52を1つのみ示すものの実際は複数備え、複数のU字状部52のそれぞれにコイルU,V,Wの端部を押し潰して溶接する構成としてもよい。
・図12に示すように、四角板をプレス金型で打ち抜き切断するときにU字状部42の被押付面41bと対向する押付面42b側が、R側の金型となるように打ち抜きプレスし、例えばU字状部42の押付面42bにおける導線挿通方向のコイル側の角部を、R(アール)状に面取りされた凸曲面部42dに形成してもよい。この場合、凹部44側もR側の金型となり、凹部44の周縁部に斜面に替えて凸曲面部44bを形成するようにしている。この構成によれば、導線25の溶接部分の端部27が凸曲面部42d,44bで加圧されることで、厚みが急変することのない凹曲面状となるので、この凹曲面により溶接端部付近の応力集中を緩和できる。
・図13に示すように、導線挿入方向においてU字状部42のコイル側の端と凹部44の被押付面41b側の端との位置を積極的にずらしてもよい。この構成によれば、導線25の長手方向においてU字状部42の端で厚みが変化する位置と凹部44により厚みが変化する位置とがずれることで、厚みが変化する位置が両側で同じになる構成に比べ、応力集中箇所を導線の長手方向においてずらすことができる。よって、応力集中箇所が導線25の長手方向で分散されるので、応力集中による導線の金属疲労を緩和することができる。
・図14に示すように、U字状部42と、U字状部42と対向する端子本体41の部分との対向する面を、挿入される導線25側に凸となる凸曲面42e,41cに形成してもよい。この構成によれば、コイルU,V,Wの端部27の加圧された溶接部分が凹曲面となるので、溶接部分への応力集中を緩和できる。
・逃げ部は、凹部に限定されず、孔又は切欠きでもよい。この場合、孔又は切欠きの少なくとも被押付面側の周縁部にテーパ面を形成してもよい。
・押付板部と被押付板部とのうち少なくとも一方が、導線側に凸となる凸曲面になっていてもよい。
・電極部の押圧面を凸曲面とし、電極部を押圧したときに押付板部と被押付板部のうち少なくとも一方を、電極部の押圧面にならうように変形させることにより、導線側に凸となる凸曲面状としてもよい。
・結線端子に、ステータ10に巻装されるコイルU,V,Wの端部27を仮固定する非特許文献1に記載の第2断面略U字状部(第2U字状部)を形成してもよい。この構成によれば、コイルの端部を第2U字状部で仮固定した後、第1U字状部に溶接できるので、溶接時にコイルU,V,Wの端部27にかかる変形力を低減することができる。
・溶接を抵抗溶接としたが、溶接方法は任意の方法を選択できる。他の溶接方法であっても、導線の溶接部が元の径より薄くなる溶接方法であれば、凹部の存在により同様の効果を得ることができる。
・端子は、コイルの端部を結線するための結線用の結線端子に限定されず、コイルの端部(末端部)が溶接される端子に広く適用できる。例えば端子におけるU字状部は1つでもよいし、2つでもよい。また、4つ以上のU字状部を有する端子でもよい。
・上記実施形態のブラシレスモータ1は、インナロータ型のモータであるが、アウタロータ型のモータとしてもよい。また、ブラシレスモータ以外のモータ(ステッピングモータ等)に、巻線の溶接構造を利用してもよい。
前記実施形態及び変形例から把握される技術的思想を以下に記載する。
(イ)前記凹部には前記巻線の導線のうち前記導線溶接部分の巻線部側に隣接する押し潰されていない部分の少なくとも一部が入り込んでいることを特徴とする請求項1に記載の巻線の溶接構造。
(ロ)前記ステータ部材には、巻線の溶接構造で用いられる前記端子が固定されており、前記複数の巻線の端部が巻線の溶接構造による溶接により結線されていることを特徴とする請求項7に記載のステータ。
1…電動機の一例としてのブラシレスモータ、6…ロータ、6a…回転軸、10…ステータ、11…ステータ部材の一例としてのステータコア、13,13a〜13l…ティース部、25…導線、27…溶接部分の一例としての端部(末端部)、40…端子の一例としての結線端子、41…被押付部の一例としての端子本体、41b…被押付面、42…押付部の一例としてのU字状部、42a…先端部、42e…凸曲面、43…圧入部、44…逃げ部の一例としての凹部、44a…斜面、50…端子の一例としての結線端子、51…被押付部の一例としての端子本体、51b…被押付面、52…押付部の一例としてのU字状部、53…圧入部、54…逃げ部の一例としての凹部、54a…斜面、U,V,W…巻線部の一例としてのコイル、E…端。

Claims (8)

  1. 端子に設けられた互いに対向する押付部と被押付部との間に巻線の端部が挟圧された状態で溶接された巻線の溶接構造であって、
    前記端子は、前記被押付部と、該被押付部の面に対向するように該被押付部から延出する押付部とを有し、
    前記被押付部と前記押付部との間に巻線の端部が押し潰された状態で溶接され、
    前記被押付部の前記押付部における溶接部分の導線長手方向の巻線部側の端と対向する位置には、前記押付部が前記被押付部に近づく方向に凹む逃げ部が形成されている巻線の溶接構造。
  2. 前記逃げ部は凹部であることを特徴とする請求項1に記載の巻線の溶接構造。
  3. 前記凹部は、前記押付部の導線挿通方向の端と対向する位置よりも前記巻線部と反対側へ入り込む位置まで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の巻線の溶接構造。
  4. 前記押付部の先端部は、前記被押付部に近づく方向へ延びていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の巻線の溶接構造。
  5. 前記押付部と前記被押付部との対向する各面部のうち少なくとも一方は、凸曲面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の巻線の溶接構造。
  6. 前記押付部の前記被押付部と対向する面がプレス金型のR側であり、当該面の導線挿通方向の端部は凸曲面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の巻線の溶接構造。
  7. 電動機用のステータであって、
    複数のティース部を有するステータ部材と、
    前記各ティース部に巻装された複数の巻線とを備え、
    前記巻線の端部が、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の巻線の溶接構造により溶接されていることを特徴とするステータ。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の前記巻線の溶接構造で用いられる前記端子であって、
    被押付面を有する前記被押付部と、
    前記被押付部から前記被押付面と対向するように略U字状に延出する前記押付部と、
    前記被押付部における前記押付部の導線挿通方向の前記巻線部側の端と対向する位置を含みかつ前記被押付面よりも導線挿通方向の前記巻線部側の位置に凹設された凹部と
    を備えたことを特徴とする端子。
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