JP2014027514A - イコライザ設定支援システム及びイコライザ設定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】イコライザのゲイン特性の設定を支援する「イコライザ設定支援システム及びイコライザ設定装置」を提供する。
【解決手段】ゲイン特性編集ウインドウ(b)上で、ユーザのゲイン特性の編集を受け付け(c、d)、検索指示が発生したならば編集したゲイン特性を検索キーとする検索要求をEQ設定データ提供サーバ31に発行することにより、EQ設定データ提供サーバ31に予め登録されているオーソライズされたゲイン特性のうちから、検索キーに近似したゲイン特性を取得し、その一覧を検索結果一覧ウインドウ(e)に表示する。そして、設定指示が発生したならば、ユーザから一覧上で選択されたゲイン特性を、イコライザに設定する。
【選択図】図4
【解決手段】ゲイン特性編集ウインドウ(b)上で、ユーザのゲイン特性の編集を受け付け(c、d)、検索指示が発生したならば編集したゲイン特性を検索キーとする検索要求をEQ設定データ提供サーバ31に発行することにより、EQ設定データ提供サーバ31に予め登録されているオーソライズされたゲイン特性のうちから、検索キーに近似したゲイン特性を取得し、その一覧を検索結果一覧ウインドウ(e)に表示する。そして、設定指示が発生したならば、ユーザから一覧上で選択されたゲイン特性を、イコライザに設定する。
【選択図】図4
Description
本発明は、AV装置のイコライザの音響特性を設定する技術に関するものである。
AV装置のイコライザの音響特性を設定する技術としては、ユーザの編集操作に応じて、周波数帯毎のゲインを表すゲイン特性を編集し、編集したゲイン特性をイコライザのゲイン特性として設定する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
ここで、この技術では、ゲイン特性の編集は、周波数帯毎のゲインを表すグラフを表示しながら、ユーザから受け付けた周波数帯毎のゲイン変更操作に従って各周波数帯域のゲインを変更することにより行われている。
ここで、この技術では、ゲイン特性の編集は、周波数帯毎のゲインを表すグラフを表示しながら、ユーザから受け付けた周波数帯毎のゲイン変更操作に従って各周波数帯域のゲインを変更することにより行われている。
専門的なスキルを備えていない一般ユーザにとって、嗜好にあった良質な音質を得られるように厳密にイコライザのゲイン特性を設定することは困難である。そして、このために、所望の音質を得ることをあきらめて妥協してしまったり、イコライザのゲイン特性の設定に長時間の試行錯誤を要するなどの問題が生じていた。
そこで、本発明は、容易に嗜好にあった良質な音質を得られるゲイン特性を設定できるように、ユーザのイコライザのゲイン特性の設定を支援することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、オーディオシステムのイコライザの設定を支援するイコライザ設定支援システムとして、ゲインの周波数特性であるゲイン特性を表すゲイン特性データを複数登録したゲイン特性サーバと、前記ゲイン特性サーバにアクセス可能なイコライザ設定装置とよりなるシステムを提供する。ただし、前記イコライザ設定装置は、ユーザの編集操作に応じて、前記ゲイン特性を編集するゲイン特性編集手段と、前記ゲイン特性編集手段が編集したゲイン特性に近似したゲイン特性を表すゲイン特性データを前記ゲイン特性サーバから取得し、取得したゲイン特性データが表すゲイン特性を前記イコライザのゲイン特性として設定するゲイン特性設定手段とを備えたものである。
このようなイコライザ設定支援システムによれば、前記ゲイン特性サーバに、専門的なスキルを備えた者によって作成された、したがって、良質な音質が得られることが期待できるゲイン特性を表すゲイン特性データを複数登録しておくことにより、オーディオシステムのイコライザに、ユーザが編集したゲイン特性、すなわち、ユーザが嗜好にあった音質が得られるようにおおよそ編集したゲイン特性に近似しつつ、良質な音質が得られるゲイン特性を設定することができる。
ここで、このようにしてイコライザに設定されるゲイン特性は、ユーザの嗜好にあった良質な音質が得られるゲイン特性であると考えられるので、本発明によれば、容易に嗜好にあった良質な音質を得られるゲイン特性を設定できるように、ユーザのイコライザのゲイン特性の設定を支援することができることとなる。
ここで、このようなイコライザ設定支援システムは、前記イコライザ設定装置の前記ゲイン特性設定手段において、前記ゲイン特性編集手段が編集したゲイン特性に近似したゲイン特性を表すゲイン特性データを複数前記ゲイン特性サーバから取得して、取得したゲイン特性データの一覧を表示し、表示した一覧上で選択されたゲイン特性データが表すゲイン特性を前記イコライザのゲイン特性として設定するように構成してもよい。
また、このようなイコライザ設定支援システムは、前記イコライザ設定装置の前記ゲイン特性編集手段において、前記ゲイン特性データを前記ゲイン特性サーバから取得し、取得したゲイン特性データが表すゲイン特性を表すグラフ上に、各周波数帯域のゲインの設定を受け付けるための操作子を、当該操作子の前記グラフ上の位置が、当該操作子が設定を受け付ける周波数帯域と、当該操作子によって受け付けたゲインの設定値とに対応するように配置した編集画面を表示し、当該編集画面の前記操作子に対するユーザ操作を受け付けることにより、前記ゲイン特性の編集操作を受け付けるように構成してもよい。
以上のように、本発明によれば、容易に嗜好にあった良質な音質を得られるゲイン特性を設定できるように、ユーザのイコライザのゲイン特性の設定を支援することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るイコライザ設定支援システムの構成を示す。
図示するように、イコライザ設定支援システムは、オーディオ装置1と、オーディオ装置1と接続可能なスマートフォン2と、スマートフォン2がWAN4を介してアクセス可能なEQ設定支援センタシステム3とより構成される。ここで、WAN4は、移動体通信網と、移動体通信網が接続したインターネットなどのネットワークとを含んで構成される。
図1に、本実施形態に係るイコライザ設定支援システムの構成を示す。
図示するように、イコライザ設定支援システムは、オーディオ装置1と、オーディオ装置1と接続可能なスマートフォン2と、スマートフォン2がWAN4を介してアクセス可能なEQ設定支援センタシステム3とより構成される。ここで、WAN4は、移動体通信網と、移動体通信網が接続したインターネットなどのネットワークとを含んで構成される。
そして、オーディオ装置1は、たとえば、自動車に搭載される装置であり、図示するように、入力装置101、入力した音声を増幅等の処理を行った上でスピーカ102へ出力する音声出力装置103、表示装置104、デバイスインタフェース105、制御部106、メディアプレイヤ107、ラジオ放送の受信を行うラジオ受信機108、CDやDVDなどの記録ディスクの再生を行うディスクドライブ109、記憶装置110とを備えている。
ここで、メディアプレイヤ107は、ラジオ受信機108がラジオ放送から受信した音声の音声出力装置103を介したスピーカ102への出力や、ディスクドライブ109に装着された記録ディスクや記憶装置110に記録されているオーディオコンテンツの再生と音声出力装置103を介したスピーカ102への出力を行う。また、メディアプレイヤ107は、イコライザを内蔵しており、設定されたイコライザ設定データに従ったゲイン特性で、ラジオ放送から受信した音声や、記録ディスクや記憶装置110に記録されているオーディオコンテンツの音声の周波数特性を変更した上で、音声出力装置103を介してスピーカ102に出力する。
次に、スマートフォン2は、ユーザによって携帯されるモバイル装置であり、図示するように、記憶部201、操作部202、ディスプレイ203、マイクやスピーカ102などを備えた音声入出力部204、ホストインタフェース205、移動体通信網にアクセスするための移動通信装置206、オペレーティングシステム207を備えている。また、スマートフォン2は、オペレーティングシステム207によって管理されオペレーティングシステム207上で稼働するアプリケーションとして、移動電話アプリケーション208や、オーディオ設定アプリケーション209などのアプリケーションを備えている。
ここで、移動電話アプリケーション208は、移動通信装置206や音声入出力部204や操作部202を用いた移動電話機能を提供するアプリケーションであり、オーディオ設定アプリケーション209は、オーディオ装置1のメディアプレイヤ107のイコライザに上述したイコライザ設定データを設定するイコライザ設定処理を行う。
なお、スマートフォン2のホストインタフェース205は、車載装置のデバイスインタフェース105は、Bluetooth(登録商標)や、WIFIなどの無線通信インタフェースによって無線接続して相互通信を行う。
次に、EQ設定支援センタシステム3は、WAN4に接続したEQ設定データ提供サーバ31と、EQ設定データのデータベースである、EQ設定データDB32を備えている。
EQ設定データDB32には、図2に示すように、複数のオーソライズEQ設定データが蓄積されている。そして、各オーソライズEQ設定データは、タイトル、ゲイン特性データ、お奨め度が登録されている。
ここで、各オーソライズEQ設定データのゲイン特性データは、イコライザのゲイン特性の設定についてのスキルを有するエキスパートとしてEQ設定支援センタシステム3の運営者によって承認された者によって作成されたイコライザのゲイン特性を表すものである。また、各オーソライズEQ設定データのタイトルには、当該オーソライズEQ設定データのゲイン特性データの作成者やゲイン特性データが適した音楽の種類(たとえば、女性ボーカル向きなど)やゲイン特性データが適した音響環境(たとえば、ミニバン車内向き)やゲイン特性データが適したオーディオ装置の構成(たとえば、サブウーハー有り装置向け)などを表すテキストが登録されている。また、各オーソライズEQ設定データのお奨め度には、EQ設定支援センタシステム3の運営者が設定した、当該オーソライズEQ設定データのゲイン特性データのお奨めの度合いが登録されている。
次に、EQ設定支援センタシステム3は、WAN4に接続したEQ設定データ提供サーバ31と、EQ設定データのデータベースである、EQ設定データDB32を備えている。
EQ設定データDB32には、図2に示すように、複数のオーソライズEQ設定データが蓄積されている。そして、各オーソライズEQ設定データは、タイトル、ゲイン特性データ、お奨め度が登録されている。
ここで、各オーソライズEQ設定データのゲイン特性データは、イコライザのゲイン特性の設定についてのスキルを有するエキスパートとしてEQ設定支援センタシステム3の運営者によって承認された者によって作成されたイコライザのゲイン特性を表すものである。また、各オーソライズEQ設定データのタイトルには、当該オーソライズEQ設定データのゲイン特性データの作成者やゲイン特性データが適した音楽の種類(たとえば、女性ボーカル向きなど)やゲイン特性データが適した音響環境(たとえば、ミニバン車内向き)やゲイン特性データが適したオーディオ装置の構成(たとえば、サブウーハー有り装置向け)などを表すテキストが登録されている。また、各オーソライズEQ設定データのお奨め度には、EQ設定支援センタシステム3の運営者が設定した、当該オーソライズEQ設定データのゲイン特性データのお奨めの度合いが登録されている。
以下、このような構成において、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209が行う、上述したイコライザ設定処理について説明する。なお、イコライザ設定処理は、ユーザによってオーディオ設定アプリケーション209が起動されると実行される処理である。
図3に、このイコライザ設定処理の手順を示す。
図示するように、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209は、イコライザ設定処理において、まず、EQ設定データ提供サーバ31に、お奨めオーソライズEQ設定データを要求することにより、お奨めオーソライズEQ設定データを取得する(ステップ302)。
図示するように、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209は、イコライザ設定処理において、まず、EQ設定データ提供サーバ31に、お奨めオーソライズEQ設定データを要求することにより、お奨めオーソライズEQ設定データを取得する(ステップ302)。
ここで、EQ設定データ提供サーバ31は、オーディオ設定アプリケーション209から、お奨めオーソライズEQ設定データの要求を受け取ると、EQ設定データDB32から、登録されているお奨め度が高いオーソライズEQ設定データを所定数抽出して、お奨めオーソライズEQ設定データとして、オーディオ設定アプリケーション209に送信する。
次に、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209は、図4aに示すようなオーソライズEQ設定データ一覧ウインドウを表示する(ステップ304)。
ここで、図4aに示すように、オーソライズEQ設定データ一覧ウインドウには、取得した各お奨めオーソライズEQ設定データのタイトルの一覧401と、タイトルの一覧401上で選択されたタイトルである選択タイトルに対応するお奨めオーソライズEQ設定データのゲイン特性データが表すゲイン特性を示すゲイン特性グラフ402と、「編集ボタン」403と「設定ボタン」404とを表示する。なお、オーソライズEQ設定データ一覧ウインドウの表示開始時には、タイトルの一覧401中の先頭のタイトルを選択タイトルに自動設定する。また、ゲイン特性グラフ402は、周波数を横軸、ゲインを縦軸として、周波数帯域毎にゲインの大きさを表す棒グラフである。
ここで、図4aに示すように、オーソライズEQ設定データ一覧ウインドウには、取得した各お奨めオーソライズEQ設定データのタイトルの一覧401と、タイトルの一覧401上で選択されたタイトルである選択タイトルに対応するお奨めオーソライズEQ設定データのゲイン特性データが表すゲイン特性を示すゲイン特性グラフ402と、「編集ボタン」403と「設定ボタン」404とを表示する。なお、オーソライズEQ設定データ一覧ウインドウの表示開始時には、タイトルの一覧401中の先頭のタイトルを選択タイトルに自動設定する。また、ゲイン特性グラフ402は、周波数を横軸、ゲインを縦軸として、周波数帯域毎にゲインの大きさを表す棒グラフである。
さて、図3に戻り、オーソライズEQ設定データ一覧ウインドウを表示したならば(ステップ304)、ユーザのタイトルの一覧401上でのタイトルの選択操作の発生と(ステップ306)、ユーザの「設定ボタン」404の操作による設定指示の発生と(ステップ308)、ユーザの「編集ボタン」403の操作による編集指示の発生と(ステップ310)とを監視する。
そして、タイトルの選択操作が発生した場合には(ステップ306)、選択タイトルを今回ユーザから選択されたタイトルに更新し、オーソライズEQ設定データ一覧ウインドウのゲイン特性グラフ402の表示を今回ユーザから選択されたタイトルに対応するお奨めオーソライズEQ設定データのゲイン特性データが表すゲイン特性を示すものに更新し(ステップ312)、ステップ306-310の監視に戻る。
一方、設定指示が発生した場合には(ステップ308)、設定指示が発生した時点における選択タイトルに対応するお奨めオーソライズEQ設定データのゲイン特性データ、すなわち、最後にゲイン特性グラフ402が表示されていたゲイン特性データを、イコライザ設定データとして、オーディオ装置1のメディアプレイヤ107のイコライザに設定し(ステップ314)、イコライザ設定処理を終了する。
一方、編集指示が発生した場合には(ステップ310)、編集指示が発生した時点における選択タイトルに対応するお奨めオーソライズEQ設定データのゲイン特性データを基準ゲイン特性データに設定する(ステップ316)。
そして、ステップ318に進み、表示中のウインドウを閉じ、図4bに示すゲイン特性編集ウインドウを表示する。
ここで、図4bに示すように、ゲイン特性編集ウインドウには、周波数を横軸、ゲインの大きさを縦軸として、周波数帯域毎にゲインの大きさの設定を受け付けるための、周波数帯域毎に設けたコントロールバー412を配置した、コントロール画面410を表示する。ここで、各コントロールバー412は先端(上方向端)の高さが、当該コントロールバー412が表すゲインの大きさとなる。
そして、ステップ318に進み、表示中のウインドウを閉じ、図4bに示すゲイン特性編集ウインドウを表示する。
ここで、図4bに示すように、ゲイン特性編集ウインドウには、周波数を横軸、ゲインの大きさを縦軸として、周波数帯域毎にゲインの大きさの設定を受け付けるための、周波数帯域毎に設けたコントロールバー412を配置した、コントロール画面410を表示する。ここで、各コントロールバー412は先端(上方向端)の高さが、当該コントロールバー412が表すゲインの大きさとなる。
また、コントロール画面410には、各コントロールバー412の背景として、コントロールバー412と共通の縦軸(ゲイン)と横軸(周波数)とを用いて表した、基準ゲイン特性データのゲイン特性を表すゲイン特性グラフ411も表示する。すなわち、各周波数帯域について、当該周波数帯域のゲインの大きさの設定を受け付けるためのコントロールバー412が、ゲイン特性グラフ411中の当該周波数帯域のゲインを表す棒に重畳して表示されるように、コントロール画面410は構成する。このようにコントロール画面410を構成することにより、ユーザは、選択したお奨めオーソライズEQ設定データのゲイン特性データが表すゲイン特性と直接照合しつつゲイン特性を編集することができるようになる。
また、ゲイン特性編集ウインドウには、「戻る」ボタン413と「検索ボタン」414と「設定ボタン」415とを表示する。
図3に戻り、ゲイン特性編集ウインドウを表示したならば(ステップ318)、ユーザのコントロールバー操作の発生と(ステップ320)、ユーザの「設定ボタン」415の操作による設定指示の発生と(ステップ322)、ユーザの「検索ボタン」414の操作による検索指示の発生と(ステップ324)とを監視する。
図3に戻り、ゲイン特性編集ウインドウを表示したならば(ステップ318)、ユーザのコントロールバー操作の発生と(ステップ320)、ユーザの「設定ボタン」415の操作による設定指示の発生と(ステップ322)、ユーザの「検索ボタン」414の操作による検索指示の発生と(ステップ324)とを監視する。
そして、ユーザのコントロールバー操作が発生した場合には(ステップ320)、ユーザのコントロールバー操作に応じて、ゲイン特性編集ウインドウのコントロール画面410の各コントロールバー412の先端を上下に移動して、各コントロールバー412が表すゲインの大きさを変更し(ステップ326)、ステップ320-324の監視に戻る。
ここで、ユーザのコントロールバー操作は、図4cに示すように、ユーザの指420によるコントロール画面上のなぞり操作によって受け付け、ステップ326では、図4dに示すように、各コントロールバー412の先端が、当該コントロールバー412を通る縦線と、ユーザのなぞり操作の軌跡(図4cの421)との交点に位置となるように、当該先端を上下に移動する。
さて、図3に戻り、設定指示が発生した場合には(ステップ322)、設定指示が発生した時点における各周波数帯域のコントロールバー412の先端高さが表すゲインの大きさを、当該周波数帯域のゲインとするゲイン特性を表すゲイン特性データを、イコライザ設定データとして、オーディオ装置1のメディアプレイヤ107のイコライザに設定し(ステップ328)、イコライザ設定処理を終了する。
一方、検索指示が発生した場合には(ステップ324)、検索指示が発生した時点における各周波数帯域のコントロールバー412の先端高さが表すゲインの大きさを、当該周波数帯域のゲインとするゲイン特性を表すゲイン特性データを検索キーとする検索要求をEQ設定データ提供サーバ31に発行することにより、近似EQ設定データを取得する(ステップ330)。
ここで、EQ設定データ提供サーバ31は、オーディオ設定アプリケーション209から、検索要求を受け取ると、EQ設定データDB32から、検索キーとして指定されたゲイン特性データが表すゲイン特性に対する近似の度合いが大きいゲイン特性を表すゲイン特性データが登録されているオーソライズEQ設定データを所定数抽出して、近似EQ設定データとして、オーディオ設定アプリケーション209に送信する。ここで、二つのゲイン特性間の近似の度合いは、たとえば、各周波数帯域毎に求めた両ゲイン特性のゲインの差分の自乗の総和が、小さいほど、二つのゲイン特性の近似の度合いが大きくなるように算出する。
次に、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209は、表示中のウインドウを閉じ、図4eに示すような検索結果一覧ウインドウを表示する(ステップ332)。
ここで、図4eに示すように、検索結果一覧ウインドウには、取得した各近似EQ設定データのタイトルの一覧451と、タイトルの一覧451上で選択されたタイトルである選択タイトルに対応する近似EQ設定データのゲイン特性データが表すゲイン特性を示すゲイン特性グラフ452と、「戻る」ボタン453と「編集ボタン」454と「設定ボタン」455とを表示する。なお、検索結果一覧ウインドウの表示開始時には、タイトルの一覧451中の先頭のタイトルを選択タイトルに自動設定する。
ここで、図4eに示すように、検索結果一覧ウインドウには、取得した各近似EQ設定データのタイトルの一覧451と、タイトルの一覧451上で選択されたタイトルである選択タイトルに対応する近似EQ設定データのゲイン特性データが表すゲイン特性を示すゲイン特性グラフ452と、「戻る」ボタン453と「編集ボタン」454と「設定ボタン」455とを表示する。なお、検索結果一覧ウインドウの表示開始時には、タイトルの一覧451中の先頭のタイトルを選択タイトルに自動設定する。
さて、図3に戻り、検索結果一覧ウインドウを表示したならば(ステップ332)、ユーザのタイトルの一覧451上でのタイトルの選択操作の発生と(ステップ334)、ユーザの「設定ボタン」455の操作による設定指示の発生と(ステップ336)、ユーザの「編集ボタン」454の操作による編集指示の発生と(ステップ338)を監視する。
そして、タイトルの選択操作が発生した場合には(ステップ334)、選択タイトルを今回ユーザから選択されたタイトルに更新し、検索結果一覧ウインドウのゲイン特性グラフ452の表示を今回ユーザから選択されたタイトルに対応する近似EQ設定データのゲイン特性データが表すゲイン特性を示すものに更新し(ステップ340)、ステップ334-338の監視に戻る。
一方、設定指示が発生した場合には(ステップ336)、設定指示が発生した時点における選択タイトルに対応する近似設定データのゲイン特性データ、すなわち、最後にゲイン特性グラフ452が表示されていたゲイン特性データを、イコライザ設定データとして、オーディオ装置1のメディアプレイヤ107のイコライザに設定し(ステップ342)、イコライザ設定処理を終了する。
ここで、近似設定データのゲイン特性データが示すゲイン特性は、ユーザが編集したゲイン特性、すなわち、ユーザの嗜好にあった音質が得られるようにおおよそ編集したゲイン特性に近似しつつ、良質な音質が得られるゲイン特性となる。よって、以上のようにしてイコライザに設定されるゲイン特性は、ユーザの嗜好にあった良質な音質に対応するゲイン特性である蓋然性が大きい。よって、このようにすることにより、ユーザのイコライザのゲイン特性の設定を、容易に嗜好にあった良質な音質を得られるように支援することができることとなる。
一方、編集指示が発生した場合には(ステップ338)、編集指示が発生した時点における選択タイトルに対応する近似EQ設定データのゲイン特性データを上述した基準ゲイン特性データに設定し(ステップ344)、ステップ318からの処理に戻る。
以上、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209が行うイコライザ設定処理について説明した。
なお、以上のイコライザ設定処理では、ゲイン特性編集ウインドウの「戻る」ボタン413や、検索結果一覧ウインドウの「戻る」ボタン453のユーザ操作に応じて、イコライザ設定処理の状態やウインドウの表示を、表示中のウインドウの前に表示していたウインドウを表示していたときの状態に復帰する処理も行う。
以上、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209が行うイコライザ設定処理について説明した。
なお、以上のイコライザ設定処理では、ゲイン特性編集ウインドウの「戻る」ボタン413や、検索結果一覧ウインドウの「戻る」ボタン453のユーザ操作に応じて、イコライザ設定処理の状態やウインドウの表示を、表示中のウインドウの前に表示していたウインドウを表示していたときの状態に復帰する処理も行う。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上の実施形態は、スマートフォン2に代えて、PDAや、携帯電話などの任意の携帯装置を車載装置に接続して用いる場合に同様に適用可能である。
また、以上の実施形態は、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209や移動通信装置206を設けたが、これは、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209をオーディオ装置1に備え、オーディオ装置1のオーディオ設定アプリケーション209がスマートフォン2の移動通信装置206を用いて以上の処理を行うようにしてもよいし、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209や移動通信装置206をオーディオ装置1に設けて、オーディオ装置単体で、以上の処理を行えるようにしてもよい。
なお、以上の実施形態は、スマートフォン2に代えて、PDAや、携帯電話などの任意の携帯装置を車載装置に接続して用いる場合に同様に適用可能である。
また、以上の実施形態は、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209や移動通信装置206を設けたが、これは、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209をオーディオ装置1に備え、オーディオ装置1のオーディオ設定アプリケーション209がスマートフォン2の移動通信装置206を用いて以上の処理を行うようにしてもよいし、スマートフォン2のオーディオ設定アプリケーション209や移動通信装置206をオーディオ装置1に設けて、オーディオ装置単体で、以上の処理を行えるようにしてもよい。
1…オーディオ装置、2…スマートフォン、3…EQ設定支援センタシステム、4…WAN、31…EQ設定データ提供サーバ、32…EQ設定データDB、101…入力装置、102…スピーカ、103…音声出力装置、104…表示装置、105…デバイスインタフェース、106…制御部、107…メディアプレイヤ、108…ラジオ受信機、109…ディスクドライブ、110…記憶装置、201…記憶部、202…操作部、203…ディスプレイ、204…音声入出力部、205…ホストインタフェース、206…移動通信装置、207…オペレーティングシステム、208…移動電話アプリケーション、209…オーディオ設定アプリケーション。
Claims (5)
- オーディオシステムのイコライザの設定を支援するイコライザ設定支援システムであって、
ゲインの周波数特性であるゲイン特性を表すゲイン特性データを複数登録したゲイン特性サーバと、
前記ゲイン特性サーバにアクセス可能なイコライザ設定装置とを有し、
前記イコライザ設定装置は、
ユーザの編集操作に応じて、前記ゲイン特性を編集するゲイン特性編集手段と、
前記ゲイン特性編集手段が編集したゲイン特性に近似したゲイン特性を表すゲイン特性データを前記ゲイン特性サーバから取得し、取得したゲイン特性データが表すゲイン特性を前記イコライザのゲイン特性として設定するゲイン特性設定手段とを有することを特徴とするイコライザ設定支援システム。 - 請求項1記載のイコライザ設定支援システムであって、
前記イコライザ設定装置の前記ゲイン特性設定手段は、前記ゲイン特性編集手段が編集したゲイン特性に近似したゲイン特性を表すゲイン特性データを複数前記ゲイン特性サーバから取得して、取得したゲイン特性データの一覧を表示し、表示した一覧上で選択されたゲイン特性データが表すゲイン特性を前記イコライザのゲイン特性として設定することを特徴とするイコライザ設定支援システム。 - 請求項1または2記載のイコライザ設定支援システムであって、
前記イコライザ設定装置の前記ゲイン特性編集手段は、前記ゲイン特性データを前記ゲイン特性サーバから取得し、取得したゲイン特性データが表すゲイン特性を表すグラフ上に、各周波数帯域のゲインの設定を受け付けるための操作子を、当該操作子の前記グラフ上の位置が、当該操作子が設定を受け付ける周波数帯域と、当該操作子によって受け付けたゲインの設定値とに対応するように配置した編集画面を表示し、当該編集画面の前記操作子に対するユーザ操作を受け付けることにより、前記ゲイン特性の編集操作を受け付けることを特徴とするイコライザ設定支援システム。 - オーディオシステムのイコライザの設定を行うイコライザ設定装置であって、
ユーザの編集操作に応じて、ゲインの周波数特性であるゲイン特性を編集するゲイン特性編集手段と、
前記ゲイン特性編集手段が編集したゲイン特性に近似したゲイン特性を表すゲイン特性データを、前記ゲイン特性を表すゲイン特性データが複数登録されたゲイン特性サーバから取得し、取得したゲイン特性データが表すゲイン特性を前記イコライザのゲイン特性として設定するゲイン特性設定手段とを有することを特徴とするイコライザ設定装置。 - コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
ユーザの編集操作に応じて、ゲインの周波数特性であるゲイン特性を編集するゲイン特性編集ステップと、
前記編集したゲイン特性に近似したゲイン特性を表すゲイン特性データを、前記ゲイン特性を表すゲイン特性データが複数登録されたゲイン特性サーバから取得し、取得したゲイン特性データが表すゲイン特性を、オーディオシステムのイコライザのゲイン特性として設定するゲイン特性設定ステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012166895A Pending JP2014027514A (ja) | 2012-07-27 | 2012-07-27 | イコライザ設定支援システム及びイコライザ設定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014027514A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018078955A (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
WO2021091357A1 (ko) * | 2019-11-07 | 2021-05-14 | 한국전기연구원 | 청각보조기기의 청각 보상 방법 |
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2012
- 2012-07-27 JP JP2012166895A patent/JP2014027514A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018078955A (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
WO2021091357A1 (ko) * | 2019-11-07 | 2021-05-14 | 한국전기연구원 | 청각보조기기의 청각 보상 방법 |
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