JP2014030123A - 無線通信装置及び通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
車両とともに移動する無線LANステーション機器が、情報通信を行う際に、適切な通信経路を提供する。
【解決手段】
各所に配置されている公衆無線LANアクセスポイント機器と通信できる可能性がある第1領域の外側に車両CRが位置する場合には、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をルータ機能のアクセスポイントモード動作に設定する。この結果、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれは、広域ネットワークシステム330を利用した情報通信を行う。一方、当該第1領域の内側に車両CRが位置する場合には、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をブリッジ機能のアクセスポイントモード動作に設定する。この結果、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれは、公衆無線LANアクセスポイント機器310を利用した情報通信を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラム、並びに、当該通信制御プログラムが記録された記録媒体に関する。
従来から、車両等の移動体とともに移動する通信端末装置と、移動体の外に位置するサーバ装置等の情報通信装置との間における情報通信が行われている。かかる情報通信には、携帯電話網等の基地局である広域ネットワーク機器が利用されてきたが、近年における公衆無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント機器の配設位置の増加に伴い、通信速度の向上が可能である公衆無線LANアクセスポイント機器を利用した通信を利用する例が普及しつつある。
しかしながら、公衆無線LANアクセスポイント機器の増加は、都市部又はその周辺地域においてである。
かかる状況を鑑み、公衆無線LANアクセスポイント機器を利用できる場合には、公衆無線LANアクセスポイント機器を利用した通信を行い、公衆無線LANアクセスポイント機器を利用できない場合には、広域ネットワーク機器を利用した通信を行うことを自動的に切り替える技術が提案されている(特許文献1参照:以下、「従来例1」と呼ぶ)。この従来例1の技術では、通信端末装置が、公衆無線LANアクセスポイント機器を利用した通信ができる領域の情報を予め記憶しておく。そして、当該領域内に位置することが検出された場合には、通信端末装置が、公衆無線LANアクセスポイント機器及び広域ネットワーク機器のいずれを利用する方が適切であるかを判定し、適切であると判定された機器を利用した情報通信を自動的に選択するようにしている。
また、公衆無線LANアクセスポイント機器の利用や、広域ネットワーク機器の利用を想定した技術ではないが、アクセスポイントモード動作とステーションモード動作とを切り替えることができる無線LAN機器の技術が提案されている(特許文献2参照:以下、「従来例2」と呼ぶ)。この従来例2の技術では、移動体に搭載された無線LAN機器が、外部施設に設置された私的無線LANアクセスポイント機器と通信できない場合には、アクセスポイントモード動作を行い、周辺の無線LANステーション機器との通信を行う。一方、当該無線LAN機器が、当該私的無線LANアクセスポイント機器と通信できる場合には、ステーションモード動作を行い、周辺の無線LANステーション機器にも当該私的無線LANアクセスポイント機器との通信を行わせるようになっている。
特開2005−039795号公報 特開2005−203936号公報
上述した従来例1の技術では、通信端末装置が、公衆無線LANアクセスポイント機器及び広域ネットワーク機器のいずれを利用する方が適切であるかを判定し、適切であると判定された機器を利用した情報通信を自動的に選択する。このため、通信端末装置が、無線LANステーション機器と直接接続する機能及び広域ネットワーク機器と直接接続する機能の双方を実装することが必要あった。このため、通信端末装置の構成を簡易なものとすることができなかった。
また、従来例2の技術を従来例1の技術に組み合わせて、公衆無線LANアクセスポイント機器との通信を行う場合には、アクセスポイントモード動作からステーションモード動作へ切り替える機能を有する無線LAN機器を移動体に搭載することも考えられる。しかしながら、こうした構成では、公衆無線LANアクセスポイント機器との通信ができるようになった時点で、無線LAN機器の動作がステーションモード動作に切り替わるので、それまでアクセスポイントモード動作をしていた無線LANステーション機器は、独自の判断で、公衆無線LANアクセスポイント機器に接続することになる。
そして、公衆無線LANアクセスポイント機器との通信ができなくなった場合にも、無線LANステーション機器は、やはり独自の判断で、アクセスポイントモード動作に復帰した無線LAN機器に再接続することになる。このため、無線LAN機器が迅速にアクセスポイントモード動作に復帰したとしても、無線LANステーション機器が迅速に無線LAN機器に接続できるか否かは、無線LANステーション機器の性能に依存することになる。
このため、公衆無線LANアクセスポイント機器の利用と広域ネットワーク機器の利用との切替を迅速に行うことができるとともに、広域ネットワーク機器と直接接続する機能を有していない通信端末装置であっても、広域ネットワークを介して情報通信を行うことができるようにする技術が望まれている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、移動体とともに移動する通信端末装置が、移動体の外に位置する情報通信装置との間における情報通信を行う際に、適切な通信経路を提供できる新たな無線通信装置及び通信制御方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、移動体に配置される無線通信装置であって、アクセスポイントとして動作中に、無線LANステーション機器と通信を行うとともに、前記移動体の外に設置された公衆無線LANアクセスポイント機器との間で通信を行う無線LAN通信部と;前記移動体の外に設置された広域ネットワーク機器との間で通信を行う広域ネットワーク通信部と;前記公衆無線LANアクセスポイント機器との通信ができる可能性がある第1領域の位置情報が記憶された第1記憶部と;前記無線LANステーション機器と、前記移動体の外に位置する情報通信装置との通信経路を制御する制御部と;を備え、前記制御部は、前記移動体が前記第1領域の外側に位置する場合には、前記無線LAN通信部を利用した前記公衆無線LANアクセスポイント機器との通信動作を停止させるとともに、前記無線LANステーション機器と前記情報通信装置との通信に、前記無線LAN通信部、前記広域ネットワーク通信部及び前記広域ネットワーク機器を利用させ、前記移動体が前記第1領域の内側に位置する場合には、前記広域ネットワーク通信部を利用した前記広域ネットワーク機器との通信動作を停止させるとともに、前記無線LANステーション機器と前記情報通信装置との通信に、前記無線LAN通信部及び前記公衆無線LANアクセスポイント機器を利用させる、ことを特徴とする無線通信装置である。
請求項5に記載の発明は、アクセスポイントとして動作中に、無線LANステーション機器と通信を行うとともに、移動体の外に設置された公衆無線LANアクセスポイント機器との間で通信を行う無線LAN通信部と;前記移動体の外に設置された広域ネットワーク機器との間で通信を行う広域ネットワーク通信部と;前記公衆無線LANアクセスポイント機器との通信ができる可能性がある領域の位置情報が記憶された記憶部と;を備え、前記移動体に配置される無線通信装置で使用される通信制御方法であって、前記移動体が前記記憶部に記憶された領域の外側に位置する場合には、前記無線LAN通信部を利用した前記公衆無線LANアクセスポイント機器との通信動作を停止させるとともに、前記無線LANステーション機器と、前記移動体の外に位置する情報通信装置との通信に、前記無線LAN通信部、前記広域ネットワーク通信部及び前記広域ネットワーク機器を利用させる第1設定工程と;前記移動体が前記記憶部に記憶された領域の内側に位置する場合には、前記広域ネットワーク通信部を利用した前記広域ネットワーク機器との通信動作を停止させるとともに、前記無線LANステーション機器と前記情報通信装置との通信に、前記無線LAN通信部及び前記公衆無線LANアクセスポイント機器を利用させる第2設定工程と;を備えることを特徴とする通信制御方法である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の通信制御方法を演算部に実行させる、ことを特徴とする通信制御プログラムである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の通信制御プログラムが、演算部により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
本発明の一実施形態に係る無線通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 ルータ機能のアクセスポイントモード動作時の通信対象を示す図である。 ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作時の通信対象を示す図である。 ステーションモード動作時の通信対象を示す図である。 図1の記憶部に記憶される無線LAN通信領域情報を説明するための図である。 図1の装置による通信制御処理を説明するためのフローチャートである。 図6のステーションモード動作の設定処理を説明するためのフローチャートである。 図6のブリッジ機能のアクセスポイントモード動作の設定処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図8を参照して説明する。
[構成]
図1には、一実施形態に係る無線通信装置100の構成が概略的に示されている。この図1に示されるように、無線通信装置100は、移動体としての車両CR内に配置されている。
無線通信装置100は、無線LAN通信部110と、広域ネットワーク通信部120とを備えている。また、無線通信装置100は、第1記憶部及び第2記憶部としての記憶部130と、位置取得部140と、制御部150とを備えている。
上記の無線LAN通信部110は、制御部150により設定されたモード動作に対応する無線通信を行う。かかる無線通信としては、車両CR内に位置する無線LANステーション機器2101,…,210N、車両CR外に設置された公衆無線LANアクセスポイント機器310、車両CR外に設置された私的無線LANアクセスポイント機器320との間における無線通信がある。
ここで、無線LAN通信部110が無線通信を行うことができる公衆無線LANアクセスポイント機器及び私的無線LANアクセスポイント機器は、それぞれ複数存在するが、図1では、公衆無線LANアクセスポイント機器310及び私的無線LANアクセスポイント機器320が代表的に示されている。また、無線LAN通信部110が無線通信を行う無線LANステーション機器としては、例えば、スマートフォン、携帯ゲーム機等の携帯情報端末装置が挙げられる。
なお、無線LAN通信部110が実行するモード動作については、後述する。
また、無線LAN通信部110は、広域ネットワーク通信部120と有線接続されている。そして、制御部150により設定されたモード動作において広域ネットワーク通信部120との間でデータの授受が必要な場合には、無線LAN通信部110は、当該有線接続を介して、広域ネットワーク通信部120との間でデータの授受を行う。
また、無線LAN通信部110は、公衆無線LANアクセスポイント機器310との通信ができるか否か、及び、私的無線LANアクセスポイント機器320との通信ができるか否かを検出する。さらに、無線LAN通信部110は、公衆無線LANアクセスポイント機器310との通信におけるリンク速度を検出する。そして、無線LAN通信部110は、これらの検出結果を制御部150へ報告する。
上記の広域ネットワーク通信部120は、広域ネットワークシステム330が備える広域ネットワーク機器としての基地局331との間で通信を行う。ここで、広域ネットワークシステム330は複数の基地局を備えているが、図1では、基地局331が代表的に示されている。
なお、広域ネットワークシステム330としては、例えば、携帯電話網システム、インターネット網等が挙げられる。
上記の記憶部130は、不揮発性の記憶素子を備えて構成されている。この記憶部130には、制御部150が利用する様々な情報データが記憶される。こうした記憶部130に記憶される情報データには、無線LAN通信領域情報RGNが含まれている(後述する図5参照)。また、当該情報データには、広域ネットワークシステム330を介した通信に関する通信速度情報(例えば、理論的な最高通信速度の情報)が含まれている。なお、記憶部130には、制御部150がアクセス可能となっている。
なお、無線LAN通信領域情報RGNの内容については、後述する。
上記の位置取得部140は、車両CRに配置された位置検出部220により検出された車両CRの現在位置情報を取得する。そして、位置取得部140は、取得された現在位置情報を制御部150へ送る。
なお、本実施形態では、位置検出部220は、例えば、GPS(Global Positioning System)測位を行って、車両CRの現在位置情報を検出するようになっている。
上記の制御部150は、無線LAN通信部110の動作を制御する。この制御部150が実行する無線LAN通信部110に対する制御動作については、後述する。
<無線LAN通信部110が実行するモード動作>
次に、無線LAN通信部110が実行するモード動作について説明する。こうした無線LAN通信部110が実行するモード動作には、ルータ機能のアクセスポイントモード(いわゆるインフラストラクチャモード)動作、ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作、及び、ステーションモード動作の3種類のモード動作がある。
《ルータ機能のアクセスポイントモード動作》
無線LAN通信部110は、制御部150によりルータ機能のアクセスポイントモード動作の設定が行われると、ルータ機能のアクセスポイントモード動作を実行する。このルータ機能のアクセスポイントモード動作では、図2に示されるように、無線LAN通信部110は、無線LANステーション機器2101,…,210Nとの間で無線通信を行う。また、ルータ機能のアクセスポイントモード動作では、無線LAN通信部110は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバの機能を実行し、プライベートIP(Internet Protocol)アドレスを、無線LANステーション機器2101,…,210Nに対して発行する。
また、ルータ機能のアクセスポイントモード動作では、無線LAN通信部110は、広域ネットワーク通信部120との間でデータ授受を行う。この結果、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれは、無線LAN通信部110、広域ネットワーク通信部120及び広域ネットワークシステム330を介して、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行う。
《ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作》
無線LAN通信部110は、制御部150によりブリッジ機能のアクセスポイントモード動作の設定が行われると、ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作を実行する。このブリッジ機能のアクセスポイントモード動作では、図3に示されるように、無線LAN通信部110は、無線LANステーション機器2101,…,210Nとの間で無線通信を行う。また、ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作では、無線LAN通信部110は、DHCPサーバの機能を無効にする。
また、ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作では、無線LAN通信部110は、公衆無線LANアクセスポイント機器310との間で無線通信を行うことにより、公衆無線LANアクセスポイント機器310と無線LANステーション機器2101,…,210Nとの間の中継を行う。この際、無線LANステーション機器2101,…,210NへのIPアドレスは、公衆無線LANアクセスポイント機器310から無線LAN通信部110を介して供給される。この結果、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれは、無線LAN通信部110及び公衆無線LANアクセスポイント機器310を介して、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行う。
《ステーションモード動作》
無線LAN通信部110は、制御部150によりステーションモード動作の設定が行われると、ステーションモード動作を実行する。このステーションモード動作では、図4に示されるように、無線LAN通信部110は、専ら、私的無線LANアクセスポイント機器320との間で無線通信を行う。このため、無線LANステーション機器2101,…,210Nは、私的無線LANアクセスポイント機器320との間で無線通信を行うことにより、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行う。
なお、無線LANステーション機器2101,…,210Nのうちで、基地局331との直接的な無線通信機能を更に有している機器は、広域ネットワークシステム330を介して、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行うようにしてもよい。
<記憶部130に記憶される無線LAN通信領域情報RGN>
次いで、記憶部130に記憶される無線LAN通信領域情報RGNの内容について説明する。
上記の無線LAN通信領域情報RGNは、図5に示されるように、第1領域情報RGN1と、第2領域情報RGN2とを含んでいる。ここで、第1領域情報RGN1は、各所に配置されている公衆無線LANアクセスポイント機器と通信可能な領域に関する情報である。また、第2領域情報RGN2は、各所に配置されている私的無線LANアクセスポイント機器と通信可能な領域に関する情報である。
上記の第1領域情報RGN1は、公衆無線LANアクセスポイント機器ごとの通信可能な領域に関する情報である個別第1領域情報RGN11,RGN12,…を含んでいる。こうした個別第1領域情報RGN1j(j=1,2,…)としては、例えば、所定の広さで矩形状に地図上で分割した分割領域のいずれが、個別第1領域情報RGN1jに対応する公衆無線LANアクセスポイント機器と通信可能であると推定されている領域であるかを示すものとすることができる。
上記の第2領域情報RGN2は、私的無線LANアクセスポイント機器ごとの通信可能な領域に関する情報である個別第2領域情報RGN21,RGN22,…を含んでいる。こうした個別第2領域情報RGN2k(k=1,2,…)としては、例えば、所定の広さで矩形状に地図上で分割した分割領域のいずれが、個別第2領域情報RGN2kに対応する私的無線LANアクセスポイント機器と通信可能であると推定され、かつ、車両CRが滞在する可能性のある領域であるかを示すものとすることができる。
なお、無線LAN通信領域情報RGNについては、制御部150が、公衆無線LANアクセスポイント機器や私的無線LANアクセスポイント機器の設置情報を、これらの情報を保持するサーバ装置から取得して更新するようになっている。また、不図示の入力部を利用した利用者による個別的な指定に応じて、制御部150が、無線LAN通信領域情報RGNの更新を行うようになっている。
[動作]
次に、上記のようにして構成された無線通信装置100の動作について、制御部150が実行する通信制御処理に主に着目して説明する。
なお、記憶部130には、無線LAN通信領域情報RGNが記憶されているものとする。また、位置検出部220は、位置検出を継続的に行っているものとする。
さらに、当初においては、無線LAN通信部110は、ルータ機能のアクセスポイントモード動作をしているものとする。このため、当初においては、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれは、無線LAN通信部110、広域ネットワーク通信部120及び広域ネットワークシステム330を介して、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行うようになっている。
通信制御処理に際しては、図6に示されるように、まず、ステップS11において、制御部150が、位置検出部220により検出された車両CRの現在位置に基づいて、車両CRの現在位置が私的無線LANアクセスポイント機器320と通信ができる可能性があり、かつ、車両CRが滞在する可能性がある第2領域の内側に車両CRが位置しているか否かを判定する。かかる判定に際して、制御部150は、車両CRの現在位置に基づいて、記憶部130に記憶されている個別第2領域情報RGN2k(k=1,2,…)のいずれかに対応する領域の内側に車両CRが位置しているか否かを判定する。
ステップS11における判定の結果が否定的であった場合(ステップS11:N)には、処理は、後述するステップS13へ進む。一方、ステップS11における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS11:Y)には、処理はステップS12へ進む。
ステップS12では、制御部150が、ステーションモード動作の設定処理を行う。このステーションモード動作の設定処理が終了すると、処理はステップS13へ進む。
なお、ステップS12におけるステーションモード動作の設定処理の詳細については、後述する。
ステップS13では、制御部150が、位置検出部220により検出された車両CRの現在位置に基づいて、車両CRの現在位置が公衆無線LANアクセスポイント機器310と通信ができる可能性がある第1領域の内側に車両CRが位置しているか否かを判定する。かかる判定に際して、制御部150は、車両CRの現在位置に基づいて、記憶部130に記憶されている個別第1領域情報RGN1j(j=1,2,…)のいずれかに対応する領域の内側に車両CRが位置しているか否かを判定する。
ステップS13における判定の結果が否定的であった場合(ステップS13:N)には、制御部150は、無線LAN通信部110がルータ機能のアクセスポイントモード動作を行うべきであると判断する。そして、処理は、後述するステップS16へ進む。
ステップS13における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS13:Y)には、処理はステップS14へ進む。このステップS14では、制御部150が、ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作の設定処理を行う。このブリッジ機能のアクセスポイントモード動作の設定処理が終了すると、処理はステップS15へ進む。
なお、ステップS14におけるアクセスポイントモード動作の設定処理の詳細については、について後述する。
ステップS15では、上述したステップS11の場合と同様にして、制御部150が、第2領域の内側に車両CRが位置しているか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS15:Y)には、処理はステップS12へ戻る。
ステップS15における判定の結果が否定的あった場合(ステップS15:N)には、制御部150は、無線LAN通信部110がルータ機能のアクセスポイントモード動作を行うべきであると判断する。そして、処理はステップS16へ進む。
ステップS16では、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をルータ機能のアクセスポイントモード動作に設定中であるか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS16:Y)には、処理はステップS11へ戻る。
ステップS16における判定の結果が否定的あった場合(ステップS16:N)には、処理はステップS17へ進む。このステップS17では、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をルータ機能のアクセスポイントモード動作に設定する。
ステップS17における処理により、無線LAN通信部110は、無線LANステーション機器2101,…,210Nとの間で無線通信を行うようになる。そして、無線LAN通信部110は、DHCPサーバの機能を実行し、プライベートIPアドレスを、無線LANステーション機器2101,…,210Nに対して発行する。
また、無線LAN通信部110は、広域ネットワーク通信部120との間でデータ授受を行うようになる。この結果、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれは、無線LAN通信部110、広域ネットワーク通信部120及び広域ネットワークシステム330を介して、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行うことになる。
ステップS17の処理が終了すると、処理はステップS11へ戻る。この後、ステップS11〜S17の処理が繰り返され、車両CRの位置に応じて、無線LAN通信部110に対するモード動作の設定が行われる。
<ステーションモード動作の設定処理>
次に、ステップS12におけるステーションモード動作の設定処理について説明する。
ステーションモード動作の設定処理に際しては、図7に示されるように、まず、ステップS21において、現時点において、私的無線LANアクセスポイント機器320との通信ができるか否かを、制御部150が、無線LAN通信部110から報告された検出結果に基づいて判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS21:N)には、ステップS12の処理が終了する。
ステップS21における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS21:Y)には、処理はステップS22へ進む。このステップS22では、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をステーションモード動作に設定中であるか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS22:Y)には、処理は、後述するステップS24へ進む。
ステップS22における判定の結果が否定的であった場合(ステップS22:N)には、処理はステップS23へ進む。このステップS23では、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をステーションモード動作に設定する。そして、処理はステップS24へ進む。
ステップS23における処理により、無線LAN通信部110は、専ら、私的無線LANアクセスポイント機器320との間で無線通信を行うようになる。このため、無線LANステーション機器2101,…,210Nは、私的無線LANアクセスポイント機器320との間で無線通信を行うことにより、又は、基地局331との直接的な無線通信を行うことにより、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行うことになる。
ステップS24では、第2領域の外側に車両CRが位置するようになったか否かを、制御部150が、位置検出部220により検出された車両CRの現在位置に基づいて判定する。かかる判定に際して、制御部150は、車両CRの現在位置に基づいて、記憶部130に記憶されている個別第2領域情報RGN2k(k=1,2,…)に対応する領域のいずれに対しても外側に車両CRが位置しているか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS24:Y)には、ステップS12の処理が終了する。
ステップS24における判定の結果が否定的であった場合(ステップS24:N)には、処理はステップS21へ戻る。以後、ステップS21における判定の結果が否定的となる、又は、ステップS24における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS21〜S24の処理が繰り返される。
以上のようにして行われるステップS12におけるステーションモード動作の設定処理により、車両CRが第2領域内に位置し、かつ、無線LAN通信部110が私的無線LANアクセスポイント機器320と通信できるという条件を満たす場合には、無線LAN通信部110は、ステーションモード動作を実行する。そして、当該条件を満たさなくなると、ステップS12の処理が終了し、処理は、上述した図6におけるステップS13へ進む。
<ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作の設定処理>
次に、ステップS14におけるブリッジ機能のアクセスポイントモード動作の設定処理について説明する。
ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作の設定処理に際しては、図8に示されるように、まず、ステップS31において、現時点において、公衆無線LANアクセスポイント機器310との通信ができるか否かを、制御部150が、無線LAN通信部110から報告された検出結果に基づいて判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS31:N)には、ステップS14の処理が終了する。
ステップS31における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS31:Y)には、処理はステップS32へ進む。このステップS32では、まず、制御部150が、記憶部130内の広域ネットワークシステム330を介した通信に関する通信速度情報を読み取る。そして、現時点において、公衆無線LANアクセスポイント機器310とのリンク速度が、読み取られた通信速度情報により特定される広域ネットワーク通信部120を介した基地局331との間の通信速度よりも高速である否かを、制御部150が、無線LAN通信部110から報告された検出結果に基づいて判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS32:N)には、ステップS14の処理が終了する。
ステップS32における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS32:Y)には、処理はステップS33へ進む。このステップS33では、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をブリッジ機能のアクセスポイントモード動作に設定中であるか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS33:Y)には、処理は、後述するステップS35へ進む。
ステップS33における判定の結果が否定的であった場合(ステップS33:N)には、処理はステップS34へ進む。このステップS34では、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をブリッジ機能のアクセスポイントモード動作に設定する。そして、処理はステップS35へ進む。
ステップS34における処理により、無線LAN通信部110は、無線LANステーション機器2101,…,210Nとの間で無線通信を行うようになる。また、無線LAN通信部110は、無線LAN通信部110が有するDHCPサーバの機能を無効とする。
また、無線LAN通信部110は、公衆無線LANアクセスポイント機器310との間で無線通信を行うことにより、公衆無線LANアクセスポイント機器310と無線LANステーション機器2101,…,210Nとの間の中継を行うようになる。この際、無線LANステーション機器2101,…,210NへのIPアドレスは、公衆無線LANアクセスポイント機器310から無線LAN通信部110を介して供給される。この結果、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれは、無線LAN通信部110及び公衆無線LANアクセスポイント機器310を介して、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行うことになる。
ステップS35では、上述したステップS11,S15の場合と同様にして、制御部150が、第2領域の内側に車両CRが位置しているか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS35:Y)には、ステップS14の処理が終了する。
ステップS35における判定の結果が否定的であった場合(ステップS35:N)には、処理はステップS36へ進む。このステップS36では、第1領域の外側に車両CRが位置するようになったか否かを、制御部150が、位置検出部220により検出された車両CRの現在位置に基づいて判定する。かかる判定に際して、制御部150は、車両CRの現在位置に基づいて、記憶部130に記憶されている個別第1領域情報RGN1j(j=1,2,…)に対応する領域のいずれに対しても外側に車両CRが位置しているか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS36:Y)には、ステップS14の処理が終了する。
ステップS36における判定の結果が否定的であった場合(ステップS36:N)には、処理はステップS31へ戻る。以後、ステップS31若しくはステップS32における判定の結果が否定的となる、又は、ステップS35若しくはステップS36における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS31〜S36の処理が繰り返される。
以上のようにして行われるステップS14におけるブリッジ機能のアクセスポイントモード動作の設定処理により、車両CRが第1領域内かつ第2領域外に位置し、無線LAN通信部110が公衆無線LANアクセスポイント機器310と通信できるという条件を満たす場合には、無線LAN通信部110は、ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作を実行する。そして、当該条件を満たさなくなると、ステップS14の処理が終了し、処理は、上述した図6におけるステップS15へ進む。
以上説明したように、本実施形態では、記憶部130内に、各所に配置されている公衆無線LANアクセスポイント機器と通信できる可能性がある第1領域に関する位置情報が記憶されている。また、記憶部130内に、各所に配置されている私的無線LANアクセスポイント機器と通信できる可能性があるとともに、車両CRが滞在する可能性がある第2領域に関する情報が記憶される。ここで、第2領域は、無線LANステーション機器2101,…,210Nの少なくとも1つを車両CR外に持ち出す可能性のある領域となっている。
そして、第1領域の外側であり、かつ、第2領域の外側に車両CRが位置する場合には、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をルータ機能のアクセスポイントモード動作に設定する。この結果、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれは、無線LAN通信部110、広域ネットワーク通信部120及び広域ネットワークシステム330を介して、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行うようになる。
また、第1領域の内側であり、かつ、第2領域の外側に車両CRが位置する場合には、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をブリッジ機能のアクセスポイントモード動作に設定する。この結果、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれは、無線LAN通信部110及び公衆無線LANアクセスポイント機器310を介して、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行うようになる。
したがって、本実施形態によれば、車両CRとともに移動する無線LANステーション機器2101,…,210Nに対して、車両CRの外に位置する情報通信装置との間における情報通信を行う際の適切な通信経路を提供できる。
また、本実施形態では、第1領域の内側であり、かつ、第2領域の外側に車両CRが位置する場合には、制御部150は、公衆無線LANアクセスポイント機器310との通信ができることを確認したうえで、無線LAN通信部110の動作をブリッジ機能のアクセスポイントモード動作に設定する。このため、ブリッジ機能のアクセスポイントモード動作の設定にともなって、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれと、車両CR外の情報端末装置との間における情報通信ができなくなってしまう事態を防止することができる。
また、本実施形態では、第1領域の内側であり、かつ、第2領域の外側に車両CRが位置する場合には、制御部150は、公衆無線LANアクセスポイント機器310とのリンク速度が広域ネットワーク通信部120を介した基地局331との間の通信速度よりも高速であることを確認したうえで、無線LAN通信部110の動作をブリッジ機能のアクセスポイントモード動作に設定する。このため、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれと、車両CR外の情報端末装置との間における情報通信の高速性を確保することができる。
また、本実施形態では、第2領域の内側に車両CRが位置する場合には、制御部150が、無線LAN通信部110の動作をステーションモード動作に設定する。この結果、無線LANステーション機器2101,…,210Nのそれぞれは、私的無線LANアクセスポイント機器320との間で無線通信を行うことにより、又は、基地局331との直接的な無線通信を行うことにより、車両CR外の情報端末装置との情報通信を行うことになる。このため、車両CR外に持ち出された無線LANステーション機器であっても、車両CR外の情報端末装置との間における情報通信の実行を行うことができる。
また、本実施形態では、第2領域の内側に車両CRが位置する場合には、制御部150は、私的無線LANアクセスポイント機器320との通信ができることを確認することにより、車両CR内に位置する無線LANステーション機器も私的無線LANアクセスポイント機器320との通信ができることを確認したうえで、無線LAN通信部110の動作をステーションモード動作に設定する。このため、ステーションモード動作の設定にともなって、無線LAN通信部110や車両CR内に位置する無線LANステーション機器が、私的無線LANアクセスポイント機器320を利用して、車両CR外の情報端末装置との間における情報通信ができなくなってしまう事態を防止することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、車両CRが第1領域に入ってから出るまでの時間を考慮することなく、無線LAN通信部110の動作モードをブリッジ機能のアクセスポイントモード動作に設定するようにした。これに対し、車両CRの速度を取得し、車両CRが第1領域を通過する時間が所定時間よりも長いと推定されることを条件として追加して、無線LAN通信部110の動作モードをブリッジ機能のアクセスポイントモード動作に設定するようにしてもよい。この場合には、無線LAN通信部110のモード動作の切り替えが頻繁に発生することを防止することができる。
また、上記の実施形態では、車両CRが第2領域内に滞在する可能性を、過去の実績を踏まえて作成された個別第2領域情報に対応する領域と、車両CRの位置との関係から判断するようにした。これに対し、車両CRの速度を取得し、車両CRが第2領域内で停車したことを条件として追加して、無線LAN通信部110の動作モードをステーションモード動作に設定するようにしてもよい。この場合には、ステーションモード動作への不要な切り替えの蓋然性を低くすることができる。
また、上記の実施形態では、公衆無線LANアクセスポイント機器310を利用した通信への切り替えに際して、記憶部130内の広域ネットワークシステム330を介した通信に関する通信速度情報により特定される広域ネットワークシステム330を介した通信の速度と、公衆無線LANアクセスポイント機器310とのリンク速度の検出結果とを比較するようにした。これに対し、広域ネットワーク通信部120が、広域ネットワークシステム330を介した通信の速度を検出するようにし、広域ネットワークシステム330を利用した通信の速度の直近の検出結果と、公衆無線LANアクセスポイント機器310とのリンク速度の直近の検出結果とを比較するようにしてもよい。
さらに、不図示の入力装置を使用した利用者によるステーションモード動作への切り替えの明示的な指令があった場合に、無線LAN通信部110の動作モードをステーションモード動作に設定するようにしてもよい。
また、位置取得部140及び制御部150の機能を、例えば、カーナビゲーション装置等の車両搭載装置の資源を利用して実現するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、車両とともに移動する無線通信装置に本発明を適用したが、車両以外の移動体とともに移動する無線通信装置に本発明を適用することができるのは、勿論である。
なお、上記の実施形態における位置取得部140及び制御部150を、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等を備えた演算部としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、位置取得部140及び制御部150における処理の一部又は全部を実行するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体からロードされて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
100 … 無線通信装置
110 … 無線LAN通信部
120 … 広域ネットワーク通信部
130 … 記憶部(第1記憶部及び第2記憶部)
150 … 制御部
310 … 公衆無線LANアクセスポイント機器
320 … 私的無線LANアクセスポイント機器
331 … 基地局(広域ネットワーク機器)

Claims (7)

  1. 移動体に配置される無線通信装置であって、
    アクセスポイントとして動作中に、無線LANステーション機器と通信を行うとともに、前記移動体の外に設置された公衆無線LANアクセスポイント機器との間で通信を行う無線LAN通信部と;
    前記移動体の外に設置された広域ネットワーク機器との間で通信を行う広域ネットワーク通信部と;
    前記公衆無線LANアクセスポイント機器との通信ができる可能性がある第1領域の位置情報が記憶された第1記憶部と;
    前記無線LANステーション機器と、前記移動体の外に位置する情報通信装置との通信経路を制御する制御部と;を備え、
    前記制御部は、
    前記移動体が前記第1領域の外側に位置する場合には、前記無線LAN通信部を利用した前記公衆無線LANアクセスポイント機器との通信動作を停止させるとともに、前記無線LANステーション機器と前記情報通信装置との通信に、前記無線LAN通信部、前記広域ネットワーク通信部及び前記広域ネットワーク機器を利用させ、
    前記移動体が前記第1領域の内側に位置する場合には、前記広域ネットワーク通信部を利用した前記広域ネットワーク機器との通信動作を停止させるとともに、前記無線LANステーション機器と前記情報通信装置との通信に、前記無線LAN通信部及び前記公衆無線LANアクセスポイント機器を利用させる、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記制御部は、
    前記移動体が前記第1領域の内側に位置する場合には、前記無線LAN通信部を利用した前記公衆無線LANアクセスポイント機器との通信ができることを確認したうえで、前記無線LAN通信部を利用した前記広域ネットワーク機器との通信動作を停止させるとともに、前記無線LANステーション機器と前記情報通信装置との通信に、前記無線LAN通信部及び前記公衆無線LANアクセスポイント機器を利用させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記移動体の外の私的無線LANアクセスポイント機器との通信ができる可能性があり、かつ、前記移動体の滞在可能性がある少なくとも1つの第2領域の位置情報が記憶された第2記憶部を更に備え、
    前記無線LAN通信部は、前記制御部による制御に従って、前記アクセスポイントとしての動作とステーションとしての動作とを切り替えて動作可能であり、
    前記制御部は、前記無線LAN通信部が前記アクセスポイントとしての動作中に前記第2領域内に位置する場合には、前記無線LAN通信部を前記ステーションとして動作させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、
    前記移動体が前記第2領域の内側に位置する場合には、前記無線LAN通信部を利用した前記私的無線LANアクセスポイント機器との通信ができることを確認したうえで、前記無線LAN通信部を前記ステーションとして動作させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. アクセスポイントとして動作中に、無線LANステーション機器と通信を行うとともに、移動体の外に設置された公衆無線LANアクセスポイント機器との間で通信を行う無線LAN通信部と;前記移動体の外に設置された広域ネットワーク機器との間で通信を行う広域ネットワーク通信部と;前記公衆無線LANアクセスポイント機器との通信ができる可能性がある領域の位置情報が記憶された記憶部と;を備え、前記移動体に配置される無線通信装置で使用される通信制御方法であって、
    前記移動体が前記記憶部に記憶された領域の外側に位置する場合には、前記無線LAN通信部を利用した前記公衆無線LANアクセスポイント機器との通信動作を停止させるとともに、前記無線LANステーション機器と、前記移動体の外に位置する情報通信装置との通信に、前記無線LAN通信部、前記広域ネットワーク通信部及び前記広域ネットワーク機器を利用させる第1設定工程と;
    前記移動体が前記記憶部に記憶された領域の内側に位置する場合には、前記広域ネットワーク通信部を利用した前記広域ネットワーク機器との通信動作を停止させるとともに、前記無線LANステーション機器と前記情報通信装置との通信に、前記無線LAN通信部及び前記公衆無線LANアクセスポイント機器を利用させる第2設定工程と;
    を備えることを特徴とする通信制御方法。
  6. 請求項5に記載の通信制御方法を演算部に実行させる、ことを特徴とする通信制御プログラム。
  7. 請求項6に記載の通信制御プログラムが、演算部により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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