JP2014031984A - 焼却炉の脱硝方法及び焼却炉の脱硝システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃焼室から排出される燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度を低減することによって、燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度を低減するための触媒反応設備を省略したり小型化できるようにすること。
【解決手段】 燃焼室18に一次空気22及び二次空気23を吹き込んで、廃棄物5を燃焼させて焼却処理する焼却炉14の燃焼室18に対して、当該燃焼室18での燃焼後の燃焼排ガス19及び脱硝薬剤20を吹き込んで脱硝する焼却炉の脱硝方法において、脱硝薬剤20を燃焼室18に吹き込む位置を、燃焼室18に一次空気22、二次空気23、及び燃焼排ガス19を吹き込む位置よりもガス流れ方向40の下流側とした構成。
【選択図】 図1

Description

本発明は、廃棄物を燃焼させて焼却処理する焼却炉の燃焼室にアンモニア水又は尿素水等の脱硝薬剤を吹き込んで脱硝する焼却炉の脱硝方法、及び焼却炉の脱硝システムに関する。
従来の焼却炉の脱硝方法の一例を、図4及び図5を参照して説明する(例えば、特許文献1参照。)。この焼却炉の脱硝方法は、図4に示すように、まず、第1段階において、燃焼室2内の火格子1上の廃棄物5を一次空気6の供給によって燃焼させる。次に、第2段階において、酸素不含の又は酸素量の少ない燃焼排ガス(混合媒体)8を、この第1段階で発生した燃焼排ガス7に混合する。そして、これによって発生した混合気9を滞留ゾーン3内に少なくとも0.3秒間滞留させる。次に、混合気9に実質的に脱硝薬剤(還元剤)11を二次空気10と混合して吹き込む。これによって、混合気9中の窒素酸化物濃度の低減を図ると共に、二次空気10と混合された混合気9は、後燃焼器4内で完全燃焼して燃焼排ガス12となり下流側に送られる。
この焼却炉の脱硝方法によると、混合気9に実質的に脱硝薬剤(還元剤)11を二次空気10と混合して吹き込むため、脱硝薬剤11を吹き込むための付加的な設備が不要になると共に、脱硝薬剤11は、より大きな流量の二次空気10と共に供給されるために、混合気9との混合が効果的に行われるようになる。
特開2001−90920号公報
しかし、上記従来の焼却炉の脱硝方法では、以下のような問題が考えられる。図5は、図4に示す燃焼室2内の燃焼排ガスのガス流れ位置Lと、燃焼排ガスの窒素酸化物(NO)濃度N及びガス温度Tとの関係を模式的に示す図である。
図5に示すように、燃焼室2内のガス流れ位置L1において、一次空気6が供給されて発生した燃焼排ガス7では、ガス温度TがT1であり、窒素酸化物濃度NがN1である。次に、ガス流れ位置L2において、燃焼排ガス7に燃焼排ガス8を供給すると、ガス温度TがT2に低下し、窒素酸化物濃度NがN2に低下する。そして、ガス流れ位置L3において、燃焼排ガス9に実質的に脱硝薬剤(還元剤)11を二次空気10と混合して供給すると、ガス温度Tが脱硝薬剤11の供給の影響でT3に低下し、二次空気10の供給により、燃焼排ガス9が完全燃焼することにより、T3からT4に上昇する。このように図5では、ガス温度Tの変化を脱硝薬剤11の供給による影響と、二次空気10の供給による効果とを区別して示しているが、両者は、同時の反応となるため、ガス流れ位置L3において、ガス温度Tが実質的にT4となる。
更に、窒素酸化物濃度Nについては、脱硝薬剤11による脱硝反応により、N3に低下し、二次空気10の供給による燃焼反応により、N4に上昇する。このように図5では、ガス温度Tと同様に、窒素酸化物濃度Nについても、脱硝薬剤11の供給による効果と、二次空気10の供給による影響とを区別して示しているが、両者は、同時の反応となるため、ガス流れ位置L3において、窒素酸化物濃度Nは、実質的にN4となってしまう。
このように、図4に示す従来の焼却炉の脱硝方法では、脱硝薬剤11によって窒素酸化物濃度Nを低下させる効果を十分に生かすことができず、窒素酸化物濃度Nが高くなった燃焼排ガス12(窒素酸化物濃度N4)が大気中に放出されてしまうという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、燃焼室から排出される燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度を低減することによって、燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度を低減するための触媒反応設備を省略したり小型化することができる焼却炉の脱硝方法及び焼却炉の脱硝システムを提供することを目的としている。
本発明に係る焼却炉の脱硝方法は、燃焼室に一次空気及び二次空気を吹き込んで、廃棄物を燃焼させて焼却処理する焼却炉の前記燃焼室に対して、当該燃焼室での燃焼後の燃焼排ガス及び脱硝薬剤を吹き込んで脱硝する焼却炉の脱硝方法において、前記脱硝薬剤を前記燃焼室に吹き込む位置は、前記燃焼室に一次空気、二次空気、及び燃焼排ガスを吹き込む位置よりもガス流れ方向の下流側であることを特徴とするものである。
本発明に係る焼却炉の脱硝方法が適用される焼却炉によると、燃焼室に一次空気及び二次空気を吹き込んで、廃棄物を燃焼させて焼却処理することができる。そして、本発明に係る焼却炉の脱硝方法によると、この燃焼室に空気よりも酸素(O)濃度の低い燃焼排ガスを吹き込むことによって、局部燃焼を抑制して窒素酸化物(NO)の発生を抑制することができ(実質的に脱硝することができ)、その結果、燃焼室内の燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度の低減を図ることができる。
また、脱硝薬剤を燃焼室に吹き込む位置を、燃焼室に一次空気、二次空気、及び燃焼排ガスを吹き込む位置よりもガス流れ方向の下流側とすることによって、この脱硝薬剤によって、窒素酸化物(NO)濃度が低減された(脱硝された)燃焼排ガスを大気中に放出することができる。
そして、燃焼排ガスを燃焼室に吹き込むことによって燃焼室内の燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度を低減させ、その後に、その窒素酸化物濃度が低減された燃焼排ガスに脱硝薬剤を吹き込んで窒素酸化物濃度を更に低減させるようにしているので、燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度が所定値となるまで低減させるのに必要な脱硝薬剤量を削減することができる。
この発明に係る焼却炉の脱硝方法において、前記燃焼室内には、当該燃焼室内の温度を検出するための複数の温度検出器と、脱硝薬剤を吹き込むための複数の脱硝薬剤吹込み部とが設けられ、前記複数の温度検出器で検出された測定温度に基づいて、温度と脱硝効率との関係から求められる脱硝効率の高い測定温度の空間位置に、当該空間位置に対応して設けられている脱硝薬剤吹込み部から脱硝薬剤を吹き込むものとするとよい。
このようにすると、燃焼室内に設けられた複数の温度検出器で検出された測定温度に基づいて、温度と脱硝効率との関係から求められる脱硝効率の高い測定温度の空間位置に、当該空間位置に対応して設けられている脱硝薬剤吹込み部から脱硝薬剤を吹き込むことができる。ここで、温度と脱硝効率との関係とは、脱硝薬剤を窒素酸化物が含まれる燃焼排ガス中に吹き込んだときの脱硝効率は、燃焼排ガスの温度によって予め定まった違いがあるという関係である。従って、高い脱硝効率が得られる温度の燃焼排ガスが存在する空間位置に脱硝薬剤を吹き込むことによって、燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度を効果的に低減(脱硝)することができる。
この発明に係る焼却炉の脱硝方法において、前記脱硝効率の高い測定温度の空間位置は、測定温度が800〜1000℃の範囲内の空間位置であるものとするとよい。
このように、脱硝効率の高い測定温度の空間位置は、測定温度が800〜1000℃の範囲内の空間位置であるので、この空間位置に脱硝薬剤を吹き込むことによって、燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度を効果的に低減することができる。
この発明に係る焼却炉の脱硝方法において、前記燃焼室に吹き込まれる燃焼排ガスは、排ガス処理設備で処理された処理済みの燃焼排ガスの一部であり、その残りの燃焼排ガスを触媒反応設備で脱硝するものとするとよい。
このように、燃焼室に吹き込まれる燃焼排ガスとして、バグフィルタ等の排ガス処理設備で処理された処理済みの燃焼排ガスを使用すると、燃焼室に吹き込まれる燃焼排ガス中の煤等によって、この燃焼排ガスが通る循環ライン等が汚れることを防止できる。そして、排ガス処理設備から排出される燃焼排ガスは、循環する燃焼排ガス及び脱硝薬剤によって脱硝されたものであるので、この燃焼排ガスを更に脱硝するための触媒反応設備を設ける場合は、触媒反応設備の小型化を図ることができる。
この発明に係る焼却炉の脱硝方法において、前記燃焼室内に吹き込まれる脱硝薬剤に起因するリークアンモニアを、前記触媒反応設備での触媒反応に使用するものとするとよい。
これによって、触媒反応設備に設けられるアンモニア供給部の簡略化を図ることができる。
本発明に係る焼却炉の脱硝システムは、燃焼室に一次空気及び二次空気を吹き込んで、廃棄物を燃焼させて焼却処理する焼却炉の前記燃焼室に、当該燃焼室での燃焼後の燃焼排ガス及び脱硝薬剤を吹き込んで脱硝する焼却炉の脱硝システムにおいて、前記脱硝薬剤を前記燃焼室に吹き込む位置は、前記燃焼室に一次空気、二次空気、及び燃焼排ガスを吹き込む位置よりもガス流れ方向の下流側であることを特徴とするものである。
本発明に係る焼却炉の脱硝システムは、本発明に係る焼却炉の脱硝方法を使用するものであり、本発明に係る焼却炉の脱硝方法と同様に作用する。
本発明に係る焼却炉の脱硝方法、及び焼却炉の脱硝システムによると、燃焼室に脱硝薬剤を吹き込む位置を、燃焼室に一次空気、二次空気、及び燃焼排ガスを吹き込む位置よりもガス流れ方向の下流側とすることによって、窒素酸化物(NO)濃度が大幅に低減された燃焼排ガスを大気中に放出することができる。これによって、燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度を低減するための触媒反応設備を省略したり小型化することができるので、その分の費用の低減を図ることができる。その結果、この焼却炉の脱硝方法が使用される焼却炉の脱硝システムの簡略化を図ることができる。
そして、触媒反応設備を省略したり小型化することによって、この触媒反応設備に対して必要となる蒸気による燃焼排ガスの再加熱が不要となったり、再加熱に必要な熱量を低減することができる。これによって、この焼却炉から発生する熱を利用して発電装置で発電する場合は、発電装置の発電効率の向上を図ることができる。
この発明の一実施形態に係る焼却炉の脱硝方法が使用される焼却炉を示す系統図である。 図1に示す燃焼室内の燃焼排ガスのガス流れ位置と、燃焼排ガスの窒素酸化物(NO)濃度及びガス温度との関係を示す模式図である。 同実施形態に係る焼却炉の制御回路を示すブロック図である。 従来の焼却炉の脱硝方法が使用される焼却炉を示す系統図である。 図4に示す燃焼室内の燃焼排ガスのガス流れ位置と、燃焼排ガスの窒素酸化物(NO)濃度及びガス温度との関係を示す模式図である。
以下、本発明に係る焼却炉の脱硝方法が使用される焼却炉の一実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。この図1に示す焼却炉14には、当該脱硝方法が使用される焼却炉の脱硝システム15が適用されている。この脱硝システム15は、例えば一次燃焼室16及び二次燃焼室17を有する燃焼室18で廃棄物5を燃焼させて燃焼処理する焼却炉14に適用することができるものであり、その一次燃焼室16に対して当該燃焼室18での燃焼後の燃焼排ガス19を吹き込むと共に、二次燃焼室17に脱硝薬剤20を吹き込んで、この燃焼室18内の燃焼排ガス21を脱硝することができるものである。なお、一次燃焼室16には、一次空気22及び二次空気23が吹き込まれている。
この図1に示す焼却炉14は、各種ごみ等の廃棄物5(被焼却物)が供給されるホッパー(図示せず)を備えている。このホッパは、シュートを介して一次燃焼室16に繋がっており、ホッパから供給された廃棄物5は、シュートを通って一次燃焼室16に送られる。一次燃焼室16には、ストーカ24が設けられている。ストーカ24の下方からは、一次空気22が一次空気供給口部25から送られており、また、一次燃焼室16の天井又は側壁から未燃ガスを燃焼させる二次空気23が二次空気供給口部26から送られている。
この一次燃焼室16には、図1に示すように、二次燃焼室17が繋がっており、廃棄物5の燃焼により生じた燃焼排ガス21が、一次燃焼室16から二次燃焼室17に送られてくる。この燃焼排ガス21は、二次燃焼室17で再度燃焼してから図示しない下流側に設けられている廃熱ボイラの第1放射室で熱回収が行なわれ、更に、第2放射室を通ってエコノマイザーへと導かれる。その後、排ガス処理設備で無害化の処理が成されてから、誘引送風機及び煙突を通って大気に放出される。
そして、排ガス処理設備から一部抜き出された燃焼排ガス19は、図1に示すように、例えば第1〜第3排ガス再循環ガス管27を通って、一次燃焼室16の第1〜第3ガス供給口部28に導入されて、一次燃焼室16に吹き込まれるようになっている。この一次燃焼室16に燃焼排ガス19を吹き込むのは、一次燃焼室16内の燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度の低減を図るためである。
この第1〜第3排ガス再循環ガス管27を通って、一次燃焼室16の第1〜第3ガス供給口部28に導入される燃焼排ガス19は、例えば温度Tが150〜200℃であり、O濃度Oが5〜10%である。
また、図1に示す第1〜第3ガス供給口部28は、一次燃焼室16の天井、仕切り壁、及び側壁等に設けられている。そして、第1〜第3ガス供給口部28に接続する第1〜第3排ガス再循環ガス管27のそれぞれには、第1〜第3ガス弁29(調整弁)が設けられている。
これら第1〜第3ガス弁29のうち所望のガス弁29を開くことによって、一次燃焼室16の天井、仕切り壁、及び側壁に設けられている所望のガス供給口部28から燃焼排ガス19を一次燃焼室16内に吹き込むことができるようになっている。そして、これら第1〜第3ガス弁29は、図3に示す制御部30(中央演算処理装置)によって、記憶部(図示せず)に記憶されたプログラムに従って開閉制御されるように構成されている。
上記のように構成された排ガス再循環設備46は、例えば図1に示す焼却炉14の本稼働前の調整段階で、焼却炉14の運転条件に基づき、燃焼排ガス19の一次燃焼室16内への循環位置(吹込み位置)、及び循環流量(吹込み流量)が適切に設定されている。
ここで、燃焼排ガス19の一次燃焼室16内への循環位置(吹込み位置)、及び循環流量(吹込み流量)が適切に設定されているとは、脱硝薬剤20が後述する第1〜第3の各噴霧ノズル31、32、33から二次燃焼室17内に吹き込まれていない状態で、図1に示す焼却炉14の煙突から放出される燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度を予め定めた規定値よりも低くすることができるように、この排ガス再循環設備46が設定されているということである。
ここで、最適な循環位置(燃焼排ガス19が吹き出されるガス供給口部28)を決定する方法として、図1に示す第1〜第3の各ガス弁29の開閉状態の設定を種々に変更して、焼却炉14の煙突から放出される燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度が比較的低くなるようにすることができるガス弁29の開閉状態の設定を選択することによって、当該最適な循環位置を決定する方法がある。
ただし、煙突から放出される燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度は、煙突入口部に設けられている窒素酸化物濃度検出器(図示せず)によって検出される。この窒素酸化物濃度検出器は、制御部30と電気的に接続している。
そして、最適な循環流量(ガス供給口部28から吹き出される燃焼排ガス19の流量)を決定する方法として、図1に示す第1〜第3の各ガス弁29の開度を種々に調整して、焼却炉14の煙突から放出される燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度が比較的低くなるようにすることができるガス弁29の開度を選択することによって、当該最適な循環流量を決定する方法がある。
また、図1に示すように、二次燃焼室17の側壁には、複数の第1〜第3噴霧ノズル31、32、33(脱硝薬剤吹込み部)が取り付けられている。これら第1〜第3の各噴霧ノズル31、32、33は、アンモニア水や尿素水のような脱硝薬剤20をこの二次燃焼室17内に吹き込むためのものであり、第1〜第3脱硝薬剤供給管34、35、36が接続している。この第1〜第3脱硝薬剤供給管34、35、36には、脱硝薬剤20がキャリー水と共にポンプにより導入されるようになっている。
これら第1〜第3の各噴霧ノズル31、32、33は、ガス流れ方向40と概略直交する方向に連なるように配置され、3列設けられている。各列には、噴霧ノズル31等が3つずつ設けられている。そして、ガス流れ方向40の最も下流側に設けられている3つの第1噴霧ノズル31は、第1脱硝薬剤供給管34に設けられている。そして、第1噴霧ノズル31よりも上流側の位置に配置されている3つの第2噴霧ノズル32は、第2脱硝薬剤供給管35に設けられ、更に、第2噴霧ノズル32よりも上流側の位置に配置されている3つの第3噴霧ノズル33は、第3脱硝薬剤供給管36に設けられている。そして、これら第1〜第3の各脱硝薬剤供給管34等には、第1〜第3薬剤弁37、38、39(調整弁)が設けられている。
これら第1〜第3薬剤弁37、38、39のうち所望の薬剤弁37等を開くことによって、二次燃焼室17の側壁に設けられている所望の噴霧ノズル31等から脱硝薬剤20を二次燃焼室17内に吹き込むことができるようになっている。そして、これら第1〜第3薬剤弁37、38、39は、図3に示す制御部30によって、記憶部(図示せず)に記憶されたプログラムに従って開閉制御されるように構成されている。
更に、図1に示すように、二次燃焼室17の側壁には、例えば4つの第1〜第4温度検出器41〜44が取り付けられている。これら第1〜第4温度検出器41〜44は、二次燃焼室17内の温度を検出するためのものであり、図3に示す制御部30に電気的に接続されている。そして、第1、第2温度検出器41、42は、3つの第1噴霧ノズル31よりもガス流れ方向40の下流側の位置であって、ガス流れ方向40に対して直交する方向に互いに間隔を隔てて設けられている。そして、第3、第4温度検出器43、44は、3つの第3噴霧ノズル33よりもガス流れ方向40の上流側の位置に、ガス流れ方向40に対して概略直交する方向に互いに間隔を隔てて設けられている。
次に、上記のように構成された焼却炉の脱硝方法、焼却炉の脱硝システム15、及び脱硝方法が適用された焼却炉14の作用を説明する。この図1に示す焼却炉14によると、一次燃焼室16に一次空気22及び二次空気23を吹き込んで、廃棄物5を燃焼させて焼却処理することができる。そして、本発明に係る焼却炉の脱硝方法によると、この一次燃焼室16(例えばガス温度が1000〜1100℃)に空気よりも酸素(O)濃度の低い(例えば5〜10%)燃焼排ガス19(例えばガス温度が150〜200℃)を吹き込むことによって、局部燃焼を抑制して窒素酸化物(NO)の発生を抑制することができ(実質的に脱硝することができ)、その結果、一次燃焼室16の燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度の低減(例えば濃度が60〜80ppm)を図ることができる。
また、図1に示すように、脱硝薬剤20を吹き込む位置を、一次空気22、二次空気23、及び燃焼排ガス19を吹き込む位置よりもガス流れ方向40の下流側とすることによって、この脱硝薬剤20によって、窒素酸化物(NO)濃度が低減(例えば濃度が60〜80ppmよりも更に低い50ppm以下)された(脱硝された)燃焼排ガス21を大気中に放出することができる。
つまり、脱硝薬剤20を吹き込む位置は、第1〜第3噴霧ノズル31、32、33が設けられている位置であり、この第1〜第3噴霧ノズル31、32、33は、二次燃焼室17に設けられている。そして、一次空気22を吹き込む位置は、一次空気供給口部25が設けられている位置であり、二次空気23を吹き込む位置は、二次空気供給口部26が設けられている位置である。そして、燃焼排ガス19を吹き込む位置は、第1〜第3ガス供給口部28が設けられている位置である。これら一次空気供給口部25、二次空気供給口部26、及び第1〜第3ガス供給口部28は、二次燃焼室17よりも上流側の一次燃焼室16に設けられている。
そして、一次燃焼室16において、第1〜第3ガス供給口部28から燃焼排ガス19を吹き込むことによって、当該一次燃焼室16の燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度を低減させ、その後に、二次燃焼室17において、その窒素酸化物濃度が低減された燃焼排ガス21に、第1〜第3噴霧ノズル31、32、33から脱硝薬剤20を吹き込んで窒素酸化物濃度を更に低減させるようにしているので、燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度が所定値となるまで低減させるのに必要な脱硝薬剤量を削減することができる。
このようにして、燃焼排ガス21中の窒素酸化物(NO)濃度を大幅に低減することができ、当該燃焼排ガス21を大気中に放出することができる。これによって、燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度を低減するための触媒反応設備を省略したり小型化することができるので、その分の費用の低減を図ることができる。その結果、この焼却炉の脱硝方法に使用される焼却炉の脱硝システム15の簡略化を図ることができる。
そして、触媒反応設備を省略したり小型化することによって、この触媒反応設備に対して必要となる蒸気による燃焼排ガス21の再加熱が不要となったり、再加熱に必要な熱量を低減することができる。これによって、この焼却炉14から発生する熱を利用して発電装置で発電する場合は、発電装置の発電効率の向上を図ることができる。
なお、触媒反応設備をこの焼却炉14に設ける場合は、バグフィルタ等を含む排ガス処理設備の下流側に設けられる。
また、図3に示す制御部30は、第1〜第4温度検出器41〜44で検出された測定温度に基づいて、温度と脱硝効率との関係から求められる脱硝効率の高い測定温度の空間位置に、当該空間位置に対応して設けられている第1〜第3噴霧ノズル31、32、33(脱硝薬剤吹込み部)のうちのいずれかの噴霧ノズル31等、又は全ての噴霧ノズル31等から脱硝薬剤20を吹き込むように構成されている。
このようにすると、二次燃焼室17内に設けられた第1〜第4温度検出器41〜44で検出された測定温度に基づいて、温度と脱硝効率との関係から求められる脱硝効率の高い測定温度の空間位置に、当該空間位置に対応して設けられている噴霧ノズル31等から脱硝薬剤20を吹き込むことができる。
ここで、温度と脱硝効率との関係とは、脱硝薬剤20を窒素酸化物が含まれる燃焼排ガス21中に吹き込んだときの脱硝効率は、燃焼排ガス21の温度によって予め定まった違いがあるという関係である。従って、高い脱硝効率が得られる温度の燃焼排ガス21が存在する空間位置に脱硝薬剤20を吹き込むことによって、燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度を効果的に低減することができる。
この実施形態では、脱硝効率の高い測定温度の空間位置は、測定温度が800〜1000℃、好ましくは、850〜950℃の範囲内の空間位置である。
このように、脱硝効率の高い測定温度の空間位置は、測定温度が800〜1000℃、好ましくは、850〜950℃の範囲内の空間位置であるので、この空間位置に脱硝薬剤20を吹き込むことによって、燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度を効果的に低減することができる。
また、脱硝効率とは、燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度を低減することができる効率であり、例えば窒素酸化物濃度が100ppmの燃焼排ガス21に脱硝薬剤20を吹き込んだことによって、窒素酸化物濃度が40ppmに低減することができた場合は、60ppmに低減できた場合と比較して脱硝効率が高いと言える。
次に、図2の説明をする。図2は、図1に示す一次及び二次燃焼室16、17内の燃焼排ガス21のガス流れ位置Lと、燃焼排ガス21の窒素酸化物(NO)濃度N及びガス温度Tとの関係を示す模式図である。
図2に示すように、一次燃焼室16内のガス流れ位置L5において、燃焼排ガス21に二次空気23が供給されている状態では、ガス温度TがT5であり、窒素酸化物濃度NがN5である。次に、ガス流れ位置L6において、燃焼排ガス21に循環する燃焼排ガス19を供給すると、ガス温度TがT6に低下し、窒素酸化物濃度NがN6に低下する。そして、一次燃焼室16内のガス流れ位置L7において、燃焼排ガス21に脱硝薬剤20を供給すると、ガス温度TがT7に更に低下し、窒素酸化物濃度NがN7に更に低下する。
このように、図2に示す焼却炉の脱硝方法によると、循環する燃焼排ガス19及び脱硝薬剤20による窒素酸化物濃度Nを低下させる効果を十分に発揮させることができ、窒素酸化物濃度Nを十分に低下させた燃焼排ガス21(窒素酸化物濃度N7)を大気中に放出することができる。
ただし、上記実施形態では、排ガス処理設備で処理された処理済みの燃焼排ガス21の一部(燃焼排ガス19)を循環させて一次燃焼室16に吹き込み、その残りの燃焼排ガス21を煙突から大気に放出する構成としたが、これに代えて、その残りの燃焼排ガス21を触媒反応設備で脱硝した後に煙突から大気に放出する構成としてもよい。
一次燃焼室16に吹き込まれる燃焼排ガス19としては、排ガス処理設備で処理する前の燃焼排ガス19を使用してもよいが、バグフィルタ等の排ガス処理設備で処理された処理済みの排ガスを使用すると、一次燃焼室16に吹き込まれる燃焼排ガス19中の煤等によって、この燃焼排ガス19が通る第1〜第3排ガス再循環ガス管27等が汚れることを防止できる。そして、排ガス処理設備から排出される燃焼排ガス21は、循環する燃焼排ガス19及び脱硝薬剤20によって脱硝されたものであるので、この燃焼排ガス21を更に脱硝するための触媒反応設備を設ける場合は、触媒反応設備の小型化を図ることができる。
そして、二次燃焼室17内に吹き込まれる脱硝薬剤20に起因するリークアンモニアを、前記触媒反応設備での触媒反応に使用してもよい。このようにすると、触媒反応設備に設けられるアンモニア供給部の簡略化を図ることができる。
また、上記実施形態の焼却炉14は、火格子型式のものを例に挙げたが、これに代えて、流動床型式のものであってもよい。
更に、上記実施形態では、図1に示すように、第1〜第3噴霧ノズル31、32、33、第1〜第3脱硝薬剤供給管34、35、36、及び第1〜第3薬剤弁37、38、39を設けた構成としたが、これ以外の構成としてもよい。例えば第1〜第3噴霧ノズル31、32、33、第1〜第3脱硝薬剤供給管34、35、36、及び第1〜第3薬剤弁37、38、39の数、配置、及び脱硝薬剤20の吹込み量は、焼却炉14の大きさ、性能等に応じて変更することができる。
そして、上記実施形態において、煙突入口部に窒素酸化物濃度検出器45を設け、この窒素酸化物濃度検出器45によって煙突から放出される燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度Nを検出し、この煙突から放出される窒素酸化物濃度Nが予め設定した濃度NSとなるように、一次燃焼室16に吹き込まれる燃焼排ガス19の吹込み位置や吹込み量、及び二次燃焼室17に吹き込まれる脱硝薬剤20の吹込み位置や吹込み量を制御するようにしてもよい。これによって、廃棄物5の性状が変化したり、一次燃焼室16に供給される廃棄物5の供給量が変動したときでも、煙突から放出される燃焼排ガス21中の窒素酸化物濃度Nが予め設定した濃度NSとなるように制御することができる。
以上のように、本発明に係る焼却炉の脱硝方法及び焼却炉の脱硝システムは、燃焼室から排出される燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度を低減することによって、燃焼排ガス中の窒素酸化物濃度を低減するための触媒反応設備を省略したり小型化することができる優れた効果を有し、このような焼却炉の脱硝方法及び焼却炉の脱硝システムに適用するのに適している。
5 廃棄物
14 焼却炉
15 焼却炉の脱硝システム
16 一次燃焼室
17 二次燃焼室
18 燃焼室
19 循環する燃焼排ガス
20 脱硝薬剤
21 燃焼排ガス
22 一次空気
23 二次空気
24 ストーカ
25 一次空気供給口部
26 二次空気供給口部
27 第1〜第3排ガス再循環ガス管
28 第1〜第3ガス供給口部
29 第1〜第3ガス弁
30 制御部
31 第1噴霧ノズル
32 第2噴霧ノズル
33 第3噴霧ノズル
34 第1脱硝薬剤供給管
35 第2脱硝薬剤供給管
36 第3脱硝薬剤供給管
37 第1薬剤弁
38 第2薬剤弁
39 第3薬剤弁
40 ガス流れ方向
41 第1温度検出器
42 第2温度検出器
43 第3温度検出器
44 第4温度検出器
45 窒素酸化物濃度検出器
46 排ガス再循環設備

Claims (6)

  1. 燃焼室に一次空気及び二次空気を吹き込んで、廃棄物を燃焼させて焼却処理する焼却炉の前記燃焼室に対して、当該燃焼室での燃焼後の燃焼排ガス及び脱硝薬剤を吹き込んで脱硝する焼却炉の脱硝方法において、
    前記脱硝薬剤を前記燃焼室に吹き込む位置は、前記燃焼室に一次空気、二次空気、及び燃焼排ガスを吹き込む位置よりもガス流れ方向の下流側であることを特徴とする焼却炉の脱硝方法。
  2. 前記燃焼室内には、当該燃焼室内の温度を検出するための複数の温度検出器と、脱硝薬剤を吹き込むための複数の脱硝薬剤吹込み部とが設けられ、
    前記複数の温度検出器で検出された測定温度に基づいて、温度と脱硝効率との関係から求められる脱硝効率の高い測定温度の空間位置に、当該空間位置に対応して設けられている脱硝薬剤吹込み部から脱硝薬剤を吹き込むことを特徴とする請求項1記載の焼却炉の脱硝方法。
  3. 前記脱硝効率の高い測定温度の空間位置は、測定温度が800〜1000℃の範囲内の空間位置であることを特徴とする請求項2記載の焼却炉の脱硝方法。
  4. 前記燃焼室に吹き込まれる燃焼排ガスは、排ガス処理設備で処理された処理済みの燃焼排ガスの一部であり、その残りの燃焼排ガスを触媒反応設備で脱硝することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の焼却炉の脱硝方法。
  5. 前記燃焼室内に吹き込まれる脱硝薬剤に起因するリークアンモニアを、前記触媒反応設備での触媒反応に使用することを特徴とする請求項4記載の焼却炉の脱硝方法。
  6. 燃焼室に一次空気及び二次空気を吹き込んで、廃棄物を燃焼させて焼却処理する焼却炉の前記燃焼室に、当該燃焼室での燃焼後の燃焼排ガス及び脱硝薬剤を吹き込んで脱硝する焼却炉の脱硝システムにおいて、
    前記脱硝薬剤を前記燃焼室に吹き込む位置は、前記燃焼室に一次空気、二次空気、及び燃焼排ガスを吹き込む位置よりもガス流れ方向の下流側であることを特徴とする焼却炉の脱硝システム。
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