JP2014030736A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技盤27を前方側から載置搭載した遊技機本体14の前方に前面扉81を配置したパチンコ遊技機であって、遊技盤27を遊技機本体14に密着固定させる回転固定具32が作用しておらず、遊技盤27が遊技機本体14に密着していない場合において、閉塞に伴って前面扉81背面のプレスバー89が遊技盤27を前面から押圧するため遊技機本体14に対する遊技盤27の密着性が保持されることとなる。
【選択図】 図7
Description
例えば遊技盤30は同文献1の図14に示すように周縁に散点的に配設された複数の係止固定具211,212によって遊技機本体12に対して固定(係合)されており、遊技機本体12側の棚部分に載置された状態で後方に脱落しないように保持されている。
この場合に上記のように遊技盤30の脱落はないものの、遊技盤が遊技機本体12にしっかりと押しつけられずに本来セットされるべき位置から若干ずれて遊技盤30が遊技機本体12対してわずかに傾いて載置されてしまう可能性があった。このような症状は潜在的に各種不具合の原因となると考えられ、特に問題となるのは遊技盤30と遊技機本体12の前面側の機構との協調性である。
遊技盤30はその前面側にレールユニット50を含む遊技面が配設されており、遊技機本体12にセットされると遊技機本体12の開口部から遊技面は前方側に露出されレールユニット50は遊技機本体12側に突出されることとなる。そして、レールユニット50の外レール52は遊技機本体12の発射機構から斜め上方に発射されるパチンコ球を受け止める機能を有するため、遊技盤30のわずかな傾きがパチンコ球のレール部材の滑走の妨げとなる場合があるからである。
ところで、特許文献1では遊技盤30は遊技機本体12に対して後方側から装着保持するように構成されていたが、特許文献2のパチンコ機のように例えばその図1に示すように遊技盤20を機枠20に対して前方側から装着保持するような遊技機も存在する。このような構成の遊技機においても、遊技盤20のわずかな傾きがパチンコ球のレール部材の滑走の妨げとなる点については特許文献1と同様である。従って、特許文献2のような前方側から遊技盤を装着保持させる遊技機においても特許文献1の遊技機と同様の問題が生じていた。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、ある一のパネル体の固定をし忘れてもそれを原因とした不具合が生じにくい遊技機を提供するものである。
図1〜図3に示すように、パチンコ遊技機11は支持枠体かつパネル体としての外枠12を備えている。外枠12は、遊技ホールへの設置の際にいわゆる島設備に取り付けられる。外枠12は上下左右の各枠板12a〜12dによって四角形に枠組みされた木製の枠体とされている。下部枠板12d上面には幕板13が配設されている。
外枠12内には遊技機本体14が装着されている。後方パネル体としての遊技機本体14はパチンコ遊技機の構造的な中核を形成する正面視において長方形形状をなすパネル状の構成部材であって、外枠12内において幕板13上に配置されている。図1〜図3及び図5に示すように、遊技機本体14は正面視において略長方形の外郭を備えたABS製のパネルとされている。遊技機本体14は正面から見て左方寄りにおいて上下に配設された開閉金具15aを有し、外枠12側の開閉金具15bに軸支されて開閉軸線P(図3参照)を軸心として前方側に開放可能とされている。図3に示すように、遊技機本体14は開閉軸線P側とは逆側の側縁に上下方向に間隔を開けて2箇所にラッチ機構L1が配設されている。ラッチ機構L1は遊技機本体14が外枠12に対して閉塞された際に外枠12側の挿入溝D1に挿入されて係合しロック状態とされる。ラッチ機構L1及び挿入溝D1によって係合手段が構成される。ロック状態の解除(つまり遊技機本体14の外枠12に対する開放)は遊技機本体14前面のキー装置K(図7参照)のキー操作によって行われる。
縦フレーム14a、横フレーム14b及び棚部28の後方寄りには遊技盤27を後方から支える後板部29が形成されている。後板部29は遊技機本体14の背部において遊技盤取り付けスペース25を取り巻くようにバリ状に形成された薄板であって遊技盤取り付けスペース25内に遊技盤27が配置された状態でその背面が後板部29に当接して密着させられることとなる。後板部29の内側は大きく開口した開口部30とされている。左右の縦フレーム14aの前方寄り上下2箇所には固定手段としての側部回転固定具31が配設されている。棚部28の前方寄りの送球部19に隣接した位置には固定手段及び押圧固定手段としての下部回転固定具32が配設されている。図10に示すように各回転固定具31,32(図示は回転固定具32のみ)は回動軸となる木ねじ33に対してばね座金33aとナット33bによって回転可能に装着されている。図11に示すように、各回転固定具31,32(図示は回転固定具32のみ)は遊技盤27の遊技盤取り付けスペース25内へのはめ込みに邪魔にならない破線で示す退避位置と同スペース25内へ遊技盤27をはめ込んだ後に遊技盤27を後板部29方向に押し付ける実線で示す押圧固定位置とを取りうる。
遊技盤27の略中央には可変表示ユニット35が配設されている。可変表示ユニット35は大型の液晶ディスプレイ36を備えている。図8に示すように可変表示ユニット35は遊技盤27背面に配置される表示制御装置37を備えている。可変表示ユニット35の直下には始動口38が配置されており、さらにその下方にいわゆる大入賞口と呼称される可変入賞装置39が配置されている。可変表示ユニット35の左右両側にスルーゲート40が配置され、始動口38の左右両側方向には一般入賞口41がそれぞれ複数配置されている。遊技盤27の最下部位置にはアウト口42が設けられており、各種入賞口等に入らなかったパチンコ球はアウト口42を通って図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。遊技盤27の表面には、パチンコ球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の遊技釘44が植設されている。また、風車43等の各種部材(役物)が配設されている。
図8に示すように、外レール51は前記遊技球発射ユニット17の補助レール20の正面から見て左斜め上方であって、同補助レール20の延長方向にファール球通路24上方の空間を隔てた位置にその基端が配置されている。外レール51は基端から時計回り方向に円弧状に上方に延出され遊技面27aの頂点から若干進んだ位置(遊技面27aを時計のダイヤルと見立てた場合の略2時方向位置)にその先端が配置されている。
外レール51及び内レール52は帯状の同幅に形成されたステンレス製薄板条体から構成されている。両レール51,52は遊技面27aに対して前方に向かって略垂直に立設されている。
遊技領域に放出されたパチンコ球は落下しながら遊技釘44、装飾パネルあるいは各種役物等と干渉して弾かれながら降下し、途中始動口38、可変入賞装置39及び一般入賞口41に入賞する球以外はすべて内レール52上に落下し、同内レール52を伝わって最下部位置のアウト口42に導かれる。入賞した入賞球及びアウト口42に導かれたアウト球は図示しない排出通路を経て機外に一旦放出される。
可変表示ユニット35の背面側には表示制御装置62と主制御装置63が配設されている。表示制御装置62は液晶ディスプレイ36等の表示装置全般の制御を司る。主制御装置63は全体の制御を司るメインCPU、遊技プログラムを記憶したROM、遊技の進行状況に応じて必要なデータを記憶するRAM、音声や表示ランプ等の制御を行うサブCPU、クロックパルス発生回路、各種ポート等から構成されている。表示制御装置62及び主制御装置63は着脱可能である。
図4に示すように、扉枠82には開閉軸線P側とは逆側の側縁に上下方向に間隔を開けて2箇所にラッチ機構L2が配設されている。ラッチ機構L2は前面扉83が遊技機本体14に対して閉塞された際に遊技機本体14側の挿入溝D2(図5参照)に挿入されて係合しロック状態とされる。ロック状態の解除は遊技機本体14背面側からの図示しない解除装置の操作によって行われる。
扉枠82及び扉パネル83には遊技者が遊技面27aを目視するための窓部としての円形の目視用窓孔85,86がそれぞれ形成されている。図1に示すように窓ガラス87が扉枠82側の目視用窓孔85の背面側に配設されている。扉枠82側の目視用窓孔85の周囲は補強のためのリブ構造とされ、窓ガラス87が目視用窓孔85に沿って形成された取り付けリブ88の後端面に対して取着されるようになっている。図4に示すように、目視用窓孔85の下部寄りにはプレスバー89が後方に向かって突設されている。プレスバー89は棒状の本体89aと本体と一対に形成された基部プレート89bから構成されている。図9に示すようにプレスバー89の先端寄り両側に抜け止めとしての膨出部89cが形成されており、膨出部89cを覆うようにプレスバー89の先端には合成ゴム製のキャップ90が冠着されている。プレスバー89は基部プレート89bを介して扉枠82に対してねじ99によって固着されている。
扉枠82の背面側であって目視用窓孔85の下部領域には遊技機本体14側から流入するパチンコ球を前面扉81側に導く流入通路91が配設されている。流入通路91の側方には上部バイパス通路92が配設されている。
上受け皿94の下方位置には、同じく前側へ膨出した下受け皿95が形成されている。下受け皿95内にはバイパス通路23及びファール球通路24からパチンコ球が流下する下部流出口96が配設されている。下受け皿95は上受け皿94のパチンコ球の貯留量が多すぎる場合や遊技者の能動的な操作に基づいて上受け皿94から流下させたパチンコ球を貯留するための補助的な球貯留部である。
装飾用パネル91、上受け皿94及び下受け皿95周辺は全体としてデザイン的な統一が図られている。正面から見て下受け皿95の左方には灰皿97が配設されている。下受け皿95の右方には遊技球発射ユニット17と連動するパチンコ球打ち出し用ハンドル98が前方に突出形成されている。
機構盤100及び払い出し等制御ユニット101は遊技機本体14の軸受け部120に対して支持ピンによって回動可能かつ着脱可能に取着されている。機構盤100及び払い出し等制御ユニット101は遊技機本体14に対してナイラッチ122によって固着されるようになっている。機構盤100は水平に延設されるとともにその一端から下垂する全体形状として鈎状をなすポリカーボネート製のフレーム102をベースとし、フレーム102に対して各種構成部品が固着されて構成されている。水平に延設されるフレーム部分を上部フレーム102aとし、下垂するフレーム部分を側部フレーム102bとする。
機構盤100の最上部位置であって上部フレーム102aの背面にはタンク103が配設されている。タンク103には遊技ホールの島設備から新たなパチンコ球が供給される。タンク103の下部隣接位置にはタンクレール104が配設されている。タンクレール104の下流側(図2における右側)には側部フレーム102bの背面に沿って上下方向に延びるケースレール105が配設されている。ケースレール105の途中には払い出し装置106が配設されている。パチンコ球はタンクレール104からケースレール105に案内され、後述する払い出し制御装置110による払い出し装置106の制御に基づいて適宜払い出しされる。払い出し装置106の下部位置であってケースレール105と重複状に外部電源基板107が配設されている。外部電源基板107は変圧器を介して供給される電源を遊技機全体に供給するためのメイン基板とされる。
タンクレール104の下部位置でありケースレール105、払い出し装置107及び外部電源基板107の側方位置には表示制御装置62のすべてと主制御装置63の上方寄り部分を覆う保護カバー108が配設されている。
払い出し等制御ユニット109に隣接した側方位置(外部電源基板107の下方)には払い出し中継基板114が配設されている。払い出し中継基板114は払い出し制御装置111からの払い出し装置106への払い出し信号の出力を中継する役割を果たす。タンクレール104の側方(図2における右方)の上部フレーム104aには外部端子接続基板115が配設されている。
パチンコ遊技機11を構成する各パネルを組み立てていく。すなわち外枠12に対して遊技機本体14を装着し、更に、遊技機本体14の前後から遊技盤27と機構盤100及び払い出し等制御ユニット101を取り付け、最後に前面扉81を取り付ける。
ここに、遊技機本体14に遊技盤27を取り付ける際には遊技盤27を遊技機本体14の前方側から棚部28に載置させ回転固定具31,32によって遊技盤27を遊技機本体14に対して固定するようにする。
基本的に回転固定具31,32が遊技盤27前面と係合して遊技盤27が後板部29方向に押さえ込まれるならば遊技盤27は正しく棚部28に載置され図12(a)に示すように棚部28と遊技盤27の底面27bとは密着する。ところが、遊技盤27が正しく棚部28に載置されても下部回転固定具32を操作するのを忘れてしまった場合(図11の破線で示すように下部回転固定具32が作用していない場合)には図12(b)に示すように遊技盤27の後板部29への押さえ込みが足らず、遊技盤27は底面27bが下方位置が棚部28に密着せずに隙間S1が形成されてしまい背面27cと後板部29とも密着せず隙間S2が形成されてしまう場合が生じることがある。つまり遊技盤27がわずかに後傾した状態で遊技盤取り付けスペース25内にはめ込まれてしまうこととなってしまう。
このように遊技盤27が遊技盤取り付けスペース25に正しくセットされないと、遊技盤27前面側の、外レール51が遊技機本体14側の遊技球発射ユニット17の補助レール20とわずかにオフセットされて配置されてしまうこととなる。また外レール51自体も若干前上がりに配置されてしまうこととなる。もし、遊技盤27がこのような状態で配置されたとするとそのことが原因で打ち出されたパチンコ球が滑走面と必要以上に強い摩擦で接したり窓ガラス87に衝突したり等本来の動きとは異なる挙動を示して遊技に支障を来してしまうこととなる。いわゆる「飛びむら」である。
しかし、本実施の形態では前面扉81の背面側にプレスバー89が突設されているため、図8において破線で示す前面扉81が開放された状態から実線で示す閉塞された状態となる際に図13の状態の遊技盤27が遊技盤27の下部回転固定具32近傍のプレス位置PSを押圧することとなっている(図7参照)。そのため、遊技盤27の底面27bと棚部28との間に隙間S1(遊技盤27の背面27cと後板部29との間には隙間S2)が形成されていても前面扉81を閉塞することに伴って遊技盤27は後板部29方向に押されて図14に示すように本来の位置に修正配置されることとなる。
(1)万一下部回転固定具32を遊技盤27に係合させるのを忘れてしまって遊技盤27の下方位置において底面27bが棚部と密着せず、背面27cが後板部29に密着しないような場合であっても、あるいは例え遊技盤27に下部回転固定具32を設けないような構成であっても前面扉81の閉塞に伴ってプレスバー89に押圧されて自動的に位置修正された遊技盤27が本来の正しい配置位置である後板部29に密着した位置に配置されることとなるため、遊技球発射ユニット17から発射されたパチンコ球が「飛びむら」を起こして遊技に支障を来すという不具合が生じることがなくなる。
(2)プレスバー89の先端には弾性のあるキャップ90を装着しているため、これが緩衝作用を有することとなってプレスバー89の基部が損傷したり当接側の遊技盤27が傷ついたりすることが少なくなる。
(3)プレスバー89は下部回転固定具32の近傍であって、なおかつ下部回転固定具32と干渉しない位置をプレス位置PSとしている。つまり、下部回転固定具32がどのような回転状態にあっても当たることがないので、押圧作用が下部回転固定具32によって阻害されることがない。なおかつ、本来の固定手段(押圧固定手段)である下部回転固定具32の係合位置に近い位置を押圧するため、遊技盤27の正しい位置への修正移動が速やかに実行されることとなる。
(4)プレスバー89は前面扉81に設けられているがこの場合にプレスバー89が前面扉81の閉塞に伴って遊技に支障のあるような位置に進出してしまうことは許されない。本実施例ではプレスバー89は下部回転固定具32の近傍であってパチンコ球が通過するパチンコ球発射通路49とは逆側の遊技領域から外れた位置を押圧するようになっているため遊技においてはまったく支障が生じることがない。
(5)押圧手段であるプレスバー89は扉枠82とは別体でネジ99によって着脱可能に固定されているため、損傷した場合でもプレスバー89のみを交換すればよくコスト性に優れている。
・上記プレスバー89を図15及び図16に示すような押圧手段に構成に変更して実施することも可能である。図15に示すように、扉枠82の上記実施例の取り付けリブ88に隣接したプレスバー89取り付け位置にはボックス体130が配設されている。本実施例ではボックス体130は扉枠82とは別体で構成されており、扉枠82背面に図示しないリベット等の固着手段で取り付けられている。ボックス体130の後方(前面扉81閉塞時の遊技盤27方向)には透孔131が形成されている。ボックス体130内であって同透孔131を貫挿した状態でプレスバー133が配設されている。プレスバー133はバー本体134とバー本体134先端の弾性キャップ135から構成されている。弾性キャップ135側が後方に突出されている。プレスバー133のボックス体130に配置されるバー本体134部分の外周には脱落防止リング136とコイルバネ137が配設されている。
このような構成では弾性キャップ135に加えてコイルバネ137の緩衝作用も加わるためプレスバー133やボックス体130が損傷したり当接側の遊技盤27が傷ついたりすることが更に少なくなる。また、プレスバー133の進退量が大きいためなんらかの原因で非常に大きな負荷がプレスバー133にかかる場合にプレスバー133が後退することで損傷を防止することもできる。
・上記実施の形態では後方パネル体として遊技機本体14を採用したが、他の機能を有するパネル体に応用することも自由である。
・上記実施の形態では前方パネル体として前面扉81を採用したが、他の機能を有するパネル体に応用することも自由である。
・遊技盤27には必ずしも下部回転固定具32を設けなくとも構わない。
・係合手段としては回転式の機構以外に上記ラッチ機構L1,L2と挿入溝D1,D2のような挿入式の係合手段を使用することも可能である。
・押圧手段の形状は上記プレスバー89,133のような棒状のものに限定されるものではない。
・上記実施の形態のパチンコ遊技機11以外の機種に応用することも自由である。またパチンコ遊技機以外のいわゆるパチロットに応用することも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
(1)上記請求項において、前記後方パネル体は前記一のパネル体の外周全域を包囲していること。
つまり、後方パネル体は一のパネル体の周囲すべてに及んでいるため、後方パネル体自体が非常にしっかりと固定されることとなっており、その結果後方パネル体に押圧される一のパネル体も安定して押圧されることとなる。
(2)上記請求項又は付記(請求項6の構成を含む場合)において、前記一のパネル体はレール部材によって略円形形状に区画された遊技領域をその前面に有する遊技盤であって、前記押圧手段は遊技領域以外の部分を押圧すること。
これによって、押圧手段が遊技の支障となることがない。
(3)上記請求項又は付記(請求項6の構成を含む場合)において、前記一のパネル体はレール部材によって略円形形状に区画された遊技領域をその前面に有する遊技盤であって、前記押圧手段は遊技球発射機構から発射された遊技球が干渉することのない位置に配置されること。
これによって、押圧手段が遊技の支障となることがない。
(4)上記請求項又は付記(請求項6の構成を含む場合)において、押圧手段は前記レール部材よりも下方位置に当接すること。
遊技盤の下端寄りにレール部材の基部が配設されているため、この付近を押圧することがもっとも遊技盤を密着させる場合の効果が大きくなるからである。
(5)上記請求項又は付記(請求項6の構成を含む場合)において、複数の押圧手段は遊技盤の下端寄りを略水平方向に間隔をおいて当接すること。
遊技盤が載置される遊技機本体の載置部に沿った部分をしっかりと遊技機本体側に密着されることが遊技盤全体の密着性の観点からも好ましいからである。
(6)上記請求項又は付記において、押圧手段はコイルバネの付勢力によって進退する当接部材によって前記一のパネル体に当接すること。
コイルバネは嵩張らずパネル体のような狭い場所に配設するのには適しているからである。また、進退量が大きいため大きな負荷が係った場合に部材を損傷させることがなくなる。尚、他の付勢手段(板バネ、クッション材)を使用することも可能である。
(7)前記突起体には着脱可能に弾性体が冠着されていること。
これによって弾性体が劣化した場合に弾性体のみを取り替えることが可能である。
Claims (3)
- 機能の異なる複数のパネル体を前後方向に重複配置して組み立てるようにした遊技機において、
前記複数のパネル体から選択された一のパネル体をレール部材によって略円形形状に区画された遊技領域をその前面に有する遊技盤とし、
前記遊技盤を載置する載置部と前記遊技領域を露出させる開口部と前面側に遊技球発射機構を備えた遊技機本体と、前記遊技領域を視認可能とする窓部を備えた扉枠とをそれぞれ前記遊技盤の後方及び前方に配置される前記パネル体として隣接配置させ、
前記遊技盤を前記載置部上に載置した状態で固定手段によって前記遊技機本体に対して密着固定させるとともに、前記扉枠の背面位置に1つあるいは複数の突起体を散点的かつ選択的に配置し、
前記遊技盤を間に介在させた状態で前記遊技機本体に対して前記扉枠を閉塞状態に配置した際に前記突起体の先端が前記載置部上に載置された前記遊技盤の前面に当接するようにしたことを特徴とする遊技機。 - 前記突起体は前記遊技盤の前面側であって前記固定手段の近傍位置を押圧することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記突起体は前記遊技盤に対して弾性を持って当接することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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