JP2023020610A - Hydraulic shock absorber and suspension device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、油圧緩衝装置および懸架装置に関する。 The present invention relates to hydraulic shock absorbers and suspension systems.
従来、油圧緩衝装置の最大伸長時の衝撃を緩和する構造が提案されている。例えば、特許文献1に記載の振動ダンパーにおいては以下のように構成されている。すなわち、液圧式の端部ストッパーが、一つのシールリングを有し、このシールリングが端部ストッパーリングおよび閉鎖要素の間に配置されており、一方の側にて軸方向で端部ストッパーリングに支持されており、ピストンロッドを放射方向で取り囲み、ピストンロッドに滑らかに支承されており、およびその外側の周囲面で制御室の内壁に放射方向で当接しており、その際、シールリングが、少なくとも一つの放射方向の絞り溝を有し、この絞り溝が、シールリングと端部ストッパーの入り込みの際、制御室内で作用状態となり、制御チャンバーと第一の作動室の間の所定の制振媒体流を確保し、および、その際、シールリングが、複数のばね舌部を有し、これらのばね舌部がピストンロッド側支持面に支持されている。
Conventionally, there has been proposed a structure that mitigates the shock when the hydraulic shock absorber is extended to its maximum extent. For example, the vibration damper described in
特許文献1に記載された技術においては、高圧がばね舌部の基端部に作用するため、強度という点で、さらなる改善の余地があった。強度や剛性を改善するにあたっては、伸長行程から圧縮行程への反転時の反応は鈍くならないようにすることが望ましい。
本発明は、伸長行程から圧縮行程への反転時の反応は鈍くならないようにしつつ強度を高めることができる油圧緩衝装置等を提供することを目的とする。
In the technique described in
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a hydraulic shock absorber or the like that can increase strength while preventing a slow response when reversing from an extension stroke to a compression stroke.
かかる目的のもと完成させた本発明は、シリンダ内に挿入されたピストンを保持するとともに、軸方向に交差する方向の第1貫通孔が形成されたピストンロッドと、前記ピストンロッドの外側に固定された固定部材と、前記ピストンロッドの外側において、前記軸方向には前記固定部材に対して前記ピストンとは反対側に配置され、前記シリンダの内周面に接触するシール部材と、前記ピストンロッドと前記シール部材との間に配置される筒状の筒状部と、前記筒状部から外側に突出したフランジ部とを有し、前記シール部材を前記軸方向に移動可能に支持するとともに、前記筒状部に前記軸方向に交差する方向の第2貫通孔が形成された支持部材と、前記シール部材に対して前記固定部材とは反対側の位置において、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔に通されて前記支持部材と前記ピストンロッドとの相対的な位置を定めるとともに、前記シール部材の前記軸方向の移動を規制する規制部材と、を備える油圧緩衝装置である。
また、他の観点から捉えると、本発明は、シリンダ内に挿入されたピストンを保持するとともに、軸方向に交差する方向の第1貫通孔が形成されたピストンロッドと、前記ピストンロッドの外側に固定された固定部材と、前記シリンダ内に配置された円筒状のカラーと、前記ピストンロッドの外側において、前記軸方向には前記固定部材に対して前記ピストンとは反対側に配置され、前記カラーの内周面に接触するシール部材と、前記ピストンロッドと前記シール部材との間に配置される筒状の筒状部と、前記筒状部から外側に突出したフランジ部とを有し、前記シール部材を前記軸方向に移動可能に支持するとともに、前記筒状部に前記軸方向に交差する方向の第2貫通孔が形成された支持部材と、前記シール部材に対して前記固定部材とは反対側の位置において、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔に通されて前記支持部材と前記ピストンロッドとの相対的な位置を定めるとともに、前記シール部材の前記軸方向の移動を規制する規制部材と、を備える油圧緩衝装置である。
The present invention, which has been completed for this purpose, includes a piston rod that holds a piston inserted into a cylinder and is formed with a first through hole that intersects with the axial direction; a sealing member arranged outside the piston rod on the side opposite to the piston with respect to the fixing member in the axial direction and in contact with the inner peripheral surface of the cylinder; and the piston rod and the sealing member, and a flange portion protruding outward from the cylindrical portion, and supports the sealing member so as to be movable in the axial direction, A supporting member having a second through hole formed in the tubular portion in a direction intersecting with the axial direction; (2) a restricting member that is passed through the through hole to determine the relative position of the support member and the piston rod, and restricts movement of the seal member in the axial direction.
From another point of view, the present invention provides a piston rod that holds a piston inserted in a cylinder and is formed with a first through hole that intersects with the axial direction; a fixed locking member, a cylindrical collar arranged in the cylinder, a cylindrical collar arranged outside the piston rod and axially opposite the piston with respect to the locking member, the collar a sealing member that contacts the inner peripheral surface of the piston rod and the sealing member; a cylindrical portion arranged between the piston rod and the sealing member; A support member that supports a seal member movably in the axial direction and has a second through hole formed in the tubular portion in a direction that intersects the axial direction; and the fixing member with respect to the seal member. At a position on the opposite side, it is passed through the first through hole and the second through hole to determine the relative position of the support member and the piston rod, and restricts the movement of the seal member in the axial direction. and a regulating member.
本発明によれば、伸長行程から圧縮行程への反転時の反応は鈍くならないようにしつつ強度を高めることができる。 According to the present invention, the strength can be increased while the response at the time of reversal from the extension stroke to the compression stroke does not become dull.
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るリバウンドユニット100が適用される懸架装置1の概略構成を示す図である。
懸架装置1は、ストラット式サスペンションであり、図1に示すように、油圧緩衝装置2と、油圧緩衝装置2の外側に配置されたコイルスプリング3とを備えている。また、懸架装置1は、コイルスプリング3における第1側(図1では下側)の端部を支持する下スプリングシート4と、コイルスプリング3における第2側(図1では上側)の端部を支持する上スプリングシート5とを備えている。
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
<First embodiment>
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a
The
また、懸架装置1は、後述するピストンロッド20の第2側の端部に取り付けられて、この懸架装置1を車両に取り付けるための車体側取付ブラケット6と、後述するシリンダ部10の第1側の端部に固定されて、懸架装置1を車輪に取り付けるための車輪側取付ブラケット7と、シリンダ部10およびピストンロッド20の少なくとも一部を覆うダストカバー8とを備えている。
The
以下、油圧緩衝装置2について詳述する。
油圧緩衝装置2は、図1に示すように、複筒型式油圧緩衝装置であり、シリンダ部10と、ピストンロッド20と、ピストンバルブ30と、ボトムバルブ40と、を備えている。また、油圧緩衝装置2は、ピストンロッド20が伸びる際に衝撃を緩和するリバウンドユニット100を備えている。
The
As shown in FIG. 1 , the
〔シリンダ部10〕
シリンダ部10は、薄肉円筒状の外シリンダ11と、外シリンダ11内に収容される薄肉円筒状の内シリンダ12と、円筒状の外シリンダ11の円筒の中心線方向(図1では上下方向)の第1側(図1では下側)の端部を塞ぐ底蓋13とを備えている。外シリンダ11内部にはオイルが充填されている。なお、以下の説明においては、外シリンダ11の円筒の中心線方向を、「軸方向」と称する場合もある。また、中心線方向の第1側を「下側」と称し、中心線方向の第2側を「上側」と称する場合もある。また、中心線から半径方向において中心線側を「内側」と称し、中心線側とは反対側を「外側」と称する場合もある。
[Cylinder part 10]
The
シリンダ部10は、外シリンダ11の内側に配置されて内シリンダ12における上側の端部を塞ぐとともにピストンロッド20を移動(摺動)可能に支持するロッドガイド14と、外シリンダ11における上側の端部に装着されたバンプストッパキャップ15とを備えている。また、シリンダ部10は、外シリンダ11の上部に、外シリンダ11内のオイルの漏れや外シリンダ11内への異物の混入を防ぐオイルシール16を備えている。
そして、シリンダ部10は、内シリンダ12の外周面と外シリンダ11の内周面とで、リザーバ室Rを形成している。
The
The outer peripheral surface of the
〔ピストンロッド20〕
ピストンロッド20は、中実または中空の棒状の部材であり、円柱状または円筒状のロッド部21を有している。また、ピストンロッド20は、下側の端部にピストンバルブ30を取り付けるための下側取付部22と、上側の端部に油圧緩衝装置2を車体などへ取り付けるための上側取付部23とを有している。下側取付部22および上側取付部23の端部には雄ねじが形成されている。
また、ピストンロッド20には、軸方向に交差する方向にロッド部21を貫通する貫通孔26(図2参照)が形成されている。本実施形態においては、貫通孔26は、軸方向に直交する方向、言い換えれば、半径方向に貫通するように形成されている。
[Piston rod 20]
The
Further, the
〔ピストンバルブ30〕
ピストンバルブ30は、ピストン31と、ピストン31に形成された複数の油路の内の一部の油路における下側の端部を塞ぐ下側バルブ群32と、ピストン31に形成された一部の油路における上側の端部を塞ぐ上側バルブ群33と、を備えている。
ピストン31は、その外周面に設けられた、ピストン31の外周面と内シリンダ12の内周面との間の隙間をシールする部材を介して内シリンダ12の内周面に接触し、内シリンダ12内のオイルが封入された空間を、ピストン31よりも下側の第1油室Y1と、ピストン31よりも上側の第2油室Y2とに区画する。
[Piston valve 30]
The
The
〔ボトムバルブ40〕
ボトムバルブ40は、軸方向に貫通する複数の油路を有するバルブボディ41と、バルブボディ41の下側に設けられる下側バルブ42と、バルブボディ41の上側に設けられる上側バルブ43とを備えている。
ボトムバルブ40のバルブボディ41は、第1油室Y1とリザーバ室Rとを区画する。
[Bottom valve 40]
The
A
〔リバウンドユニット100〕
図2は、第1実施形態に係るリバウンドユニット100を構成する部品の斜視図の一例である。
図3は、第1実施形態に係るリバウンドユニット100の断面の一例を示す図である。
リバウンドユニット100は、内シリンダ12の内周面に接触するシール部材110と、シール部材110を軸方向に移動(摺動)可能に支持する支持部材120とを備えている。また、リバウンドユニット100は、支持部材120をピストンロッド20に位置決めするピン130と、支持部材120の上側に配置された環状の弾性部材の一例としてのリバウンドラバー140と、ピストンロッド20に固定されたリバウンドシート150とを備えている。
[Rebound unit 100]
FIG. 2 is an example of a perspective view of parts constituting the
FIG. 3 is a diagram showing an example of a cross section of the
The
シール部材110は、周方向の一部に切り欠き部111が形成された略円筒状の部材である。言い換えれば、シール部材110は、軸方向に見た場合の形状がC字状である。シール部材110の外周面は内シリンダ12の内周面と接触している。シール部材110の材質は、金属や樹脂であることを例示することができる。金属は、鉄鋼や、銅と亜鉛の合金の一種である真鍮であることを例示することができる。樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)であることを例示することができる。
The
支持部材120は、円筒状の円筒状部121と、円筒状部121における上部に設けられて、円筒状部121の外周面から外側に突出したフランジ部122とを有する。円筒状部121の外径は、シール部材110の内径よりも小さく、フランジ部122の外径は、シール部材110の内径よりも大きい。フランジ部122の外径は、内シリンダ12の内径よりも小さく、かつ、リバウンドラバー140の下方への移動を規制する大きさに設定されている。
The
支持部材120は、ピストンロッド20の外側に配置され、円筒状部121の外側にはシール部材110が配置される。円筒状部121における上部であってフランジ部122よりも下方の部位には、半径方向に貫通する貫通孔123が、周方向に等間隔に偶数個(例えば、2個、4個)形成されている。また、円筒状部121における下端面から貫通孔123までの軸方向の大きさは、シール部材110における軸方向の大きさよりも大きい。支持部材120の材質は、金属であることを例示することができる。
The
ピン130は、金属にて成形された割りピンであることを例示することができる。ピン130は、支持部材120の円筒状部121に形成された偶数個の貫通孔123の内の対向する2個の貫通孔123、および、ピストンロッド20に形成された貫通孔26を貫通するように通されて、ピストンロッド20に対する支持部材120の位置を定める。なお、ピン130は、2個の貫通孔123および貫通孔26に通された後、これら2個の貫通孔123および貫通孔26から抜けないように、先端部が塑性変形されていても良い。
The
リバウンドシート150は、円筒状の円筒状部151と、円筒状部151における上部に設けられたフランジ部152とを有する。フランジ部152の外径は、内シリンダ12の内径よりも小さく、かつ、シール部材110の内径よりも大きい。そして、フランジ部152は、シール部材110の下方への移動を規制する。
The
リバウンドシート150は、金属にて成形されており、例えば溶接等にてピストンロッド20に固定されていることを例示することができる。あるいは、リバウンドシート150は、例えば、円筒状部151の下端部が塑性変形されて、ピストンロッド20にカシメられることでピストンロッド20に固定されていても良い。
The
(リバウンドユニット100の作用)
図4は、シリンダ部10からピストンロッド20が突出した量(突出量)が多くなる伸長行程におけるリバウンドユニット100の断面図の一例である。
ピストンロッド20の突出量が最も多い状態(以下、「最伸長状態」と称する場合がある。)である場合、リバウンドラバー140がロッドガイド14(図1参照)と接触する。リバウンドラバー140が存在することにより、例えば、車両が走行している路面に凹みがあること等に起因して、ピストンロッド20の突出量が急に多くなった場合であっても、リバウンドラバー140が衝撃を吸収する。
(Action of rebound unit 100)
FIG. 4 is an example of a cross-sectional view of the
When the amount of protrusion of the
そして、図4に示すように、ピストンロッド20の突出量が多くなる伸長行程においては、シール部材110の上面に動圧が作用するため、シール部材110の下端面はリバウンドシート150の上面に押し付けられる。また、シール部材110の外周面が内シリンダ12の内周面と接触している。それゆえ、伸長行程においては、第2油室Y2におけるシール部材110の上方にあるオイルは、シール部材110の切り欠き部111(図2参照)を通って下方に移動する。これにより、減衰力が生じる。
As shown in FIG. 4, during the extension stroke in which the
図5は、ピストンロッド20の突出量が少なくなる圧縮行程におけるリバウンドユニット100の断面図の一例である。
伸長行程から、ピストンロッド20の突出量が少なくなる圧縮行程に反転したときにおいては、シール部材110の下面に動圧が作用するため、図5に示すように、シール部材110の下端面がリバウンドシート150の上面から離れるとともに、シール部材110の上端面がピン130に突き当たる。これにより、図5に矢印で示すように、シール部材110の下方にあるオイルが、シール部材110の下面とリバウンドシート150の上面との間の隙間、シール部材110の内周面と支持部材120の円筒状部121の外周面との間の隙間、シール部材110の上面と支持部材120のフランジ部122との間の隙間を通って上方に移動する。また、シール部材110の下方にあるオイルが、シール部材110の切り欠き部111(図2参照)を通って上方に移動する。それゆえ、圧縮行程においては、シール部材110の上方にオイルをより多く供給でき、伸長行程から圧縮行程に反転したときの反応は速い。
FIG. 5 is an example of a cross-sectional view of the
When the extension stroke is reversed to the compression stroke in which the amount of protrusion of the
以上、説明したように、油圧緩衝装置2は、シリンダの一例としての内シリンダ12内に挿入されたピストン31を保持するとともに、軸方向に交差する方向の第1貫通孔の一例としての貫通孔26が形成されたピストンロッド20と、ピストンロッド20の外側に固定された固定部材の一例としてのリバウンドシート150とを備えている。また、油圧緩衝装置2は、ピストンロッド20の外側において、軸方向にはリバウンドシート150に対してピストン31とは反対側に配置され、内シリンダ12の内周面に接触するシール部材110を備えている。また、油圧緩衝装置2は、ピストンロッド20とシール部材110との間に配置される筒状の筒状部の一例としての円筒状部121と、円筒状部121から外側に突出したフランジ部122とを有し、シール部材110を軸方向に移動可能に支持するとともに、円筒状部121に軸方向に交差する方向の第2貫通孔の一例としての貫通孔123が形成された支持部材120を備えている。また、油圧緩衝装置2は、シール部材110に対してリバウンドシート150とは反対側の位置において、貫通孔26と貫通孔123に通されて支持部材120とピストンロッド20との相対的な位置を定めるとともに、シール部材110の軸方向の移動を規制する規制部材の一例としてのピン130を備えている。
As described above, the
以上のように構成された油圧緩衝装置2においては、最伸長状態となり、リバウンドラバー140がロッドガイド14と接触したときに、支持部材120の上部がリバウンドラバー140を支える。そして、支持部材120の上部には、円筒状部121の外周面から外側に突出したフランジ部122が設けられており、リバウンドラバー140に生じた衝撃荷重をフランジ部122で受け止めるので支持部材120が破損することが抑制される。
In the
また、上述したように、圧縮行程においては、シール部材110と支持部材120との間の隙間を通ってシール部材110の上方にオイルが供給されるので、伸長行程から圧縮行程に反転したときの反応は速い。
その結果、油圧緩衝装置2によれば、伸長行程から圧縮行程への反転時の反応は鈍くならないようにしつつ、例えば特許文献1に記載された構成よりも強度を高めることができる。
Further, as described above, in the compression stroke, oil is supplied above the
As a result, according to the
また、油圧緩衝装置2においては、ピストンロッド20の貫通孔26および支持部材120の貫通孔123における軸方向の位置を変更するだけで、シール部材110の軸方向の変位量を変更することができるので、設計の自由度が高い。
Further, in the
<第2実施形態>
図6は、第2実施形態に係るリバウンドユニット200の伸長行程における断面図の一例である。
第2実施形態に係るリバウンドユニット200は、第1実施形態に係るリバウンドユニット100に対して、シール部材110に相当するシール部材210の形状、および、カラー260を有する点が異なる。以下、第1実施形態と異なる点について説明する。第1実施形態と第2実施形態とで、同じものについては同じ符号を用い、その詳細な説明は省略する。
<Second embodiment>
FIG. 6 is an example of a cross-sectional view of the
A
リバウンドユニット200は、シール部材210と、支持部材120と、ピン130と、リバウンドラバー140と、リバウンドシート150と、シール部材210の半径方向の外側に設けられたカラー260とを備えている。
The
シール部材210は、円筒状であり、第1実施形態に係るシール部材110とは異なり、切り欠き部111が形成されていない。シール部材210の外周面は、カラー260の内周面と接触する。
The sealing
カラー260は、円筒状であり、内周面から凹むとともに軸方向に延びる溝261が周方向に複数形成されている。カラー260は、軸方向の上部がロッドガイド14に支持された状態で内シリンダ12の内側に配置されている。カラー260をロッドガイド14に支持する態様は、特に限定されない。例えば、カラー260をロッドガイド14にネジ締結しても良いし、圧入しても良い。
The
(リバウンドユニット200の作用)
伸長行程においては、図6に示すように、シール部材210の上面に動圧が作用するため、シール部材210の下端面はリバウンドシート150の上面に押し付けられる。また、シール部材210の外周面がカラー260の内周面と接触している。それゆえ、伸長行程においては、第2油室Y2におけるシール部材210の上方にあるオイルが、カラー260に形成された溝261を通って下方に移動することにより、減衰力が生じる。
(Action of rebound unit 200)
In the extension stroke, dynamic pressure acts on the upper surface of
図7は、第2実施形態に係るリバウンドユニット200の圧縮行程における断面図の一例である。
他方、圧縮行程においては、第1実施形態に係るリバウンドユニット100と同様に、シール部材210と支持部材120との間の隙間を通ってシール部材210の上方にオイルが供給されるので、伸長行程から圧縮行程に反転したときの反応は速い。
FIG. 7 is an example of a cross-sectional view of the
On the other hand, in the compression stroke, oil is supplied above the
<第3実施形態>
図8は、第3実施形態に係るリバウンドユニット300の伸長行程における断面図の一例である。
第3実施形態に係るリバウンドユニット300は、第1実施形態に係るリバウンドユニット100に対して、シール部材110に相当するシール部材310、および、カラー360を有する点が異なる。以下、第1実施形態と異なる点について説明する。第1実施形態と第3実施形態とで、同じものについては同じ符号を用い、その詳細な説明は省略する。
<Third Embodiment>
FIG. 8 is an example of a cross-sectional view of the
A
リバウンドユニット300は、シール部材310と、支持部材120と、ピン130と、リバウンドラバー140と、リバウンドシート150と、シール部材310の半径方向の外側に設けられたカラー360とを備えている。
The
カラー360は、円筒状である。カラー360には、第2実施形態に係るカラー260とは異なり、内周面から凹む溝261が形成されていない。カラー360は、軸方向の上部がロッドガイド14に支持された状態で内シリンダ12の内側に配置されている。
シール部材310は、第1実施形態に係るシール部材110と同様に、周方向の一部に切り欠き部311が形成された略円筒状の部材であり、軸方向に見た場合の形状がC字状である。シール部材310の外周面は、カラー360の内周面と接触する。
The
(リバウンドユニット300の作用)
伸長行程においては、図8に示すように、シール部材310の上面に動圧が作用するため、シール部材310の下端面はリバウンドシート150の上面に押し付けられる。また、シール部材310の外周面がカラー360の内周面と接触している。それゆえ、伸長行程においては、第2油室Y2におけるシール部材310の上方にあるオイルが、シール部材310の切り欠き部311を通って下方に移動する。これにより、減衰力が生じる。
(Action of rebound unit 300)
In the extension stroke, dynamic pressure acts on the upper surface of
図9は、第3実施形態に係るリバウンドユニット300の圧縮行程における断面図の一例である。
他方、圧縮行程においては、第1実施形態に係るリバウンドユニット100と同様に、シール部材310と支持部材120との間の隙間を通ってシール部材310の上方にオイルが供給されるので、伸長行程から圧縮行程に反転したときの反応は速い。
FIG. 9 is an example of a cross-sectional view of the
On the other hand, in the compression stroke, oil is supplied above the
<第4実施形態>
図10は、第4実施形態に係るリバウンドユニット400の概略構成の一例を示す断面図である。
第4実施形態に係るリバウンドユニット400は、第1実施形態に係るリバウンドユニット100に対して、支持部材120と、リバウンドラバー140とを備えていない点が異なる。以下、第1実施形態と異なる点について説明する。第1実施形態と第4実施形態とで、同じものについては同じ符号を用い、その詳細な説明は省略する。
<Fourth Embodiment>
FIG. 10 is a cross-sectional view showing an example of a schematic configuration of a
A
リバウンドユニット400は、シール部材110に相当するシール部材410と、ピン130に相当するピン430とを備えている。
ピン430は、ピストンロッド20に形成された貫通孔26を貫通するように通される。
シール部材410は、第1実施形態に係るシール部材110と同様に、周方向の一部に切り欠き部(不図示)が形成された略円筒状の部材であり、軸方向に見た場合の形状がC字状である。シール部材410の外周面は、内シリンダ12の内周面と接触する。シール部材410は、ピン430とリバウンドシート150とで挟み込まれることで固定されている。
Rebound
The
The
以上のように構成されたリバウンドユニット400においても、伸長行程時に減衰力を生じさせることができる。また、シール部材410は固定されているので、シール部材410がピン430やリバウンドシート150に突き当たる際の音が発生することを抑制することができる。また、上記効果を、シール部材410とピン430とを備えるという簡易な構成にて実現することができる。
The
1…懸架装置、2…油圧緩衝装置、3…コイルスプリング、10…シリンダ部、12…内シリンダ、14…ロッドガイド、20…ピストンロッド、26,123…貫通孔、31…ピストン、100,200,300,400…リバウンドユニット、110,210,310,410…シール部材、120…支持部材、121…円筒状部、122…フランジ部、130…ピン、140…リバウンドラバー、150…リバウンドシート、260,360…カラー、261…溝
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記ピストンロッドの外側に固定された固定部材と、
前記ピストンロッドの外側において、前記軸方向には前記固定部材に対して前記ピストンとは反対側に配置され、前記シリンダの内周面に接触するシール部材と、
前記ピストンロッドと前記シール部材との間に配置される筒状の筒状部と、前記筒状部から外側に突出したフランジ部とを有し、前記シール部材を前記軸方向に移動可能に支持するとともに、前記筒状部に前記軸方向に交差する方向の第2貫通孔が形成された支持部材と、
前記シール部材に対して前記固定部材とは反対側の位置において、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔に通されて前記支持部材と前記ピストンロッドとの相対的な位置を定めるとともに、前記シール部材の前記軸方向の移動を規制する規制部材と、
を備える油圧緩衝装置。 a piston rod that holds the piston inserted into the cylinder and has a first through hole that intersects with the axial direction;
a fixing member fixed to the outside of the piston rod;
a seal member arranged outside the piston rod on the opposite side of the fixed member from the piston in the axial direction and in contact with the inner peripheral surface of the cylinder;
A cylindrical portion disposed between the piston rod and the seal member, and a flange portion protruding outward from the cylindrical portion to support the seal member movably in the axial direction. a support member having a second through hole formed in the tubular portion in a direction intersecting the axial direction;
At a position opposite to the fixing member with respect to the seal member, the support member and the piston rod are passed through the first through hole and the second through hole to determine the relative position of the support member and the piston rod. a regulating member that regulates movement of the seal member in the axial direction;
Hydraulic shock absorber.
請求項1に記載の油圧緩衝装置。 2. The hydraulic shock absorber according to claim 1, wherein the seal member has a notch formed in a part of the circumferential direction.
前記ピストンロッドの外側に固定された固定部材と、
前記シリンダ内に配置された円筒状のカラーと、
前記ピストンロッドの外側において、前記軸方向には前記固定部材に対して前記ピストンとは反対側に配置され、前記カラーの内周面に接触するシール部材と、
前記ピストンロッドと前記シール部材との間に配置される筒状の筒状部と、前記筒状部から外側に突出したフランジ部とを有し、前記シール部材を前記軸方向に移動可能に支持するとともに、前記筒状部に前記軸方向に交差する方向の第2貫通孔が形成された支持部材と、
前記シール部材に対して前記固定部材とは反対側の位置において、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔に通されて前記支持部材と前記ピストンロッドとの相対的な位置を定めるとともに、前記シール部材の前記軸方向の移動を規制する規制部材と、
を備える油圧緩衝装置。 a piston rod that holds the piston inserted into the cylinder and has a first through hole that intersects with the axial direction;
a fixing member fixed to the outside of the piston rod;
a cylindrical collar disposed within the cylinder;
a seal member arranged outside the piston rod on the opposite side of the fixed member from the piston in the axial direction and in contact with the inner peripheral surface of the collar;
A cylindrical portion disposed between the piston rod and the seal member, and a flange portion protruding outward from the cylindrical portion to support the seal member movably in the axial direction. a support member having a second through hole formed in the tubular portion in a direction intersecting the axial direction;
At a position opposite to the fixing member with respect to the seal member, the support member and the piston rod are passed through the first through hole and the second through hole to determine the relative position of the support member and the piston rod. a regulating member that regulates movement of the seal member in the axial direction;
Hydraulic shock absorber.
請求項3に記載の油圧緩衝装置。 4. The hydraulic shock absorber according to claim 3, wherein the sealing member has a notch formed in a part of the circumferential direction.
前記カラーには、前記内周面から凹んだ溝が前記軸方向に延びるように形成されている
請求項4に記載の油圧緩衝装置。 The sealing member is cylindrical,
5. The hydraulic shock absorber according to claim 4, wherein a groove recessed from the inner peripheral surface is formed in the collar so as to extend in the axial direction.
前記ロッドガイドと前記支持部材との間に設けられた弾性部材と、
をさらに備える請求項1から5のいずれか1項に記載の油圧緩衝装置。 a rod guide provided at the axial end of the cylinder and movably supporting the piston rod;
an elastic member provided between the rod guide and the support member;
6. The hydraulic shock absorber according to any one of claims 1 to 5, further comprising:
を備える懸架装置。 A hydraulic shock absorber according to any one of claims 1 to 6, a coil spring arranged outside the hydraulic shock absorber,
A suspension system with a
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JP2021126068A JP2023020610A (en) | 2021-07-30 | 2021-07-30 | Hydraulic shock absorber and suspension device |
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- 2021-07-30 JP JP2021126068A patent/JP2023020610A/en active Pending
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