JP2006079263A - 情報機器および非接触タグ - Google Patents

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Kazuhiro Higuchi
和広 樋口
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Abstract

【課題】機器識別用非接触タグを備えた情報機器に、情報機器の外部に位置する別の非接触タグの読み取りを目的としたリーダライタ部が内蔵されており、このリーダライタ部は、目的とする非接触タグの読み取り時に、誤って、機器識別用非接触タグの情報を読み取ってしまうという課題があった。
【解決手段】情報機器内のリーダライタ部と、情報機器内部の非接触タグの間に電波遮蔽物を配置する。また、内部の非接触タグに対して、情報機器の制御部から応答禁止するための通信手段、非接触タグの制御方法を有することで、リーダライタ部動作中は、情報機器内部の非接触タグの応答を禁止する。上記方法または組み合わせにより、リーダライタ部が情報機器内部の非接触タグの情報を誤って読み取ることを防止し、目的とする目的非接触タグの情報を読み取るようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触タグと、非接触タグの情報を読み取るためにリーダライタ部を搭載した情報機器に関するものである。
近年、非接触タグや非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタは、工場での工程管理、個人認証、商品管理など幅広い分野で利用されている。
非接触タグは、アンテナ、制御部、通信部 電源部、記憶部等からなる。そして、非接触タグの記憶部には、この非接触タグを識別するための情報等が格納されている。リーダライタはこの非接触タグに格納されている情報の読み出しまたは書き込みを行うための装置である。リーダライタはアンテナ部、制御部からなり、一般的にはさらに通信部を備え、この通信部を介して外部にある上位機器等と接続されている。
非接触タグの記憶部内の情報は、非接触タグのアンテナ部とリーダライタのアンテナ部とを経由して、リーダライタにより読み出しまたは書き込みが可能である。リーダライタと非接触タグとの情報のやり取りは、リーダライタあるいは非接触タグから発せられる情報交信用電波あるいは情報交信用磁束を用いて行われる。非接触タグで本情報交信用電波・磁束を受信することで、非接触タグの制御部より記憶部の情報を読み出し、読み出した情報をリーダライタに送信する。リーダライタは無線タグから得られた情報を通信部を経由して上位装置に送信する。
また、近年の携帯電話はインターネット接続機能を有している。そして、簡単にインターネットにアクセスすることを目的として、携帯電話に内蔵されたカメラでバーコードや2次元コードを読み取り、得られた情報を元にインターネットにアクセスして該当する情報を画面に表示するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、これらのインターネット接続機能付き携帯電話に非接触タグを搭載し、非接触タグに電子マネーの情報を格納したり、機器識別用の情報を格納し、この情報を携帯電話外部のリーダライタから読み出して、電子マネーサービスを提供したり、個人認証等に利用する等の用途が拡がってきている(例えば、非特許文献1参照)。
図12に上記従来の携帯電話や携帯情報端末や小型のパーソナルコンピュータに代表される情報機器の概略構成を示している。101は機器識別用非接触タグ103を内蔵する情報機器であり、102は情報機器101の制御部、103は情報機器101に内蔵されている機器識別用非接触タグ、104は非接触タグ103の制御部である。105は情報機器101の制御部と非接触タグ103の制御部104との通信手段であり、例えば信号線を用いたシリアル通信が可能なシリアル通信手段等で実現される。106は数字等の情報を入力するための入力部、107は情報等を記憶する記憶部である。また、108は情報機器101の外部にある外部リーダライタであり、情報機器101に内蔵されている非接触タグ103の内部の情報の読み取りおよび/または書き込みが可能である。
なお、外部リーダライタ108は、上位機器(図示せず)と通信手段(図示せず)により接続されており、情報機器101に内蔵されている非接触タグ103から読み出した情報を上位機器に送信することができる。また上位機器から指示された情報を非接触タグ103に書き込むこともできる。
特開2002−232550(第1−6頁) エヌ・ティ・ティ ドコモ株式会社、"iモード FeliCa サービスを開始"、[online]、平成16年6月16日、エヌ・ティ・ティ ドコモ株式会社Webサイト、[平成16年7月27日検索]、インターネット<URL:http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew0616.html>
携帯電話に代表される情報機器を用いて情報機器の外部等に存在する非接触タグの情報の読み取りや書き込みを行うことが検討されており、広域での情報交換手段を有する携帯電話にリーダライタ部を搭載して非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うことで、比較的広域での非接触タグの情報収集が行えるようになる。
これを実現するためには、携帯電話に非接触タグの読み取りおよび/または書き込み機能を有するリーダライタ部を搭載する必要があり、図12にこれを実現するための情報機器101の一例を示している。図13の情報機器101は、図12に示した情報機器101の構成に加えて、情報機器101内に非接触タグの読み取り書き込み機能を有するリーダライタ部201を設けている。なお、図13の説明において、図12で説明した部分については説明を省略する。
図13において、リーダライタ部201は、情報機器101の外部にある目的非接触タグ202の情報の読み取りおよび/または書き込みが可能である。また、リーダライタ部201と制御部102は通信可能に接続されており、リーダライタ部201で読み取った情報を制御部102に送信し、記憶部107に記憶することができる。また、非接触タグ202への書き込み情報を制御部102からリーダライタ部201に送信し、リーダライタ部201にて情報機器101の外部にある目的非接触タグ202に情報を書きこむ事も可能である。
ここで、図13において、情報機器101内部に設けたリーダライタ部201により目的非接触タグ202の情報を読み取ることを考える。制御部102は入力部106に入力された読み取り指示に基づいてリーダライタ部201を起動する。目的非接触タグ202の情報を読み取るためにリーダライタ部201のアンテナ(図示せず)から出力された電波は、目的非接触タグ202がある方向(図13に示すA方向)だけでなく、情報機器101に内蔵されている機器識別用非接触タグ103の方向(図13に示すB方向)にも伝搬される。
このため、リーダライタ部201は、目的非接触タグ202の読み取り操作時に、情報機器101の操作者が読み取りを意図していない情報機器101内部の非接触タグ103の情報を読み取ってしまう。
これに起因して、非接触タグの読み取り操作時に、目的とする目的非接触タグ202の情報が読み取れないといった問題や、非接触タグのアンチコリジョン機能(衝突検出機能)により読み取り速度が低下してしまうといった問題が生じる。
本発明は、情報機器101に搭載するリーダライタ部201により目的非接触タグ202の情報を読み取る際に、情報機器101に設けられている機器識別用非接触タグ103の情報を読み取ってしまうことを防ぐことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報機器は、識別情報を有する識別用非接触タグと、非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部とを備え、前記識別用非接触タグの通信部である第1のアンテナと前記リーダライタ部の通信部である第2のアンテナとの間に電波を遮蔽する遮蔽物を設けたものである。
この構成によれば、リーダライタ部のアンテナ部と識別用非接触タグのアンテナ部との間に設けた電波遮蔽物により、リーダライタ部が識別用非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを誤って行うことを防止することができる。
また、本発明の情報機器は、識別情報を有する識別用非接触タグと、非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部とを備え、前記識別用非接触タグの通信部である第1のアンテナと、前記リーダライタ部の通信部である第2のアンテナとを、発生する磁束の向きが直交となるように配置したものである。
この構成によれば、識別用非接触タグのアンテナとリーダライタ部のアンテナの磁束の向きが直交となるため、リーダライタ部が識別用非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを誤って行う可能性を低減することができる。
また、本発明の情報機器は、識別情報を有する識別用非接触タグと、非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、前記リーダライタ部の動作を指示するための入力部と、前記識別用非接触タグの通信部である第1のアンテナの位置を移動する駆動部と、前記入力部からの信号に基づいて前記駆動部と前記リーダライタ部を制御する制御部を備え、前記リーダライタ部が動作している場合には、前記制御部は、前記駆動部を制御して前記第1のアンテナ部を前記リーダライタ部の通信部である第2のアンテナに対して発生する磁束が直交となる位置に移動するものである。
この構成によれば、識別用非接触タグのアンテナと、リーダライタ部のアンテナの磁束の向きが直交となるため、リーダライタ部で機器識別用非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを誤って行う可能性を低減できる。また、リーダライタ部で識別用非接触タグ内の情報の読み取りおよび/または書き込みが必要な際には、制御部より駆動部を制御して、非接触タグのアンテナをリーダライタ部を構成するアンテナに対して発生する磁束と垂直となる位置に移動することで可能となる。
また、本発明の情報機器は、識別情報を有する識別用非接触タグと、非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、前記リーダライタ部の動作を指示するための入力部と、前記入力部からの信号に基づいて前記識別用非接触タグと前記リーダライタ部を制御する制御部を備え、前記リーダライタ部が動作している場合には、前記制御部は、前記識別用非接触タグに応答を禁止させる旨の信号を送信して前記識別用非接触タグの応答を禁止するものである。
この構成によれば、リーダライタ部が動作中は識別用非接触タグの応答が禁止されるため、リーダライタ部が機器識別用非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを誤って行うことを防止することができる。
また、本発明の情報機器は、識別情報を有しており光スイッチを備えた識別用非接触タグと、非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、前記リーダライタ部の動作を指示するための入力部と、光を発する発光部と、前記入力部からの信号に基づいて前記発光部と前記リーダライタ部を制御する制御部と、少なくとも前記識別用非接触タグと前記発光部を内部に収容する筐体とを備え、前記リーダライタ部が動作している場合には、前記制御部は前記発光部を発光させ、前記識別用非接触タグの前記光スイッチが動作することで前記識別用非接触タグが応答不可となるものである。
この構成によれば、リーダライタ部が動作中は識別用非接触タグの応答が禁止されるため、リーダライタ部で識別用非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを誤って行うことを防止することができる。
また、本発明の情報機器は、識別情報を有する識別用非接触タグと、前記識別用非接触タグの識別情報を記憶する記憶部と、非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、前記リーダライタ部が読み取った情報と前記記憶部に記憶されている情報とを比較する比較部と、各部の制御を行う制御部とを備え、前記比較部が一致すると判断した場合には、前記比較部はこの一致した読み取った情報を無効とするものである。
この構成によれば、目的非接触タグを読み取るためのリーダライタ部の動作中に、識別用非接触タグの情報を読み取っても比較部でこの誤った情報と判断して無効としすることで目的非接触タグの読み取りを正しく行うことができる。
また、本発明の情報機器は、比較部により一致すると判断された場合には、この一致した読み取った情報を消去して読み取った情報を無効とし、制御部から識別用非接触タグに応答禁止コマンドを送信することで識別用非接触タグの応答を禁止するものである。
この構成によれば、リーダライタ部が動作中は識別用非接触タグがリーダライタ部の動作中は応答が禁止されるため、リーダライタ部で識別用非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを誤って行うことを防止できる。
また、本発明の情報機器は、識別用非接触タグが有する識別情報はこの識別非接触タグが設けられた情報機器を識別するための識別情報としたものである。
また、本発明の非接触タグは、非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、前記リーダライタ部の動作を指示するための入力部と、前記入力部からの信号に基づいて前記リーダライタ部を制御する制御部と、非接触タグと通信するための通信手部とを備えた情報機器に設けられる非接触タグであって、前記リーダライタ部が動作している場合に前記制御部が送信した応答を禁止させる旨の信号を受信することで応答不可となるものである。
また、本発明の非接触タグは、非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、前記リーダライタ部の動作を指示するための入力部と、光を発する発光部とを備えた情報機器に設けられる非接触タグであって、前記非接触タグは光を受けることにより動作する光スイッチを備え、前記リーダライタ部が動作している場合に前記制御部により制御された前記発光部が発光した光を受けて前記光スイッチが動作することで応答不可となるものである。
以上のように、本発明によれば、情報機器に備えられたリーダライタ部による情報機器に備えられた非接触タグの読み取りを防止でき、目的とする非接触タグの情報を読み取ることができる。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態について、図1と図2を用いて説明する。なお、背景技術および発明が解決しようとする課題で説明した図12および図13で示した構成要素と同様のものについては、同一の符号を付して説明する。
図1において、101は携帯電話、携帯情報端末、小型のパーソナルコンピュータ等の情報機器である。102は情報機器101の制御部であり、106は情報の入力や情報読み取り指示等を入力するための入力部であり、107は情報を記憶するための記憶部である。103は情報機器101に内蔵されており識別情報を有する機器識別用非接触タグであり、104は機器識別用非接触タグ103の制御部である。105は情報機器101の制御部102と機器識別用非接触タグ103の制御部104との通信を行うための通信手段である。201は非接触タグの情報の読み取り書き込み機能を有するリーダライタ部である。301は電波遮蔽物であり、リーダライタ部201のアンテナ(図示せず)と機器識別用非接触タグ103のアンテナ(図示せず)の間に配置されている。なお、上記各構成要素は情報機器101の内部に内蔵されている。
202は情報機器101の外部に存在し情報機器101のリーダライタ部201による読み取り書き込み対象である目的非接触タグである。なお、リーダライタ部201は目的非接触タグ202内部の情報の読み出しおよび/または書き込みが可能である。
ここで、電波遮蔽物301とリーダライタ部201と機器識別用非接触タグ103と目的非接触タグ202との位置関係の概要を、図2を用いて説明する。
図2において、401はリーダライタ部201のアンテナであり、図1のリーダライタ部201に備えられているアンテナを表している。402は機器識別用非接触タグ103のアンテナであり、図1の機器識別用非接触タグ103に備えられているアンテナを意味している。図1に示す電波遮蔽物301は、図2においても301で示しており、リーダライタ部201のアンテナ401と機器識別用非接触タグ103のアンテナ402の間に両アンテナ面と水平になるように設けられている。なお、この電波遮蔽物301はリーダライタ部201のアンテナ401から出力される電波を十分に遮蔽できる大きさと形状を有している。404は情報機器101の外部ある目的非接触タグ202のアンテナであり、図1の目的非接触タグ202に備えられているアンテナを表している。
以上のように構成された情報機器101について、その動作を説明する。
制御部102は入力部106に入力された読み取りおよび/または書き込み指示に基づいてリーダライタ部201を起動する。リーダライタ部201は目的非接触タグ202内部の情報の読み取りおよび/または書き込みを行うため交信用の電波を発生する。なお、この電波は目的非接触タグ202の方向である図1、2におけるA方向に伝搬されるが、同時に、機器識別用非接触タグ103の方向である図1、2におけるB方向にも伝搬される。しかし、B方向に伝搬する電波は電波遮蔽物301により遮蔽されるため、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402に到達しない、すなわち、リーダライタ部201が機器識別用非接触タグ103の情報を読み取ってしまうことを防止することができ、読み取り対象である目的非接触タグ202とのみ通信することが可能となる。
ここで、電波遮蔽物301は、電波が通過する穴の無い高純度のアルミ薄膜などを用いる。なお、非接触タグを金属面に接触して使用すると、磁束が異常反射して電磁誘導に影響を及ぼすため、リーダライタ部201を用いて正しく情報交信ができないことがある。そこで、電波遮蔽物301とアンテナ401、402との間にはアモルファス等の導電体を配置し、この導電体の配置により磁束がアモルファスの表面を経由するので通信を行いやすくすることが可能できる。
なお、本実施の形態では、機器識別用非接触タグ103を情報機器101に内蔵する例を示したが、機器識別用非接触タグ103を情報機器101の外表面に取り付けるようにしても良い。
(実施の形態2)
本実施の形態において、実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態1と異なるのは、図3に示すように、電波遮蔽物301を設けず、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402とリーダライタ部201のアンテナ401とを、各々のアンテナが発生する磁束の向きが直交となるように配置した点であり、具体的には、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402をリーダライタ部201のアンテナ401が発する磁束の影響を受けない方向、つまり、リーダライタ部201のアンテナ401が発する磁束方向と並行に配置した点である。
図3において、401はリーダライタ部201のアンテナであり、図1におけるリーダライタ部201に備えられているアンテナを表している。402は機器識別用非接触タグ103のアンテナであり、図12の機器識別用非接触タグ103に備えられているアンテナを表している。404は目的非接触タグ202のアンテナであり図1の目的非接触タグ202に備えられているアンテナを表している。
本実施の形態では、図3に示すとように、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402はリーダライタ部201のアンテナ401から発生する磁束方向であるB方向と並行に配置されている。このような配置とすることで、リーダライタ部201のアンテナ401から発せられる磁束の影響を最小限とし、目的非接触タグ202と交信したい時に、目的としない機器識別用非接触タグ103の情報の誤って読み取りおよび/または書き込みをしてしまうことを防止することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態において、実施の形態2と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態2と異なるのは、図4に示すように、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402の位置を固定とせず、このアンテナ402の位置を移動させるための駆動部601を備えた構成とし、アンテナ402の位置を変更可能にした点である。
図4において、401はリーダライタ部のアンテナであり、402は機器識別用非接触タグ103のアンテナであり、403は目的非接触タグ202のアンテナである。また、601はアンテナ402の位置を変更させるための駆動部である。なお、駆動部601により変更されるアンテナ402の位置として、位置Aと位置Bの2つの位置を図に示している。
実施の形態2で述べた通り、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402はリーダライタ部201のアンテナ401が発生する磁束方向であるB方向と並行に配置したときに(位置Bの状態)、磁束の影響が最小限となり情報交信が行えない。これにより機器識別用非接触タグ103の誤った読み取りおよび/または書き込み処理を防止することができる。
しかし、情報機器101の運用を考えると、機器識別用非接触タグ103に対して、同一の情報機器101に内蔵されているリーダライタ部201から情報を書き込めると、情報機器101内の制御部102と機器識別用非接触タグ103間の通信手段105が不要になり、情報機器101に内蔵する機器識別用非接触タグ103として、制御部102との通信手段105と接続することを必要としない目的非接触タグ202と同じ構成の非接触タグが利用可能となるという利点がある。
しかし、機器識別用非接触タグ103とリーダライタ部201で交信するためには、図3で示したように機器識別用非接触タグ103のアンテナ402が固定的に配置されているとリーダライタ部201のアンテナ401から発せられる磁束を機器識別用非接触タグ103のアンテナ402で受信して情報交信を開始することが難しい。
そこで、本発明の形態では、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402の位置を変えるための駆動部601を備える構成とし、この駆動部601と制御部102を接続し、制御部102から駆動部601を制御して機器識別用非接触タグ103のアンテナ402の位置を変更可能な構成としている。
駆動部601を動作させるための電源は情報機器101が有しており(図示せず)、駆動部601に接続されている。駆動部601は図4において機器識別用非接触タグ103のアンテナ402を図中の位置A(リーダライタ部201のアンテナ401が発生する磁束方向に対してアンテナが垂直な方向)または 位置B(磁束方向に対してアンテナが並行な方向)に駆動することができる。
駆動部601は、ステッピングモータに代表されるように中心に回転軸を有している。この軸を情報機器101の制御部102から回転角度情報を指示することにより指定した角度に制御することが可能である。ステッピングモータを利用した場合、この回転角度情報はパルス情報で入力することが多い。駆動部601はアンテナの水平面の外部に位置しており、駆動部601の回転軸とアンテナ402が接続されている。図4の破線部は駆動部601の回転軸の延長線を表している。アンテナ402はこの回転軸に接続されているため、駆動部601を用いて図4の破線部を中心として所定の角度に回転させることが可能である。アンテナ402は位置Aの位置において駆動部601の回転軸が右側に90度回転することで位置Bとなる。また位置Bにおいて回転軸を左側に90度回転することで位置Aとなる。
入力部106から目的非接触タグ202を読み取るためのキー押下情報などが入力されると、制御部102は、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402の駆動部601に対して、アンテナを位置Bになるように制御する。この時、駆動部601から制御部102に対して移動後の位置情報を返信し、制御の精度を向上することもできる。アンテナ402が位置Bに移動後、制御部102はリーダライタ部201に対して目的非接触タグ202との情報の読み取りまたは書き込みを行うよう指示する。リーダライタ部201のアンテナ401からはA方向およびB方向ともに非接触タグとの情報交信用電波が発生するが、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402は図4に示す位置Bに移動しているため、リーダライタ部201から情報の読み取りおよび/または書き込み処理を行うことができない。すなわち、リーダライタ部201は機器識別用非接触タグ103と通信することなく、目的非接触タグ202とのみ情報の交信が可能となる。
一方、入力部106から機器識別用非接触タグ103と通信を行うことを指示する情報が入力されると、制御部102は、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402の駆動部601に対してアンテナを位置Aになるように制御する。アンテナ402が位置Aに移動後、制御部102はリーダライタ部201に対して、機器識別用非接触タグ103との情報の読み取りまたは書き込みを行うよう指示する。リーダライタ部201のアンテナ401からは、A方向およびB方向に電波が発生されるので、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402とリーダライタ部201のアンテナ401との間で情報交信が可能となる。なお、この場合、情報機器101のリーダライタ部201の通信可能範囲内に目的非接触タグ202が存在しない状態で機器識別用非接触タグ103と通信することが望ましい。
以上のように、本実施の形態の情報機器101では、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402の位置を変更するための駆動部601を備え、制御部102から駆動部601を制御可能とすることで、リーダライタ部201により目的非接触タグ202の情報を読み取る時には、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402の位置をリーダライタ部201との情報交信ができない位置Bとし、これにより、機器識別用非接触タグ103することを防いで目的非接触タグ202とのみ交信可能とすることができる。また、機器識別用非接触タグ103のアンテナ402を図4に示す位置Aになるよう移動することで、情報機器101に内蔵したリーダライタ部201を用いて機器識別用非接触タグ103との情報交信を可能とすることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態において、実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態1と異なるのは、電波遮蔽物301を設けず、制御部102から機器識別用非接触タグ103に応答禁止信号を送信して機器識別用非接触タグ103が応答しないようにした点である。
図5において、104は機器識別用非接触タグ103の制御部であり、102は情報機器101の制御部である。102と104は通信手段105で接続されており、制御部102から機器識別用非接触タグ103の動作を制御可能となっている。なお、機器識別用非接触タグ103は、情報機器101が有している電源部(図示せず)から電源が供給されており、リーダライタ部201からの電波を受信することなく動作可能な構成となっている。
また、通信手段105を用いて情報機器101の制御部102から機器識別用非接触タグ103の制御部104に応答禁止信号を送出し、この応答禁止信号が有効な間は、機器識別用非接触タグ103はリーダライタ部201から交信用電波を受けてもリーダライタ部201との交信を禁止する構成としている。
機器識別用非接触タグ103の制御部104は、情報機器101の制御部102からの応答禁止信号を通信手段105を経由して受信することで、制御部102が機器識別用非接触タグ103に対して応答禁止状態となるように指示していることを検知することができる。そして、機器識別用非接触タグ103の制御部104は、この応答禁止信号を検知している間はリーダライタ部201からの情報交信用電波を受けても応答を行わない。
以上のように構成された情報機器101について、その動作を説明する。
情報機器101の操作者は、入力部106により目的非接触タグ202を読み取るための情報(キー操作等)を入力する。これを検知した情報機器101の制御部102は、通信手段105を用いて、機器識別用非接触タグ103の制御部104に対して応答禁止信号を伝達する。機器識別用非接触タグ103はこの情報機器101の制御部102から伝達されてきた応答禁止信号を検知すると、リーダライタ部201からの情報交信用電波を受信しても応答動作を行わない。なお、この応答を行わない動作は、制御部104内部に記憶されているプログラムにより実現される。
以上のように、本実施の形態の情報機器101は、入力部106に目的非接触タグ202を読み取るための情報(キー操作等)が入力されると、情報機器101の制御部102から機器識別用非接触タグ103に応答禁止信号を送信して機器識別用非接触タグ103の応答を禁止することで、リーダライタ部201にて目的非接触タグ202の情報を読み取っている際に機器識別用非接触タグ103の情報を誤って読み取ることを防止することができる。
(実施の形態5)
本実施の形態において、実施の形態4と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態4と異なるのは、実施の形態4の図5における通信手段105を、図6に示す情報機器101の制御部102に接続された発光部701と機器識別用非接触タグ103の制御部104に接続された光スイッチ702とで構成するようにした点である。
図6において、発光部701と光スイッチ702を含む部分は情報機器101の筐体内にて外部の光を遮断するように配置されている。そして、発光部701が点灯しない時は外部の光が遮光されているので、光スイッチ702は作動しない。なお、機器識別用非接触タグ103は、情報機器101の電源部(図示せず)から電源が供給されており、機器識別用非接触タグ103の制御部104は、リーダライタ部201からの情報交信電波を受信してこれを電源としなくても動作可能な構成となっている。
また、図6に示すように、機器識別用非接触タグ103は光スイッチ702を備えており、制御部102により発光が制御される発光部701を用いて、機器識別用非接触タグ103がリーダライタ部201との交信を禁止するか否かを制御可能となっている。なお、発光部701が点灯していない状態(通常状態)では、リーダライタ部201との情報交信用電波を受信した場合にリーダライタ部201との交信が可能である。一方、発光部701が点灯している状態(リーダライタ部201が動作している状態)では、リーダライタ部201との交信が禁止となる。なお、入力部106から目的非接触タグ202を読み取るための情報(キー押下情報)が入力されるとリーダライタ部201は読み取り動作状態となる。
また、機器識別用非接触タグ103に備えられた光スイッチ702は、通常時はOFFであり、この場合、機器識別用非接触タグ103の制御部104はリーダライタ部201からの電波を受信することで情報交信が可能である。一方、情報機器101の制御部102に接続された発光部701が点灯すると、機器識別用非接触タグ103に備えられた光スイッチ702がONとなり、機器識別用非接触タグ103の制御部104が光スイッチ702がONであることを検知すると、制御部104内に記憶されているプログラムによりこれを検出する。制御部104内に記憶されているプログラムでは、光スイッチ702がONの間はリーダライタ部201からの電波を受信しても機器識別用非接触タグ103が応答しないように制御する。
以上のように構成された情報機器101について、その動作を説明する。
入力部106から目的非接触タグ202を読み取るための情報(キー押下情報)が入力されると、制御部102は発光部701を点灯する。そして、機器識別用非接触タグ103の制御部104に接続された光スイッチ702で発光部701の光を検知することで、機器識別用非接触タグ103の制御部104は応答禁止状態となる。この状態では、機器識別用非接触タグ103は、リーダライタ部201から発せられる情報交信用電波束を受信しても応答しない。これにより、リーダライタ部201は目的非接触タグ202とのみ情報の交信が可能となる。
以上のように、本実施の形態の情報機器101は、リーダライタ部201が読み取り状態となり、リーダライタ部201からの情報交信用電波が機器識別用非接触タグ103のアンテナに伝搬しても、制御部102から発光部701を点灯し、機器識別用非接触タグに備えられた光スイッチ702にてこれを検知し、機器識別用非接触タグ103の制御部104がリーダライタ部201からの情報交信用電波を受信しても応答禁止とすることで、リーダライタ部201にて目的非接触タグ202の情報を読み取り可能とし、機器識別用非接触タグ103の情報を誤って読み取ることを防止することができる。
(実施の形態6)
本実施の形態において実施の形態4と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態4と異なるのは、機器識別用非接触タグ103が有する識別情報を記憶部107に記憶しておき、さらに、図7に示すように比較部801を備え、リーダライタ部201で読み取った情報と記憶部107に記憶されている機器識別用非接触タグ103の識別情報とを比較部801により比較し、この比較結果に基づいてリーダライタ部201で読み取った情報を処理するようにした点である。
図7は実施の形態4で説明した図5に加えて、制御部102とリーダライタ部201との間に比較部801を設けた図である。なお、記憶部107には情報機器101の外部にあるリーダライタ部等により予め取得した機器識別用非接触タグ103の識別情報(JIS X6323−3(ISO/IEC15693−3)「外部端子なしICカード−近傍型− 第3部:衝突防止及び伝送プロトコル」に示されるUID等のリーダライタ部と交信する非接触タグを特定するための情報)が記憶されており、この情報は制御部102により読み出すことが可能である。また、図8は情報機器101の動作を示すフローチャートである。
以下、図7と図8を用いて、本実施の形態の情報機器101について説明する。
情報機器101の操作者は、目的非接触タグ202の情報の読み取りを行うため、入力部106から目的非接触タグ202を読み取りを指示するための情報(キー押下情報)を入力する。そして、この入力を制御部102が検知すると、制御部102は、記憶部107に予め記憶されている機器識別用非接触タグ103の情報を読み出す(図8のSTEP1)。制御部102は比較部801に機器識別用非接触タグ103の情報を送信し比較部801はこの情報を一時的に記憶する(STEP2)。この後、制御部102からリーダライタ部201を制御して、非接触タグの情報を読み取る(STEP3)。しかし、リーダライタ部201の情報交信用電波は図7中のA方向およびB方向に発生するため、機器識別用非接触タグ103または目的非接触タグ202のどちらの非接触タグのデータが取得できるか分からない。しかし、操作者は目的非接触タグ202の情報を取得したいので、情報機器101は以下の処理を実行する。リーダライタ部201で非接触タグの情報が読み取られると、比較部801にこの情報が送られ一時的に記憶される。比較部801では、STEP2で得た記憶部107からの情報と、STEP3で得たリーダライタ部201が読み取った情報との比較処理を行う(STEP4)。そして、比較対象の情報が異なる場合には、リーダライタ部201から得た情報を制御部102に送信する(STEP5)。一方、比較対象の情報が同じ場合は、リーダライタ部201から得た情報を無効とする(STEP6)。なお、ここでいう情報を無効にするとは、リーダライタ部201にて非接触タグから取得された情報を制御部102に送信せず、比較部801にて消去し、リーダライタ部201に再度読み取り要求を行う動作を指す。そして、再度取得したリーダライタ部201の情報について同様の処理を行う。
以上のようにすることで、本実施の形態の情報機器101は、目的非接触タグ202の情報を読み取りたい場合に機器識別用非接触タグ103の情報が読み取られた場合でも、機器識別用非接触タグ103から読み取った情報を無効とすることができ、制御部102へは目的非接触タグ202から読み取った情報のみ送信することが可能となる。
なお、本実施の形態では、図7に示すように比較部801を独立して設ける例を示したが、制御部102内に比較部801と同様の処理を行うプログラムを設け、比較部801を独立して設けず制御部102で比較処理を行うようにしてもよい。
(実施の形態7)
本実施の形態において実施の形態6と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態6と異なるのは、比較部801によりリーダライタ部201で読み取った情報と記憶部107に記憶されている機器識別用非接触タグ103の識別情報とを比較し、これらが一致した場合には制御部102から機器識別用非接触タグ103に応答禁止信号を送信して機器識別用非接触タグ103が応答しないようにした点である。
実施の形態6で示した情報機器101においては、比較部801でリーダライタ部201で読み取った情報と記憶部107に予め記憶している機器識別用非接触タグ103の識別情報と比較し、リーダライタ部201で読み取った情報が機器識別用非接触タグ103の識別情報と異なる場合にリーダライタ部201で読み取った情報を制御部102に送信して記憶部107に記憶することで目的非接触タグ202の情報を正しく取得できるようにした。しかし、この実施の形態6においては、機器識別用非接触タグ103が常時通信可能な状態となっているため、リーダライタ部201で読み取った情報を無効として再度リーダライタ部201で情報の読み取りを行う場合、再度、機器識別用非接触タグ103の情報を読み取ってしまうといったことが生じてしまい、目的非接触タグ202の情報の読み取りまでに時間がかってしまう。そこで、本実施の形態の情報機器101においては、比較部801によりリーダライタ部201で読み取った情報と記憶部107に記憶されている機器識別用非接触タグ103の識別情報とを比較し、これらが一致した場合には制御部102から機器識別用非接触タグ103に応答禁止信号を送信して機器識別用非接触タグ103を応答しないようにすることで、目的非接触タグ202の情報の読み取りまでの時間が長くなることを防ぐものである。
図7と図9を用いて本実施の形態の情報機器101について説明する。なお、図9は情報機器101の動作を示すフローチャートである。
情報機器101の操作者は、目的非接触タグ202の情報の読み出しを行うため、入力部106から目的非接触タグ202を読み取りを指示するための情報(キー押下等)を入力する。制御部102がこの入力情報を検知すると、制御部102は記憶部107に予め記憶されている機器識別用非接触タグ103の識別情報を読み出す(図9のSTEP1)。制御部102は比較部801に機器識別用非接触タグ103の情報を送信し、比較部801はこの情報を一時的に記憶する(STEP2)。この後、制御部102からリーダライタ部201を制御して非接触タグの情報を読み取る(STEP3)。しかし、リーダライタ部201の情報交信用電波は図7に示すようにA方向およびB方向に出力されるため、機器識別用非接触タグ103と目的非接触タグ202とのどちらの非接触タグと通信を行いどちらの非接触タグの情報を取得できるか分からない。しかし、操作者は、目的非接触タグ202の情報を取得したいので、本実施の形態の情報機器101は以下の処理を実行する。
リーダライタ部201で非接触タグの情報が読み取られると、リーダライタ部201から比較部801にこの読み取った情報が送られる。比較部801では、この送られてきた情報と上記STEP2で取得した機器識別用非接触タグ103の識別情報との比較処理を行う(STEP4)。そして、比較部801が、リーダライタ部201で読み取られた情報と機器識別用非接触タグ103の識別情報とが異なると判断した場合、リーダライタ部201で読み取られた情報を制御部102に送信し、記憶部107に記憶する(STEP5)。一方、比較部801が一致すると情判断した場合には、比較部801は取得した情報を無効とする(STEP6)。なお、ここでいう情報を無効にするとは、リーダライタ部201にて非接触タグから取得された情報を制御部102に送信せず、比較部801にて廃棄する動作を指す。そして、ここで無効とした機器識別用非接触タグ103の情報を再度リーダライタ部201で読み取ってしまうことを防止する目的で、制御部102から機器識別用非接触タグ103に対して応答禁止指示を送信する(STEP7)。この応答禁止指示により、機器識別用非接触タグ103は次回のリーダライタ部201からの読み取りに対して応答しない。これにより次回の読み取り時には目的とする目的非接触タグ202の情報を読み出すことが可能となる。なお、この機器識別用非接触タグ103に応答禁止については実施の形態4に示した処理と同様にして行われる。
また、図9では、STEP4で比較部801での比較処理を行った後に、STEP7で制御部102から機器識別用非接触タグ103に対して応答禁止指示を行っているが、このSTEP7はSTEP3より前に実行するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、図8に示すように、比較部801を独立して設ける例を示したが、制御部102内に比較部801と同様の処理を行うプログラムを設け、比較部801を独立して設けず制御部102で比較処理を行うようにしてもよい。
なお、上記した実施の形態1から7のそれぞれの形態において効果を有しているが、それぞれの形態を組み合わせて利用することも可能である。
また、上記した実施の形態1から7では、機器識別用非接触タグ103を情報機器101に内蔵する例について説明したが、この機器識別用非接触タグ103は、情報機器101内部に固定的に配置するものとしても良いし、コネクタや端子等を用いて取り外し可能なものとしてもよい。
また、上記した実施の形態1から7において、情報機器101に内蔵する非接触タグは、便宜上、機器識別用非接触タグ103と名づけているが、この機器識別用非接触タグ103が記憶できる情報は機器識別情報に限らず、電子マネーサービスを実現するための個人情報やID番号を記録することも可能であり、情報機器101の外部に設けられたリーダライタ部から機器識別用非接触タグ103の情報の読み取りおよび/または書き込みを行い、リーダライタ部の上位装置と組み合わせたシステムにおいて、電子マネーサービスや、個人認証用の非接触タグとして利用することも可能である。
(実施の形態8)
図5を用いて上記実施の形態4で説明した応答禁止となる機器識別用非接触タグ103について、図10を用いて説明する。図10は本実施の形態における機器識別用非接触タグ103の概略構成を示す図である。
図10において、103は機器識別用非接触タグである。104は機器識別用非接触タグ103の制御部であり、402は機器識別用非接触タグ103の通信を行うためのアンテナである。また、901は機器識別用非接触タグ103の記憶部であり、機器識別用非接触タグ103に固有のID番号や情報機器101の制御部102等から送信されてきた情報の記憶などを行うものである。また、902は情報機器101の制御部102と通信を行うための通信部であり、903は情報機器101の制御部102と接続するための接続端子である。なお、通信部902および接続端子903は、シリアル信号の場合、物理的な送信信号線と受信信号線とグランド線とからなる。また、信号線の電圧レベルにて上位制御部からの指示を判定する場合は、一本の信号線とグランド線から構成することもできる。
なお、一般的に知られている非接触タグは、リーダライタ部等の上位装置との通信はアンテナ402を用いて行うため、本実施の形態の図10に示す機器識別用非接触タグ103のように、通信部902や接続端子903を有していない。
機器識別用非接触タグ103は、例えば、図5で示したリーダライタ部201からの情報交信用電波を受信してアンテナ402で発生する誘導起電力により動作を行う。なお、機器識別用非接触タグ103は外部機器から電源供給を受けて動作することもできる。
機器識別用非接触タグ103は、リーダライタ部201からの情報交信用電波を受信すると、制御部104にて記憶部901に記憶されている固有ID等の情報を読み出し、アンテナ402を経由してリーダライタ部201に送信する。また、リーダライタ部201からアンテナ402を経由して受信した情報を、制御部104を経由して記憶部901に記憶することもできる。
以下に、機器識別用非接触タグ103を図5における情報機器101に内蔵した場合について説明する。この場合、接続端子903は情報機器101の制御部102に接続される。
情報機器101には非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うためのリーダライタ部201が備えられている。このリーダライタ部201が目的非接触タグ202の読み取り動作をする場合には、実施の形態4で説明したように、機器識別用非接触タグ103の応答を禁止する必要がある。そして、機器識別用非接触タグ103の応答を禁止する目的で、情報機器101の制御部102は、通信手段105を用いて機器識別用非接触タグ103に応答禁止信号を送出する。機器識別用非接触タグ103の制御部104は、接続端子903を経由して応答禁止信号を受信する。
ここで、応答禁止信号は、シリアル信号により伝達する場合は、「OFF」等のキャラクタ列をASCIIコードに変換してシリアル信号にて送信される。なお、信号線の電圧レベルを用い、任意の電圧レベルを応答禁止信号と定義し、任意の電圧を送信することで応答禁止信号をすることもできる。
情報機器101の制御部102から応答禁止信号を受信している間は、機器識別用非接触タグ103の制御部104は応答禁止状態となり、リーダライタ部201からの情報交信用電波を受信しても情報の交信を行わない。なお、この応答を行わない動作は、制御部104内部に記憶されているプログラムにより実現される。このため、リーダライタ部201に機器識別用非接触タグ103の情報が送信されることはない。
なお、この応答禁止状態は、応答禁止信号が解除されるまで継続される。そして、応答禁止信号の解除は「ON」等のキャラクタ列をASCIIコードとしてシリアル信号にて送信する。また、信号線の電圧レベルにて任意の電圧レベルを応答禁止解除信号とすることもできる。
(実施の形態9)
図6を用いて上記実施の形態5で説明した応答禁止となる機器識別用非接触タグ103について、図11を用いて説明する。図11は本実施の形態における機器識別用非接触タグ103の概略構成を示す図である。
図11において、103は機器識別用非接触タグである。104は機器識別用非接触タグ103の制御部であり、402は機器識別用非接触タグ103の通信を行うためのアンテナである。また、901は機器識別用非接触タグ103の記憶部であり、機器識別用非接触タグ103に固有のID番号や情報機器101の制御部102等から送信されてきた情報の記憶などを行うものである。また、702は光スイッチであり、この光スイッチ702は、光を受光した時にON状態となり、光を受光していない時にOFF状態となるものである。
なお、一般的に知られている非接触タグは、リーダライタ部201等の上位装置と行う情報通信は、アンテナ402を用いて行うものであり、応答を禁止するための光スイッチ702は有していない。
また、機器識別用非接触タグ103の制御部104は、光スイッチ702がON状態の時は応答禁止状態となり、リーダライタ部201から情報交信用電波を受信しても情報の送信を行わないものであり、また、光スイッチ702がOFF状態の時は通信可能な状態となるものである。そして、通信可能状態時に、リーダライタ部201から情報交信用電波を受信すると制御部104が記憶部901に記憶されている固有ID等の情報を読み出してアンテナ402を介してリーダライタ部201に送信することで応答を行う。また、リーダライタ部201からアンテナ402を介して制御部104が受信した情報を記憶部901に記憶することもできる。
機器識別用非接触タグ103は、例えば、図6で示したリーダライタ部201からの情報交信用電波を受信してアンテナ402で発生する誘導起電力により動作を行う。なお、機器識別用非接触タグ103は外部機器から電源供給を受けて動作することもできる。
以下に、機器識別用非接触タグ103を図6における情報機器101に内蔵した場合について説明する。
機器識別用非接触タグ103は情報機器101の内部に外部から遮光された状態で格納されている。また、図6に示すように、情報機器101内には発光部701が配置されており、この発光部701は情報機器101の制御部102に接続されており、制御部102により点灯、消灯の制御が行われるものであり、機器識別用非接触タグ103に設けられている受光部702の前方に位置している。そして、発光部701の点灯と消灯に応じて、機器識別用非接触タグ103の光スイッチ702がON、OFFする。
情報機器101には非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うためのリーダライタ部201が備えられており、このリーダライタ部201が目的非接触タグ202の読み取り動作をする場合には、実施の形態5で説明したように、機器識別用非接触タグ103の応答を禁止する必要がある。そして、機器識別用非接触タグ103の応答を禁止する目的で、情報機器101の制御部102は発光部701を点灯させて、機器識別用非接触タグ103の光スイッチ702をON状態とする。
光スイッチ702がON状態の間は、非接触タグ103の制御部104は応答禁止状態となり、リーダライタ部201からの情報交信用電波を受信しても情報の送信は行わない。なお、この応答を行わない動作は、制御部104内部に記憶されているプログラムにより実現される。このため、リーダライタ部201に機器識別用非接触タグ103の情報が送信されることはない。
この応答禁止状態は、光スイッチ702がOFF状態となるまで継続される。そして、情報機器101の制御部102が応答禁止状態を解除するために発光部701を消灯すると、これを光スイッチ702で検知することで応答禁止状態が解除される。
本発明によれば、情報機器に備えられたリーダライタ部による情報機器に備えられた非接触タグの読み取りを防止して目的とする非接触タグの情報を読み取ることができ、情報機器に識別用非接触タグを設けて情報機器の識別が可能となるとともに、前記識別用非接触タグ以外の非接触タグの情報をリーダライタ部により読み取ることができるので、物品の識別などを行う情報機器として産業上有用である。
本発明の情報機器の実施の形態1におけるブロック図 本発明の情報機器の実施の形態1における電波遮蔽物の配置を示す図 本発明の情報機器の実施の形態2におけるアンテナの配置を示す図 本発明の情報機器の実施の形態3におけるアンテナの配置を示す図 本発明の情報機器の実施の形態4におけるブロック図 本発明の情報機器の実施の形態5におけるブロック図 本発明の情報機器の実施の形態6におけるブロック図 本発明の情報機器の実施の形態6における制御部の処理を示すフローチャート 本発明の情報機器の実施の形態7における制御部の処理を示すフローチャート 本発明の非接触タグの実施の形態8におけるブロック図 本発明の非接触タグの実施の形態9におけるブロック図 従来の情報機器の構成を示すブロック図 従来の情報機器にリーダライタ部を追加した構成を示すブロック図
符号の説明
101 情報機器
102 制御部(情報機器)
103 機器識別用非接触タグ
104 制御部(非接触タグ)
105 通信手段
106 入力部
107 記憶部
108 外部リーダライタ
201 リーダライタ部
202 目的非接触タグ
301 電波遮蔽物
401 アンテナ(リーダライタ部)
402 アンテナ(機器識別用非接触タグ)
404 アンテナ(目的非接触タグ)
601 駆動部
701 発光部
702 光スイッチ
801 比較部
901 記憶部(非接触タグ)
902 通信部
903 接続端子
A リーダライタ部から目的非接触タグに向かう電波の方向
B リーダライタ部から機器識別用非接触タグに向かう電波の方向

Claims (10)

  1. 識別情報を有する識別用非接触タグと、
    非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部とを備え、
    前記識別用非接触タグの通信部である第1のアンテナと前記リーダライタ部の通信部である第2のアンテナとの間に電波を遮蔽する遮蔽物を設けた情報機器。
  2. 識別情報を有する識別用非接触タグと、
    非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部とを備え、
    前記識別用非接触タグの通信部である第1のアンテナと、前記リーダライタ部の通信部である第2のアンテナとを、発生する磁束の向きが直交となるように配置した情報機器。
  3. 識別情報を有する識別用非接触タグと、
    非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、
    前記リーダライタ部の動作を指示するための入力部と、
    前記識別用非接触タグの通信部である第1のアンテナの位置を移動する駆動部と、
    前記入力部からの信号に基づいて前記駆動部と前記リーダライタ部を制御する制御部を備え、
    前記リーダライタ部が動作している場合には、前記制御部は、前記駆動部を制御して前記第1のアンテナを前記リーダライタ部の通信部である第2のアンテナに対して発生する磁束が直交となる位置に移動する情報機器。
  4. 識別情報を有する識別用非接触タグと、
    非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、
    前記リーダライタ部の動作を指示するための入力部と、
    前記入力部からの信号に基づいて前記識別用非接触タグと前記リーダライタ部を制御する制御部を備え、
    前記リーダライタ部が動作している場合には、前記制御部は、前記識別用非接触タグに応答を禁止させる旨の信号を送信して前記識別用非接触タグの応答を禁止する情報機器。
  5. 識別情報を有しており光スイッチを備えた識別用非接触タグと、
    非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、
    前記リーダライタ部の動作を指示するための入力部と、
    光を発する発光部と、
    前記入力部からの信号に基づいて前記発光部と前記リーダライタ部を制御する制御部と、
    少なくとも前記識別用非接触タグと前記発光部を内部に収容する筐体とを備え、
    前記リーダライタ部が動作している場合には、前記制御部は前記発光部を発光させ、前記識別用非接触タグの前記光スイッチが動作することで前記識別用非接触タグが応答不可となる情報機器。
  6. 識別情報を有する識別用非接触タグと、
    前記識別用非接触タグの識別情報を記憶する記憶部と、
    非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、
    前記リーダライタ部が読み取った情報と前記記憶部に記憶されている情報とを比較する比較部と、
    各部の制御を行う制御部とを備え、
    前記比較部が一致すると判断した場合には、前記比較部はこの一致した読み取った情報を無効とする情報機器。
  7. 比較部により一致すると判断された場合には、この一致した読み取った情報を消去して読み取った情報を無効とし、制御部から識別用非接触タグに応答禁止コマンドを送信することで識別用非接触タグの応答を禁止する請求項6記載の情報機器。
  8. 識別用非接触タグが有する識別情報はこの識別非接触タグが設けられた情報機器を識別するための識別情報である請求項1から7のいずれか1項に記載の情報機器。
  9. 非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、
    前記リーダライタ部の動作を指示するための入力部と、
    前記入力部からの信号に基づいて前記リーダライタ部を制御する制御部と、
    非接触タグと通信するための通信手部とを備えた情報機器に設けられる非接触タグであって、
    前記リーダライタ部が動作している場合に前記制御部が送信した応答を禁止させる旨の信号を受信することで応答不可となる非接触タグ。
  10. 非接触タグの情報の読み取りおよび/または書き込みを行うリーダライタ部と、
    前記リーダライタ部の動作を指示するための入力部と、
    光を発する発光部とを備えた情報機器に設けられる非接触タグであって、
    前記非接触タグは光を受けることにより動作する光スイッチを備え、
    前記リーダライタ部が動作している場合に前記制御部により制御された前記発光部が発光した光を受けて前記光スイッチが動作することで応答不可となる非接触タグ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009295110A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Canon Inc 記録装置及び記録媒体
US8038069B2 (en) 2007-03-23 2011-10-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Apparatus for producing RFID labels
JP2014032525A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Takara Tomy Arts:Kk データ伝送装置及びこれを用いた玩具

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