JP2014027150A - 油入変圧器 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンク容器外部より目視にて内部の水分の有無を確認でき、巻線がレアショートを起こさない油入変圧器を提供する。
【解決手段】油入変圧器は、監視装置、温度計、一次ブッシング、二次ブッシングのそれぞれの下側で、かつ巻線の上側に板状の誘導体を設置したり、漏斗状受けを設置したりして巻線に水滴が滴下しないような構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、油入変圧器に係り、特に油入変圧器の保全に関する。
従来の油入変圧器の構成について、図13乃至図15を用いて説明する。
図13は従来の油入り変圧器の正面断面図を示し、図14はその側面図、図15は上面図を示す。図13乃至図15において、100は油入変圧器、1は油入変圧器のカバー、2はタンク容器、3はタンク容器2の外部から水分などが侵入するのを防止するガスケット、4は巻線、5は珪素やアモルファスなど板材を巻いて形成された鉄心、6はタンク容器内を監視している監視装置、7は温度計、8は一次ブッシング、9は二次ブッシング、10は絶縁油、11はタンク内の空気層で、19はタンク容器内で発生した水滴を示す。この図13乃至図15において、監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9がカバー1の上面に設置されており、カバー1を介し内部に連絡している。また、カバー1とタンク2の間には外部と内部を遮断し、雨水および水分を含む空気が侵入するのを防ぐためにガスケット3が設置されている。
変圧器運転時に、巻線4および鉄心5から損失が発生する。発生した損失は熱エネルギーになり、巻線4および鉄心5の温度が上昇する。巻線4および鉄心5から発生した熱エネルギーは冷媒である絶縁油10を介し、外部へ放出される。
油入変圧器の温度は、運転時負荷変動により発生する損失の増減に左右され、また、油入変圧器が設置されている周りの環境、特に外気温に影響を受ける。この時、油入変圧器の温度が上下に変動することにより油入変圧器内部に存在している絶縁油10および空気層11が膨張もしくは収縮される。一般的に言われている油入変圧器の寿命である25年を超過して使用した油入変圧器は膨張と収縮を繰返したこと、および経年劣化によりガスケット3が外部と内部を遮断する役割を果たせなくなる可能性がある。外部と内部を遮断する役割を果たせなくなった場合、内部に雨水および水分を含む空気が侵入する。侵入した雨水は、タンク底辺に溜まり、早急に油入変圧器の絶縁性能に対して悪影響を与えることはないが、しかし、水分を含む空気が侵入した場合、熱せられることにより、油入変圧器上部へ上昇する。上昇した結果、外部と連絡している監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9付近にて温度が下がり、水分が結露し、水滴19となる。水滴19となった水分は監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9のほぼ直下に位置する巻線4に滴下し、巻線でレアショートを起こす可能性がある。
さらに、大地震等の通常では発生し得ない揺れが巻線4のほぼ直上に設置されている監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9を破損させる可能性がある。破損した監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9によりタンク容器内部の気密性が破れ、内部と外部の空気の流路が形成された場合、内部に雨水や水分を含む空気が侵入する。監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9から侵入した雨水および水分を含む空気が結露し水滴19となり、監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9の直下に位置する巻線4に滴下するとレアショートを起こす恐れがある。また、監視装置6にてタンク容器内の水分の有無を目視にて確認する構成は従来はなかった。また、図において、分かり易くするために水滴を多く記載しているが実際は図のように存在はしない。以降の図においても同じである。
上記の対策として特許文献1(特開2004−311479号公報)では、油入変圧器カバー内面に吸湿材を用いて、絶縁油内部に水が滴下しない構造としている。
特開2004−311479号公報
特許文献1の方法では、タンク容器外部より目視等にて内部の水分の有無を確認することはできず、また、吸湿剤の許容量を超える水分が侵入した場合はレアショートを生じる可能性がある。
本発明の目的は、上記の問題点を解消するため、巻線に水滴が滴下しない構成とし、タンク容器外部より目視にて内部の水分の有無を確認でき、巻線がレアショートを起こさない油入変圧器を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、巻線と鉄心をタンク容器内に配置して絶縁油を満たした油入変圧器であって、該油入変圧器の上部に蓋をするカバーを設け、該カバーに監視装置、温度計、一次ブッシング及び二次ブッシングを設置し、該監視装置及び該温度計の設置位置と前記巻線との間で、且つ、該巻線のほぼ真上の位置に誘導体を設置した構成としたことを特徴とする。
また、該一次ブッシング及び該二次ブッシングの設置位置と前記巻線との間で、且つ、該巻線のほぼ真上の位置に誘導体を設置した構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、油入変圧器のタンク容器内の気密性が破れ、タンク容器の内部と外部に空気の流路が形成された場合、巻線のレアショートの防止を図ることができ、また、油入変圧器中の水分の有無を目視にて容易に確認できる油入変圧器を提供できる。
本発明の実施例1の油入変圧器の正面断面図を示す。 図1の油入変圧器の上面図を示す。 本発明の実施例2の油入変圧器の正面断面図を示す。 図3の油入変圧器の上面図を示す。 本発明の実施例3の油入変圧器の側面断面図を示す。 本発明の実施例4の油入変圧器の正面断面図を示す。 図6の油入変圧器の上面図を示す。 図6に示した油入変圧器に搭載した漏斗状受けの斜視図を示す。 本発明の実施例5の油入変圧器の正面断面図を示す。 図9の油入変圧器の上面図を示す。 図9の油入変圧器に搭載した漏斗状受けの斜視図を示す。 本発明の監視装置の構造を示す図である。 従来の油入変圧器の正面断面図を示す。 図13の油入変圧器の側面断面図を示す。 図13の油入変圧器の上面図を示す。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1は本発明の油入変圧器の正面断面図を示し、図2はその上面図を示す。
図1及び図2において、100は油入変圧器、1はカバー、2はタンク容器、3はガスケット、4は巻線、5は鉄心、6は監視装置、7は温度計、8は一次ブッシング、9は二次ブッシング、10は絶縁油、11はタンク容器内の空気層、19は水滴を示す。
図1及び図2は、油入変圧器の上部のカバーとタンク容器2との間のガスケット3に損傷が生じた場合や、カバー1に設置された監視装置及び温度計の取付け場所でボルト及びナットで締め付けている箇所が緩んで僅かな間隙が形成され、気密性が破れ、タンク容器内と外部の空気の流路が形成され、タンク容器内に雨水または水分を含んだ空気が侵入しタンク容器2内で結露して水滴19になり、その水滴19が巻線4上にて滴下し、レアショートが起きないように防止するものである。図1及び図2において、実施例1は、油入変圧器の上部のカバー1に設置している監視装置6及び温度計7の配置を巻線4のほぼ真上からずらす方法である。監視装置6及び温度計7は、カバー1にボルトとナットで締め付けて密閉にして固定しているが、経年変化や地震などの大きな振動により固定している箇所に僅かな間隙が生じ、タンク容器内部と外部とに空気が流れる流路が形成される。空気の流路が形成されると、タンク容器外部の雨水や湿気を有した空気が侵入し、タンク内で水滴となって滴下する。本発明は、監視装置6及び温度計7の配置を巻線4の真上からずらしているため、滴化する水滴は絶縁油10の中を落ちていくが巻線4の上には落ちないで巻線の横を沈んでいき、タンク容器2の下側の底部に溜まる。
(実施例2)
次に、実施例2は実施例1の構成において監視装置6及び温度計7の配置を巻線4のほぼ真上からずらすことができない場合に適用する方法について、図3及び図4を用いて説明する。図3及び図4は、実施例2の構成を示す図で、図3は油入変圧器の正面断面図を示し、図4はその上面図を示す。また、図3及び図4において、図1及び図2と異なる点はタンク容器のカバー1に設置した監視装置6及び温度計7の配置がタンク容器2内の巻線4のほぼ真上に配置され、監視装置6及び温度計7と巻線4の間に水滴19を誘導する誘導体12aを絶縁油の中に設置した点である。この誘導体12aは、板状とし、監視装置6及び温度計7のほぼ真下に設置し、絶縁油内を落ちて沈んでいく水滴19が巻線4を避けて壁面に沿ってタンク容器の下側にいくように中央部は上げて壁面側を下げ、傾斜を付けて設置する。また、誘導体12aはカバー1の内側に設けた支持13aで固定する。
監視装置6と温度計7は図4に示すように、離れた位置でほぼコーナに設置さており、誘導体12aは同じ構成である。そして誘導体12aは、金属板または耐油性のあるプラスチック板などの材質のものを用いる。
このような構成にすることにより、巻線4のほぼ真上に監視装置6や温度計7が配置されていても監視装置6や温度計7の固定場所からタンク容器内で水滴が滴下しても誘導体のため巻線4の上には落ちないので巻線4をレアショートから防止することができる。
(実施例3)
次に、タンク容器のカバーに設置され、巻線のほぼ真上からずらすことができない一次ブッシング及び二次ブッシングの固定金具の箇所において、タンク容器内に水滴が生じ滴下する場合、巻線を避ける構成について図5を用いて説明する。図5は実施例3の油入変圧器の側面断面図を示す。図5において、1はカバー、8は一次ブッシング、9は二次ブッシングで、カバー1の中央部で3相のためそれぞれ3個ずつ並んで配置されている。配置については図2及び図4の上面図に示している通りである。
また、一次ブッシング8及び二次ブッシング9は、巻線4とそれぞれ配線接続され、図5に示すようにブッシングの端子より線材をU字形状として余裕を持たせて巻線と接続する。このような一次ブッシング、二次ブッシングの構成において、一次ブッシング、二次ブッシングの固定金具の箇所で僅かな間隙が生じ、タンク容器内部と外部間で空気の流路が形成されると雨水や水分を含んだ空気がタンク容器内に侵入し、それぞれの端子の下側や線材のU字形状の部分に水滴ができ、絶縁油内を滴下する。また、一次ブッシング、二次ブッシングは、巻線4のほぼ真上に設置しているので、一次ブッシングまたは二次ブッシングで発生した水滴が巻線4に滴下するが、図5に示すように絶縁油内で誘導材12b,12cをそれぞれブッシングのほぼ真下に配置しているため巻線4の上には滴下しない。
また、一次ブッシング、二次ブッシングのタンク内容器内で発生した水滴が壁面側を巻線4に触れずに底部に落ちるように、誘導体12b、12cにおいて中央側を高くし壁面側を低くして傾斜させて設置している。また、それぞれの誘導体12b、12cは、カバー1の中央に設置された支持体13b、13cによって支持される。そして、一次ブッシングまたは二次ブッシングで発生した水滴は、誘導体12b、12cによって巻線4の上には落ちずにタンク容器の壁面側に沿って落ちてタンク容器の底部に溜まる。従って、一次ブッシング又は二次ブッシングの箇所で気密性が破れ、タンク容器の内部と外部で空気の流路が形成された場合でもレアショートを起こさない。
(実施例4)
次に、カバー1に配置された監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9の設置箇所のほぼ真下に漏斗状受けを設置した場合の実施例4について、図6、図7及び図8を用いて説明する。
図6は、監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9の真下のタンク容器内の絶縁油の中に漏斗状受けを設置した油入変圧器の正面断面図を示し、図7は図6の油入変圧器の上面図を示し、図8は漏斗状受けの斜視図を示す。
図6及び図7において、20は二次ブッシングのほぼ真下に設置した漏斗状受け、30は監視装置6のほぼ真下に設置した漏斗状受け、40は一次ブッシング8のほぼ真下に設置した漏斗状受け、50は温度計7のほぼ真下に設置した漏斗状受けである。二次ブッシング9のほぼ真下に設置した漏斗状受け20は、3個のブッシングの下側の線材のU字形状の下側に配置し、3個の漏斗状受けの出口を連結して1個にまとめた形状とし、その出口管を変圧器の底部まで届くように伸ばす。
また、一次ブッシング8のほぼ真下に設置した漏斗状受け40は、二次ブッシングの場合と同様に3個線材のU字形状の下側に配置し、3個の漏斗状受けの出口を連結して1個にまとめた形状とし、その出口管を変圧器の底部まで届くように伸ばす。
また、監視装置6のほぼ真下に設置した漏斗状受け30は、その出口管を長く伸ばし、巻線4及び鉄心5を避けて変圧器の底部まで持っていく。
また、温度計7の場合、そのほぼ真下に設置した漏斗状受け40はその出口管を長く伸ばし、巻線4及び鉄心5を避けて変圧器の底部まで持っていく。
さらに、漏斗状受けは、カバー1に支持部材を設置し、支持するようにする。
上記の構成において、カバー1に設置された監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9をボルトと及びナットで締め付けて設置固定した箇所において、経年変化や地震などにより僅かな間隙が生じ、タンク容器内部と外部とを空気の流路ができ雨水や水分を含んだ空気がタンク容器内に侵入し、容器内で水滴が形成され、絶縁油内を滴下する。
しかし、それぞれの箇所に漏斗状受けを設置しているので水滴は漏斗状受けで受け集めるため、巻線上には落ちずレアショートを起こさない。
図8は、図6に示した漏斗状受け20及び30の斜視図である。図8(a)は3個の二次ブッシング9の下側に設置した漏斗状受け20の出口の箇所を連結して接続し、1個にまとまった出口管を変圧器の底部まで受けた水滴を溜めるため伸ばす構成にしている。同様に、3個の一次ブッシング8の下側に設置した漏斗状受け40も同じ形状である。
図8(b)は、監視装置6の下側に設置した漏斗状受け30で、その出口の管は変圧器の底部まで受けた水滴を溜めるように伸ばしている。同様に、温度計7の下側に設置した漏斗状受け50も同じ形状である。
また、漏斗状受けの材質は、金属板または耐油性のあるプラスチック板などの材質のものを用いる。
(実施例5)
次に、カバー1に配置された監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9の設置箇所のほぼ真下に漏斗状受けを設置した場合の実施例5の構成について、図9乃至図11を用いて説明する。
図9は、監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9の設置箇所のほぼ真下に漏斗状受けを設けた油入り変圧器の正面断面図を示し、図10は図9の油入変圧器の上面図で、図11は漏斗状受けの斜視図を示す。
図9、図10において、60は二次ブッシング9と監視装置6のほぼ真下に設置した漏斗状受けで、70は一次ブッシングと温度計7のほぼ真下に設置した漏斗状受けである。
漏斗状受け60は、3個のブッシングに対応した3個の漏斗状受けと監視装置6のほぼ真下に設置しその出口を連結して接続した形状として、さらに箱形に形成する。そして、箱形の中には吸湿剤80を挿入し、漏斗状受け及び箱形60は巻線4の上側に設置する。吸湿剤80は、活性アルミナやシリカゲルなどがある。活性アルミナは、アルミニウムの酸化物であるアルミナの水和物を熱処理して製造される多孔質固体で、水分吸着性能に優れている。そして水の吸着性能はシリカゲルより大である。シリカゲルは、メタケイ酸ナトリウム(NaSio)の水溶液を放置することにより生じる酸成分の加水分解で得られるケイ酸ゲルを脱水、乾燥したもので、多孔質構造を有し、表面積が広いため乾燥剤等に使用される。
また、活性アルミナ、シリカゲルは絶縁油中で水分を吸着する性質を有するため、監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9の設置箇所のタンク容器内で発生する水滴を漏斗状受け60で受け、吸湿剤で吸着する。
このような構成により水滴19は巻線4の上には落ちないでレアショートを防止できる。
図10は、図9の油入変圧器の上面図を示す。図10において、漏斗状受け60は二次ブッシング9と監視装置6の下側に設置され、漏斗状受け70は一次ブッシング8と温度計7の下側に設置している。また、図10においては、漏斗状受けを2ヶ所も受けているが、全ての漏斗状受けを1個にまとめて設置することも可能である。
次に、図11に漏斗状受けの斜視図を示す。図11(a)は図9に示した漏斗状受け60の斜視図であり、漏斗の下の箱形には吸湿剤を挿入している。また、図11(b)は漏斗状受け61がかなりの量の水滴が滴下し、吸湿剤80で吸水し切れなくなった場合、タンク容器の底部に送るように箱形より長い管を用いた構成を示している。また、タンク容器内の底部に溜まった水分は、絶縁油注入口から取り除いたりして除去する。
(実施例6)
次に、実施例6の監視装置6の構造について、図12を用いて説明する。
図12に示した監視装置6は、カバー1に設置固定されている監視装置6、温度計7、一次ブッシング8、二次ブッシング9などのいずれかに僅かな間隙が生じ、気密性が破れ、タンク容器内部と外部に空気の流路が形成され、雨水や水分を含んだ空気が侵入した場合、外部より目視により容易に水分の有無を確認することができるものである。
すなわち、図12(a)は監視装置の正面図を示し、図12(b)はその側面図を示し、15は棒状温度計、16は油面指示標識、17はガラス、18は試片を表わす。図12において、棒状温度計15はタンク容器2内の絶縁油10の温度を計測するもので、温度計7と同じ作用をする。油面表示標識16は、絶縁油10に設けたフロートと接続され、絶縁油10の油面の高さを確認するものである。また、試片18は水分の指示薬として塩化コバルトを添加したシリカゲルを挿入することにより、変圧器のタンク容器内の空気が湿気を帯びた場合、この試片のシリカゲルの色相が変化し、外部より目視にて油入変圧器内の水分を確認することができる。そして、棒状温度計15、油面表示標識16.試片18を筒状の中に納め、目視で確認できるようにガラス17で覆う構成としている。
1‥カバー 2‥タンク容器 3‥ガスケット
4‥巻線 5‥鉄心 6‥監視装置
7‥温度計 8‥一次ブッシング 9‥二次ブッシング
10‥絶縁油 11‥空気層
12a,12b,12c‥誘導体 13a,13b‥指示体
14a,14b‥接続線 15‥棒状温度計
16‥油面指示標識 17‥ガラス
18‥試片 19‥水滴
20,30,40,50,60,61,70‥漏斗状受け
80‥吸湿剤 100‥油入変圧器

Claims (10)

  1. 巻線と鉄心をタンク容器内に配置して絶縁油を満たした油入変圧器であって、
    該油入変圧器の上部に蓋をするカバーを設け、該カバーに監視装置、温度計、一次ブッシング及び二次ブッシングを設置し、
    該監視装置及び該温度計の設置位置を、前記タンク容器内に配置された前記巻線のほぼ真上の位置からずらすことを特徴とする油入変圧器。
  2. 巻線と鉄心をタンク容器内に配置して絶縁油を満たした油入変圧器であって、
    該油入変圧器の上部に蓋をするカバーを設け、該カバーに監視装置、温度計、一次ブッシング及び二次ブッシングを設置し、
    該監視装置及び該温度計の設置位置と前記巻線との間で、且つ、該巻線のほぼ真上の位置に誘導体を設置した構成としたことを特徴とする油入変圧器。
  3. 巻線と鉄心をタンク容器内に配置して絶縁油を満たした油入変圧器であって、
    該油入変圧器の上部に蓋をするカバーを設け、該カバーに監視装置、温度計、一次ブッシング及び二次ブッシングを設置し、
    該一次ブッシング及び該二次ブッシングの設置位置と前記巻線との間で、且つ、該巻線のほぼ真上の位置に誘導体を設置した構成としたことを特徴とする油入変圧器。
  4. 請求項2又は3記載の油入変圧器において、
    前記誘導体は、金属又は耐油性のプラスチックの板材とし、前記タンク容器内で中央側を高く、壁面側を低くなるように傾斜することを特徴とする油入変圧器。
  5. 請求項4記載の油入変圧器において、
    前記カバーに設置した監視装置、温度計、一次ブッシング又は二次ブッシングの設置箇所より前記タンク容器内に雨水または水分を含んだ空気が侵入し、水滴となって前記タンク容器内に滴下する場合、前記誘導体にて前記巻線を避け前記タンク容器内の底部に溜まる構成にしたことを特徴とする油入変圧器。
  6. 巻線と鉄心をタンク容器内に配置して絶縁油を満たした油入変圧器であって、
    該油入変圧器の上部に蓋をするカバーを設け、該カバーに監視装置、温度計、一次ブッシング及び二次ブッシングを設置し、
    該監視装置、該温度計、該一次ブッシング及び該二次ブッシングと前記巻線との間で、且つ、該巻線のほぼ真上に漏斗状受けを設置したことを特徴とする油入変圧器。
  7. 請求項6記載の油入変圧器において、
    前記漏斗状受けを連結して出口の管を前記タンク容器の底部まで伸ばす構成としたことを特徴とする油入変圧器。
  8. 請求項6記載の油入変圧器において、
    前記漏斗状受けを連結し箱状部材に接続し、
    該箱状部材に吸湿剤を挿入したことを特徴とする油入変圧器。
  9. 請求項8記載の油入変圧器において、
    前記吸湿剤は、活性アルミナまたはシリカゲルであることを特徴とする油入変圧器。
  10. 巻線と鉄心をタンク容器内に配置して絶縁油を満たした油入変圧器であって、
    該油入変圧器の上部に蓋をするカバーを設け、該カバーに監視装置を設置し、
    該監視装置は、その内部にシリカゲルを挿入し、該シリカゲルの色相の変化によりタンク容器外部よりタンク容器内の水分の有無を確認することを特徴とする油入変圧器。
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