JP2014032525A - データ伝送装置及びこれを用いた玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことが可能なデータ伝送装置及びこれを用いた玩具を提供する。
【解決手段】近接した2つの装置間でデータ伝送を行なうデータ伝送装置であって、装置は、無線タグと、無線タグに情報を書き込み、若しくは、無線タグから情報を読み出す無線タグリーダライタ部と、データの送信指示及び受信指示を入力する入力部と、装置全体を制御する制御部とを備え、送信側の制御部は、送信指示があった場合、無線タグリーダライタ部を制御して送信対象データを自己の無線タグに書き込み、受信側の制御部は、受信指示があった場合、無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグの送信対象データを読み出す。
【選択図】図3

Description

本発明は、データ伝送装置及びこれを用いた玩具に関する。
従来、データ伝送には有線による通信、無線を用いた通信、赤外線を用いた通信等の様々な方式の通信技術があり、このような通信技術を利用した玩具も多々存在する。例えば、有線による通信、無線通信、赤外線通信をそれぞれ利用したリモコン玩具等が存在する。
また、RFID(Radio Frequency IDentification:以下、無線タグと呼ぶ。)を埋め込んだ玩具(例えば、バナナの玩具)を、電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によって無線タグに書き込まれている情報を読み出す機能(以下、無線タグリーダと呼ぶ。)を有する玩具(例えば、猿のぬいぐるみ)に近接させ、玩具に埋め込まれた無線タグの情報を読み出して、当該読み出した情報に対応する動作(例えば、猿のぬいぐるみに「バナナ大好き…」等のおしゃべりさせる)をさせる玩具が提案・実現されている。(例えば、特許文献1参照)。
さらに、無線タグと、電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によって無線タグの情報を読み出す、或いは、情報を書き込む機能(以下、無線タグリーダライタと呼ぶ。)を併せ持つ携帯端末を複数備えてネットワークを構成して、或る携帯端末の無線タグリーダライタが、他の携帯端末の無線タグに情報を書き込み、無線タグに書き込まれた情報を読み出してさらに他の携帯端末の無線タグに順次書き込んで行くことにより情報を伝送させるネットワークシステム(データ伝送装置)が提案・実現されている。(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−293262号公報 特許第4514614号公報
しかしながら、特許文献1に記載の玩具では、情報の伝達が無線タグを埋め込まれた玩具から無線タグリーダを有する玩具への一方通行であり、2つの玩具間での情報交換は想定されていないといった問題点があった。
一方、特許文献2に記載のネットワークシステム(データ伝送装置)では、送信側の携帯端末が受信側の携帯端末の無線タグに情報を書き込むことにより、2つの携帯端末間で情報交換をすることは可能であるものの、送信するテータとその付加情報(例えば、宛先情報、発信元情報、中継装置情報等)を伝送させる必要性があるため、伝送するデータが多くなり、この結果、当該データを記憶するための無線タグの容量も大きくなってしまうといった問題点があった。
さらに、特許文献2に記載のネットワークシステム(データ伝送装置)では、送信側の携帯端末が、より具体的には、送信側の無線タグリーダライタが、伝送されてきた情報が記憶されている自らの無線タグに上述の付加情報を書き込み、無線タグから情報(付加情報つきの情報)を読み出し、送信先の携帯端末の無線タグに読み出した情報を書き込む等の一連の処理を行なう。
このため、送信側の無線タグリーダライタを制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御手段の負荷が大きいといった問題点があった。
また、特許文献2に記載のネットワークシステム(データ伝送装置)では、受信側の携帯端末でも、送信側の携帯端末から自らの無線タグに書き込まれてくる情報を逐次監視してその後に送信処理を行なう必要性があり、同じく受信側のCPU等の制御手段の負荷が大きいといった問題点があった。
すなわち、特許文献2に記載のネットワークシステム(データ伝送装置)では、データ伝送処理に関する負荷が大きいため、当該データ伝送処理を含めた携帯端末の全ての負荷を処理することが可能な処理能力を有する制御手段が必要になる。
これに対して、相互に情報交換が可能なデータ伝送を玩具に用いる場合には、コストの関係から、玩具の基本動作に必要な最小限の処理能力を有するCPU等の制御手段を使用することが求められる。
本発明の課題は、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことが可能なデータ伝送装置及びこれを用いた玩具を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
近接した2つの装置間でデータ伝送を行なうデータ伝送装置であって、
前記装置は、
無線タグと、
前記無線タグに情報を書き込み、若しくは、前記無線タグから情報を読み出す無線タグリーダライタ部と、
前記データの送信指示及び受信指示を入力する入力部と、
前記装置全体を制御する制御部とを備え、
送信側の前記制御部は、前記送信指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して送信対象データを自己の無線タグに書き込み、
受信側の前記制御部は、前記受信指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグの前記送信対象データを読み出すことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載のデータ伝送装置において、
受信側の前記制御部は、自己の無線タグ以外の近接する無線タグの前記送信対象データを読み出した後に、前記近接する無線タグの前記送信対象データを削除することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
請求項1記載のデータ伝送装置において、
受信側の前記制御部は、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグに読出完了フラグを書き込み、
送信側の前記制御部は、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグに前記読込完了フラグを確認した場合に、自己の無線タグの記憶内容を削除することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、
請求項1〜3の何れか一項に記載のデータ伝送装置において、
データ及び前記データに対応するフラグを予め格納する記憶部を備え、
送信側の前記制御部は、前記送信指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して送信対象データに対応するフラグの設定命令を自己の無線タグに書き込み、
受信側の前記制御部は、前記受信指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグの前記設定命令を読み出すと共に前記設定命令に基づき前記フラグを設定することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、
請求項4記載のデータ伝送装置において、
前記記憶部に近接した2つの装置間でデータ伝送を行なう全てのデータ及び前記データに対応するフラグを予め格納しておくことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、
請求項1〜5の何れか一項に記載のデータ伝送装置において、
前記制御部は、起動時に前記無線タグリーダライタ部を制御して、自己の無線タグにアクセスしてIDを読み出して確認することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、
請求項1〜6の何れか一項に記載のデータ伝送装置において、
送信側の前記制御部は、前記入力部からデータの書き込み先の変更指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグに送信対象データを書き込むことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、
請求項1〜6の何れか一項に記載のデータ伝送装置において、
受信側の前記制御部は、前記受信指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する複数の無線タグのデータを一括して読み出すことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、
請求項1〜8の何れか一項に記載のデータ伝送装置において、
前記無線タグが、
同一装置内の前記無線タグリーダライタ部と同一基板上に配置、或いは、当該基板とは別個に配置されていることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、
請求項1〜9の何れか一項に記載のデータ伝送装置を用いたことを特徴とする玩具。
請求項1記載の発明によれば、送信側の制御部は、データの送信指示があった場合、送信対象データを自己の無線タグに書き込み、受信側の制御部は、データの受信指示があった場合、自己の無線タグ以外の近接する無線タグの送信対象データを読み出すことにより、相互のデータ伝送が完了するので、送信側及び受信側の制御部の処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことができる。
請求項2記載の発明によれば、受信側の前記制御部は、自己の無線タグ以外の近接する無線タグの送信対象データを読み出した後に、前記近接する無線タグの送信対象データを削除することにより、意図しない相手に対するデータ送信を防止しつつ相互のデータ伝送が完了するので、送信側及び受信側の制御部の処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことができる。
請求項3記載の発明によれば、送信側の制御部は、データの送信指示があった場合、送信対象データを自己の無線タグに書き込み、読込完了フラグを確認した場合に、自己の無線タグの記憶内容を削除し、受信側の制御部は、データの受信指示があった場合、自己の無線タグ以外の近接する無線タグのデータを読み出すと共に読出完了フラグを書き込むことにより、意図しない相手に対するデータ送信を防止しつつ相互のデータ伝送が完了するので、送信側及び受信側の制御部の処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことができる。
請求項4記載の発明によれば、データ及び個々に対応するフラグを格納しておき、送信側の制御部は、データの送信指示があった場合、送信対象データのフラグ設定命令を自己の無線タグに書き込み、受信側の制御部は、データの受信指示があった場合、自己の無線タグ以外の近接する無線タグのデータを読み出すと共に、読み出したフラグ設定命令に基づきフラグを”ON(設定)”にすることにより、データ量の増加を防ぎ、処理能力の低い制御手段でも対応可能にしている。
請求項5記載の発明によれば、記憶部に近接した2つの装置間でデータ伝送を行なう全てのデータ及びデータに対応するフラグを予め格納しておくことにより、予め格納しておくべきデータ量や送信する可視化フラグ設定命令のデータ量がそれぞれ或る値に定まるため、記憶部の記憶容量や無線タグの記憶容量をその値に合わせて適切に選択できる。
請求項6記載の発明によれば、起動時に無線タグリーダライタ部を制御して、自己の無線タグにアクセスしてIDを読み出して確認することにより、自己の無線タグと、自己の無線タグ以外の近接する無線タグとの識別が可能になる。
請求項7記載の発明によれば、送信側の制御部は、入力部からデータの書き込み先の変更指示があった場合、無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグに送信対象データを書き込むことにより、その場に装置が2つ存在しない場合であっても、実質的に装置間でデータ伝送を行なうことができる。
請求項8記載の発明によれば、受信側の制御部は、受信指示があった場合、無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する複数の無線タグのデータを一括して読み出すことにより、複数台の装置等から一括してデータを読み出すことができるので、より多彩なデータ伝送が実現できる。
請求項9記載の発明によれば、請求項1〜8の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項10記載の発明によれば、請求項1〜9の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
玩具本体を概略的に示す平面図及び側面図である。 玩具本体の構成を概略的に示すブロック図である。 データ伝送時の動作を示す説明図である。 送信側の玩具本体の動作の一例を示すフローチャートである。 送信側の玩具本体の表示画面の一例を示す説明図である。 受信側の玩具本体の動作の一例を示すフローチャートである。 受信側の玩具本体の表示画面の一例を示す説明図である。 データ伝送時の動作を示す説明図である。 送信側の玩具本体の動作の一例を示すフローチャートである。 受信側の玩具本体の動作の一例を示すフローチャートである。 アイテムデータの可視化の動作を示す説明図である。 送信側の玩具本体の動作の一例を示すフローチャートである。 受信側の玩具本体の動作の一例を示すフローチャートである。 他の無線タグを介したデータ伝送の一例を示す説明図である。 ゲーム筐体からデータ伝送の一例を示す説明図である。 複数の玩具本体からの一括データ伝送の一例を示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態であるデータ伝送装置を用いた玩具を詳細に説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のデータ伝送装置を用いた玩具の概要について、図1及び図2に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態におけるデータ伝送装置を用いた玩具は、玩具本体100から構成される。
データ伝送装置を用いた玩具本体100は、角に丸みを帯びた長方形の形状、所謂、スマートフォンを模した形状を有している。玩具本体100の前面であって中心より上側には表示画面1が配置され、当該表示画面1の下側にはタッチパネル2が、さらにその下側には複数の操作ボタン3がそれぞれ配置されている。
玩具本体100は、表示画面1に表示される内容に対応してタッチパネル2や操作ボタン3を適宜操作することにより、単体でもゲーム等を行なうことが可能である。また、2つの玩具本体100を互いに近接させて必要な操作を行なうことにより、データ伝送により情報交換等を行なうことが可能である。
また、図2はこのような玩具本体100の概略的な構成であり、制御部4、記憶部5、表示部6、入力部7、無線タグリーダライタ部8、無線タグ9とから構成されている。また、無線タグ9を除く各部はバス10を介して互いに接続されている。さらに、無線タグ9を除く各部は電池(図示せず。)等の電源からの電力供給により動作する。
なお、無線タグ9に関しては、無線タグリーダライタ部8等が実装されている同一基板上に配置しても良いし、当該基板とは別個に、例えば、無線タグリーダライタ部8からのアクセスが可能であり、且つ、当該基板とは物理的に分離された状態で配置しても構わない。
制御部4は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)等によって構成され、記憶部5に記憶されたプログラムを読み込み、記憶部5の作業領域に展開して当該展開されたプログラムの指示に基づきバス10で接続された各部を統括制御する。
なお、制御部4としてはCPUの単一の機能のみならず、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)等の不揮発性メモリ、I/O(Input/Output)ポート等各種入出力(何れも図示略)を備え、ROMに記憶された各種処理プログラム(図示略)に従って基づきバス10で接続された各部を統括制御するようなシングルチップマイクロプロセッサ等(以下、単にマイクロプロセッサと呼ぶ。)であっても構わない。また、制御部4として、マイクロプロセッサを用いる場合には、後述の記憶部5は不要になる。
記憶部5は、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成され、ROMには上述のプログラムやデータ等が記憶され、RAMには上述の作業領域が確保されると共に必要に応じて一時的なデータの記憶が行われる。
また、不揮発性メモリには各種設定データやデータ伝送により取得したアイテムデータ等の、電池交換等の電源消失時においてもデータ保存が必要なデータが記憶される。
表示部6は、LCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、ELディスプレイ(electroluminescence display)、或いは、CRT(Cathode Ray Tube)等によって構成され、制御部4から入力される表示制御信号に基づいて画像を表示する。
入力部7は、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーを備えたキーボード、マウス等のポインティングデバイスなどから構成可能であって、具体的には、上述のタッチパネル2や複数の操作ボタン3等から構成され、ユーザからの操作入力を受け付け、当該操作に応じた操作信号をバス10を介して制御部4へ出力する。
無線タグリーダライタ部8は、無線タグ9のコイルと自らのアンテナコイルを磁束結合させて電力及び信号を伝達させる電磁誘導方式や、無線タグ9のアンテナと自らのアンテナで電波をやり取りして電力及び信号を伝達させる電波方式等を用いて、無線タグ9にアクセスして情報を読み出し、或いは、無線タグ9に情報を書き込む。
無線タグ9は、パッシブタグ(電池が不要)、アクティブタグ(電池が必要)、或いは、セミアクティブタグ(電池が必要。但し、通信起動時はパッシブ方式)等であって、無線タグリーダライタ部8からの制御により、内部の記憶手段に対する情報の読み出しや書き込みが行なわれる。
このような玩具本体100間でのデータ伝送の動作を図3〜図7に基づいてさらに詳細に説明する。
図3において、2つの玩具本体200及び201は互いに近接して配置され、図面上側の玩具本体200が送信側、図面下側の玩具本体201が受信側として説明する。なお、玩具本体200及び201の構成は図2と同じであり、無線タグリーダライタ部8及び無線タグ9以外の構成要素に関しては説明を簡単にするために図示を省略している。
図4に示すように、送信側である玩具本体200の制御部4は、起動時に、無線タグリーダライタ部8を制御して、自らの玩具本体200に設けられている無線タグ9にアクセスして、当該無線タグ9のID(例えば、識別番号等)を読み出して確認する(ステップS1)。
ステップS1の動作により、送信側の制御部4は、自己の無線タグと、自己の無線タグ以外の近接する無線タグとの識別が可能になる。
そして、玩具本体200の制御部4は、送受信処理以外の玩具本体200を動作させる処理を行なう(ステップS2)。ここで、送受信処理以外の玩具本体200を動作させる処理とは、展開されたプログラムの実行処理に伴う、入力部7からの操作信号の取り込み、表示部6への表示制御信号の出力、その他必要な演算処理等である。
玩具本体200の制御部4は、データを送信するか否かを判断し(ステップS3)、玩具本体200の制御部4が、データを送信しないと判断した場合(ステップS3:No)、ステップS2の処理に戻る。
一方、玩具本体200の制御部4が、データを送信すると判断した場合(ステップS3:Yes)、玩具本体200の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して送信対象のデータを、玩具本体200の無線タグ9に書き込み(ステップS4)、ステップS2の処理に戻る。
但し、送信側である玩具本体200の制御部4は、送信先(実際には、受信側である玩具本体201)を認識する必要性はなく、図3中”W01”に示すように、単純に起動時に認識した自己の無線タグのIDと同じIDを有する玩具本体200の無線タグ9に送信したいデータを書き込むだけで良い。
例えば、図5(a)に示すように、送信側である玩具本体200の制御部4が、入力部7からの操作信号に基づき、表示部6に表示された「プロファイル」が選択されたと判断した場合に、「プロファイル」に関するデータを送信すると判断する。
具体的には、送信側である玩具本体200の制御部4は、ユーザの入力部7の操作により、表示部6の「プロファイル」部分にハートマークを移動させ、且つ、決定の操作ボタンが押下げられた場合、「プロファイル」に関するデータを送信すると判断する。
その後、例えば、図5(b)に示すように、送信側である玩具本体200の制御部4は、表示部6に「つうしんちゅう」の表示を出力させると共に、玩具本体200の無線タグ9への「プロファイル」に関するデータの書き込みが完了した場合、図5(c)に示すように、送信側である玩具本体200の制御部4は、表示部6に「そうしんせいこう」の表示を出力させる。
このように、送信側である玩具本体200の制御部4は、入力部7からの操作信号により、ユーザからデータの送信指示があった場合、送信対象データを自己の無線タグ9に書き込むだけで、所謂、送信処理を完了することになる。
すなわち、送信側である玩具本体200の制御部4は、送信先(実際には、受信側である玩具本体201)を認識する必要性はなく、単純に起動時に認識した自己の無線タグのIDと同じIDを有する玩具本体200の無線タグ9に送信したいデータを書き込むだけで良いので、従来の送信処理と比較して、送信側である玩具本体200の制御部4の送信処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことができる。
一方、図6に示すように、受信側である玩具本体201の制御部4は、起動時に、無線タグリーダライタ部8を制御して、自らの玩具本体201に設けられている無線タグ9にアクセスして、当該無線タグ9のID(例えば、識別番号等)を読み出して確認する(ステップS11)。
ステップS11の動作により、受信側の制御部4は、自己の無線タグと、自己の無線タグ以外の近接する無線タグとの識別が可能になる。
そして、玩具本体201の制御部4は、送受信処理以外の玩具本体201を動作させる処理を行なう(ステップS12)。ここで、送受信処理以外の玩具本体201を動作させる処理とは、展開されたプログラムの実行処理に伴う、入力部7からの操作信号の取り込み、表示部6への表示制御信号の出力、その他必要な演算処理等である。
玩具本体201の制御部4は、データを受信するか否かを判断し(ステップS13)、玩具本体201の制御部4が、データを受信しないと判断した場合(ステップS13:No)、ステップS12の処理に戻る。
一方、玩具本体201の制御部4が、データを受信すると判断した場合(ステップS13:Yes)、玩具本体201の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して自己以外の近接している無線タグにアクセスして、無線タグ9(玩具本体200)に書き込まれているデータを読み出し(ステップS14)、ステップS12の処理に戻る。
但し、受信側である玩具本体201の制御部4は、送信元(実際には、送信側である玩具本体200)及び受信対象が何のデータなのかをそれぞれ認識する必要性はなく、図3中”R01”に示すように、単純に起動時に認識した自己の無線タグのID以外のIDを有する玩具本体200の無線タグ9からデータを読み出すだけで良い。
例えば、図7(a)に示すように、受信側である玩具本体201の制御部4が、入力部7からの操作信号に基づき、表示部6に表示された「じゅしん」が選択されたと判断した場合に、データを受信すると判断する。
具体的には、受信側である玩具本体201の制御部4は、ユーザの入力部7の操作により、表示部6の「じゅしん」部分にハートマークを移させ、且つ、決定の操作ボタンが押下げられた場合、データを受信すると判断する。
その後、例えば、図7(b)に示すように、受信側である玩具本体201の制御部4は、表示部6に「つうしんちゅう」の表示を出力させると共に、自己以外の無線タグである、玩具本体200の無線タグ9からデータの読み出しが完了した場合、図7(c)に示すように、受信側である玩具本体201の制御部4は、表示部6に「xxがとどいたよ(xxは送信対象のデータの名称)」の表示を出力させる。
このように、受信側である玩具本体201の制御部4は、入力部7からの操作信号により、ユーザからデータの受信指示があった場合、自己の無線タグ以外の近接する無線タグ9のデータを読み出すだけで、所謂、受信処理を完了することになる。
すなわち、受信側である玩具本体201の制御部4は、送信元(実際には、送信側である玩具本体200)及び受信対象が何のデータなのかをそれぞれ認識する必要性はなく、単純に起動時に認識した自己の無線タグのID以外のIDを有する玩具本体200の無線タグ9からデータを読み出すだけで良いので、従来の受信処理と比較して、受信側である玩具本体201の制御部4の受信処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことができる。
なお、第1実施形態の場合は、送信側の玩具本体201が、データ送信時に送信対象のデータを順次無線タグ9に上書きで書き込むことにより、それ以前のデータは消去されるので、送信対象のデータが混在することを防止できる。
以上のように、送信側の制御部は、データの送信指示があった場合、送信対象データを自己の無線タグに書き込み、受信側の制御部は、データの受信指示があった場合、自己の無線タグ以外の近接する無線タグのデータを読み出すことにより、相互のデータ伝送が完了するので、送信側及び受信側の制御部の処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことができる。
(第2実施形態)
また、本発明の第2実施形態のデータ伝送装置を用いた玩具の概要について、図8〜図10に基づいて説明する。但し、本発明の第1実施形態と同様の部分に関しては説明を省略する。
本発明の第1実施形態では、送信対象のデータを送信側の無線タグに書き込み、受信側の無線タグリーダライタ部で当該書き込まれたデータを読み出すことにより、データ伝送を実現しているが、送信側の無線タグには受信側で受信後、次のデータが書き込まれるまでデータが残存することとなり、この場合、他の玩具本体からも常時残存するデータを読み出すことが可能になる。
このため、意図しない相手に対してデータを送信したことと同じ結果となり、プロファイルやメール等の個人情報の保護の観点からも好ましくはない。従って、本発明の第2実施形態では、玩具本体の制御部の負荷を増大させることなく、送信後のデータの消去を実現する。
図8において、2つの玩具本体300及び301は互いに近接して配置され、図面上側の玩具本体300が送信側、図面下側の玩具本体301が受信側として説明する。なお、玩具本体300及び301の構成は図2と同じであり、無線タグリーダライタ部8及び無線タグ9以外の構成要素に関しては説明を簡単にするために図示を省略している。
ここで、データ伝送の動作を図9〜図10に基づいてさらに詳細に説明する。
図9に示すように、送信側である玩具本体300の制御部4は、起動時に、無線タグリーダライタ部8を制御して、自らの玩具本体300に設けられている無線タグ9にアクセスして、当該無線タグ9のID(例えば、識別番号等)を読み出して確認する(ステップS21)。
そして、玩具本体300の制御部4は、送受信処理以外の玩具本体300を動作させる処理を行なう(ステップS22)。
玩具本体300の制御部4は、データを送信するか否かを判断し(ステップS23)、玩具本体300の制御部4が、データを送信しないと判断した場合(ステップS23:No)、ステップS22の処理に戻る。
一方、玩具本体300の制御部4が、データを送信すると判断した場合(ステップS23:Yes)、玩具本体300の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して送信対象のデータを、玩具本体300の無線タグ9に書き込む(ステップS24)。
但し、送信側である玩具本体300の制御部4は、送信先(実際には、受信側である玩具本体301)を認識する必要性はなく、図8中”W11”に示すように、単純に起動時に認識した自己の無線タグのIDと同じIDを有する玩具本体300の無線タグ9に送信したいデータを書き込むだけで良い。
そして、玩具本体300の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して玩具本体300の無線タグ9(自己の無線タグ)の記憶内容を確認して、読込完了フラグが書き込まれているか否かを判断する(ステップS25)。
送信側である玩具本体300の制御部4は、図8中”R11”に示すように、玩具本体300の無線タグ9を読み出して、読込完了フラグが書き込まれているか否かを確認する。
もし、玩具本体300の制御部4が、読込完了フラグが書き込まれていないと判断した場合(ステップS25:No)、ステップS25の処理に戻る。
もし、玩具本体300の制御部4が、読込完了フラグが書き込まれたと判断した場合(ステップS25:Yes)、玩具本体300の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して玩具本体300の無線タグ9(自己の無線タグ)の記憶内容を削除して(ステップS26)、ステップS22の処理に戻る。
送信側である玩具本体300の制御部4は、図8中”D11”に示すように、玩具本体300の無線タグ9の記憶内容を削除、或いは、ブランクデータ(例えば、全てのビットが”0(二進数)”のデータ等)を書き込む。
このように、送信側である玩具本体300の制御部4は、入力部7からの操作信号により、ユーザからデータの送信指示があった場合、送信対象データを自己の無線タグ9に書き込み、読込完了フラグを確認した場合に、自己の無線タグ9の記憶内容を削除することにより、所謂、送信処理を完了することになる。
すなわち、従来の送信処理と比較して、送信側である玩具本体300の制御部4の送信処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、意図しない相手に対するデータ送信を防止しつつ相互に情報交換を行なうことができる。
なお、図9に示すフローチャートでは、説明を簡単にするために、ステップS25において読込完了フラグを確認するまで待機ループを形成しているが、勿論、一旦ステップS22の処理に戻り、比較的長い周期(例えば、一秒周期等)で、読込完了フラグを確認する処理を実行することにより、送信側である玩具本体300の制御部4の送信処理の負荷を更に低減させることも可能である。
一方、図10に示すように、受信側である玩具本体301の制御部4は、起動時に、無線タグリーダライタ部8を制御して、自らの玩具本体301に設けられている無線タグ9にアクセスして、当該無線タグ9のID(例えば、識別番号等)を読み出して確認する(ステップS31)。
そして、玩具本体301の制御部4は、送受信処理以外の玩具本体301を動作させる処理を行なう(ステップS32)。
玩具本体301の制御部4は、データを受信するか否かを判断し(ステップS33)、玩具本体301の制御部4が、データを受信しないと判断した場合(ステップS33:No)、ステップS32の処理に戻る。
一方、玩具本体301の制御部4が、データを受信すると判断した場合(ステップS33:Yes)、玩具本体301の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して自己以外の近接している無線タグにアクセスして、無線タグ9(玩具本体300)に書き込まれているデータを読み出す(ステップS34)。
但し、受信側である玩具本体301の制御部4は、送信元(実際には、送信側である玩具本体300)及び受信対象が何のデータなのかをそれぞれ認識する必要性はなく、図8中”R12”に示すように、単純に起動時に認識した自己の無線タグのID以外のIDを有する玩具本体301の無線タグ9からデータを読み出すだけで良い。
その後、玩具本体301の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して自己以外の近接している無線タグにアクセスして、無線タグ9(玩具本体300)に読込完了フラグを書き込み(ステップS35)、ステップS32の処理に戻る。
受信側である玩具本体301の制御部4は、図8中”W12”に示すように、起動時に認識した自己の無線タグのID以外のIDを有する玩具本体300の無線タグ9に読出完了フラグ(例えば、全てのビットが”1(二進数)”のデータ等)を書き込む。
このように、受信側である玩具本体301の制御部4は、入力部7からの操作信号により、ユーザからデータの受信指示があった場合、自己の無線タグ以外の近接する無線タグ9のデータを読み出すと共に読出完了フラグを書き込むだけで、所謂、受信処理を完了することになる。
すなわち、従来の受信処理と比較して、受信側である玩具本体301の制御部4の受信処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、意図しない相手に対するデータ送信を防止しつつ相互に情報交換を行なうことができる。
以上のように、送信側の制御部は、データの送信指示があった場合、送信対象データを自己の無線タグに書き込み、読込完了フラグを確認した場合に、自己の無線タグの記憶内容を削除し、受信側の制御部は、データの受信指示があった場合、自己の無線タグ以外の近接する無線タグのデータを読み出すと共に読出完了フラグを書き込むことにより、意図しない相手に対するデータ送信を防止しつつ相互のデータ伝送が完了するので、送信側及び受信側の制御部の処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことができる。
(第3実施形態)
また、本発明の第3実施形態のデータ伝送装置を用いた玩具の概要について、図8、図11〜図13に基づいて説明する。但し、本発明の第1実施形態及び第2実施形態と同様の部分に関しては説明を省略する。
本発明の第1実施形態及び第2実施形態では、送信対象のデータそのものを送信側の無線タグに書き込んでいるが、当該データ量が大きい場合、書き込まれる無線タグの記憶容量もそれに合わせて大きくする必要性があり、送受信の負荷もデータ量に応じて増加することになる。
特に、玩具本体で用いるアイテムデータは、具体的には、ヘアスタイル、トップス、ボトムス、シューズ、アレンジ(メイク方法や装飾品)等であり、それぞれのアイテムデータのデータ量は、上述の「プロファイル」や「メール」と比較して非常に大きいものである。
例えば、トップスのアイテムデータのパラメータとしては、トップスの形状(全体、袖口、首周り、装飾等)、色合い(単色、複数の色等)等々があり、大きなデータ量となってしまう。
このような場合、データを圧縮処理して伝送するデータ量を減らすことも考えられるが、当該圧縮処理の負荷が増加してしまい、処理能力の低い制御手段では対応できなくなってしまう。
このため、第3実施形態では、各玩具本体に予め全てのアイテムデータを格納しておき、データ伝送により互いにアイテムデータをやり取りする場合は、アイテムデータそのものではなく、可視化フラグ設定命令をデータ伝送することにより、データ量の増加を防ぎ、処理能力の低い制御手段でも対応可能にしている。
図11に示すように、玩具本体300で使用可能なアイテムデータが最大100個であると想定した場合、玩具本体300の記憶部5には”アイテム001”、”アイテム002”、”アイテム003”〜”アイテム100”の100個のアイテムデータが予め記憶されている。
なお、既存のアイテムデータに関しては記憶部5のROMに記憶することが好ましく、新規のアイテムデータに関しては記憶部5の不揮発性メモリに追記可能にすることが好ましい。
一方、図11には、個々のアイテムデータに対応した100個の可視化フラグが”Flag001”、”Flag002”、”Flag003”〜”Flag100”のように設けられており、当該可視化フラグが”ON(設定)”になっているアイテムデータのみが、ユーザに対して可視化されており、玩具本体100のゲーム等に使用可能となる。
また、可視化フラグはデータ量としてはアイテムデータと比較して非常に小さくなっており、例えば、1ビットデータ(”0”若しくは”1”(二進数))であっても良く、フラグのON(設定)/OFF(非設定)が設定可能なものであれば、どのようなデータ構造であっても構わない。
なお、可視化フラグに関しては記憶部5の不揮発性メモリに設定変更が可能な状態で記憶することが好ましい。
ここで、データ伝送の動作を図8、図12〜図13に基づいてさらに詳細に説明する。
図12に示すように、送信側である玩具本体300の制御部4は、起動時に、無線タグリーダライタ部8を制御して、自らの玩具本体300に設けられている無線タグ9にアクセスして、当該無線タグ9のID(例えば、識別番号等)を読み出して確認する(ステップS41)。
そして、玩具本体300の制御部4は、送受信処理以外の玩具本体300を動作させる処理を行なう(ステップS42)。
玩具本体300の制御部4は、アイテムデータを送信するか否かを判断し(ステップS43)、玩具本体300の制御部4が、アイテムデータを送信しないと判断した場合(ステップS43:No)、ステップS42の処理に戻る。
一方、玩具本体300の制御部4が、アイテムデータを送信すると判断した場合(ステップS43:Yes)、玩具本体300の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して送信対象のアイテムデータに対応する可視化フラグ設定命令を、玩具本体300の無線タグ9に書き込む(ステップS44)。
但し、送信側である玩具本体300の制御部4は、送信先(実際には、受信側である玩具本体301)を認識する必要性はなく、図8中”W11”に示すように、単純に起動時に認識した自己の無線タグのIDと同じIDを有する玩具本体300の無線タグ9に送信したいアイテムデータに対応する可視化フラグ設定命令を書き込むだけで良い。
ここで、可視化フラグ設定命令とは、アイテムデータそのものではなく、図11に示すアイテムデータに対応する可視化フラグを”ON(設定)”する命令であり、アイテムデータそのものと比較して非常に小さいデータ量である。
例えば、”アイテム001”の可視化フラグ”Flag001”を設定する可視化フラグ設定命令としては、命令コード”ON”とアイテムの番号”001”を組み合わせた”ON001”程度の小さいデータ量で十分である。
そして、玩具本体300の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して玩具本体300の無線タグ9(自己の無線タグ)の記憶内容を確認して、読込完了フラグが書き込まれているか否かを判断する(ステップS45)。
送信側である玩具本体300の制御部4は、図8中”R11”に示すように、玩具本体300の無線タグ9を読み出して、読込完了フラグが書き込まれているか否かを確認する。
もし、玩具本体300の制御部4が、読込完了フラグが書き込まれていないと判断した場合(ステップS45:No)、ステップS45の処理に戻る。
もし、玩具本体300の制御部4が、読込完了フラグが書き込まれたと判断した場合(ステップS45:Yes)、玩具本体300の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して玩具本体300の無線タグ9(自己の無線タグ)の記憶内容を削除する(ステップS46)。
送信側である玩具本体300の制御部4は、図8中”D11”に示すように、玩具本体300の無線タグ9の記憶内容を削除、或いは、ブランクデータ(例えば、全てのビットが”0(二進数)”のデータ等)を書き込む。
最後に、玩具本体300の制御部4は、記憶部5に記憶されている送信が完了したアイテムデータに対応する可視化フラグを”OFF(非設定)”にして(ステップS47)、ステップS42の処理に戻る。
ちなみに、送信側の玩具本体300の可視化フラグを”OFF(非設定)”にして、アイテムデータを使用させなくするのは、ゲームの都合上、アイテムデータの複製を防止するためである。言い換えれば、アイテムデータの交換のみを可能にするためである。
このため、アイテムデータの複製を許可する場合には、送信側の玩具本体300の可視化フラグを”OFF(非設定)”にする必要性はない。
このように、送信側である玩具本体300の制御部4は、入力部7からの操作信号により、ユーザからアイテムデータの送信指示があった場合、送信対象アイテムデータに対応する可視化フラグの設定命令を自己の無線タグ9に書き込み、読込完了フラグを確認した場合に、自己の無線タグ9の記憶内容を削除すると共に送信が完了したアイテムデータに対応する可視化フラグを”OFF(非設定)”にすることにより、所謂、送信処理を完了することになる。
すなわち、従来の送信処理と比較して、送信側である玩具本体300の制御部4の送信処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、意図しない相手に対するデータ送信を防止しつつ相互に情報交換を行なうことができる。
また、データ量の大きなアイテムデータそのものを伝送するのではなく、データ量の小さい可視化フラグ設定命令を伝送することにより、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことができる。
さらに、無線タグの記憶容量を大きくする必要性もないので製造コストの増加を防ぐことができる。
なお、図12に示すフローチャートでは、説明を簡単にするために、ステップS45において読込完了フラグを確認するまで待機ループを形成しているが、勿論、一旦ステップS42の処理に戻り、比較的長い周期(例えば、一秒周期等)で、読込完了フラグを確認する処理を実行することにより、送信側である玩具本体300の制御部4の送信処理の負荷を更に低減させることも可能である。
一方、図13に示すように、受信側である玩具本体301の制御部4は、起動時に、無線タグリーダライタ部8を制御して、自らの玩具本体301に設けられている無線タグ9にアクセスして、当該無線タグ9のID(例えば、識別番号等)を読み出して確認する(ステップS51)。
そして、玩具本体301の制御部4は、送受信処理以外の玩具本体301を動作させる処理を行なう(ステップS52)。
玩具本体301の制御部4は、データを受信するか否かを判断し(ステップS53)、玩具本体301の制御部4が、データを受信しないと判断した場合(ステップS53:No)、ステップS52の処理に戻る。
一方、玩具本体301の制御部4が、データを受信すると判断した場合(ステップS53:Yes)、玩具本体301の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して自己以外の近接している無線タグにアクセスして、無線タグ9(玩具本体300)に書き込まれているデータ(可視化フラグ設定命令)を読み出す(ステップS54)。
但し、受信側である玩具本体301の制御部4は、送信元(実際には、送信側である玩具本体300)及び受信対象が何のデータ(アイテムデータであるか否か)なのかをそれぞれ認識する必要性はなく、図8中”R12”に示すように、単純に起動時に認識した自己の無線タグのID以外のIDを有する玩具本体301の無線タグ9からデータを読み出すだけで良い。
その後、玩具本体301の制御部4は、読み出した可視化フラグ設定命令に基づき、玩具本体301の記憶部5に記憶されている対応するアイテムデータの可視化フラグを”ON(設定)”にする(ステップS55)。
なお、図13に示すフローチャートでは、説明を簡単にするために、ステップS55において読み出したデータ(可視化フラグ設定命令)に対応する処理を実行しているが、勿論、読み出したデータが通常のデータか、或いは、可視化フラグ設定命令であるかの判断を行ってから、ステップS55の処理を行なうようにしても構わない。
最後に、玩具本体301の制御部4は、無線タグリーダライタ部8を制御して自己以外の近接している無線タグにアクセスして、無線タグ9(玩具本体300)に読込完了フラグを書き込み(ステップS56)、ステップS52の処理に戻る。
受信側である玩具本体301の制御部4は、図8中”W12”に示すように、起動時に認識した自己の無線タグのID以外のIDを有する玩具本体300の無線タグ9に読出完了フラグ(例えば、全てのビットが”1(二進数)”のデータ等)を書き込む。
このように、受信側である玩具本体301の制御部4は、入力部7からの操作信号により、ユーザからデータの受信指示があった場合、自己の無線タグ以外の近接する無線タグ9のデータを読み出すと共に、読み出した可視化フラグ設定命令に基づき可視化フラグを”ON(設定)”にし、読出完了フラグを書き込むだけで、所謂、受信処理を完了することになる。
すなわち、従来の受信処理と比較して、受信側である玩具本体301の制御部4の受信処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、意図しない相手に対するデータ送信を防止しつつ相互に情報交換を行なうことができる。
また、データ量の大きなアイテムデータそのものを伝送するのではなく、データ量の小さい可視化フラグ設定命令を伝送することにより、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことができる。
さらに、無線タグの記憶容量を大きくする必要性もないので製造コストの増加を防ぐことができる。
以上のように、各玩具本体に予め全てのアイテムデータ及び個々に対応する可視化フラグを格納しておき、送信側の制御部は、アイテムデータの送信指示があった場合、送信対象アイテムデータの可視化フラグ設定命令を自己の無線タグに書き込み、読込完了フラグを確認した場合に、自己の無線タグの記憶内容を削除すると共に送信が完了したアイテムデータに対応する可視化フラグを”OFF(非設定)”にし、受信側の制御部は、データの受信指示があった場合、自己の無線タグ以外の近接する無線タグのデータを読み出すと共に、読み出した可視化フラグ設定命令に基づき可視化フラグを”ON(設定)”にし、読出完了フラグを書き込むことにより、データ量の増加を防ぎ、処理能力の低い制御手段でも対応可能にしている。
また、予め格納しておくべきデータ量や送信する可視化フラグ設定命令のデータ量がそれぞれ或る値に定まるため、記憶部5の記憶容量や無線タグ9の記憶容量をその値に合わせて適切に選択できる。
このため、データ量の増加を考慮して余裕をもって記憶容量を選択する必要がなくなり、出来るだけ小さな記憶容量の記憶部5や無線タグ9を選択できるのでコストダウンの効果を奏することができる。
(変形例1)
本発明の第3実施形態の変形例1について説明する。
本発明の第3実施形態の説明に際しては、受信側にアイテムデータに対応する可視化フラグ設定命令を伝送した場合、自らのアイテムデータの可視化フラグを”OFF(非設定)”にしているが、変形例1では、同一のアイテムデータの複数個の所持を可能にする。
すなわち、本発明の第3実施形態の説明では、可視化フラグの具体例として1ビットデータ(”0”若しくは”1”(二進数))を例示したが、フラグの”ON(設定)/OFF(非設定)”の機能と、同一アイテムデータ数の記憶機能を併せ持つデータ構造にする。
例えば、可視化フラグを3ビットデータとして、玩具本体300(或いは、玩具本体301)の制御部4に、”000”(二進数)はフラグ”OFF(非設定)”、”000”(二進数)以外はフラグが”ON”として認識させると共に、可視化フラグが示す数値を同一アイテムデータ数として認識させる。
具体的には、可視化フラグが”011”(二進数)の場合、玩具本体300(或いは、玩具本体301)の制御部4は、フラグは”ON(設定)”であり、且つ、同一アイテムデータ数は”3個”として認識する。
このようにすれば、可視化フラグが”011”(二進数)のアイテムデータを他の玩具本体に伝送(実際は、可視化フラグ設定命令を伝送)した場合、可視化フラグから”1”減算して、”010”(二進数)として、フラグは”ON(設定)”を維持しつつ、且つ、同一アイテムデータ数は”2個”に減少させることができる。
なお、可視化フラグのデータ構造に関しては、3ビットデータを例示したが、勿論、これに限定される訳ではなく、4ビット以上のデータであっても構わないし、その他のデータ構造であっても構わない。
以上のように、変形例1では、可視化フラグにフラグの”ON(設定)/OFF(非設定)”の機能と、同一アイテムデータ数の記憶機能を併せ持つデータ構造にすることにより、同一のアイテムデータの複数個の所持が可能になる。
(変形例2)
本発明の第1実施形態〜第3実施形態の変形例2について説明する。
本発明の第1実施形態〜第3実施形態の説明に際しては、2つの玩具本体間でのデータ伝送について説明しているが、変形例2では、他の無線タグを介してデータ伝送を行なう。
図14に示すように、動物のぬいぐるみ400に無線タグTGが埋め込まれている場合を想定する。先ず第1に、ユーザが玩具本体500を操作して、友人のぬいぐるみ400に埋め込まれた無線タグTGにデータを書き込む。
この時、具体的には、送信側の玩具本体500の制御部4は、これまでとは異なり、無線タグリーダライタ部8を制御して自己の無線タグ9ではなく、近接するぬいぐるみ400の無線タグTGに送信対象データを書き込む。
その後、家に帰ってから、友人は、自分の玩具本体501を操作して、ぬいぐるみ400に埋め込まれた無線タグTGから先に書き込まれたデータを読み出す。
この時、具体的には、受信側の玩具本体501の制御部4は、これまでと同様に、無線タグリーダライタ部8を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグのデータを読み出す。
言い換えれば、受信側の玩具本体501の動作は、第1実施形態〜第3実施形態で説明した動作と一切変わらない。
このようにすれば、その場に玩具本体が2つ存在しない場合であっても、他の物体に埋め込まれた無線タグを介して、実質的に玩具本体間でデータ伝送を行なうことができる。
なお、無線タグが埋め込まれる物体としては、上述のぬいぐるみのみならず、その他の玩具類、カード、アクセサリー、キーホルダー、ストラップ等の無線タグを埋め込み可能な物体であればどのようなものでも構わない。
また、送信側の玩具本体500の制御部で、自己の無線タグ以外の近接する無線タグに送信対象データを書き込む動作をさせるために、入力部7から送信対象データの書き込み先の変更指示の入力が可能なようにすれば良い。
すなわち、入力部7から送信対象データの書き込み先の変更指示があった場合、送信側の玩具本体500の制御部4は、自己の無線タグ以外の近接する無線タグへデータを書き込む動作を行なうことになる。
以上のように、変形例2では、玩具本体以外の無線タグが埋め込まれた物体を介してデータ伝送を行なうことにより、その場に玩具本体が2つ存在しない場合であっても、実質的に玩具本体間でデータ伝送を行なうことができる。
(変形例3)
本発明の第1実施形態〜第3実施形態の変形例3について説明する。
本発明の第1実施形態〜第3実施形態の説明に際しては、2つの玩具本体間でのデータ伝送について説明しているが、変形例3は、ゲーム筐体からデータを受信する。
図15に示すように、ゲーム筐体600に設けられた無線タグリーダライタ(図示せず。)が、玩具本体700の無線タグ9にアクセスして情報を書き込む。そして、ユーザは、玩具本体700の無線タグ9に書き込まれた情報を用いて、ゲーム等を行なうことができる。
例えば、図15に示すゲームセンター等に設置されたゲーム筐体600は、表示画面上で女の子のキャラクターをコーディネートして、演奏される音楽に合わせてダンスさせるものである。そして、コーディネートの出来栄えやダンスの操作タイミングによって評価がされ、得点やストーン(アイテム)等を取得する。また、ゲームをする度に取得できるストーン(アイテム)を集めて、当該ストーン(アイテム)を使用した様々なコーディネートを行なうことができる。
そして、このようにゲーム筐体600でのゲーム終了後、コーディネートした洋服等の情報が、玩具本体700の無線タグ9に書き込まれ、玩具本体700の制御部4は、当該書き込まれたコーディネートした洋服等の情報を読み込んで、対応するアイテムデータの可視化フラグを”ON(設定)”にする。
このため、玩具本体700では、ゲーム筐体600から取得したアイテムデータの使用が可能になり、玩具本体700上で、より多彩なコーディネートを行なうことができる。
以上のように、変形例3では、ゲーム筐体600においてコーディネートした洋服等の情報を、玩具本体700の無線タグ9に書き込み、玩具本体700で使用することにより、玩具本体700での遊びの幅が大きく広がることになる。
(変形例4)
本発明の第1実施形態〜第3実施形態の変形例4について説明する。
本発明の第1実施形態〜第3実施形態の説明に際しては、2つの玩具本体間でのデータ伝送について説明しているが、変形例4は、2つ以上の玩具本体から一括してデータ伝送を行なう。
玩具本体の無線タグリーダライタ部8は、原理的に複数の無線タグから一括してデータを読み出すことが可能なので、例えば、図16に示すように、複数台の玩具本体800から玩具本体801が一括してデータを読み出す。
なお、複数台の玩具本体800の一部が、変形例2のように無線タグが埋め込まれた物体であっても勿論構わない。
以上のように、変形例4では、複数台の玩具本体等から一括してデータを読み出すことができるので、より多彩なデータ伝送が実現できる。
なお、本発明の第1実施形態〜第3実施形態では、データ伝送を用いた玩具を実施例として説明しているが、勿論、玩具に限定される訳ではなく、一般的な処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことが必要な装置、システム等に適用することが可能である。
すなわち、近接した2つの装置間でデータ伝送を行なうデータ伝送装置やデータ伝送システムであっても構わない。
また、本発明の第1実施形態〜第3実施形態では、表示部6の表示画面を入力部7からの操作により、送信指示や受信指示をしているが、単純に入力部7からの入力に対応して送信指示及び受信指示、或いは、変更指示をしても構わない。
また、第2実施形態では、受信側の制御部が、データの受信指示があった場合、自己の無線タグ以外の近接する無線タグのデータを読み出すと共に読出完了フラグを書き込み、送信側の制御部が、当該読出完了フラグを確認して自己の無線タグの記憶内容を削除しているが、単純に、受信側の制御部が、自己の無線タグ以外の近接する無線タグのデータを読み出すと共に近接する無線タグのデータを削除、或いは、ブランクデータの書き込み等を行なうものであっても構わない。
この場合であっても、意図しない相手に対するデータ送信を防止しつつ相互のデータ伝送が完了するので、送信側及び受信側の制御部の処理の負荷が大変少なくなり、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことができる。
また、本発明の第3実施形態では、各玩具本体に予め全てのアイテムデータ及び個々に対応する可視化フラグを格納しているが、特に、データ量の大きなデータであればアイテムデータに限定される訳ではなく、実際には送受信しないデータ量の大きなデータ及びこのデータ対応するフラグを予めデータ伝送装置におき、データのフラグ設定命令の送受信により、フラグの”ON(設定)/OFF(非設定)”を制御すれば良い。
そして、データ伝送装置では、制御部が、フラグが”ON(設定)”になっているデータのみを使用可能にすれば良い。
また、本発明の第3実施形態では、第2実施形態と同様に、受信側の制御部が、自己の無線タグ以外の近接する無線タグのデータを読み出すと共に読出完了フラグを書き込み、送信側の制御部が、読込完了フラグを確認した場合に、自己の無線タグの記憶内容を削除しているが、第1実施形態のように自己の無線タグの記憶内容の削除を行なわないものであっても良い。
また、本発明の第1実施形態〜第3実施形態で例示した玩具本体は、所謂、スマートフォンを模した形状を有しているが、勿論、このような形状に限定される訳ではなく、処理能力の低い制御手段を用いて、相互に情報交換を行なうことが必要な玩具であれば、ぬいぐるみ、人形、自動車や鉄道等の形状を模した走行玩具、飛行機等の形状を模した玩具等であっても構わない。
100,200,201,300,301,500,501,700,800,801 玩具本体
400 ぬいぐるみ
600 ゲーム筐体
1 表示画面
2 タッチパネル
3 操作ボタン
4 制御部
5 記憶部
6 表示部
7 入力部
8 無線タグリーダライタ部
9 無線タグ
10 バス

Claims (10)

  1. 近接した2つの装置間でデータ伝送を行なうデータ伝送装置であって、
    前記装置は、
    無線タグと、
    前記無線タグに情報を書き込み、若しくは、前記無線タグから情報を読み出す無線タグリーダライタ部と、
    前記データの送信指示及び受信指示を入力する入力部と、
    前記装置全体を制御する制御部とを備え、
    送信側の前記制御部は、前記送信指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して送信対象データを自己の無線タグに書き込み、
    受信側の前記制御部は、前記受信指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグの前記送信対象データを読み出す
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 受信側の前記制御部は、自己の無線タグ以外の近接する無線タグの前記送信対象データを読み出した後に、前記近接する無線タグの前記送信対象データを削除する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  3. 受信側の前記制御部は、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグに読出完了フラグを書き込み、
    送信側の前記制御部は、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグに前記読込完了フラグを確認した場合に、自己の無線タグの記憶内容を削除する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  4. データ及び前記データに対応するフラグを予め格納する記憶部を備え、
    送信側の前記制御部は、前記送信指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して送信対象データに対応するフラグの設定命令を自己の無線タグに書き込み、
    受信側の前記制御部は、前記受信指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグの前記設定命令を読み出すと共に前記設定命令に基づき前記フラグを設定する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のデータ伝送装置。
  5. 前記記憶部に近接した2つの装置間でデータ伝送を行なう全てのデータ及び前記データに対応するフラグを予め格納しておく
    ことを特徴とする請求項4記載のデータ伝送装置。
  6. 前記制御部は、起動時に前記無線タグリーダライタ部を制御して、自己の無線タグにアクセスしてIDを読み出して確認する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のデータ伝送装置。
  7. 送信側の前記制御部は、前記入力部からデータの書き込み先の変更指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する無線タグに送信対象データを書き込む
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のデータ伝送装置。
  8. 受信側の前記制御部は、前記受信指示があった場合、前記無線タグリーダライタ部を制御して自己の無線タグ以外の近接する複数の無線タグのデータを一括して読み出す
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のデータ伝送装置。
  9. 前記無線タグが、
    同一装置内の前記無線タグリーダライタ部と同一基板上に配置、或いは、当該基板とは別個に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のデータ伝送装置。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載のデータ伝送装置を用いたことを特徴とする玩具。
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