JP2014031504A5 - インク組成物、インクジェット記録方法、記録物、インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置 - Google Patents

Description

本発明は、彩度および光沢性が高く、耐光性に優れたインクジェット記録用インク組成物、インクジェット記録方法、記録物、インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置に関するものである。

本発明は以下の構成を有する。
少なくとも、顔料、水溶性溶剤、及び水を含むインクジェット用インク組成物であって、
前記顔料が下記構造式（１）で表され、
該インク組成物の波長４００ｎｍから４５０ｎｍにおける最小の吸光度をＸ、波長５００ｎｍから５５０ｎｍにおける最大ピークの吸光度をＹ、波長５５０ｎｍから６００ｎｍにおける最大ピークの吸光度をＺとしたとき、下記の（式１）及び（式２）の関係が成り立つことを特徴とするインク組成物。
（式１） ０．０５０≦Ｘ／Ｙ≦０．１２０
（式２） ０．７００≦Ｚ／Ｙ≦１．０５０

ただし、Ｒは、水素、炭素数１から３のアルキル基、及び塩素からなる群より選択される基を表す。

Claims (17)

1. 少なくとも、顔料、水溶性溶剤、及び水を含むインクジェット用インク組成物であって、
   前記顔料が下記構造式（１）で表され、
   該インク組成物の波長４００ｎｍから４５０ｎｍにおける最小の吸光度をＸ、波長５００ｎｍから５５０ｎｍにおける最大ピークの吸光度をＹ、波長５５０ｎｍから６００ｎｍにおける最大ピークの吸光度をＺとしたとき、下記の（式１）及び（式２）の関係が成り立つことを特徴とするインク組成物。
   （式１） ０．０５０≦Ｘ／Ｙ≦０．１２０
   （式２） ０．７００≦Ｚ／Ｙ≦１．０５０
   

   

   ただし、Ｒは、水素、炭素数１から３のアルキル基、及び塩素からなる群より選択される基を表す。
2. 下記の（式３）の関係が成り立つことを特徴とする請求項１に記載のインク組成物。
   （式３） ０．０５０≦Ｘ／Ｙ≦０．１１７
3. 前記顔料が下記の構造式（１）−１で表わされるものを含むことを特徴とする請求項１または２に記載のインク組成物。
   

   
4. 前記顔料が下記の構造式（１）−１で表わされるものであることを特徴とする請求項１または２に記載のインク組成物。
   

   
5. 前記インク組成物が、更に、分散剤を含むことを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載のインク組成物。
6. 前記分散剤が、下記構造式（２）で表されることを特徴とする請求項５に記載のインク組成物。
   Ａ^１ − Ｏ − Ｂ^１ ［構造式（２）］
   ただし、構造式（２）の式中、Ａ^１は炭素数８〜１２の分岐してもよいアルキル基、β−ナフチル基、スチレン化フェノール基、及びジスチレン化フェノール基からなる群より選択される基を表し、Ｂ^１はＣＯＯＭ^１、ＳＯ_３Ｍ^１、及びＰＯ_３Ｍ^１ _２からなる群より
   選択される基を表し、Ｍ^１はＮａ、Ｋ、アンモニウム、テトラメチルアンモニウム、及びエタノールアミンからなる群より選択される基を表す。
7. 前記分散剤が、下記構造式（３）で表されることを特徴とする請求項５に記載のインク
   組成物。
   

   

   ただし、構造式（３）において、ｐ、ｑ、及びｒはそれぞれ５〜５０の自然数を表し、Ｂ^１はＣＯＯＭ^１、ＳＯ_３Ｍ^１、及びＰＯ_３Ｍ^１ _２からなる群より選択される基を表し、Ｍ^１はＮａ、Ｋ、アンモニウム、テトラメチルアンモニウム、及びエタノールアミンからなる群より選択される基を表す。
   また、Ｒ¹は下記のポリシロキサン構造を表す。
   

   

   ただし、構造式Ｒ¹において、Ｒ²は水酸基、メトキシ基、及びエトキシ基からなる群より選択されるいずれかの基を表し、Ｒ³はメチル基、エチル基、ヘキシル基、ヒドロキシメチル基、及びヒドロキシエチル基からなる群より選択されるいずれかの基を表し、ｍは１〜１０の自然数を表す。
8. 前記水溶性溶剤が、３−エチル−３−ヒドロキシメチルオキセタン、イソプロピリデングリセロール、Ｎ，Ｎ−ジメチル−β−メトキシプロピオンアミド、及びＮ，Ｎ−ジメチル−β−ブトキシプロピオンアミドからなる群より選択されるいずれか、または２つ以上を含むことを特徴とする請求項１〜７のいずれかに記載のインク組成物。
9. 前記水溶性溶剤が、２−ピロリドンを含むことを特徴とする請求項１〜７のいずれかに記載のインク組成物。
10. 少なくとも、顔料、水溶性溶剤、及び水を含むインクジェット用インク組成物であって、
    前記顔料が下記構造式（１）−１で表されるものを含み、
    前記水溶性溶剤として、２−ピロリドンを含み、
    該インク組成物の波長４００ｎｍから４５０ｎｍにおける最小の吸光度をＸ、波長５００ｎｍから５５０ｎｍにおける最大ピークの吸光度をＹ、波長５５０ｎｍから６００ｎｍにおける最大ピークの吸光度をＺとしたとき、下記の（式１）及び（式２）の関係が成り立つことを特徴とするインク組成物。
    （式１） ０．０５０≦Ｘ／Ｙ≦０．１１７
    （式２） ０．７００≦Ｚ／Ｙ≦１．０５０
    

    
11. 少なくとも、顔料、水溶性溶剤、及び水を含むインクジェット用インク組成物であって、
    前記顔料が下記構造式（１）−１で表されるものであり、
    前記水溶性溶剤として、２−ピロリドンを含み、
    該インク組成物の波長４００ｎｍから４５０ｎｍにおける最小の吸光度をＸ、波長５００ｎｍから５５０ｎｍにおける最大ピークの吸光度をＹ、波長５５０ｎｍから６００ｎｍにおける最大ピークの吸光度をＺとしたとき、下記の（式１）及び（式２）の関係が成り立つことを特徴とするインク組成物。
    （式１） ０．０５０≦Ｘ／Ｙ≦０．１１７
    （式２） ０．７００≦Ｚ／Ｙ≦１．０５０
    

    
12. インクに熱エネルギーを作用させて請求項１〜１１のいずれかに記載のインク組成物の吐出を行うことを特徴とするインクジェット記録方法。
13. インクに力学的エネルギーを作用させて請求項１〜１１のいずれかに記載のインク組成物の吐出を行うことを特徴とするインクジェット記録方法。
14. 請求項１〜１１のいずれかに記載のインク組成物を用いて記録が行われたことを特徴とする記録物。
15. 請求項１２または１３に記載のインクジェット記録方法によって記録が行われたことを特徴とする記録物。
16. 請求項１〜１１のいずれかに記載のインク組成物を容器に収納したことを特徴とするインクカートリッジ。
17. 請求項１６に記載のインクカートリッジを搭載したことを特徴とするインクジェット記録装置。