JP2014030094A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】イメージセンサにより読み込まれた画像信号を並び替えるためのメモリ容量を低減して、低コスト化、低消費電力化および基板面の小型化を図ることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】複数のCMOSセンサチップ11を備えて一部の複数のCMOSセンサチップ11を接続して1ブロックとして構成した3チャネルで構成されるイメージセンサ10と、アナログフロントエンド回路20と、サンプリング回路30と、画像信号を一時的に記録する並べ替え用メモリ50と、サンプリングされた画像信号を並べ替え用メモリ50に読み書きを行う並び替え回路40と、を備えた画像読取装置1において、イメージセンサ10は、隣り合うCMOSセンサチップ11が同一のチャネルに連続して接続されることなく、主走査方向先頭から順次3チャネルに分かれて接続されることを特徴とするものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置に係り、特に、主走査方向に配列された光電変換素子を有するイメージセンサの出力信号に基づいて画像読み取りを行う画像読取装置に関する。
従来、複写機や複合機に搭載される画像読取装置は、イメージセンサにより画像を読み取り、読み取った画像信号を並び替えて画像処理を行う。
画像読取装置に採用されるイメージセンサとして、CIS(Contact Image Sensor)が知られている。CISは、主走査方向に光電変換素子が配列されており、光電変換素子が受光強度に応じた画像信号を出力するものである。また、主走査方向に配列された複数の光電変換素子は、一方向に順次画像信号を出力するように制御される。
従来からの一般的な画像読取装置におけるイメージセンサからは、複数の光電変換素子から主走査方向に順次画像信号が出力されるので、1ライン分の画像読み取りには、1ライン分の光電変換素子から順次画像信号を出力するための時間を要する。
そこで、近年では、イメージセンサからの画像読み取り速度を高速化するために、イメージセンサの主走査方向に配列された複数の光電変換素子を複数領域に分割して、各領域の画像信号を並列して出力する手法が知られている。
例えば、イメージセンサとして複数のCIS(Contact Image Sensor)(光電変換素子)(以下、「CISチップ」と称する。)を並べて、このイメージセンサにより1主走査の画像データを取得する際に、画像データの高速転送化を図るために、数個ごとのCISチップを一組にして複数のチャネルを構成し、その組ごとの複数チャネル(例えば、nch)を同時に転送するようにしたものが開示されている(特許文献1を参照)。
ここで、従来のイメージセンサの構成について説明する。
図5は従来の画像読取装置を構成するイメージセンサの構成を示す説明図、図6は従来の画像読取装置によるイメージセンサからの画像信号を読み込む処理を示す説明図である。
従来のイメージセンサ110は、例えば、図5に示すように、1つの光電変換素子当たり432画素のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)センサチップ(CISチップ)111を12個、主走査方向に一列に並べて配置され、1主走査で総計5184画素となっている。
そして、読み取り高速化を図るため、イメージセンサ110を主走査方向の先頭から4チップずつ3ブロックを構成した3チャネル方式として、3領域の画像信号を3系統時系列的に並列に後段に伝送することにより、1ライン分(1主走査分)のCMOSセンサチップ111から順次画像信号を出力するよりも3倍の速度で読み取りが可能にしている。但し、図5に示すような所謂3チャンネル出力(3ch)のCMOSセンサチップ111を使用する場合は、元の主走査方向の画素の並びに画像データを並び替える必要性がある。
そこで、イメージセンサ110として、3チャネル出力タイプのCMOSセンサチップ111を使用する場合、図6に示すように、元の主走査方向の画素の並びに並び替えられる時の並べ替え用メモリ(記憶手段)150を備え、チャネル毎にCMOSセンサチップ111による読み込む動作が行われる。
ここでは、CMOSセンサチップ111が4チップ分の画素を1チャネルとして、トータルで3チャネル分を一つの1メモリブロックとし、このメモリ容量を備える第1メモリブロック151,第2メモリブロック152の2セットのメモリブロックを並び替え用メモリとして用いる。つまり、画像信号を並べ替えるためには1主走査分の2倍のメモリ容量を確保する必要がある。
例えば、第nライン目の画像を3チャネルのCMOSセンサチップ111にて読み取った場合、まず、第1メモリブロック151の系列1にch1の画像信号が記録され、系列2にch2の画像信号が記録され、系列3にch3の画像信号が記録される。
次に、第n+1ライン目の画像を読み取った場合、第2メモリブロック152のn+1ライン目のch1の画像信号が記録され、次に系列2にch2の画像信号が記録され、そして系列3にch3の画像信号が記録される。
そして、既に第1メモリブロック151に記録済みのnライン目の画像信号は、n+1ライン目の画像データをメモリに記録している期間に、メモリライト速度の3倍速で読み取り後段の画像補正回路部に伝送され、第1メモリブロック151は次ライン書き込みスタンバイ状態になる。
次に、n+2ライン目の画像信号は、空いた第1メモリブロック151に先程のnライン目と同様の手順で書き込まれ、この期間に先のn+1ライン目の画像信号が第2メモリブロック152から読み取られ後段の画像補正回路部に伝送されるようになっている。
このようにして、イメージセンサ110による読み込みが実行される。
特開2007−13595号公報
しかしながら、従来の複数チャネル(上述した例では3チャネル)で構成されるイメージセンサ110による画像読取装置では、主走査方向の先頭から順に並んでいるCMOSセンサチップ111を1ブロックとしてひと括りにしているので、元の主走査方向の画素の並びのように並び替えるためには、主走査全画素分の並び替え用メモリ容量が必要になる。そして、読み取り操作を行う1ライン毎に交互にメモリブロックを切り替えるためには、少なくともその倍の2主走査ライン分のメモリ容量が必要になる。
したがって、上述した従来技術では、イメージセンサ110の主走査方向に配列されたCMOSセンサチップ111を複数領域に分割して画像を読取るようにすることで高速化を図ることができるが、再び元の主走査方向の並びに画像信号を並び替えるためには、イメージセンサ110の最大画素数の画像信号を記録可能なメモリを備える必要があり、膨大な容量のメモリが別途必要となるため、消費電力の増大、コストアップ、さらに基板面積が増加する等の課題が存在していた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、イメージセンサにより読み込まれた画像信号を並び替えるためのメモリ容量を低減して、低コスト化、低消費電力化および基板面の小型化を図ることができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る画像読取装置は、次の通りである。
本発明は、主走査方向に沿って一列に並設された複数の光電変換素子を備えて、一部の複数の光電変換素子を接続して1ブロックとして構成した複数のチャネルを備えて構成されるイメージセンサと、前記イメージセンサにより読取られた画像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して出力するアナログフロントエンド回路と、デジタル化された画像信号をサンプリングするサンプリング回路と、デジタル化された画像信号を一時的に記録する記憶手段と、前記イメージセンサの主走査方向先頭から前記画像信号が並ぶように、チャネル毎の光電変換素子からの画像信号に対して前記記憶手段への書き込みと読み出しとを行うためのアドレスを付与して、サンプリングされた画像信号を前記記憶手段に読み書きを行う並び替え回路と、を備えた画像読取装置において、前記イメージセンサの構成として、隣り合う光電変換素子が同一のチャネルに連続して接続されることなく、主走査方向先頭から順次複数のチャネルに分かれて接続することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記イメージセンサの構成として、m個の光電変換素子をnチャネルで出力する構成とする場合、前記光電変換素子を、主走査方向先頭から順次各チャンネルに接続して、各チャネルにおいて次に接続される光電変換素子が先に接続された光電変換素子からn-1個飛ばしで接続されて、m/n個の光電変換素子と接続するnチャネルを構成することが好ましい。
また、本発明は、前記記憶手段の構成として、チャネル毎に分割された画像データを再び元の主走査方向の画像信号順に並び替えるために、チャネルの数分の光電変換素子からの画像信号に基づく画像データを記録可能なメモリ容量を有する記憶部材を2セット備え、前記イメージセンサの主走査方向に沿って複数の光電変換素子の画像信号を同時に複数のチャネルにより出力する場合、主走査方向先頭から順に並設される複数の光電変換素子からの画像信号を複数チャネルにより出力して一方の記憶手段に一時的に記録して、次に並設される複数の光電変換素子からの画像信号を複数チャネルにより出力して他方の記憶手段に一時的に記録することが好ましい。
また、本発明は、前記イメージセンサの構成として、m個の光電変換素子をnチャネルで出力する構成とする場合、前記記憶手段を、チャネル毎に分割された画像データを再び元の主走査方向の画像信号順に並び替えるためのメモリとして 、交互切り替えも考慮して、nチャネル分の光電変換素子からの画像信号に基づく画像データを記録可能なメモリ容量を有する記憶部材を2セット備えることが好ましい。
本発明の画像読取装置によれば、主走査方向に沿って一列に並設された複数の光電変換素子を備えて、一部の複数の光電変換素子を接続して1ブロックとして構成した複数のチャネルを備えて構成されるイメージセンサと、前記イメージセンサにより読取られた画像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して出力するアナログフロントエンド回路と、デジタル化された画像信号をサンプリングするサンプリング回路と、デジタル化された画像信号を一時的に記録する記憶手段と、前記イメージセンサの主走査方向先頭から前記画像信号が並ぶように、チャネル毎の光電変換素子からの画像信号に対して前記記憶手段への書き込みと読み出しとを行うためのアドレスを付与して、サンプリングされた画像信号を前記記憶手段に読み書きを行う並び替え回路と、を備えた画像読取装置において、前記イメージセンサの構成として、隣り合う光電変換素子が同一のチャネルに連続して接続されることなく、主走査方向先頭から順次複数のチャネルに分かれて接続することで、元の主走査方向順に画像データを並び替える際に、イメージセンサの主走査画方向に沿った全ての光電変換素子分のメモリ容量を確保する必要は無いので、並び替え用メモリの容量を削減でき、低消費電力化、低コスト化および基板面の小型化を図ることができる。
また、本発明によれば、前記イメージセンサの構成として、m個の光電変換素子をnチャネルで出力する構成とする場合、前記光電変換素子を、主走査方向先頭から順次各チャンネルに接続して、各チャネルにおいて次に接続される光電変換素子が先に接続された光電変換素子からn-1個飛ばしで接続されて、m/n個の光電変換素子と接続するnチャネルを構成することで、従来のチャネル毎に複数の光電変換素子を連続して接続する場合と比較して光電変換素子からの画像信号を並び替える時間を短くすることができる。
また、本発明によれば、前記記憶手段の構成として、チャネル毎に分割された画像データを再び元の主走査方向の画像信号順に並び替えるために、チャネルの数分の光電変換素子からの画像信号に基づく画像データを記録可能なメモリ容量を有する記憶部材を2セット備え、前記イメージセンサの主走査方向に沿って複数の光電変換素子の画像信号を同時に複数のチャネルにより出力する場合、主走査方向先頭から順に並設される複数の光電変換素子からの画像信号を複数チャネルにより出力して一方の記憶部材に一時的に記録して、次に並設される複数の光電変換素子からの画像信号を複数チャネルにより出力して他方の記憶部材に一時的に記録することで、光電変換素子からの画像信号を容易に並び替えて配置することができる。
また、本発明によれば、前記イメージセンサの構成として、m個の光電変換素子をnチャネルで出力する構成とする場合、前記記憶手段を、チャネル毎に分割された画像データを再び元の主走査方向の画像信号順に並び替えるためのメモリとして 、交互切り替えも考慮して、nチャネル分の光電変換素子からの画像信号に基づく画像データを記録可能なメモリ容量を有する記憶部材を2セット備えることで、従来の全主走査方向分の並び替え用メモリ(交互切り替え用含む)を設置する手法と比較してメモリ容量は(2×n)/(2×m)=n/mとなる。
本発明の実施形態に係る画像読取装置の構成を示すブロック図である。 前記画像読取装置によるイメージセンサからの画像信号を読み込む処理を示す説明図である。 前記画像読取装置によるイメージセンサからの画像信号を読み込む処理の具体例を示す説明図である。 従来の画像読取装置によるイメージセンサからの画像信号を読み込む処理の具体例を示す説明図である。 従来の画像読取装置を構成するイメージセンサの構成を示す説明図である。 従来の画像読取装置によるイメージセンサからの画像信号を読み込む処理を示す説明図である。
以下、本発明の画像読取装置を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る画像読取装置の構成を示すブロック図、図2は前記画像読取装置によるイメージセンサからの画像信号を読み込む処理を示す説明図である。
なお、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する主旨のものではない。
本実施形態は、図1,図2に示すように、主走査方向に沿って一列に並設された複数のCMOSセンサチップ(光電変換素子)11を備えて、一部の複数のCMOSセンサチップ11を接続して1ブロックとして構成した複数のチャネルを備えて構成されるイメージセンサ10と、イメージセンサ10により読み取られた画像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して出力するアナログフロントエンド回路20と、デジタル化された画像信号をサンプリングするサンプリング回路30と、デジタル化された画像信号を一時的に記録する並べ替え用メモリ(記憶手段)50と、イメージセンサ10の主走査方向先頭から前記画像信号が並ぶように、チャネル毎のCMOSセンサチップ11からの画像信号に対して並べ替え用メモリ50への書き込みと読み出しとを行うためのアドレスを付与して、サンプリングされた画像信号を並び替え用メモリ50に読み書きを行う並び替え回路40と、を備えた画像読取装置1において、イメージセンサ10の構成として、隣り合うCMOSセンサチップ11が同一のチャネルに連続して接続されることなく、主走査方向先頭から順次複数のチャネルに分かれて接続するように構成することを特徴とするものである。
画像読取装置1の制御部の構成として、上述したアナログフロントエンド回路20、サンプリング回路30、並び替え回路40、並べ替え用メモリ(記憶手段)50に加えて、タイミング制御回路60、画像補正回路70と、メモリ(画像処理用)80とを備えている。
イメージセンサ10は、例えば、1つの光電変換素子当たり432画素のCMOSセンサチップ(CISチップ)11を12個、主走査方向に一列に並べて配置されている。
タイミング制御回路60にて制御されたイメージセンサ10は、画像信号をアナログフロントエンド回路20に送り、ここで画像信号がアナログ信号からデジタル信号に変換されてサンプリング回路30にてデータがサンプリングされる。
並び替え回路40にて元の主走査方向の画素の並びに並び替えられた画像信号は、画像補正回路70に送られて画像補正処理が行われる。
画像補正回路70は、主に、黒基準データに基づいて光電変換素子間のばらつきを補正する暗補正回路(黒補正)71、白基準データに基づいて光電変換素子間及び光源のばらつきを補正するシェーディング補正回路(白補正)72、γ曲線の補正を行うγ(ガンマ)補正回路73、解像度の補正を行う解像度補正回路74から構成されている。
なお、暗補正回路71、シェーディング補正回路72、γ補正回路73、解像度補正回路74は周知のものであるため、詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態のイメージセンサ10の特徴的な構成について説明する。
イメージセンサ10は、図2に示すように、12個の同じCMOSセンサチップ11を3チャネルで出力にする場合に、4個のCMOSセンサチップ11を1ブロックとした組み合わせを、イメージセンサ10の主走査方向先頭から2チップ飛ばしで順次接続するように組み合わせて構成される。
具体的には、イメージセンサ10は、図2に示すように、ch1としてCMOSセンサチップ11(1,4,7,10)が組み合わされ、ch2としてCMOSセンサチップ11(2,5,8,11)が組み合わされ、ch3としてCMOSセンサチップ11(3,6,9,12)が組み合わされて、3チャネル方式で構成されている。
そして、この構成にて3チャネル分のCMOSセンサチップ11のデータ出力を元の主走査方向の並びに並び替えるために、並べ替え用メモリ50として少なくともCMOSセンサチップ11が3個分のメモリ容量を有する第1メモリブロック51,第2メモリブロック52を備えている。
次に、本実施形態のイメージセンサ10による画像データの読み取りについて説明する。
図2に示すように、第nライン目の画像を3チャネルのCMOSセンサチップ11により読み取る場合、まず、第1メモリブロック51の系列1にch1の画像信号(第1番目のCMOSセンサチップ11の画像信号)が記録され、系列2にch2の画像信号(第2番目のCMOSセンサチップ11の画像信号)が記録され、系列3にch3の画像信号(第3番目のCMOSセンサチップ11の画像信号)がそれぞれ1チップ分記録される。
第1メモリブロック51の系列1〜3にそれぞれ1チップ分の画像信号が記録された場合、次の第4〜6番目のCMOSセンサチップ11の画像信号は、第2メモリブロック52に記録される。そして既に第1メモリブロック51に記録済みの第1〜3番目のCMOSセンサチップ11の画像信号は、第4〜6番目のCMOSセンサチップ11の画像信号を第2メモリブロック52に記録している間に、メモリライト速度の3倍速で読み取り画像補正回路70に伝送され、第1メモリブロック51は次ライン書き込みスタンバイ状態になる。
次の第7〜9番目のCMOSセンサチップ11の画像信号は、第1メモリブロック51に記録される。そして既に第2メモリブロック52に記録済みの第4〜6番目のCMOSセンサチップ11の画像信号は、第7〜9目のCMOSセンサチップ11の画像信号を第1メモリブロック51に記録している間に、メモリライト速度の3倍速で読み取り画像補正回路70に伝送され、第2メモリブロック52は次ライン書き込みスタンバイ状態になる。
次の第10〜12番目のCMOSセンサチップ11の画像信号は、第2メモリブロック52に記録される。そして既に第1メモリブロック51に記録済みの第7〜9番目のCMOSセンサチップ11の画像信号は、第10〜12番目のCMOSセンサチップ11の画像信号を第2メモリブロック52に記録している間に、メモリライト速度の3倍速で読み取り画像補正回路70に伝送される。
第10〜12番目の画像信号も次主走査データを第1メモリブロック51に書き込んでいる間にリードされ、こうして元の1主走査方向の並びに画像信号を並び替えることができる。以下、同様に第n+1ライン目以降も上述した動作を繰り返していくことで画像信号の読み取りが実行される。
以上のように、従来から存在する多チャネル(例えば3チャネル)の構成において、図2に示すように、イメージセンサ10の主走査方向の先頭から2個飛ばしでCMOSセンサチップ11を組み合わせて(例えば、CMOSセンサチップ11の1,4,7,10のように)1チャネルを構成するように変更するだけで、読み取りライン毎に交互に2個のメモリブロック(第1メモリブロック51,第2メモリブロック52)を切り替えて読み取りを行うようにすることで、元の主走査方向の画素に並び替え用のメモリとしてCMOSセンサチップ11が3チップ分の画像信号の2倍のメモリ容量を確保すれば済むことになる。
したがって、本実施形態のイメージセンサ10の構成によれば、並び替えに必要なメモリ容量は、図5に示す従来の3チャネル方式によるCMOSセンサチップ11の構成の場合と比較して1/4という非常に小容量にすることができる。
なお、本実施形態のイメージセンサ10および従来のイメージセンサ110の構成として、図2、図6に示すように、CMOSセンサチップ11(111)を12個並設した構成とした例を示したが、一般的にm個のCMOSセンサチップ11をnチャネル出力構成とする場合、まず図6に示すような従来構成では、チャネル構成としては先頭から順にm/n個のチップをひと固まりとして其々を各チャネル出力とする。その場合、元の主走査方向に並べ替え用のメモリは、交互切り替えも考慮してチップ2×m個分のメモリ容量を必要とする。
これに対し、図2の例では、m個のCMOSセンサチップ11をnチャネル出力構成とする場合、先頭からn-1個飛ばしでm/n個分のチップのペアを組んで各チャネル出力とする。この場合、元の主走査方向に並べ替え用のメモリは、交互切り替えも考慮してチップ2×n個分のメモリ容量を必要とする。
つまり、図6に示す従来の手法と図3に示す本発明の手法では、元の主走査方向の並びに並び替えるためのメモリ容量は、
(本実施形態によるメモリ容量)/(従来のメモリ容量)=(2×n)/(2×m)
=n/m(倍)
となる。
以下に、本発明に係る画像読取装置と従来の画像読取装置における並び替え用メモリについて、具体的に例を挙げてメモリ容量を比較する。
図3は本実施形態の画像読取装置によるイメージセンサからの画像信号を読み込む処理の具体例を示す説明図、図4は従来の画像読取装置によるイメージセンサからの画像信号を読み込む処理の具体例を示す説明図である。
まず、従来の画像読取装置は、一例として、図4に示すように、イメージセンサ110の構成として、1チップ内に432画素を含むCMOSセンサチップ111を12チップ一列に並設して、主走査方向先頭から4チップ分を1チャネルとして、3チャネル出力で構成さ
れている。
並び替え用メモリは、3チャネル分のCMOSセンサチップ111からの画像信号を記録可能な1つのメモリブロックとし、さらにリード、ライト切り替え用に第1メモリブロック151,第2メモリブロック152の2個のメモリブロックを備えている。
つまり、従来の画像読取装置では、主走査分の2倍のメモリ容量を確保している。
ここで、CMOSセンサチップ111の1画素分のデータ量を1バイトと仮定すると、この場合、第1メモリブロック151または第2メモリブロック152のうちの一つのメモリブロックの必要な容量は、
432(byte)×4(チップ)×3(系列)=5184(byte)
となり、第1メモリブロック151と第2メモリブロック152とを併せると、全体で、
5184(byte)×2=10368(byte)
が必要になり、主走査画素数の2倍分の膨大なメモリ容量が必要となる。
一方、本発明に係る画像読取装置は、図3に示すように、イメージセンサ10の構成として、1チップ内に432画素を含むCMOSセンサチップ11を12チップ一列に並設して、3チャネル出力にする場合に、4つのCMOSセンサチップ11からなる1ブロックの組み合わせを、主走査方向先頭から2チップ飛ばしに順次組み合わせた構成としている。
並び替え用メモリは、1チャネルについて1チップ分CMOSセンサチップ11のメモリ容量を3チャネル分記録可能なメモリブロックとして、第1メモリブロック51,第2メモリブロック52の2個のメモリブロックを備えている。
従来のCMOSセンサチップ111と同様に、本発明に係るCMOSセンサチップ11の1画素分のデータ量を1バイトと仮定すると、この場合、第1メモリブロック51または第2メモリブロック52のうちの一つのメモリブロックの必要な容量は、
432(byte)×1(チップ)×3(系列)=1296(byte)
となり、第1メモリブロック51と第2メモリブロック52とを併せると、全体で、
1296(byte)×2=2592(byte)
となる。
このように、本発明の画像読取装置によれば、並び替え用メモリに必要なメモリ容量は、前述した従来の画像読取装置と比較して、
2592(byte)/10368(byte)=1/4(倍)
となり、大幅にメモリ容量を削減できる。
以上のように、本実施形態によれば、主走査方向に沿って一列に並設された12個のCMOSセンサチップ11を備えて、4個のCMOSセンサチップ11を接続して1ブロックとして構成した3チャネルで構成されるイメージセンサ10を備えて、このイメージセンサ10の出力信号に基づいて画像読み取りを行う画像読取装置1であって、イメージセンサ10の構成として、隣り合うCMOSセンサチップ11が同一のチャネルに連続して接続されることなく、主走査方向先頭から順次3チャネルに分かれて接続され、各チャネルにおいて次に接続されるCMOSセンサチップ11が先に接続されたCMOSセンサチップ11から2個飛ばしで接続され、各チャネルから出力を引き出して、3チャネルを並列出力する構成として、チャネルの数分のCMOSセンサチップ11からの画像信号に基づく画像データを記録可能なメモリ容量を有する第1メモリブロック51と第2メモリブロック52の2セットのメモリブロックを備えることで、元の主走査方向順に画像データを並び替える際に、イメージセンサ10の主走査画方向に沿った全てのCMOSセンサチップ11分のメモリ容量を確保する必要は無いので、並び替え用メモリの容量を削減でき、低消費電力化、低コスト化および基板面の小型化を図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 画像読取装置
10 イメージセンサ
11 CMOSセンサチップ(光電変換素子)
20 アナログフロントエンド回路
30 サンプリング回路
40 並び替え回路
50 並び替え用メモリ(記憶手段)
51 第1メモリブロック(記憶手段)
52 第2メモリブロック(記憶手段)
60 タイミング制御回路
70 画像補正回路
71 暗補正回路
72 シェーディング補正回路
73 γ補正回路
74 解像度補正回路
80 メモリ(画像処理用)

Claims (4)

  1. 主走査方向に沿って一列に並設された複数の光電変換素子を備えて、一部の複数の光電変換素子を接続して1ブロックとして構成した複数のチャネルを備えて構成されるイメージセンサと、前記イメージセンサにより読取られた画像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して出力するアナログフロントエンド回路と、デジタル化された画像信号をサンプリングするサンプリング回路と、デジタル化された画像信号を一時的に記録する記憶手段と、前記イメージセンサの主走査方向先頭から前記画像信号が並ぶように、チャネル毎の光電変換素子からの画像信号に対して前記記憶手段への書き込みと読み出しとを行うためのアドレスを付与して、サンプリングされた画像信号を前記記憶手段に読み書きを行う並び替え回路と、を備えた画像読取装置において、
    前記イメージセンサは、隣り合う光電変換素子が同一のチャネルに連続して接続されることなく、主走査方向先頭から順次複数のチャネルに分かれて接続されることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記イメージセンサが、m個の光電変換素子をnチャネルで出力する構成とする場合、
    前記光電変換素子は、主走査方向先頭から順次各チャンネルに接続されて、各チャネルにおいて次に接続される光電変換素子が先に接続された光電変換素子からn-1個飛ばしで接続されて、m/n個の光電変換素子と接続するnチャネルを構成することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記記憶手段は、チャネルの数分の光電変換素子からの画像信号に基づく画像データを記録可能なメモリ容量を有する記憶部材を2セット備え、
    前記イメージセンサの主走査方向に沿って複数の光電変換素子の画像信号を同時に複数のチャネルにより出力する場合、
    主走査方向先頭から順に並設される複数の光電変換素子からの画像信号を複数チャネルにより出力して一方のメモリブロックに一時的に記録して、次に並設される複数の光電変換素子からの画像信号を複数チャネルにより出力して他方のメモリブロックに一時的に記録することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記イメージセンサが、m個の光電変換素子をnチャネルで出力する構成とする場合、
    前記記憶手段は、nチャネル分の光電変換素子からの画像信号に基づく画像データを記録可能なメモリ容量を有する記憶部材を2セット備えることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
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