JP2020021989A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像素子やASIC等のSRAM容量を最適化しつつ撮像素子からの高速読み出しを実現する撮像装置を提供する。【解決手段】撮像素子110は、複数の画素が二次元状に配置された画素部113と、画素部から出力された撮像信号の少なくとも一部を記憶する第1のメモリ112と、第1のメモリに記憶された信号を用いて撮像信号の行または列の順番を並び替える第1の並び替え回路111とを有する。情報処理部120は、撮像素子の第1の並び替え回路111により並び替えられて出力された撮像信号を受け取り記憶する第2のメモリ122と、第2のメモリに記憶された信号を用いて撮像信号の行または列の順番を並び替える第2の並び替え回路121とを有し、画素部から複数行の撮像信号を同時に読み出す場合に、第1の並び替え回路による並び替えをした後で、第2の並び替え回路による並び替えをすることにより画素部における複数の画素の配列を復元する。【選択図】図1
Description
本発明は撮像装置に関し、特に、撮像素子から読み出した画像データの並び替えを行うための新規な構成や方法に関するものである。
光情報を電子に変換する撮像素子を内部に有し、静止画や動画を撮影することを実現する撮像装置が知られている。近年の微細加工技術の発展により、撮像素子から読み出す画像データの読み出しレートが向上しつつある。これによって、高フレームレートの動画や、高解像の静止画撮影や高速連写などの機能を実現することが可能となった。
とくに、撮像素子から情報を読み出す読出しレートの向上に対応するため、一度に複数行の画像データを読み出す工夫を施すことで読み出しスピードの高速化を実現する方法が知られている。
とくに、撮像素子から情報を読み出す読出しレートの向上に対応するため、一度に複数行の画像データを読み出す工夫を施すことで読み出しスピードの高速化を実現する方法が知られている。
ところが、撮像素子を構成する回路構成の制約上、撮像素子から物理的画素配置順に画像情報を読み出せるとは限らない。たとえば、二次元状に配列された画素のうち、隣接する上下の画素の画素内の読み出し回路が共通になっている場合がある。その場合に、高速読み出しをしようとして複数行を同時に読み出すと、読み出された信号の画素配列の順番やピッチが変わってしまう場合がある。一方、例えば、特許文献1では画像データを効率的に符号化するためにマクロブロック単位でデータの配置を並び替える技術が開示されている。
しかし、上記の文献には符号化に適したようにデータの並べ替えを行うことは記載されてはいるが、撮像素子から高速読み出しをした場合に生じる上記のような画素配列変化の問題については全く考慮されておらず、撮像素子の高速読出しは実現できない。しかも、一般に画像処理ICの内部には、高解像化を実現するための画像補正回路や、A/D変換器などが設けられており、それらが大きな面積を占めている。そのうえ上記特許文献のような符号化のためのメモリを設けるとますます装置が大型化する問題が生じる。したがって、装置の大型化を防ぎつつ撮像素子の高速読み出しを実現する方法が望まれていた。
そこで、本発明の目的は、撮像装置の高速読み出しが実現でき、更には最適な小型化が実現できる撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、
撮像素子と情報処理部とを有する撮像装置であって、
前記撮像素子は、
複数の画素が二次元状に配置された画素部と、
画素部から出力された撮像信号の少なくとも一部を記憶する第1のメモリと、
前記第1のメモリに記憶された信号を用いて撮像信号の行または列の順番を並び替える第1の並び替え回路と、を有し、
前記情報処理部は、
前記撮像素子の前記第1の並び替え回路により並び替えられて出力された撮像信号を受け取り記憶する第2のメモリと、
前記第2のメモリに記憶された信号を用いて撮像信号の行または列の順番を並び替える第2の並び替え回路と、
を有し、
前記画素部から複数行の撮像信号を同時に読み出す場合に、前記第1の並び替え回路による並び替えをした後で、前記第2の並び替え回路による並び替えをすることにより前記画素部における前記複数の画素の配列を復元するように並び替え制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
撮像素子と情報処理部とを有する撮像装置であって、
前記撮像素子は、
複数の画素が二次元状に配置された画素部と、
画素部から出力された撮像信号の少なくとも一部を記憶する第1のメモリと、
前記第1のメモリに記憶された信号を用いて撮像信号の行または列の順番を並び替える第1の並び替え回路と、を有し、
前記情報処理部は、
前記撮像素子の前記第1の並び替え回路により並び替えられて出力された撮像信号を受け取り記憶する第2のメモリと、
前記第2のメモリに記憶された信号を用いて撮像信号の行または列の順番を並び替える第2の並び替え回路と、
を有し、
前記画素部から複数行の撮像信号を同時に読み出す場合に、前記第1の並び替え回路による並び替えをした後で、前記第2の並び替え回路による並び替えをすることにより前記画素部における前記複数の画素の配列を復元するように並び替え制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置の高速読み出しと最適化した小型化が可能な撮像装置を提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて複数の実施例を用いて詳細に説明する。
図1は、第1実施例に係る撮像装置100について説明するブロック図である。撮像装置100は、撮像素子110、情報処理部120、補助記憶装置130、主記憶装置140と表示部150を有する。
なお、撮像素子110は複数の半導体基板が積層された多層型撮像素子として構成されており全体がICチップとして構成される。情報処理部120もICチップとして構成されるが、一部が別体であってもよい。
第1I/F102は、撮像素子110から読み出した画像情報(撮像信号あるいは画素信号)を、情報処理部120へ転送するためのインターフェースである。例えば、クロック信号に同期しながらデータを転送するシリアルインターフェースであってもよく、クロック埋め込み方式でデータを転送するシリアルインターフェースであってもよい。また、画像情報を複数のデータレーンに分割しながら転送するパラレルインターフェースであってもよい。画像情報を複数のデータレーンに分割する場合、単一のデータレーンに比べ、画像情報を時間的に高密度に転送することが可能となる。本実施例においては、第1I/F102はクロック埋め込み方式でデータを転送するシリアルインターフェースであるとする。
駆動制御信号101は、撮像素子110全体を制御するための駆動制御信号であって、撮像素子110から画像情報を読み出すタイミング等を制御するための水平同期信号を含む。本実施例では、駆動制御信号101に含まれる水平同期信号が1回入力される度に、1行分/2行分/12行分のうちいずれかの行数分の画像情報を読み出すことが出来るものとする。なお、駆動制御信号101は何行を同時に読み出すかを制御するための指示信号や、後述の第1並び替え回路における並び替え方法を制御するための並び替え制御信号を含んでいる。情報処理部120は、駆動制御信号101に含めて水平同期信号を出力することで、撮像素子110から画像情報を適切なタイミングで読み出すことが可能となる。
水平同期信号を用いた読み出し方法について、以下、説明する。例として、FHD画質(2160列1080行分)の画像情報を30FPS(30Frame Per Second:1/30秒につき1フレームのスピード)にて読み出す状況を想定する。水平同期信号の入力間隔を、20usであるとする。水平同期信号の入力1回につき1行分の画像情報を読み出す場合、20us×1080行=21.6msの時間を要する。1フレームの時間は1/30秒≒33.3msであるため、1フレームにつき11.7msの間、画像情報を読み出さない待機期間が存在する。その間、省電力駆動を行う事によって、撮像装置100の消費電力低減を行うことが出来る。一方、水平同期信号の入力1回につき12行分の画像情報を読み出すようにした場合、1フレーム分の画像情報の読み出しに20us×1080行/12=1.8msの時間を要する。この場合、1フレームにつき31.5msの間、撮像装置100の消費電力低減を行うことが出来る。つまり、複数行を同時に読み出した方が、消費電力を低く抑えることが出来る効果がある。また、同時読み行数を増やすことによる読み出し時間短縮によって、静止画撮影において、撮影した画像の画面内の歪を抑制する効果もある。
主記憶装置140は、撮像素子110から取得した画像情報を情報処理部120にて処理するための一時退避メモリとして用いる。主記憶装置140の例としては、DRAM(Dynamical Random Access Memory)のような揮発性メモリが含まれる。DRAMは電源がオフされると内部の情報が消去される特徴がある一方、書き込み/読み出しの速度が速い特徴がある。つまり、書き込み/読み出しが頻発する場合の計算処理に向いている。
補助記憶装置130は、主記憶装置140の補助的な役割を担う記憶装置である。主に、撮像装置100の電源が切られた後でもデータを保持することができる不揮発性記憶装置として使用する。例えば、画像情報の現像処理が終わった後の画像データを保存するための記憶装置として使用する。また、情報処理部120が撮像素子110を制御するために必要なコンピュータプログラムを格納する記憶装置としても使用する。補助記憶装置130は必ずしも撮像装置100内部に内蔵されている必要はなく、撮像装置100と切り離しが可能であってもよい。切り離し可能な補助記憶装置130の例としては、SDカード(Secure Digital Card)という可搬記録メディア規格が知られている。SDカード内部にはNAND記録領域が内蔵されており、SDIOというインターフェースを通じて、ホスト機器との情報の書き込み/読み込みを行えるようになっている。補助記憶装置130をこのように撮像装置100と切り離し可能な媒体に選ぶことで、撮像装置100のユーザーは、補助記憶装置130に含まれる画像データを他の情報端末に取り込んだり、他のユーザーと画像データを共有したりすることが可能である。
表示部150は、補助記憶装置130や主記憶装置140に記憶された画像データを再生表示するための表示デバイスである。例えば、TFT液晶などがこれに含まれる。TFT液晶などの表示部150によって、ユーザーは撮影した画像を視認することが可能となる。
続いて、情報処理部120の構成について説明する。
中央演算処理部128は撮像素子110を制御するために必要な演算を実行したり、周辺の回路や装置に対して演算を指示したり各種制御信号を送るコンピュータとして機能する処理部である。また前記中央演算処理部128は、前記画素部から複数行の撮像信号を同時に読み出す場合に、前記第1の並び替え回路による並び替えをする。その後で、前記第2の並び替え回路による並び替えをすることにより前記画素部における前記複数の画素の配列を復元するように並び替え制御を行わせる。そのために駆動制御信号101には、何行の撮像信号を同時に読み出すかを指示する信号や第1記憶部や第1並び替え回路における動作を制御するための制御信号が含まれている。
中央演算処理部128は撮像素子110を制御するために必要な演算を実行したり、周辺の回路や装置に対して演算を指示したり各種制御信号を送るコンピュータとして機能する処理部である。また前記中央演算処理部128は、前記画素部から複数行の撮像信号を同時に読み出す場合に、前記第1の並び替え回路による並び替えをする。その後で、前記第2の並び替え回路による並び替えをすることにより前記画素部における前記複数の画素の配列を復元するように並び替え制御を行わせる。そのために駆動制御信号101には、何行の撮像信号を同時に読み出すかを指示する信号や第1記憶部や第1並び替え回路における動作を制御するための制御信号が含まれている。
第1外部I/F123は、補助記憶装置130とのインターフェースである。中央演算処理部128からの指示により、データの送受信を行う。主記憶装置140に一時記憶された現像後の画像データを補助記憶装置130に記憶する際や、補助記憶装置130からプログラムを読み込む際などに使用する。
第2外部I/F124は、主記憶装置140とのインターフェースである。中央演算処理部128の指示により、データの送受信を行う。一時記憶された画像データを補助記憶装置130に転送する際や、後述の補正回路126によって補正された画像データを主記憶装置140に書き込む際などに使用する。
第3外部I/F125は、表示部150とのインターフェースである。補助記憶装置130や主記憶装置140に記憶された画像データを表示部150に転送する際などに使用する。
演算部127は現像処理やオートフォーカス、画像認識、露出補正等の演算を行うための回路である。中央演算処理部128からの指示により、補助記憶装置130や主記憶装置140に記憶された画像データの演算を行う際に使用する。
補正回路126は画像の補正を行うための回路である。撮像素子110から読み出した画像情報は、温度条件や撮像素子110の個体特性等によって、性能に個体差が生じることがある。補正回路126は、そうした個体差を補正する目的に使用される。
第2並び替え回路121はデータの行または列方向の並び替えを行うための回路である。後述のように、撮像素子110から読み出される画像情報は、所定数以上の複数行を同時に読み出す場合、読み出し回路の構成などの制限によって物理的画素配置順では読み出されないことがある。そこで、読み出した画像情報に基づき、ユーザーに視認可能な画像を生成するためには、読み出した画像情報を予め並び替えるようにした点に本発明の実施例の特徴がある。すなわち、中央演算処理部128の指示により、画像データとして補助記憶装置130もしくは主記憶装置140に記憶する前に、画像情報を画素部113の元の物理的画素配置順に並び替え制御を行う。第2並び替え回路121はそのために用いられる回路である。
第2記憶部122は、第2並び替え回路121による並び替え処理を実現するにあたって画像情報の少なくとも一部を一時的に退避させるための記憶部でありSRAMで構成される。複数行の画像情報を同時に読み出すとき、第2記憶部122の記憶領域を大きく確保する必要がある。ところが、回路規模の制約があるため、なるべく記憶領域は小さく持ちたい。また第2並び替え回路121に処理負荷が集中すると全体の速度を律速することになる。そこで、後述の通り、第1並び替え回路111と第2並び替え回路121とで並び替え処理を分割する。それにより、並び替えに係る記憶領域を第1記憶部112と第2記憶部122とで分割し負荷を分散することができ、全体的なチップ面積を最適化することができるという更なるメリットがある。
撮影制御部115は、駆動制御信号101を生成するための回路である。中央演算処理部128による指示があった場合に、駆動制御信号101を生成・出力する。また、撮影制御部115は、水平同期信号以外にも撮像素子110内の各回路に対して各種パラメータの設定を行うことで第1送信回路を含めた撮像素子110全体の駆動制御を行う。具体的には、中央演算処理部128の制御によって、露出の設定、A/D変換部114の動作設定、駆動モードの制御の制御等についてのパラメータの設定を行う。さらにこれらの設定により、同時に読み出す行数および第1の並び替え回路111で並び替えを行う行数等を撮像装置の動作に応じて切り替える制御を行うことが可能となる。また中央演算処理部128からの制御に応じて、撮像素子110の第1並び替え回路111や第1記憶部112を制御して並び替え制御をさせたり、並び替え方法の切り替え制御も行う。駆動制御信号101は上記のような撮像素子110内の各回路を制御するための制御信号を含む。
第2受信回路129は、第1I/F102を介して受信した画像データを受信するための回路である。第1I/F102によって伝送されてきたデータを、情報処理部120内部で処理を行いやすいよう変換するために使用する。本実施例において、第2受信回路129では、受信した信号に埋め込まれているCLK(クロック)信号を復元する復元処理を行うものとする。
次に、撮像素子110について説明する。
TG(タイミングジェネレータ)118は、入力された駆動制御信号101に含まれる水平同期信号に同期して、画素部113とA/D変換部114を駆動制御するための内部信号を生成するための回路である。撮影制御部115、水平同期信号とTG118によって、情報処理部120から、画素部113とA/D変換部114の動作タイミングを適切に制御することが可能となる。
TG(タイミングジェネレータ)118は、入力された駆動制御信号101に含まれる水平同期信号に同期して、画素部113とA/D変換部114を駆動制御するための内部信号を生成するための回路である。撮影制御部115、水平同期信号とTG118によって、情報処理部120から、画素部113とA/D変換部114の動作タイミングを適切に制御することが可能となる。
画素部113は、不図示の光学系を介してとりこんだ光学像を光電変換するための複数の光電変換素子を含む2次元状の画素の配列を有する。また、前記画素部113内の隣接する複数の画素は画素内の一部回路を共用している。画素内の一部回路は読み出し用の出力ゲート回路やフローティングディフュージョン領域などである。なお、実施例では上下に隣接する2つの画素の対が画素内の一部回路を共用しているが、水平に隣接する2つの画素の対が画素内の一部回路を共用していてもよい。また2つ以上の画素が画素内の一部回路を共用していてもよい。
前記画素部113は、内部に垂直走査部を有し、TG118から受信した信号のタイミングに同期することで画素部の垂直走査を行う。画素部113によって読み出されたアナログ画像情報は、A/D変換部114へ順次転送される。なお、前記画素部113と前記第1の並び替え回路111とは、積層型の撮像素子110において、別の層に配置されている。
A/D変換部114は、画素部113から受信したアナログ画像データをデジタルデータに変換する変換部である。A/D変換部114も画素部113とは別の層に配置されている。
第1送信回路119は、第1I/F102を介して画像データにCLK信号を埋め込むことで生成する処理と、生成した信号を情報処理部120へ転送するための回路である。
第1記憶部112は、第1並び替え回路111においてデータの並び替えを実現するために画素部から読み出された撮像信号の少なくとも一部を一時的にデータを保持しておくための記憶部でありSRAMで構成されている。なお、前記第1記憶部112は前記第1の並び替え回路111とは積層型の撮像素子110において、別の層に配置されているが、第1の並び替え回路111と同じ層に配置してもよい。
第1並び替え回路111は、A/D変換部114から受け取ったデジタルデータを第1の記憶部112に記憶された撮像信号を用いて並び替える並び替え回路である。第2並び替え回路121を使用することなく第1並び替え回路111のみを用いて画像データの並び替えを実現する場合、撮像素子110の回路面積を逼迫する。したがって他の回路が素子の中に納まりきらず他の回路の機能を削ることになったり、処理負荷が集中して全体の速度を律速する場合がある。一方、第2並び替え回路121のみを用いて画像データの並び替えを実現する場合も情報処理部120の回路面積を逼迫してしまったり、一部の機能の削減につながったり、処理負荷が集中して全体の速度を律速する場合がある。本実施例では、第1並び替え回路111と第2並び替え回路121の2つを設けて両者で役割を分担させることで、撮像素子110と情報処理部120の回路面積を最適化させ、全体の処理速度を最適化できる点に特徴がある。
以上が第1実施例に係る撮像装置100の構成となるが、その構成は図1に示した構成に限定されない。例えば、撮像装置100に、撮影開始を指示する釦等が付属していてもよい。この場合、ユーザーが撮影開始を指示する釦を押下したのち、中央演算処理部128から撮像素子110を制御して所定時間の撮影を行い、その結果を画像データとして読み出し記録すことが可能となる。
もちろんネットワークなどを介して外部からの指示で撮影できるように構成してもよい。
もちろんネットワークなどを介して外部からの指示で撮影できるように構成してもよい。
図2は、第1実施例に係る撮像素子110に内蔵される画素部113内の画素対の構成を示す図であり、図3は第1の実施例にかかる画素部113の画素配列例を示す図である。
図2において、401は光電変換部を構成するフォトダイオード(以下、PDと表記する)であり、受光した被写体からの光をその光量に応じた電荷量の電荷に光電変換する。
画素対306の中には例えばRフィルタを介した光を受光するPD401を含む画素とGbフィルタを介した光を受光するPD401を含む画素とが含まれている。
それぞれのPD401はアノードが接地され、そのカソードは転送トランジスタ402を介して増幅トランジスタ404のゲートと電気的に接続されている。増幅トランジスタ404のゲートと電気的に繋がったノードは、フローティングディフュージョン部(以下、FD部という)407を構成する。図示のトランジスタ402〜405は、例えばNチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。
リセットトランジスタ403は、そのドレインが画素電源Vddに接続され、そのソースがFD部407に接続されている。リセットトランジスタ403は、そのゲートに不図示のリセット信号線を介してリセットパルスRSTが与えられることによってオン状態となりFD部407がリセットされる。
前記FD部407をリセットした後で、RのPD401に接続された転送トランジスタ402に、第1ゲート制御線308(図3参照)を介して転送パルスが与えられる。これによって転送トランジスタ402オン状態となり、RのPD401で光電変換された電荷がFD部407に転送される。
選択トランジスタ405は、例えば、そのドレインが増幅トランジスタ404のソースに接続され、そのソースが垂直出力線406に接続されている。選択トランジスタ405は、そのゲートに行選択線307(図3参照)を介して画素対内の2つの画素に対して共通の選択パルスが与えられることによってオン状態となる。
それによってFD部401に転送された信号は増幅トランジスタ404で増幅された後、選択トランジスタを介して垂直出力線406に転送される。
それによってFD部401に転送された信号は増幅トランジスタ404で増幅された後、選択トランジスタを介して垂直出力線406に転送される。
画素対306内の画素から垂直出力線406を介して出力された画像信号は、ADC303、または301に伝送されA/D変換される。図3に示されるように、画素部113は、2次元状に配列された複数の画素を有しており、隣接する上下の行の一対の画素(画素対)の選択トランジスタ405のゲートが共通化されている。なお、図において、(m、n)はm行、n列の画素対306を示す。行選択回路302から画素対306の各行に対して第1ゲート制御線308、第2ゲート選択線305、行選択線307が配線されている。第1ゲート制御線308、第2ゲート選択線305と、行選択線307に所定の電圧を供給することによって、画素配列上の任意の画素行の中から1行を指定することが出来る。ここで画素行とはR、Gr、R、Gr、、、という画素行、またはGb、B、Gb、B、、、という画素行のことである。指定された画素行の水平方向に配列された複数の画素からはそれぞれ光電変換された画素信号(光電変換信号)が垂直信号線406を介して並列に読み出される。そして、A/D変換部114を構成する第1ADC(A/D変換器)303もしくは第2ADC301へと転送される。
画素の種類は計4種類あり、R画素(赤)、B画素(青)、Gr画素(緑1)、Gb画素(緑2)が図3に示したようにベイヤー配列状に交互に並んでいる。上下に隣接するR画素とGb画素、Gr画素とB画素は、画素の選択トランジスタ405のゲートを共有している。第1ゲート制御線308と第2ゲート選択線305の制御によって、どちらの画素行の画素を垂直線に読み出すかを切り替えている。
行選択回路302は、画素配列の中の任意の画素行を指定するための回路であり、本実施例では、同時に指定できる画素行数として、1行/2行/12行の中から選択できるものとする。前述のように、行選択回路302が、行選択線307、第1ゲート制御線308と第2ゲート選択線305の電圧を制御することで、画素配列の中の画素行を複数同時に指定することが出来、それによって複数行を同時に読み出すことができる。
図3では、例として、行選択回路302が画素対のm行目〜m+11行目までの12本の画素対の行を同時に指定できる。その場合、行選択回路302の動作によって、12本の画素対の行の行選択線307の電圧レベルが同時に切り替わる。そして行選択線307によって選択された12行の画素対の中から第1ゲート制御線308、第2ゲート選択線305によって指定された上側または下側の一方の画素行の信号が同時に読み出される。
第1ADC303と第2ADC301は、高速化に対応するため、第1ADC303が6行、第2ADC301が6行、合わせて12行分のA/D変換器を有している。そして、TG118から出力されたパルスに同期して最大で12行分の画像情報を同時に読み出してA/D変換を行う事が可能となっている。
ADC切替器304は12本の垂直信号線に読み出した画素信号を垂直信号線6本ずつ第1ADC303か第2ADC301の一方に接続するように切り替える切替器である。切替先によって、第1ADC303と第2ADC301のどちらに画素信号が転送されるかが切り替わる。
図4は、図2、図3に示した画素部構造における読み出し方式の例について説明する図である。
行選択回路302の制御方法を異ならせることにより、図4(a)に示したように画素行を1行ずつ読み出す方法を選択できる。あるいは図4(b)に示したように画素行を2行同時に読み出す方法を選択できる。あるいは図4(c)に図示したように画素行を12行同時に読み出す方法を選択できる。本実施例では上記の計3通りの読み出し方式を選択できる。同時に読み出す行数が12行の場合、読み出し時間を大幅に短縮できるために静止画の連写速度や動画のフレームレートを向上させることが出来る。
行選択回路302の制御方法を異ならせることにより、図4(a)に示したように画素行を1行ずつ読み出す方法を選択できる。あるいは図4(b)に示したように画素行を2行同時に読み出す方法を選択できる。あるいは図4(c)に図示したように画素行を12行同時に読み出す方法を選択できる。本実施例では上記の計3通りの読み出し方式を選択できる。同時に読み出す行数が12行の場合、読み出し時間を大幅に短縮できるために静止画の連写速度や動画のフレームレートを向上させることが出来る。
図4(a)〜(c)に示した通り、水平同期信号のN回目とN+1回目の動作タイミングによって、2パターンの読み出しを交互に繰り返す動作を実現できる。
すなわち、図4(a)において、N回目の水平同期信号に応じて各列のグレー表示した1行目の画素行の複数の画素信号を同時に垂直信号線に読み出す。そして各列から読み出された1行目の画素信号はADCで行単位でA/D変換されて1H期間かけて読み出される。次にN+1回目の水平同期信号に応じて各列のグレー表示した2行目の画素行の複数の画素信号を垂直信号線に同時に読み出す。そして各列から読み出された2行目の画素信号はADCで行単位でA/D変換され1H期間かけて読み出される。同様にN+2回目は各列の3行目の画素行を読み出し、N+3回目は各列の4行目の画素行を読み出す。
図4(b)において、N回目の水平同期信号に応じて各列のグレー表示した2行目の画素行の複数の画素信号と3行目の画素行の複数の画素信号をそれぞれ同時に垂直信号線に読み出す。そして各列から読み出された2行分の画素信号は2個のADCで行単位でA/D変換され1H期間かけて読み出される。次にN+1回目の水平同期信号に応じて各列のグレー表示した4行目の画素行の複数の画素信号と5行目の画素行の複数の画素信号をそれぞれ同時に垂直信号線に読み出す。そして各列から読み出された2行分の画素信号は2個のADCでそれぞれ行単位でA/D変換され1H期間かけて読み出される。同様にN+2回目は各列の6,7行目を同時に読み出し、N+3回目は各列の8,9行目を同時に読み出す。
また、図4(c)において、N回目の水平同期信号に応じて各列のグレー表示した2,4,6,8,10,12行の画素行の複数の画素信号と13,15,17,19,21,23行の画素行の複数の画素信号を同時に垂直信号線に読み出す。そして各列から読み出された12行分の画素信号は12個のADCでそれぞれ行単位でA/D変換され1H期間かけて読み出される。そしてN+1回目の水平同期信号に応じて各列の画素のうちグレー表示した14,16,18,20,22,24行の画素行の複数の画素信号と25,27,29,31,33,35行の画素行の複数の画素信号を同時に垂直信号線に読み出す。そして各列から読み出された2行分の画素信号はADCで行単位でA/D変換され1H期間かけて読み出される。同様にN+2回目は各列の26,28、30,32,34,36行の画素信号と37,39,41,43,45,47行の画素信号を同時に垂直信号線に読み出す。N+3回目は各列の38,40,42,44,46,48行の画素信号と49,51,53,55,57,59行の画素信号を同時に垂直信号線に読み出す。
画素部の構造上、12行を同時に読み出す場合、各列の6行分の奇数行の画素信号と次の6行分の偶数行の画素信号が同時に読み出されることになる。そこで、ユーザーが視認可能な静止画や動画として成立させるために本実施例では、画素部113から読み出した画素信号(画像情報)の並び替える処理を行っている。
図5は、図4示の12行を同時に読み出す方式にしたがって読み出した画像情報の並び替え方法の一例について記載するタイミングチャートであり、第2並び替え回路121による並び替えのみによって画像情報を並び替えている。
図5に示したタイミングチャートの中で、上から順に、水平同期信号がアサートされるタイミング、アサートされたタイミングにしたがって撮像素子110から読み出されるタイミングを示している。更に、中段では、第1I/F102によって転送されるタイミングを示している。また、下段では、第2記憶部122に保持される行と、演算部から後段の回路に送信される並び替え後のデータが示されている。
以下説明するように、第2並び替え回路121と第2記憶部122のみを用いた並び替え処理実現のために、1行目、3行目、5行目、7行目、9行目、11行目(図5にてドット模様が施されている行)を水平同期信号の1周期分、第2記憶部122に保持する。
すなわち、第1のH期間(水平期間)では、1行目、3行目、5行目、7行目、9行目、11行目(図5においてドット模様が施されている部分)を読み出し、A/D変換してI/F102にて転送し、第2記憶部122にてそれらを保持する。第2のH期間では、2行目、4行目、6行目、8行目、10行目、12行目を画素部113から読出し、A/D変換してI/F102にて転送する。最後に、第2記憶部122で保持していた6行分のデータと交互にマージすることで、元の画素配列パターン(元の行の順番)に戻すように1行目〜12行目の並び替えを実現する。
すなわち、第1のH期間(水平期間)では、1行目、3行目、5行目、7行目、9行目、11行目(図5においてドット模様が施されている部分)を読み出し、A/D変換してI/F102にて転送し、第2記憶部122にてそれらを保持する。第2のH期間では、2行目、4行目、6行目、8行目、10行目、12行目を画素部113から読出し、A/D変換してI/F102にて転送する。最後に、第2記憶部122で保持していた6行分のデータと交互にマージすることで、元の画素配列パターン(元の行の順番)に戻すように1行目〜12行目の並び替えを実現する。
並び替えられた画像情報1行目〜12行目は、後段の演算部127にて処理を行ったり、補助記憶装置130や表示部150に転送したりすることが出来る。
ただし図5に示した並び替え方法では、第2記憶部122に6行分のデータを保持する必要がある。画像データの記憶領域が情報処理部ICの回路面積をしばしば逼迫し、情報処理部ICの処理能力のスペックダウンにつながるので、第2記憶部122の記憶領域は可能な限り削減したい。
ただし図5に示した並び替え方法では、第2記憶部122に6行分のデータを保持する必要がある。画像データの記憶領域が情報処理部ICの回路面積をしばしば逼迫し、情報処理部ICの処理能力のスペックダウンにつながるので、第2記憶部122の記憶領域は可能な限り削減したい。
そこで、図6で説明するように、第2記憶部122と第2並び替え回路121以外に、第1記憶部112と第1並び替え回路111を活用し、並び替え処理を撮像素子110と情報処理部120との間で役割分担する。これによって、並び替え処理にかかる記憶領域の面積を撮像素子110と情報処理部120とで分散させチップ面積の最適化と処理速度の最適化等を実現できる。
図6は、第1実施例の撮像素子110側と情報処理部120側とで並び替えを役割分担する場合のタイミングチャートである。
図6に示した並び替え方法について以下説明する。
まず、第1のH期間で画素部113から読み出されA/D変換された画像情報(撮像信号)を第1記憶部112にて1行目と3行目の2行分を保持する(ドット模様太枠部分)。同じタイミングで読み出されA/D変換された残りの5行目、7行目、9行目、11行目は記憶せずそのまま情報処理部120に転送する。
図6に示した並び替え方法について以下説明する。
まず、第1のH期間で画素部113から読み出されA/D変換された画像情報(撮像信号)を第1記憶部112にて1行目と3行目の2行分を保持する(ドット模様太枠部分)。同じタイミングで読み出されA/D変換された残りの5行目、7行目、9行目、11行目は記憶せずそのまま情報処理部120に転送する。
第1I/F102によって情報処理部120へ転送されたこの4行分の画像情報は、第2記憶部122にて保持しておく。
続いて、第2のH期間にて、画素部113の2行目、4行目、6行目、8行目、10行目、12行目をA/D変換部114を介して読出す。このとき、前記第1記憶部112に保持しておいた1行目を読み出してから画素部113から2行目をA/D変換部114を介して読み出す。次いで前記第1記憶部112に保持しておいた3行目を読み出してから画素部113から4行目をA/D変換部114を介して読み出す。これにより1行目〜4行目については画素部113の画素配置順(行の順番)に戻すように並び替えた状態で第1I/F102を経由して情報処理部120へ伝送する。
続いて、第2のH期間にて、画素部113の2行目、4行目、6行目、8行目、10行目、12行目をA/D変換部114を介して読出す。このとき、前記第1記憶部112に保持しておいた1行目を読み出してから画素部113から2行目をA/D変換部114を介して読み出す。次いで前記第1記憶部112に保持しておいた3行目を読み出してから画素部113から4行目をA/D変換部114を介して読み出す。これにより1行目〜4行目については画素部113の画素配置順(行の順番)に戻すように並び替えた状態で第1I/F102を経由して情報処理部120へ伝送する。
情報処理部120が画像情報を第1I/F102を経由して受信すると、第2記憶部122で保持しておいた4行分(5行目、7行目、9行目、11行目)をA/D変換部114から読み出される行信号と交互に読み出す。これにより、5行目〜12行目についても画素部113の画素配置(行の順番)に戻すように並び替えを実現する。すなわち、第2記憶部122で保持しておいた5,7,9,11行目の読み出しと、第2のH期間にA/D変換部114を介して読み出される6、8,10,12行目の画像情報を交互につなぎ合わせる。これによって最終的に1行目から12行目までの画素部113における画素配置に合わせた画像情報を復元することができる。図6に示した並び替え方法の場合、図5の方法に比べて、第2記憶部122と第1記憶部112に確保する必要のある記憶領域をそれぞれのICチップ面積の制限内に分散させることができるのでそれぞれのチップ面積の最適化を実現できる。また処理能力のスペックダウンや、一部に処理負荷が集中することが減り全体としての処理速度の向上を実現できる。
次に図7を参照して、第2の実施例による、画像情報の並び替え方法について説明する。
図7は、図6に対して、第1並び替え回路111と第2並び替え回路121とで分担する並び替え行数が異なる。具体的には、第1のH期間において、1行目、3行目、5行目の画像情報を第1記憶部112にて保持する。この場合、第2記憶部122において、7行目、9行目、11行目の3行分の画像情報のみを保持すればよい。
より一般化すると、X行分の並び替えをしたい場合、Y行を撮像素子110で並び替えるとすると、第1記憶部112の記憶領域はY行分で、第2記憶部122の記憶領域はX−Y行であればよいことになる。
図7は、図6に対して、第1並び替え回路111と第2並び替え回路121とで分担する並び替え行数が異なる。具体的には、第1のH期間において、1行目、3行目、5行目の画像情報を第1記憶部112にて保持する。この場合、第2記憶部122において、7行目、9行目、11行目の3行分の画像情報のみを保持すればよい。
より一般化すると、X行分の並び替えをしたい場合、Y行を撮像素子110で並び替えるとすると、第1記憶部112の記憶領域はY行分で、第2記憶部122の記憶領域はX−Y行であればよいことになる。
つまり、並び替えの行数は、実施例1や実施例2には限定されない。撮像素子110や情報処理部120の回路規模やスペック上のチップ面積の制限等に応じて、並び替えの行数を適切に分配することができる。これによって、撮像素子110や情報処理部120それぞれの内部の他の回路の機能をスペックダウンすることなく設計することが可能となる。また、特に撮像素子110と情報処理部とを多層配置する場合などにおいては、投影面積を最適化することができる。
次に図8は、実施例3に係る画素部113の画素対の構成を示す図であり、図9は画素配列の例を示す図である。図8において、1401は光電変換部を構成するフォトダイオード(以下、PDと表記する)であり、受光した被写体からの光をその光量に応じた電荷量の電荷に光電変換する。
画素対1306の中には例えばRフィルタを介した光を受光するPD1401を含むR画素とGbフィルタを介した光を受光するPD1401を含むGb画素とが含まれている。それぞれのPD1401はアノードが接地され、それぞれのカソードは転送トランジスタ1402を介して共通の増幅トランジスタ1404のゲートと電気的に接続されている。増幅トランジスタ1404のゲートと電気的に繋がったノードは、フローティングディフュージョン部(以下、FD部という)1407を構成しており、第3実施例ではR画素とGb画素はFD部1407も共用している。図示のトランジスタ1402〜1405は、例えばNチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。
リセットトランジスタ1403は、そのドレインが画素電源Vddに接続され、そのソースがFD部1407に接続されている。リセットトランジスタ1403は、そのゲートに不図示のリセット信号線を介してリセットパルスRSTが与えることによってオン状態となりFD部1407がリセットされる。
FD部1407をリセットした後で、RのPD1401に接続された転送トランジスタ1402に第1ゲート制御線1308(図9参照)を介して転送パルスが与えられる。これによって転送トランジスタ1402がオン状態となり、RのPD1401で光電変換された電荷がFD部1407に転送される。
選択トランジスタ1405は、例えば、そのドレインが増幅トランジスタ1404のソースに接続され、そのソースが垂直出力線1406に接続されている。選択トランジスタ1405は、そのゲートに行選択線1307(図9参照)を介して画素対内の2つの画素に対して共通の選択パルスが与えられることによってオン状態となる。このようにRのPD1401で光電変換された電荷がFD部1407に転送され、増幅トランジスタ1404で増幅されたのち、選択トランジスタ1405がオンすることによって垂直出力線1406に転送され、ADC1303、または1301に伝送される。
図9に示されるように、画素部113は、2次元状に配列された複数の画素を有している。また図8に示されるように隣接する上下の行の一対の画素(画素対)の画素内のリセットトランジスタ1403、FD部1407、増幅トランジスタ1404と選択トランジスタ1405が共通化されている。なお、図において(m、n)はm行、n列の画素対1306を示す。行選択回路1302から画素対1306の各行に対して第1ゲート制御線1308、第2ゲート選択線1305、行選択線1307が配線されている。図3と同様、行選択回路1302によって行選択線1307と第1ゲート制御線1308と第2ゲート選択線1305を切り替えることによって、画素配列上の任意の画素行を指定することが可能である。図3とは異なり、同時に読み出す行を4行の場合としているため、第1ADC1303と第2ADC1301では、それぞれ4行分の画素群のA/D変換を行う。また読み出される先のADCが列毎によって交互になっている。具体的には、奇数列の画素はそれぞれ第1ADC1303に読み出され、偶数列の画素は第2ADC1301に読み出される構造にしている。
図10は、図8、図9にて説明した画素部構造を有する撮像素子を用いて、第2並び替え回路121と第2記憶部122のみを用いて並び替えを行う第4実施例の方法を説明する図である。図において、「o」は奇数列の画素(奇数画素)を示しており、「e」は偶数列の画素(偶数画素)を示している。たとえば、「o1」は、1行目の奇数列の画素の群を表している。即ち、1行1列目、1行3列目、1行5列目、1行7列目…の画素の集まりを表す。第1ADC1303へ奇数列が、第2ADC1301へ偶数列が読み出され、それぞれ別々にA/D変換される。そのため、図10のように、偶数列と奇数列が異なるタイミングで出力されることになる。また、構造上、読み出す行の並び順にも特徴がある。たとえば、図10に示した第1の期間では、1,3,4,6行目を読出し、第2の期間では、0,2,5,7行目を読み出すようになっている。
このように、本実施例では画素の読み出しタイミングが、画素部113の物理的画素配置順に対して列方向・行方向の両方ともに入れ替わった状態で出力されることになるため、並び替え回路にて並び替えて元の画素配列順に戻している。すなわち、最初にo1、o3、o4、o6の行信号を第2記憶部に記憶し、次にe1、e3、e4、e6の行信号を第2記憶部に記憶する。次にo0、o2、o5、o7の行信号を第2記憶部に記憶し、次にe0、e2、e5、e7の行信号を第2記憶部に記憶して元の画素配列順に戻している。
図10の場合、情報処理部120内部で列方向と行方向の両方を用いて並び替えを行うため、処理が煩雑になるとともに、8行分の画素信号を第2記憶部122内部に保持する必要がある。
次に図11は、撮像素子110と情報処理部120とで並び替え処理を役割分担する場合の第5実施例のタイミングチャートを示した図である。図10とは異なり、第1記憶部112と第1並び替え回路111を用いて列方向の画素配列の復元をするための並び替えを済ました後で情報処理部120に行方向の全画素信号を転送する。その後、第2記憶部122と第2並び替え回路121を用いて行の順番を復元するための並び替えを行っている。
すなわち、第1のH期間に第1記憶部112にo1、o3、o4、o6の行信号を読み出して記憶し、次に第1のH期間中にe1、e3、e4、e6の行信号を読み出して、例えば一旦前記第1記憶部に記憶する。そのあとであらかじめ記憶したo1、o3、o4、o6の行信号の信号と交互に読み出すことによって、行方向について1,3,4,6行の全画素信号をもとの行方向の画素配列の奇数偶数の順番に戻すように並べ替える。そのあとでI/F102を介して情報処理部120に転送し、第2記憶部で1,3,4,6行の全画素を記憶する。次に第2のH期間に、o0、o2、o5、o7の行信号を第1記憶部に記憶し、次に第2のH期間内にe0、e2、e5、e7の行信号を一旦第1記憶部に記憶する。そのあとで前記第1記憶部から0,2,5,7行の全画素をもとの行方向の画素配列の奇数偶数の順番に戻すように読み出してからI/F102を介して情報処理部120に転送している。そして第2記憶部で0,2,5,7行の全画素を記憶した後、演算部で行の順番をもとの配列に戻している。このように、撮像素子110と情報処理部120とで行方向・列方向の並び替え処理を役割分担することで、それぞれの並び替え回路にかかる処理負荷を軽減できるとともに、第1記憶部112と第2記憶部122の記憶部の面積を分散させることが可能となる。
並び替え処理を第1並び替え回路111と第2並び替え回路121とで分担することで回路規模の分散や最適化をさせることなどが出来ることを説明してきたが、以下に説明する第6の実施例のようにすればさらなる効果がある。
図12は、第6の実施例について説明するタイミングチャートである。
図12は、第6の実施例について説明するタイミングチャートである。
図11の実施例との違いは、情報処理部120が、第1I/F102を介して受信した1、3、4、6行目の画素信号(第1の撮像信号)を、第2記憶部122に記憶する際に、第1のH期間中に後段の演算部127にも転送するようにした点にある。図10や図11に示した方法だと、第2記憶部122にて1〜8行すべてを並び替えてから後段の演算部127に転送していた。しかし、図12のように、列方向について予め並び替えが済んだ状態で、第1I/F102を介して受け取ったデータを演算部127に転送すれば各種演算(例えばオートフォーカス、画像認識、圧縮符号化等のための演算)のために前倒しで使うことができる。
すなわち、たとえば、撮像装置100において撮像信号を用いてオートフォーカス演算や画素認識演算や圧縮符号化演算をする場合、水平方向に全画素の順番が復元されている方が好ましい。つまり、第1並び替え回路111と第1記憶部112を用いて行方向の奇数画素と偶数画素の順番を復元するように並び替えが済んでいれば、第2並び替え回路121による行の順番の並び替え中に、上記のような各種演算を行うことができる。したがってそれらの演算を実行するまでの待ち時間を短縮することが可能となる。
言い換えれば、撮像素子110の外部ICである後段の信号処理部の処理に合わせて必要な行または列数分の並び替えを第1の並び替え回路による並び替えを先行して行うことで、第2の並べ替え回路での並び替えを待たずに、高速な並列処理が可能となる。高速性が求められる処理としては上述した演算処理以外であってもよく、例えば画角を決定するために表示部に表示するために必要な部分の信号を優先して並び替えることで表示遅延も低減することができる。
次に図13は、第7実施例に係る並び替え方法を示したタイミングチャート図である。図8、図9に示した画素構造にしたがって画素信号を読み出すが、第4実施例等とは異なる駆動をする。具体的には、水平同期信号に同期した同じ第1のH期間内で、第1記憶部112に奇数列の行信号o1、o3、o4、o6を読み出して記憶する。そのあとで別の奇数列の行信号o0、o2、o5、o7を読み出して第1の並び替え回路によって並び替えして行順をもとに戻し、次の第2のH期間内で、偶数列の画素群を8行分読み出して第1の並び替え回路によって並び替えして行順をもとに戻す。すなわち、第1並び替え回路111と第1記憶部112を用いて、行の順番(つまり垂直方向の画素の順番)が画素部113の画素配列と同じになるように並び替えを行う。続いて、第2記憶部122と第2並び替え回路121を用いて、列の順番(つまり水平方向の奇数画素と偶数画素の順番)が画素部113の画素配列と同じになるように並び替えを行う。こうすることによって、第4実施例と同様に、それぞれの並び替え回路の並び替え処理負荷を軽減できるとともに、それぞれの記憶部の記憶容量を分散させることが可能となる。
次に図14は、第8実施例に係る撮像装置200の構成を示すブロック図である。撮像装置100の違いは、撮像素子110と情報処理部120の間にデジタルフロントエンド回路135が設けられている点にある。
デジタルフロントエンド回路135の構成について説明する。
第3受信回路138は、第1I/F102を介して撮像素子110から受信したデジタル信号を、デジタルフロントエンド回路135内部で処理しやすいデータに変換するための回路である。
デジタルフロントエンド回路135の構成について説明する。
第3受信回路138は、第1I/F102を介して撮像素子110から受信したデジタル信号を、デジタルフロントエンド回路135内部で処理しやすいデータに変換するための回路である。
第3並び替え回路131は、第3受信回路138で受信したデジタルデータを並び替えるための回路である。
第3記憶部132は、第3並び替え回路131による並び替えを実現するためにデータを一時的に保持しておくための記憶部である。
第3送信回路139は、第3並び替え回路131による並び替え処理が終了後のデジタル画像データを第2I/F202によって情報処理部120に伝送するための信号に変換するための回路である。
第3記憶部132は、第3並び替え回路131による並び替えを実現するためにデータを一時的に保持しておくための記憶部である。
第3送信回路139は、第3並び替え回路131による並び替え処理が終了後のデジタル画像データを第2I/F202によって情報処理部120に伝送するための信号に変換するための回路である。
第2I/F202は、第3送信回路139によって変換された信号を情報処理部120に伝送するためのインターフェースである。
図14の構成にした場合、画像情報の並び替え処理は、第1並び替え回路111、第2並び替え回路121と第3並び替え回路131の3つの回路で分担されることになる。即ち、撮像装置100の構成に比べ、並び替え処理にかかる負荷を更に分散させることが可能となる。また、特にデジタルフロントエンド回路135を撮像素子と多層配置した場合に効果が大きい。
図14の構成にした場合、画像情報の並び替え処理は、第1並び替え回路111、第2並び替え回路121と第3並び替え回路131の3つの回路で分担されることになる。即ち、撮像装置100の構成に比べ、並び替え処理にかかる負荷を更に分散させることが可能となる。また、特にデジタルフロントエンド回路135を撮像素子と多層配置した場合に効果が大きい。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。また、本発明における制御の一部または全部を上述した実施例の機能を実現するプログラム(ソフトウェア)をネットワーク又は各種記憶媒体を介して撮像装置に供給してもよい。そして撮像装置におけるコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。その場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
100 ・・・・ 撮像装置
110 ・・・・ 撮像素子
120 ・・・・ 情報処理部
130 ・・・・ 補助記憶装置
140 ・・・・ 主記憶装置
150 ・・・・ 表示部
113 ・・・・ 画素部
114 ・・・・ A/D変換部
111 ・・・・ 第1並び替え回路
112 ・・・・ 第1記憶部
119 ・・・・ 第1送信回路
118 ・・・・ TG
101 ・・・・ 駆動制御信号
102 ・・・・ 第1I/F
110 ・・・・ 撮像素子
115 ・・・・ 撮影制御部
121 ・・・・ 第2並び替え回路
122 ・・・・ 第2記憶部
123 ・・・・ 第1外部I/F
124 ・・・・ 第2外部I/F
125 ・・・・ 第3外部I/F
126 ・・・・ 補正回路
127 ・・・・ 演算部
128 ・・・・ 中央演算処理部
129 ・・・・ 第2受信回路
135・・・・デジタルフロントエンド回路
110 ・・・・ 撮像素子
120 ・・・・ 情報処理部
130 ・・・・ 補助記憶装置
140 ・・・・ 主記憶装置
150 ・・・・ 表示部
113 ・・・・ 画素部
114 ・・・・ A/D変換部
111 ・・・・ 第1並び替え回路
112 ・・・・ 第1記憶部
119 ・・・・ 第1送信回路
118 ・・・・ TG
101 ・・・・ 駆動制御信号
102 ・・・・ 第1I/F
110 ・・・・ 撮像素子
115 ・・・・ 撮影制御部
121 ・・・・ 第2並び替え回路
122 ・・・・ 第2記憶部
123 ・・・・ 第1外部I/F
124 ・・・・ 第2外部I/F
125 ・・・・ 第3外部I/F
126 ・・・・ 補正回路
127 ・・・・ 演算部
128 ・・・・ 中央演算処理部
129 ・・・・ 第2受信回路
135・・・・デジタルフロントエンド回路
Claims (17)
- 撮像素子と情報処理部とを有する撮像装置であって、
前記撮像素子は、
複数の画素が二次元状に配置された画素部と、
画素部から出力された撮像信号の少なくとも一部を記憶する第1のメモリと、
前記第1のメモリに記憶された信号を用いて撮像信号の行または列の順番を並び替える第1の並び替え回路と、
を有し、
前記情報処理部は、
前記撮像素子の前記第1の並び替え回路により並び替えられて出力された撮像信号の少なくとも一部を受け取り記憶する第2のメモリと、
前記第2のメモリに記憶された信号を用いて撮像信号の行または列の順番を並び替える第2の並び替え回路と、
を有し、
前記画素部から複数行の撮像信号を同時に読み出す場合に、前記第1の並び替え回路による並び替えをした後で、前記第2の並び替え回路による並び替えをすることにより前記画素部における前記複数の画素の配列を復元するように並び替え制御する制御手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像素子はICチップとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子は積層型の撮像素子であって、
前記画素部と前記第1の並び替え回路とを別の層に配置したことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 前記撮像素子は、積層型の撮像素子であって、
前記第1の並び替え回路と、
前記第1メモリを互いに別の層に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 前記撮像装置は、さらに
第3の並び替え回路と、
撮像信号を記憶する第3メモリと、を有するデジタルフロントエンド回路を前記撮像素子と前記情報処理部の間に接続することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記第1の並び替え回路にて前記列方向の画素信号の並び替えを行い、前記第2の並び替え回路にて前記行方向の画素信号の並び替えを行う事を特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の撮像装置。
- 前記第1の並び替え回路にて前記行方向の画素信号の並び替えを行い、前記第2の並び替え回路にて前記列方向の画素信号の並び替えを行う事を特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の撮像装置。
- 前記第1の並び替え回路にて前記行方向の画素信号の並び替えを行なうことによって得られた第1の撮像信号に対して前記第2の並び替え回路によって前記列方向の画素信号の並び替えを行う間に、前記第1の撮像信号を用いて所定の他の信号処理を実行することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 前記他の信号処理はオートフォーカスのための演算、画像認識のための演算、圧縮符号化のための演算の少なくとも一つを含むこと特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
- 前記画素内の隣接する複数の画素は画素内の一部回路を共用していることを特徴とする請求項1から9のうちいずれか一項に記載の撮像装置。
- 前記一部回路はフローティングディフュージョン領域を含むことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
- 前記情報処理部は前記撮像素子とは別のICチップであることを特徴とする請求項1から11のうちいずれか一項に記載の撮像装置。
- 複数の画素が2次元状に配置され、隣接する複数の画素が画素内の一部回路を共用している画素部と、
前記読み出し手段によって画素部から出力された撮像信号の少なくとも一部を記憶するメモリと、
前記メモリに記憶された信号を用いて撮像信号の行または列の順番を並び替える並び替え回路と、
を有し、
前記画素部から所定数以上の複数行の撮像信号を同時に読み出す場合に、少なくとも前記並び替え回路により前記画素部における前記複数の画素の配列を復元するように並び替え制御する制御手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記メモリの少なくとも一部と前記並べ替え回路の少なくとも一部は前記画素部に対して積層された半導体基板に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
- 前記画素部を有する撮像素子のICチップと、前記撮像素子から出力された撮像信号を処理する情報処理部のICチップとを有し、前記メモリと前記並べ替え回路は、前記撮像素子のICチップと、前記撮像素子から出力された撮像信号を処理する情報処理部のICチップにそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項13または14に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子のICチップに配置された前記メモリと前記並べ替え回路は第1の並べ替え処理を行い、前記情報処理部のICチップに配置された前記メモリと前記並べ替え回路は前記第1の並べ替え処理とは異なる第2の並べ替え処理を行うように制御されることを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
- 前記一部回路はフローティングディフュージョン領域を含むことを特徴とする請求項13から16のうちいずれか一項に記載の撮像装置。
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-
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