JP2013155841A - Suspension device and cover member - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、懸架装置およびカバー部材に関する。 The present invention relates to a suspension device and a cover member.
ダンパ(懸架装置)は、ダンパチューブから突出しているピストンロッドまわりにバンプラバーを圧入し、ダンパチューブのピストンロッドが貫通している軸封部まわりにダンパの最圧縮時にバンプラバーが衝合する例えばバンプストッパキャップなどのカバー部材を有している。
例えば、特許文献1には、合成樹脂製のバンプキャップ(カバー部材)の円筒部の内周面に、シリンダ部の端部の外周に対する圧入時の締代となる複数のリブを設ける。シリンダ部が当接するバンプキャップの底部に、リブへ向って放射状に延びる複数の溝を形成する。バンプキャップをシリンダ部に圧入すると、リブが締代として圧縮されてバンプキャップがシリンダ部に固定されることが記載されている。
The damper (suspension device) presses the bump rubber around the piston rod protruding from the damper tube, and the bump rubber abuts around the shaft seal part through which the piston rod of the damper tube penetrates when the damper is compressed most, for example A cover member such as a bump stopper cap is provided.
For example, in
ところで、ダンパ(懸架装置)においてシリンダの外周をカバーするカバー部材の材料に、合成樹脂が用いられる場合がある。ただし、一般的に合成樹脂の成形品は、例えば金属製の成形品と比較して寸法精度を高め難い。そのため、合成樹脂によってカバー部材を構成する場合、カバー部材にシリンダを圧入するべく設定された寸法公差に収まり難く、シリンダとの圧入状態が良好なカバー部材を製造するのが困難である。
また、圧入可能な寸法公差に収まる合成樹脂製のカバー部材を作製した場合であっても、例えばシリンダの経年変化などによって錆が生じて外径の膨張が生じた場合、シリンダの外径の膨張を受けてカバー部材が割れる可能性がある。このような場合には、カバー部材とシリンダとの良好な取り付け状態を維持できなくなる畏れがある。
本発明は、シリンダに対する圧入状態が良好なカバー部材を合成樹脂で成形可能にすることを目的とする。
By the way, a synthetic resin may be used for the material of the cover member which covers the outer periphery of a cylinder in a damper (suspension device). However, it is generally difficult to increase the dimensional accuracy of a synthetic resin molded product as compared with, for example, a metal molded product. For this reason, when the cover member is made of synthetic resin, it is difficult to fit within the dimensional tolerance set to press-fit the cylinder into the cover member, and it is difficult to manufacture a cover member that is in a good press-fit state with the cylinder.
Even when a cover member made of a synthetic resin that fits within the press-tolerable dimensional tolerance is produced, for example, when rusting occurs due to aging of the cylinder and the outer diameter expands, the expansion of the outer diameter of the cylinder The cover member may break upon receiving. In such a case, there is a possibility that a good attachment state between the cover member and the cylinder cannot be maintained.
An object of this invention is to make it possible to shape | mold the cover member with a favorable press-fit state with respect to a cylinder with a synthetic resin.
かかる目的のもと、本発明は、液体が入れられたシリンダと、シリンダ内に収納されたピストンと、ピストンを支持するとともに一部がシリンダから突出するピストンロッドと、シリンダから突出したピストンロッドの外周に配置されたバンプラバーと、シリンダとバンプラバーとの間においてシリンダの外周をカバーする合成樹脂製のカバー部材と、を備え、カバー部材は、円筒状の側部と、側部の中心線方向の一方の端部に設けられ一方の端部における開口部を覆う覆い部と、半径方向に対して傾きながら内側に向けて突出し、シリンダが側部の内側に圧入された際の接触部分を形成する圧入部と、を有することを特徴とする懸架装置である。 For this purpose, the present invention provides a cylinder containing a liquid, a piston housed in the cylinder, a piston rod that supports the piston and partially protrudes from the cylinder, and a piston rod that protrudes from the cylinder. A bump rubber disposed on the outer periphery, and a synthetic resin cover member that covers the outer periphery of the cylinder between the cylinder and the bump rubber. The cover member includes a cylindrical side portion and a center line of the side portion. A cover provided at one end in the direction and covering the opening at one end, and projecting inward while inclining with respect to the radial direction, and a contact portion when the cylinder is press-fitted inside the side. And a press-fitting portion to be formed.
ここで、圧入部は、複数設けられるとともに、中心線方向を回転軸とする回転対称に配置されるとよい。
また、圧入部は、中心線方向に延びる溝を有するとよい。
さらに、圧入部は、中心線方向と交差する方向の断面が湾曲する湾曲形状を有するとよい。
Here, a plurality of press-fitting portions may be provided and arranged in a rotationally symmetrical manner with the center line direction as the rotation axis.
The press-fitting part may have a groove extending in the center line direction.
Further, the press-fitting part may have a curved shape in which a cross section in a direction intersecting the center line direction is curved.
他の観点から捉えると、本発明は、液体が入れられたシリンダと、シリンダとピストンロッドの外周に配置されるバンプラバーとの間にてシリンダの外周をカバーする合成樹脂製のカバー部材であって、円筒状の側部と、側部の中心線方向の一方の端部に設けられ一方の端部における開口部を覆う覆い部と、半径方向に対して傾きながら内側に向けて突出し、シリンダの外周が側部の内側に圧入された際の接触部分を形成する圧入部と、を有することを特徴とするカバー部材である。 From another point of view, the present invention is a synthetic resin cover member that covers the outer periphery of the cylinder between the cylinder in which the liquid is placed and the bump rubber disposed on the outer periphery of the cylinder and the piston rod. A cylindrical side portion, a cover portion provided at one end portion in the center line direction of the side portion and covering an opening at one end portion, and projecting inward while being inclined with respect to the radial direction, And a press-fitting portion that forms a contact portion when the outer periphery of the press-fitting is press-fitted inside the side portion.
さらに、他の観点から捉えると、本発明は、液体が入れられたシリンダと、シリンダ内に収納されたピストンと、ピストンを支持するとともに一部がシリンダから突出するピストンロッドと、シリンダから突出したピストンロッドの外周に配置されたバンプラバーと、シリンダとバンプラバーとの間においてシリンダの外周をカバーする合成樹脂製のカバー部材と、を備え、カバー部材は、円筒状の側部と、側部の中心線方向の一方の端部に設けられ一方の端部における開口部を覆う覆い部と、シリンダが側部の内側に圧入された際にシリンダから受ける圧力の方向に対して傾いて形成される圧入部と、を有することを特徴とする懸架装置である。 Furthermore, when viewed from another point of view, the present invention relates to a cylinder filled with liquid, a piston housed in the cylinder, a piston rod that supports the piston and partially protrudes from the cylinder, and protrudes from the cylinder. A bump rubber disposed on the outer periphery of the piston rod; and a synthetic resin cover member that covers the outer periphery of the cylinder between the cylinder and the bump rubber. The cover member includes a cylindrical side portion and a side portion. A cover portion provided at one end portion in the center line direction and covering an opening at one end portion, and inclined with respect to the direction of pressure received from the cylinder when the cylinder is press-fitted inside the side portion. And a press-fitting portion.
本発明によれば、シリンダに対する圧入状態が良好なカバー部材を合成樹脂で成形可能にすることができる。 According to the present invention, a cover member having a good press-fitting state with respect to a cylinder can be made of synthetic resin.
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、懸架装置1の概略構成を示す図である。
懸架装置1は、図1に示すように、後述する減衰装置70と、減衰装置70のシリンダ71やピストンロッド20の外側に配置されたスプリング30と、を備えている。ピストンロッド20は、円柱状の部材であり、円柱の中心線方向の一方の端部側に後述するピストン741(図2参照)が取り付けられ、中心線方向の他方の端部側にナット21が取り付けられている。以下、ピストンロッド20の円柱の中心線方向を、単に「中心線方向」と称す場合がある。
Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
<
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of the
As shown in FIG. 1, the
懸架装置1は、シリンダ71の外周に取り付けられてスプリング30の下端部を支持する下スプリングシート31と、ピストンロッド20の中心線方向の他方の端部側における外周に取り付けられてスプリング30の上端部を支持する上スプリングシート32とを備えている。スプリング30の下端部と下スプリングシート31との間には下シートラバー35が介在し、スプリング30の上端部と上スプリングシート32との間には上シートラバー36が介在している。
The
懸架装置1は、シリンダ71の下部に設けられた車輪側取付部40を備えている。一方、上スプリングシート32には、この懸架装置1を車体に取り付けるためのボルト33が取り付けられている。
また、懸架装置1は、シリンダ71から飛び出しているピストンロッド20の外周に圧入されたバンプラバー41と、このバンプラバー41の外周部に配置されたバンプラバーカップ42と、を備えている。
The
The
また、懸架装置1は、上端部がバンプラバーカップ42の外周に装着されるとともに下端部が下スプリングシート31に装着され、この間のシリンダ71およびピストンロッド20の外周を覆う蛇腹状のダストカバー50を備えている。ダストカバー50の下端部は、下スプリングシート31に、例えば、締め付けリング(不図示)およびビスにて締結されている。
The
また、懸架装置1は、ピストンロッド20の上端部側において上下方向に配置され、振動を吸収する複数(本実施形態においては2個)のマウントラバー61と、複数のマウントラバー61の内側に配置された円筒状のマウントカラー62と、複数のマウントラバー61を上下から挟む上座金63と、を備えている。複数のマウントラバー61の内の上側のマウントラバー61は、上スプリングシート32にその上端から凹むように形成された凹みに挿入されている。下側のマウントラバー61は、上スプリングシート32の下方に配置されたマウントラバーカップ65により、その上端および外周が覆われている。
Further, the
図2は、減衰装置70の概略構成を示す図である。
減衰装置70は、図2に示すように、薄肉円筒状の外シリンダ711と、外シリンダ711内に収容される薄肉円筒状の内シリンダ712と、外シリンダ711における中心線方向の一方の端部を塞ぐ底蓋713と、を有するシリンダ71を備えている。
FIG. 2 is a diagram illustrating a schematic configuration of the
As shown in FIG. 2, the
また、減衰装置70は、中心線方向に移動可能に内シリンダ712内に挿入された後述のピストン741と、中心線方向に延びるとともに中心線方向の一方の端部(図2では下端部)でピストン741を支持するピストンロッド20と、外シリンダ711の内側に配置されてピストンロッド20をガイドするロッドガイド725と、を備えている。ピストン741は、内シリンダ712の内周に接触し、内シリンダ712内の液体(本実施形態ではオイル)が封入された空間を、ピストン741よりも中心線方向の一方の端部側の第1油室Y1と、ピストン741よりも中心線方向の他方の端部側の第2油室Y2とに区分する。
The
また、減衰装置70は、ピストンロッド20を摺動させるとともに、外シリンダ711における中心線方向の他方の端部に装着されたバンプストッパキャップ100を備えている。なお、バンプストッパキャップ100については、後に詳述する。
さらに、減衰装置70は、バンプストッパキャップ100の内側であって、ロッドガイド725に対してピストン741とは反対側に設けられ、シリンダ71内の液体の漏れやシリンダ71内への異物の混入を防ぐオイルシール729を備えている。
The
Further, the damping
また、減衰装置70は、内シリンダ712における中心線方向の一方の端部に配置された第1バルブ装置730と、ピストンロッド20における中心線方向の一方の端部に配置された第2バルブ装置740と、を備えている。
第1バルブ装置730は、中心線方向に形成された複数の油路を有するバルブボディ731と、バルブボディ731に形成された複数の油路のうちの一部の油路における中心線方向の一方の端部を塞ぐ第1バルブ732と、バルブボディ731に形成された複数の油路の内の一部の油路における中心線方向の他方の端部を塞ぐ第2バルブ733とを備えている。
また、第2バルブ装置740は、ピストン741と、ピストン741に形成された複数の油路の内の一部の油路における中心線方向の一方の端部を塞ぐ第1バルブ742と、ピストン741に形成された複数の油路の内の一部の油路における中心線方向の他方の端部を塞ぐ第2バルブ743とを備えている。
The damping
The
The
シリンダ71においては、外シリンダ711における中心線方向の長さの方が内シリンダ712の長さよりも長く、内シリンダ712は、外シリンダ711と同心に配置される。つまり、内シリンダ712における中心線方向の一方の端部は、第1バルブ装置730のバルブボディ731と底蓋713とを介して、外シリンダ711における中心線方向の一方の端部に支持される。他方、内シリンダ712における中心線方向の他方の端部は、ロッドガイド725にて支持される。これらにより、内シリンダ712の外周と外シリンダ711の内周との間隙が中心線方向に一定となるように、内シリンダ712は、外シリンダ711と同心に配置される。そして、内シリンダ712の外周と外シリンダ711の内周とで、リザーバ室Rを形成している。本実施形態の減衰装置70においては、このリザーバ室Rの内部を、オイルが封入された油室と、エア、不活性ガス等が封入されたガス室で区画している。第1バルブ装置730は、図2に示すように、バルブボディ731により第1油室Y1とリザーバ室Rとを区分する。
In the
図3は、懸架装置1の伸縮状態を説明するための図である。
図3(a)は、シリンダ71から飛び出しているピストンロッド20の長さが最短となる縮み状態を示す図であり、図3(b)は、シリンダ71から飛び出しているピストンロッド20の長さが最長となる伸び状態を示す図である。
図3(a)に示すように、ピストンロッド20が、シリンダ71に対して中心線方向の一方の端部側(図3(a)においては下方)へ移動すると、シリンダ71に内蔵した減衰装置70によって圧縮行程時における減衰力が発生する。具体的には、図2に示すように、ピストン741の移動で第1油室Y1内のオイルは押され、第2バルブ装置740下面の圧力は上昇し、第2バルブ装置740に高圧が作用する。その結果、第2バルブ743が開き、オイルは油路を通って第2バルブ装置740の上方の第2油室Y2に流入する。この第1油室Y1から第2油室Y2へのオイルの流れは、第2バルブ743および油路で絞られ、圧縮行程時における減衰力を得る。
FIG. 3 is a view for explaining the stretched state of the
3A is a view showing a contracted state in which the length of the
As shown in FIG. 3A, when the
また、図2に示すように、ピストンロッド20の中心線方向の一方の端部側への移動により高まった第1油室Y1の圧力は、第1バルブ装置730の油路に作用し、これを閉塞する第1バルブ732を開く。そして、第1油室Y1内のオイルは、バルブボディ731の油路を通って内シリンダ712と外シリンダ711との間に形成されるリザーバ室Rに流入する。この第1油室Y1からリザーバ室Rへのオイルの流れは、第1バルブ732および油路で絞られ、圧縮行程時における減衰力を得る。
Further, as shown in FIG. 2, the pressure in the first oil chamber Y <b> 1 increased by the movement of the
一方、図3(b)に示すように、ピストンロッド20が、シリンダ71に対して中心線方向の他方の端部側(図3(b)においては上方)へ移動すると、シリンダ71に内蔵した減衰装置によって伸張行程時における減衰力が発生する。具体的には、図2に示すように、ピストンロッド20が移動すると、その体積分のオイルが第1油室Y1に不足することにより負圧となる。これにより、第2油室Y2内のオイルが第2バルブ装置740の油路を通り、この油路を閉塞する第1バルブ742を開いて第1油室Y1に流入する。この第2油室Y2から第1油室Y1へのオイルの流れは、第2バルブ装置740の第1バルブ742および油路で絞られ、伸張行程時における減衰力を得る。
On the other hand, as shown in FIG. 3B, when the
また、ピストンロッド20が移動すると、リザーバ室R内のオイルが第1バルブ装置730の油路を通り、この油路を閉塞する第2バルブ733を開いて第1油室Y1内に流入する。このリザーバ室Rから第1油室Y1へのオイルの流れは、第1バルブ装置730の第2バルブ733および油路で絞られ、伸張行程時における減衰力を得る。
When the
以上のように、懸架装置1は、図3(a)に示す縮み状態および図3(b)に示す伸び状態に変化し、スプリング30にて路面からの衝撃を吸収したりシリンダ71が内蔵する減衰装置にてスプリング30の伸縮振動を制振したりすることで、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能と、車体を路面に対して押さえつける機能とを果たす。そして、懸架装置1は、車両の乗り心地や操縦安定性を向上させている。
As described above, the
図4は、バンプストッパキャップ100の斜視図である。なお、図4(a)はバンプラバー41側からみた図であり、図4(b)はシリンダ71側からみた図である。
図5は、バンプストッパキャップ100を詳細に説明するための図である。なお、図5(a)はバンプストッパキャップ100を中心線方向に沿って切断した場合の断面図であり、図5(b)は図5(a)に示すVb−Vb断面図である。
FIG. 4 is a perspective view of the
FIG. 5 is a diagram for explaining the
図4(a)に示すように、カバー部材の一例としてのバンプストッパキャップ100は、円筒状の側部110と、側部110の中心線方向におけるバンプラバー41側の端部に設けられて、この端部の開口部を覆う覆い部120とを有している。さらに、図4(b)に示すように、バンプストッパキャップ100は、側部110の内周にて内側に向けて突出し、シリンダ71をバンプストッパキャップ100に圧入する際に外シリンダ711の外周に接触する接触部分を形成する圧入部130を備えている。
そして、バンプストッパキャップ100は、しばりばめによってシリンダ71と接続する。具体的には、側部110の開口部側からシリンダ71が圧入され、シリンダ71におけるバンプラバー41側の端部の外周を覆う(図1参照)。
また、本実施形態のバンプストッパキャップ100は、合成樹脂によって成形される。バンプストッパキャップ100の材料には、例えばポリアセタール樹脂などを用いることができる。
As shown in FIG. 4A, a
The
Further, the
図4(a)に示すように、側部110は、基本形状が円筒状であり、その内周面は、圧入部130を介してシリンダ71の外周面が圧入可能な大きさに設定している。そして、側部110の中心線方向における覆い部120(バンプラバー41)側とは反対側の端部は開口しており、その開口部からシリンダ71が挿入される。
As shown in FIG. 4A, the
覆い部120の肉厚は、懸架装置1の最圧縮時におけるバンプラバー41との衝突力に耐え得るように、側部110の肉厚よりも厚く形成されている。言い換えれば、側部110の肉厚は、覆い部120の肉厚よりも薄く形成されている。覆い部120は、中心線方向における両端部は平面であり、その中央部には、ピストンロッド20を通すために中心線方向に貫通された貫通孔121が形成されている。
The thickness of the
図5(a)に示すように、圧入部130は、側部110の内周にて中心線方向に沿って延びて設けられる。本実施形態では、圧入部130は、覆い部120の内側の端面から、側部110の覆い部120が設けられていない側の端部まで形成している。このように、圧入部130は、側部110の内周面にて内側(中心線側)に向けて筋状に突出する。
そして、図5(b)に示すように、圧入部130は、側部110の半径方向(図5(b)に示す破線DL)に対して傾斜するように設けられる。即ち、圧入部130は、半径方向に延びて形成されるのではなく、圧入部130が形成される側部110の内周面から中心に向かうに従って、半径方向からずれるように延びて突出する。
As shown in FIG. 5A, the press-
And as shown in FIG.5 (b), the press-
このように、本実施形態のバンプストッパキャップ100では、圧入部130を半径方向に対して傾くように形成することで、シリンダ71を側部110の内側に圧入する際に圧入部130が撓んで変形し易くしている。
特に、圧入部130は、基端部が側部110の内周に保持され、シリンダ71に対峙する先端部が自由端になっている。そして、シリンダ71によって先端部に生じた荷重により曲げモーメントが生じて先端部が撓む。そのため、圧入部130は、シリンダ71によって押し込まれた際に、より変形し易くなっている。
As described above, in the
In particular, the press-
さらに、圧入部130は、図5(b)に示すように、圧入部130に対して中心線方向に延びる溝である溝130Sが形成されている。本実施形態の圧入部130には、溝130Sを複数(本実施形態では2本)設けている。溝130Sは、圧入部130の内側の端部から側部110の内周面まで形成される。各々の溝130Sは、半径方向に傾斜する方向に対してほぼ平行するように形成している。
そして、圧入部130では、このような溝130Sが形成されることで、中心線方向に沿って延びるとともに内側に向けて突出する筋状の部分である突条部131が複数形成される。例えば、1つの圧入部130では、2本の溝130Sを設けているため、3つの突条部131が形成される。
Further, as shown in FIG. 5B, the press-
In the press-
各々の突条部131は、中心線方向と交差する方向に切断した場合における断面が一方向に長く延びた直線状に形成されている。そして、図5(b)に示すように、断面において、各突条部131は、長手方向の一端側の端部が側部110の内周に接続し、他端側の端部が半径方向に傾斜しながら中心線側に向けて突出する。
また、本実施形態の圧入部130は、図5(b)に示すように、複数の突条部131がほぼ平行に設けられ、シリンダ71側の端部はそれぞれ分離している。このため、相当に大きな荷重がかかって接触するまでは、複数の突条部131は、互いに干渉せずに撓むため変形し易い構造となる。
このように、圧入部130は、溝130Sが形成されて複数の突条部131によって構成されることによって、シリンダ71が圧入される際により変形し易くなっている。
Each
Moreover, as shown in FIG.5 (b), the press-
As described above, the press-
また、実施形態1のバンプストッパキャップ100では、図5(b)に示すように、複数の圧入部130を有している。そして、複数の圧入部130は、中心線方向を回転軸とする回転対称に配置する。実施形態1のバンプストッパキャップ100は、4つの圧入部130を有している。この場合、圧入部130同士の回転方向における間隔は90度に設定する。実施形態1のバンプストッパキャップ100では、圧入部130を複数形成するとともに、複数の圧入部130を回転対称に配置することで、シリンダ71に対して偏らずに接触するようにし安定した嵌合を実現している。
Further, the
そして、以上のように構成される圧入部130(突条部131)の内側の端部を通る仮想の円の内径(以下、圧入部の内径と呼ぶ)を、外シリンダ711の外径よりも小さく設定することで所謂しめしろを形成している。これにより、側部110の内径と、シリンダ71の外径とは、しまりばめによって嵌め合うように構成される。
Then, the inner diameter of the imaginary circle (hereinafter referred to as the inner diameter of the press-fitting part) passing through the inner end of the press-fitting part 130 (projection part 131) configured as described above is made larger than the outer diameter of the
図6は、圧入部130の作用を説明するための図である。
なお、図6では、シリンダ71によって一定の荷重が圧入部130にかかる状態を実線で表示し、その一定の荷重よりも大きな荷重が圧入部130にかかる状態を二点鎖線によって表示している。
図6に示すように、バンプストッパキャップ100にシリンダ71を圧入する際、外シリンダ711は、圧入部130を外側に向けて広げるように作用する。このときの圧力の方向(図6中の矢印P)は、図6に示すように半径方向(図6中の破線DL)に沿って外側を向く。そして、本実施形態の圧入部130は、この圧力の方向に対して傾いて形成されている。そのため、圧入部130は、外シリンダ711と接触する先端部側において荷重を受けることで、曲げモーメントが発生する。この曲げモーメントによって、図6に二点鎖線で示すように、圧入部130(各突条部131)は、側部110の内周に向けて倒れ込むように撓むようにして変形する。
FIG. 6 is a diagram for explaining the operation of the press-fitting
In FIG. 6, a state where a constant load is applied to the press-
As shown in FIG. 6, when the
続いて、比較例のバンプストッパキャップ900と比較しながら、本実施形態のバンプストッパキャップ100の圧入部130による損傷の抑制について説明する。
図8は、比較例のバンプストッパキャップ900を説明するための図である。
図8(a)に示すように、バンプストッパキャップ900は、円筒状の側部910と、貫通孔921を有して側部910の開口部を覆う覆い部920と、側部910の内側に形成され外シリンダ711の外周との接触部分を形成する圧入部930とを有している。そして、図8(b)に示すように、圧入部930は、覆い部920のバンプラバー41に対向する面上に設けられる。そして、圧入部930は、側部910の半径方向に沿って延びて形成される。
Next, suppression of damage by the press-fitting
FIG. 8 is a view for explaining a
As shown in FIG. 8A, the
このような比較例のバンプストッパキャップ900にシリンダ71を圧入する際、シリンダ71の外周の接触によって、圧入部930は、内側から外側へと向かう力を受ける。このとき、比較例のバンプストッパキャップ900の圧入部930は、半径方向に延びて形成されているため、ほとんど変形することはない。従って、圧入部930がシリンダ71から受けた力は、そのまま側部910へと作用する。
例えば、懸架装置1の経年変化によってシリンダ71表面に錆などが発生し外シリンダ711の外径が膨張する場合には、圧入部930を介して側部910には半径方向に広がる力がかかる。このような場合には、比較例のバンプストッパキャップ900においては、側部910が割れるなどして損傷する可能性が高くなる。
When the
For example, when rust or the like is generated on the surface of the
一方、本実施形態が適用される懸架装置1では、外シリンダ711表面に錆などが発生し外シリンダ711が膨張した場合であっても、バンプストッパキャップ100の損傷が抑制される。具体的には、バンプストッパキャップ100では、側部110が半径方向に広がる力をシリンダ71から受けることになる。ただし、本実施形態のバンプストッパキャップ100では、圧入部130が変形することで外シリンダ711が膨張することによって生じる半径方向の力を吸収することができる。このため、側部110には半径方向に広がる力がかかりにくく、バンプストッパキャップ100の損傷が抑制される。
On the other hand, in the
続いて、比較例のバンプストッパキャップ900と比較しながら、本実施形態のバンプストッパキャップ100の圧入部130の寸法公差について説明する。
例えば、図8に示す比較例のバンプストッパキャップ900では、外シリンダ711の外径に対して、圧入部930の内径を小さくし過ぎると、シリンダ71に対する圧入荷重が過大になり、バンプストッパキャップ900が割れてしまうおそれがある。従って、圧入部930の内径の設計値には、バンプストッパキャップ900がシリンダ71の圧入によって破損しない許容の最小値が設定される。
Next, a dimensional tolerance of the press-fitting
For example, in the
また、比較例のバンプストッパキャップ900では、圧入部930の内径が外シリンダ711の外径よりも大きくなると、シリンダ71とバンプストッパキャップ900との間にすきまが生じて圧入による取り付けができなくなる。従って、圧入部930の内径の設計値には、外シリンダ711とバンプストッパキャップ900との間にすきまが生じないよう、シリンダ71の外径よりも小さくなる値が許容の最大値として設定される。
そして、比較例のバンプストッパキャップ900では、上記の最小値と上記の最大値との差である寸法公差が定まる。さらに、この寸法公差の値の範囲内に設計値が設定され、圧入部930の内径がその設定値になるようにバンプストッパキャップ900の製造を行う。
Further, in the
In the
一方、本実施形態のバンプストッパキャップ100では、上述のとおり圧入部130が撓んで変形する。そのため、バンプストッパキャップ100にシリンダ71を圧入した際に、シリンダ71が受ける圧入荷重が大きくなりにくい。そのため、バンプストッパキャップ100では、比較例のバンプストッパキャップ900よりも、しまりばめがより大きくなる側に圧入部130の内径を設定することができる。即ち、バンプストッパキャップ100における圧入部130の内径の設計値には、例えば比較例のバンプストッパキャップ900の圧入部930の内径の許容の最小値よりもさらに小さい許容の最小値を設定することができる。この場合、バンプストッパキャップ100は、比較例のバンプストッパキャップ900よりも、圧入部130の内径の許容の最小値と許容の最大値との差である寸法公差が大きくなる。
結果として、製造の際に、バンプストッパキャップ100が寸法公差に収まり易くなり、シリンダ71と良好に接続可能なバンプストッパキャップ100を作製し易くなる。このように、本実施形態のバンプストッパキャップ100では、寸法交差を拡大することが可能となるため、バンプストッパキャップ100を合成樹脂によって作製することが可能となる。
On the other hand, in the
As a result, during manufacturing, the
<実施形態2>
次に、実施形態2が適用される懸架装置1について説明する。なお、上述した実施形態1と同様のものについては同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図7は、実施形態2のバンプストッパキャップ200を説明するための図である。
図7(a)は実施形態2のバンプストッパキャップ200をシリンダ71側からみた図である。図7(b)は、図7(a)に示すVIIb−VIIb断面図である。
<Embodiment 2>
Next, the
FIG. 7 is a view for explaining the
FIG. 7A is a view of the
図7(a)に示すように、カバー部材の一例としてのバンプストッパキャップ200は、円筒状の側部110と、側部110の中心線方向におけるバンプラバー41側の端部に設けられて、この端部の開口部を覆う覆い部120とを有している。さらに、図7(b)に示すように、バンプストッパキャップ200は、側部110の内周にて内側に向けて突出し、バンプストッパキャップ200をシリンダ71に圧入する際にシリンダ71の外周に接触して圧入部分を形成する圧入部230を備えている。
そして、バンプストッパキャップ200は、側部110の開口部側からシリンダ71が圧入され、シリンダ71におけるバンプラバー41側の端部の外周を覆う。
また、本実施形態のバンプストッパキャップ200は、合成樹脂によって成形される。バンプストッパキャップ200の材料には、例えばポリアセタール樹脂などを用いることができる。
As shown in FIG. 7A, a
The
Further, the
図7(a)に示すように、圧入部230は、側部110の内周にて中心線方向に沿って延びて設けられる。本実施形態では、圧入部230は、覆い部120の内側の端面から、側部110の覆い部120が設けられていない側の端部まで形成している。このように、圧入部230は、側部110の内周面にて内側(中心線側)に向けて筋状に突出する。
そして、図7(b)に示すように、圧入部230は、中心線方向と交差する方向に切断した場合の断面が曲線形状を有している。そして、圧入部230は、圧入部230が形成される側部110の内周面から中心に向けて湾曲しながら延びることによって、半径方向(図7(b)に示す破線DL)に対して傾斜するように設けられる。
As shown in FIG. 7A, the press-
And as shown in FIG.7 (b), the cross section when the
このように、実施形態2のバンプストッパキャップ200では、圧入部230の断面を湾曲させ半径方向に対して傾斜するように形成することで、シリンダ71を側部110の内側に圧入する際に圧入部230が撓んで変形し易くしている。
特に、圧入部230は、基端部が側部110の内周に保持され、シリンダ71に対峙する先端部が自由端になっている。そのため、圧入部230は、基端部にてシリンダ71の接触を受けて曲げモーメントが生じ、全体として撓む。このように、圧入部230は、シリンダ71によって押し込まれた際により変形し易くなっている。
As described above, in the
In particular, the press-fitting
さらに、図7(b)に示すように、圧入部230は、圧入部230に対して中心線方向に延びる溝である溝230Sが形成されている。本実施形態の圧入部230には、溝230Sを複数(本実施形態では2本)設けている。図7(b)に示すように溝230Sは、圧入部230の内側の端部から側部110の内周面まで形成される。それぞれの溝230Sは、中心線方向と交差する方向の断面において湾曲している。
そして、圧入部230では、このような溝230Sが形成されることで、中心線方向に沿って延びるとともに、内側に向けて湾曲しながら突出する筋状の部分である突条部131が複数形成される。例えば、1つの圧入部230では、2本の溝230Sを設けているため、3つの突条部231が形成される。
Further, as shown in FIG. 7B, the press-
In the press-fitting
各々の突条部231は、中心線方向と交差する方向に切断した場合における断面が一方向に長く延びた矩形状に形成されている。そして、図7(b)に示すように、断面方向に見た場合に、各々の突条部231は、長手方向の一端側の端部が側部110の内周に接続し、中心線側に向けて湾曲しながら延びることで他端側の端部が半径方向に傾斜しながら中心線側に向けて突出する。
このように、圧入部230は、複数の突条部231によって構成されることによって、シリンダ71が圧入される際により変形し易くなっている。
Each
As described above, the press-fitting
また、実施形態2のバンプストッパキャップ200では、図7(b)に示すように、複数の圧入部230を有している。そして、複数の圧入部230は、中心線方向を回転軸とする回転対称に配置する。実施形態2のバンプストッパキャップ200は、4つの圧入部230を有している。この場合、圧入部230同士の回転方向における間隔は90度に設定する。実施形態2のバンプストッパキャップ200では、圧入部230を複数形成するとともに、複数の圧入部230を回転対称に配置することで、シリンダ71に対して偏らずに接触するようにし安定した嵌合を実現している。
Further, the
そして、以上のように構成される圧入部230(突条部231)の内側の端部を通る仮想の円の内径(以下、圧入部の内径と呼ぶ)を、外シリンダ711の外径よりも小さく設定することで所謂しめしろを形成している。これにより、側部110の内径と、外シリンダ711の外径とは、しまりばめで嵌め合うように構成される。
Then, the inner diameter of the imaginary circle (hereinafter referred to as the inner diameter of the press-fitting part) passing through the inner end of the press-fitting part 230 (projection part 231) configured as described above is larger than the outer diameter of the
以上のように構成される実施形態2のバンプストッパキャップ200において、シリンダ71をバンプストッパキャップ200に挿入する際に、外シリンダ711は、圧入部230を外側に向けて広げるように作用する。そして、圧入部230は、側部110の半径方向に対して傾斜することによって、シリンダ71から力を受けた際に変形し易くなっている。特に、実施形態2のバンプストッパキャップ200では、圧入部230が曲線形状を有しており、より変形し易くなっている。これによって、圧入部230は、シリンダ71から力を受けた際に、側部110側に倒れ込むように変位する。
In the
そして、実施形態2のバンプストッパキャップ200では、外シリンダ711の経時変化に伴う外径の増加した場合においても、圧入部230が変形することによって側部110が割れるなどの損傷が抑制される。さらに、バンプストッパキャップ200では、圧入部230が変形し易く構成されているため、圧入部230の内径の設計値をしばりばめが大きくなる側に設定することができる。そのため、バンプストッパキャップ200における圧入部230の寸法公差を拡大させることが可能となる。
In the
1…懸架装置、20…ピストンロッド、30…スプリング、41…バンプラバー、42…バンプラバーカップ、70…減衰装置、71…シリンダ、100,200…バンプストッパキャップ
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記シリンダ内に収納されたピストンと、
前記ピストンを支持するとともに一部が前記シリンダから突出するピストンロッドと、
前記シリンダから突出した前記ピストンロッドの外周に配置されたバンプラバーと、
前記シリンダと前記バンプラバーとの間において当該シリンダの外周をカバーする合成樹脂製のカバー部材と、を備え、
前記カバー部材は、
円筒状の側部と、当該側部の中心線方向の一方の端部に設けられ当該一方の端部における開口部を覆う覆い部と、半径方向に対して傾きながら内側に向けて突出し、前記シリンダが当該側部の内側に圧入された際の接触部分を形成する圧入部と、を有することを特徴とする懸架装置。 A cylinder filled with liquid;
A piston housed in the cylinder;
A piston rod that supports the piston and partially protrudes from the cylinder;
A bump rubber disposed on the outer periphery of the piston rod protruding from the cylinder;
A cover member made of synthetic resin that covers the outer periphery of the cylinder between the cylinder and the bump rubber,
The cover member is
A cylindrical side portion, a cover portion provided at one end portion in the center line direction of the side portion and covering an opening at the one end portion, and projecting inward while tilting with respect to the radial direction, And a press-fitting part that forms a contact portion when the cylinder is press-fitted inside the side part.
円筒状の側部と、当該側部の中心線方向の一方の端部に設けられ当該一方の端部における開口部を覆う覆い部と、半径方向に対して傾きながら内側に向けて突出し、前記シリンダの外周が当該側部の内側に圧入された際の接触部分を形成する圧入部と、を有することを特徴とするカバー部材。 A synthetic resin cover member that covers the outer periphery of the cylinder between the cylinder in which the liquid is placed and the bump rubber disposed on the outer periphery of the cylinder and the piston rod,
A cylindrical side portion, a cover portion provided at one end portion in the center line direction of the side portion and covering an opening at the one end portion, and projecting inward while tilting with respect to the radial direction, And a press-fitting portion that forms a contact portion when the outer periphery of the cylinder is press-fitted inside the side portion.
前記シリンダ内に収納されたピストンと、
前記ピストンを支持するとともに一部が前記シリンダから突出するピストンロッドと、
前記シリンダから突出した前記ピストンロッドの外周に配置されたバンプラバーと、
前記シリンダと前記バンプラバーとの間において当該シリンダの外周をカバーする合成樹脂製のカバー部材と、を備え、
前記カバー部材は、
円筒状の側部と、当該側部の中心線方向の一方の端部に設けられ当該一方の端部における開口部を覆う覆い部と、前記シリンダが側部の内側に圧入された際に当該シリンダから受ける圧力の方向に対して傾いて形成される圧入部と、を有することを特徴とする懸架装置。 A cylinder filled with liquid;
A piston housed in the cylinder;
A piston rod that supports the piston and partially protrudes from the cylinder;
A bump rubber disposed on the outer periphery of the piston rod protruding from the cylinder;
A cover member made of synthetic resin that covers the outer periphery of the cylinder between the cylinder and the bump rubber,
The cover member is
A cylindrical side, a cover provided at one end in the direction of the center line of the side and covering the opening at the one end, and when the cylinder is press-fitted inside the side And a press-fitting portion formed to be inclined with respect to the direction of pressure received from the cylinder.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5620596B1 (en) * | 2014-02-19 | 2014-11-05 | 千博産業株式会社 | Structure damping device |
US9540807B2 (en) | 2014-02-19 | 2017-01-10 | Chihiro Sangyo Co., Ltd. | Structure vibration control device |
WO2017010254A1 (en) * | 2015-07-16 | 2017-01-19 | Kyb株式会社 | Bump stopper and shock damper |
JP2018162797A (en) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | Cylinder device |
CN117739052A (en) * | 2024-02-20 | 2024-03-22 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | Liquid damper built in space telescope support truss |
-
2012
- 2012-01-31 JP JP2012018511A patent/JP2013155841A/en active Pending
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