JP2014030470A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を向上させる。
【解決手段】回転ドラム2内に配設された回転補助手段8と、回転ドラム2を回転駆動するモータ3と、被乾燥物の乾燥度合いを検出する乾燥検知手段10と、乾燥運転を制御する制御手段13と、乾燥検知手段10からの信号を制御手段13に送信する無線通信手段30とを備え、乾燥検知手段10と無線通信手段30とは、回転補助手段8の内部に配設され、回転ドラム2が回転することによって無線通信手段30から制御手段13に信号を送信するようにしたことにより、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、衣類等の乾燥を行う、乾燥検知手段を備えた衣類乾燥機に関するものである。
近年、衣類乾燥機は使い勝手をよくするために自動的に運転を停止する制御装置を備えたものが主流となってきている。
従来、この種の衣類乾燥機には図9に示すような構成のものがあった。以下その構成について図面を参照しながら説明する。
図9に示すように、本体51の上部にモータ62を吊設し、ファン65および回転ドラム53は、ベルト64、63を介してモータ62により駆動される。
回転ドラム53内部には、本体51の正面側に熱風吹出口60を有する。回転ドラム53の前面に形成された衣類投入口54は、本体51の前面側に開口しており、扉55で開閉される。
送風室58にはファン65を配設し、熱交換室59の内部には上流側に蒸発器67、下流側に凝縮器66がそれぞれ配置されて、圧縮機68、キャピラリチューブ等の膨張機構69と共にヒートポンプを構成している。
乾燥室56からの高湿空気が蒸発器67で冷却されて除湿され、その後乾燥空気となって凝縮器66に至り、ここで加熱され高温低湿空気となる。この高温低湿空気は、熱風吹出口60から乾燥室56に供給され、内部の被乾燥物Aの乾燥に供される。
また、回転ドラム53には、内部の被乾燥物に接触するように電極61を設けている。電極61は2個の導電部材と絶縁部材とにより構成され、導電部材間の抵抗値rを検出することによって被乾燥物の乾燥状態を検知する。
回転ドラム53から吹き出してくる高湿空気の温度を、サーミスタ70からなる温度センサで検知する。
図10に示すように、導電部材間の抵抗値rが所定時間T1連続して設定値bよりも大きくなった時刻t2より、一定の遅延時間T3経過した時刻t4において乾燥が終了したと判断し、運転を終了するようになっている。(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平5−253397号公報 特開平7−178289号公報
しかしながら上記従来の構成では、電極センサの設置場所や大きさによって衣類との接触状態が安定せず、また、電極自体がドラムに比べて非常に小さいこともあって、正確に衣類の乾燥状態を判定することが困難であるという課題があった。
また、電極間の抵抗を測定するために電源や回路基板までの配線が必要であるという課題があった。
本発明は、上記従来の衣類乾燥機が有している課題を解決するもので、回路基板までの配線が必要なく、精度良く乾燥検知を行い、効率良く衣類の乾燥を行うことにより省エネに貢献できる衣類乾燥機を実現することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、被乾燥物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラム内に配設された回転補助手段と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記被乾燥物の乾燥度合いを検出する乾燥検知手段と、乾燥運転を制御する制御手段と、前記乾燥検知手段からの信号を前記制御手段に送信する無線通信手段とを備え、前記乾燥検知手段と前記無線通信手段とは、前記回転補助手段の内部に配設され、前記回転ドラムが回転することによって前記無線通信手段から前記制御手段に信号を送信するようにしたものである。
これにより、回路基板までの配線を不要とし、精度良く乾燥検知を行い、効率良く衣類の乾燥を行うことにより省エネに貢献できる衣類乾燥機を実現することができる。
本発明の衣類乾燥機は、回路基板までの配線を不要とし、精度良く衣類容量検知と乾燥検知を行い、効率良く衣類の乾燥を行うことにより省エネに貢献できるようになる。
本発明の実施の形態における衣類乾燥機を構成を示す模式図 同、実施の形態における衣類乾燥機の構成を正面から見た模式図 同、衣類乾燥機の回転補助手段内部の構成を示すブロック図 同、衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 同、回転補助手段の電極から得られるセンサ出力と時間との関係を示す図 本発明の実施の形態2における衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 同、乾燥検知手段の電極から得られるセンサ出力と衣類容量との関係を示す図 従来の衣類乾燥機の概略断面図 同、従来の衣類乾燥機の電極の検出抵抗値と時間変化との関係を示す図
第1の発明は、被乾燥物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラム内に配設された回転補助手段と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記被乾燥物の乾燥度合いを検出する乾燥検知手段と、乾燥運転を制御する制御手段と、前記乾燥検知手段からの信号を前記制御手段に送信する無線通信手段とを備え、前記乾燥検知手段と前記無線通信手段とは、前記回転補助手段の内部に配設され、前記回転ドラムが回転することによって前記無線通信手段から前記制御手段に信号を送信するようにしたものである。
これにより、乾燥検知手段を設けて、無線通信手段を用いて回路基板と無線通信を行うので、回路基板までの配線が必要なく、精度良く乾燥状態を得ることができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
第2の発明は、特に第1の発明の乾燥検知手段は、前記回転補助手段の表面を金属部で構成し、前記金属部を電極として被乾燥物の湿り具合により変化する抵抗成分値を計測するようにしたものである。
これにより、衣類の容量検知が可能な乾燥検知手段はコンパクトとなり、回転ドラム内に投入された被乾燥物の量を適切に判定できるので、精度良く乾燥状態を得、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段は、前記乾燥検知手段から得られる情報をもとに、前記回転ドラム内に投入した非乾燥物の容量を検知し、乾燥状態の検知を行い、乾燥延長時間を決定するようにしたものである。
これにより、乾燥検知手段で衣類の容量検知を行うことで、乾燥後に最適な遅延時間を設定でき、効率良く精度良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の回転補助手段の内部には、運動エネルギーで発電を行う発電部を設け、前記発電部の電力により前記乾燥検知手段および前記無線通信手段を駆動するようにしたものである。
これにより、乾燥検知手段および無線通信手段を駆動するための電源を、乾燥機の回転から自己発電するようにしたので、電源との結線が不要となり、効率良く精度良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
第5の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の回転補助手段の内部には、熱エネルギーで発電を行う発電部を設け、前記発電部の電力により前記乾燥検知手段および前記無線通信手段を駆動するようにしたものである。
これにより、乾燥検知手段および無線通信手段を駆動するための電源を、乾燥機の熱から自己発電するようにしたので、電源との結線が不要となり、効率良く精度良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態の衣類乾燥機において、本発明の動作について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態における衣類乾燥機の構成を示す模式図、図2は、同実施の形態の衣類乾燥機の構成を正面から見た模式図である。
図1、2において、乾燥機本体1の内部には、衣類等からなる被乾燥物4を投入し被乾燥物4を撹拌するための回転ドラム2を有する。回転ドラム2には、バッフルからなる回転補助手段8、電極センサからなる乾燥検知手段10を設けており、モータ3によって回転ドラム2は回転駆動される。
乾燥検知手段10は、金属からなる回転補助手段8の表面をセンサとして使用するものである。
このように、回転ドラム2の内側には、被乾燥物4と確実に接触するように乾燥検知手段10が、回転補助手段8の回転補助手段の表面に構成されている。
回転ドラム2の回転補助手段8の表面の金属部分を電極センサとして設置された乾燥検知手段10は、乾燥機本体1の電源が入り、回転ドラム2が回転してから乾燥するまでの間、常に衣類の乾燥状態を検知する。この回転補助手段8の表面に電極を設置することによって、電極と衣類との接触頻度が増え接触状態が安定し、乾燥状態の検知精度が向上する。
乾燥検知手段10は、図示していないが抵抗検知手段に接続されており、これらの情報は無線通信手段30によって制御手段13に入力されている。
抵抗検知手段によって抵抗値が閾値以上であるかどうかを判定し、閾値以上である回数をカウントすることが可能である。例えば、1秒間に10回カウントできるとすると、閾値以上の値は1分間で最大600回ということになる。この最大値をカウントすることによって衣類の容量を判定することができる。例えば閾値以上のカウントが0になった状態が3分継続したら乾燥終了を検知することができる。
このように運転初期に衣類容量を検知し、乾燥終了を検知することができると、その後の遅延時間を衣類容量に合わせて最適に設定することができる。通常、遅延時間は衣類容量に関係なく20分間と設定されているが、衣類容量を検知でき、その値を遅延時間にフィードバックさせると、1分から20分の自動設定が可能となり、衣類容量が小さい時、例えば1kgの時は遅延時間を1分として運転することが可能となる。
図3は、乾燥機本体1の回転補助手段8内部の構成を示すブロック図である。
回転補助手段8の表面には、乾燥検知手段10があり、その内部に発電デバイス25からなる発電部と、制御手段13と無線通信することが可能な無線通信手段30とから構成されている。
乾燥機本体1の電源が入り、回転ドラム2が回転することによって、発電デバイス25内の圧電体が発電し、その電力によって回転補助手段8に設けた乾燥検知手段10の電極間の抵抗を測定する。
測定した結果を無線通信手段30を用いて、制御手段13に無線送信を行い、マイコンでデータ処理を行う。回転ドラム2の回転中は常に発電デバイス25が発電を行っているので、電極間の抵抗を測定し、それらの結果を無線通信することができ、衣類の乾燥状態の検知精度が向上する。また、回転初期の電極センサの出力すなわち乾燥検知手段10の出力より衣類容量も検知することができる。これにより、容量に応じた乾燥後の遅延時間も適切に設定することができる。
次に、図1に示された衣類乾燥機において、本発明の動作について図面を参照しながら説明する。
図4は、同実施の形態における衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャートである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
抵抗検知手段及び温度検知手段を持った乾燥機本体1において、乾燥検知手段10の一部をなす電極が回転ドラム2内の回転補助手段8の表面に形成されている。この抵抗検知手段により回転ドラム2内で衣類が接触した時の衣類の表面抵抗を検知する。この抵抗検
知手段は衣類の湿度が高いと抵抗が小さく、湿度が低くなると抵抗が高くなる。温度検知手段であるサーミスタは回転ドラム2の熱風吹出口近傍に設置されており、回転ドラム2から出てくる熱風の温度を検知する。
また、回転補助手段8の内部には回転ドラム2の回転によって自己発電する発電デバイス25として機能する圧電体から成る加速度センサや、制御手段13と無線通信する無線通信手段30とが設置されており、非常にコンパクトで容易に設置可能な衣類乾燥機を構成する。
まず、乾燥機本体1の回転ドラム2内に乾燥させたい非乾燥状態の衣類からなる被乾燥物4を投入する(ステップS0)。
衣類乾燥機のドライレベルや様々な設定を行い、運転ボタン押下により乾燥運転を開始する(ステップS1)。
乾燥運転がスタートすると、回転ドラム2が回転を始め、ヒートポンプによって暖められた熱風が回転ドラム2内に導入され、この熱風が衣類を温めた後、回転ドラム2から吹き出される。
回転ドラム2が回転を始めると、回転補助手段8の内部に設置された加速度センサから成る発電デバイス25が発電を開始し(ステップS8)、この吹き出された熱風にさらされる衣類の抵抗を回転補助手段8の表面に設けた乾燥検知手段10で計測する(ステップS9)。抵抗計測後、無線通信手段30を用いて制御手段13に抵抗値を無線送信する(ステップS10)。
制御手段13では、これら無線送信された抵抗値を受信すると(ステップS3)、この抵抗値が閾値以上であるかどうかを判定する。乾燥検知手段10の抵抗は、抵抗検知手段によって抵抗値の逆数が閾値以上であるかどうかを判定し、閾値以上である回数をカウントする。
ここで、1秒間に10回カウントできるとすると、閾値以上の値は1分間で最大600回ということになり、衣類乾燥機における最大容量8kgの場合には、約550回から600回程度となる。このカウント数が、ある一定期間閾値以下であるかどうかをチェックする(ステップS4)。例えば、このカウント数が3分間0を継続するかどうかを判定し、継続すれば乾燥したと判断する(ステップS5)。
この乾燥と判定した後の遅延時間を、乾燥コースごとに設定する(ステップS6)。通常、遅延時間は衣類容量に関係なく20分間に設定しているので、乾燥判定後、遅延時間に相当する時間、乾燥運転する。このように適切な遅延時間を設定することで、効率よく乾燥させて運転を終了する(ステップS7)。
このように、電極間の抵抗を測定する乾燥検知手段10を回転補助手段の内部に設け、そのための電源として加速度センサから成る発電デバイスを備え、無線通信手段30を用いて回路基板と無線通信を行うので、回路基板までの配線が必要なく、コンパクトな容量・乾燥検知手段を形成し、回転ドラム2内に投入された被乾燥物の量の多少を判定し、さらに乾燥状態の検知精度が向上するので、効率良く精度良く衣類の乾燥検知を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性が大きく向上する。
図5は、回転補助手段の表面の電極から得られるセンサ出力と時間との関係を示した図である。
電極センサからなる乾燥検知手段10は抵抗検知手段に接続しており、さらに無線通信手段30によって制御手段13に入力されて処理される。これらの必要な電力はドラムの回転によって発電デバイス25から得られる電気によって供給される。
この抵抗検知手段によって抵抗値の逆数が閾値以上であるかどうかを制御手段13で判定し、閾値以上である回数をカウントしている。例えば、1秒間に10回カウントできるとすると、閾値以上の値は1分間で最大600回ということになり、衣類乾燥機の最大容量8kgの場合はほぼ550回から600回程度となる。図5の縦軸は1分間の内の10秒間での最大カウント数を取っているので、最大値は100となる。この最大カウント数を検知することによって衣類の乾燥状態の検知精度が向上する。
特に、衣類乾燥機においては、衣類の乾燥状態の検知精度は大変重要であり、そのためには検知手段と衣類との接触頻度を増やし、衣類との接触状態を安定化することが必要である。仮に、検知手段を大きくしようとしても、電極が扉下部に設置されている場合には、物理的に大きさが制限されるので難しい。しかしながら、本実施例においては、回転補助手段8の表面を検知手段として使用することにより、検知面積を大きくできるので、衣類との接触頻度を大きくし、接触状態を安定化することが可能となる。
なお、本実施例では発電デバイスとして回転ドラム2の回転で発電する加速度センサ等を用いたが、乾燥機で発生する熱で発電するものであってもいい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における衣類乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
図1、2に示された衣類乾燥機において、図6は、同実施の形態における衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャートである。
乾燥機本体1において、乾燥検知手段10の一部をなす電極が回転ドラム2内の回転補助手段8の表面に形成されている。乾燥検知手段10により回転ドラム2内で衣類が接触した時の衣類の表面抵抗を検知する。乾燥検知手段10は衣類の湿度が高いと抵抗が小さく、湿度が低くなると抵抗が高くなる。また、温度検知手段であるサーミスタはドラムの熱風吹出口近傍に設置されており、ドラムから出てくる熱風の温度を検知する。
また、回転補助手段8の内部には回転ドラム2の回転によって自己発電する発電デバイス25として機能する圧電体から成る加速度センサや、制御手段13と無線通信する無線通信手段30とが設置されており、非常にコンパクトで容易に設置可能な衣類乾燥機を構成する。
まず、乾燥機本体1の回転ドラム2内に乾燥させたい非乾燥状態の衣類からなる被乾燥物4を投入する(ステップS0)。
衣類乾燥機のドライレベルや様々な設定を行い、運転ボタン押下により乾燥運転を開始する(ステップS1)。
乾燥運転がスタートすると、回転ドラム2が回転を始め、ヒートポンプによって暖められた熱風が回転ドラム2内に導入され、この熱風が衣類を温めた後、回転ドラム2から吹き出される。
回転ドラム2が回転を始めると、回転補助手段8の内部に設置された加速度センサから成る発電デバイス25が発電を開始し、制御手段13からセンサ検知信号送信要求が無線通信によって送信される(ステップS12)。
乾燥検知手段10の電極センサ側が、無線通信手段30でこの送信要求を受信すると(ステップS18)、回転ドラム2内で吹き出された熱風にさらされる衣類の抵抗を回転補助手段8の表面の電極センサからなる乾燥検知手段10で計測する(ステップS19)。
抵抗計測後、無線通信手段30を用いて制御手段13に抵抗値を無線送信する(ステップS20)。制御手段13は、無線送信された抵抗値を受信すると(ステップS13)、この抵抗値が閾値以上であるかどうかを判定する。
乾燥検知手段10の抵抗は、抵抗検知手段によって抵抗値の逆数が閾値以上であるかどうかを判定し、閾値以上である回数をカウントする。ここで、1秒間に10回カウントできるとすると、閾値以上の値は1分間で最大600回ということになり、衣類乾燥機の最大容量8kgの場合はほぼ550回から600回程度となる。
このカウント数がある一定期間閾値以下であるかどうかをチェックする(ステップS14)。例えば、このカウント数が3分間0を継続するかどうかを判定し、継続すれば乾燥したと判断することができる(ステップS15)。
乾燥した状態であると判定した後の遅延時間を、乾燥コースごとに設定する(ステップS16)。通常、遅延時間は衣類容量に関係なく20分間に設定しているので、乾燥判定後、遅延時間に相当する時間、乾燥運転することが可能となる。このように適切な遅延時間を設定することによって、効率よく乾燥させて運転を終了する(ステップS17)。
このように遅延時間を最適化することによって、エネルギー消費を少なくした乾燥が終了する。このように、回転補助手段の表面に電極を設置することによって、電極と衣類との接触頻度が増え接触状態が安定化し、乾燥状態の検知精度が向上する。
このように、電極間の抵抗を測定する乾燥検知手段10を回転補助手段の内部に設け、そのための電源として加速度センサから成る発電デバイスを備え、無線通信手段30を用いて回路基板と無線通信を行うことにより、回路基板までの配線が不要となり、コンパクトな容量・乾燥検知手段を構成し、回転ドラム2内に投入された被乾燥物の量の多少を判定し、さらに乾燥状態の検知精度が向上するので、効率良く精度良く衣類の乾燥検知を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性が大きく向上する。
なお、本実施例では発電デバイスとしてドラムの回転で発電する加速度センサ等を用いたが、乾燥機で発生する熱で発電するものであってもいい。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における衣類乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
図1、2に示された衣類乾燥機において、図7は、同実施の形態における衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャートである。
乾燥機本体1において、乾燥検知手段10の一部をなす電極が回転ドラム2内の回転補助手段8の表面に形成されている。乾燥検知手段10により回転ドラム2内で衣類が接触した時の衣類の表面抵抗を検知する。乾燥検知手段10は衣類の湿度が高いと抵抗が小さ
く、湿度が低くなると抵抗が高くなる。また、温度検知手段であるサーミスタはドラムの熱風吹出口近傍に設置されており、ドラムから出てくる熱風の温度を検知する。
また、回転補助手段8の内部には回転ドラム2の回転によって自己発電する発電デバイス25として機能する圧電体から成る加速度センサや、制御手段13と無線通信する無線通信手段30とが設置されており、非常にコンパクトで容易に設置可能な衣類乾燥機を構成する。
まず、乾燥機本体1の回転ドラム2内に乾燥させたい非乾燥状態の衣類からなる被乾燥物4を投入する(ステップS0)。
衣類乾燥機のドライレベルや様々な設定を行い、運転ボタン押下により乾燥運転を開始する(ステップS1)。
乾燥運転がスタートすると、回転ドラム2が回転を始め、ヒートポンプによって暖められた熱風が回転ドラム2内に導入され、この熱風が衣類を温めた後、回転ドラム2から吹き出される。
回転ドラム2が回転を始めると、回転補助手段8の内部に設置された加速度センサから成る発電デバイス25が発電を開始し(ステップS31)、この吹き出された熱風にさらされる衣類の抵抗を回転補助手段8の表面の乾燥検知手段10で計測する(ステップS32)。
抵抗計測後、無線通信手段30は制御手段13に抵抗値を無線送信する(ステップS33)。
制御手段13では、これら無線送信された初期の3分間程度の抵抗値を受信すると(ステップS23)、この抵抗値が閾値以上であるかどうかを判定する。
乾燥検知手段10の電極の抵抗は、抵抗検知手段によって抵抗値の逆数が閾値以上であるかどうかを判定し、閾値以上である回数をカウントする。ここで、1秒間に10回カウントできるとすると、閾値以上の値は1分間で最大600回ということになり、衣類乾燥機の最大容量8kgの場合はほぼ550回から600回程度となる。
この平均値をカウントすることによって衣類容量を判定する。この平均カウント数は衣類の容量が多いと大きく、衣類の容量が少ないと小さくなる。
これにより、乾燥検知手段10の電極を用いることによって抵抗を検知し、所定期間における抵抗値が閾値以上になった数をカウントすることによって、ドラム内に投入した衣類の容量を判定する(ステップS24)。
引き続き、回転ドラム2は回転しているので、回転補助手段8の内部に設置された加速度センサから成る発電デバイス25は発電しており(ステップS31)、吹き出された熱風にさらされる衣類の抵抗を回転補助手段8の表面の電極からなる乾燥検知手段10で計測する(ステップS32)。
抵抗計測後、無線通信手段30により制御手段13に抵抗値を無線送信する(ステップS33)。
制御手段13では、無線送信された抵抗値を受信すると(ステップS25)、これらの
抵抗値の逆数が閾値以上であるかどうかを判定し、閾値以上である回数をカウントする。
このカウント数がある一定期間閾値以下であるかどうかをチェックする(ステップS26)。例えば、このカウント数が3分間0を継続するかどうかを判定し、継続すれば乾燥したと判断する(ステップS27)。
次に、乾燥初期に検知した衣類の容量をもとに乾燥したと判定した後の遅延時間を、衣類の容量の関数として設定する(ステップS28)。通常、遅延時間は衣類容量に関係なく20分間に設定しているが、衣類容量を検知し、その値を遅延時間にフィードバックさせ、1分から20分の自動設定を行い、衣類容量が中くらいの時、例えば4kgの時は遅延時間を5分として運転する。
このように最適な遅延時間に設定することによって、エネルギー消費の少ない最適な乾燥が終了する(ステップS29)。このように、この回転補助手段の表面に電極を設置することによって、電極と衣類との接触頻度が増え接触状態が安定化し、乾燥状態の検知精度が向上する。
例えば、コットンコースでタオルやシーツ等の衣類6kgを乾燥させると、最初の1分程度で電極センサへの接触頻度から抵抗を計測し、この抵抗から閾値以上の回数をカウントすることによって衣類の容量を検知する。この後、回転ドラム2の回転補助手段に設置された電極センサの抵抗から3分間閾値以上であれば乾燥と判定し、これらより乾燥後の遅延時間を衣類容量6kgに合わせた時間、約12分に自動設定する。
このように、電極間の抵抗を測定する乾燥検知手段10を回転補助手段の内部に設け、そのための電源として加速度センサから成る発電デバイスを備え、無線通信手段30を用いて回路基板と無線通信を行うので、回路基板までの配線が必要なく、コンパクトな容量・乾燥検知手段を形成し、回転ドラム2内に投入された被乾燥物の量の多少を判定し、さらに乾燥状態の検知精度が向上するので、効率良く精度良く衣類の乾燥検知を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性が大きく向上する。
このように、電極間の抵抗を測定する乾燥検知手段10を回転補助手段の内部に設け、回転ドラム2内に投入された被乾燥物の電極センサへの運転初期の接触頻度から、衣類容量を検知し、さらに乾燥状態も検知することで、精度良く乾燥終了検知を行うことができ、乾燥後に衣類容量に応じた最適な遅延時間を設定できるので、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性が大きく向上する。
また、発電手段で発電された電力を蓄電する手段があってもいい。
図8は、乾燥検知手段10の電極から得られるセンサ出力と衣類容量との関係を示す図である。
図8における被乾燥物は、タオルのような綿生地からなる。電極センサは乾燥検知手段10に接続されており、さらに制御手段13に無線送信されて入力されデータ処理される。
この乾燥検知手段10によって抵抗値の逆数が閾値以上であるかどうかを制御手段13で判定し、閾値以上である回数をカウントしている。例えば、1秒間に10回カウントできるとすると、閾値以上の値は1分間で最大600回ということになり、衣類乾燥機の最大容量8kgの場合はほぼ550回から600回程度となる。
図8の縦軸は1分間の内の10秒間での平均カウント数を取っているので、最大値は100となる。この平均カウント数を検知することによって衣類容量を判定する。
すなわち、電極センサからの出力と衣類容量とがほぼリニアな関係になっており、この平均カウント数は衣類の容量が多いと大きく、衣類の容量が少ないと小さくなる。
これにより、回転ドラム2の回転補助手段8に設けた電極から抵抗を検知し、所定期間における閾値以上の数をカウントすることによって、回転ドラム2内に投入した衣類の容量を判定する。これによって、乾燥終了検知をした後の遅延時間を衣類容量のレベルに合わせて自動設定し、省エネ性の高い衣類乾燥機を構成する。
このように、運転開始時に回転補助手段8の内部に設置した乾燥検知手段10を用いることにより、低コストで効率的に衣類容量の検知精度が向上する。さらには、乾燥状態の検知精度も向上し、乾燥終了の検知精度が大きく向上する。
特に、乾燥初期の接触抵抗の逆数が閾値より高いデータ数が多いと、投入衣類の容量が多いと判定し、乾燥後の最終の遅延時間を設定値より少し長く設定する。逆に、乾燥初期において電極センサからの接触抵抗の逆数が閾値より高いデータ数が少ないと、投入衣類の容量が少ないと判定し、乾燥後の最終の遅延時間を設定値より短く設定する。
また、乾燥検知手段10の電極センサからのデータ数がなくなると、乾燥がほぼ終了したと判定する。これらより、この衣類の容量に応じて乾燥後の遅延時間を最適に設定する。
また、これらの衣類乾燥機の制御手段13で上記運転方法を行うためには、CPUコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラムを用いることが好ましい。
本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
これにより、衣類乾燥機の運転方法において、衣類の容量を検知する検知工程、及び、前記検知工程の後、乾燥状態を判定する判定工程と、前記検知結果と判定結果をフィードバックさせて前記衣類乾燥機の乾燥後の遅延時間を制御する乾燥工程における少なくとも一部をコンピュータに実行させることができる。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥機は、コンパクトで設置が容易な容量検知可能な乾燥検知手段を設けることにより、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、家庭用の衣類乾燥機以外に、オフィスや工場等で使用する業務用の乾燥機等の用途にも適用できる。
2 回転ドラム
3 モータ
8 回転補助手段
10 乾燥検知手段
13 制御手段
30 無線通信手段

Claims (5)

  1. 被乾燥物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラム内に配設された回転補助手段と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記被乾燥物の乾燥度合いを検出する乾燥検知手段と、乾燥運転を制御する制御手段と、前記乾燥検知手段からの信号を前記制御手段に送信する無線通信手段とを備え、前記乾燥検知手段と前記無線通信手段とは、前記回転補助手段の内部に配設され、前記回転ドラムが回転することによって前記無線通信手段から前記制御手段に信号を送信するようにした衣類乾燥機。
  2. 前記乾燥検知手段は、前記回転補助手段の表面を金属部で構成し、前記金属部を電極として被乾燥物の湿り具合により変化する抵抗成分値を計測するようにした請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記制御手段は、前記乾燥検知手段から得られる情報をもとに、前記回転ドラム内に投入した非乾燥物の容量を検知し、乾燥状態の検知を行い、乾燥延長時間を決定するようにした請求項1または2に記載の衣類乾燥機。
  4. 前記回転補助手段の内部には、運動エネルギーで発電を行う発電部を設け、前記発電部の電力により前記乾燥検知手段および前記無線通信手段を駆動するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  5. 前記回転補助手段の内部には、熱エネルギーで発電を行う発電部を設け、前記発電部の電力により前記乾燥検知手段および前記無線通信手段を駆動するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
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