JP2014026404A - 携帯情報端末盗難抑制システム及び携帯情報端末盗難抑制プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯情報端末を客室外に持ち出すことを抑制する携帯情報端末盗難抑制システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る携帯情報端末盗難抑制システムは、ネットワークに通信接続された管理サーバ装置と、ネットワークに無線接続され客室内に配設される携帯情報端末を備え、携帯情報端末は、外部接続端子の導通状態を少なくとも含むとともに、載置台への載置状態を判定可能な載置判定情報を取得可能とし、管理サーバー装置は、載置判定情報に基づいて判定された携帯情報端末の載置状態に基づいて、携帯情報端末が載置台に載置されていることを検知した場合、精算機に対して精算処理の実行を許可ことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホテルの客室内で顧客に対して利用提供される携帯情報端末の盗難を抑制する携帯情報端末抑制システム、並びに、携帯情報端末盗難抑制プログラムに関するものである。
現在、タブレット端末など携帯情報端末は、多機能化、低価格化が進み、飲食店における電子メニューや、電子書籍の購読など様々な分野で活用の範囲が拡大している。携帯情報端末は、個人で購入したものを使用する形態以外に、店舗側で用意されたものをレンタル的に使用する場合がある。現在、出願人らはホテルでの客室内で、顧客に対して携帯情報端末を提供するサービスを検討している。
このようなホテルでのサービスでは、従来、紙媒体で提供されていたホテル内の情報や、ルームサービスのメニューなどを、携帯情報端末の画面で提供することが可能となる。また、双方向の通信を利用して、ルームサービスの注文、あるいは、映画や音楽などのコンテンツを視聴することも可能となる。そして、客室内のテレビ、照明、空調設備等を遠隔操作可能なリモコン装置として機能させることも可能となる。また、インターネットに接続することで各種情報を取得することも可能となる。また、本サービスでは、このような顧客側へのメリットだけでなく、ホテルの管理者側にとっても、ネットワークを介して情報を一元管理することが可能となる。
一方、このような携帯情報端末には、専用の端末を使用する以外に、汎用性を有する端末を使用することが考えられる。しかしながら、汎用性を有する携帯情報端末を使用する場合、顧客に対して所有欲を抱かせ、盗難を誘発させる可能性も考えられる。特許文献1には、パソコン等の携帯情報端末の盗難を防止するため、携帯情報端末と固定構造物とケーブルで繋ぐ盗難防止用連結具が開示されている。
特許第3559501号公報
上述したホテル客室内のサービスにおいても、盗難防止のため、特許文献1に開示されるように携帯情報端末をケーブルで固定構造物と繋ぐことが考えられる。しかしながら、ケーブルで接続することで、客室内のどの位置でも利用できる利便性を損なうことになってしまう。
この他、盗難防止システムとしては、商品にタグを貼付しておき、商店の出入口付近に設けられたタグ検出装置にて、未購入の商品が通過することを検出することがよく知られている。このような盗難防止システムを、上述したホテル客室内のサービスに適用することも考えられる。この場合、客室内で提供される携帯情報端末にタグを貼付しておき、ホテルの出入口などにタグ検出装置を設置することが考えられるが、携帯情報端末を所持してホテルから出ようとした顧客に対して所持品の検査などをする必要が生じ、顧客に対して嫌悪感を抱かせ、再度の来店を抑制させてしまうことが考えられる。
本発明は、ホテルなどの客室において携帯情報端末をレンタル的に提供する場合、客室外への所持を事前に防ぎ、盗難を抑制可能とする携帯情報端末盗難抑制システム、及び携帯情報端末盗難抑制プログラムを提供することを目的としている。
そのため、本発明に係る携帯情報端末盗難抑制システムは、
ネットワークに通信接続された管理サーバ装置と、ネットワークに通信接続された精算機と、客室内に配設されネットワークに無線接続された携帯情報処理端末を備え、
携帯情報端末は、外部接続端子の導通状態を少なくとも含むとともに、載置台への載置状態を判定可能な載置判定情報を取得可能とし、
精算機は、精算処理を実行可能とし、
管理サーバー装置は、載置判定情報に基づいて判定された携帯情報端末の載置状態に基づいて、携帯情報端末が載置台に載置されていることを検知した場合、精算機に対して精算処理の実行を許可することを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯情報端末盗難抑制システムにおいて、
管理サーバー装置は、携帯情報端末が載置台に載置されていること、及び、精算処理が完了したことを条件として、客室の電気錠を開錠可能とすることを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯情報端末盗難抑制システムにおいて、
載置判定情報は、携帯情報端末の重力に対する姿勢、もしくは、携帯情報端末が向く方位の少なくとも一方を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯情報端末盗難抑制システムにおいて、
載置判定情報は、携帯情報端末の周囲の明るさを含むことを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯情報端末盗難抑制システムにおいて、
載置判定情報は、載置台から読み取った識別情報を含むことを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯情報端末盗難抑制システムにおいて、
管理サーバー装置は、精算機による精算処理の要求時、精算処理時、精算処理終了後の少なくとも何れかにおいて、携帯情報端末が載置台に載置されていないと判定した場合、精算機もしくは携帯情報端末の少なくとも一方に警告を報知させる警告処理を実行することを特徴とする。
また、本発明に係る携帯情報端末盗難抑制プログラムは、
客室内に配設されるとともに、ネットワークに無線接続された携帯情報端末を管理する管理サーバ装置にて実行される携帯情報端末盗難抑制プログラムであって、
携帯情報処理端末の外部接続端子の導通状態を少なくとも含むとともに、載置台への載置状態を判定可能な載置判定情報に基づいて判定された携帯情報端末の載置状態に基づいて、携帯情報端末が載置台に載置されているか否かを判定する判定処理と、
携帯情報端末が載置台に載置されていると判定した場合、ネットワークに接続されている精算機に対して精算処理の実行を許可する精算許可処理と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、客室内にて携帯情報端末をレンタル的に使用させるサービスを行う際、客室外に携帯情報端末を持ち出すことを抑制させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る盗難抑制システムが設置される客室内の様子を示す図 本発明の実施形態に係る端末盗難抑制システムの構成を示す図 本発明の実施形態に係る携帯情報端末及び載置台の外観を示す斜視図 本発明の実施形態に係る携帯情報端末及び載置台の構成を示す図 本発明の実施形態に係る管理サーバ装置の構成を示す図 本発明の実施形態に係る携帯情報端末の構成を示す図 本発明の実施形態に係る管理サーバ装置における盗難抑制処理を示すフロー図 本発明の実施形態に係る携帯情報端末の載置判定を説明するための図 本発明の実施形態に係る携帯情報端末の載置判定を説明するための図 本発明の実施形態に係る載置判定の各種形態について説明するための図
図1は、本発明の実施形態に係る携帯情報端末盗難抑制システム(以下「盗難抑制システム」と略す)が設置される客室内の様子を示す図である。本実施形態の盗難抑制システムは、客室内で客室料金の支払いが可能なように客室内に精算機3が設置されている。また、客室Aの出入口Bには、電気錠42が設けられている。この電気錠42は、遠隔操作により施錠状態、開錠可能状態に変更することが可能であり、後で説明する管理サーバ装置5によって制御される。なお、精算機3は、このように各客室A内に配置することに代え、ホテルのフロントなどに配置することとしてもよい。顧客は退出する際、ホテルのフロントの精算機3にて、ホテルの業務員を介して、あるいは、自己の操作(セルフ)によって精算処理を行うこととなる。
客室A内には、顧客への各種サービスを提供するためタブレット端末等の携帯情報端末1が配設されている。図では、携帯情報端末1は載置台2(クレードル)上に載置された状態となっている。この載置台2に載置することで載置台2から携帯情報端末1への充電が実行される。また、携帯情報端末1はネットワークに無線接続可能な構成を有している。このように、携帯情報端末1はバッテリ駆動と無線接続により、自由な位置でネットワークにネットワークに接続し、各種情報のやりとりを行うことが可能となっている。客室に入室した顧客は、載置台2から携帯情報端末1を取り外し、客室内の好きな位置で携帯情報端末1を使用したサービスが受けられることとなる。
図2は、本発明の実施形態に係る盗難抑制システムの構成を示す図である。図1で説明したように、各客室A内には携帯情報端末1、載置台2、精算機3、電気錠42が設置されている。また、電気錠42を管理する管理機41が設けられている。この管理機41は、LAN60(ネットワーク)に接続され、電気錠42、照明装置等43の外部機器43に対する遠隔操作を可能としている。
図2には、2つの客室A−1、A−2について示しているが、本盗抑制システムは、さらに複数の客室Aについても管理することが可能である。ネットワークを構成するLAN60には、各客室Aの精算機3、管理機41、アクセスポイント61が接続されている。この他、LAN60には、管理サーバ装置5、ルータ62が接続されている。
管理サーバ装置5は、通常、ホテルのフロント等、管理者が在所する場所に設置され、各客室の管理に使用される。特に本実施形態では、盗難抑制システムの中核となる構成要件であって、この管理サーバ装置5にて携帯情報端末盗難抑制プログラムが実行される。
アクセスポイント61は、無線LAN規格に従った無線通信を実行可能とする装置であり、本実施形態では、各客室A毎に配置され、当該客室Aに配設された携帯情報端末1をLAN60に無線接続可能としている。また、このアクセスポイント61の電波強度は、通信範囲を客室A内とする程度に留められている。このように本実施形態では、アクセスポイント61を各客室Aに配置し、その電波強度を客室A内に留めることで、LAN60に接続されている管理サーバ装置5等からは、各アクセスポイント61の無線接続状況を確認することが可能となる。各アクセスポイント61の無線接続状況を確認することで、携帯情報端末1が各客室Aにあるか否かを把握することが可能となっている。
ルータ62はインターネットに接続され、外部サーバ装置と各種情報の送受信を可能としている。LAN60に無線接続された携帯情報端末1では、ブラウザソフトを使用してインターネット情報の閲覧を行うなど、インターネットに対し各種情報の送受信を行うことが可能である。
図3は本発明の実施形態に係る携帯情報端末1及び載置台2の外観を示す斜視図である。本実施形態の携帯情報端末1は、外観上、筐体11、タッチパネル画面12、照度センサ16c、コネクタ13を有して構成されている。携帯情報端末1を使用する顧客は、タッチパネル画面12上に表示される各種情報を視認するとともに、タッチパネル画面12を介して入力を行うことが可能となっている。
このタッチパネル画面12の上方には、周囲の明るさを検出する照度センサ16cが設けられている。通常、照度センサ16cにて取得された外部の照度は、タッチパネル画面12の輝度を調整し、視認しやすい表示を行う輝度調整処理に使用される。
コネクタ13は、外部接続端子を有し、載置台2側のコネクタ22と電気的に接続可能とされている。そして、載置台2による携帯情報端末1の充電、あるいは、載置台2との情報通信を可能としている。
一方、載置台2は、載置部21、コネクタ22、電源ライン23を外観上有して構成されている。載置部21は、携帯情報端末1の筐体11の下部を所定の状態で保持する形状を有し、携帯情報端末1を保持した際には、コネクタ13とコネクタ22が電気的に接続される。また、コネクタ22には、電源ライン23から電源が供給され、携帯情報端末1が載置された際、バッテリーの充電を可能としている。本実施形態では、机上など平面上に載置可能な下面を有する載置台2となっているが、載置台2には、このような平面上に載置可能とする形態の他、壁面に載置可能とする形態等を採用することが可能である。
図4は本発明の実施形態に係る携帯情報端末1及び載置台2の構成を示す図である。携帯情報端末1は、制御部としてのCPU14a、ROM14b、RAM14c、画像処理部14d、音声処理部14eを有している。CPU14aは、ROM14bあるいはHDD15に記憶されたプログラムに基づいて、携帯情報端末1の処理全体を統括制御する。その際、一時的に生成されたデータなどはRAM14cに記憶される。
画像処理部14dは、CPU14aで生成されたデータを画像に変換し、表示部12aに表示出力する。音声処理部14eは、CPU14aで生成されたデータを音声に変換し、スピーカに音声出力する。
本実施形態では、表示部12aとタッチパネル12bとでタッチパネル表示部12が構成されている。このタッチパネル12bは、表示部12aに表示されるアイコンやスイッチなどの各種オブジェクトに対応して、ユーザーからの入力を受け付ける入力手段として機能する。携帯情報端末1には、このタッチパネル12b以外にも機械的なスイッチなどの入力手段を設けることとしてもよい。タッチパネル12bからの入力上方は、インターフェイス17bを介してCPU14aに伝達される。
HDD15は、ハードディスクであり、携帯情報端末1の記憶手段として機能する。HDD15には、携帯情報端末1を動作させるために必要な各種プログラムや情報、あるいは、音声や映像などの各種コンテンツなどを記憶する。記憶手段としては、ハードディスク以外に、半導体メモリで構成されたSSD(Solid State Drive)を使用することも可能である。
本実施形態の携帯情報端末1は、さらに無線通信部18を有している。この無線通信部18は、アンテナ18aを備え、無線LAN規格による無線通信を可能としている。携帯情報端末1は、図2に示されるアクセスポイント61と無線接続することで、LAN60にて構成されたネットワークに参加可能し、管理サーバ装置5、あるいは、ルータ62を介したインターネット接続を可能としている。
さらに、本実施形態の携帯情報端末1は、外部状況を判定するセンサとして、加速度センサ16a、方位センサ16b、照度センサ16cを備えている。これらのセンサは、インターフェイス17aを介して、CPU14aにセンサ情報を伝達可能としている。
加速度センサ16aは、携帯情報端末1の筐体11に加わる加速度を可能とするセンサであり、筐体11が静止しているときには重力方向を検知することが可能である。したがって、この加速度センサからの出力に基づいて、筐体11の重力に対する姿勢を判定することが可能である。
方位センサ16bは、地磁気を検出し、筐体11が向く方位を検出するセンサである。照度センサ16cは、図3で説明したように筐体11の表面に設けられ、携帯情報端末1の周囲の照度を検出するセンサである。
また、インターフェイス17aには、赤外線発光部16dが接続されている。この赤外線発光部16dから赤外線信号を送出することで、客室A内の照明、テレビ装置、空調機器など、各種外部機器を遠隔操作することが可能である。
本実施形態では、これらの各種センサ16a〜16cの出力するセンサ情報(載置判定情報)に基づいて、携帯情報端末1が載置台2に載置されているか否かを判定することが可能となっている。
また、携帯情報端末1は、バッテリ19を備え、外部電源に接続することなく使用することが可能である。このバッテリ19は、コネクタ13と電源線Lpで接続されており、外部から供給される電源にて充電することが可能である。また、CPU14aは、バッテリの容量、そして、充電状況などを監視することが可能となっている。
コネクタ13(本発明における「外部接続端子」に相当)は、載置台2側のコネクタ22と電気的に接続することで、バッテリ19に対する充電、そして、信号線Lsにより外部との各種情報の送受信を行うことが可能となっている。
一方、載置台2は、DC変換部24を有している。このDC変換部24は、電源ライン23から供給される交流電源を、設定された電圧の直流電源に変換し、電源線Lpを介してコネクタ22に供給する。
また、載置台2には、ID記憶部25を設ける構成を採用することも考えられる。このID記憶部25は、ROMなどの各種記憶手段で構成され、載置台2に予め割り振られた識別情報(ID)を記憶する。携帯情報端末1が載置台2に載置された際、携帯情報端末1は、コネクタ13、22を介してこのID記憶部25に記憶される識別情報を読み取り、載置台2に載置されているか否かを判定することが可能となる。
図5は本発明の実施形態に係る管理サーバ装置5の構成を示す図である。管理サーバ装置5は、ホテルのフロントなどに設置され、管理者が使用可能な装置である。この管理サーバ装置5は、通常のパーソナルコンピュータにて構成することが可能である。管理サーバ装置5は、制御部として、CPU51a、ROM51b、RAM51c、画像処理部51d、音声処理部51eを有する。画像処理部51dは、CPU51aで処理したデータを表示装置に表示出力する。また、音声処理部51eは、CPU51aで処理したデータをスピーカに音声出力する。
また、管理サーバ装置5は、記憶手段としてHDD52(ハードディスク)を有している。記憶手段としてはHDD52以外に、SSD(Solid State Drive)など各種形態を採用することが可能である。HDD52には管理サーバ装置5の各種処理を実行するために必要なプログラムやデータを記憶する。本実施形態に係る携帯情報端末盗難プログラムは、このHDD52に記憶されている。
通信部53は、管理サーバ装置5をLAN60に有線接続することで、管理サーバ装置5をネットワークに参加可能としている。管理サーバ装置5は、通信部53を介して、各客室Aに設置された携帯情報端末1、管理機41、精算機3と通信可能としている。また、ルータ62を介してインターネットと各種通信を行うことも可能となっている。
インターフェイス54には、キーボードやマウスなどの入力手段が接続可能となっている。管理者はこの入力手段を介して、管理サーバ装置5を操作可能としている。
図6は、本発明の実施形態に係る精算機3の構成を示す図である。精算機3は、各客室A内に設置され、顧客による客室料金の支払いを可能としている。客室料金の支払い形態は、各ホテルによって異なるが、前払い方式と後払い方式に分けられる。前払い方式は、基本客室料をホテルのフロント、あるいは精算機3などで入室時など事前に支払い、客室退去時に、精算機3にて滞在中に使用したサービスや、飲食物などの差額の精算を行う方式である。後払い方式は、客室退去時に、基本客室料とサービス、飲食物などをまとめて精算する方式である。何れの方式においても、顧客は、客室退去時に精算機3による精算(チェックアウト)を行うこととなる。なお、前述したように精算機3は、ホテルのフロント等に配置して各客室Aの顧客が共用する形態としてもよい。
この精算機3は、制御部としてのCPU31a、ROM31b、RAM31c、画像処理部31d、音声処理部31eを備えて構成される。画像処理部31dは、CPU31aで処理されたデータを表示部37aに表示出力する。音声処理部31eは、CPU31aで処理されたデータをスピーカに音声出力する。
本実施形態の精算機3は、携帯情報端末1と同様、入力手段としてタッチパネル37bを備えている。このタッチパネル37bは、表示部37aの表面に配置されタッチパネル表示部37を構成している。タッチパネル37bに対する操作は、インターフェイス34bを介してCPU31aに伝達される。
SSD32(Solid State Drive)は、精算機3の記憶手段として機能する。SSD32には、精算機3を制御するためのプログラム、データが記憶されている。記憶手段としてはSSD32以外にHDD(ハードディスクなど各種メディアを使用することが可能である。
精算機3は、精算時にレシートや領収書を発行するための印刷部36を備えて構成されている。印刷部36は、感熱方式あるいはインクジェット方式など各種形態を使用することが可能であり、精算処理時にレシート、領収書などを印字出力する。
カード読取部33a、現金受領部33b、現金返却部33cは、顧客との支払い取引を行うための構成であり、インターフェイス34aを介してバスに接続されている。
カード読取部33aは、クレジットカードやデビットカードなど、顧客の保持する各種カードからカード情報を読み取るための手段である。読み取られるカードの記憶形式には、ICメモリに情報を記憶させたICカード、情報を磁気的に記憶する磁気カード、バーコードや二次元コードに情報を記憶させたコードカード等がある。カード読取部33aは、使用されるカードに応じた読取手段を備えて構成することが可能である。読み取られたカード情報は、通信部35を介してインターネット上に設けられたカード会社の認証サーバ装置等に送信され、支払い処理等に用いられる。
現金受領部33bは、精算処理のため、顧客から紙幣や貨幣などの現金を受け取るための手段である。そして、精算処理で算出された釣り銭などは現金返却部33cを介して顧客に返還される。
また、本実施形態では、インターフェイス34aを介して、人感センサ33dが設けられている。この人感センサ33dは、赤外線、超音波などを使用して人間の所在を検知するセンサである。本実施形態では、精算機3の前に位置する人を検知することで、精算処理を開始させる、もしくは、精算処理開始のためのアナウンスを表示部37aあるいはスピーカの少なくとも何れか一方にて報知させることを可能としている。
通信部35は、精算機3をLAN60に有線接続することで、精算機3をネットワークに参加可能としている。精算機3は、通信部53を介して、管理サーバ装置5などと通信を行うことが可能である。また、ルータ62を介してインターネット上の認証サーバ装置などと各種通信を行うことも可能となっている。
以上、図2〜図6を用いて、本発明の実施形態に係る盗難抑制システムの全体構成、並びに、盗難抑制システムを構成する携帯情報端末1、管理サーバ装置5、精算機3の構成について説明したが、これら構成による盗難抑制処理について説明を行う。
図7は、本発明の実施形態に係る盗難抑制処理を示すフロー図である。この盗難抑制処理は、管理サーバ装置5のHDD52に記憶される盗難抑制処理プログラムにて実行される。
本処理が開始されると、管理サーバ装置5は、各客室Aに設置された精算機3において精算処理が要求されたか否かを待つ(S101)。なお、盗難抑制処理は、各客室A毎に実行される処理である。精算処理の要求があったことを判定した場合(S101:Yes)、管理サーバ装置5は、当該要求のあった客室Aにおいて携帯情報端末1が載置台2に載置されているか否かを判定する(S102)。この載置判定については、後で詳細に説明を行う。
携帯情報端末1が載置台2に載置されていると判定した場合(S102:Yes)は、精算処理が要求された精算機3に対して精算処理の実行を許可する(S103:精算許可処理)。精算処理の実行が許可された精算機3では、精算処理が開始される。一方、携帯情報端末1が載置台2に載置されていない場合(S102:No)には、第1警告処理を実行させる(S104)。
この第1警告処理は、精算処理を行い、退出しようとする顧客に対して、携帯情報端末1を載置台2上に戻すよう促す処理であり、精算機3の表示部37a、あるいは、スピーカの少なくとも一方に対し警告を報知すること等で行われる。また、この第1警告処理は、携帯情報端末1に対して行うこととしてもよい。その際、携帯情報端末1が客室A内の何処に置いてあるか分からない場合があるため、携帯情報端末1の音声処理部14eにて音声による報知を行うことが効果的である。顧客は、携帯情報端末1のスピーカから発せられた音声を元に、客室A内の携帯情報端末1を発見することが容易となる。
精算処理が実行されている精算機3で精算処理がキャンセルされた場合(S105:Yes)には、管理サーバ装置5は、S101の精算処理要求の待機に戻る。また、精算機3の精算処理中に、携帯情報端末1が載置台2から取り外された場合(S106:Yes)には、精算処理を中断し、第2警告処理を実行させる。この第2警告処理は、第1警告処理と同様、精算機3あるいは携帯情報端末1において、視覚的あるいは聴覚的に顧客に対して携帯情報端末1を載置台2に戻すよう報知する処理である。携帯情報端末1が載置台2に戻された場合(S109:Yes)、第2警告処理(S108)を中断して、精算機3に精算処理を再開させる。
精算機3にて精算処理が完了したことを判定すると(S107:Yes)、管理サーバ装置5は、携帯情報端末1の載置監視モードの変更を行う(S110)。この載置監視モードは、携帯情報端末1における載置判定のモードであり、精算処理完了前と比較して厳しいモードに変更される。例えば、精算処理の完了前は、携帯情報端末1は、t1(例えば1分)のポーリング間隔で管理サーバ装置5に載置判定に関する情報を送信していたとする。変更後の載置監視モードでは、t2(t1>t2:例えば10秒)のポーリング間隔に変更することで、管理サーバ装置5は、携帯情報端末1の載置状況をより短い間隔で確認することが可能となる。あるいは、変更後の載置監視モードにおいては、携帯情報端末1の載置状況に変化を検出したときに、管理サーバ装置5に載置判定に関する情報を送信することとしてもよい。このような形態では、必要なときにのみ通信することで、通信トラフィックを抑えるとともに、携帯情報端末1のバッテリ消耗を抑えることが可能となる。
このように顧客が客室Aを退出する可能性が大きい精算処理の完了後は、携帯情報端末1における載置監視モードを厳しくすることで、携帯情報端末1の載置状況を細かく監視することが可能となっている。したがって、載置状況が変化した場合には、迅速に警告を報知する、あるいは、電気錠42の施錠を行うことが可能となる。
精算処理の完了が判定された場合(S107:Yes)には、電気錠42は施錠状態から開錠可能に変更される。電気錠42が開錠可能に変更されたことで、顧客は客室Aの出入口Bから退出することが可能となる。また、精算処理の完了後、携帯情報端末1が載置台2から取り外された場合(S112:Yes)には、電気錠42を施錠する(S113)。この場合、客室Aの出入口B(ドア)を開放状態にしたまま、携帯情報端末1が載置台2から取り外される場合が考えら得れる。この場合、電気錠42を施錠しても、出入口Bから携帯情報端末1を持ち出すことが可能になってしまう。そのため、本実施形態では電気錠42の施錠(S113)と共に、第3警告処理を実行させることとしている(S114)。
この第3警告処理では、携帯情報端末1もしくは精算機3の少なくとも一方に対し、大きい音量の音声による警告を行うことが好ましい。特に、客室A外に持ち出されようとする携帯情報端末1自体で大きな音量を発することで、持ち出し自体が困難となる。また、この第3警告処理は、管理サーバ装置5側の表示装置あるいはスピーカに対して警報を発するようにしてもよい。その場合、どの客室Aで発生しているかを報知することが好ましい。管理者は、どの客室Aで携帯情報端末1が持ち出されようとしているかを確認し、退出する顧客に注意を向けることが可能となる。
携帯情報端末1が載置台2に載置されたことを判定した場合(S115:Yes)には、電気錠42を開錠可能状態に戻し、第3警告処理S114を中断させる。
以上、本実施形態の盗難抑制処理によれば、携帯情報端末1が載置台2に載置されていることを条件として、精算機3に精算処理を実行することを許可する(S103)こととしている。したがって、顧客が精算処理を実行するときには、携帯情報端末1は載置台2に載置されていることとなり、携帯情報端末1の盗難を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、精算機3が各客室A内に設置されている形態を例として説明したが、精算機3は、ホテルのフロント等に各客室Aで共用する形態で設置することも可能である。顧客は、退室する際、精算機3が設置されているフロント等に立ち寄り、精算処理を行う。精算処理は、顧客自身が精算機3を操作してもよいし、ホテルの従業員が行うこととしてもよい。もし、携帯情報端末1が載置台2設置されていない場合は、顧客自身、あるいは、従業員が、顧客が利用した客室A内の携帯情報端末1の状態を確認することとなる。
また、精算処理時に携帯情報端末1を載置台2に戻すことを、精算機3にて告知する(第1警告処理)ことも可能となる。その際、携帯情報端末1にて告知する(第1警告処理)ことで、携帯情報端末1が客室A内の何処にあるかを確認することも容易となる。
さらに本実施形態の盗難処理では、精算処理が完了したこと、及び、携帯情報端末1が載置台2に載置されていることを条件として、電気錠2を開錠可能にしている。したがって、顧客が客室Aを退室する時には、携帯情報端末1は載置台2に載置されていることとなり、携帯情報端末1の盗難を抑制することが可能となる。
図7の盗難抑制処理において、S102、S106、S109、S112、S115では、携帯情報端末1が載置台2に載置されているか否かを判定する必要があるが、この判定手法について詳細に説明する。
この判定手法は、基本、携帯情報端末1側のコネクタ13と、載置台2側のコネクタ22に対して導通状態にあるか否かに基づいて判定される。携帯情報端末1が載置台2上に載置された際、コネクタ13とコネクタ22は互いに接触して導通状態となる。この導通状態を載置判定情報として、制御部としてのCPU14aで監視することで、携帯情報端末1が載置台2上に載置されているか否かを判定することが可能となる。この導通状態は、コネクタ13とコネクタ22が導通状態となることで、充電状態となるバッテリ19を監視する等により取得することが可能である。
本実施形態では、外部接続端子としてのコネクタ13の導通状態を基本として載置状態を判別することとしているが、さらに他の条件を加えることで載置状態の判別精度を高めることも可能となる。以下に、他の条件の各種形態について説明する。これら条件の内、少なくとも1つを使用することで載置状態の判別精度の向上が図られる。
第1の条件としては、載置台2上に載置されたときの携帯情報端末1の姿勢を使用する方法である。図8には、姿勢を利用した載置判定方法を説明するための図が示されている。図8(A)は、載置台2に載置された携帯情報端末1を側面から見たときの断面図であり、図8(B)は、図8(A)を正面から見たときの図である。
携帯情報端末1は、載置台2の載置部21に載置されることとなるが、この載置部21は、載置台2の載置面に対して所定の角度を有して、携帯情報端末1を保持することになる。特に、図8(A)に示されるように側面からみたときには、重力gの方向に対して、角度θ1を有して傾くように保持される。これは携帯情報端末1を正面から見たときに、表示部12aを見易いように傾斜させるためである。
本実施形態では、携帯情報端末1が搭載する加速度センサ16aにて、筐体11が重力gの方向に対して形成する角度θを検知し、θが所定時間継続してθ1に一致しているときを、載置台2に載置されていると判定することとしている。なお、θ1には、所定の誤差範囲を持たせることが好ましい。なお、重力gに対する携帯情報端末1の角度θ1は、載置台2が載置される載置面に影響されることとになるが、載置台2は水平な載置面に載置されることを想定している。あるいは、載置台2が傾斜した載置面に載置される際には、載置面の傾斜角度を含めて判定することとなる。その際、載置台2は載置面に対して動かないように家具などの構造物に固定されていることが好ましい。
図8(B)のように正面から見たとき、携帯情報端末1は、重力gの方向に対して通常(載置台2が平面上に載置されている場合)、θ2=0となる角度を形成する。側面から見たときに携帯情報端末1が重力gの方向となす角度、正面から見たときに携帯情報端末1が重力gの方向となす角度の両方で判定すること、載置判定の精度の向上を図ることが可能となる。なお、この形態では、加速度センサ17aで検出された携帯情報端末1の筐体11と、重量gの方向がなす角度θが、載置判定情報となる。
載置判定の精度向上を図る第2の条件としては、携帯情報端末1が向く方位を載置判定情報として使用するものである。図9には、本発明の実施形態に係る携帯情報端末1の載置判定を説明するための図が示されている。図4で説明したように携帯情報端末1には、携帯情報端末1が向く方位を検出可能な方位センサ16bが搭載されている。載置台2を予め所定方位に向けて固定しておくことで、載置台2に携帯情報端末1を載置したときに、携帯情報端末1は同所方位を向くこととなる。
図4に示されるように、載置台2は、北(N)の方位から反時計回りにφだけ向けた方位D1に固定されている。この載置台2に携帯情報端末1を載置した場合、携帯情報端末1が向く方位D2はD1に一致するはずである。したがって、方位センサ16bを使用し、携帯情報端末1が向く方位を載置判定情報として検出し、携帯情報端末1が向く方位D2が所定時間D1に継続して一致することをもって、載置判定を行うことが可能となる。この方位の判定においても方位に誤差範囲を持たせることが好ましい。この場合、載置台2が自由に移動可能とした場合には、載置判定を行うことが出来ないため、載置台2は家具等、移動が困難な構造物に対して固定しておくことが必要である。
載置判定精度向上を図る第3の条件としては、携帯情報端末1の周囲の明るさ(照度)を使用する方法である。図3、図4で説明したように携帯情報端末1には、照度センサ16cが搭載されている。客室A内を所定の明るさ以下にならないように設定しておき、照度センサ16cで周囲の照度を検出することで、照度センサ16cが所定以上の照度を有する場合を、携帯情報端末1が客室A内にあると判別することが可能となる。
携帯情報端末1が客室A外に持ち出される場合、携帯情報端末1を鞄などに入れることが考えられる。この場合、携帯情報端末1の周囲の照度は、所定値以下となるため、照度センサ16cが出力する照度を載置判定情報として使用することで、載置判定精度の向上を図ることが可能となる。
第4の条件としては、載置台2側に予め記憶された識別情報を使用する方法である。図4で説明したように、載置台2には識別情報を記憶するID記憶部25を設けておくことが考えられる。携帯情報端末1が載置台2に載置された場合、コネクタ13とコネクタ22が接触しとき、CPU14aは、ID記憶部25の識別情報を読み取り可能となる。この読み取った識別情報(載置判定情報)が、所定の識別情報である場合、載置台2に載置されていると判定することが可能である。
以上、説明したように、コネクタ13の導通状態に加え、第1〜第4の条件の少なくとも1つを使用することで、載置判定精度の向上を図ることが可能となる。
コネクタ13の導通状態と、第1〜第4の条件の少なくとも1つに基づいて取得された載置判定情報に基づいて載置判定が行われることになるが、載置判定は、携帯情報端末1側、あるいは、管理サーバ装置5側の何れで行うこととしてもよい。図10には、載置判定の各種形態について説明するための図が示されている。
図10(a)は、携帯情報端末1側で載置状態の判定を行う場合である。携帯情報端末1は、コネクタ13の導通状態、あるいは、各種センサから取得した載置判定状態に基づいて載置判定を実行し、携帯情報端末1が載置台2に載置されているか否かを示す、載置判定結果を出力する。管理サーバ装置5は、載置判定結果に基づいて図7で説明した盗難抑制処理を実行する。
一方、図10(b)は、管理サーバ装置5側で載置状態の判定を行う場合である。携帯情報端末1は、コネクタ13の導通状態、あるいは、各種センサから取得した載置判定状態を、管理サーバ装置5に出力する。管理サーバ装置5は、受信した載置判定情報に基づいて載置判定処理を実行し、図7で説明した盗難抑制処理に使用する。
以上説明したように、載置判定情報による載置判定は、携帯情報端末1側、あるいは、管理サーバ装置5側の何れで行ってもよい。また、携帯情報端末1から出力する載置判定結果、あるいは、載置判定情報といった載置判定のために用いられる情報は、適宜タイミングで管理サーバ装置5に送信されることとになるが、このタイミングとしては、前述したようにポーリング間隔で送信する他、管理サーバ装置5からの要求により送信する、あるいは、携帯情報端末1の載置状態が可変した場合に送信するなど各種形態を採用することが考えられる。そしてこれら各種形態は、盗難抑制処理の各段階に応じた形態を採用することが好ましい。
図8、図9で説明した携帯情報端末1の姿勢を使用する第1の条件、方位を使用する第2の条件については、本実施形態の携帯情報端末盗難抑制システムの使用に留まらず、載置台2への判定のみとして、あるいは、各種、複数の載置台が存在する場合には、どの載置台2に載置されているかを判定することに使用することも考えられる。その場合、外部接続端子の導通状態を条件として使用することなく、第1の条件、第2の条件、それぞれ単独で載置判定を行うことが可能である。
携帯情報端末1が載置台2に載置されていることを判定した場合の適用例として、特定のプログラム(処理)を実行させることが考えられる。また、複数種類の載置台2が存在する場合、第1の条件では携帯情報端末1が載置された際、形成する角度θを載置台2毎に異ならせておくことで、また、第2の条件では、載置台2毎に携帯情報端末1が向く方位を異ならせておくことで、どの載置台2に載置されているかを判定することが可能となる。このような形態によれば、載置された載置台2に応じたプログラム(処理)を実行させることで、載置環境に応じた利用を行うことが考えられる。具体的には、テレビ装置の前に設置された載置台2に載置した場合には、テレビ装置のリモコンとして機能するプログラムを実行させる。あるいは、ベッドの傍らに設置された載置台2に載置した場合には、BGM選曲用のリモコンとして機能するプログラム、あるいは、目覚まし時計のプログラム等を実行させることなどが考えられる。
このような携帯情報端末1の載置台2への載置判定処理は、載置判定装置あるいは載置判定プログラムとして提供することが可能である。本実施形態においては、載置判定装置は、携帯情報端末1自体、あるいは、管理サーバ装置5に相当するものであり、載置判定プログラムは、携帯情報端末1、あるいは、管理サーバ装置5等のコンピュータで実行される載置判定処理に関するプログラムに相当する。
以下に、このような載置判定装置、載置判定プログラムについて掲載しておく。
携帯情報端末から出力された、携帯情報端末の重力に対する姿勢を含む載置判定情報を取得し、
取得した載置判定情報が、所定の姿勢である場合、携帯情報端末が載置台に載置されていることを判定することを特徴とする
載置判定装置。
携帯情報端末から出力された、携帯情報端末の重力に対する姿勢を含む載置判定情報を取得する取得処理と、
取得した載置判定情報が、所定の姿勢である場合、携帯情報端末が載置台に載置されていることを判定する判定処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする
載置判定プログラム。
上述した載置判定装置、載置判定プログラムの何れか1つにおいて、載置したときの姿勢が異なる複数の載置台について、どの載置台に載置されているかを判定することを特徴とする。
携帯情報端末から出力された、携帯情報端末が向く方位を含む載置判定情報を取得し、
取得した載置判定情報が、所定の方位である場合、携帯情報端末が載置台に載置されていることを判定することを特徴とする
載置判定装置。
携帯情報端末から出力された、携帯情報端末が向く方位を含む載置判定情報を取得する取得処理と、
取得した載置判定情報が、所定の方位である場合、携帯情報端末が載置台に載置されていることを判定する判定処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする
載置判定プログラム。
上述した載置判定装置、載置判定プログラムの何れか1つにおいて、載置したときの方位が異なる複数の載置台について、どの載置台に載置されているかを判定することを特徴とする。
上述した載置判定装置は、携帯情報端末自身であり、携帯情報端末は、載置されている載置台に応じた処理を実行することを特徴とする。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1…携帯情報端末、2…載置台、3…精算機、5…管理サーバ装置、11…筐体、12…タッチパネル画面、12a…表示部、12b…タッチパネル、13…コネクタ、14…制御部、14a…CPU、14b…ROM、14c…RAM、14d…画像処理部、14e…音声処理部、15…HDD(記憶部)、16a…加速度センサ、16b…方位センサ、16c…照度センサ、16d…赤外線発光部、17a、b…インターフェイス、18…無線通信部、18a…アンテナ、19…バッテリ、21…載置台、22…コネクタ、23…電源ライン、24…DC変換部、25…ID記憶部、31…制御部、31a…CPU、31b…ROM、31c…RAM、31d…画像処理部、31e…音声処理部、32…HDD(記憶部)、33a…カード読取部、33b…現金受領部、33c…現金返却部、33d、人感センサ、34a、b…インターフェイス、35…通信部、36…印刷部、37…タッチパネル画面、37a…表示部、37b…タッチパネル、41…管理機、42…電気錠、43…照明装置等、51…制御部、51a…CPU、51b…ROM、51c…RAM、51d…画像処理部、51e…音声処理部、52…HDD(記憶部)、53…通信部、54…インターフェイス、60…LAN、61…アクセスポイント、62…ルータ、

Claims (7)

  1. ネットワークに通信接続された管理サーバ装置と、ネットワークに通信接続された精算機と、客室内に配設されネットワークに無線接続された携帯情報端末を備え、
    携帯情報端末は、外部接続端子の導通状態を少なくとも含むとともに、載置台への載置状態を判定可能な載置判定情報を取得可能とし、
    精算機は、精算処理を実行可能とし、
    管理サーバー装置は、載置判定情報に基づいて判定された携帯情報端末の載置状態に基づいて、携帯情報端末が載置台に載置されていることを検知した場合、精算機に対して精算処理の実行を許可することを特徴とする
    携帯情報端末盗難抑制システム。
  2. 管理サーバー装置は、携帯情報端末が載置台に載置されていること、及び、精算処理が完了したことを条件として、客室の電気錠を開錠可能とすることを特徴とする
    請求項1に記載の携帯情報端末盗難抑制システム。
  3. 載置判定情報は、携帯情報端末の重力に対する姿勢、もしくは、携帯情報端末が向く方位の少なくとも一方を有することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の携帯情報端末盗難抑制システム。
  4. 載置判定情報は、携帯情報端末の周囲の明るさを含むことを特徴とする
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の携帯情報端末盗難抑制システム。
  5. 載置判定情報は、載置台から読み取った識別情報を含むことを特徴とする
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の携帯情報端末盗難抑制システム。
  6. 管理サーバー装置は、精算機による精算処理の要求時、精算処理時、精算処理終了後の少なくとも何れかにおいて、携帯情報端末が載置台に載置されていないと判定した場合、精算機もしくは携帯情報端末の少なくとも一方に警告を報知させる警告処理を実行することを特徴とする
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の携帯情報端末盗難抑制システム。
  7. 客室内に配設されるとともに、ネットワークに無線接続された携帯情報端末を管理する管理サーバ装置にて実行される携帯情報端末盗難抑制プログラムであって、
    携帯情報端末の外部接続端子の導通状態を少なくとも含むとともに、載置台への載置状態を判定可能な載置判定情報に基づいて判定された携帯情報端末の載置状態に基づいて、携帯情報端末が載置台に載置されているか否かを判定する判定処理と、
    携帯情報端末が載置台に載置されていると判定した場合、ネットワークに接続されている精算機に対して精算処理の実行を許可する精算許可処理と、を実行することを特徴とする
    携帯情報端末盗難抑制プログラム。
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