JP2014023703A - 磁気共鳴装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】イメージングシーケンスISnの他に、ナビゲータシーケンスNSnを実行する。ナビゲータシーケンスNSnは、肺と肝臓との境界部分を含むナビゲータ領域Rnav内のSI方向の信号強度の変化を表す信号強度データを取得するためのシーケンスである。ナビゲータシーケンスNSnにより得られた信号強度データD1〜Dzごとに、肝臓のエッジの位置P0から肝臓側(I側)に距離Δdだけ離れた位置P0+Δdの信号強度N1〜Nzを検出する。そして、信号強度N1〜Nzに基づいて、イメージングシーケンスにより得られた撮影領域のイメージングデータS1〜Szを補正する。
【選択図】図9
Description
前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを収集するためのスキャンを実行するスキャン手段と、
前記ナビゲータ信号に基づいて、前記イメージングデータの信号強度を補正する補正手段と、
信号強度が補正されたイメージングデータに基づいて画像再構成を行う再構成手段と、
を有する磁気共鳴装置である。
前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを収集するためのスキャンを実行するスキャン手段と、
前記ナビゲータ信号に基づいて、前記イメージングデータを収集するときに使用されるシーケンスのRFパルスのフリップ角を補正する補正手段と、
を有する、磁気共鳴装置である。
前記ナビゲータ信号に基づいて、前記イメージングデータの信号強度を補正する補正処理と、
信号強度が補正されたイメージングデータに基づいて画像再構成を行う再構成処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
前記ナビゲータ信号に基づいて、前記イメージングデータを収集するときに使用されるシーケンスのRFパルスのフリップ角を補正する補正処理、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
図1は、本発明の第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
送信器6はRFコイル24に電流を供給し、勾配磁場電源7は勾配コイル23に電流を供給する。
受信器8は、受信コイル4から受け取った信号に対して、検波などの信号処理を実行する。
検出手段91bは、信号強度データに基づいて肝臓の位置における信号強度を検出する。
演算手段91cは、後述する式を用いて、補正後のイメージングデータを求める。
MR装置100は、上記のように構成されている。
第1の形態では、息止めスキャンBHが実行される。
息止めスキャンBHは、被検体に造影剤を注入し、被検体が息止めをした状態で実行されるスキャンである。息止めスキャンBHでは、ナビゲータシーケンスNSn(n=1〜z)と、イメージングシーケンスISn(n=1〜z)とが交互に実行される。
以下に、息止めスキャンBHを実行するときのフローについて説明する。
ステップST1では、被検体に造影剤を注入し、息止めスキャンBHを実行する。息止めスキャンBHでは、図5に示すように、ナビゲータシーケンスNSnとイメージングシーケンスISnとが交互に実行される。ナビゲータシーケンスNSnを実行することにより、ナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号An(n=1〜z)が収集され、イメージングシーケンスISnを実行することにより、撮影領域Rの画像を再構成するときに使用されるイメージングデータSn(n=1〜z)が収集される。信号強度データ作成手段91a(図1参照)は、ナビゲータ信号Anを一次元フーリエ変換(1D−FT)し、ナビゲータ領域Rnav内のSI方向の信号強度の変化を表す信号強度データD1〜Dzを作成する。信号強度データD1〜Dzを得た後、ステップST2に進む。
ステップST3では、検出手段91bが、信号強度データD1〜Dzごとに、肝臓のエッジの位置P0から肝臓側(I側)に距離Δdだけ離れた位置P0+Δdの信号強度N1〜Nzを検出する。図7に、位置P0+Δdの信号強度N1〜Nzを示す。信号強度N1〜Nzを検出することにより、肝臓における信号強度の時間変化を表すプロファイルFを得ることができる。図8に、そのプロファイルFを概略的に示す。肝臓に流入する造影剤の濃度が増加するに伴って、信号強度Nnの値は増加する。したがって、プロファイルFから、時間の経過とともに、肝臓に流入する造影剤の濃度が増加していることがわかる。尚、Δdの値が小さすぎると、肝臓と肺との境界に現れる段差の信号強度を検出してしまう可能性が高くなるので、肺側の領域の信号強度を検出してしまう恐れがある。一方、Δdの値が大きすぎると、腸の領域の信号強度を検出してしまう恐れがある。したがって、Δdは、肝臓の内側の信号強度を検出することができるように設定する必要がある。一例としては、Δd=5cmとすることにより、肝臓とは別の部位の信号強度を検出する危険を回避することができる。
プロファイルFを得た後、ステップST4に進む。
Sn,corr=Sn*Ni/Nn ・・・(1)
Sn:n番目のナビゲータ信号の直後に得られたイメージングデータ
Sn,corr:Snを補正した後のイメージングデータ
Ni:信号強度N1〜Nzの中から選択されたi番目の信号強度
Nn:n番目の信号強度
Sn,corr=Sn*N1/Nn ・・・(1)′
S1,corr=S1*N1/N1
=S1
したがって、補正後のイメージングデータS1,corrは、補正前のイメージングデータS1と同じである。
S2,corr=S2*N1/N2
第1の形態では、ナビゲータ信号とイメージングデータとを別々のシーケンスで収集していたが、第2の形態では、ナビゲータ信号とイメージングデータとを同じシーケンスで収集する場合について説明する。
第2の形態のMR装置200は、第1の形態のMR装置100の信号強度データ作成手段91aおよび検出手段91bの代わりに、信号強度算出手段91dを有している。尚、その他の構成は、第1の形態のMR装置100と同じである。
第2の形態では、息止めスキャンBHが実行される。第2の形態の息止めスキャンBHでは、シーケンスCn(n=1〜z)が実行される。シーケンスCnは、撮影領域Rの画像を再構成するときに使用されるイメージングデータSnを取得するためのシーケンスである。また、シーケンスCnには、勾配磁場GxおよびGyが印加される直前に待ち時間Twaitが設けられており、待ち時間Twaitのときにナビゲータ信号Anが取得される。ナビゲータ信号Anは、撮影領域Rのk空間の中心のデータを表している。待ち時間Twaitは、例えば20μmである。
ステップST1では、被検体に造影剤を注入し、息止めスキャンBHを実行する。息止めスキャンBHでは、図15に示すように、シーケンスCnが実行される。シーケンスCnを実行することにより、ナビゲータ信号An(n=1〜z)とイメージングデータSn(n=1〜z)が収集される。息止めスキャンBHを実行した後、ステップST2に進む。
第2の形態では、信号強度算出手段91dは、撮影領域Rから得られたナビゲータ信号A1〜Azの積分値を計算する。これにより、撮影領域Rの信号強度N1〜Nzを算出することができる。信号強度N1〜Nzを算出した後、ステップST3に進む。
Sn,corr=Sn*Ni/Nn ・・・(2)
Sn:n番目のイメージングデータ
Sn,corr:Snを補正した後のイメージングデータ
Ni:信号強度N1〜Nzの中から選択されたi番目の信号強度
Nn:n番目の信号強度
Sn,corr=Sn*N1/Nn ・・・(2)′
イメージングデータS1を補正する場合、式(2)′のnに、n=1を代入すればよい。
S1,corr=S1*N1/N1
=S1
S2,corr=S2*N1/N2
第1および第2の形態では、被検体に息止めさせた状態でスキャンを実行する例について説明したが、第3の形態では、被検体に自由に呼吸をさせた状態でスキャンを実行する例について説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
第3の形態では、プリスキャンAと、本スキャンBとが実行される。
ステップST1では、プリスキャンAが実行される(図20参照)。
プリスキャンAでは、ナビゲータシーケンスNS1〜NSxが実行される。ナビゲータシーケンスNS1〜NSxを実行することにより、ナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号An(n=1〜x)が収集される。信号強度データ作成手段91a(図1参照)は、ナビゲータ信号Anを一次元フーリエ変換(1D−FT)し、ナビゲータ領域Rnav内のSI方向の信号強度の変化を表す信号強度データD1〜Dxを作成する。肺と肝臓との境界には、信号強度の段差が現れるので、この信号強度の段差を検出することにより、肝臓のSI方向のエッジの位置P1〜Pxを検出することができる。信号強度データD1〜Dxごとに肝臓のエッジ位置を検出することにより、肝臓のエッジ位置が時間とともにどのように変化するかを知ることができる。したがって、肝臓のエッジ位置の時間変化を表すエッジ位置プロファイルを得ることができる。図21に、エッジ位置プロファイルを概略的に示す。プリスキャンAを実行した後、ステップST2に進む。
図23は、本スキャンBの説明図である。
本スキャンBでは、ナビゲータシーケンスNSn(n=1〜z)と、イメージングシーケンスISn(n=1〜z)とが交互に実行される。
本スキャンBを実行した後、ステップST4に進む。
Sn,corr=Sn*N2/Nn ・・・(3)
Sn:画像再構成用のデータとして採用されたn番目のイメージングデータ
Sn,corr:Snを補正した後のイメージングデータ
N2:データD2の位置P2+Δdにおける信号強度
Nn:データDnの位置Pn+Δdにおける信号強度
イメージングデータS2を補正する場合、式(3)のnに、n=2を代入すればよい。
S2,corr=S2*N2/N2
=S2
S3,corr=S3*N2/N3
したがって、補正後のイメージングデータS3,corrは、補正前のイメージングデータS3のN2/N3倍になる。
第4の形態では、被検体に自由に呼吸をさせた状態でスキャンを実行する別の例について説明する。尚、MR装置のハードウェア構成は、第1の形態と同じである。
第4の形態では、プリスキャンAと、本スキャンBとが実行される。
ステップST1では、プリスキャンAが実行される。プリスキャンAを実行することにより、第3の形態と同様に、肝臓のエッジ位置の時間変化を表すエッジ位置プロファイル(図21参照)を得ることができる。プリスキャンAを実行した後、ステップST2に進む。
図29は、本スキャンBの説明図である。
本スキャンBでは、先ず、ナビゲータシーケンスNS11〜NS1Pが実行される。ナビゲータシーケンスNS11〜NS1Pにより収集されたナビゲータ信号A11〜A1Pに基づいてナビゲータ領域Rnavの信号強度データD11〜D1Pを求め、信号強度データD11〜D1Pごとに肝臓のエッジの位置P11〜P1Pを検出する。そして、肝臓のエッジの位置がトリガレベルTLの下側(I側)から上側(S側)に移動したときに、イメージングシーケンスIS1を実行する。イメージングシーケンスIS1を実行することにより、撮影領域RのイメージングデータS1が収集される。
Sn,corr=Sn*N1/Nn ・・・(4)
Sn:n番目のイメージングデータ
Sn,corr:Snを補正した後のイメージングデータ
N1:1番目のイメージングデータS1の直前の信号強度データから検出された信号強度
Nn:n番目のイメージングデータSnの直前の信号強度データから検出された信号強度
図31は、式(4)を用いてイメージングデータを補正するときの説明図である。
イメージングデータS1を補正する場合、式(4)のnに、n=1を代入すればよい。
S1,corr=S1*N1/N1
=S1
S2,corr=S2*N1/N2
第1〜第4の形態では、イメージングデータを補正することによりリンギングやブラーなどのアーチファクトを低減する例について説明したが、第5の形態では、RFパルスのフリップ角を補正することによりリンギングやブラーなどのアーチファクトを低減する例について説明する。
第5の形態のMR装置300は、第1の形態のMR装置100の補正手段91(図1参照)の代わりに、RFパルスのフリップ角を補正する補正手段911を有している。尚、その他の構成は、第1の形態のMR装置100と同じである。制御部9は、補正手段911および再構成手段92を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
第5の形態では、息止めスキャンBHが実行される。息止めスキャンBHでは、ナビゲータシーケンスNSn(n=1〜z)と、イメージングシーケンスISn(n=1〜z)とが交互に実行される。図33の下側に、イメージングシーケンスISnの一例が示されている。ここでは、イメージングシーケンスISnの一例として、SPGR(Spoiled Gradient Recalled)シーケンスが示されている。RFパルスXnのフリップ角αは、例えば90°である。
以下に、息止めスキャンBHを実行する方法について説明する。
αn_corr=arcsin{(N1/Nn)*sinα} ・・・(5)
α:イメージングシーケンスISnの補正前のフリップ角
αn_corr:イメージングシーケンスISnの補正後のフリップ角
N1:信号強度データD1の位置P1+Δdにおける信号強度
Nn:信号強度データDnの位置P1+Δdにおける信号強度
α2_corr=arcsin{(N1/N2)*sinα}
第5の形態では、ナビゲータ信号とイメージングデータとを別々のシーケンスで収集する例について示されているが、第6の形態では、ナビゲータ信号とイメージングデータとを一つのシーケンスCnで収集する例について説明する。
第6の形態のMR装置400は、第5の形態のMR装置300(図32参照)の信号強度データ作成手段911aおよび検出手段911bの代わりに、信号強度算出手段911dを備えているが、その他の構成は、第5の形態と同じである。
第6の形態では、息止めスキャンBHが実行される。息止めスキャンBHでは、第2の形態と同様に、シーケンスCn(n=1〜z)が実行される。
シーケンスC3のRFパルスX3のフリップ角αは、以下の式を用いて補正される。
α3_corr=arcsin{(N1/N2)*sinα} ・・・(6)
α:シーケンスC3のRFパルスX3の補正前のフリップ角
α3_corr:シーケンスC3のRFパルスX3の補正後のフリップ角
N1:ナビゲータ信号A1により得られた撮影領域Rの信号強度
N2:ナビゲータ信号A2により得られた撮影領域Rの信号強度
Nn_corr=Nn(sinα/sinαn_corr) ・・・(7)
α:シーケンスCnのRFパルスXnの補正前のフリップ角
αn_corr:シーケンスCnのRFパルスXnの補正後のフリップ角
Nn:ナビゲータ信号Anにより得られた撮影領域Rの信号強度
Nn_corr:Nnの補正後の値
N3_corr=Nn(sinα/sinα3_corr)
シーケンスC4のRFパルスX4のフリップ角αは、以下の式を用いて補正される。
αn+1_corr=arcsin{(N1/Nn_corr)*sinα} ・・・(8)
α4_corr=arcsin{(N1/N3_corr)*sinα}
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 造影剤注入装置
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 制御部
10 操作部
11 表示部
12 被検体
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 RFコイル
91a、911a 信号強度データ作成手段
91b、911b 検出手段
91c、911c 演算手段
92 再構成手段
100、200、300、400 MR装置
Claims (33)
- 被検体の所定の部位を含む第1の領域からナビゲータ信号を収集するとともに、前記所定の部位を含む第2の領域から前記所定の部位の画像を再構成するときに使用されるイメージングデータを収集する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを収集するためのスキャンを実行するスキャン手段と、
前記ナビゲータ信号に基づいて、前記イメージングデータの信号強度を補正する補正手段と、
信号強度が補正されたイメージングデータに基づいて画像再構成を行う再構成手段と、
を有する磁気共鳴装置。 - 前記補正手段は、
前記ナビゲータ信号に基づいて前記第1の領域の信号強度データを作成する信号強度データ作成手段と、
前記信号強度データの中から前記所定の部位の信号強度を検出する検出手段とを有し、
前記信号強度に基づいて前記イメージングデータの信号強度を補正する、請求項1に記載の磁気共鳴装置。 - 前記検出手段は、
前記信号強度データに基づいて前記所定の部位のエッジの位置を検出し、前記所定の部位のエッジの位置から所定の距離離れた位置の信号強度を、前記所定の部位の信号強度として検出する、請求項2に記載の磁気共鳴装置。 - 前記スキャン手段は、
前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを交互に収集し、
前記補正手段は、
i番目のナビゲータ信号により得られた信号強度と、n番目のナビゲータ信号により得られた信号強度とに基づいて、前記n番目のナビゲータ信号の直前又は直後に収集されたイメージングデータを補正する、請求項2又は3に記載の磁気共鳴装置。 - 前記スキャン手段は、
前記ナビゲータ信号と複数のイメージングデータとを交互に実行し、
前記補正手段は、
i番目のナビゲータ信号により得られた信号強度と、n番目のナビゲータ信号により得られた信号強度とに基づいて、前記n番目のナビゲータ信号とn+1番目のナビゲータ信号との間に収集されたイメージングデータ、又は前記n番目のナビゲータ信号とn−1番目のナビゲータ信号との間に収集されたイメージングデータを補正する、請求項2又は3に記載の磁気共鳴装置。 - 前記i番目のナビゲータ信号は、1番目のナビゲータ信号である、請求項4又は5に記載の磁気共鳴装置。
- 前記所定の部位の信号強度の時間変化を表すプロファイルを推定する推定手段を有する、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
- 前記補正手段は、
前記ナビゲータ信号に基づいて前記第1の領域の信号強度を算出する信号強度算出手段を有し、
前記信号強度に基づいて前記イメージングデータの信号強度を補正する、請求項1に記載の磁気共鳴装置。 - 前記スキャン手段は、
前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを交互に収集し、
前記補正手段は、
i番目のナビゲータ信号により得られた信号強度と、n番目のナビゲータ信号により得られた信号強度とに基づいて、前記n番目のナビゲータ信号の直前又は直後に収集されたイメージングデータを補正する、請求項8に記載の磁気共鳴装置。 - 前記スキャン手段は、
前記ナビゲータ信号と複数のイメージングデータとを交互に実行し、
前記補正手段は、
i番目のナビゲータ信号により得られた信号強度と、n番目のナビゲータ信号により得られた信号強度とに基づいて、前記n番目のナビゲータ信号とn+1番目のナビゲータ信号との間に収集されたイメージングデータ、又は前記n番目のナビゲータ信号とn−1番目のナビゲータ信号との間に収集されたイメージングデータを補正する、請求項8に記載の磁気共鳴装置。 - 前記i番目のナビゲータ信号は、1番目のナビゲータ信号である、請求項9又は10に記載の磁気共鳴装置。
- 前記第1の領域は、前記第2の領域と同じである、請求項8〜11のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
- 前記所定の部位は、体動する部位であり、
前記スキャン手段は、前記被検体が息止めをしている間に、前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを収集するためのスキャンを実行する、請求項1〜12のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。 - 前記所定の部位は、体動する部位であり、
前記スキャン手段は、呼吸信号を取得するためのプリスキャンと、前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを収集するための本スキャンとを実行し、
前記ナビゲータ信号は、前記体動する部位のエッジの位置と、前記体動する部位の信号強度とを求めるために使用される、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。 - 前記呼吸信号に基づいて、前記イメージングデータを画像再構成用のデータとして採用するか否かを判断するときに使用される呼吸の範囲を設定し、
本スキャンでは、前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを交互に収集し、前記ナビゲータ信号により求められた前記体動する部位のエッジの位置が、前記呼吸の範囲に含まれている場合、前記ナビゲータ信号の直前又は直後に収集されたイメージングデータを、画像再構成用のデータとして採用する、請求項14に記載の磁気共鳴装置。 - 前記呼吸信号に基づいて前記体動する部位のエッジの基準位置を設定し、
前記本スキャンでは、前記体動する部位のエッジの位置が前記基準位置に到達したときに、前記イメージングデータを収集する、請求項14に記載の磁気共鳴装置。 - 前記ナビゲータ信号および前記イメージングデータは別々のシーケンスで収集される、請求項1〜16のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
- 前記ナビゲータ信号および前記イメージングデータは同じシーケンスで収集される、請求項1〜16のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
- 被検体の所定の部位を含む第1の領域からナビゲータ信号を収集するとともに、前記所定の部位を含む第2の領域から前記所定の部位の画像を再構成するときに使用されるイメージングデータを収集する磁気共鳴装置であって、
前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを収集するためのスキャンを実行するスキャン手段と、
前記ナビゲータ信号に基づいて、前記イメージングデータを収集するときに使用されるシーケンスのRFパルスのフリップ角を補正する補正手段と、
を有する、磁気共鳴装置。 - 前記補正手段は、
前記ナビゲータ信号に基づいて前記第1の領域の信号強度データを作成する信号強度データ作成手段と、
前記信号強度データの中から前記所定の部位の信号強度を検出する検出手段とを有し、
前記信号強度に基づいて前記フリップ角を補正する、請求項19に記載の磁気共鳴装置。 - 前記検出手段は、
前記信号強度データに基づいて前記所定の部位のエッジの位置を検出し、前記所定の部位のエッジの位置から所定の距離離れた位置の信号強度を、前記所定の部位の信号強度として検出する、請求項20に記載の磁気共鳴装置。 - 前記スキャン手段は、
前記ナビゲータ信号を収集するためのナビゲータシーケンスと、前記イメージングデータを収集するためのイメージングシーケンスとを交互に実行し、
前記補正手段は、
i番目のナビゲータ信号により得られた信号強度と、n番目のナビゲータ信号により得られた信号強度とに基づいて、前記n番目のナビゲータ信号の直後に実行されるイメージングシーケンスのRFパルスのフリップ角を補正する、請求項20又は21に記載の磁気共鳴装置。 - 前記i番目のナビゲータ信号は、1番目のナビゲータ信号である、請求項22に記載の磁気共鳴装置。
- 前記補正手段は、
前記ナビゲータ信号に基づいて前記第1の領域の信号強度を算出する信号強度算出手段を有し、
前記信号強度に基づいて前記フリップ角を補正する、請求項19に記載の磁気共鳴装置。 - 前記スキャン手段は、
前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを収集するためのシーケンスを複数回実行し、
前記補正手段は、
n番目のシーケンスのナビゲータ信号により得られた信号強度を補正し、補正された信号強度に基づいて、n+1番目のシーケンスのRFパルスのフリップ角を補正する、請求項24に記載の磁気共鳴装置。 - 前記第1の領域は、前記第2の領域と同じである、請求項24又は25に記載の磁気共鳴装置。
- 前記所定の部位は、体動する部位であり、
前記スキャン手段は、前記被検体が息止めをしている間に、前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを収集する、請求項19〜26のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。 - 前記所定の部位は、体動する部位であり、
前記スキャン手段は、呼吸信号を取得するためのプリスキャンと、前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを収集するための本スキャンとを実行し、
前記ナビゲータ信号は、前記体動する部位のエッジの位置と、前記体動する部位の信号強度とを求めるために使用される、請求項19〜21のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。 - 前記呼吸信号に基づいて、前記イメージングデータを画像再構成用のデータとして採用するか否かを判断するときに使用される呼吸の範囲を設定し、
本スキャンでは、前記ナビゲータ信号と前記イメージングデータとを交互に収集し、前記ナビゲータ信号により求められた前記体動する部位のエッジの位置が、前記呼吸の範囲に含まれている場合、前記ナビゲータ信号の直前又は直後に収集されたイメージングデータを、画像再構成用のデータとして採用する、請求項28に記載の磁気共鳴装置。 - 前記呼吸信号に基づいて前記体動する部位のエッジの基準位置を設定し、
前記本スキャンでは、前記体動する部位のエッジの位置が前記基準位置に到達したときに、前記イメージングデータを収集する、請求項28に記載の磁気共鳴装置。 - 前記被検体に造影剤を注入し、前記ナビゲータ信号および前記イメージングデータとを収集する、請求項1〜30のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
- 被検体の所定の部位を含む第1の領域からナビゲータ信号を収集するとともに、前記所定の部位を含む第2の領域から前記所定の部位の画像を再構成するときに使用されるイメージングデータを収集するためのスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記ナビゲータ信号に基づいて、前記イメージングデータの信号強度を補正する補正処理と、
信号強度が補正されたイメージングデータに基づいて画像再構成を行う再構成処理と、
を計算機に実行させるためのプログラム。 - 被検体の所定の部位を含む第1の領域からナビゲータ信号を収集するとともに、前記所定の部位を含む第2の領域から前記所定の部位の画像を再構成するときに使用されるイメージングデータを収集するためのスキャンを実行する磁気共鳴装置のプログラムであって、
前記ナビゲータ信号に基づいて、前記イメージングデータを収集するときに使用されるシーケンスのRFパルスのフリップ角を補正する補正処理、
を計算機に実行させるためのプログラム。
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