JP2014030787A - 排水処理法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、硝酸性窒素や亜硝酸性窒素を含む排水の処理方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを含有する水溶液に波長200〜300nmの紫外光を照射して、硝酸または亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する排水処理法。
【選択図】なし

Description

本発明は、排水処理法に関する。
近年、貴金属産業をはじめとする様々な製造業では、大量の窒素含有廃液が発生している。窒素含有廃液に含まれる硝酸(NO )、亜硝酸(NO )、アンモニア(NH)は、水質汚濁防止法により排出基準が定められているほか、今後の規制強化も見込まれている。そのため、これらの無機窒素化合物を低濃度化する技術が求められている。
水中無機窒素化合物(NO 、NO 、NH)の除去方法として、イオン交換、逆浸透若しくは電気化学透析などの物理化学的な方法、生物学的な方法、電気還元法などの電気学的な方法または触媒法などがある。
生物学的な方法としては、アンモニア含有排水に含まれるアンモニア性窒素を生物処理により亜硝酸性窒素に酸化した後、亜硝酸性窒素に耐性のある独立栄養細菌を用いた生物学的脱窒素法により亜硝酸性窒素を窒素ガスに還元して排水から除去し、アンモニア性窒素を高濃度に含有する排水を処理する際に発生する亜硝酸性窒素による処理効率低下を防止する方法が知られている(特許文献2)。
また、亜硝酸性窒素含有化合物を直接アンモニア性窒素含有化合物とともに処理する方法として、亜硝酸イオン(NO )とアンモニウムイオン(NH )の細菌による反応を利用するAnammox反応(法)が知られている(非特許文献1)。
電気化学的方法としては、Ge/Pd電極またはCu/Pd電極を用いて硝酸イオンを除去する方法が報告されている(非特許文献2〜4)。この方法は常温常圧下で動作し安全性が高いが、窒素(N)への選択性が低く環境汚染物質の除去という観点から不十分である。
触媒法としては、非特許文献5および6に、熱触媒法(Cu−Pd/活性炭)が実用化されている。また、触媒法として、非処理水中に含まれるアンモニアを光触媒により酸化しながら、生成する亜硝酸イオン、硝酸イオンをイオン除去手段によって除去することにより、アンモニア性窒素の酸化を促進させる水中アンモニアの除去方法が開示されている(特許文献1)
酸化チタン(TiO)などの光触媒はバンドギャップに相当する光を吸収し、正孔と励起電子を生成することによって、汚染物質を分解除去することができる。この酸化還元反応は、常温常圧で進行する安全かつクリーンな反応である。NO およびNO の分解反応は、シュウ酸などの正孔捕捉剤の存在下、金属担持TiOにより光触媒的に進行する。
特開平11−90463号公報 特開2000−308900号公報
Strous,M,et al.,Appl.Microbiol.Biotechnol.,50,p.589−596(1998) A.C.A.de Vooys,R.A.van Santen,J.A.R.van Veen,J.Mol.Catal.,154,203,(2000) J.F.E.Gootzen,P.G.J.M.Peeters,J.M.B.Dukers,L.Lefferts,W.Visscher,J.A.R.van Veen,J.Electroanal.Chem.,434,171(1997) J.F.E.Gootzen,L.Lefferts,J.A.R.van Veen,Appl.Catal.A: General,188,127,(1999) Y.Yoshinaga,T.Akita,I.Mikami,T.Okuhara,J.Catal.207,37(2002) H.Hayashi,M.Uno,S.Kawasaki,S.Sugiyama,Nippon Kagaku Kaishi,547(2000)
物理化学的な方法は選択的に反応させることができ、コスト面では有利とされているが、非選択的なプロセスであるため反応条件を厳密に規定する必要があること、および余剰汚泥が発生し分離後に処理を必要とするなどの問題がある。
生物学的な方法は選択的に反応させることができるが、反応条件を厳密に規定する必要があり、廃棄処理が必要な余剰汚泥が発生するなどの問題がある。非特許文献1に記載のAnammox反応(法)は、直接亜硝酸イオン(NO )とアンモニウムイオン(NH )を処理することはできるが、バイオマスが副生し、余剰汚泥が発生する。
非特許文献2〜4に記載の電気化学的方法は、常温常圧下で動作し安全性が高いが、窒素(N)への選択性が低く環境汚染物質の除去という観点から見れば不十分である。
非特許文献5および6に記載の触媒法は、水素ガス(H)を必要とし、副生成物が多く生成するなどの問題点がある。
したがって、本発明は、効率的かつ高い安全性で水中無機窒素化合物を除去するとともに、有害な副生成物の発生を抑制して環境負荷を十分に低減することができる排水処理法を提供することを目的としている。
本発明者らは、硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを含有する水溶液に波長200〜300nmの紫外光を照射することにより、光化学反応により硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアを窒素(N)へと転換し、硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアを同時に該水溶液から除去できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを含有する水溶液に波長200〜300nmの紫外光を照射して、硝酸または亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する排水処理法。
(2)光触媒を用いずに硝酸または亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する前記(1)に記載の排水処理法。
(3)光触媒を用いて硝酸または亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する前記(1)に記載の排水処理法。
(4)光触媒を用い、且つ正孔捕捉剤を用いずに亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する前記(3)に記載の排水処理法。
(5)光触媒がチタニア光触媒である前記(3)または(4)に記載の排水処理法。
(6)光触媒を水溶液全量に対して0.02〜20質量%用いる前記(3)〜(5)のいずれか1に記載の排水処理法。
(7)水溶液をpH6〜9に調整して硝酸または亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する前記(1)〜(6)のいずれか1に記載の排水処理法。
本発明の排水処理法によれば、水溶液中の硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアを同時に除去することが可能であり、水溶液中の硝酸性窒素および亜硝酸性窒素の少なくとも一方とアンモニアとを高効率で低濃度化することができる。
本発明の排水処理法は、高濃度の硝酸性窒素および亜硝酸性窒素の少なくとも一方とアンモニアとを含む水溶液への適用が可能であり、装置コストを低減でき、環境負荷が十分に低減され、有害な副生成物の発生を抑制でき、安全性が高いので、工業的スケールへの適用が可能である。
TiO光触媒に紫外光(λ>300nm)を照射すると光触媒反応により、NO とNH から選択的にNが生成することを示す図である。 NaNOと(NHSOの水溶液にTiOを懸濁し光触媒反応でのN生成の時間経過を、λ>300nmの紫外光を照射した結果を図2(a)に、λ>200nmの紫外光を照射した結果を図2(b)に示す。 NaNOと(NHSO(初期500μmol)の水溶液に無触媒でλ>300nmの紫外光を照射した時N生成の時間経過を図3(a)に、λ>200nmの紫外光を照射した時の結果を図3(b)に示す。 NaNOおよび(NHSOのUV−Visスペクトルを示す図である。 NaNOと(NHSOの水溶液にTiO(50mg)を懸濁し、各種pHで光触媒反応(UV(λ>300nm)、5時間、298K)を行ったとき、N生成に対するpHの効果を表す図である。 TiO(50mg)を懸濁させ、紫外光(λ>200nm)を照射した(8時間、 298K)時のNO およびNH (初期2500μmol)の光触媒的分解反応の時間経過を示す図である。 TiOが存在する場合としない場合にUV照射(λ>200nm、1時間、298K)したとき、N 生成に及ぼすNO およびNH の初期濃度の効果を示す図である。 UV照射(298K)によりNO およびNH がNを生成するとき、触媒量(TiOの量)の効果を調べた図である。図8(a)は基質濃度0.1M、λ>300nm、5時間、図8(b)は基質濃度0.5M、λ>200nm、1時間の場合を示した図である。 UV 照射((λ>200nm、2時間、298K)によるNO およびNH の除去に対する各種金属イオンの添加効果を調べた結果を示す図である。図9(a)はTiOがある場合、図9(b)はTiOがない場合を示す。 NO とNH の比を1:3および3:1にした効果を比較するため、TiO(25mg)を懸濁させ、pH 7に調整し、紫外光(λ>200nm)を2時間、298Kで照射した結果を示した図である。図10(a)はNO 0.1M、NH 0.3M、図10(b)はNO 0.3M、NH 0.1Mの場合の図を示す。 NO およびNH (初期 500μmol)を暗所下358Kで5時間(初期pH:9)で反応させた結果を示す図である。 NO およびNH (初期 500μmol)の光化学反応をUV光照射下(λ>200nm)298Kで7時間(初期pH:8.5)で反応させた結果を示す図である。図12(a)はN、O、NO 、NO 、NH およびNB量、図12(b)はTotal−NB、NB−NO 、NB−NH およびpHを示す。 NO およびNH (初期 2500μmol)の光化学反応をUV光照射下(λ>200nm)298Kで7時間(初期pH:8.5)反応させた結果を示す図である。図13(a)はN、O、NO 、NO 、NH およびNB量、図13(b)はTotal−NB、NB−NO 、NB−NH およびpHを示す。 NaNOおよび(NHSOの水溶液にNaOH水溶液を加えて各種pHに調製し、λ>200nmの紫外光を照射して、2時間298Kで反応を行った時の初期pHの影響を示す図である。 NO およびNH (初期 500μmol)の光触媒除去をTiO懸濁水溶液中でUV照射(λ>200nm、298K、2時間(初期pH:8)して行ったときの結果を示す図である。 NO とNH (初期500μmol)の水溶液に金属担持TiO(1質量%Metal)を懸濁し、pH8.5に調整し、紫外光(λ>200nm)を照射し298Kで2時間(初期pH:8.5)反応を行い、その効果を示した図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明は、硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを含有する水溶液に波長200〜300nmの紫外光を照射して、硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを窒素へ分解する排水処理法である。
(水溶液)
本発明の排水処理法を適用できる水溶液中の硝酸、亜硝酸またはアンモニアの濃度としては、低濃度(例えば、100μmol/L以下)から高濃度(例えば、10mol/L以上)に至るまで、任意の適切な濃度を採用し得る。
水溶液における硝酸および亜硝酸の合計とアンモニアとの物質量比は、10:1〜1:10であることが好ましく、3:1〜1:3であることがより好ましい。物質量比を当該範囲とすることにより、硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアを同時に効率よく除去することができる。
本発明の排水処理法においては、硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを含有する水溶液のpHは6〜9であることが好ましく、pH8〜9であることがより好ましい。該水溶液のpHを6〜9に調整することによって、より高い転化率で硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアを窒素へ分解する反応を進行させることができる。
前記水溶液のpHを6〜9に調整する手段としては、任意の適切な手段を採用し得る。具体的には、例えば、本発明の排水処理法が貴金属製造・再生業などの各種産業において排出された廃液中の硝酸性窒素または亜硝酸性窒素およびアンモニアの浄化に適用される場合、水酸化ナトリウムをpH調整のために用いることができる。
(紫外光)
本発明の排水処理法において、硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを含有する水溶液に照射する紫外光の波長は200〜300nmであり、好ましくは220〜280nmである。紫外光の波長が200nm未満であると、大気雰囲気下で照射することは困難になる。また、紫外光の波長が300nmを超えると効率よく反応が進行しなくなる。特に亜硝酸とアンモニアの反応速度が著しく低下する。排水に照射する紫外光の一部又は全部が200〜300nmの波長であれば本発明の排水処理を効率良く行うことができる。
本発明の排水処理法で使用する紫外光の光源としては、例えば、太陽光などの自然光、並びに蛍光灯、ブラックライト、キセノンランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ、殺菌ランプおよびLEDなどの人工光(紫外光など)が挙げられる。
本発明の排水処理法において、波長が200nm付近の光源を使用する場合、光源として、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、殺菌ランプ、またはLEDが好ましい。光源は波長200〜300nmの紫外光を発光することが好ましく、波長特性として、吸収ピークが一つでもよく、二つ以上あってもかまわない。200〜300nmの波長の吸収ピークが1以上含まれればよい。
紫外光を照射する水溶液の温度としては、任意の適切な温度を採用し得る。しかしながら、本発明の排水処理法においては、紫外光照射中の水溶液の温度を常温付近で行うことが可能である。
すなわち、紫外光を照射する水溶液の温度は、好ましくは50℃以下であり、より好ましくは0〜45℃であり、さらに好ましくは2〜40℃以下であり、特に好ましくは5〜30℃である。
本発明の排水処理法において、紫外光を照射する水溶液の温度を常温付近で行うことが可能であれば、排水処理に費やすエネルギーを低減できるだけでなく、該水溶液が有毒な揮発性物質を含む廃液である場合には、該有毒な揮発性物質の揮散を抑制することが可能となり、また、水溶液温度上昇による副反応の発生に起因する安全性低下の問題も回避可能となる。
紫外光の照射形態としては、例えば、排水面に直接照射する方法、排水を噴霧状にして照射する方法、および光ファイバースコープで排水液中に直接照射する方法等が挙げられるが、限定されない。
以下、波長200〜300nmの紫外光を照射することによる、亜硝酸およびアンモニアの同時除去、硝酸およびアンモニアの同時除去の機構を説明する。
(亜硝酸およびアンモニアの同時除去)
水中NO とNH は高温高圧条件下で反応してNを放出する。亜硝酸とアンモニアの反応式を下記式1に示す。
NO +NH →N+2HO (式1)
前記反応を利用する脱窒法としては、生物法であるAnammox法(嫌気性アンモニア酸化法)、および熱触媒としてPt/TiOを用いる方法などが実用化されている。しかし、Anammox法はNO およびバイオマスが副生すること(式2)や、廃棄処理が必要な余剰汚泥が発生するなどの問題がある。Pt/TiOによる熱触媒法は、420K以上の加熱と水素ガス(H)、過酸化水素(H)、気密性の高い反応容器および高価な白金(Pt)を必要とする。
NH +1.32NO +0.066HCO +0.13H
1.02N+0.26NO +2.03HO+0.066CH0.50.15 (式2)
一方、光触媒による酸化還元反応は常温常圧で進行するクリーンな反応である。TiO(P25)光触媒に紫外光(λ>300nm)を照射することにより、NO とNH から選択的にNが生成する(図1)。
前記反応をより効率的に進行させるため本発明者が反応条件を検討した結果、以下の機構により、波長200〜300nmの紫外光を照射することで水溶液中の亜硝酸およびアンモニアを同時除去できることが分かった。
半導体は伝導帯(Conduction band,C.B.)と価電子帯(Valence band,V.B.)とが適当な幅の禁制帯(Band gap,B.G.)で隔てられたバンド構造を有する。そして、バンドギャップ以上のエネルギーを照射すると、価電子帯の電子が伝導帯に励起され、その結果として価電子帯に正孔(ホール)、伝導帯に電子が生じる。そして、これらの正孔または電子が酸化または還元反応を引き起こす。
式(b1)に亜硝酸―アンモニア反応の化学量論式を示す。亜硝酸―アンモニア溶液にλ>200nmの紫外光が照射されると光化学反応が起こり、NO が励起されて光解離し、OHラジカルとNOラジカルが生じる(b2)。このとき生じたOHラジカルがNHからHラジカルを引き抜くことでNHラジカルが生成し(b3)、NHラジカルとNOラジカルがカップリングすることによってNHNO中間体が生成し(b4)、これが分解してNとHOが生じる(b5)。
NO +NH →N+2HO (b1)
NO +HO→(NO +HO→・OH+・NO+OH−(b2)
NH+・OH→・NH+HO (b3)
N・+・NO→NH−N=O (b4)
NH−N=O(ads)→N+HO (b5)
亜硝酸とアンモニアの場合は光触媒を使用しなくても窒素に転化することができるが、光触媒を使用する場合は光量が少なくても亜硝酸とアンモニアの分解が進行する。光触媒表面に紫外光が照射されると、価電子帯の電子が伝導帯に励起される。生成した励起電子によりNO が還元され、正孔によりNH が酸化されることによりNHNOが生じ(a1)、これが分解されてNとHOが生成する(a2)。λ>200nmの紫外光を用いると光触媒反応と光化学反応が同時に進行する。
NO (ads)+NH (ads)→NH−N=O(ads)+HO (a1)
NH−N=O(ads)→N+HO (a2)
(硝酸およびアンモニアの同時除去)
水中NO をλ>200nmの紫外光を用いて光化学的に分解すると、下記式3に示すように、NO およびOが生成する。
NO →NO +1/2O(式3)
そこで、NO からNO への光分解反応と、NO ―NH+反応を組み合わせることにより、水中NO およびNH を同時除去することを目的として検討したところ、波長200〜300nmの紫外光を照射することで水溶液中の硝酸およびアンモニアを同時除去できることが分かった。
硝酸およびアンモニアを含む水溶液にλ>200nmの紫外光を照射すると、光化学反応により以下の式4−6により定義されるTotal−NB(全窒素バランス)、NO −NB(NO−バランス)、NH −NB(NH バランス)において、NO −NBが若干増加してNH −NBが若干減少するが、ほぼ量論的に硝酸およびアンモニアが分解すると考えられる。
Figure 2014030787
前記式4〜6において、nは反応開始前の物質量であり、nは反応後の物質量である。なお、硝酸とアンモニアの同時除去の場合は光触媒のない方がよい場合があり、光触媒を添加すると硝酸およびアンモニアの分解が遅くなることがある。
(光触媒)
本発明の排水処理法においては、光触媒の存在下で硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを窒素に分解してもよい。本発明の排水処理法においては、水溶液に光触媒を添加して紫外光を照射してもよいし、または光触媒を添加しないで紫外光を照射した後に光触媒を添加して紫外光を照射してもよい。
前記光触媒としては、任意の適切な光触媒を採用し得る。このような光触媒としては、好ましくは、酸化物半導体型光触媒である。酸化物半導体型光触媒としては、例えば、BeO、MgO、CaO、SrO、BaO、CeO、ThO、UO、U、TiO、ZrO、V、Y、YS、Nb5、Ta、MoO、WO、MnO、Fe、MgFe、NiFe4、ZnFe4、ZnCo、ZnO、CdO、Al、MgAl、ZnAl、Tl、In、SiO、SnO、PbO、UO、Cr、MgCr、FeCrO、CoCrO、ZnCr、WO、MnO、Mn、Mn、FeO、NiO、CoO、Co、PdO、CuO、CuO、AgO、CoAl、NiAl、TlO、GeO、PbO、TiO、Ti、VO、MoO、IrO、RuO、CdS、CdSeおよびCdTeなどが挙げられる。
これらの酸化物半導体型光触媒の中でも、触媒活性の高さおよび入手のし易さなどの点からは、TiOが好ましい。特に、亜硝酸およびアンモニアを同時除去する場合、光触媒としてAnatase/Rutile混合型の酸化チタンが好ましい。前記光触媒は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
水溶液中の光触媒の量としては、光触媒反応が起こり得る量であれば、任意の適切な量を採用し得る。このような光触媒の量としては、水溶液全量に対して、好ましくは0.02〜20質量%であり、より好ましくは0.2〜2.0質量%である。基質の量に対する光触媒の量としては、基質0.1Mのときの光触媒の量は0.125mg/mg〜1.25mg/mgとすることが好ましく、0.25mg/mg〜0.625mg/mgとすることがより好ましい。
光触媒反応中の水溶液の温度としては、任意の適切な温度を採用し得る。前記光触媒反応中の水溶液の温度は、好ましくは50℃以下であり、より好ましくは0〜45℃であり、さらに好ましくは2〜40℃以下であり、特に好ましくは5〜30℃である。
光触媒には、助触媒が併用されてもよい。このような助触媒としては、例えば、金、白金、パラジウム、銀、銅およびロジウムなど、任意の適切な貴金属系助触媒が挙げられる。助触媒の量としては、任意の適切な量を採用し得る。このような助触媒は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、光触媒とともに正孔捕捉剤を用いてもよい。正孔捕捉剤としては、具体的には、例えば、アスコルビン酸;エタノール、ブタノールおよびプロピルアルコール等のアルコール類;ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド等のアルデヒド類;ギ酸、酢酸およびプロピオン酸等のカルボン酸類;臭素イオン、ヨウ素イオン、鉄イオン(Fe2+)およびフェロセン等のレドックス試薬;等が挙げられるが、特に限定されるものではない。正孔捕捉剤の量としては、任意の適切な量を採用し得る。
なお、光触媒を用いて硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する場合は、反応効率の観点から、正孔捕捉剤を用いることが好ましい。また、光触媒を用いて亜硝酸とアンモニアを窒素へ分解する場合は、反応効率の観点から、正孔捕捉剤を用いないことが好ましい。
本発明の排水処理法で使用する排水処理装置は、紫外光照射ランプを設置出来れば、室内型排水処理装置であっても屋外型排水処理装置であってもよい。
また、本発明の排水処理法で使用する排水処理装置において、硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを含有する水溶液を収容する容器は、光源を直接水溶液に入れ場合は限定されないが、容器を挟んで水溶液に紫外光を照射する場合は、波長200〜300nmの紫外光を透過する容器であることが好ましい。このような容器としては、例えば、石英ガラス、フッ化マグネシウムガラスおよびフッ化カルシウムガラス等が挙げられる。
本発明の排水処理法は、高濃度(例えば、10mol/L以上)の硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを含む水溶液に適用できるので、貴金属製造・再生業などの各種産業において排出された廃液中の硝酸性窒素および亜硝酸性窒素の少なくとも一方とアンモニアとを含む排水処理に適用できる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。尚、実施例で用いた評価方法は以下の通りである。
〔実験方法〕
(1)水中NO およびNH の光触媒反応
パイレックス(登録商標)または石英試験管中、水(5cm)にTiO(50.0mg)を懸濁させ、NaNO(500μmol 和光純薬)と(NHSO(NH として500μmol,関東化学)を加えた。系内をAr雰囲気(バブリング:30min)にし、400W高圧水銀灯の紫外光(λ>200nm)を照射した。このときのNO の初期濃度は0.1molL−1であり、窒素濃度に換算するとNH と合わせて2800mg−NL−1であった。
(2)水中NO およびNH の光化学反応
パイレックス(登録商標)または石英試験管中、水(5cm)にNaNO(500μmol 関東化学)と(NHSO(NH として500μmol 関東化学)を加えた。系内をAr雰囲気(バブリング:30min)にし、400W高圧水銀灯の紫外光(λ>200nm)を照射した。
<実施例1>
〔水中NO およびNH の同時除去〕
光触媒による酸化還元反応は常温常圧で進行する反応である。TiO(P25)光触媒に紫外光(λ>300nm)を照射することにより、NO とNH から選択的にNが生成する(図1)。この反応をより効率的に進行させるため、反応条件を検討した。また、超高濃度域における反応を検討した。
(1)酸化チタン光触媒の種類の影響
各種酸化チタンを用いて亜硝酸−アンモニア反応を行った結果を表1に示す。
Figure 2014030787
表1に示すように、Anatase/Rutile混合型のP25が最も活性が高かった。一方、ST−01(Anatase)の活性は低く、MT−150A(Rutile)は全く活性を示さなかった。よって、以降の反応は最も活性の高かったP25を用いて行った。
(2)各種光触媒の検討
各種の光触媒を用いて亜硝酸−アンモニア反応を行った結果を表2に示す。
Figure 2014030787
表2に示すように、酸化チタン以外の光触媒はほとんど活性を示さなかった。
(3)紫外光波長の影響
(3−1)光触媒反応における紫外光波長の影響
NaNOと(NHSOの水溶液にTiO(P25)を懸濁し、λ>300nmの紫外光を照射した結果を図2(a)に、λ>200nmの紫外光を照射した結果を図2(b)に示す。図2(a)および(b)に示す結果から、λ>200nmの紫外光を用いることで、反応速度が大幅に増加することが明らかになった。
(3−2)光化学反応における紫外光波長の影響
NaNOと(NHSOの水溶液に無触媒でλ>300nmの紫外光を照射した結果を図3(a)に、λ>200nmの紫外光を照射した結果を図3(b)に示す。λ>200nmの紫外光を用いることにより、無触媒で光化学反応が高速に進行することが明らかになった。
図4にNaNOおよび(NHSOのUV−Visスペクトルを示す。図4に示すように、NO は300または350nmの弱い吸収(n→p,対称禁制遷移)と220nm付近の強い吸収(p→p,許容遷移)をもつ。よって、220nm付近の遷移確率の高い吸収を利用することにより活性が増大したと考えられた。
(4)pHの影響
NaNOと(NHSOの水溶液にTiO(P25)を懸濁し、NaOH水溶液またはHCl水溶液で各種pHに調整して反応を行った結果を図5に示す。
図5に示すように、酸性条件ではNO がNO およびNOへ不均化するために反応が進行しなかった。一方、塩基性条件では解離平衡により反応性の高いNHが増加するために反応速度が増加するが、強塩基性条件ではNHの溶解度が低下するために反応速度が低下した。また、強酸性および強塩基性条件では、TiO界面のζポテンシャルの絶対値が大きいためにイオンの吸着速度が低下することも活性低下に寄与している。
以上の結果から、亜硝酸―アンモニア反応の最適pHは、弱塩基性条件である8〜9であることが分かった。
(5)超高濃度NO およびNH の同時除去
基質濃度を5倍(2500μmol,0.5M)に増加させ、TiO(P25,50mg)を懸濁させ、Aq.NaOHを加えて最適pHであるpH8に調整し、紫外光(λ>200nm)を照射した結果を図6に示す。
図6に示すように、亜硝酸―アンモニア反応が超高濃度域においても進行し、8時間で99%以上のNO およびNH を除去することができた。
次に、高濃度条件で光触媒を用いた場合と用いない場合を比較した結果を図7に示す。図7に示すように、無触媒の場合、濃度が増加してもN生成量はほとんど増加しなかった。これは、高濃度条件では光量が不足すると考えられる。
一方、TiO(P25)を用いた場合は、基質濃度の増加に対してN生成量はほぼ直線的に増大した。これは200〜300nmの波長を含む紫外光を照射することで、光化学反応と光触媒反応が効率良く進行し反応速度が増加したと考えられ、高濃度条件にも適用できることが明らかとなった。
以上より、超高濃度NO およびNH の同時除去においては、TiO(P25)を用いて光化学反応と光触媒反応を併用することにより効率的に反応が進行することが明らかになった。
(6)触媒量の影響
NaNOと(NHSOの水溶液に懸濁させるTiOの量を変化させて亜硝酸―アンモニア反応を行った結果を図8に示す。
図8に示すように、基質0.1Mのときの最適量は10mg、0.5Mのときの最適量は50mgであった。よって、500μmolの基質を5mLのHOに溶解させる場合、触媒量は従来の50mgから10mgに削減できることが明らかになった。
(8)共存金属イオンの影響
貴金属産業等の業界において発生する窒素含有廃液には、Ca2+などのアルカリ金属イオン、またはFe2+、Fe3+若しくはCu2+などの遷移金属イオンが含まれている。そこで、亜硝酸とアンモニアの溶液に各種金属イオンを加えて亜硝酸―アンモニア反応を行った。その結果を図9に示す。
図9に示すように、FeおよびCuが強い妨害作用を示した一方、Caはほとんど妨害しなかった。また、Feを5ppmおよび50ppm加えた場合、溶解せずFeO(OH)の沈殿が生成した。
(9)亜硝酸−アンモニア比の影響
亜硝酸−アンモニア反応においてNO とNH は1:1の等量で反応するが、工業排水の組成は必ずしもそのような理想的な状態にはなっていない。そこで、NO とNH の比を1:3および3:1にして、TiO(P25,25mg)を懸濁させ、Aq.NaOHを加えてpH7に調整し、紫外光(λ>200nm)を照射した結果を図10に示す。
図10に示すように、いずれの場合も亜硝酸―アンモニア反応が高速かつ高選択的に進行したことから、当反応は広範な組成比の排水に適用できることが明らかになった。
<実施例2>
〔水中NO およびNH の同時除去〕
水中NO をλ>200nmの紫外光を用いて光化学的に分解すると、NO およびOが生成する(式3)。
NO →NO +1/2O(式3)
そこで、NO からNO への光分解反応と、NO ―NH 反応を組み合わせることにより、水中NO およびNH を同時除去することを目的として検討を行った。
Figure 2014030787
(1)熱反応
NaNOおよび(NHSOの水溶液にNaOH水溶液を加えてpH9に調製し、暗所下358Kで反応させた結果を図11に示す。
図11に示すように、加熱による揮発のためNH 濃度が低下したが、反応はほとんど進行しなかった。このことから、常温常圧で光化学反応を行った場合、熱反応の影響はほとんど無視できることが明らかになった。
(2)光化学反応
NaNOおよび(NHSOの水溶液にNaOH水溶液を加えてpH8.5に調製し、λ>200nmの紫外光を照射して反応を行った結果を図12に示す。この反応において、Total−NB(全窒素バランス)、NO −NB(NO−バランス)、NH −NB(NH バランス)は下記式4〜6により定義される:
Figure 2014030787
前記式4〜6において、nは反応開始前の物質量であり、nは反応後の物質量である。
図12に示すように、7時間の光照射により、約55%のNO およびNH を分解することができた。この結果から、NO およびNH を光化学的に同時除去できることが分かった。
しかし、時間経過とともにpHが減少し、それに伴って反応速度が低下した。また、Total−NBは98%程度に保たれている一方、NO −NBが増加してNH −NBが減少する傾向を示したことから、NH の光酸化反応が生じていると考えられる。
次に、基質濃度を5倍(2500μmol,0.5M)に増加させ、Aq.NaOHを加えてpH8.5に調整し、紫外光(λ>200nm)を照射した結果を図13に示す。
図13に示すように、0.1Mの系と比較すると、pHがより急速に減少し、反応速度の低下も速く生じた。NB(NO )およびNB(NH )からは明確な傾向は見られなかったが、一度減少したTotal−NBが回復していることから、未同定の窒素化合物(NO、NOまたはNOなど)が生成した可能性が示唆される。
(3)光化学反応におけるpHの影響
NaNOおよび(NHSOの水溶液にNaOH水溶液を加えて各種pHに調製し、λ>200nmの紫外光を照射して反応を行った結果を図14に示す。
図14に示すように、酸性条件下では反応はほとんど進行せず、弱塩基性条件において最高の活性を示した。また、pH上昇とともに窒素バランスも低下する傾向を示したが、これはNHの溶解度が低下するためであると考えられる。
(4)TiOによる光触媒反応
NaNOおよび(NHSOの水溶液にP25を懸濁し、NaOH水溶液を加えてpH8.2に調製し、λ>200nmの紫外光を照射して反応を行った結果を図15に示す。
図15に示すように、光化学反応(無触媒)と比較すると、反応速度は非常に遅かった。これは、中間生成物であるNO が光触媒によりNO へ酸化されるためであると考えられる(スキーム2)。
Figure 2014030787
また、P25に代えて各種の光触媒を用い、同様にpH8.2に調製して反応を行った結果を表3に示す。
Figure 2014030787
表3に示すように、いずれの光触媒も光化学反応よりも低い活性を示した。
NaNOおよび(NHSOの水溶液に金属担持TiO(1質量% Metal−loaded P25)を懸濁し、NaOH水溶液を加えてpH8.5に調整し、紫外光を照射して反応を行った結果を図16に示す。
図16に示すように、Ag/P25は無触媒系と同程度のNO 生成活性を示したがN生成活性は低かった。その他の金属担持TiOはほとんど活性を示さなかった。
本発明の排水処理法は、高濃度の硝酸性窒素または亜硝酸性窒素およびアンモニアを含む水溶液への適用が可能であり、装置コストを低減でき、環境負荷が十分に低減され、有害な副生成物の発生を抑制でき、安全性が高いので水溶液が廃液である場合に適用できる。また、本発明の排水処理法で用いる光触媒は、再利用することも可能である。

Claims (7)

  1. 硝酸および亜硝酸の少なくとも一方とアンモニアとを含有する水溶液に波長200〜300nmの紫外光を照射して、硝酸または亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する排水処理法。
  2. 光触媒を用いずに硝酸または亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する請求項1に記載の排水処理法。
  3. 光触媒を用いて硝酸または亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する請求項1に記載の排水処理法。
  4. 光触媒を用い、且つ正孔捕捉剤を用いずに亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する請求項3に記載の排水処理法。
  5. 光触媒がチタニア光触媒である請求項3または4に記載の排水処理法。
  6. 光触媒を水溶液全量に対して0.02〜20質量%用いる請求項3〜5のいずれか1項に記載の排水処理法。
  7. 水溶液をpH6〜9に調整して硝酸または亜硝酸とアンモニアとを窒素へ分解する請求項1〜6のいずれか1項に記載の排水処理法。
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