JP2014029175A - Fluid pressure shock absorber - Google Patents
Fluid pressure shock absorber Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014029175A JP2014029175A JP2012169702A JP2012169702A JP2014029175A JP 2014029175 A JP2014029175 A JP 2014029175A JP 2012169702 A JP2012169702 A JP 2012169702A JP 2012169702 A JP2012169702 A JP 2012169702A JP 2014029175 A JP2014029175 A JP 2014029175A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston rod
- spring
- spring receiver
- base
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、流体圧緩衝器に関する。 The present invention relates to a fluid pressure shock absorber.
ピストンロッドのシリンダからの伸長を制限する機構がある(例えば、特許文献1参照)。 There is a mechanism for limiting the extension of the piston rod from the cylinder (for example, see Patent Document 1).
上記機構は、コスト増となっている。 The mechanism is costly.
したがって、本発明は、コスト増を抑制することができる流体圧緩衝器の提供を目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a fluid pressure shock absorber that can suppress an increase in cost.
上記目的を達成するために、本発明は、ベースバネ受および可動バネ受に、バネ手段とピストンロッドとの間で軸方向に延びて前記ピストンロッドへの前記バネ手段の当接を規制するベースバネ受延長部および可動バネ受延長部を設け、前記バネ手段が最も縮んだ状態で、前記ベースバネ受延長部と前記可動バネ受延長部とが当接しない長さとされる構成とした。 In order to achieve the above object, the present invention provides a base spring receiver and a movable spring receiver that extend in the axial direction between a spring means and a piston rod and restrict the contact of the spring means to the piston rod. An extension portion and a movable spring receiving extension portion are provided so that the base spring receiving extension portion and the movable spring receiving extension portion are not in contact with each other when the spring means is contracted most.
本発明によれば、コスト増を抑制することができる。 According to the present invention, an increase in cost can be suppressed.
本発明の一実施形態に係る流体圧緩衝器を図面を参照して以下に説明する。 A fluid pressure shock absorber according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1に示す本実施形態に係る流体圧緩衝器11は、作動流体として油液が用いられる油圧緩衝器であり、自動車等の車両のサスペンション装置に用いられるものである。流体圧緩衝器11は、内筒12と、内筒12より大径で内筒12との間にリザーバ室13を形成するように同軸状に配置される外筒14と、内筒12の中心軸線上に配置されるとともに軸方向一端側が内筒12の内部に挿入され軸方向他端側が内筒12および外筒14から外部へ延出されるピストンロッド15と、このピストンロッド15の一端側に連結され内筒12内に摺動可能に嵌装されて内筒12内を二つの室16,17に区画するピストン18とを有している。つまり、この流体圧緩衝器11は、そのシリンダ19が内筒12と外筒14とを有する複筒式となっている。内筒12内には、作動流体としての油液が封入されることになり、内筒12と外筒14との間のリザーバ室13には、作動流体としての油液および高圧ガスが封入されることになる。
A fluid pressure shock absorber 11 according to this embodiment shown in FIG. 1 is a hydraulic shock absorber in which oil is used as a working fluid, and is used in a suspension device of a vehicle such as an automobile. The fluid
流体圧緩衝器11は、シリンダ19の軸方向におけるピストンロッド15の突出側の端部位置に配置されるロッドガイド21と、シリンダ19の軸方向におけるロッドガイド21よりもさらに外側に配置されるオイルシール22と、シリンダ19の軸方向のロッドガイド21およびオイルシール22とは反対側の端部に配置されるベースバルブ23とを有している。ロッドガイド21およびオイルシール22は、いずれも円環状をなしており、それぞれの内側にピストンロッド15が摺動可能に挿通される。ロッドガイド21は、ピストンロッド15を、その径方向移動を規制しつつ軸方向移動可能に支持して、このピストンロッド15の移動を案内する。オイルシール22は、その内周部で、軸方向に移動するピストンロッド15に摺接して、内筒12内の油液およびリザーバ室13内の高圧ガスおよび油液が外部に漏出するのを規制する。なお、本実施形態ではリザーバ室13内に作動流体としての油液および高圧ガスを封入するとしたが、高圧ガスに限らず、空気を封入してもよい。
The fluid
シリンダ19の外筒14は、金属製であり、円筒状の胴部25と、この胴部25におけるピストンロッド15の突出側とは反対の一端側を閉塞させる底部26と、胴部25におけるピストンロッド15の突出側の開口部27の位置から径方向内方に突出する係止部28とを有する略有底円筒状をなしている。
The
シリンダ19の内筒12は、金属製であり、円筒状をなしており、軸方向の一端側が外筒14の底部26の内側に配置されるベースバルブ23のベースボディ30に嵌合状態で支持され、軸方向の他端側が外筒14の開口部27の内側に嵌合されるロッドガイド21に嵌合状態で支持されている。
The
ベースバルブ23のベースボディ30は金属製であり、ベースボディ30には、内筒12内の室17と、外筒14と内筒12との間のリザーバ室13とを連通可能な油通路31,32が形成されている。また、ベースボディ30には内側の油通路31を開閉可能な縮み側減衰バルブとしてのディスクバルブ33が底部26側に配置されるとともに、外側の油通路32を開閉可能なチェックバルブとしてのディスクバルブ34が底部26とは反対側に配置されている。これらディスクバルブ33,34は、ベースボディ30に底部26側から挿入されるリベット35の一端の頭部35aと他端の加締部35bとでベースボディ30に取り付けられている。
The
ディスクバルブ33は、ディスクバルブ34の図示略の通路穴および油通路31を介して室17からリザーバ室13側への油液の流れを許容して減衰力を発生する一方で逆方向の油液の流れを規制し、これとは反対に、ディスクバルブ34は油通路32を介してリザーバ室13から室17側への油液の流れを抵抗無く許容する一方で逆方向の油液の流れを規制する。つまり、ディスクバルブ33は、ピストンロッド15が縮み側に移動しピストン18が室17側に移動して室17の圧力が上昇すると油通路31を開くことになり、その際に減衰力を発生する減衰バルブである。また、ディスクバルブ34は、ピストンロッド15が伸び側に移動しピストン18が室16側に移動して室17の圧力が下降すると油通路32を開くことになるが、その際にリザーバ室13から室17内に実質的に減衰力を発生せずに油液を流すサクションバルブである。
The
ピストンロッド15は、金属製であり、略一定径の主軸部37と、内筒12内に挿入される側の端部の、主軸部37よりも小径の取付軸部38とを有している。この取付軸部38にはナット39が螺合されており、このナット39によってピストン18およびその両側のディスクバルブ41,42がピストンロッド15に取り付けられている。ピストンロッド15は、ピストン18と一体的に移動する。
The
ピストン18には、内筒12の底部26側の室17と底部26とは反対側の室16とを連通可能な油通路44,油通路45が形成されている。また、ピストン18には、外側の油通路44を開閉可能な縮み側減衰バルブである上記したディスクバルブ41が底部26とは反対側に配置されるとともに、内側の油通路45を開閉可能な伸び側減衰バルブとしての上記したディスクバルブ42が底部26側に配置されている。
The
ディスクバルブ41は室17から室16側への油液の流れを許容する一方で逆方向の油液の流れを規制し、これとは反対に、ディスクバルブ42は室16側から室17への油液の流れを許容する一方で逆方向の油液の流れを規制する。つまり、ディスクバルブ41は、ピストンロッド15が縮み側に移動しピストン18が室17側に移動して室17の圧力が上昇すると油通路44を開くことになり、その際に減衰力を発生する減衰バルブである。また、ディスクバルブ42は、ピストンロッド15が伸び側に移動しピストン18が室16側に移動して室16の圧力が上昇すると油通路45を開くことになり、その際に減衰力を発生する減衰バルブである。
The
なお、ピストンロッド15が伸び側に移動してシリンダ19からの突出量が増大すると、その分の油液がリザーバ室13からベースバルブ23のディスクバルブ34を開きつつ油通路32を介して室17に流れることになり、逆にピストンロッド15が縮み側に移動してシリンダ19への挿入量が増大すると、その分の油液が室17からディスクバルブ33を開きつつ油通路31を介してリザーバ室13に流れることになる。
When the
ロッドガイド21は、略段付き円筒状をなす金属製のロッドガイド本体50と、ロッドガイド本体50の内周部に嵌合固定される円筒状のカラー51とからなっている。カラー51は、SPCC材やSPCE材などの金属製の円筒体にフッ素樹脂含浸青銅が被覆されて形成される。
The
ロッドガイド本体50は、軸方向一側に大径外径部54が形成され、軸方向他側に大径外径部54よりも小径の小径外径部55が形成された外形形状をなしており、大径外径部54において外筒14の胴部25の内周部に嵌合し、小径外径部55において内筒12の内周部に嵌合する。ロッドガイド本体50の径方向の中央には、軸方向の大径外径部54側に大径穴部56が、軸方向の小径外径部55側に大径穴部56よりも小径の小径穴部57が、それぞれ形成されている。
The
ロッドガイド本体50には、軸方向の大径外径部54側の端部に、軸方向に突出する環状凸部59が形成されており、この環状凸部59の径方向内側位置に、軸方向に沿って貫通する連通穴61が形成されている。連通穴61は、外筒14と内筒12との間のリザーバ室13に連通している。なお、カラー51は、ロッドガイド本体50の小径穴部57内に嵌合されており、ロッドガイド21は、このカラー51内にピストンロッド15が主軸部37の外周部において摺接するように挿通される。
The rod guide
オイルシール22は、金属製の芯材にゴムを接着したものであり、シリンダ19の軸方向の一端部に配置され、その内周部においてピストンロッド15の主軸部37の外周部に圧接することになり、ロッドガイド21とピストンロッド15の主軸部37との隙間から漏れ出る油液等の外側への漏れ出しを規制する。オイルシール22は、その外周部の軸方向一側がロッドガイド21の環状凸部59に当接し、軸方向他側が外筒14の係止部28に当接している。
The
ピストンロッド15の主軸部37には金属製の固定部材65が固定されている。この固定部材65は、有孔円板状のストッパ部66と、ストッパ部66の内周側から軸方向一側に延出する係合部67とを有しており、係合部67が径方向内方に加締められてピストンロッド15に固定されている。つまり、固定部材65は、加締め前の係合部67が軸方向の取付軸部38側に向く姿勢でその内周部においてピストンロッド15の主軸部37の外周部に嵌合させられることになり、この状態で、主軸部37の外周部に形成された固定溝68に係合部67が加締められて係合することにより、主軸部37の軸方向所定位置に固定される。固定部材65の最大外径であるストッパ部66の外径は、内筒12の内径よりも小径となっている。
A
ピストンロッド15には、その主軸部37の内筒12内に位置する部分、言い換えればピストン18とロッドガイド21との間となる部分に、ピストンロッド15の伸長を制限するリバウンドストッパ機構70が設けられている。このリバウンドストッパ機構70は、固定部材65のロッドガイド21側に設けられる樹脂製のベースバネ受71と、ベースバネ受71のロッドガイド21側に設けられる樹脂製の可動バネ受72と、ベースバネ受71と可動バネ受72との間に介装される金属製のリバウンドスプリング(バネ手段)73とを備えている。なお、ベースバネ受71と可動バネ受72は同一材料で、例えば作動油の中で劣化しにくいポリアミド系合成繊維などを用いるのが好ましい。樹脂製の材料を用いることにより、ピストンロッド15を摺接する際の音の発生を抑えることができる。
The
ベースバネ受71は、円環状の当接部75と、当接部75の外径より小径の外径且つ当接部の内径と同内径で当接部75の内周側から軸方向一側に延出する円筒状の延長部(ベースバネ受延長部)76と、延長部76における軸方向の当接部75側の中間位置から径方向外方に突出する係止凸部77とを有している。ベースバネ受71は、当接部75が軸方向の取付軸部38側に向く姿勢でその内周部においてピストンロッド15の主軸部37の外周部に嵌合させられることになり、この状態で、ピストンロッド15に対し摺動可能となる。
The
ベースバネ受71は、その当接部75の延長部76とは反対側の端部において固定部材65のストッパ部66に当接することにより、ピストンロッド15に対しそれ以上取付軸部38側へ移動することが規制されることになり、この状態ではピストンロッド15と一体に移動する。つまり、ベースバネ受71はピストンロッド15に一体移動可能に設けられている。ベースバネ受71の最大外径である当接部75の外径は、内筒12の内径よりも小径となっている。よって、ベースバネ受71は、固定部材65のストッパ部66に当接していない状態では、ピストンロッド15に対し移動可能に、つまりピストンロッド15に固定しない状態で組みつけられる。しかし、ベースバネ受71がストッパ部66に当接した状態になると、それ以降はピストンロッド15に一体移動可能な状態となる。なお、本実施の形態では、ベースバネ受71はピストンロッド15に対し非固定状態で配される例を示したが、例えばベースバネ受71と固定部材65とを一体にしてピストンロッド15に固定して設けるようにしてもよい。要は、ベースバネ受71はリバウンドスプリング73が縮むとき、ピストンロッド15に対し固定可能な状態であればよい。
The
可動バネ受72は、円環状の当接部80と、当接部80の外径より小径の外径且つ当接部80の内径と同内径で当接部80の内周側から軸方向一側に延出する円筒状の延長部(可動バネ受延長部)81と、延長部81における軸方向の当接部80側の中間位置から径方向外方に突出する係止凸部82とを有している。可動バネ受72は、延長部81が軸方向の取付軸部38側に向く姿勢でその内周部においてピストンロッド15の主軸部37の外周部に嵌合させられることになり、この状態で、ピストンロッド15に対し摺動可能となる。
The
可動バネ受72は、その当接部80の延長部81とは反対側の端部においてロッドガイド21に当接可能であり、ロッドガイド21に当接することにより、シリンダ19に対しそれ以上ロッドガイド21側へ移動することが規制されることになる。よって、言い換えれば、シリンダ19に固定されたロッドガイド21が可動バネ受72に当接してその軸方向移動を規制するストッパとなる。可動バネ受72の最大外径である当接部80の外径は、内筒12の内径よりも小径となっている。本実施形態では、ベースバネ受71および可動バネ受72は、同形状および同材質の共通部品となっている。
The
リバウンドスプリング73は、軸方向に縮んで弾性力を発生させるもので、断面円形で一定外径の線状部材を、自然状態では一定外径および一定内径の螺旋状となるように巻いたコイルスプリングからなっている。リバウンドスプリング73の内径は、ベースバネ受71の延長部76の外径および可動バネ受72の延長部81の外径と略同径で、ベースバネ受71の係止凸部77の外径および可動バネ受72の係止凸部82の外径よりも小径となっている。
The
リバウンドスプリング73には、その軸方向の一端部に、ベースバネ受71の延長部76および係止凸部77が、当接部75を当接させるまで圧入されることになり、このようにしてベースバネ受71が取り付けられる。また、リバウンドスプリング73には、その軸方向の他端部に、可動バネ受72の延長部81および係止凸部82が、当接部80を当接させるまで圧入されることになり、このようにして可動バネ受72が取り付けられる。
In the
なお、リバウンドスプリング73、ベースバネ受71および可動バネ受72は、予めこのように一体化されリバウンドストッパ機構70として組み立てられた状態で、ベースバネ受71および可動バネ受72の内周部においてピストンロッド15の主軸部37に嵌合させられることになる。この状態で、ベースバネ受71の延長部76および可動バネ受72の延長部81が、共に、リバウンドスプリング73とピストンロッド15の主軸部37との間でピストンロッド15の軸方向に延びることになる。
The
ここで、リバウンドスプリング73は、図1に示すように軸方向に最も縮んだ状態では、線状部材の各一巻き部分が隣り合うもの同士隙間なく密着する線間密着状態になる。この線間密着状態で、ベースバネ受71と可動バネ受72とに相対回転が生じリバウンドスプリング73の一端部と他端部とに相対回転が生じる(つまりリバウンドスプリング73が捻られる)と、線状部材の各一巻き部分が周方向に順次均等にずれない線間ずれを生じることがある。このような線間ずれを生じた場合には、線状部材が局所的にリバウンドスプリング73の径方向の内側に縮径し、その分、他の部分が拡径することがある。
Here, when the
ベースバネ受71および可動バネ受72は、リバウンドスプリング73が線間密着状態にあってリバウンドスプリング73の一端部と他端部とに相対回転が生じたとしても、延長部76および延長部81がリバウンドスプリング73の径方向内側への変形を規制することになり、その結果、径方向外側への変形をも規制する。またその結果、リバウンドスプリング73の線状部材の各一巻き部分が周方向に順次略均等にずれることになり、線間ずれの発生を規制することになる。つまり、ベースバネ受71の延長部76および可動バネ受72の延長部81は、リバウンドスプリング73のピストンロッド15への当接を規制するとともに内筒12への当接を規制する。
Even if the
そして、このように、最も縮んだ状態のリバウンドスプリング73のピストンロッド15および内筒12への当接を規制しつつ、ベースバネ受71の延長部76および可動バネ受72の延長部81は、互いに当接しないように長さが設定されている。つまり、リバウンドスプリング73が最も縮んだ状態で、ベースバネ受71の延長部76と可動バネ受72の延長部81とが当接しない長さとされている。ここで、ベースバネ受71の延長部76と可動バネ受72の延長部81との間の、リバウンドスプリング73が最も縮んだ状態で生じる最小隙間は、リバウンドスプリング73の線径以下、つまりリバウンドスプリング73を構成する線状部材の外径以下に設定されている。言い換えると、バネ手段としてのリバウンドスプリング73が最も縮んだ状態で、ベースバネ受延長部と可動バネ受延長部との間に生じる隙間がバネ手段としてのリバウンドスプリング73の線径より小さい。
Thus, while restricting the contact of the
上記した特許文献1においては、ピストンロッドの、リバウンドスプリングとの間であって一方のバネ受と他方のバネ受との間にリバウンドストッパを設けるものであるため、組み付けが煩雑で、製造コストが増大してしまう。これに対し、本実施形態の流体圧緩衝器11においては、上記したように、リバウンドスプリング73、ベースバネ受71および可動バネ受72からなるリバウンドストッパ機構70を予め組み立てておき、このリバウンドストッパ機構70を、予め固定部材65が固定された状態のピストンロッド15に嵌合させることで組み付けることができるため、組み付けが容易で、コスト増を抑制できる。
In the above-mentioned Patent Document 1, since a rebound stopper is provided between the rebound spring of the piston rod and between the one spring receiver and the other spring receiver, the assembly is complicated and the manufacturing cost is low. It will increase. On the other hand, in the fluid
また、上記した特許文献1においては、リバウンドスプリングが線間密着状態になることを規制するようになっているため、本実施形態の流体圧緩衝器11において生じ得る線間ずれを生じることがない。これに対して、本実施形態の流体圧緩衝器11は、ベースバネ受71の延長部76および可動バネ受72の延長部81が、リバウンドスプリング73が線間密着状態になることで生じる線間ずれの発生を規制して、リバウンドスプリング73のピストンロッド15への当接を規制するとともに内筒12への当接を規制する。これにより、リバウンドスプリング73がピストンロッド15や内筒12に当接することに起因する異音の発生を規制することができる。
Further, in the above-described Patent Document 1, since the rebound spring is restricted from being brought into a close contact state between the lines, the line displacement that may occur in the fluid
より具体的には、例えば、上記した流体圧緩衝器11を自動車のサスペンション装置に装着した状態で車体をジャッキアップすると、ピストンロッド15が伸長してピストンロッド15に固定された固定部材65に押されてリバウンドストッパ機構70がピストンロッド15と共にロッドガイド21側に移動する。そして、可動バネ受72がロッドガイド21に当接すると可動バネ受72の移動がロッドガイド21で規制され、可動バネ受72がピストンロッド15に対して相対移動する。他方で、ピストンロッド15に固定された固定部材65に当接するベースバネ受71は固定部材65およびピストンロッド15と一体に移動するため、可動バネ受72とベースバネ受71との距離が縮むことになり、これらの間に介装されたリバウンドスプリング73が縮長して弾性力を発生させる。これにより、ピストンロッド15は、シリンダ19に対する移動速度が大きく減速させられることになり、最終的に、リバウンドスプリング73が線間密着状態になると、停止する。
More specifically, for example, when the vehicle body is jacked up with the above-described fluid
この流体圧緩衝器11の伸び切り状態で、例えばステアリングホイールを回す等の転舵操作を行うと、相対転舵入力による負荷が、ピストンロッド15とシリンダ19との間に入力されることになる。すると、固定部材65に密着していてピストンロッド15および固定部材65と共に回転するベースバネ受71と、ロッドガイド21に密着していてシリンダ19およびロッドガイド21と共に回転する可動バネ受72との間に相対回転が生じ、その結果、これらに両端が圧入されたリバウンドスプリング73の一端側と他端側とにも相対回転が生じる。このような状況においても、ベースバネ受71の延長部76および可動バネ受72の延長部81が、リバウンドスプリング73のピストンロッド15への当接を規制するとともに内筒12への当接を規制する。これにより、リバウンドスプリング73がピストンロッド15や内筒12に当接することにより起因する異音の発生を規制することができる。
When a steering operation such as turning the steering wheel is performed in the fully extended state of the fluid
また、上記した特許文献1においては、リバウンドスプリングが線間密着状態になることを規制するように両側のバネ受同士を当接させるため、リバウンドスプリングが線間密着状態になる前に両側のバネ受同士が当接して異音を発生することになる。これに対し、本実施形態の流体圧緩衝器11は、ベースバネ受71の延長部76と可動バネ受72の延長部81とが当接しないため、当接時の異音の発生を防止できる。加えて、この異音の発生を抑えるための緩衝材等が不要であり、部品点数増およびコスト増を抑制することができる。
Further, in Patent Document 1 described above, the spring receivers on both sides are brought into contact with each other so as to restrict the rebound springs from coming into close contact with each other. The receivers come into contact with each other and generate abnormal noise. On the other hand, in the fluid
さらに、断面矩形の線状部材を螺旋状に巻いた角バネを用いれば、線間密着状態での捻りに対して線間ずれを抑制することが可能となるが、角バネは高価であるため、コスト増になってしまう。これに対し、本実施形態の流体圧緩衝器11は、ベースバネ受71に延長部76を形成し、可動バネ受72に延長部81を形成すれば良いため、リバウンドスプリング73は丸バネで済み、コスト増を抑制できる。
Furthermore, if a square spring in which a linear member having a rectangular cross section is spirally wound is used, it is possible to suppress a gap between lines against twisting in a close contact state between the lines, but the square spring is expensive. It will increase the cost. On the other hand, in the fluid
以上の実施形態では複筒式の油圧緩衝器を流体圧緩衝器11として示したが、単筒式油圧緩衝器、油圧アクティブサスペンション等の流体圧緩衝器にも適用可能である。また、作動流体として気体を用いるものにも適用可能である。
In the above embodiment, the double cylinder type hydraulic shock absorber is shown as the fluid
以上に述べた実施形態は、作動流体が封入されるシリンダと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されるピストンと、一端側が前記ピストンに連結され他端側が前記シリンダの外部へ延出されるピストンロッドと、前記ピストンロッドの伸長を制限するリバウンドストッパ機構と、を備えた流体圧緩衝器において、前記リバウンドストッパ機構は、前記ピストンロッドに一体移動可能に設けられるベースバネ受と、前記ピストンロッドに摺動可能に設けられて前記シリンダに固定されたストッパに当接可能な可動バネ受と、前記ベースバネ受と前記可動バネ受との間に介装されるバネ手段とを備え、前記ベースバネ受および前記可動バネ受には、前記バネ手段と前記ピストンロッドとの間で軸方向に延びて前記ピストンロッドへの前記バネ手段の当接を規制するベースバネ受延長部および可動バネ受延長部が設けられ、前記バネ手段が最も縮んだ状態で、前記ベースバネ受延長部と前記可動バネ受延長部とが当接しない長さとされていることを特徴とする。これにより、組み付けが容易となり、コスト増を抑制できる。また、ベースバネ受延長部と可動バネ受延長部とが当接しないため、当接時の異音の発生を防止できる。 In the embodiment described above, a cylinder in which a working fluid is sealed, a piston that is slidably fitted in the cylinder, one end side is connected to the piston, and the other end side is extended to the outside of the cylinder. In the fluid pressure shock absorber provided with a piston rod and a rebound stopper mechanism for restricting the extension of the piston rod, the rebound stopper mechanism is provided with a base spring support provided so as to be integrally movable with the piston rod, and the piston rod. A movable spring receiver that is slidably provided and is capable of contacting a stopper fixed to the cylinder; and a spring means interposed between the base spring receiver and the movable spring receiver, the base spring receiver and In the movable spring receiver, the spring means to the piston rod extends in an axial direction between the spring means and the piston rod. A base spring receiving extension and a movable spring receiving extension for restricting the contact are provided, and the base spring receiving extension and the movable spring receiving extension are not in contact with each other when the spring means is in its most contracted state. It is characterized by being. As a result, assembly is facilitated and an increase in cost can be suppressed. In addition, since the base spring receiving extension portion and the movable spring receiving extension portion do not come into contact with each other, it is possible to prevent the generation of noise during contact.
11 流体圧緩衝器
15 ピストンロッド
18 ピストン
19 シリンダ
21 ロッドガイド(ストッパ)
70 リバウンドストッパ機構
71 ベースバネ受
72 可動バネ受
73 リバウンドスプリング(バネ手段)
76 延長部(ベースバネ受延長部)
81 延長部(可動バネ受延長部)
11 Fluid
70
76 Extension (base spring support extension)
81 Extension (movable spring support extension)
Claims (2)
前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されるピストンと、
一端側が前記ピストンに連結され他端側が前記シリンダの外部へ延出されるピストンロッドと、
前記ピストンロッドの伸長を制限するリバウンドストッパ機構と、
を備えた流体圧緩衝器において、
前記リバウンドストッパ機構は、前記ピストンロッド側に固定可能に設けられるベースバネ受と、前記ピストンロッドに摺動可能に設けられて前記シリンダに固定されたストッパに当接可能な可動バネ受と、前記ベースバネ受と前記可動バネ受との間に介装されるバネ手段とを備え、
前記ベースバネ受および前記可動バネ受には、前記バネ手段と前記ピストンロッドとの間で軸方向に延びて前記ピストンロッドへの前記バネ手段の当接を規制するベースバネ受延長部および可動バネ受延長部が設けられ、前記バネ手段が最も縮んだ状態で、前記ベースバネ受延長部と前記可動バネ受延長部とが当接しない長さとされていることを特徴とする流体圧緩衝器。 A cylinder filled with a working fluid;
A piston slidably fitted in the cylinder;
A piston rod having one end connected to the piston and the other end extending to the outside of the cylinder;
A rebound stopper mechanism for limiting the extension of the piston rod;
In a fluid pressure shock absorber comprising:
The rebound stopper mechanism includes a base spring receiver provided so as to be fixed to the piston rod side, a movable spring receiver slidably provided on the piston rod and capable of contacting a stopper fixed to the cylinder, and the base spring. Spring means interposed between the receiver and the movable spring receiver,
The base spring receiver and the movable spring receiver include a base spring receiving extension and a movable spring receiving extension that extend in the axial direction between the spring means and the piston rod to restrict the contact of the spring means with the piston rod. The fluid pressure shock absorber is characterized in that the base spring receiving extension portion and the movable spring receiving extension portion do not come into contact with each other when the spring means is most contracted.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012169702A JP2014029175A (en) | 2012-07-31 | 2012-07-31 | Fluid pressure shock absorber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012169702A JP2014029175A (en) | 2012-07-31 | 2012-07-31 | Fluid pressure shock absorber |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014029175A true JP2014029175A (en) | 2014-02-13 |
Family
ID=50201871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012169702A Pending JP2014029175A (en) | 2012-07-31 | 2012-07-31 | Fluid pressure shock absorber |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014029175A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019203515A (en) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | カヤバ システム マシナリー株式会社 | damper |
JP2020041650A (en) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | カヤバ システム マシナリー株式会社 | damper |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005016632A (en) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Kayaba Ind Co Ltd | Hydraulic buffer |
US20090107781A1 (en) * | 2007-09-25 | 2009-04-30 | Thyssenkrupp Bilstein Suspension Gmbh | Vibration Damper Having a Rebound Buffer |
-
2012
- 2012-07-31 JP JP2012169702A patent/JP2014029175A/en active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005016632A (en) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Kayaba Ind Co Ltd | Hydraulic buffer |
US20090107781A1 (en) * | 2007-09-25 | 2009-04-30 | Thyssenkrupp Bilstein Suspension Gmbh | Vibration Damper Having a Rebound Buffer |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019203515A (en) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | カヤバ システム マシナリー株式会社 | damper |
JP7089403B2 (en) | 2018-05-21 | 2022-06-22 | Kyb株式会社 | damper |
JP2020041650A (en) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | カヤバ システム マシナリー株式会社 | damper |
JP7116646B2 (en) | 2018-09-13 | 2022-08-10 | Kyb株式会社 | damper |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5206965B2 (en) | Fluid pressure buffer | |
JP6363843B2 (en) | Shock absorber | |
JP5667482B2 (en) | Cylinder device | |
US10837514B2 (en) | Valve structure of shock absorber | |
JP2014029175A (en) | Fluid pressure shock absorber | |
JP5719066B1 (en) | Pressure shock absorber | |
JP7113143B2 (en) | Cylinder device | |
JP7254039B2 (en) | buffer | |
JP2009287719A (en) | Hydraulic shock absorber | |
JP2015197141A (en) | Shock absorber | |
WO2015119156A1 (en) | Shock absorber | |
WO2018092327A1 (en) | Buffer | |
JP6423306B2 (en) | Shock absorber | |
JP2020076481A (en) | Pressure buffer device and manufacturing method of the same | |
JP7450583B2 (en) | buffer | |
JP6810603B2 (en) | Cylinder device | |
WO2020261941A1 (en) | Cylinder device | |
JP6246425B1 (en) | Shock absorber | |
JP6014459B2 (en) | Cylinder device | |
JP7154199B2 (en) | buffer | |
JP5193123B2 (en) | Damper device | |
JP6037724B2 (en) | Cylinder device | |
JP2023160337A (en) | buffer | |
JP2023004732A (en) | Shock absorber | |
JP2023020610A (en) | Hydraulic shock absorber and suspension device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160218 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160816 |