JPWO2014112638A1 - 移動通信システムおよびue - Google Patents

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Abstract

ポリシー管理装置はUEが通信を行う個別フローに対してアクセスシステムを切り替えることを要求するモバイルオペレータポリシーの更新を送付する。加えて、切り替え先のアクセスシステムに接続して通信を行うために用いるネットワークインターフェースの有効化を要求する。UEは受信したモバイルオペレータポリシーの更新と予め保持するUEポリシーとを比較していずれを優先するか決定し、モバイルオペレータポリシーを優先することを決定した場合には、アクセスシステムを切り替えて通信をオフロードする。

Description

本発明は、PGW(Packet Data Network Gateway)と、前記PGWと第1アクセスシステムを利用した通信路及び第2アクセスシステムを利用した通信路を確立するUE(User Equipment)と、前記UEに対してモバイルオペレータポリシーを通知するポリシー管理装置とを含む移動通信システム等に関する。
本願は、2013年1月21日に、日本に出願された特願2013−8183号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
移動通信システムの標準化団体3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)では、次世代の移動体通信システムとして以下の非特許文献1に記載のEPS(Evolved Packet System)の仕様化作業を進めており、EPSに接続されるアクセスシステムとしてLTE(Long Term Evolution)だけでなく、無線LAN(Wireless LAN、WLAN)やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)について検討がなされている。
さらに、3GPPでは、昨今のスマートフォンによるインターネットへのアクセスによるトラフィックの急増について検討しており、LTEだけではトラフィックを処理しきれなくなることを想定しており、状況に応じてLTEから無線LAN、WiMAXといった他のアクセスシステムへの切り替えることによりトラヒックをオフロードし、LTEへのトラフィックの集中を回避することを検討している。
非特許文献1では、複数のアクセスシステムを利用してトラフィックの集中を避ける技術として、IFOM(IP Flow Mobility)について検討され、仕様化された。IFOMでは、フロー単位でアクセスシステムを振り分けることにより、トラフィックの分散を行うことができる技術である。ここで、フローとは、共通の特性をもつ通信データの集合であり、通信データの特性は、例えば送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信元ポート番号、送信先IPアドレス、プロトコル番号(これら5つのパラメータでIP5と呼ぶ)等で識別可能である。
また、非特許文献2では、移動通信端末であるUE(User Equipment)がアクセスシステムへの切り替え手続きにおいて、ANDSF(Access Network Discovery and Selection Function)を利用する方法について記載されている。ANDSFとは、UEが通信中もしくは通信を行う一又は複数のフローに対して、フロー毎にアクセスシステムを選択し、モバイルオペレータ(Mobile Operator:MO)のポリシーとしてUEへ通知する機能を有するポリシー管理装置である。
UEはUEが通信中もしくは通信を行う一又は複数のフローに対して、フロー毎に利用するアクセスシステムを対応づけたポリシーを保持している。ANDSFからMOポリシーの更新としてアクセスシステムを通知されたUEは、MOポリシーの更新に含められたアクセスシステムを適用するかどうかを決定し、MOポリシーを適用する場合には、UEポリシーに反映し、その後UEのポリシーに基づいてフローの送受信に利用するアクセスシステムを切り替える。
ここで、UEポリシーは、複数のアクセスシステムに接続可能な状態であるか、課金状況に応じてユーザが設定したものである。例えば、LTEによるアクセスネットワークを経由した通信路を利用するより、WLANによるアクセスネットワークを経由した通信路を利用した方が料金が安い場合には、WLANによるアクセスネットワークを経由した通信路を優先して使用する等の、UEの通信路選択に関わるポリシーである。
したがって、UEはANDSFから通知されたMOポリシーの更新に必ずしも従う必要はなく、MOポリシーの更新を適用しない場合には、UEポリシーに変更を加える必要はなく、この場合、アクセスシステムを切り替える必要もない。こうした適用は、UEの設定もしくはUEを保有するユーザの意思に基づいた設定により決定される。
3GPP TS 23.261 Technical Specification Group Services and System Aspects, IP flow mobility and seamless Wireless Local Area Network(WLAN) offload, Stage 2 (Release 10) 3GPP TS23.402 General Technical Specification Group Services and System Aspects, Architecture enhancements for non-3GPP accesses
UEはIFOMによりフロー毎にアクセスシステムを切り替えることができるようになった。しかしながら、MOはMOのポリシーをUEに通知する手段はあるものの、UEはMOポリシーの更新に従ってフローの通信に用いるアクセスシステムを選択することは必ずしも必要がなかった。
したがって、モバイルオペレータはMOポリシーの更新を通知するだけではLTEへのトラフィックの集中を必ずしも緩和することができないという問題が残る。MOが通信システム内のトラヒック量を監視し、通信システム全体のデータ配送を最適化するためMOポリシーを生成した場合、例えばLTEへのトラヒックを減らし、WLANへのトラヒックを増やすようMOポリシーを生成してUEに通知したとしても、UEはMOポリシーの更新に基づいてアクセスシステムを切り替かえないことがあるためデータ配送は最適化されない。
また、WLANによるアクセス可能なエリアが小さいことから、UEはWLANが利用可能なエリアに在圏することが少ない場合には、WLANのアクセスポイントを検索し続けて激しくバッテリー消費することがある。
UEを所有するユーザはこうしたバッテリーの消費を嫌い、確実にWLANへ接続できるとの認識がある状況でない場合、WLANへの接続機能を無効化する傾向がある。
このようにWLAN機能を無効化したUEに対して、モバイルオペレータはUEに対してWLAN機能の有効化を行う手段がなく、オフロードを実行させることができなかった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたもので、モバイルオペレータの意向に沿ってトラヒックの分散を目的としたオフロードを行うことができる移動通信システム等を提供することである。より具体的には、第1アクセスシステム(例えば、LTE基地局装置)に接続してデータ通信を行っているUE(移動局装置)に対して、アクセスシステムもしくはコアネットワークの状況からUEのデータオフロードの必要性を検知し、UEがオフロードを行うためのモバイルオペレータポリシーを生成する。さらに、モバイルオペレータはANDSFによりUEへモバイルオペレタポリシー(MOポリシー)の更新を通知することによって、UEのWLAN機能の有効化および、MOポリシーの更新に準じたオフロードを要求する。それにより、UEは、UEポリシーをMOポリシーの更新へ変更することになり、MOの意向を適切に反映することができ、第1アクセスシステム(例えば、LTE基地局装置)へのトラフィックの集中を回避することができる。
上述した課題に鑑み、本発明の一態様による移動通信システムは、PGW(Packet Data Network Gateway)と、前記PGWと第1アクセスシステムを利用した通信路及び第2アクセスシステムを利用した通信路を確立し、第1アクセスシステムを利用した通信路で通信を行う第1のネットワークインターフェースと、第2アクセスシステムを利用した通信路で通信を行う第1のネットワークインターフェースとは異なる第2のネットワークインターフェースとを備えて複数のフローの通信を行うUE(User Equipment)と、前記UEに対してモバイルオペレータポリシーを通知するポリシー管理装置とを含む移動通信システムにおいて、UEは、フロー毎にアクセスシステムを選択するために、フロー識別情報と、アクセスシステム識別情報とを対応づけたUEポリシーを有し、前記UEポリシーに基づいて第1アクセスシステムを利用した通信路を用いてフローの通信を行っており、ポリシー管理装置は、UEが通信を行うフロー識別情報と、アクセスシステム識別情報とを対応づけたモバイルオペレータポリシーの更新手段と、前記モバイルオペレータポリシーと、ネットワークインターフェースを有効化する要求とをUEに送信するポリシー送信手段を有し、UEは、前記モバイルオペレータポリシーと、前記ネットワークインターフェースを有効化する要求とを受信するポリシー受信手段と、UEポリシーにおける前記フロー識別情報で識別されるフローに対するアクセスシステム情報と、モバイルオペレータポリシーにおける前記フロー識別情報で識別されるフローに対するアクセスシステム情報とが異なることを検出する判定手段と、前記判定手段にもとづき、異なると判定した場合には、前記ネットワークインターフェースを有効化する要求に基づいてネットワークインターフェースを有効化し、第2アクセスシステムを利用した通信路を確立する通信路確立手段と、前記フロー識別情報で識別されるフローの通信を、第2アクセスシステムを利用した通信路に切り替える通信路切り替え手段とを有する。
さらに、本発明の一態様によるUEは、PGW(Packet Data Network Gateway)と、前記PGWと第1アクセスシステムを利用した通信路及び第2アクセスシステムを利用した通信路を確立し、第1アクセスシステムを利用した通信路で通信を行う第1のネットワークインターフェースと、第2アクセスシステムを利用した通信路で通信を行う第1のネットワークインターフェースとは異なる第2のネットワークインターフェースとを備えて複数のフローの通信を行うUE(User Equipment)と、前記UEに対してモバイルオペレータポリシーを通知するポリシー管理装置とを含む移動通信システムにおけるUEにおいて、フロー毎にアクセスシステムを選択するために、フロー識別情報と、アクセスシステム識別情報とを対応づけたUEポリシーを有し、前記UEポリシーに基づいて第1アクセスシステムを利用した通信路を用いてフローの通信を行う通信手段と、フロー識別情報と、アクセスシステム識別情報とを含んだモバイルオペレータポリシーと、ネットワークインターフェースを有効化する要求とを受信するポリシー受信手段と、UEポリシーにおける前記フロー識別情報で識別されるフローに対するアクセスシステム情報と、モバイルオペレータポリシーにおける前記フロー識別情報で識別されるフローに対するアクセスシステム情報とが異なることを検出する判定手段と、前記判定手段にもとづき、異なると判定した場合には、前記ネットワークインターフェースを有効化する要求に基づいてネットワークインターフェースを有効化し、第2アクセスシステムを利用した通信路を確立する通信路確立手段と、前記フロー識別情報で識別されるフローの通信を、第2アクセスシステムを利用した通信路に切り替える通信路切り替え手段とを有する。
さらに、本発明の一態様によるUEは、APN識別子を用いて第1アクセスシステムを利用した通信路を確立する通信路確立手段と、前記ネットワークインターフェースを有効化する要求に基づいてネットワークインターフェースを有効化し、第2アクセスシステムを利用した通信路を確立する際、前記APN識別子を含めて前記フロー識別情報で識別されるフローの通信を、第2アクセスシステムを利用した通信路に切り替える要求をPGWに送信する通信路切り替えを要求する通信路切り替え要求手段をさらに有し、第1アクセスシステムを利用した通信路確立を確立した際に取得するIPアドレスを継続して使用することを要求してもよい。
さらに、本発明の一態様によるUEは、APN識別子を用いて第1アクセスシステムを利用した通信路確立を確立しており、前記ネットワークインターフェースを有効化する要求に基づいてネットワークインターフェースを有効化し、第2アクセスシステムを利用した通信路を確立する際、前記APN識別子とは異なるAPN識別子を含めて前記フロー識別情報で識別されるフローの通信を、第2アクセスシステムを利用した通信路に切り替える要求を行う通信路切り替え要求手段をさらに有し、第1アクセスシステムを利用した通信路を確立した際に取得するIPアドレスとは異なるIPアドレスに切り替えて通信を行うこと要求してもよい。
さらに、本発明の一態様によるUEは、フロー識別情報と、アクセスシステム識別情報を含んだモバイルオペレータポリシーと、ネットワークインターフェースを有効化する要求に加え、APN識別子を受信し、前記APN識別子を用いて第二アクセスシステムを利用した通信路確立を要求してもよい。
本発明の一態様によれば、モバイルオペレータ(MO)は、WLAN機能を無効化したUEに対して、WLAN機能を有効化させるとともに、MOポリシーの更新に準じてUEへアクセスシステムの切り替えを行なわせ、LTEへのトラフィックの集中を適切に緩和するオフロードを実現することができる。
本実施形態における移動通信システム1の概要を説明するための図である。 第1実施形態におけるUEの機能構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるUEポリシーのデータ構成の一例を示した第1の図である。 第1実施形態におけるUEポリシーのデータ構成の一例を示した第2の図である。 第1実施形態におけるANDSFの機能構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるMOポリシーの機能構成を説明するための図である。 IP移動通信ネットワークの構成を説明するための第1の図である。 IP移動通信ネットワークの構成を説明するための第2の図である。 UEとANDSFの処理フローについて説明するための図である。 第1実施形態(第1実施例)におけるアクセスシステム情報の一例を示す図である。 第1実施形態(第1実施例)におけるMOポリシーの更新の一例を示す図である。 第1実施形態(第1実施例)におけるアクセスシステムの切り替えについて説明するための図である。 第1実施形態(第2実施例)におけるアクセスシステムの切り替えについて説明するための図である。 第1実施形態(第3実施例)におけるアクセスシステムの切り替えについて説明するための図である。 第1実施形態(第4実施例)におけるアクセスシステムの切り替えについて説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本実施形態では、一例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
[1.第1実施形態]
まず、本発明を適用した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
[1.1 移動通信システムの概要]
図1は、本実施形態における移動通信システム1の概略を説明するための図である。本図に示すように、移動通信システム1は、UE(移動局装置)10と、ANDSF(通信路選択のためのポリシー管理装置)20(Access Network Discovery and Selection Function)とがIP移動通信ネットワーク5を介して接続されて構成されている。
IP移動通信ネットワーク5は、例えば、移動通信事業者が運用する無線アクセスネットワークとコアネットワークによって構成されるネットワークでもよいし、固定通信事業者が運用するブロードバンドネットワークであってもよい。移動通信事業者が運用するIP移動通信ネットワークは後で詳細に説明する。
また、ブロードバンドネットワークは、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等により接続し、光ファイバー等のデジタル回線による高速通信を提供する、通信事業者が運用するIP通信ネットワークのことである。さらに、これらに限らずWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等で無線アクセスするネットワークであっても良い。
UE10は、LTEやWLAN等のアクセスシステムを用いて接続する通信端末であり、3GPP LTEの通信インタフェースやWLANの通信インタフェース等を搭載して接続することにより、IPアクセスネットワークへ接続することが可能である。
具体的な例としては、携帯電話端末やスマートフォンであり、その他通信機能を備えたタブレット型コンピュータやパソコン、家電などである。
ANDSF20は、IPアクセスネットワークへ有線回線等を利用して接続される。例えば、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や光ファイバー等によって構築される。ただし、これに限らずLTE(Long Term Evolution)や、WLAN(Wireless LAN)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の無線アクセスネットワークであっても良い。
[1.2 装置構成]
続いて、各装置構成について図を用いて簡単に説明する。
[1.2.1 UEの構成]
図2は、本実施形態におけるUE10の機能構成を示す。UE10は、制御部100に、LTEインタフェース部110と、WLANインタフェース部120と、記憶部140とがバスを介して接続されている。
制御部100は、UE10を制御するための機能部である。制御部100は、記憶部140に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種処理を実現する。
LTEインタフェース部110は、UE10がLTE基地局に接続し、IPアクセスネットワークへ接続するための機能部である。また、LTEインタフェース部110には、外部アンテナ112が接続されている。
WLANインタフェース部120は、UE10がWLANアクセスポイントに接続し、IPアクセスネットワークへ接続するための機能部である。また、WLANインタフェース部120には、外部アンテナ122が接続されている。
記憶部140は、UE10の各種動作に必要なプログラム、データ等を記憶する機能部である。記憶部140は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。さらに、記憶部140には、UEポリシー142が記憶されている。
図3A及び図3Bは、UEポリシー142の一例を示した図である。例えば、図3Aに示すように、フロー識別子(例えば、「フロー1」)と、アクセスシステム(例えば、「LTE」)とを対応付けて記憶し、UE10がフロー毎に適用するアクセスシステムを管理する。
ここで、フローは、送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号、プロトコル番号等により識別可能なデータの流れのことである。またフローは、これに限らず、ある時刻から一定時間送受信されるデータなどや、QoSレベルで識別可能なデータ等、様々な送受信データでもよい。また、アクセスシステムとは、LTEである必要はなく、WLANやWiMAXであっても良い。
UE10はUEポリシー142により、フロー毎に接続するアクセスシステムを管理することができる。全てのフローを同一のアクセスシステムを介して接続する場合には、フロー毎に同一のアクセスシステムへ接続するとして管理してもよいし、フロー識別子として“全てのフロー”を識別する“ALL”などの識別子により、アクセスシステムを管理してもよい。
[1.2.2 ANDSFの構成]
続いて、本実施形態におけるANDSF20の機能構成を図4に示す。ANDSF20では、制御部200に、IP移動通信ネットワークインタフェース部210と、記憶部240とがバスを介して接続されている。
制御部200は、ANDSF20を制御するための機能部である。制御部200は、記憶部240に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種処理を実現する。
IP移動通信ネットワークインタフェース部210は、ANDSF20がIP移動通信ネットワークに接続するための機能部である。
記憶部240は、ANDSF20の各種動作に必要なプログラム、データ等を記憶する機能部である。記憶部240は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。さらに、記憶部240には、MOポリシー242が記憶されている。
図5は、MOポリシー242の例を示した図である。例えば、図5に示すように、ANDSF20は、フロー識別子(例えば、「フロー1」)と、アクセスシステム(例えば、「LTE」)と、を対応づけて記憶し、ANDSF20がUE10へ通知するフロー毎に適用するアクセスシステムを管理する。
モバイルオペレータは、MOポリシー242によりUE10の通信するフロー毎に、フローの通信に用いられるべきアクセスシステムを対応づけて管理する。つまり、UE10の通信するフロー単位のオフロードの要否を管理する。例えば、MOポリシー242のフロー1と識別されるフローに対するアクセスシステムをLTEからWLANと更新することで、フロー1の通信を、LTEからWLANへオフロードするよう制御する。
モバイルオペレータは、MOポリシー242の更新について、IP移動通信ネットワーク5のトラヒック状況などによって決定することができる。例えば、モバイルオペレータは、基地局装置やゲートウェイ装置などのIP移動通信ネットワーク5に含まれる装置の負荷状況に応じて、負荷分散を目的にオフロードを行うことができる。
また、モバイルオペレータは、動画配信といったフローのタイプによって識別されるフローや、接続先のドメインなどのフローの接続先情報によって識別されるフローの情報もとづいて、特定のフローをオフロードするなどを行うこともできる。
[1.2.3 IP移動通信ネットワークの構成例]
図6A及び図6Bに示すように、移動通信システムは、UE10と、IP移動通信ネットワーク5と、PDN9(Packet Data Network)とから構成される。さらに、IP移動通信ネットワーク5はコアネットワーク7と各無線アクセスネットワークで構成される。この、コアネットワークの詳細な構成について図6Aに示している。
なお、PDN9は、パケットでデータのやり取り行うネットワークサービスを提供するネットワークのことであり、例えば、インターネットやIMSなどである。
コアネットワーク7は、PGW(アクセス制御装置)30(Packet Data Network Gateway)と、SGW35(Serving Gateway)と、MME40(Mobile Management Entity)と、HSS50(Home Subscriber Server)と、AAA55(Authentication, Authorization, Accounting)と、PCRF60(Policy and charging rules function)と、ePDG65(enhanced Packet Data Gateway)とを含んで構成される。
無線アクセスネットワークは、複数の異なるアクセスネットワークで構成されてよい。それぞれのアクセスネットワークはコアネットワーク7に接続されている。さらに、UE10は無線アクセスネットワークに無線接続することができる。
無線アクセスネットワークには、LTEアクセスシステムで接続できるLTEアクセスネットワーク(LTE AN80)や、WLANアクセスシステムで接続できるアクセスネットワークを構成することができる。
さらに、WLANアクセスシステムで接続可能なアクセスネットワークは、ePDG65をコアネットワークへの接続装置として接続するWLANアクセスネットワークb(WLAN ANb75)と、PGW30とPCRF60とAAA55とに接続するWLANアクセスネットワークa(WLAN ANa70)とが構成可能である。
なお、各装置はEPSを利用した移動通信システムにおける従来の装置と同様に構成されるため、詳細な説明は省略するが、簡単に機能を説明すると、PGW30はPDN9とSGW35とePDG65と、WLAN ANaと、PCRF60と、AAA55とに接続されており、PDN9とコアネットワーク7のゲートウェイ装置としてユーザデータ配送を行う。
SGW35は、PGW30と、MME40とLTE AN80とに接続されており、コアネットワーク7とLTE AN80とのゲートウェイ装置としてユーザデータの配送を行う。
MME40は、SGW35とLTE AN80に接続されており、LTE AN80を経由したUE10のアクセス制御を行うアクセス制御装置である。
HSS50は、SGW35とAAA55とに接続されており、加入者情報の管理を行う。また、AAA55は、PGW30と、HSS50と、PCRF60と、WLAN ANa70とに接続されており、WLAN ANa70を経由して接続するUE10のアクセス制御を行う。PCRF60は、PGW30と、WLAN ANa70と、AAA55とに接続されており、データ配送に対するQoS管理を行う。
ePDG65は、PGW30と、WLAN ANb75とに接続されており、コアネットワーク7と、WLAN ANb75とのゲートウェイ装置としてユーザデータの配送を行う。
また、図6Bに示すように、各無線アクセスネットワークには、UE10が実際に接続される装置(例えば、基地局装置やアクセスポイント装置)等が含まれている。接続に用いられる装置は、無線アクセスネットワークに適応した種々の装置が考えられるが、本実施形態においては、LTE AN80はeNB45を含んで構成される。eNB45はLTEアクセスシステムでUE10が接続する無線基地局であり、LTE AN80には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。
さらに、WLAN ANa70はWLAN APa72と、GW74(Gateway)とが含まれて構成される。WLAN AP72はWLANアクセスシステムでUE10が接続する無線基地局であり、WLAN AN70には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。GW74はコアネットワーク7とWLAN ANa70のゲートウェイ装置である。また、WLAN APa72とGW74とは、単一の装置で構成されてもよい。
このように、WLAN ANa70に含まれるゲートウェイは複数のコアネットワーク内装置に接続することができる。コアネットワークを運用する事業者とWLAN ANa70を運用する事業者が異なる場合等では、事業者間に運用上の契約や規約等により、信頼関係が結ばれている場合にこのような構成で運用することができる。言い換えると、WLAN APa72はコアネットワーク7を運用する事業者に対して信頼性のあるアクセスネットワークである。
また、WLAN ANb75はWLAN APb76を含んで構成される。WLAN AP76はWLANアクセスシステムでUE10が接続する無線基地局であり、WLAN AN75には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。
このように、WLAN ANb75はコアネットワーク7に含まれる装置であるePDG65をゲートウェイとしてコアネットワーク7に接続される。ePDG65は安全性を確保するためのセキュリティ機能を持つ。コアネットワークを運用する事業者とWLAN ANa70を運用する事業者が異なる場合等では、事業者間に運用上の契約や規約等により、信頼関係が結ばれていない場合にこのような構成で運用する。言い換えると、WLAN APaはコアネットワーク7を運用する事業者に対して信頼性のないアクセスネットワークであり、コアネットワーク7に含まれるePDG65において安全性を提供している。
なお、本明細書において、UE10が各無線アクセスネットワークに接続されるとは、各無線アクセスネットワークに含まれる基地局装置やアクセスポイント等に接続されることをいい、送受信されるデータや信号等も、基地局装置やアクセスポイントを経由している。
例えば、LTE AN80にUE10が接続されるとは、UE10がeNB45を介して接続されることをいい、WLAN ANa70に接続されるとは、WLAN APa72及び/又はGW74を介して接続されることをいう。また、UE10がWLAN ANb75に接続されるとは、UE10がWLAN APb76に接続されることを言う。
[1.3 実施例]
[1.3.1 第1実施例]
続いて、上述した移動通信システムにおける具体的な処理の実施例について説明する。まず、第1実施例として、UE10がLTE AN80の基地局装置(eNB45)に接続している状態において、図3A変更前のUEポリシーに従って、UE10はフロー1、フロー2、フロー3の通信を、LTEを経由(eNB45、SGW35、PGW30を経由)した通信路を用いて通信を行っている。またこの際、UE10はWLAN機能を無効化している。WLAN機能を有効化すると、UE10は接続可能なWLAN基地局の有無に関わらずWLAN基地局を検索する処理を行い、この処理によりバッテリーが消費される。または、接続可能な基地局が見つかった場合、WLAN基地局に接続してWLANを経由(WLAN ANa70、PGW30を経由)した通信路を確立することができるが、UEポリシー242では、WLANを経由して通信を行うフローが無いと管理されている状態であるため、WLANを経由した通信路は使われることがない。つまり、不必要な通信路が確立される。
こうしたことを避けるため、UE10はWLAN機能を無効化する。具体的には、WLANに対応づけられたネットワークインターフェースを停止(Disable)する。これにより、WLAN基地局の検索や、WLAN経由の接続もしくは通信路確立などを行わずに済むことができる。ここでネットワークインターフェースの停止は、ネットワークデバイスの無効化であってもよい。
こうした状態において、ANDSF20からUE10へ図5で示すMOポリシー242としてフロー2において、アクセスシステムとして「WLAN」を送信することによって、MOポリシー242をUEポリシー142に反映し、フロー2においてアクセスシステムLTEを経由(eNB45、SGW35、PGW30を経由)した通信路によるデータの送受信からWLANを経由(WLAN ANa70、PGW30を経由)した通信路によるデータの送受信へ切り替えるための手続きについて説明する。
なお、各通信路はアクセスシステムにより識別可能であり、UE10、PGW30及びANDSF20は、アクセスシステムを通信路の識別情報として手続きを行うが、UEポリシー242において、フローに対応づけて管理する情報をアクセスシステムではなく通信路の識別情報として管理してもよい。その場合にはアクセスシステムの識別情報ではなく通信路の識別情報を用いてデータ送受信の通信路の切り替えを行うこともできる。
以下では、モバイルオペレータはUE10がフローの通信に利用するアクセスシステムを選択し、MOポリシーの更新によって通知する例を説明する。
なお、本実施形態では、LTE経由(eNB45、SGW35、PGW30を経由)でのデータの送受信からWLAN経由(WLAN ANa70、PGW30を経由)でのデータの送受信への切り替え手続きについて説明するが、ANDSF20からUE10へ図5で示すMOポリシー242としてフロー2において、アクセスシステムをWiMAXとして送信することによって、LTE経由(eNB45、SGW35、PGW30を経由)でのデータの送受信からWiMAX経由(例えば、WiMAX、PGWを経由)でのデータの送受信へ切り替えることも、同様の手続きでおこなうことができる。
図7を用いて順を追って説明する。UE10は、LTE AN80に接続し、通信を開始する(S902)。接続においてはモバイルオペレータの運用する通信ネットワークに3GPP規格等に基づいたアタッチ手続きを実行し、LTE経由(eNB45、SGW35、PGW30を経由)の通信路を確立する。その後、UE10は、図3Aに示すUEポリシー242に基づいて、フロー1、フロー2、フロー3の通信を、LTE経由(eNB45、SGW35、PGW30を経由)の通信路を選択してデータの送受信を行う。
ここで、UE10におけるUEポリシー242は、端末出荷時にメーカまたはモバイルオペレータによって予め設定されていてもよいし、ユーザの設定により静的に設定されていてもよい。
続いて、UE10は、ANDSF20を探索し、探索したANDSF20とセキュアな通信を確保する(S904)。UE10がANDSF20を探索する方法は種々考えられるが、例えば、PDNに配置されたDNSサーバへUE10が問い合わせることにより、ANDSF20を探索することができる。また、UE10とANDSF20とがセキュアな通信を確保する方法は、種々考えられるが、例えば、IPSecを利用しても良い。
次に、UE10は、ANDSF20へアクセスシステム情報の要求を送信する(S906)。このとき、図8に示すように、アクセスシステム情報の要求には、UE10の利用可能なアクセスシステムや、UE10の位置情報を含めても良い。ここでは、UE10の利用可能なアクセスシステムとして、アクセスシステム1の「LTE」とアクセスシステム2の「WLAN」とを含める。位置情報には、位置情報1を含めるが、これに限らず、LTE基地局装置のCell IDやTAI(Tracking Area ID)、GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)の情報等を含めても良い。
UE10からアクセスシステム情報の要求を受信したANDSF20は、UE10へアクセスシステム情報の応答を送信する(S908)。MOはアクセスシステム情報の応答により、MOポリシーの更新をUE10に通知する。具体的には図9に示すように、MOポリシーの更新には、フロー識別子「フロー2」と、アクセスシステム「WLAN」を含める。これにより、UE10はモバイルオペレータのMOポリシーの更新を受信する。
さらに、アクセスシステム情報の応答には、UE10がWLANのアクセスネットワークに接続するために必要な情報を含めても良い。例えばUE10に接続させたいWLANの基地局の情報や、接続に必要となるSSIDなどの識別子など、無線LANへ接続するための情報を含めても良い。さらに、これらの情報は、UE10から送信されるアクセスシステム情報の要求に含まれる位置情報をもとに決定してもよい。具体的な例としては、GPSなどの位置情報から接続可能なWLAN基地局を選択し、選択された基地局情報と、その基地局に接続するためのSSIDを含めてUE10に通知してもよい。
ここで、ANDSF20は、UE10がWLANへの接続機能を有することを示す機能情報を予め保持しておく。この機能情報は、UE10がWLAN接続のための通信機能を有していることを示すものでもよいし、通信機能を備えたうえでモバイルオペレータによってWLAN接続が許可されているかの認証情報を含めて管理してもよい。
この機能情報は、ユーザによる端末購入時などに加入者情報としてモバイルオペレータが管理し、ANDSF20に機能情報を保持してもよい。
もしくは、UE10がLTE AN80に接続する際に行うアタッチ手続きにおいて機能情報を付加してのアタッチ要求メッセージをMME40送信し、モバイルオペレータはMME40が受信した機能情報をANDSF20において管理してもよい。
または、UE10がANDSF20に対してセキュアな通信を確保する際(S0904),UE10は機能情報をANDSF20に送信することにより、モバイルオペレータは機能情報を管理してもよい。
または、UE10はアクセスシステム情報の要求(S906)に機能情報を付加してANDSF20に送信することにより、モバイルオペレータは機能情報を管理してもよい。
上記いずれかの方法により、ANDSF20はUE10がWLANへの接続機能を有することを検出する。
ANDSF20は、UE10がWLANへの接続機能を有することと、WLANに未接続であることを検出し、WLAN機能の有効にすることを要求するフラグを付与してアクセスシステム情報の応答をUE10に送信する。
ANDSF20において、UE10がWLANに未接続であることを検出する方法としては、PGW30においてUE10がWLAN経由(WLAN ANa70、PGW30を経由)の通信路が確立されていないことをもとに検出することができる。
もしくは、より具体的にUE10がWLAN経由(WLAN ANa70、PGW30を経由)の通信路を確立する際にPGW30において管理される、PMIPプロトコルに基づくバインディング情報の有無や、GTPプロトコルに基づくベアラ情報をもとにUE10がWLAN経由(WLAN ANa70、PGW30を経由)の通信路が確立されていないことをもとに検出することができる。
このように、ANDSF20はPGW30の管理情報をPGW30から受信することでWLANに未接続であることを検出することができる。
また、PGW30の管理情報に基づいて検出する方法以外にも、MME40やPCRF60においてWLAN接続の有無を検出し、MME40もしくはPCRF60から情報を受信することで検出してもよい。
なお、本実施形態では、UE10からのアクセスシステム情報の要求をANDSF20が受信した後、ANDSF20は、アクセスシステム情報の応答としてMOポリシー242をUE10へ送信しているが、これに限らずUE10からの要求が無くても任意のタイミングで、MOポリシー242をUE10へ送信しても良い。
例えば、モバイルオペレータはIP移動通信ネットワーク5のトラヒック状況などに応じてMOポリシー242を更新し、その更新に応じてオフロードを要求する為にMOポリシー242をUE10へ送信する。例えば、LTE AN80のトラヒック急増による負荷が大きい場合や、eNB45、SGW35、PGW30、MME40などの各装置の負荷が大きいことを検出し、負荷分散を目的にオフロードが必要であることを判断した場合には、MOポリシー242を更新し、フロー単位でWLANへオフロードすることをUE10へ要求することができる。
また、図7で説明したUE10のANDSF20への接続例では、UE10はANDSF20とセキュアな通信を確保し(S904)、アクセスシステム情報の要求をただちに送信する例を説明したが、セキュアな通信を確保したのち、一定時間間隔でアクセスシステム情報の要求を定期的に送信し、ANDSF20からアクセスシステム情報の応答を受信し、MOポリシー242の更新が行われていないかを確認してもよい。
アクセスシステム情報の応答を受信したUE10は、アクセスシステム情報の応答に含められた情報に従って、アクセスシステムの選択とフローの利用するアクセスシステムの切り替えを決定する(S910)。ここで、アクセスシステム情報の応答には、フロー2において、アクセスシステム「WLAN」の情報が含められていたので、図3A変更前のUEポリシー142におけるフロー2のアクセスシステムのLTEを、図3B変更後のUEポリシーのように、UEポリシー142におけるフロー2においてアクセスシステムをWLANへ変更する。つまり、UE10は、フロー2におけるアクセスシステムをLTEからWLANへ変更し、アクセスシステムの切り替えを決定する。
さらに、UE10は、WLAN機能を有効にすることを要求するフラグが付与されていることにより、WLAN機能を有効化する。具体的には、UE10は、WLANに対応づけられたネットワークインターフェースを起動(Enable)する。これにより、UE10は、WLAN基地局の検索およびWLAN経由の接続を開始する。ここでネットワークインターフェースの起動は、ネットワークデバイスの有効化であってもよい。
ここで、UE10はUEポリシー142に基づいて切り替えは行わないと決定してもよい。つまり、アクセスシステム情報の応答により受信したMOポリシー242とUEポリシー142が競合した場合、UEポリシー142を優先し、切り替えを行わなくてもよい。
ここで、UE10は、アクセスシステム情報の応答を受信したUE10は、受信したMOポリシーの更新とUEポリシー142とが異なることを検出し、MOポリシーの更新とUEポリシー142のどちらを優先させる判定する。判定においては、UE10のバッテリーの残情報などにより、WLAN機能を有効化することによる消費を避けるなどの目的で切り替えを行わないと決定してもよい。こうした決定は、WLAN機能を有効化やWLANへ切り替えを行わないと決定するためのバッテリー残量の閾値をUE10が保持しておき、現在のバッテリー消費状況と比較することで決定することができる。
または、ユーザによってフローの通信をLTE経由で継続したいなどの要求をもとに切り替えを行わないと決定してもよい。こうした情報は、ユーザに入力を求めることでUE10において判断してもよいし、フロー2に対してはLTEを経由して通信を行うなど、特定のフローに対して使用する通信路の情報を対応づけて管理しておいてもよい。
一方で、十分なバッテリー残量が確認できた場合や、ユーザによる切り替えを求める入力があった場合などはMOポリシーの更新に従い、アクセスシステムの切り替えを実行する。
この際、UEポリシー142は受信したMOポリシーの更新をもとに更新する。
続いて、UE10は、アクセスシステムの切り替えを実行する例を説明する。アクセスシステムの切り替えを実行しないと決定した場合にはアクセス切り替えの手続きは行わず、LTE経由(eNB45、SGW35、PGW30を経由)の通信路を用いてフロー1、フロー2、フロー3の通信を継続する。以下、LTEアクセスシステムの切り替えの具体的な手続きについて図10を用いて説明する。
なお、UE10が接続可能なWLANアクセスシステムのアクセスネットワークが複数ある場合には、UE10はアクセスネットワークを選択するためのポリシーを予め保持しておき、ポリシーに基づいてアクセスネットワークを選択してもよいし、任意に選択してもよい。もしくは、モバイルオペレータが複数のWLANのアクセスネットワークからUE10が接続するアクセスネットワークを選択し、アクセスネットワークの情報をMOポリシー242と共にアクセス情報の応答(S908)に含めてUE10へ通知してもよい。具体的にはWLAN ANa70を選択し、UE10へ通知してもよい。また、UE10が接続可能なWLANアクセスシステムのアクセスネットワークが1つの場合には、そのアクセスネットワークを選択する。
以下の例では、上記いずれかの方法によりUE10がアクセスネットワークとしてWLAN ANa70を選択した後に行うアクセスシステムの切り替え手続き例を説明する。
まず、UE10はWLANに対応づけられたネットワークインターフェースの起動(Enable)に伴い、WLAN ANa70に設置される基地局を選択し接続する。さらに、AAA55との間で認証手続きを実行し、モバイルオペレータによる接続の許可を得る(S1001)。
次に、UE10はWLAN ANa70へIP flow mobilityトリガーを送信し、フローの通信に用いるアクセスシステムの切り替えを要求することにより開始する(S1002)。
IP flow mobilityトリガーには、UEポリシーに基づき、切り替えを要求するフローの識別情報と、切り替え先のアクセスシステムの識別情報とを含めて送信する。ここで、WLAN ANa70へ送信するとは、WLAN ANa70に含まれる装置(例えば、WLAN APa72又はGW74)に送信することをいう。
また、トリガーにはAPN識別子を含めて送信する。APNは接続先や接続サービスを識別するための情報であり、予めUE10おいて保持しておく。コアネットワーク7では、受信したAPNにより、サービスを特定したり、PGW30を選択したりすることができる。ここで、UE10はLTE AN80へ接続する際にAPNを用いてアタッチ手続きを行い、通信路を確立しておき、LTE AN80へ接続する際に用いたAPNと同じAPNを送信する。これにより、LTE経由の通信路で通信していた場合と同じIPアドレスを引き続き継続してWLAN経由の通信路においても使用することを要求する。これにより、アクセスシステムを切り替えて通信を継続する際、IPアドレスを変更せずに通信を継続することを要求する。このAPN識別子が同一であるために、LTE AN80へ接続時にAPNによって選択されたPGW30に対して接続することが可能となる。
次に、GW制御セッションとQoSルール変更手続きを行う(S1003)。つまり、PGW30からフロー2におけるLTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)のデータの送受信をWLAN ANa70経由(PGW30、WLAN ANa70)でのデータの送受信へ変更する。このとき、フロー2におけるWLAN ANa70経由(PGW30、WLAN ANa70)でのデータの送受信におけるQoSを変更する。
続いて、WLAN ANa70は、PGW30へプロキシバインディング更新を送信し、UE10のフローの通信に用いるアクセスシステムの切り替え要求を通知する(S1004)。このとき、WLAN ANa70は、PGW30へ、ルーティングポリシーとして、フロー2において、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)でのデータの送受信からWLAN経由(PGW30、WLAN ANa70)でのデータの送受信へ切り替えることを通知する。
プロキシバインディング更新には、切り替えを要求するフローの識別情報と、切り替え先のアクセスシステムの識別情報と、APNとを含めて送信する。ここで、WLAN ANa70から送信されるとは、WLAN ANa70に含まれる装置(例えば、WLAN APa72又はGW74)から送信することをいう。
プロキシバインディング更新を受信したPGW30は、IP−CANセッションの変更手続きを開始する(S1006)。PGW30は、まずPCRF60へIP−CANセッション変更要求を送信する。このとき、PGW30は、PCRF60へ更新したルーティングルールを提供する。つまり、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)でデータの送受信を行っているフロー2を、WLAN経由(PGW30、WLAN ANa70)でのデータの送受信へ切り替えるよう、データベースを更新する。
ここで、PGW30は、フローの識別情報と、フローの利用する通信路を対応づけてバインディングとして管理している。フローの識別情報は、パケットの送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号、プロトコル番号等である。通信路は、アクセスシステムにより識別して管理することもできるし、各アクセスシステムを介した通信路毎に識別情報を付与して管理してもよい。これにより、フロー毎に通信路を選択してデータを送受信できるようになる。
続いて、PGW30は、バインディングの更新及び、IPCANセッションの変更、GW制御セッションとQoSルール変更手続きの完了を確認し、WLAN ANa70へプロキシバインディング応答を送信してUE10の要求を許可する(S1010)。さらに、プロキシバインディング更新に含まれるAPNにより、アクセスシステムを切り替える前に使用していたIPアドレスを引き続き使用することを許可する。
WLAN ANa70は、プロキシバインディング応答を受信し、この時点においてPGW30とWLAN NAa70との間の通信路(PMIPトンネル)が確立される。さらに、WLAN ANa70は、IP flow mobility ackを送信してUE10の接続と、アクセスシステムを切り替える前に使用していたIPアドレスを引き続き使用することとを許可する(S1012)。
一方、PCRF60は、GW制御制御セッションとQoSルール変更手続きを行う(S1014)。つまり、フロー2におけるLTE経由でのデータの送受信を終了する。このとき、フロー2におけるLTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)でのデータの送受信におけるQoSを変更する。
以上の手続きにより、WLAN ANa70経由(PGW30、WLAN ANa70)に通信路が確立される。通信路が確立される(PMIPトンネル)。また、フロー情報からUE10とPGW30は、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)からWLAN ANa70経由(PGW30、WLAN ANa70)に通信路を切り替えてフロー2の通信を継続する。
このように、ANDSF20によるUE10へのWLAN機能の有効化および特定のフローのオフロードの要求に基づき、UE10はフロー2におけるLTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)でのデータの送受信をWLAN経由(WLAN ANa70、PGW30)でのデータの送受信へ切り替えることができる。
言い換えると、MOは、UE10に対して実施強制的のある切り替え指示をUE10に送信し、MOポリシーの更新に従った切り替えを実施させることができる。
ここで、上記の例では,WLAN経由の通信路の確立と、フローの切り替えを同時に行う例を説明したが、WLAN経由の通信路の確立を先に行い、その後フローの切り替えを行ってもよい。
その場合、UE10は、IP flow mobilityトリガーには切り替えるフローの情報を含まずに送信し、単に接続するためのトリガーを送信する(S1002)。
その後、続いて、GW制御セッションとQoSルール変更手続き(S1003)、WLAN ANa70は、PGW30へプロキシバインディング更新(S1004)、IP−CANセッション変更手続き(S1006),プロキシバインディング応答(S1010)、IP flow mobility ackの送信(S1012)を行い、WLAN経由(WLAN ANa70、PGW30)の通信路を確立するが、各手続きにはフローの識別情報は含まれず、通信路の確立にとどめる。
その後、UE10は改めてフロー情報を含めたIP flow mobilityトリガーを送信し、その後、続いて、GW制御セッションとQoSルール変更手続き(S1003)、WLAN ANa70は、PGW30へプロキシバインディング更新(S1004)、IP−CANセッション変更手続き(S1006),プロキシバインディング応答(S1010)、IP flow mobility ackの送信(S1012)を行い、既に確立されたWLAN経由(WLAN ANa70、PGW30)の通信路へフロー2の通信を切り替える。
なお、WLAN ANa70が送受信するとは、WLAN ANb75に含まれる装置(例えば、WLAN APb76)が送受信することをいう。
また、UE10はフロー1およびフロー3については、アクセスシステムを変更しての通信路切り替えを行わず、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)の通信路を用いて通信を継続する。これにより、UE10はLTE AN80とWLAN ANa70の複数のアクセスネットワークに接続し、フロー毎に異なるアクセスネットワークを介した通信を行うことができる。
[1.3.2 第2実施例]
続いて、第2実施例について説明する。第2実施例は、図7におけるS912において、図10の手続きを利用するのではなく、図11の手続きを利用する。図10の手続きと図11の手続きとの違いは、接続するアクセスネットワークが異なることにある。図10の手続きでは、WLAN ANa70に接続していたが、図11の手続きでは、WLAN ANb75に接続する。なお、接続するアクセスネットワークをWLAN ANb75と選択する手段については、第1実施例で説明した手段と同様に行うことができるため、説明を省略する。
つまり本実施例では、UE10は、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)からWLAN ANa70、PGW30を経由するWLANではなく、WLAN ANb75、ePDG65、PGW30を経由するWLANへ切り替えることとなる。
具体的な手続き図7で説明したアクセスシステム切り替え実行手続き(S912)が第1実施例とは異なる。それ以前の手続きは第1実施例と同様に行うことができる。
図11を用いて、本実施例のアクセスシステム切り替え手続きについて説明する。まず、UE10はWLANに対応づけられたネットワークインターフェースの起動(Enable)に伴い、WLAN ANa70に設置される基地局を選択し接続する。さらに、AAA55との間で認証手続きを実行し、モバイルオペレータによる接続の許可を得る(S1101)。
次に、UE10は、IKEv2認証およびトンネル確立要求をePDG65に送信し、UE10とePDG65との間のIPSecトンネルを含めた、UE10とPGW30との間の通信路の確立を要求する(S1102)。
IKEv2認証およびトンネル確立要求には、UEポリシーに基づき、切り替えを要求するフローの識別情報と、切り替え先のアクセスシステムの識別情報とを含めて送信する。さらに、トリガーには接続先や接続サービスを識別する情報であるAPNを含めて送信する。ここで、UE10はLTE AN80へ接続する際に実行したアタッチ手続きに用いたAPNと同じAPNを送信する。これにより、LTE経由の通信路で通信していた場合と同じIPアドレスを引き続き継続してWLAN経由の通信路においても使用することを要求する。これにより、アクセスシステムを切り替えて通信を継続する際、IPアドレスを変更せずに通信を継続することを要求する。
IKEv2認証およびトンネル確立要求を受信したePDG65は、AAA55との間でIKEv2認証手続きを実行する(S1103)。認証手続きでは、IPSecトンネル確立のための認証手続きを行う。さらに、ePDG65はIKEv2認証およびトンネル確立要求に含まれるAPNをAAA55に送信し、APNに対応づけられたPGW30の情報をePDG65に送信する。これにより、ePDG65はUE10が切り替え以前に通信路を確立していたPGW30を特定することができる。
IKEv2認証手続きによりトンネル確立が認証され、PGW30を特定することができたePDG65は、プロキシバインディング更新をPGW30へ送信し、UE10のフローの通信に用いるアクセスシステムの切り替え要求を通知する(S1104)。プロキシバインディング更新には、切り替えを要求するフローの識別情報と、切り替え先のアクセスシステムの識別情報とAPNとを含めて送信する。
プロキシバインディング更新を受信したPGW30は、IP−CANセッションの変更手続きを開始する(S1106)。PGW30は、まずPCRF60へIP−CANセッション変更要求を送信する。このとき、PGW30は、PCRF60へ更新したルーティングルールを提供する。つまり、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)で通信を行っているフロー2を、WLAN経由(PGW30、ePDG65、WLAN ANb75)での通信へ切り替えるよう、データベースを更新する。ここで、PGW30は、フローを管理しており、パケットの送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号、プロトコル番号を確認して、適切なアクセスシステムにデータを送受信できる管理している。
次に、PGW30はAAA55に対してPGW情報の更新を行い、UE10の接続するPGW30の情報を通知する(S1108)。さらに、AAA55はHSS50に対して受信した情報を登録する。
続いて、PGW30は、バインディングの更新及び、IPCANセッションの変更手続きの完了を確認し、ePDG65へプロキシバインディング応答を送信してUE10の要求を許可する(S1110)。さらに、プロキシバインディング更新に含まれるAPNにより、アクセスシステムを切り替える前に使用していたIPアドレスを引き続き使用することを許可する。
ePDG65は、プロキシバインディング応答を受信し、以上の手続きにおいてUE10とePDG65との間でIPSecトンネルが確立される。さらに、ePDG65とPGW30との間にPMIPトンネルが確立される。
ePDG65は、IPSecトンネル確立完了通知(S1112)をUE10に送信し、IPSecトンネルの確立を含めたWLAN経由(PGW30、ePDG65、WLAN ANb75)の通信路が確立されたことを通知する。さらに、アクセスシステムを切り替える前に使用していたIPアドレスを引き続き使用することを許可する。
UE10はIPSecトンネル確立完了を受信することで、WLAN経由(PGW30、ePDG65、WLAN ANb75)の通信路が確立されたことを認識し、フロー2をLTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)からWLAN ANb75経由(PGW30、ePDG65、WLAN ANb75)に通信路を切り替えて通信を継続する。
以上の手続きにより、UE10とPGW30は、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)からWLAN ANb75経由(PGW30、ePDG65、WLAN ANb75)に通信路を切り替えてフロー2の通信を継続する。
なお、WLAN ANb75が送受信するとは、UE10がWLAN ANb75に含まれる装置(例えば、WLAN APb76)と送受信することをいう。
また、UE10はフロー1およびフロー3については、アクセスシステムを変更しての通信路切り替えを行わず、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)の通信路を用いて通信を継続する。これにより、UE10はLTE AN80とWLAN ANb75の複数のアクセスネットワークに接続し、フロー毎に異なるアクセスネットワークを介した通信を行うことができる。
[1.3.3 第3実施例]
続いて第3実施例について説明する。第3実施例は、図7におけるS912において、図10の手続きや図11の手続きを利用するのではなく、図12の手続きを利用する。
図10の手続きや図11の手続きと図12の手続きとの違いは、バインディング更新がUE10から送信されることにある。図10の手続きや図11の手続きでは、WLAN ANa70やePDG65によってバインディング更新が送信されていたが、図12の手続きでは、UE10がモバイルIPの機能を利用することによって、バインディング更新をPGW30へ送信することが可能となる。
なお、第1実施例、第2実施例と同様に、UE10が複数のWLANアクセスシステムのアクセスネットワークに接続されている場合には、UE10はアクセスネットワークを選択するためのポリシーを予め保持しておき、ポリシーに基づいてアクセスネットワークを選択してもよいし、任意に選択してもよい。UE10が接続するWLANアクセスシステムのアクセスネットワークが1つの場合には、そのアクセスネットワークを選択する。以下の例では、UE10はアクセスネットワークとしてWLAN ANb75を選択し、アクセスシステムの切り替え手続きを行う例である。
接続するWLANは、WLAN ANb75(WLAN ANb75、ePDG65、PGW30経由)で説明を行うが、WLAN ANa70(WLAN ANa70、PGW30経由)の場合でも同様の手続きを利用可能である。
具体的な手続きは図7で説明したアクセスシステム切り替え実行手続き(S912)が第1実施例、第2実施例とは異なる。それ以前の手続きは第1実施例、第2実施例と同様に行うことができる。
図12を用いて、本実施形態のアクセスシステム切り替え手続きについて説明する。まず、UE10はWLANに対応づけられたネットワークインターフェースの起動(Enable)に伴い、WLAN ANa70に設置される基地局を選択し接続する。次に、UE10は、UE10によるリソース変更要求手続きを行う(S1202)。これは、LTEからWLAN ANb75(WLAN ANb75、ePDG65、PGW30経由)へ切り替える前に、WLAN ANb75(WLAN ANb75、ePDG65、PGW30経由)へ切り替えるために必要なリソースを割り当てている。
続いて、UE10は、バインディング更新をPGW30へ送信し、フローの通信に用いるシステムの切り替えを要求する(S1204)。このとき、UE10は、バインディング更新に、UEポリシーに基づき、切り替えを要求するフローの識別情報と、切り替え先のアクセスシステムの識別情報と、APNとを含めて送信する。
ここで、UE10はLTE AN80へ接続する際に実行したアタッチ手続きに用いたAPNと同じAPNを送信する。これにより、LTE経由の通信路で通信していた場合と同じIPアドレスを引き続き継続してWLAN経由の通信路においても使用することを要求する。これにより、アクセスシステムを切り替えて通信を継続する際、IPアドレスを変更せずに通信を継続することを要求する。
プロキシバインディング更新を受信したPGW30は、IP−CANセッションの変更手続きを開始する(S1206)。PGW30は、まずPCRF60へIP−CANセッション変更要求を送信する。このとき、PGW30は、PCRF60へ更新したルーティングルールを提供する。つまり、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)で通信を行っているフロー2を、WLAN経由(PGW30、WLAN ANb75)での通信へ切り替えるよう、データベースを更新する。
ここで、PGW30は、フローの識別情報と、フローの利用する通信路を対応づけてバインディングとして管理している。フローの識別情報は、パケットの送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号、プロトコル番号等である。通信路は、アクセスシステムにより識別して管理することもできるし、各アクセスシステムを介した通信路毎に識別情報を付与して管理してもよい。これにより、フロー毎に通信路を選択してデータを送受信できるようになる。
続いて、PGW30は、バインディングの更新及びIP―CANセッションの変更手続きの完了を確認し、UE10へバインディング応答を送信してUE10の要求を許可する(S1208)。
これにより、UE10とPGW30との間にWLAN経由(WLANb76、PGW30)の通信路であるDSMIPv6トンネルが確立される。
一方、PCRF60は、GW制御制御セッション変更及びQoSルール生成手続きを行う(S1210)。つまり、フロー2におけるLTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)での通信を終了する。このとき、フロー2におけるLTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)での通信におけるQoSを変更する。
以上の手続きにより、UE10がフロー毎にLTE経由または、WLAN経由でデータの送受信を行っている場合に、ANDSF20からアクセスシステム情報の応答として、フロー毎に区分されたMOポリシー242(フロー(フロー2)、アクセスシステム(WLAN))を受け取ったUE10は、MOポリシー242をUEポリシー142として変更することにより、フロー2において、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)の通信路によるデータの送受信から、WLAN経由(WLANb75、PGW30)の通信路によるデータの送受信へ変更することが可能となる。
なお、MOポリシー242により通知されるアクセスネットワークは、WLAN ANb75に限らず、モバイルオペレータのポリシーに応じてWLAN ANa70でもよい。WLAN ANa70への切り替えポリシーを受信した場合には、UE10は、フロー2において、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)でのデータの送受信から、WLAN ANa70経由(WLAN ANa、PGW30)でのデータの送受信へ変更することが同様の手順により可能となる。具体的には、UE10はアクセスネットワークWLAN ANa75を経由してバインディング更新をPGW30に送信し、アクセスシステムを切り替える。
以上の手続きにより、UE10とPGW30は、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)からWLAN ANb75経由(PGW30、ePDG65、WLAN ANb75)に通信路を切り替えてフロー2の通信を継続する。
また、UE10はフロー1およびフロー3については、アクセスシステムを変更しての通信路切り替えを行わず、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)の通信路を用いて通信を継続する。これにより、UE10はLTE AN80とWLAN ANb75の複数のアクセスネットワークに接続し、フロー毎に異なるアクセスネットワークを介した通信を行うことができる。
以上、接続するWLANは、WLAN ANb75(WLAN ANb75、ePDG65、PGW30経由)で説明を行ったが、WLAN ANa70(WLAN ANa70、PGW30経由)の場合でも同様の手続きを利用可能である。
[1.3.4 第4実施例]
続いて第4実施例について説明する。第1実施例、第2実施例、第3実施例では、UE10はアクセスシステムの切り替え実行(S912)に際し、LTE AN80へ接続する際に実行したアタッチ手続きに用いたAPNと同じAPNを送信し、これにより、LTE経由の通信路で通信していた場合と同じIPアドレスを引き続き継続してWLAN経由の通信路においても使用することを要求していた。これにより、アクセスシステムを切り替えて通信を継続する際、IPアドレスを変更せずに通信を継続することが実現できた。
さらに、LTE AN80へ接続する際に実行したアタッチ手続きに用いたAPNからPGW30を選択することにより、切り替え以前に接続していたPGW30を介した通信が継続できた。
これに対し、本実施例ではLTE AN80へ接続する際に実行したアタッチ手続きに用いたAPNとは異なるAPNを利用して接続を行う。
これにより、アクセスシステムの切り替えに伴い、切り替え以前に接続していたPGW30を介した通信ではなく、アクセスネットワークから直接インターネットなどのPDN9へ通信路を確立して通信を行う。
つまり、第1実施例、第2実施例、第3実施例では、LTEのアクセスネットワークからWLANのアクセスネットワークへアクセスネットワークのオフロードを実現していたのに対し、本実施例では、アクセスネットワークのオフロードに加え、PGW30を介すことなくアクセスネットワークから直接PDN9へ通信路を確立することによるコアネットワークのオフロードも実現する。
具体的な手続きは図7で説明したアクセスシステム切り替え実行手続き(S912)が実施例1とは異なる。それ以前の手続きは実施例1と同様に行うことができる。
図13を用いて、本実施形態のアクセスシステム切り替え手続きについて説明する。接続するWLANは、WLAN ANa70で説明を行うが、WLAN ANb75の場合でも同様の手続きを利用可能である。
まず、UE10はWLANに対応づけられたネットワークインターフェースの起動(Enable)に伴い、WLAN ANa70に設置される基地局を選択し接続する。さらに、UE10はWLAN ANa70への接続に際しAAA55との間で認証手続きを行う(S1301)。ここで、UE10はLTE AN80へ接続する際に実行したアタッチ手続きに用いたAPNとは異なるAPNをAAA55に通知して、接続に対する認証を要求する。
接続に用いるAPNは、アクセスネットワークのオフロードに加え、コアネットワークをオフロードすることを示すAPNであり、UE10が予めAPNの情報を保持していても良い。
もしくは、APNの情報はモバイルオペレータが管理しておき、図7で説明したアクセスシステム情報の応答(S908)に付与することでANDSF20がUE10に通知しても良い。この場合には、モバイルオペレータはANDSF20からUE10へAPNを通知することから、モバイルオペレータがアクセスネットワークのオフロードに加え、コアネットワークをオフロードすることをUE10に対して要求することになる。
AAA55とUE10との間の認証手続きが完了し、接続が許可されると、UE10はWLAN ANa70への接続時にアクセスネットワークからIPアドレスを受信し、そのIPアドレスを用いて通信を行う。
より具体的には、MOポリシーの更新で要求されたフロー2の通信を、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)でのデータの送受信から、WLAN ANa70から直接PDNへ接続するデータ送受信に切り替える。この際、UE10が用いるIPアドレスはLTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)でのデータの送受信に用いていたIPアドレスから、WLAN ANa70への接続時にアクセスネットワークからIPアドレスを受信したIPアドレスに変更して通信を行う。
これにより、UE10はアクセスネットワークのオフロードに加えて、コアネットワークのオフロードも実現する。
また、UE10はフロー1およびフロー3については、アクセスシステムを変更しての通信路切り替えを行わず、LTE経由(PGW30、SGW35、eNB45経由)の通信路を用いて通信を継続する。これにより、UE10はLTE AN80とWLAN ANa70の複数のアクセスネットワークに接続し、フロー毎に異なるアクセスネットワークを介した通信を行うことができる。
[1.3.5.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
例えば、各実施形態において説明したプロキシバインディング更新、応答により確立されるコアネットワーク内の通信路は、GTPプロトコルを基に確立されたGTPトンネルを通信路としても良い。その場合には、通信路を確立するプロキシバインディング更新、応答メッセージは、GTPトンネルを確立するための要求メッセージ、応答メッセージに置き換わる。
また、各実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
また、上述した実施形態における各装置の一部又は全部を典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能であることは勿論である。
また、上述した実施形態においては、無線アクセスネットワークの例としてLTEと、WLAN(例えば、IEEE802.11a/b/n等)とについて説明したが、WLANの代わりにWiMAXによって接続されても良い。
また、上述した実施形態においては、ANDSF20はモバイルオペレータのポリシーを管理と、モバイルオペレータのポリシーの更新をUE10への通知する独立した装置として説明したが、配置についてコアネットワーク7の外に設置されてもよいし、コアネットワーク7の中に設置されてもよい。さらに、PCRF60もしくはMME40など、コアネットワーク7内の装置と同一装置として配置されてもよい。
WLAN機能を無効化したUEに対して、WLAN機能を有効化させるとともに、MOポリシーの更新に準じてUEへアクセスシステムの切り替えを行なわせ、LTEへのトラフィックの集中を適切に緩和するオフロードを実現する移動通信システムなどに利用することができる。
1 移動通信システム
5 IP移動通信ネットワーク
10 UE
20 ANDSF
30 PGW
35 SGW
40 MME
45 eNB
50 HSS
55 AAA
60 PCRF
65 ePDG
70 WLAN ANa
72 WLAN APa
74 GW
75 WLAN ANb
76 WLAN APb
80 LTE AN
9 PDN

Claims (5)

  1. PGW(Packet Data Network Gateway)と、前記PGWと第1アクセスシステムを利用した通信路及び第2アクセスシステムを利用した通信路を確立し、第1アクセスシステムを利用した通信路で通信を行う第1のネットワークインターフェースと、第2アクセスシステムを利用した通信路で通信を行う第1のネットワークインターフェースとは異なる第2のネットワークインターフェースとを備えて複数のフローの通信を行うUE(User Equipment)と、前記UEに対してモバイルオペレータポリシーの更新を通知するポリシー管理装置とを含む移動通信システムにおいて、
    UEは、フロー毎にアクセスシステムを選択するために、フロー識別情報と、アクセスシステム識別情報とを対応づけたUEポリシーを有し、前記UEポリシーに基づいて第1アクセスシステムを利用した通信路を用いてフローの通信を行っており、
    ポリシー管理装置は、
    UEが通信を行うフロー識別情報と、アクセスシステム識別情報とを対応づけたモバイルオペレータポリシーの更新手段と、
    前記モバイルオペレータポリシーの更新と、ネットワークインターフェースを有効化する要求とをUEに送信するポリシー送信手段を有し、
    UEは、
    前記モバイルオペレータポリシーの更新と、前記ネットワークインターフェースを有効化する要求とを受信するポリシー受信手段と、
    UEポリシーにおける前記フロー識別情報で識別されるフローに対するアクセスシステム情報と、モバイルオペレータポリシーの更新における前記フロー識別情報で識別されるフローに対するアクセスシステム情報とが異なることを検出する判定手段と、
    前記判定手段にもとづき、異なると判定した場合には、
    前記ネットワークインターフェースを有効化する要求に基づいてネットワークインターフェースを有効化し、第2アクセスシステムを利用した通信路を確立する通信路確立手段と、
    前記フロー識別情報で識別されるフローの通信を、第2アクセスシステムを利用した通信路に切り替える通信路切り替え手段とを有する移動通信システム。
  2. PGW(Packet Data Network Gateway)と、前記PGWと第1アクセスシステムを利用した通信路及び第2アクセスシステムを利用した通信路を確立し、第1アクセスシステムを利用した通信路で通信を行う第1のネットワークインターフェースと、第2アクセスシステムを利用した通信路で通信を行う第1のネットワークインターフェースとは異なる第2のネットワークインターフェースとを備えて複数のフローの通信を行うUE(User Equipment)と、前記UEに対してモバイルオペレータポリシーの更新を通知するポリシー管理装置とを含む移動通信システムにおけるUEにおいて、
    フロー毎にアクセスシステムを選択するために、フロー識別情報と、アクセスシステム識別情報とを対応づけたUEポリシーを有し、前記UEポリシーに基づいて第1アクセスシステムを利用した通信路を用いてフローの通信を行う通信手段と、
    フロー識別情報と、アクセスシステム識別情報とを含んだモバイルオペレータポリシーの更新と、ネットワークインターフェースを有効化する要求とを受信するポリシー受信手段と、
    UEポリシーにおける前記フロー識別情報で識別されるフローに対するアクセスシステム情報と、モバイルオペレータポリシーの更新における前記フロー識別情報で識別されるフローに対するアクセスシステム情報とが異なることを検出する判定手段と、
    前記判定手段にもとづき、異なると判定した場合には、
    前記ネットワークインターフェースを有効化する要求に基づいてネットワークインターフェースを有効化し、第2アクセスシステムを利用した通信路を確立する通信路確立手段と、
    前記フロー識別情報で識別されるフローの通信を、第2アクセスシステムを利用した通信路に切り替える通信路切り替え手段とを有するUE。
  3. APN識別子を用いて第1アクセスシステムを利用した通信路確立を確立しており、
    前記ネットワークインターフェースを有効化する要求に基づいてネットワークインターフェースを有効化し、第2アクセスシステムを利用した通信路を確立する際、前記APN識別子を含めて前記フロー識別情報で識別されるフローの通信を、第2アクセスシステムを利用した通信路に切り替える要求をPGWに送信する通信路切り替えを要求し、
    第1アクセスシステムを利用した通信路確立を確立した際に取得するIPアドレスを継続して使用することを要求する請求項1に記載のUE。
  4. APN識別子を用いて第1アクセスシステムを利用した通信路確立を確立しており、前記ネットワークインターフェースを有効化する要求に基づいてネットワークインターフェースを有効化し、第2アクセスシステムを利用した通信路を確立する際、前記APN識別子とは異なるAPN識別子を含めて前記フロー識別情報で識別されるフローの通信を、第2アクセスシステムを利用した通信路に切り替える要求を行い、
    第1アクセスシステムを利用した通信路を確立した際に取得するIPアドレスとは異なるIPアドレスに切り替えて通信を行うこと要求する請求項1に記載のUE。
  5. フロー識別情報と、アクセスシステム識別情報とAPN識別子とを含んだモバイルオペレータポリシーの更新と、ネットワークインターフェースを有効化する要求とを受信し、
    前記APN識別子を用いて第二アクセスシステムを利用した通信路確立を要求する請求項2又は3に記載のUE。
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