JP2014024544A - 空気タイヤの接着結合 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ内の空気圧を維持する空気維持機構が組み込まれたタイヤアセンブリを提供する。
【解決手段】空気タイヤアセンブリは、空気キャビティを有するタイヤと、回転するタイヤのフットプリントの半径方向内側で湾曲する少なくとも1つの曲げ領域を有する第1の側壁を含み、第1および第2のタイヤビード領域からタイヤトレッド領域にそれぞれ延びている第1および第2の側壁と、タイヤアセンブリを動作しやすくし、タイヤとの間で剛性の勾配が生じるように剛性の高い複合セメントによってタイヤに結合されている剛構造と、第1のタイヤ側壁の曲げ領域内に配置されたグルーブ壁によって画定された側壁グルーブと、を含む。
【選択図】 図6A

Description

本発明は、概して空気タイヤの接着結合に関し、より詳細には、ポンプアセンブリの空気タイヤへの接着結合に関する。
タイヤ圧は、通常の空気の拡散により、時間経過とともに低下する。タイヤの自然な状態は、膨らませた状態である。したがって、ドライバは、タイヤ圧を維持する作業を繰り返し行わなければならず、そうしなければ、燃費が低下したり、タイヤの寿命が短くなったり、車両の制動性能やハンドリング性能が低下したりすることになる。タイヤ圧が著しく低くなったときにドライバに警告を発するタイヤ圧監視システムが提案されている。しかし、これらのシステムは、依然として、警告が発せられたときに推奨圧になるまでタイヤに再度空気を入れる改善作業をドライバが行うことに依存している。
したがって、ドライバが介入する必要なくタイヤ圧の経時的な低下を補償するために、タイヤ内の空気圧を維持する空気維持機構をタイヤ内に組み込むことが望ましい。
本発明の一形態では、空気タイヤアセンブリは、空気キャビティを有するタイヤと、第1および第2のタイヤビード領域からタイヤトレッド領域にそれぞれ延びている第1および第2の側壁であって、第1の側壁が、回転するタイヤのフットプリントの半径方向内側にある間に動作可能なように湾曲する少なくとも1つの曲げ領域を有している、第1および第2の側壁と、タイヤアセンブリを動作しやすくする剛構造であって当該構造とタイヤとの間で剛性の勾配が生じるように剛性の高い複合セメントによってタイヤに結合されている剛構造と、第1のタイヤ側壁の曲げ領域内に位置決めされたグルーブ壁面によって画定された側壁グルーブと、を備えている。この側壁グルーブは、回転するタイヤのフットプリントの半径方向内側にあるときに第1の側壁の曲げ領域が湾曲するのに応じて、変形していない状態と変形して圧縮した状態との間で部分ごとに変形する。この側壁グルーブによって空気通路が画定され、この空気通路は、回転するタイヤのフットプリントの半径方向内側にあるときに側壁グルーブの各部分が変形するのに応じて、拡張した状態と少なくとも一部がつぶれた状態との間で部分ごとに変形する。
この空気タイヤアセンブリの別の態様によれば、剛構造は、ポリアミドからなる。
この空気タイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、剛構造およびタイヤは、内蔵型のチューブ状キャビティを画定している。
この空気タイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、剛構造およびタイヤは、圧縮空気をポンプアセンブリに別ルートで向け、そこから空気キャビティ内に別ルートで向ける。
この空気タイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、剛構造の素地上に下塗りが塗布される。
この空気タイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、下塗りに、上塗りが塗布される。
この空気タイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、複合セメントは、上塗りに塗布される。
この空気タイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、下塗りは、180℃で8分間、剛構造の素地まで乾燥させられる。
この空気タイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、上塗りは、180℃で8分間、剛構造の下塗りまで乾燥させられる。
この空気タイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、複合セメントは、上塗りを覆う溶媒中の均質なスラリから作られる。
本発明の別の形態では、タイヤアセンブリは、空気キャビティを有するタイヤと、第1および第2のタイヤビード領域からタイヤトレッド領域にそれぞれ延びている第1および第2の側壁であって、第1の側壁が、回転するタイヤのフットプリントの半径方向内側にあるときに動作可能なように湾曲する少なくとも1つの曲げ領域を有している、第1および第2の側壁と、タイヤアセンブリを動作しやすくする剛構造であって当該構造とタイヤとの間で剛性の勾配が生じるように剛性の高い複合セメントによってタイヤに結合されている剛構造と、第1のタイヤ側壁の曲げ領域内に配置されたグルーブ側壁によって画定された側壁グルーブと、を備えている。この側壁グルーブは、回転するタイヤのフットプリントの半径方向内側での第1の側壁の曲げ領域の湾曲に応じて、変形していない状態と変形して圧縮した状態との間で部分ごとに変形する。この側壁グルーブによって空気通路が画定される。この空気通路は、回転するタイヤのフットプリントの半径方向内側にあるときに側壁グルーブの各部分が変形するのに応じて、拡張した状態と少なくとも一部がつぶれた状態との間で部分ごとに弾性的に変形する。
このタイヤアセンブリの別の態様によれば、別個のチューブが側壁グルーブ内に配置され、この別個のチューブが、円形の空気通路を画定している。
このタイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、この別個のチューブは、側壁グルーブの内部形状に対応する外部形状を有している。
このタイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、剛構造は、側壁グルーブの周りの複数の円弧位置に配置された複数のチェックバルブを備えている。
このタイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、複合セメントは、前記別個のチューブを側壁グルーブ内に固定し、さらに、前記複数のチェックバルブをこの別個のチューブに固定する。
このタイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、剛構造はポリアミドからなる。
このタイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、剛構造およびタイヤは、内蔵型のチューブ状キャビティを画定し、剛構造およびタイヤは、圧縮空気をポンプアセンブリに向け、そこから空気キャビティ内に向ける。
このタイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、剛構造の素地表面に、下塗りが塗布され、この下塗りに上塗りが塗布される。
このタイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、複合セメントは、上塗りに塗布される。
このタイヤアセンブリのさらに別の態様によれば、下塗りは、180℃で8分間、剛構造の素地表面上で乾燥させられる。
定義
タイヤの「アスペクト比」は、タイヤの断面幅(SW)に対するタイヤの断面高さ(SH)の比に100パーセントを掛け、百分率として表したものを意味する。
「非対称トレッド」は、タイヤの中心面すなわち赤道面EPに関して対称的でないトレッドパターンを有するトレッドを意味する。
「軸方向」は、タイヤの回転軸に平行な線または方向を意味する。
「チェーファー」は、リムとの接触によってコードプライが摩耗したり切れたりしないように保護し、リム上方の湾曲を分散するためにタイヤビードの外側の周囲に配置される細長い材料細片を意味する。
「周方向」は、軸方向に対して直交する、環状のトレッドの表面の外周に沿って延びる線または方向を意味する。
「赤道中心面(CP)」は、タイヤの回転軸に対して直交し、かつトレッドの中心を通る平面を意味する。
「フットプリント」は、速度がゼロかつ標準荷重および標準圧力の下でのタイヤのトレッドの接地面、すなわちタイヤのトレッドが平坦な表面と接触する領域を意味する。
「グルーブ」は、空気チューブを受け入れるような寸法および構成を有する、タイヤに形成された細長い空隙領域を意味する。
「インボード側」は、タイヤをホイールに取り付け、ホイールを車体に取り付けたときに、タイヤの車体に最も近くなる側を意味する。
「横方向」は、軸方向を意味する。
「横方向縁部」は、タイヤが膨らんだ状態での標準荷重の下で測定した、軸方向に最も外側のトレッドの接地面またはフットプリントに接する線であり、赤道中心面に平行な線を意味する。
「正味接触面積」は、トレッドの全周にわたって両横方向縁部間で地面に接触するトレッド要素の合計面積を、両横方向縁部間のトレッド全体の総面積で割ったものを意味する。
「無指向性トレッド」は、好ましい前進方向をもたず、車体上の1つまたは複数の特定のホイール位置に位置決めしなくてもトレッドパターンが確実に好ましい進行方向と一致するトレッドを意味する。逆に、指向性トレッドパターンは特定のホイール位置決めを必要とする好ましい進行方向を有する。
「アウトボード側」は、タイヤをホイールに取り付け、ホイールを車体に取り付けたときに、タイヤの車体から最も遠くなる側を意味する。
「蠕動」は、管状の通路に沿って、その中に入っている空気などの物質を推進させる波状の収縮による動作を意味する。
「半径方向」は、タイヤの回転軸に向かう、またはタイヤの回転軸から遠ざかる方向を意味する。
「リブ」は、少なくとも1つの周方向グルーブと第2の周方向グルーブまたは横方向縁部とによって画定された、トレッド上にある周方向に延びるゴム細片であり、全深さグルーブによって横方向に分割されない細片を意味する。
「サイプ」は、トレッド表面を細分して牽引力を向上させる、トレッド要素に彫り込まれた小スロットを意味し、タイヤのフットプリント上で開いた状態になっているグルーブとは対照的に、概して幅が狭く、タイヤのフットプリント上で閉じた状態になっている。
「トレッド要素」または「牽引要素」は、両隣にグルーブを有する形状によって画定されるリブまたはブロック要素を意味する。
「トレッドアーク幅」は、トレッドの両横方向縁部間で測定した、トレッドの円弧長を意味する。
例示的なタイヤおよびチューブアセンブリの等角投影展開図である。 この例示的なタイヤ/チューブアセンブリの側面図である。 図1の領域3Aの例示的な排気コネクタを示す詳細図である。 図1の領域3Aの例示的な排気コネクタを示す詳細図である。 例示的な排気コネクタを示す図3Bの3C−3C線に沿った断面図である。 図1の領域4Aの例示的な吸気(フィルタ)コネクタを示す詳細図である。 図1の領域4Aの例示的な吸気(フィルタ)コネクタを示す詳細図である。 図1の領域4Aの例示的な吸気(フィルタ)コネクタを示す詳細図である。 例示的な吸気(フィルタ)コネクタの図4Bの4D−4D線に沿った断面図である。 例示的な吸気(フィルタ)コネクタの図4Cの4E−4E線に沿った断面図である。 空気をキャビティに移動(84)させながら回転する例示的なタイヤを示す側面図である。 空気でフィルタを洗浄しながら回転する例示的なタイヤを示す側面図である。 図5Aの6A−6A線に沿った断面図である。 圧縮されていない状態の側壁における図6Aに示すチューブ領域6Bの拡大詳細図である。 図5Aの7A−7A線に沿った断面図である。 側壁が圧縮された状態の側壁における図7Aに示すチューブ領域7Bの拡大詳細図である。 例示的なチューブおよびグルーブの図2の8A−8A線に沿った拡大断面図である。 例示的なチューブが圧縮されてグルーブ内に挿入されようとしている詳細図である。 例示的なチューブがグルーブのリブ形成領域でグルーブ内に完全に挿入された詳細図である。 リブ付きグルーブに挿入されるチューブの分解斜視図である。 キャビティコネクタへの出口の両側に位置する例示的なリブ輪郭領域を示す、図2の領域9の拡大詳細図である。 例示的なリブ輪郭を有するグルーブを示す拡大詳細図である。 例示的なリブ輪郭に圧入されたチューブを示す拡大詳細図である。 キャビティコネクタへの出口の両側に位置する別の例示的なリブ輪郭領域を示す、図2の領域9の拡大詳細図である。 他の例示的なリブ輪郭を有するグルーブを示す拡大詳細図である。 他の例示的なリブ輪郭に圧入されたチューブを示す拡大詳細図である。 別の例示的なチューブおよびグルーブの詳細を示す拡大図である。 図13Aのチューブが圧縮されてグルーブ内に挿入されようとしている詳細図である。 図13Aのチューブがグルーブ内に完全に挿入された詳細図である。 第3の例のチューブおよびグルーブの詳細を示す拡大図である。 図14Aのチューブが圧縮されてグルーブ内に挿入されようとしている詳細図である。 図14Aのチューブがグルーブ内に完全に挿入された詳細図である。 第4の例のチューブおよびグルーブの詳細を示す拡大図である。 図15Aのチューブが圧縮されてグルーブ内に挿入されようとしている詳細図である。 図15Aのチューブがグルーブ内に完全に挿入された詳細図である。
以下、添付の図面を参照して本発明について説明する。
図1、図2および図6Aを参照すると、例示的なタイヤアセンブリ10は、タイヤ12、蠕動ポンプアセンブリ14およびタイヤリム16を含んでいてもよい。タイヤは、従来の方法で、外側リムフランジ22、24に隣接する1対のリム取付け面18、20に取り付けてもよい。各リムフランジ22、24は、半径方向外側に向いたフランジ端部26を有する。リム本体28は、図示のようにタイヤアセンブリ10を支持してもよい。タイヤ12は、従来の構造であってよく、対向するビード領域34、36からクラウンすなわちタイヤトレッド領域38へ延びている1対の側壁30、32を有する。タイヤ12およびリム16は、タイヤキャビティ40を囲んでいてよい。
図2、図3A、図3B、図3C、図6Bおよび図8Aから分かるように、この例示的な蠕動ポンプアセンブリ14は、環状の通路43を囲む環状の空気チューブ42を含んでいてもよい。チューブ42は、外力を受けて平らな状態になった後に外力を受けなくなって元の概して円形断面の状態に戻る変形サイクルの繰返しに耐えることができる、プラスチックまたはゴム化合物などの弾性のある可撓性材料で構成してもよい。チューブ42は、本明細書に記載の目的のために、また後述するようにタイヤアセンブリ10内の動作可能な位置にチューブを位置決めできるようにするために、ある体積の空気を通すのに十分な直径を有していてよい。この図示の例示的な構成では、チューブ42は、平らな(閉じた)チューブ後端部48から丸い(開いた)チューブ前端部50へ延びている対向するチューブ側壁44、46を有する細長い概して楕円形の断面形状であってもよい。チューブ42は、概して半円形の断面を有する長手方向外側に突出する1対のロック用の戻り止めリブ52、54を有していてもよく、各リブは、それぞれ側壁44、46の外側表面に沿って延びている。
図8Aに示すように、チューブ42は、3.65mmから3.80mmの範囲内の長さL1と、2.2mmから3.8mmの範囲内の幅D1と、0.8mmから1.0mmの範囲内の後端部幅D3と、を有していてもよい。突出する各戻り止めリブ52、54は、0.2mmから0.5mmの範囲内の曲率半径R2を有していてよく、各リブは、チューブ後端部48から1.8mm〜2.0mmの範囲内の距離L3の位置に配置されていてよい。チューブ42の前端部50は、1.1mmから1.9mmの範囲内の半径R1を有していてよい。チューブ42内の空気通路43も、同様に、2.2mmから2.3mmの範囲内の長さL2および0.5mmから0.9mmの範囲内の幅D2を有する、概して楕円形であってよい。
チューブ42は、グルーブ56に挿入されるような輪郭および幾何学的構成であってよい。グルーブ56は、チューブ42の楕円形状と相補的な、3.65mmから3.80mmの範囲内の長さL1を有する細長い概して楕円形の構成を有していて良い。グルーブ56は、0.8mmから1.0mmの範囲内の公称断面幅D3を有する制限された細い入口58を有していてよい。チューブロック用のリブ52、54をそれぞれ対応して受けるように、半円形の構成を有する、グルーブリブを受け入れる1対の軸方向の戻り止めチャネル60、62が、グルーブ56の対向する側面に形成されていてよい。チャネル60、62は、グルーブの入口58から、おおよそ1.8mmから2.0mmの範囲内の距離L3離れていてよい。各戻り止めチャネル60、62は、0.2mmから0.5mmの範囲内の曲率半径R2を有していてもよい。グルーブの内向きの戻り止め部分64は、1.1mmから1.9mmの範囲内の曲率半径R1および2.2mmから3.8mmの範囲内の公称断面幅D1で形成されていてよい。
図8D、図9、図10Aおよび図10Bで最もよく分かるように、タイヤ12は、グルーブ56の内部に向かって突出してグルーブ56の外周に延在する1つまたは複数の圧縮リブ66をさらに形成していてよい。これらのリブ66は、以下で述べるように、既定のピッチ、頻度および位置のリブパターンを形成していてよい。説明に際しては、7個の圧縮リブを、図示の第1のリブ輪郭パターンにおける参照符号66でまとめて指すこともあるし、D0からD6までの符号で個々に指すこともある。リブD0〜D6は、チューブ通路43を通る空気の圧送が最適化されるような順序およびピッチのパターンで形成されていてよい。各リブ66は、このパターン内で、固有の所定高さを有することができ、かつ固有の所定位置に配置されてもよく、図8Dに示すように、0.95mmから1.60mmの範囲内の半径R3(図8A)のグルーブ56の内部へ突出していてもよい。
図1、図2、図3Aから図3Cおよび図4Aから図4Eを参照すると、蠕動ポンプアセンブリ14は、互いに約180度離間して、周方向空気チューブ42に沿ったそれぞれの位置に配置された吸気装置68および排気装置70をさらに含んでいてもよい。この例示的な排気装置70は、タイヤキャビティ40に空気を出し入れする導管72、74を有し、T字形状を有している。排気装置のハウジング76は、導管72、74からそれぞれ一体的に延びている導管アーム78、80を収容している。各導管アーム78、80は、組み立てられた状態のときに空気チューブ42の非接続端部内に導管を保持する外部接続用リブ82、84を有している。ハウジング76は、グルーブ56と相補的な外側の幾何学形状を有するように形成され、平坦な端部86、丸みのある概して長円形の本体88、および外向きに突出する戻り止め長手方向リブ90を含む。したがって、ハウジング76は、リブ90が図8Aに示すグルーブ56内に収まって、グルーブ56内の所定の位置にぴったりと受け入れられることができる。
図12および図4Aから図4Eに示すように、吸気装置68は、細いスリーブネック98のところで細長い内側スリーブ本体96と接合された細長い外側スリーブ本体94を含んでいてよい。外側スリーブ本体は、概して3角形の断面を有する。内側スリーブ本体96は、グルーブ56と相補的な長円形の外側の幾何学形状を有し、内側スリーブ本体に沿って長手方向に延びている1対の戻り止めリブ100を含む。内側スリーブ本体96の中には、細長い空気流入チューブ101が配置されており、この空気流入チューブ101は、両端にチューブ端部102を備え、中央のチューブ通路の中に延びている複数の入口開口104のパターンを有する。外部リブ106、108は、これらのチューブ端部102を、排気装置70とは反対側の空気チューブ42内に固定する。
図6A、図6B、図7A、図7Bおよび図8Aから図8Dに示すように、ポンプアセンブリ14は、空気チューブ42と、グルーブ56内に挿入されたときに180度離間したそれぞれの位置で空気チューブと線上に並んで固定された吸気装置68および排気装置70と、を含んでいてもよい。グルーブ56は、タイヤがリム16に取り付けられたときに、空気チューブ42をリムフランジ端部26の上方に位置決めする、タイヤ12の下側の側壁領域に位置していてよい。図8Bは、空気チューブ42がグルーブ56内に挿入できるように直径方向に押しつぶされているところを示している。図8Cに示すように、完全に挿入されると、リブ52、54は、グルーブチャネル60、62内に収まることができ、チューブ42の平坦な外側端部48は、タイヤの側壁の外側表面と概して面一になることができる。完全に挿入されると、チューブ42の空気通路43は弾性的に開いた状態に戻り、ポンプの動作時にチューブに沿って空気を流すことができるようになる。
図1、図2、図5A、図5B、図6A、図6B、図7A、図7Bおよび図8Aから図8Dを参照すると、吸気装置68および排気装置70は、概して180度離間して、円形の空気チューブ42の外周内に位置していてよい。グルーブ56内に配置されたチューブ42を有するタイヤ12は、回転方向110に回転し、地表面118にフットプリント120を形成する。圧縮力124が、フットプリント120からタイヤ12の内部に向けられ、参照符号122で示すように空気チューブ通路43のフットプリント120に対向する部分を平坦にするように作用する。通路43の一部分が平坦になると、この部分の空気が、チューブ通路43に沿って矢印116で示す方向、すなわち排気装置70に向かって押し出される。
タイヤ12が地表面118に沿って回転方向110に回転し続けると、チューブ42は、タイヤのフットプリントと対向するところで、回転方向110とは反対の方向に順次平坦に、すなわち押しつぶされていく。チューブ通路43の各部が順次平坦になっていくことにより、平坦になった部分から押し出された空気が、チューブ通路43内を排気装置70に向かって方向116に沿って圧送される。空気は、排気装置70を通って符号130に示すようにタイヤキャビティ40内に流れてもよい。符号130において、排気装置70を出る空気は、タイヤキャビティ40内に向けて送られ、タイヤ12を所望の圧力レベルまで再膨張させる働きをすることができる。キャビティ内の空気圧が既定レベルまで低下したときにキャビティ40への空気の流れを調節するバルブシステムは、2010年5月7日出願の係属中の米国特許出願第12/775552号に図示および記載されており、参照により本明細書に組み込まれる。
図5Aに示すように、タイヤ12が方向110に回転している状態では、チューブの平坦になった部分は、方向114に流れて吸気装置68に入る空気で順次再充填されてもよい。吸気装置68に流入し、次いでチューブ通路43に流入する空気の流れは、反時計回りの方向110に回転している排気装置70がタイヤのフットプリント120を通過するまで続いてよい。図5Bは、このような位置にある蠕動ポンプアセンブリ14を示している。チューブ42は、圧縮力124によって、タイヤのフットプリント120と対向する位置で、部分的に連続的に順次平坦にされてよい。空気は、時計回りの方向116に吸気装置68まで圧送され、タイヤ12の外部に押し出され、すなわち排気されてよい。符号128に示す吸気装置68からの排気の通路は、例えば気泡材料または多孔性材料あるいは気泡複合体または多孔性複合体で構成されるフィルタスリーブ92によって例示的に形成されてよい。したがって、フィルタスリーブ92を通ってチューブ101内に流れる空気の流れは、デブリまたは粒子を洗浄することができる。空気の排気、すなわち逆流方向128において、フィルタスリーブ92が多孔性媒体に取り込まれて蓄積したデブリまたは粒子を洗浄してもよい。吸気装置68から空気が圧送されて押し出されることにより、排気装置70は、空気がタイヤキャビティ40に流れないようにする閉じた位置になってもよい。タイヤ12が反時計回りの方向110にさらに回転して、(図5Aに示すように)吸気装置68がタイヤのフットプリント120を通過すると、空気流は、再び排気装置に戻り、圧送空気をタイヤキャビティ40中に押し出すことができる。このようにして、タイヤキャビティ40内の空気圧を所望のレベルに維持することができる。
図5Bは、タイヤ12が方向110に回転するにつれてチューブ42が部分ごとに平坦になることを示している。平坦部分134は、タイヤのフットプリント120から離れるように回転するにつれて反時計回りに移動し、一方、隣接する部分132が、タイヤのフットプリントと対向する位置に移動して平坦になる。したがって、押しつぶされ平坦になった部分、すなわち閉じたチューブの部分の前進は、排気装置および吸気装置に対するタイヤ12の回転位置に応じて、排気装置70(図5A)または吸気装置68(図5B)に向かって空気を移動させることができる。タイヤの回転によって各部分がフットプリント120から離れるように移動するにつれて、フットプリント領域からのタイヤ12内の圧縮力がなくなっていき、その部分は、通路43からの空気の再充填につれて、平坦でない状態、すなわち開いた状態に弾性的に戻っていくことができる。図7Aおよび図7Bは、平坦な状態のチューブ42の部分を示し、図6Aおよび図6Bは、タイヤのフットプリント120に対向する位置に移動する前後の、平坦でない膨らんだ状態、すなわち開いた状態の同部分を示している。元の平坦でない状態では、チューブ42の部分は、例示的な長円形の、概して楕円形の形状に戻っていてよい。
上述のサイクルを、タイヤが1回転する度に繰り返して、毎回半分の回転で圧送空気がタイヤキャビティ40内に移動し、残りの半分の回転で圧送空気が吸気装置68のフィルタスリーブ92から戻ってきてフィルタを自動洗浄するようにすることができる。タイヤ12の回転方向110は、図5Aおよび図5Bでは反時計回りとして示しているが、このタイヤアセンブリ10およびその蠕動ポンプアセンブリ14は、逆の(時計回りの)回転方向でも、同様に機能してよい。したがって、蠕動ポンプアセンブリ14は、双方向性としてもよく、タイヤ12が前進方向に回転しても逆方向に回転しても、すなわち車両が前進方向に移動しても後退方向に移動しても、同じように機能するようにしてよい。
空気チューブ/ポンプアセンブリ14は、図5A、図5B、図6A、図6B、図7Aおよび図7Bに示すようにしてもよい。チューブ42は、タイヤ12の側壁30の下側領域で、グルーブ56内に位置していてよい。上述のように、チューブ42の通路43は、回転するタイヤのフットプリント120における側壁グルーブ56が圧縮によって歪んで曲がることによって閉じてよい。側壁30内でのチューブ42の位置には自由度があり、それによってチューブ42とリム16とが接触しないようになっていてもよい。側壁グルーブ56内でチューブ42を高い位置に配置し、側壁のこの位置がタイヤのフットプリント120を通過するときに変形しチューブ42を閉じやすいという特性を利用してもよい。
グルーブ付き側壁の構成および作用、特に、グルーブ56内のリッジすなわち圧縮リブ66の作用によるチューブ42の圧力変化するポンプ圧縮について、図8Aから図8D、図9および図10A並びに図10Bに示す。リッジすなわちリブは、参照符号66で示してあるが、個別にはD0からD6で示してある。グルーブ56は、予め選択された順序、パターンまたは配列でグルーブ56内に突出するように形成された成形リッジD0〜D6を有するタイヤ12の側面に沿って、周方向に一様な幅を有していてもよい。リッジD0〜D6は、グルーブ56内でチューブ42を所定の向きに保持してもよく、また、可変圧縮力をチューブに順次加えてもよい。
一様な寸法を有するポンプチューブ42は、上述のように、すなわちグルーブ56の入口D3を機械的に広げることにより開始される手順で、グルーブ56内に位置決めされてよい。その後、グルーブ56の拡張された開口中に、チューブ42を挿入してよい。その後、グルーブ56の開口を解除し、元の間隔D3に閉じるように戻し、それにより、グルーブ内にチューブ42を取り込むようにしてよい。このように、長手方向に延びたロック用リブ52、54は、長手方向に延びたグルーブ60、62に取り込まれ/ロックされてよい。ロック用リブ52、54は、その結果、チューブ42をグルーブ56内にロックするように作用し、動作/回転中にチューブがグルーブ56から出されることを防止する。
あるいは、チューブ42は、グルーブ56内に圧入されてもよい。一様な幅寸法および幾何学的形状を有するチューブ42は、大量生産され得る。さらに、一様な寸法のポンプチューブ42であることにより、総組立て時間および材料コストが削減され、チューブの在庫の不均一性を低減することもできる。これにより、信頼性の観点からも、廃棄の可能性が低下する。
グルーブ56内に突出する周方向のリッジD0〜D6は、排気装置70に代表されるチューブ42の入口通路に近づくにつれて頻度が上がる(グルーブの軸方向の単位長さあたりのリッジの数が増える)ようにされてもよい。各リッジD0〜D6は、0.15mmから0.30mmの範囲内の共通の半径寸法R4を有していてもよい。リッジD0とD1の間の間隔が最も大きくなるようにし、リッジD1とD2の間の間隔がその次に大きくなるようにし、以下同様に間隔を狭めていって、リッジD5とD6の間の間隔が名目上なくなるようにしてもよい。7個のリッジが示されているが、グルーブ56に沿って様々な頻度で、それより多くのリッジが配置されてもよいし、それより少ないリッジが配置されてもよい。
リッジがグルーブ56内に半径R4だけ突出することは、2つの目的を果たすことができる。第1に、リッジD0〜D6は、チューブ42と係合して、タイヤの動作/回転中にチューブがグルーブ56に沿って所定の位置から移動する、すなわち「歩行する(walking)」ことを防止することができる。第2に、リッジD0〜D6は、上述のようにタイヤ12が回転してその回転圧送サイクルを経る際に、チューブ42の各リッジと対向する部分をより強く圧縮することができる。側壁が曲がることによって、各リッジD0〜D6を介した圧縮力を顕著にし、グルーブ56のリッジのない部分と対向するチューブの部分に普通に生じる程度よりも強い程度で、リッジと対向するチューブの部分を圧縮させることができる。図10Aおよび図10Bから分かるように、空気流の方向にリッジの頻度が上がるにつれて、次第にチューブ通路43の締め付けが起こり、最終的に、通路は参照符号136に示すサイズまで圧縮され、徐々に空気量を減少させ、圧力を上げていく。その結果として、これらのリッジが存在すると、グルーブ56は、長手方向に沿って一様な寸法を有するように構成されたチューブ42内に、可変の圧送圧力を生じさせることができる。このように、側壁グルーブ56は、グルーブ内に配置されたチューブ42に可変圧力を加えるように機能する可変圧力ポンプグルーブであってもよい。なお、圧送圧力の変化の程度は、グルーブ56内のリッジのピッチすなわち頻度と、チューブ通路43の直径方向の寸法に対するリッジの大きさと、によって決定され得ることが理解されよう。直径に対するリッジの大きさが大きくなるほど、そのリッジと対向するチューブ部分では空気量の減少が大きくなり、圧力が大きくなる。また、その逆も同様である。図9は、排気装置70へのチューブ42の取付けと、その両側で排気装置に流れ込む空気流の方向と、を示す図である。
図11は、排気装置70に対する出口の両側に位置する代替の第2のリブ輪郭領域を示す図である。図12Aは、この代替の第2のリブ輪郭を有するグルーブ56の拡大詳細図であり、図12Bは、この第2のリブ輪郭に圧入されたチューブ42の拡大詳細図である。図11、図12Aおよび図12Bを参照すると、この代替形態のリッジすなわちリブD0〜D6は、図10Aおよび図10Bを参照して上述したものと同様の頻度のパターンを有していてよいが、各リブはそれぞれ特有の大きさを有している。各リブD0〜D6は、概して、曲率半径R1〜R7をそれぞれ有する半円形の断面を有していてよい。リッジD0〜D6の曲率半径は、Δ=0.020mmから0.036mmの例示的な範囲内であってもよい。
リッジD0〜D6の数および各リッジのそれぞれの半径は、その他の寸法または適用例に合わせて上記の範囲外に設定してもよい。空気流の方向に沿って曲率半径が大きくなっていくようにして、排気装置70に近づくにつれて、リッジD0〜D6が通路43内に突出する大きさと程度が大きくなっていくようにしてもよい。これにより、通路43は、排気装置70に近づくにつれてより狭い領域138に圧縮されていき、それに応じて空気量の低下による空気圧の増加が大きくなるようにすることができる。このような構成の利点は、通路43に沿って、また排気装置70からタイヤキャビティ40内に向かって所望の空気流の圧力を達成するために、普通なら必要となるよりもチューブ42を小さく構成することができることである。チューブ42のサイズを小さくすることは、タイヤ12内でより小さなグルーブ56を使用できるようにすることによって、タイヤの側壁の構造的な不連続性を最小限に抑えるという点で、経済的かつ機能的に望ましいことがある。
図13Aから図13Cは、リブおよびグルーブを変更した結果として、図8Aから図8Cの戻り止めリブ90が除去された別のチューブ42およびグルーブ56の詳細を示している。このチューブ42は、以下に指定する範囲内の指定寸法を有する外形および通路構成を有していてもよい。
D1=2.2から3.8mm
D2=0.5から0.9mm
D3=0.8から1.0mm
R4=0.15から0.30mm
L1=3.65から3.8mm
L2=2.2から2.3mm
L3=1.8から2.0mm
上記の範囲は、特定の寸法選好、タイヤの幾何学的形状またはタイヤの適用例に合わせて修正してもよい。チューブ42の外部構成は、端部表面48に隣接する傾斜面138、140と、これらの傾斜面に隣接する互いに平行に対向する直線的な中間表面142、144と、これらの中間表面142、144に隣接する丸いノーズすなわち前方表面146と、を含んでいてよい。図13Bおよび図13Cから分かるように、チューブ42は、圧縮されてグルーブ56内に圧入され、完全に挿入された後で広がるようにされていてよい。側壁表面のところにあるグルーブ56の狭窄された開口は、チューブ42をしっかりとグルーブ56内に保持することができる。
図14Aから図14Cは、別のチューブ42およびグルーブ56の構成を示している。図14Aは、拡大図であり、図14Bは、圧縮されてグルーブ56内に挿入されるチューブ42を示す詳細図である。図14Cは、グルーブ56内に完全に挿入されたチューブ42を示す詳細図である。チューブ42は、同様の形状を有するグルーブ56内に挿入される概して楕円形の断面を有していてよい。グルーブ56は、互いに平行に対向する表面148と150の間に形成された細い入口を有していてよい。図14Aから図14Cでは、チューブ42は、以下に指定する範囲内の寸法を有する外部幾何学的形状および通路構成を有するように構成される。
D1=2.2から3.8mm
D2=0.5から0.9mm
D3=0.8から1.0mm
R4=0.15から0.30mm
L1=3.65から3.8mm
L2=2.2から2.3mm
L3=1.8から2.0mm
上記の範囲は、特定の寸法選好、タイヤの幾何学的形状またはタイヤの適用例に合わせて修正されてよい。図15Aから図15Cは、別のチューブ42およびグルーブ56の構成を示している。図15Aは、拡大図であり、図15Bは、圧縮されてグルーブ56内に挿入されるチューブ42を示す詳細図である。図15Cは、グルーブ56内に完全に挿入されたチューブ42を示す詳細図である。チューブ42は、概して、同様の形状を有するグルーブ56内に挿入される放物線状の断面を有していてよい。グルーブ56は、その中にチューブ42をぴったりと収容するようなサイズを有する入口を有していてもよい。リッジ66は、チューブ42がグルーブ56内に挿入されると、チューブ42と係合してよい。図15Aから図15Cでは、チューブ42は、以下に指定する範囲内の寸法を有する外部幾何学的形状および通路構成を有する。
D1=2.2から3.8mm
D2=0.5から0.9mm
D3=2.5から4.1mm
L1=3.65から3.8mm
L2=2.2から2.3mm
L3=1.8から2.0mm
上記の範囲は、必要に応じて、特定の寸法選好、タイヤの幾何学的形状またはタイヤの適用例に合わせて修正してもよい。
以上より、本発明は、タイヤ12の空気を維持するための双方向性の蠕動ポンプアセンブリ14を含んでいてよいことは理解されるであろう。円形の空気チューブ42は、タイヤのフットプリント120で部分ごとに平坦になって閉じてよい。吸気装置68は、多孔性気泡材料で構成された外側フィルタスリーブ92を含んでいてよく、それによって、吸気装置68自身を洗浄するようにしてもよい。排気装置70は、バルブユニット(参照により本明細書に組み込まれている2010年5月7日出願の同時係属中の米国特許出願第12/775552号参照)を利用してもよい。蠕動ポンプアセンブリ14は、タイヤ12の回転によってどちらの方向に空気を圧送してもよく、タイヤの半回転で空気をタイヤキャビティ40に圧送し、残りの半回転で空気を圧送して吸気装置68から戻す。蠕動ポンプアセンブリ14は、システム障害検出器として働くことができる2次タイヤ圧監視システム(TPMS)(図示せず)とともに使用してもよい。TPMSは、タイヤアセンブリ10の自動膨張システムのいかなる障害をも検出し、その状態をユーザに警告するために使用することができる。
タイヤ空気維持システム10は、チューブ42の対向する部分と係合してこの部分を圧縮する、1つまたは複数の内側に向けられたリッジすなわちリブ66を備える可変圧ポンプグルーブ56さらに組み込んでいてよい。これらのリブのピッチすなわち頻度は、排気装置70に近づくにつれて大きくなるようにして、チューブ42を圧縮することによって通路43内の空気量を徐々に減らしていくようにしてもよい。空気量の低下によって、通路43内の空気圧を高め、それによりチューブ42からタイヤキャビティ40内により効率的に空気が流れやすくなるようにすることができる。チューブ圧力の上昇は、グルーブ56のリブ66とチューブの長手方向に一様な寸法を有するチューブ42とが係合することによって達成されてもよい。したがって、チューブ42は、空気圧を維持するためのタイヤキャビティ40に流れる空気流の圧力を損なうことなく、一様な寸法および比較的小さなサイズを有するように構成してよい。リッジ66のピッチおよび大きさは、ともに、通路43内で所望の圧力上昇をより良好に達成するために変化させてもよい。
空気タイヤの構造には、特定の剛性部分、機能装置および/またはコネクタを、タイヤのゴムに埋め込む、またはタイヤのゴムに接着することが必要な場合がある。例えば、上述の例示的な空気維持タイヤ12の構造14、42、68、70、101などは、埋込み/接着を必要とし得る。これらの構造14、42、68、70、101などは、通常は、タイヤ12が動作状態にあるときに大きな応力を受ける。したがって、これらの構造14、42、68、70、101などの表面で結合が切れると、タイヤ12全体の一体性および/またはアセンブリ14の破壊に繋がる可能性が高いので、これらの構造14、42、68、70、101などは強く接合されることが望ましい。
例えば、内蔵型チューブ状キャビティ(図3C)を画定するために、ポリアミドからなるエルボ状(L字形)の構造70がタイヤ12に結合されてもよい。この構造70は、それによって圧縮空気をポンプアセンブリ14に別ルートで送り、そこからタイヤキャビティ40内に別ルートで送ることを可能にするだけでなく、圧縮されていない新鮮な空気をポンプアセンブリに供給するように外部と接続されてもよい。
これらの構造14、42、68、70、101などをタイヤ12に最適に接合するために、これらの構造に下塗りおよび上塗りを施してもよい。本発明によれば、剛性の高い複合セメント(compound cement)によって、その構造の剛性から、各構造専用のチューブ状キャビティを閉じるために使用されるより低い剛性の補修粘剤(repair gum)の剛性までの剛性の勾配を生じさせて、各構造14、42、68、70、101などをタイヤ12に結合してもよい。このような結合は、これらの構造14、42、68、70、101などのポリアミドの表面に塗布し空気中で180℃で8分間乾燥させた下塗りと、下塗りの上に塗布し空気中で180℃で8分間乾燥させた上塗りと、上塗りを覆う溶媒(例えばテトラヒドロフラン)中の均質なスラリから調製されたセメントと、によって実現され得る。この手法で、ポリアミドの表面14、42、68、70、101など、およびその他の熱可塑性構造を結合してもよい。
このような結合は、上述の構造14、42、68、70、101などに利用してもよいし(例えば内蔵された蠕動ポンプなど)、上述のようにバルブのキャビティのコアコーディングに使用してもよいし、特定の中空のゴム構造などのコアコーティングに利用してもよい。さらに、このような結合は、ポストキュアステップの前に未硬化の補修ゴム(green repair rubber)を塗布することによって、熱可塑性構造をゴムに固定することができる。
これらの構造14、42、68、70、101などは、ポリエポキシドを含む水性乳剤で処理した後に、レゾルシノールホルムアルデヒド樹脂、スチレンブタジエン共重合体ラテックス、ビニルピリジンスチレンブタジエン3元共重合体ラテックスおよびブロックイソシアネートを含む水性RFL乳剤で処理されてもよい。これらの構造14、42、68、70、101などは、RFL(レゾルシノールホルムアルデヒドラテックス)浸漬液で処理されてもよい。これらの構造をRFL浸漬液に浸漬した後で、これらの構造14、42、68、70、101などのゴム化合物への接着性を向上させるように、典型的には、ポリエポキシドを含む接着活性剤を作用させてもよい。このような手法は、これらの構造の表皮を攻撃し接着剤/構造の界面を劣化させる可能性のあるわずかな量の湿気およびアミンを含む化合物における長時間かつ/または高温の硬化に対しては、ロバストでない可能性がある。欠陥の1つの兆候としては、裸の構造14、42、68、70、101などの上にわずかしか接着剤が残っていないということが挙げられる。
これらの構造14、42、68、70、101などは、ポリエポキシドで処理されてもよい。その後、これらの構造14、42、68、70、101などを、本明細書ではエポキシまたはエポキシ化合物とも呼ぶポリエポキシドの水性分散液に浸漬してもよい。これらの構造14、42、68、70、101などは、サイジングまたは接着剤で処理されて形成された構造としてもよい。したがって、これらの構造14、42、68、70、101などは、その後に従来の方法を用いて処理されてもよい。
ポリエポキシドは、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ヘキサントリオール、ソルビトール、トリメチロールプロパン、3−メチルペンタントリオール、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(プロピレングリコール)などの脂肪族ポリアルコールと、エピクロロヒドリンなどのハロヒドリンとの反応生成物から成っていてもよく、レゾシノール、フェノール、ヒドロキノリン、フロログルシノールビス(4−ヒドロキシフェニル)メタンなどの芳香族ポリアルコールと、ハロヒドリンとの反応生成物から成っていても良く、ノボラック型フェノール樹脂および/またはノボラック型レゾシノール樹脂などのノボラック型樹脂とハロヒドリンとの反応生成物から成っていてもよい。ポリエポキシドは、オルトクレゾールホルムアルデヒドノボラック樹脂から導出されてもよい。
ポリエポキシドは、ポリエポキシド微粒子の水性分散液として使用されてもよい。ポリエポキシドは、この水性分散液内に、約1重量パーセントから約5重量パーセントの濃度範囲で存在してもよい。ポリエポキシドは、この水性分散液内に、約1重量パーセントから約3重量パーセントの濃度範囲で存在してもよい。第1の処理ステップでは、乾燥したポリエステルの構造14、42、68、70、101などのコードを、水性ポリエポキシド分散液に浸漬してもよい。これらの構造14、42、68、70、101などは、約0.3重量パーセントから0.7重量パーセントの間のポリエポキシドの浸漬含浸率(dip pick up)(DPU)を可能にするのに十分な時間だけ浸漬してもよい。DPUは、約0.4重量パーセントから0.6重量パーセントの間であってもよい。DPUは、浸漬後のコードの構造の重量(浸漬した構造の乾燥または硬化後)から浸漬前の構造の重量を引き、次いでそれを浸漬前の構造の重量で割った値として定義することができる。これらの構造14、42、68、70、101などは、分散液浴槽からこれらの構造をその都度引き出すことによって連続的に、またはこれらの構造をまとめて浸漬することによって、水性ポリエポキシド分散液で処理されてよい。ポリエポキシド分散液に浸漬した後で、構造14、42、68、70、101などを従来の方法で乾燥または硬化させて、余分な水分を除去してもよい。
第2の処理ステップでは、ポリエポキシドで処理した構造14、42、68、70、101などを、改質RFL液に浸漬してよい。接着剤の組成は、(1)レゾシノール、(2)ホルムアルデヒドおよび(3)スチレンブタジエンゴムラテックス、(4)ビニルピリジンスチレンブタジエン3元共重合体ラテックス、ならびに(5)ブロックイソシアネートから構成されていてよい。レゾシノールは、ホルムアルデヒドと反応して、レゾシノールホルムアルデヒド反応生成物を生成することができる。この反応生成物は、レゾシノールのフェノール基とホルムアルデヒドのアルデヒド基との縮合反応の結果得られる。レゾシノールおよびレゾシノールフェノールは、ラテックス内でその場で形成されるものであれ別個に水溶液中で形成されるものであれ、レゾールであってよく、接着剤混合物中のその他の縮合生成物よりかなり優れている。
レゾシノールは、約37パーセントのホルムアルデヒドが水酸化ナトリウムなどの強塩基とともに加えられている水に溶けることができる。この強塩基は、概して、レゾシノールの約7.5パーセント以下を構成してもよく、レゾシノールに対するホルムアルデヒドのモル比は、約1.5から約2であってもよい。レゾールまたは縮合生成物または樹脂の水溶液をスチレンブタジエンゴムラテックスおよびビニルピリジンスチレンブタジエン3元共重合体ラテックスと混合してもよい。レゾールまたはその他の上述の縮合生成物あるいはその縮合生成物を構成する材料は、ラテックス混合物の固体の約5パーセントから40パーセント、または約10パーセントから28パーセントを構成してもよい。レゾールを構成する縮合生成物またはレゾール型樹脂を構成する材料は、一部しか水に溶けないように一部が反応してもよいし、あるいは完全に反応してもよい。次いで、十分な水を加えて、最終的な浸漬液中に全体で約12重量パーセントから18重量パーセントの固体を生成してもよい。ラテックスからの重合体固体のレゾシノール/ホルムアルデヒド樹脂に対する重量比は、約2から約6の範囲内であってもよい。
RFL接着剤は、ブロックイソシアネートを含んでいてもよい。一形態では、約1重量部から約8重量部のブロックイソシアネートの固体が、接着剤に加えられていてもよい。ブロックイソシアネートは、EMS American Grilon社製のGrilbond−IL6(登録商標)ならびに参照により本明細書に組み込まれている米国特許第3226276号、第3268467号および第3298984号に開示されているフェノールホルムアルデヒドブロックイソシアネートやカプロラクタムブロックメチレンビス(4−フェニルイソシアネート)など、RFL接着剤の浸漬で使用されることが知られている任意の適当なブロックイソシアネートであってもよいが、これらに限定されるものではない。ブロックイソシアネートとしては、1種類または複数種類のイソシアネートと1種類または複数種類のイソシアネートブロック剤との反応生成物を使用してもよい。イソシアネートは、フェニルイソシアネート、ジクロロフェニルイソシアネート、ナフタレンモノイソシアネートなどのモノイソシアネートや、トリレンジイソシアネート、ジアニシジンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、アルキルベンゼンジイソシアネート、m−キシレンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネート、3,3−ジメトキシフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、1−アルコキシベンゼン−2,4−ジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、シクロへキシレン−1,2−ジイソシアネート、ジフェニレンジイソシアネート、ブチレン−1,2−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4−ジイソシアネート、ジフェニルエタンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネートなどのジイソシアネートや、トリフェニルメタントリイソシアネート、ジフェニルメタントリイソシアネートなどのトリイソシアネートを含んでいてよい。イソシアネートブロック剤は、フェノール、クレゾールおよびレゾシノールなどのフェノールと、t−ブタノールおよびt−ペンタノールなどの第3級アルコールと、ジフェニルアミン、ジフェニルナフチルアミンおよびキシリジンなどの芳香族アミンと、エチレンイミンおよびプロピレンイミンなどのエチレンイミンと、コハク酸イミドおよびフタルイミドなどのイミドと、イプシロンカプロラクタム、デルタバレロラクタムおよびブチロラクタムなどのラクタムと、尿素およびジエチレン尿素などの尿素と、アセトオキシム、シクロヘキサンオキシム、ベンゾフェノンオキシムおよびアルファピロリドンなどのオキシムと、を含んでいてもよい。
これらの重合体は、ラテックスまたはその他の形態で加えられてもよい。一形態では、ビニルピリジンスチレンブタジエン3元共重合体ラテックスおよびスチレンブタジエンゴムラテックスが、RFL接着剤に添加されてよい。ビニルピリジンスチレンブタジエン3元共重合体は、ビニルピリジンスチレンブタジエン3元共重合体の固体重量がスチレンブタジエンゴムの固体重量の約50パーセントから約100パーセントとなるようにRFL接着剤中に存在してもよい。換言すれば、スチレンブタジエンゴムに対するビニルピリジンスチレンブタジエン3元共重合体の重量比は、約1から約2であってよい。
重合体ラテックスを最初に調製し、その後、部分的に縮合した縮合生成物を添加されることが好ましいことがある。ただし、これらの成分(レゾシノールおよびホルムアルデヒド)は、縮合していない形態で重合体ラテックスに添加されてもよく、その後、全ての縮合がその場で行われてもよい。ラテックスは、アルカリ性のpHレベルに保たれていれば、より長くかつより安定に保つことができる。
ポリエポキシドで処理した構造14、42、68、70、101などは、約1秒から約3秒、RFL浸漬液に浸漬され、120℃から265℃の範囲内の温度で約0.5分から4.0分間乾燥させられ、その後、ゴム内に配置されて、ゴムと一緒に硬化されてもよい。利用する乾燥ステップは、これらの構造14、42、68、70、101などを、その温度を次第に高くなるように設定することができる2以上の乾燥オーブンを通過させることによって実行してもよい。例えば、構造14、42、68、70、101などは、約121℃から約149℃の温度に維持された第1の乾燥オーブンを通過させ、その後、約177℃から約260℃の温度に維持された第2のオーブンを通過させることによって、乾燥させてもよい。これらの温度は、乾燥させる構造14、42、68、70、101などの温度ではなく、オーブンの温度であることを理解すべきである。これらの構造14、42、68、70、101などの乾燥オーブン内の総滞在時間は、約1分から約5分の範囲内であってよい。例えば、第1のオーブンの滞在時間を30秒から90秒とし、第2のオーブンの滞在時間を30秒から90秒としてもよい。
本明細書に提供された本発明の説明に照らして、本発明の変形態様が可能である。本発明を説明するために、いくつかの代表的な例および詳細を示したが、当業者には、本発明の範囲を逸脱することなく、これらに様々な変更および修正を加えてもよいことは明らかであろう。したがって、上述の具体的な例には、以下に添付する特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲に含まれる様々な変更を加えることができることを理解されたい。
10 タイヤアセンブリ
12 タイヤ
14 蠕動ポンプアセンブリ
16 タイヤリム
30、32 側壁
34、36 ビード領域
38 タイヤトレッド領域
40 タイヤキャビティ
42 チューブ
43 空気通路
68 吸気装置
70 排気装置
101 空気流入チューブ

Claims (10)

  1. 空気タイヤアセンブリにおいて、
    空気キャビティを有するタイヤと、
    第1および第2のタイヤビード領域からタイヤトレッド領域にそれぞれ延びている第1および第2の側壁であって、前記第1の側壁が、回転するタイヤのフットプリントの半径方向内側にあるときに動作可能に湾曲する少なくとも1つの曲げ領域を有している、第1および第2の側壁と、
    前記タイヤアセンブリを動作しやすくする剛構造であって、前記構造と前記タイヤとの間で剛性の勾配が生じるように剛性の高い複合セメントによって前記タイヤに結合されている剛構造と、
    前記第1のタイヤ側壁の前記曲げ領域内に配置されたグルーブ壁によって画定された側壁グルーブであって、前記回転するタイヤのフットプリントの半径方向内側にある間の前記第1の側壁の前記曲げ領域の湾曲に応じて変形した圧縮状態と、変形していない状態との間で、部分ごとに変形する側壁グルーブと、
    前記側壁グルーブによって画定され、前記回転するタイヤのフットプリントの半径方向内側にあるときの前記側壁グルーブの各部分ごとの変形に応じて拡張した状態と少なくとも一部がつぶれた状態との間で部分ごとに変形する空気通路と、によって特徴付けられた空気タイヤアセンブリ。
  2. 前記剛構造がポリアミドからなることを特徴とする、請求項1に記載の空気タイヤアセンブリ。
  3. 前記剛構造および前記タイヤが内蔵型のチューブ状キャビティを画定していることを特徴とする、請求項1に記載の空気タイヤアセンブリ。
  4. 前記剛構造および前記タイヤは、圧縮空気をポンプアセンブリに向けて送り、そこから空気キャビティ内に向けて送る、請求項1に記載の空気タイヤアセンブリ。
  5. 前記剛構造の素地に塗布された下塗りをさらに含む、請求項1に記載の空気タイヤアセンブリ。
  6. 前記下塗りに塗布された上塗りをさらに含む、請求項5に記載の空気タイヤアセンブリ。
  7. 前記複合セメントが前記上塗りに塗布されていることを特徴とする、請求項6に記載の空気タイヤアセンブリ。
  8. 前記下塗りは、180℃で8分間、前記剛構造の前記素地まで乾燥させられることを特徴とする、請求項7に記載の空気タイヤアセンブリ。
  9. 前記上塗りは、180℃で8分間、前記剛構造の前記下塗りまで乾燥させられることを特徴とする、請求項8に記載の空気タイヤアセンブリ。
  10. 前記複合セメントは、前記上塗り上の溶媒中の均質なスラリから作られることを特徴とする、請求項9に記載の空気タイヤアセンブリ。
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