JP2014025630A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性を確保しつつ、その吸入性能の低下をなるべく抑えることが可能なシロッコファンを備えた空気調和機。
【解決手段】空調機100は、シロッコファン30と、ファンガード40とを備える。シロッコファン30は、空気の吸い込み及び吹き出しを行う。ファンガード40は、シロッコファン30の吸込開口OPを覆う。シロッコファン30は、円板部32と、多翼部31とを有する。円板部32は、ボス部33を含む。多翼部31は、円板部32の周縁部から回転軸Xに向かう方向に延びる多数の翼31aを有する。ファンガード40は、第1網部41と、第2網部42とを有する。第1網部41は、回転軸X方向視で多翼部31に対向する。第2網部42は、第1網部41よりも中心側に位置し第1網部41よりも大きいピッチの網目を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、空気調和機に関する。
従来から、ファンに直接手が触れることのできる様な製品では、回転物に指が触れ、怪我をすることを防ぐために、ファンを覆う網等を設けていた。例えば、特許文献1(実開昭61−175835号公報)には、シロッコファンの吸込口を覆う網が図示されている。
しかし、上記特許文献1に図示されているファンガードのように指がファンに触れないように網のピッチ(間隔)を詰めると空気を吸入する抵抗が増え、性能が低下するという問題がある。また、シロッコファンのためのファンガードについては、今まであまり提案されて来なかった。
そこで、本発明の課題は、安全性を確保しつつ、その吸入性能の低下をなるべく抑えることが可能なシロッコファンを備えた空気調和機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空気調和機は、シロッコファンと、ファンガードとを備える。シロッコファンは、空気の吸い込み及び吹き出しを行う。ファンガードは、シロッコファンの吸込開口を覆う。シロッコファンは、円板部と、多翼部とを有する。円板部は、ボス部を含む。多翼部は、円板部の周縁部から回転軸方向に延びる。ファンガードは、第1網部と、第2網部とを有する。第1網部は、回転軸方向視で多翼部に対向する。第2網部は、第1網部よりも中心側に位置し第1網部よりも大きいピッチの網目を有する。
この空気調和機では、主に円板部の周縁にのみ回転物である多翼部が存在するというシロッコファンの形状を利用して安全性を確保しつつ、通風抵抗による性能の劣化を抑制する。多翼部に対向する部分、即ち指が侵入し回転物に指が接触する恐れのある範囲の網目の大きさ(ピッチ)は細かくする。それよりも中心側、即ち網の間から指が侵入しても回転物に指が接触しない範囲ではピッチを粗くする。これにより、安全性を確保しつつ、通風抵抗による吸入性能の劣化を抑制する。
本発明の第2観点に係る空気調和機は、第1観点に係る空気調和機であって、ボス部は、回転軸方向に突出している。ボス部と多翼部との間には、ファンガードから円板部までの距離が最も長い長離間部が形成されている。第2網部は、回転軸方向視で長離間部に対向する。
この空気調和機では、ボス部と多翼部との間の回転物が近くに存在しない空間に対向する部分のピッチを粗くし、安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明の第3観点に係る空気調和機は、第1観点又は第2観点に係る空気調和機であって、第1網部は、試験指が挿入不能なピッチの網目を有する。第2網部は、試験指が挿入可能なピッチの網目を有する。
この空気調和機では、回転物が近くにある第1網部では、ピッチを試験指が挿入不能なくらい小さくして安全性を確保する。回転物が比較的遠くにある第2網部では、ピッチを大きくしてファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明の第4観点に係る空気調和機は、第1観点〜第3観点のいずれかに係る空気調和機であって、第1網部は、放射状リブと、環状リブとを有する。放射状リブは、放射状に延びる。環状リブは、回転軸を中心とする同心円状であって放射状リブと交差する。
この空気調和機では、第1網部の網目はシロッコファンの形状に迎合した形状をしている。即ち、シロッコファンの形状に合わせてピッチが細かくなっており、これによりシロッコファンの形状を利用して安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明の第5観点に係る空気調和機は、第1観点〜第4観点のいずれかに係る空気調和機であって、第2網部は、縦リブと、横リブとを有する。縦リブは、直線状に延びる。横リブは、直線状に延び、縦リブに略直交する。
この空気調和機では、第2網部の網目は、格子状になっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明の第6観点に係る空気調和機は、第3観点〜第5観点のいずれかに係る空気調和機であって、第2網部は、シロッコファンから離れる方向に膨出するとともにその中心がボス部に対向する。第2網部は、その網目から挿入された試験指の長さよりもシロッコファンから離れている。
この空気調和機では、網目より挿入された試験指がシロッコファンに届かないようにボス部の近くに存在する第2網部の中央が膨らんでいる。つまり、指を挿入してもシロッコファンに触れないようになっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明に係る空気調和機は、安全性を確保しつつ、通風抵抗による吸入性能の劣化を抑制する。
空調機の冷媒回路図。 空調室内機の外観斜視図。 空調室内機の外観正面図。 前面下部のカバーを外した状態の空調室内機の正面図。 正面視におけるシロッコファンの拡大図。 ファンガードを装着した状態のシロッコファンの正面視における拡大図。 図6のVII−VII断面図。 ファンガードの平面図。 ファンガードの拡大平面図。 試験指を示す図。
本発明の一実施形態に係る空気調和機である空調機100について、以下、図面を参照しながら説明する。
(1)空調機の全体構成
図1は、空調機100の冷媒回路図である。以下、空調機100の全体構成について図1を参照しながら説明する。
空調機100は、冷房と暖房との両方の運転が可能であり、主に居室R内に設置される空調室内機100aと居室Rの外に設置される空調室外機100bとから構成されている。空調室内機100aは、室内熱交換器5と、シロッコファン30(図4参照)とを有する。空調室外機100bは、圧縮機2、室外熱交換器3、膨張機構4、四路切替弁6、及び図示しないファンを有する。
圧縮機2は、低圧の冷媒を吸入して圧縮し、高圧にして吐出する。
室外熱交換器3は、冷房運転時には、冷媒を凝縮させる凝縮器として機能し、暖房運転時には、冷媒を蒸発させる蒸発器として機能する。室外熱交換器3と熱交換する空気は、ファンにより供給される。
膨張機構4は、高圧の冷媒を減圧・膨張させる。
室内熱交換器5は、冷房運転時には、冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、暖房運転時には、冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。室内熱交換器5と熱交換する空気は、シロッコファン30により供給される。
四路切替弁6は、冷房運転時と暖房運転時とで、冷媒の流れを切り替える。具体的には、冷房運転時には、室内熱交換器5から延びる冷媒配管12bを圧縮機2への吸入配管10aに接続し、圧縮機2からの吐出管10bを室外熱交換器3へ延びる冷媒配管11aに接続する。暖房運転時には、室外熱交換器3から延びる冷媒配管11aを圧縮機2への吸入配管10aに接続し、圧縮機2からの吐出管10bを室内熱交換器5へ延びる冷媒配管12bに接続する。
空調機100の冷媒回路では、図1に示すように、圧縮機2は、吐出管10b及び冷媒配管11aにより四路切替弁6を介して室外熱交換器3に接続されている。室外熱交換器3は、冷媒配管11bにより膨張機構4に接続されている。膨張機構4は、冷媒配管12aにより室内熱交換器5に接続されている。室内熱交換器5は、冷媒配管12b及び吸入管10aにより四路切替弁6を介して圧縮機2に接続されている。
(2)空調室内機の構成
図2〜図10を参照しながら空調室内機100aの構成について説明する。なお、以下において、左右、前後、上下は、図2に示した方向を意味する。
図2は、空調室内機100aの斜視図である。図3は、空調室内機100aの正面図である。空調室内機100aの正面の上部(上下方向中央部よりも上方)には、室内熱交換器5を通過し、居室R内に吹き出される空気の左右方向の風向を調整する垂直フラップ22が設けてある。垂直フラップ22の背面側には空気の吹出口が設けてある。空調室内機100aの下部(上下方向中央部よりも下方)の側面から正面は、前面下部カバー21により覆われている。前面下部カバー21の側面及び前面には、居室R内の空気を吸い込むための吸込口Iが設けられている。
図4は、前面下部カバー21を外した状態の空調室内機100aの正面図である。シロッコファン30は、図4に示すように空調室内機100aの下部に設置されている。シロッコファン30は、ファンケーシング50の中に収納されている。ファンケーシング50のシロッコファン30の吸込開口部OPに対向する部分(吸込開口部OPの前方)には、開口50a(ベルマウスとも言う)が形成されている。このシロッコファン30の吸込開口部OPに対向する部分(吸込開口部OPの前方)には、図4では図示されていないが、ファンガード40(図8参照)が装着される。
(2−1)シロッコファン
図5は、正面視におけるファンケーシング50に収納されたシロッコファン30の拡大図である。図6は、ファンガード40が装着された状態の図5と同様の図である。図7は、図6のVII−VII断面図である。
シロッコファン30は、円板部32と、多翼部31とを有し、円筒状になっている。当該円筒の一端は、円板が接合されたような構成となっており、当該円板にあたる部分が円板部32である。円板部32の周縁、即ち前述の円筒が、多翼部31となっており、多数の翼31aが円板部32の周縁から立ち上がるように設けられている。後述する回転軸X方向に円板部32に対向する部分、即ち前述の円筒の他端に当たる部分は、開口されており、吸込開口部OPとなっている。
シロッコファン30は、円板部32の中心に設けられた前後方向に延びる、即ち水平な、回転軸Xを中心に回転し、居室R内の空気を空調室内機100a内部に吸い込む。シロッコファン30は、モータM(図7参照)により回転駆動される。
(2−1−1)多翼部
多翼部31は、前述のとおり円板部32の周縁部から回転軸Xに向かう方向に延びる多数の翼31aを有する。多翼部31の翼31aは、シロッコファン30が回転することにより吸込開口部OPから空気を吸い込み、吸い込んだ空気を多翼部31よりも外側に放射状に吹き出すように構成されている。
(2−1−2)円板部
円板部32は、ボス部33及び長離間部34を有する。
ボス部33は、図7に示すように回転軸Xの方向に膨らみ、突出している。ボス部33の中心は回転軸Xにより軸支されている。
円板部32のボス部33と多翼部31との間には、図7に示すように、ファンガード40から円板部32までの距離が最も長い長離間部34が形成されている。即ち、ファンガード40と長離間部34との間には、回転物が近くに存在しない空間が存在する。
(2−2)ファンガード
図8は、ファンガード40の平面図である。図9は、図8のうち楕円Aで囲われた部分の拡大平面図である。
ファンガード40は、円形をしており、第1網部41と、第2網部42とを有する。ファンガード40は、シロッコファン30の吸込開口部OPを覆うようにシロッコファン30の前に装着された状態では、図7に示すようにその全体が回転軸X方向視でシロッコファン30から離れる方向に、即ち前方に、突出している。図7におけるその突出の寸法Hは、45mm以上、さらには47mm以上であることが好ましく、本実施形態では、47.4mmである。即ち、ファンガード40は、シロッコファン30のうちファンガード40の最も近くに位置する多翼部31から少なくとも47.4mm離れており、安全性を高めている。
なお、以下において登場する試験指900は、図10に示すように、主として、円板上の停止板901と、停止板901から延びる第1円柱部902と、第1円柱部902から延びる第2円柱部903と、第2円柱部903から延びる疑似指先部904とから構成されており、2つの関節部分が所定角度に曲がるようになっている。図10の寸法は、L1=80mm、L2=60mm、L3=30mm、L4=20mm、D1=12mm、D2=50mmである。すなわち、第2円柱部903の直径(D1)は12mmである。停止板901の直径(D2)は、50mmである。
(2−2−1)第1網部
第1網部41は、ファンガード40の網部のうち、回転軸X方向視において多翼部31に対向する部分である。
第1網部41は、多数の放射状リブR1と、1つの環状リブR2とを有する。放射状リブR1は、放射状に延びる。環状リブR2は、回転軸Xを中心とする同心円状であって放射状リブR1と交差する。放射状リブR1と環状リブR2とが、第1網部41の網を形成している。図9において、ピッチP1の寸法は、6mm〜7mmであることが好ましく、本実施形態では6.7mmである。ピッチP1の寸法は、7mm〜7.5mmであることが好ましく、本実施形態では7.1mmである。したがって、第1網部41の網目は、試験指900が挿入不能なピッチとなっている。これにより、安全生が確保されている。
なお、放射状リブR1は、第2網部42まで延びている。
(2−2−2)第2網部
第2網部42は、第1網部41よりも中心側に位置し第1網部41よりも大きいピッチの網目を有する。第2網部42は、回転軸X方向視で長離間部34に対向する。第2網部42は、第2環状リブR12を有する。第2網部42の後述する中心部43を除く部分の網は、第1網部41から延びている放射状リブR1と第2環状リブR12とにより形成されている。
第2網部42は、試験指900が挿入不能なピッチと挿入可能なピッチとを有する。中心部43を除く第2網部42のピッチは、中心に向かうに連れ徐々に大きくなっている。例えば、図9において、ピッチP3の寸法は、9mm〜11mmであることが好ましく、本実施形態では10mmである。このようなピッチを有する第2網部42は、試験指900は、挿入不能である。一方、ピッチP4(図8参照)の寸法は、12mm〜49mmであることが好ましく、本実施形態では12mm以上であり、試験指900が挿入可能である。しかし、停止板901は、挿入不能である。そして、第2網部42は、第2網部42の網目から挿入された試験指900の長さよりもシロッコファン30から離れている。即ち、第2網部42とシロッコファン30との距離は80mmよりも離れており、第2網部42の網目から挿入された試験指900は、長離間部34にも、ボス部33にも、回転軸Xにも、そして当然のことながら多翼部31にも触れることはない。これにより、安全生を確保しつつ、通風抵抗ができる限り軽減されている。
また、第2網部42の中心は、回転軸X方向、即ち前方に突出しているボス部33に対向しており、中心部43と呼ぶ。この第2網部42のうちボス部33に対向している中心部43は、図7に示すように、ファンガード40の他の部分よりもシロッコファン30から離れる方向(ボス部33の突出方向と同じ方向)にさらに膨出している。
中心部43は、縦リブR3と、横リブR4とを有し、縦リブR3と、横リブR4とは、略直交し、格子状の網を形成している。その網目は、試験指900が挿入可能な大きさのピッチP5(図8参照)を有する。但し、試験指900の停止板901は、挿入不能である。なお、ピッチP5の寸法は、12mm〜49mmであることが好ましい。なお、本実施形態では、中心部43のピッチP5以外の網目のピッチは、試験指900が挿入不能な大きさとなっている。また、縦リブR3は、第1網部41から延びている放射状リブR1のうちの一部と繋がっている。横リブR4の一部も、第1網部41から延びている放射状リブR1のうちの一部と繋がっている。
中心部43は、その網目から挿入された試験指900の長さよりもシロッコファン30から離れている。即ち、中心部43の網目から挿入された試験指900は、ボス部33にも、回転軸Xにも、そして当然のことながら多翼部31にも触れることはない。これにより、安全生を確保しつつ、通風抵抗ができる限り軽減されている。
(3)動作
(3−1)空調機全体の動作
空調機100の動作について図1を参照しながら説明する。
冷房運転時には、吸入管10aから圧縮機2に吸い込まれる低圧のガス冷媒は、圧縮されて高温高圧の冷媒となり、吐出管10bへと吐出される。吐出された冷媒は、四路切替弁6を通過し、冷媒配管11aを通り、室外熱交換器3へ流れる。室外熱交換器3へ流れ込んだ冷媒は、空気と熱交換して冷却された後、冷媒配管11bを介して膨張機構4へ到達する。冷媒は、膨張機構4にて減圧・膨張された後、冷媒配管12aを介して室内熱交換器5に流れ込む。冷媒は、室内熱交換器5にて居室R内の空気から熱を奪い、過熱のついた低圧のガス冷媒になる。過熱のついた低圧のガス冷媒になった冷媒は、冷媒配管12bを介して四路切替弁6を通過し、吸入管10aへと流れていく。
暖房運転時には、吸入管10aから圧縮機2に吸い込まれる低圧のガス冷媒は、圧縮されて高温高圧の冷媒となり、吐出管10bへと吐出される。吐出された冷媒は、四路切替弁6を通過し、冷媒配管12bを通り、室内熱交換器5へ流れる。室内熱交換器5へ流れ込んだ冷媒は、居室R内の空気と熱交換して冷却された後、冷媒配管12aを介して膨張機構4へ到達する。冷媒は、膨張機構4にて減圧・膨張された後、冷媒配管11bを介して室外熱交換器3に流れ込む。冷媒は、室外熱交換器3にて外気から熱を奪い、過熱のついた低圧のガス冷媒になる。過熱のついた低圧のガス冷媒になった冷媒は、冷媒配管11aを介して四路切替弁6を通過し、吸入管10aへと流れていく。
(3−2)空調室内機の動作
空調室内機100aの動作について、図1〜図4を参照しながら説明する。
居室R内に設置された空調室内機100aでは、シロッコファン30の回転により居室R内の空気が吸込口Iから空調室内機100a内に吸い込まれる。空調室内機100a内に吸い込まれた空気は、空調室内機100a内を上方に流れ、室内熱交換器5を通過する。室内熱交換器5を通過する際に空気は、冷房運転時には、熱を奪われ冷気となる。暖房運転時には、熱を奪い暖気となる。室内熱交換器5を通過した空気は、吹出口から居室R内へ吹き出される。
(4)空調機の特徴
(4−1)
上記実施形態では、空調機100は、シロッコファン30と、ファンガード40とを備えている。シロッコファン30は、空気の吸い込み及び吹き出しを行う。ファンガード40は、シロッコファン30の吸込開口OPを覆っている。シロッコファン30は、円板部32と、多翼部31とを有している。円板部32は、ボス部33を含む。多翼部31は、円板部32の周縁部から回転軸Xに向かう方向に延びる多数の翼31aを有している。ファンガード40は、第1網部41と、第2網部42とを有している。第1網部41は、回転軸X方向視で多翼部31に対向している。第2網部42は、第1網部41よりも中心側に位置し第1網部41よりも大きいピッチの網目を有している。
この空調機100では、主に円板部32の周縁にのみ回転物である多翼部31が存在するというシロッコファン30の形状を利用して安全性を確保しつつ、通風抵抗による性能の劣化を抑制している。多翼部31に対向する部分、即ち指が侵入し回転物に指が接触する恐れのある範囲(第1網部41)の網目(ピッチP1、P2)は細かくなっている。それよりも中心側、即ち網の間から指が侵入しても回転物に指が接触しない範囲(第2網部42)ではピッチP3、P4及びP5を粗くしている。これにより、安全性を確保しつつ、通風抵抗による吸入性能の劣化を抑制している。
(4−2)
上記実施形態では、ボス部33は、回転軸X方向に突出している。ボス部33と多翼部31との間には、ファンガード40から円板部32までの距離が最も長い長離間部34が形成されている。第2網部42は、回転軸X方向視で長離間部34に対向している。
この空調機100では、ボス部33と多翼部31との間のシロッコファン30の回転物が近くに存在しない空間に対向する部分のピッチP3、P4を粗くし、安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
(4−3)
上記実施形態では、第1網部41は、試験指900が挿入不能なピッチP1及びP2の網目を有している。第2網部42は、試験指900が挿入可能なピッチP4及びP5の網目を有している。
この空調機100では、回転物が近くにある第1網部41では、ピッチP1及びP2を試験指900が挿入不能なくらい小さくして安全性を確保している。回転物が比較的遠くにある第2網部42では、ピッチP4及びP5を大きくしてファンガードによる通風抵抗を軽減している。
(4−4)
上記実施形態では、第1網部41は、放射状リブR1と、環状リブR2とを有している。放射状リブR1は、放射状に延びている。環状リブR2は、回転軸Xを中心とする同心円状であって放射状リブR1と交差している。
この空調機100では、第1網部41の網目はシロッコファン30の形状に迎合した形状をしている。即ち、シロッコファン30の形状に合わせてピッチP1及びP2が細かくなっており、これによりシロッコファン30の形状を利用して安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
(4−5)
上記実施形態では、第2網部42の中心部43は、縦リブR3と、横リブR4とを有している。縦リブR3は、直線状に延びる。横リブR4は、直線状に延び、縦リブR3に略直交している。
この空調機100では、第2網部42の中心部43の網目は、格子状になっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
(4−6)
上記実施形態では、第2網部42の中心部43は、シロッコファン30から離れる方向にさらに膨出するとともにボス部33に対向している。このため、第2網部42の中心部43は、その網目から挿入された試験指900の長さよりもシロッコファン30から離れている。
この空調機100では、網目より挿入された試験指900がシロッコファン30に届かないようにボス部33が近くに存在する第2網部42の中央(中心部43)が膨らんでいる。つまり、指を挿入してもシロッコファン30に触れないようになっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
本発明は、シロッコファンを有するエアコンや空気清浄機、等の空気調和機に有用である。
30 シロッコファン
31 多翼部
32 円板部
33 ボス部
34 長離間部
40 ファンガード
41 第1網部
42 第2網部
43 中心部(第2網部の中心)
100 空調機(空気調和機)
900 試験指
R1 放射状リブ
R2 環状リブ
R3 縦リブ
R4 横リブ
X 回転軸
実開昭61−175835号公報
本発明は、空気調和機に関する。
従来から、ファンに直接手が触れることのできる様な製品では、回転物に指が触れ、怪我をすることを防ぐために、ファンを覆う網等を設けていた。例えば、特許文献1(実開昭61−175835号公報)には、シロッコファンの吸込口を覆う網が図示されている。
しかし、上記特許文献1に図示されているファンガードのように指がファンに触れないように網のピッチ(間隔)を詰めると空気を吸入する抵抗が増え、性能が低下するという問題がある。また、シロッコファンのためのファンガードについては、今まであまり提案されて来なかった。
そこで、本発明の課題は、安全性を確保しつつ、その吸入性能の低下をなるべく抑えることが可能なシロッコファンを備えた空気調和機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空気調和機は、シロッコファンと、ファンガードとを備える。シロッコファンは、空気の吸い込み及び吹き出しを行う。ファンガードは、シロッコファンの吸込開口を覆う。シロッコファンは、円板部と、多翼部とを有する。円板部は、ボス部を含む。多翼部は、円板部の周縁部から回転軸方向に延びる。ファンガードは、第1網部と、第2網部とを有する。第1網部は、回転軸方向視で多翼部に対向する。第2網部は、第1網部よりも中心側に位置し第1網部よりも大きいピッチの網目を有する。
この空気調和機では、主に円板部の周縁にのみ回転物である多翼部が存在するというシロッコファンの形状を利用して安全性を確保しつつ、通風抵抗による性能の劣化を抑制する。多翼部に対向する部分、即ち指が侵入し回転物に指が接触する恐れのある範囲の網目の大きさ(ピッチ)は細かくする。それよりも中心側、即ち網の間から指が侵入しても回転物に指が接触しない範囲ではピッチを粗くする。これにより、安全性を確保しつつ、通風抵抗による吸入性能の劣化を抑制する。
本発明の第2観点に係る空気調和機は、第1観点に係る空気調和機であって、ボス部は、回転軸方向に突出している。ボス部と多翼部との間には、ファンガードから円板部までの距離が最も長い長離間部が形成されている。第2網部は、回転軸方向視で長離間部に対向する。
この空気調和機では、ボス部と多翼部との間の回転物が近くに存在しない空間に対向する部分のピッチを粗くし、安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明の第3観点に係る空気調和機は、第1観点又は第2観点に係る空気調和機であって、第1網部は、試験指が挿入不能なピッチの網目を有する。第2網部は、試験指が挿入可能なピッチの網目を有する。
この空気調和機では、回転物が近くにある第1網部では、ピッチを試験指が挿入不能なくらい小さくして安全性を確保する。回転物が比較的遠くにある第2網部では、ピッチを大きくしてファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明の第4観点に係る空気調和機は、第1観点〜第3観点のいずれかに係る空気調和機であって、第1網部は、放射状リブと、環状リブとを有する。放射状リブは、放射状に延びる。環状リブは、回転軸を中心とする同心円状であって放射状リブと交差する。
この空気調和機では、第1網部の網目はシロッコファンの形状に迎合した形状をしている。即ち、シロッコファンの形状に合わせてピッチが細かくなっており、これによりシロッコファンの形状を利用して安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明の第5観点に係る空気調和機は、第1観点〜第4観点のいずれかに係る空気調和機であって、第2網部は、縦リブと、横リブとを有する。縦リブは、直線状に延びる。横リブは、直線状に延び、縦リブに交差する。
この空気調和機では、第2網部の網目は、格子状になっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明の第6観点に係る空気調和機は、第3観点〜第5観点のいずれかに係る空気調和機であって、第2網部は、シロッコファンから離れる方向に膨出するとともにその中心がボス部に対向する。第2網部は、その網目から挿入された試験指の長さよりもシロッコファンから離れている。
この空気調和機では、網目より挿入された試験指がシロッコファンに届かないようにボス部の近くに存在する第2網部の中央が膨らんでいる。つまり、指を挿入してもシロッコファンに触れないようになっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明に係る空気調和機は、安全性を確保しつつ、通風抵抗による吸入性能の劣化を抑制する。
空調機の冷媒回路図。 空調室内機の外観斜視図。 空調室内機の外観正面図。 前面下部のカバーを外した状態の空調室内機の正面図。 正面視におけるシロッコファンの拡大図。 ファンガードを装着した状態のシロッコファンの正面視における拡大図。 図6のVII−VII断面図。 ファンガードの平面図。 ファンガードの拡大平面図。 試験指を示す図。
本発明の一実施形態に係る空気調和機である空調機100について、以下、図面を参照しながら説明する。
(1)空調機の全体構成
図1は、空調機100の冷媒回路図である。以下、空調機100の全体構成について図1を参照しながら説明する。
空調機100は、冷房と暖房との両方の運転が可能であり、主に居室R内に設置される空調室内機100aと居室Rの外に設置される空調室外機100bとから構成されている。空調室内機100aは、室内熱交換器5と、シロッコファン30(図4参照)とを有する。空調室外機100bは、圧縮機2、室外熱交換器3、膨張機構4、四路切替弁6、及び図示しないファンを有する。
圧縮機2は、低圧の冷媒を吸入して圧縮し、高圧にして吐出する。
室外熱交換器3は、冷房運転時には、冷媒を凝縮させる凝縮器として機能し、暖房運転時には、冷媒を蒸発させる蒸発器として機能する。室外熱交換器3と熱交換する空気は、ファンにより供給される。
膨張機構4は、高圧の冷媒を減圧・膨張させる。
室内熱交換器5は、冷房運転時には、冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、暖房運転時には、冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。室内熱交換器5と熱交換する空気は、シロッコファン30により供給される。
四路切替弁6は、冷房運転時と暖房運転時とで、冷媒の流れを切り替える。具体的には、冷房運転時には、室内熱交換器5から延びる冷媒配管12bを圧縮機2への吸入配管10aに接続し、圧縮機2からの吐出管10bを室外熱交換器3へ延びる冷媒配管11aに接続する。暖房運転時には、室外熱交換器3から延びる冷媒配管11aを圧縮機2への吸入配管10aに接続し、圧縮機2からの吐出管10bを室内熱交換器5へ延びる冷媒配管12bに接続する。
空調機100の冷媒回路では、図1に示すように、圧縮機2は、吐出管10b及び冷媒配管11aにより四路切替弁6を介して室外熱交換器3に接続されている。室外熱交換器3は、冷媒配管11bにより膨張機構4に接続されている。膨張機構4は、冷媒配管12aにより室内熱交換器5に接続されている。室内熱交換器5は、冷媒配管12b及び吸入管10aにより四路切替弁6を介して圧縮機2に接続されている。
(2)空調室内機の構成
図2〜図10を参照しながら空調室内機100aの構成について説明する。なお、以下において、左右、前後、上下は、図2に示した方向を意味する。
図2は、空調室内機100aの斜視図である。図3は、空調室内機100aの正面図である。空調室内機100aの正面の上部(上下方向中央部よりも上方)には、室内熱交換器5を通過し、居室R内に吹き出される空気の左右方向の風向を調整する垂直フラップ22が設けてある。垂直フラップ22の背面側には空気の吹出口が設けてある。空調室内機100aの下部(上下方向中央部よりも下方)の側面から正面は、前面下部カバー21により覆われている。前面下部カバー21の側面及び前面には、居室R内の空気を吸い込むための吸込口Iが設けられている。
図4は、前面下部カバー21を外した状態の空調室内機100aの正面図である。シロッコファン30は、図4に示すように空調室内機100aの下部に設置されている。シロッコファン30は、ファンケーシング50の中に収納されている。ファンケーシング50のシロッコファン30の吸込開口部OPに対向する部分(吸込開口部OPの前方)には、開口50a(ベルマウスとも言う)が形成されている。このシロッコファン30の吸込開口部OPに対向する部分(吸込開口部OPの前方)には、図4では図示されていないが、ファンガード40(図8参照)が装着される。
(2−1)シロッコファン
図5は、正面視におけるファンケーシング50に収納されたシロッコファン30の拡大図である。図6は、ファンガード40が装着された状態の図5と同様の図である。図7は、図6のVII−VII断面図である。
シロッコファン30は、円板部32と、多翼部31とを有し、円筒状になっている。当該円筒の一端は、円板が接合されたような構成となっており、当該円板にあたる部分が円板部32である。円板部32の周縁、即ち前述の円筒が、多翼部31となっており、多数の翼31aが円板部32の周縁から立ち上がるように設けられている。後述する回転軸X方向に円板部32に対向する部分、即ち前述の円筒の他端に当たる部分は、開口されており、吸込開口部OPとなっている。
シロッコファン30は、円板部32の中心に設けられた前後方向に延びる、即ち水平な、回転軸Xを中心に回転し、居室R内の空気を空調室内機100a内部に吸い込む。シロッコファン30は、モータM(図7参照)により回転駆動される。
(2−1−1)多翼部
多翼部31は、前述のとおり円板部32の周縁部から回転軸Xに向かう方向に延びる多数の翼31aを有する。多翼部31の翼31aは、シロッコファン30が回転することにより吸込開口部OPから空気を吸い込み、吸い込んだ空気を多翼部31よりも外側に放射状に吹き出すように構成されている。
(2−1−2)円板部
円板部32は、ボス部33及び長離間部34を有する。
ボス部33は、図7に示すように回転軸Xの方向に膨らみ、突出している。ボス部33の中心は回転軸Xにより軸支されている。
円板部32のボス部33と多翼部31との間には、図7に示すように、ファンガード40から円板部32までの距離が最も長い長離間部34が形成されている。即ち、ファンガード40と長離間部34との間には、回転物が近くに存在しない空間が存在する。
(2−2)ファンガード
図8は、ファンガード40の平面図である。図9は、図8のうち楕円Aで囲われた部分の拡大平面図である。
ファンガード40は、円形をしており、第1網部41と、第2網部42とを有する。ファンガード40は、シロッコファン30の吸込開口部OPを覆うようにシロッコファン30の前に装着された状態では、図7に示すようにその全体が回転軸X方向視でシロッコファン30から離れる方向に、即ち前方に、突出している。図7におけるその突出の寸法Hは、45mm以上、さらには47mm以上であることが好ましく、本実施形態では、47.4mmである。即ち、ファンガード40は、シロッコファン30のうちファンガード40の最も近くに位置する多翼部31から少なくとも47.4mm離れており、安全性を高めている。
なお、以下において登場する試験指900は、図10に示すように、主として、円板の停止板901と、停止板901から延びる第1円柱部902と、第1円柱部902から延びる第2円柱部903と、第2円柱部903から延びる疑似指先部904とから構成されており、2つの関節部分が所定角度に曲がるようになっている。図10の寸法は、L1=80mm、L2=60mm、L3=30mm、L4=20mm、D1=12mm、D2=50mmである。すなわち、第2円柱部903の直径(D1)は12mmである。停止板901の直径(D2)は、50mmである。
(2−2−1)第1網部
第1網部41は、ファンガード40の網部のうち、回転軸X方向視において多翼部31に対向する部分である。
第1網部41は、多数の放射状リブR1と、1つの環状リブR2とを有する。放射状リブR1は、放射状に延びる。環状リブR2は、回転軸Xを中心とする同心円状であって放射状リブR1と交差する。放射状リブR1と環状リブR2とが、第1網部41の網を形成している。図9において、ピッチP1の寸法は、6mm〜7mmであることが好ましく、本実施形態では6.7mmである。ピッチPの寸法は、7mm〜7.5mmであることが好ましく、本実施形態では7.1mmである。したがって、第1網部41の網目は、試験指900が挿入不能なピッチとなっている。これにより、安全が確保されている。
なお、放射状リブR1は、第2網部42まで延びている。
(2−2−2)第2網部
第2網部42は、第1網部41よりも中心側に位置し第1網部41よりも大きいピッチの網目を有する。第2網部42は、回転軸X方向視で長離間部34に対向する。第2網部42は、第2環状リブR12を有する。第2網部42の後述する中心部43を除く部分の網は、第1網部41から延びている放射状リブR1と第2環状リブR12とにより形成されている。
第2網部42は、試験指900が挿入不能なピッチと挿入可能なピッチとを有する。中心部43を除く第2網部42のピッチは、中心に向かうに連れ徐々に大きくなっている。例えば、図9において、ピッチP3の寸法は、9mm〜11mmであることが好ましく、本実施形態では10mmである。このようなピッチを有する第2網部42は、試験指900は、挿入不能である。一方、ピッチP4(図8参照)の寸法は、12mm〜49mmであることが好ましく、本実施形態では12mm以上であり、試験指900が挿入可能である。しかし、停止板901は、挿入不能である。そして、第2網部42は、第2網部42の網目から挿入された試験指900の長さよりもシロッコファン30から離れている。即ち、第2網部42とシロッコファン30との距離は80mmよりも離れており、第2網部42の網目から挿入された試験指900は、長離間部34にも、ボス部33にも、回転軸Xにも、そして当然のことながら多翼部31にも触れることはない。これにより、安全を確保しつつ、通風抵抗ができる限り軽減されている。
また、第2網部42の中心は、回転軸X方向、即ち前方に突出しているボス部33に対向しており、中心部43と呼ぶ。この第2網部42のうちボス部33に対向している中心部43は、図7に示すように、ファンガード40の他の部分よりもシロッコファン30から離れる方向(ボス部33の突出方向と同じ方向)にさらに膨出している。
中心部43は、縦リブR3と、横リブR4とを有し、縦リブR3と、横リブR4とは、略直交し、格子状の網を形成している。その網目は、試験指900が挿入可能な大きさのピッチP5(図8参照)を有する。但し、試験指900の停止板901は、挿入不能である。なお、ピッチP5の寸法は、12mm〜49mmであることが好ましい。なお、本実施形態では、中心部43のピッチP5以外の網目のピッチは、試験指900が挿入不能な大きさとなっている。また、縦リブR3は、第1網部41から延びている放射状リブR1のうちの一部と繋がっている。横リブR4の一部も、第1網部41から延びている放射状リブR1のうちの一部と繋がっている。
中心部43は、その網目から挿入された試験指900の長さよりもシロッコファン30から離れている。即ち、中心部43の網目から挿入された試験指900は、ボス部33にも、回転軸Xにも、そして当然のことながら多翼部31にも触れることはない。これにより、安全を確保しつつ、通風抵抗ができる限り軽減されている。
(3)動作
(3−1)空調機全体の動作
空調機100の動作について図1を参照しながら説明する。
冷房運転時には、吸入管10aから圧縮機2に吸い込まれる低圧のガス冷媒は、圧縮されて高温高圧の冷媒となり、吐出管10bへと吐出される。吐出された冷媒は、四路切替弁6を通過し、冷媒配管11aを通り、室外熱交換器3へ流れる。室外熱交換器3へ流れ込んだ冷媒は、空気と熱交換して冷却された後、冷媒配管11bを介して膨張機構4へ到達する。冷媒は、膨張機構4にて減圧・膨張された後、冷媒配管12aを介して室内熱交換器5に流れ込む。冷媒は、室内熱交換器5にて居室R内の空気から熱を奪い、過熱のついた低圧のガス冷媒になる。過熱のついた低圧のガス冷媒になった冷媒は、冷媒配管12bを介して四路切替弁6を通過し、吸入管10aへと流れていく。
暖房運転時には、吸入管10aから圧縮機2に吸い込まれる低圧のガス冷媒は、圧縮されて高温高圧の冷媒となり、吐出管10bへと吐出される。吐出された冷媒は、四路切替弁6を通過し、冷媒配管12bを通り、室内熱交換器5へ流れる。室内熱交換器5へ流れ込んだ冷媒は、居室R内の空気と熱交換して冷却された後、冷媒配管12aを介して膨張機構4へ到達する。冷媒は、膨張機構4にて減圧・膨張された後、冷媒配管11bを介して室外熱交換器3に流れ込む。冷媒は、室外熱交換器3にて外気から熱を奪い、過熱のついた低圧のガス冷媒になる。過熱のついた低圧のガス冷媒になった冷媒は、冷媒配管11aを介して四路切替弁6を通過し、吸入管10aへと流れていく。
(3−2)空調室内機の動作
空調室内機100aの動作について、図1〜図4を参照しながら説明する。
居室R内に設置された空調室内機100aでは、シロッコファン30の回転により居室R内の空気が吸込口Iから空調室内機100a内に吸い込まれる。空調室内機100a内に吸い込まれた空気は、空調室内機100a内を上方に流れ、室内熱交換器5を通過する。室内熱交換器5を通過する際に空気は、冷房運転時には、熱を奪われ冷気となる。暖房運転時には、熱を奪い暖気となる。室内熱交換器5を通過した空気は、吹出口から居室R内へ吹き出される。
(4)空調機の特徴
(4−1)
上記実施形態では、空調機100は、シロッコファン30と、ファンガード40とを備えている。シロッコファン30は、空気の吸い込み及び吹き出しを行う。ファンガード40は、シロッコファン30の吸込開口OPを覆っている。シロッコファン30は、円板部32と、多翼部31とを有している。円板部32は、ボス部33を含む。多翼部31は、円板部32の周縁部から回転軸Xに向かう方向に延びる多数の翼31aを有している。ファンガード40は、第1網部41と、第2網部42とを有している。第1網部41は、回転軸X方向視で多翼部31に対向している。第2網部42は、第1網部41よりも中心側に位置し第1網部41よりも大きいピッチの網目を有している。
この空調機100では、主に円板部32の周縁にのみ回転物である多翼部31が存在するというシロッコファン30の形状を利用して安全性を確保しつつ、通風抵抗による性能の劣化を抑制している。多翼部31に対向する部分、即ち指が侵入し回転物に指が接触する恐れのある範囲(第1網部41)の網目(ピッチP1、P2)は細かくなっている。それよりも中心側、即ち網の間から指が侵入しても回転物に指が接触しない範囲(第2網部42)ではピッチP3、P4及びP5を粗くしている。これにより、安全性を確保しつつ、通風抵抗による吸入性能の劣化を抑制している。
(4−2)
上記実施形態では、ボス部33は、回転軸X方向に突出している。ボス部33と多翼部31との間には、ファンガード40から円板部32までの距離が最も長い長離間部34が形成されている。第2網部42は、回転軸X方向視で長離間部34に対向している。
この空調機100では、ボス部33と多翼部31との間のシロッコファン30の回転物が近くに存在しない空間に対向する部分のピッチP3、P4を粗くし、安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
(4−3)
上記実施形態では、第1網部41は、試験指900が挿入不能なピッチP1及びP2の網目を有している。第2網部42は、試験指900が挿入可能なピッチP4及びP5の網目を有している。
この空調機100では、回転物が近くにある第1網部41では、ピッチP1及びP2を試験指900が挿入不能なくらい小さくして安全性を確保している。回転物が比較的遠くにある第2網部42では、ピッチP4及びP5を大きくしてファンガードによる通風抵抗を軽減している。
(4−4)
上記実施形態では、第1網部41は、放射状リブR1と、環状リブR2とを有している。放射状リブR1は、放射状に延びている。環状リブR2は、回転軸Xを中心とする同心円状であって放射状リブR1と交差している。
この空調機100では、第1網部41の網目はシロッコファン30の形状に迎合した形状をしている。即ち、シロッコファン30の形状に合わせてピッチP1及びP2が細かくなっており、これによりシロッコファン30の形状を利用して安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
(4−5)
上記実施形態では、第2網部42の中心部43は、縦リブR3と、横リブR4とを有している。縦リブR3は、直線状に延びる。横リブR4は、直線状に延び、縦リブR3に略直交している。
この空調機100では、第2網部42の中心部43の網目は、格子状になっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
(4−6)
上記実施形態では、第2網部42の中心部43は、シロッコファン30から離れる方向にさらに膨出するとともにボス部33に対向している。このため、第2網部42の中心部43は、その網目から挿入された試験指900の長さよりもシロッコファン30から離れている。
この空調機100では、網目より挿入された試験指900がシロッコファン30に届かないようにボス部33が近くに存在する第2網部42の中央(中心部43)が膨らんでいる。つまり、指を挿入してもシロッコファン30に触れないようになっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
本発明は、シロッコファンを有するエアコンや空気清浄機、等の空気調和機に有用である。
30 シロッコファン
31 多翼部
32 円板部
33 ボス部
34 長離間部
40 ファンガード
41 第1網部
42 第2網部
43 中心部(第2網部の中心)
100 空調機(空気調和機)
900 試験指
R1 放射状リブ
R2 環状リブ
R3 縦リブ
R4 横リブ
X 回転軸
実開昭61−175835号公報
本発明は、空気調和機に関する。
従来から、ファンに直接手が触れることのできる様な製品では、回転物に指が触れ、怪我をすることを防ぐために、ファンを覆う網等を設けていた。例えば、特許文献1(実開昭61−175835号公報)には、シロッコファンの吸込口を覆う網が図示されている。
しかし、上記特許文献1に図示されているファンガードのように指がファンに触れないように網のピッチ(間隔)を詰めると空気を吸入する抵抗が増え、性能が低下するという問題がある。また、シロッコファンのためのファンガードについては、今まであまり提案されて来なかった。
そこで、本発明の課題は、安全性を確保しつつ、その吸入性能の低下をなるべく抑えることが可能なシロッコファンを備えた空気調和機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空気調和機は、シロッコファンと、ファンガードとを備える。シロッコファンは、空気の吸い込み及び吹き出しを行う。ファンガードは、シロッコファンの吸込開口を覆う。シロッコファンは、円板部と、多翼部とを有する。円板部は、ボス部を含む。多翼部は、円板部の周縁部から回転軸方向に延びる。ファンガードは、第1網部と、第2網部とを有する。第1網部は、回転軸方向視で多翼部に対向する。第2網部は、第1網部よりも中心側に位置し第1網部よりも大きいピッチの網目を有する。第1網部は、試験指が挿入不能なピッチの網目を有する。第2網部は、試験指が挿入可能なピッチの網目を有する。第2網部は、シロッコファンから離れる方向に膨出するとともにその中心がボス部に対向する。第2網部は、その網目から挿入された試験指の長さよりもシロッコファンから離れている。
この空気調和機では、主に円板部の周縁にのみ回転物である多翼部が存在するというシロッコファンの形状を利用して安全性を確保しつつ、通風抵抗による性能の劣化を抑制する。多翼部に対向する部分、即ち指が侵入し回転物に指が接触する恐れのある範囲の網目の大きさ(ピッチ)は細かくする。それよりも中心側、即ち網の間から指が侵入しても回転物に指が接触しない範囲ではピッチを粗くする。これにより、安全性を確保しつつ、通風抵抗による吸入性能の劣化を抑制する。
また、この空気調和機では、回転物が近くにある第1網部では、ピッチを試験指が挿入不能なくらい小さくして安全性を確保する。回転物が比較的遠くにある第2網部では、ピッチを大きくしてファンガードによる通風抵抗を軽減する。
さらに、この空気調和機では、網目より挿入された試験指がシロッコファンに届かないようにボス部の近くに存在する第2網部の中央が膨らんでいる。つまり、指を挿入してもシロッコファンに触れないようになっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明の第2観点に係る空気調和機は、第1観点に係る空気調和機であって、ボス部は、回転軸方向に突出している。ボス部と多翼部との間には、ファンガードから円板部までの距離が最も長い長離間部が形成されている。第2網部は、回転軸方向視で長離間部に対向する。
この空気調和機では、ボス部と多翼部との間の回転物が近くに存在しない空間に対向する部分のピッチを粗くし、安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する
発明の第観点に係る空気調和機は、第1観点又は点に係る空気調和機であって、第1網部は、放射状リブと、環状リブとを有する。放射状リブは、放射状に延びる。環状リブは、回転軸を中心とする同心円状であって放射状リブと交差する。
この空気調和機では、第1網部の網目はシロッコファンの形状に迎合した形状をしている。即ち、シロッコファンの形状に合わせてピッチが細かくなっており、これによりシロッコファンの形状を利用して安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明の第観点に係る空気調和機は、第1観点〜第観点のいずれかに係る空気調和機であって、第2網部は、縦リブと、横リブとを有する。縦リブは、直線状に延びる。横リブは、直線状に延び、縦リブに交差する。
この空気調和機では、第2網部の網目は、格子状になっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガードによる通風抵抗を軽減する。
本発明に係る空気調和機は、安全性を確保しつつ、通風抵抗による吸入性能の劣化を抑制する。
空調機の冷媒回路図。 空調室内機の外観斜視図。 空調室内機の外観正面図。 前面下部のカバーを外した状態の空調室内機の正面図。 正面視におけるシロッコファンの拡大図。 ファンガードを装着した状態のシロッコファンの正面視における拡大図。 図6のVII−VII断面図。 ファンガードの平面図。 ファンガードの拡大平面図。 試験指を示す図。
本発明の一実施形態に係る空気調和機である空調機100について、以下、図面を参照しながら説明する。
(1)空調機の全体構成
図1は、空調機100の冷媒回路図である。以下、空調機100の全体構成について図1を参照しながら説明する。
空調機100は、冷房と暖房との両方の運転が可能であり、主に居室R内に設置される空調室内機100aと居室Rの外に設置される空調室外機100bとから構成されている。空調室内機100aは、室内熱交換器5と、シロッコファン30(図4参照)とを有する。空調室外機100bは、圧縮機2、室外熱交換器3、膨張機構4、四路切替弁6、及び図示しないファンを有する。
圧縮機2は、低圧の冷媒を吸入して圧縮し、高圧にして吐出する。
室外熱交換器3は、冷房運転時には、冷媒を凝縮させる凝縮器として機能し、暖房運転時には、冷媒を蒸発させる蒸発器として機能する。室外熱交換器3と熱交換する空気は、ファンにより供給される。
膨張機構4は、高圧の冷媒を減圧・膨張させる。
室内熱交換器5は、冷房運転時には、冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、暖房運転時には、冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。室内熱交換器5と熱交換する空気は、シロッコファン30により供給される。
四路切替弁6は、冷房運転時と暖房運転時とで、冷媒の流れを切り替える。具体的には、冷房運転時には、室内熱交換器5から延びる冷媒配管12bを圧縮機2への吸入配管10aに接続し、圧縮機2からの吐出管10bを室外熱交換器3へ延びる冷媒配管11aに接続する。暖房運転時には、室外熱交換器3から延びる冷媒配管11aを圧縮機2への吸入配管10aに接続し、圧縮機2からの吐出管10bを室内熱交換器5へ延びる冷媒配管12bに接続する。
空調機100の冷媒回路では、図1に示すように、圧縮機2は、吐出管10b及び冷媒配管11aにより四路切替弁6を介して室外熱交換器3に接続されている。室外熱交換器3は、冷媒配管11bにより膨張機構4に接続されている。膨張機構4は、冷媒配管12aにより室内熱交換器5に接続されている。室内熱交換器5は、冷媒配管12b及び吸入管10aにより四路切替弁6を介して圧縮機2に接続されている。
(2)空調室内機の構成
図2〜図10を参照しながら空調室内機100aの構成について説明する。なお、以下において、左右、前後、上下は、図2に示した方向を意味する。
図2は、空調室内機100aの斜視図である。図3は、空調室内機100aの正面図である。空調室内機100aの正面の上部(上下方向中央部よりも上方)には、室内熱交換器5を通過し、居室R内に吹き出される空気の左右方向の風向を調整する垂直フラップ22が設けてある。垂直フラップ22の背面側には空気の吹出口が設けてある。空調室内機100aの下部(上下方向中央部よりも下方)の側面から正面は、前面下部カバー21により覆われている。前面下部カバー21の側面及び前面には、居室R内の空気を吸い込むための吸込口Iが設けられている。
図4は、前面下部カバー21を外した状態の空調室内機100aの正面図である。シロッコファン30は、図4に示すように空調室内機100aの下部に設置されている。シロッコファン30は、ファンケーシング50の中に収納されている。ファンケーシング50のシロッコファン30の吸込開口部OPに対向する部分(吸込開口部OPの前方)には、開口50a(ベルマウスとも言う)が形成されている。このシロッコファン30の吸込開口部OPに対向する部分(吸込開口部OPの前方)には、図4では図示されていないが、ファンガード40(図8参照)が装着される。
(2−1)シロッコファン
図5は、正面視におけるファンケーシング50に収納されたシロッコファン30の拡大図である。図6は、ファンガード40が装着された状態の図5と同様の図である。図7は、図6のVII−VII断面図である。
シロッコファン30は、円板部32と、多翼部31とを有し、円筒状になっている。当該円筒の一端は、円板が接合されたような構成となっており、当該円板にあたる部分が円板部32である。円板部32の周縁、即ち前述の円筒が、多翼部31となっており、多数の翼31aが円板部32の周縁から立ち上がるように設けられている。後述する回転軸X方向に円板部32に対向する部分、即ち前述の円筒の他端に当たる部分は、開口されており、吸込開口部OPとなっている。
シロッコファン30は、円板部32の中心に設けられた前後方向に延びる、即ち水平な、回転軸Xを中心に回転し、居室R内の空気を空調室内機100a内部に吸い込む。シロッコファン30は、モータM(図7参照)により回転駆動される。
(2−1−1)多翼部
多翼部31は、前述のとおり円板部32の周縁部から回転軸Xに向かう方向に延びる多数の翼31aを有する。多翼部31の翼31aは、シロッコファン30が回転することにより吸込開口部OPから空気を吸い込み、吸い込んだ空気を多翼部31よりも外側に放射状に吹き出すように構成されている。
(2−1−2)円板部
円板部32は、ボス部33及び長離間部34を有する。
ボス部33は、図7に示すように回転軸Xの方向に膨らみ、突出している。ボス部33の中心は回転軸Xにより軸支されている。
円板部32のボス部33と多翼部31との間には、図7に示すように、ファンガード40から円板部32までの距離が最も長い長離間部34が形成されている。即ち、ファンガード40と長離間部34との間には、回転物が近くに存在しない空間が存在する。
(2−2)ファンガード
図8は、ファンガード40の平面図である。図9は、図8のうち楕円Aで囲われた部分の拡大平面図である。
ファンガード40は、円形をしており、第1網部41と、第2網部42とを有する。ファンガード40は、シロッコファン30の吸込開口部OPを覆うようにシロッコファン30の前に装着された状態では、図7に示すようにその全体が回転軸X方向視でシロッコファン30から離れる方向に、即ち前方に、突出している。図7におけるその突出の寸法Hは、45mm以上、さらには47mm以上であることが好ましく、本実施形態では、47.4mmである。即ち、ファンガード40は、シロッコファン30のうちファンガード40の最も近くに位置する多翼部31から少なくとも47.4mm離れており、安全性を高めている。
なお、以下において登場する試験指900は、図10に示すように、主として、円板の停止板901と、停止板901から延びる第1円柱部902と、第1円柱部902から延びる第2円柱部903と、第2円柱部903から延びる疑似指先部904とから構成されており、2つの関節部分が所定角度に曲がるようになっている。図10の寸法は、L1=80mm、L2=60mm、L3=30mm、L4=20mm、D1=12mm、D2=50mmである。すなわち、第2円柱部903の直径(D1)は12mmである。停止板901の直径(D2)は、50mmである。
(2−2−1)第1網部
第1網部41は、ファンガード40の網部のうち、回転軸X方向視において多翼部31に対向する部分である。
第1網部41は、多数の放射状リブR1と、1つの環状リブR2とを有する。放射状リブR1は、放射状に延びる。環状リブR2は、回転軸Xを中心とする同心円状であって放射状リブR1と交差する。放射状リブR1と環状リブR2とが、第1網部41の網を形成している。図9において、ピッチP1の寸法は、6mm〜7mmであることが好ましく、本実施形態では6.7mmである。ピッチPの寸法は、7mm〜7.5mmであることが好ましく、本実施形態では7.1mmである。したがって、第1網部41の網目は、試験指900が挿入不能なピッチとなっている。これにより、安全が確保されている。
なお、放射状リブR1は、第2網部42まで延びている。
(2−2−2)第2網部
第2網部42は、第1網部41よりも中心側に位置し第1網部41よりも大きいピッチの網目を有する。第2網部42は、回転軸X方向視で長離間部34に対向する。第2網部42は、第2環状リブR12を有する。第2網部42の後述する中心部43を除く部分の網は、第1網部41から延びている放射状リブR1と第2環状リブR12とにより形成されている。
第2網部42は、試験指900が挿入不能なピッチと挿入可能なピッチとを有する。中心部43を除く第2網部42のピッチは、中心に向かうに連れ徐々に大きくなっている。例えば、図9において、ピッチP3の寸法は、9mm〜11mmであることが好ましく、本実施形態では10mmである。このようなピッチを有する第2網部42は、試験指900は、挿入不能である。一方、ピッチP4(図8参照)の寸法は、12mm〜49mmであることが好ましく、本実施形態では12mm以上であり、試験指900が挿入可能である。しかし、停止板901は、挿入不能である。そして、第2網部42は、第2網部42の網目から挿入された試験指900の長さよりもシロッコファン30から離れている。即ち、第2網部42とシロッコファン30との距離は80mmよりも離れており、第2網部42の網目から挿入された試験指900は、長離間部34にも、ボス部33にも、回転軸Xにも、そして当然のことながら多翼部31にも触れることはない。これにより、安全を確保しつつ、通風抵抗ができる限り軽減されている。
また、第2網部42の中心は、回転軸X方向、即ち前方に突出しているボス部33に対向しており、中心部43と呼ぶ。この第2網部42のうちボス部33に対向している中心部43は、図7に示すように、ファンガード40の他の部分よりもシロッコファン30から離れる方向(ボス部33の突出方向と同じ方向)にさらに膨出している。
中心部43は、縦リブR3と、横リブR4とを有し、縦リブR3と、横リブR4とは、略直交し、格子状の網を形成している。その網目は、試験指900が挿入可能な大きさのピッチP5(図8参照)を有する。但し、試験指900の停止板901は、挿入不能である。なお、ピッチP5の寸法は、12mm〜49mmであることが好ましい。なお、本実施形態では、中心部43のピッチP5以外の網目のピッチは、試験指900が挿入不能な大きさとなっている。また、縦リブR3は、第1網部41から延びている放射状リブR1のうちの一部と繋がっている。横リブR4の一部も、第1網部41から延びている放射状リブR1のうちの一部と繋がっている。
中心部43は、その網目から挿入された試験指900の長さよりもシロッコファン30から離れている。即ち、中心部43の網目から挿入された試験指900は、ボス部33にも、回転軸Xにも、そして当然のことながら多翼部31にも触れることはない。これにより、安全を確保しつつ、通風抵抗ができる限り軽減されている。
(3)動作
(3−1)空調機全体の動作
空調機100の動作について図1を参照しながら説明する。
冷房運転時には、吸入管10aから圧縮機2に吸い込まれる低圧のガス冷媒は、圧縮されて高温高圧の冷媒となり、吐出管10bへと吐出される。吐出された冷媒は、四路切替弁6を通過し、冷媒配管11aを通り、室外熱交換器3へ流れる。室外熱交換器3へ流れ込んだ冷媒は、空気と熱交換して冷却された後、冷媒配管11bを介して膨張機構4へ到達する。冷媒は、膨張機構4にて減圧・膨張された後、冷媒配管12aを介して室内熱交換器5に流れ込む。冷媒は、室内熱交換器5にて居室R内の空気から熱を奪い、過熱のついた低圧のガス冷媒になる。過熱のついた低圧のガス冷媒になった冷媒は、冷媒配管12bを介して四路切替弁6を通過し、吸入管10aへと流れていく。
暖房運転時には、吸入管10aから圧縮機2に吸い込まれる低圧のガス冷媒は、圧縮されて高温高圧の冷媒となり、吐出管10bへと吐出される。吐出された冷媒は、四路切替弁6を通過し、冷媒配管12bを通り、室内熱交換器5へ流れる。室内熱交換器5へ流れ込んだ冷媒は、居室R内の空気と熱交換して冷却された後、冷媒配管12aを介して膨張機構4へ到達する。冷媒は、膨張機構4にて減圧・膨張された後、冷媒配管11bを介して室外熱交換器3に流れ込む。冷媒は、室外熱交換器3にて外気から熱を奪い、過熱のついた低圧のガス冷媒になる。過熱のついた低圧のガス冷媒になった冷媒は、冷媒配管11aを介して四路切替弁6を通過し、吸入管10aへと流れていく。
(3−2)空調室内機の動作
空調室内機100aの動作について、図1〜図4を参照しながら説明する。
居室R内に設置された空調室内機100aでは、シロッコファン30の回転により居室R内の空気が吸込口Iから空調室内機100a内に吸い込まれる。空調室内機100a内に吸い込まれた空気は、空調室内機100a内を上方に流れ、室内熱交換器5を通過する。室内熱交換器5を通過する際に空気は、冷房運転時には、熱を奪われ冷気となる。暖房運転時には、熱を奪い暖気となる。室内熱交換器5を通過した空気は、吹出口から居室R内へ吹き出される。
(4)空調機の特徴
(4−1)
上記実施形態では、空調機100は、シロッコファン30と、ファンガード40とを備えている。シロッコファン30は、空気の吸い込み及び吹き出しを行う。ファンガード40は、シロッコファン30の吸込開口OPを覆っている。シロッコファン30は、円板部32と、多翼部31とを有している。円板部32は、ボス部33を含む。多翼部31は、円板部32の周縁部から回転軸Xに向かう方向に延びる多数の翼31aを有している。ファンガード40は、第1網部41と、第2網部42とを有している。第1網部41は、回転軸X方向視で多翼部31に対向している。第2網部42は、第1網部41よりも中心側に位置し第1網部41よりも大きいピッチの網目を有している。
この空調機100では、主に円板部32の周縁にのみ回転物である多翼部31が存在するというシロッコファン30の形状を利用して安全性を確保しつつ、通風抵抗による性能の劣化を抑制している。多翼部31に対向する部分、即ち指が侵入し回転物に指が接触する恐れのある範囲(第1網部41)の網目(ピッチP1、P2)は細かくなっている。それよりも中心側、即ち網の間から指が侵入しても回転物に指が接触しない範囲(第2網部42)ではピッチP3、P4及びP5を粗くしている。これにより、安全性を確保しつつ、通風抵抗による吸入性能の劣化を抑制している。
(4−2)
上記実施形態では、ボス部33は、回転軸X方向に突出している。ボス部33と多翼部31との間には、ファンガード40から円板部32までの距離が最も長い長離間部34が形成されている。第2網部42は、回転軸X方向視で長離間部34に対向している。
この空調機100では、ボス部33と多翼部31との間のシロッコファン30の回転物が近くに存在しない空間に対向する部分のピッチP3、P4を粗くし、安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
(4−3)
上記実施形態では、第1網部41は、試験指900が挿入不能なピッチP1及びP2の網目を有している。第2網部42は、試験指900が挿入可能なピッチP4及びP5の網目を有している。
この空調機100では、回転物が近くにある第1網部41では、ピッチP1及びP2を試験指900が挿入不能なくらい小さくして安全性を確保している。回転物が比較的遠くにある第2網部42では、ピッチP4及びP5を大きくしてファンガードによる通風抵抗を軽減している。
(4−4)
上記実施形態では、第1網部41は、放射状リブR1と、環状リブR2とを有している。放射状リブR1は、放射状に延びている。環状リブR2は、回転軸Xを中心とする同心円状であって放射状リブR1と交差している。
この空調機100では、第1網部41の網目はシロッコファン30の形状に迎合した形状をしている。即ち、シロッコファン30の形状に合わせてピッチP1及びP2が細かくなっており、これによりシロッコファン30の形状を利用して安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
(4−5)
上記実施形態では、第2網部42の中心部43は、縦リブR3と、横リブR4とを有している。縦リブR3は、直線状に延びる。横リブR4は、直線状に延び、縦リブR3に略直交している。
この空調機100では、第2網部42の中心部43の網目は、格子状になっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
(4−6)
上記実施形態では、第2網部42の中心部43は、シロッコファン30から離れる方向にさらに膨出するとともにボス部33に対向している。このため、第2網部42の中心部43は、その網目から挿入された試験指900の長さよりもシロッコファン30から離れている。
この空調機100では、網目より挿入された試験指900がシロッコファン30に届かないようにボス部33が近くに存在する第2網部42の中央(中心部43)が膨らんでいる。つまり、指を挿入してもシロッコファン30に触れないようになっている。これにより、安全性を確保しつつ、ファンガード40による通風抵抗を軽減している。
本発明は、シロッコファンを有するエアコンや空気清浄機、等の空気調和機に有用である。
30 シロッコファン
31 多翼部
32 円板部
33 ボス部
34 長離間部
40 ファンガード
41 第1網部
42 第2網部
43 中心部(第2網部の中心)
100 空調機(空気調和機)
900 試験指
R1 放射状リブ
R2 環状リブ
R3 縦リブ
R4 横リブ
X 回転軸
実開昭61−175835号公報

Claims (6)

  1. 空気の吸い込み及び吹き出しを行うシロッコファン(30)と、
    前記シロッコファンの吸込開口を覆うファンガード(40)と、
    を備え、
    前記シロッコファンは、ボス部(33)を含む円板部(32)と、前記円板部の周縁部から回転軸(X)方向に延びる多翼部(31)と、を有し、
    前記ファンガードは、前記回転軸方向視で前記多翼部に対向する第1網部(41)と、前記第1網部よりも中心側に位置し前記第1網部よりも大きいピッチの網目を有する第2網部(42)と、を有する、
    空気調和装置(100)。
  2. 前記ボス部は、前記回転軸方向に突出しており、
    前記ボス部と前記多翼部との間には、前記ファンガードから前記円板部までの距離が最も長い長離間部(34)が形成されており、
    前記第2網部は、前記回転軸方向視で前記長離間部に対向する、
    請求項1に記載の空気調和機(100)。
  3. 前記第1網部は、試験指(900)が挿入不能なピッチ(P1、P2)の網目を有し、
    前記第2網部は、前記試験指が挿入可能なピッチ(P4、P5)の網目を有する、
    請求項1又は2に記載の空気調和機(100)。
  4. 前記第1網部は、放射状に延びる放射状リブ(R1)と、前記回転軸を中心とする同心円状であって前記放射状リブと交差する環状リブ(R2)と、を有する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機(100)。
  5. 前記第2網部は、直線状に延びる縦リブ(R3)と、直線状に延び、前記縦リブに略直交する横リブ(R4)と、を有する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和機(100)。
  6. 前記第2網部は、前記シロッコファンから離れる方向に膨出するとともにその中心(43)が前記ボス部に対向し、その網目から挿入された前記試験指の長さよりも前記シロッコファンから離れている、
    請求項3〜5のいずれかに記載の空気調和機(100)。
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