JP2014023388A - モータ駆動回路、および、モータ駆動システム - Google Patents
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Abstract
【課題】モータの回転数の制御性を向上することが可能なモータ駆動回路を提供する。
【解決手段】モータ駆動回路は、前記モータの回転数に比例するアナログ電圧を出力する第1の変換回路を備える。モータ駆動回路は、前記アナログ電圧と前記モータの回転数を規定する回転指令電圧との差電圧を計算し、この差電圧の情報を含む差電圧信号を出力する差電圧計算回路を備える。モータ駆動回路は、前記差電圧信号に基づいて、前記回転指令電圧と前記アナログ電圧との差電圧がゼロに近づくように前記PWM信号のデューティを制御するための制御デューティの情報を含む、デューティ制御信号を出力するデューティ制御回路を備える。モータ駆動回路は、前記デューティ制御信号に基づいた信号に応じて、前記PWM信号を生成して出力するモータ駆動波形制御回路を備える。
【選択図】図1
【解決手段】モータ駆動回路は、前記モータの回転数に比例するアナログ電圧を出力する第1の変換回路を備える。モータ駆動回路は、前記アナログ電圧と前記モータの回転数を規定する回転指令電圧との差電圧を計算し、この差電圧の情報を含む差電圧信号を出力する差電圧計算回路を備える。モータ駆動回路は、前記差電圧信号に基づいて、前記回転指令電圧と前記アナログ電圧との差電圧がゼロに近づくように前記PWM信号のデューティを制御するための制御デューティの情報を含む、デューティ制御信号を出力するデューティ制御回路を備える。モータ駆動回路は、前記デューティ制御信号に基づいた信号に応じて、前記PWM信号を生成して出力するモータ駆動波形制御回路を備える。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、モータ駆動回路、および、モータ駆動システムに関する。
従来、モータ駆動回路と、モータと、回転負荷と、から構成されるモータ駆動システムがある。回転指令パルスが回転指令入力端子を通じてモータ駆動回路に入力され、その周波数に応じてモータの回転速度が制御される。
上記の構成では、回転指令パルスの精度がモータの回転数精度に直結する。このため、高精度な回転制御を行う場合は、回転数指令を出力する側の回路においても精度が高い発振回路が必要となる。
モータの回転数の制御性を向上することが可能なモータ駆動回路を提供する。
実施例に従ったモータ駆動回路は、モータの駆動をPWM信号により制御するモータ駆動回路である。モータ駆動回路は、前記モータの回転数に比例するアナログ電圧を出力する第1の変換回路を備える。モータ駆動回路は、前記アナログ電圧と前記モータの回転数を規定する回転指令電圧との差電圧を計算し、この差電圧の情報を含む差電圧信号を出力する差電圧計算回路を備える。モータ駆動回路は、前記差電圧信号に基づいて、前記回転指令電圧と前記アナログ電圧との差電圧がゼロに近づくように前記PWM信号のデューティを制御するための制御デューティの情報を含む、デューティ制御信号を出力するデューティ制御回路を備える。モータ駆動回路は、前記デューティ制御信号に基づいた信号に応じて、前記PWM信号を生成して出力するモータ駆動波形制御回路を備える。
以下、各実施例について図面に基づいて説明する。なお、以下の実施例では、3相の駆動電圧により回転数が制御される3相モータの制御に適用した場合について説明する。
しかし、駆動電圧により回転数が制御される他の種類のモータについても同様に適用することができる。
図1は、実施例1に係るモータ駆動システム1000の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、モータ駆動システム1000は、指令回路MCUと、モータ駆動回路100と、モータMと、を備える。
このモータ駆動システム1000は、例えば、パソコンの冷却ファン(回転負荷R)の駆動用に適用される。
モータMは、本実施例では、3相モータである。モータMは、3相の駆動電圧により、3相のコイルに電流が流れて、駆動するようになっている。既述のように、モータMは、駆動電圧により回転数が制御される他の種類のモータであってもよい。
なお、このモータMには、モータ駆動回路100が出力するPWM(Pulse Width Modulation)信号に応じて、モータMに対して電源電圧を3相の駆動電圧で供給するモータ駆動ドライバ(図示せず)が含まれる。
また、指令回路MCUは、モータMの回転数を規定する信号(ここでは、例えば、回転指令電圧Vin)を出力するようになっている。
この指令回路MCUは、例えば、参照用電圧VREFを分圧し、この分圧した電圧を回転指令電圧Vinとして出力する分圧回路RCを含む。
また、モータ駆動回路100は、指令回路MCUから入力された回転指令電圧Vinで規定された回転数で回転するように、PWM信号により該モータ駆動ドライバを制御(モータMに対する3相の駆動電圧(または駆動電流)を制御)して、モータMの駆動を制御するようになっている。
すなわち、モータ駆動回路100は、指令回路MCUが出力する信号に応じて、モータMの駆動をPWM信号により制御するようになっている。
このモータ駆動回路100は、例えば、図1に示すように、第1のポートP1と、第2のポートP2と、第3のポートP3と、第1の変換回路C1と、差電圧計算回路VCと、デューティ制御回路DCと、始動デューティ計算回路SCと、スイッチ回路SWと、モータ駆動波形制御回路MCと、加算回路ACと、電源回路VSと、を備える。
第1のポートP1は、指令回路MCUから回転指令電圧Vinが入力されるようになっている。
第3のポートP3は、電源電圧VDDが入力されるようになっている。
第3のポートP3は、電源電圧VDDが入力されるようになっている。
電源回路VSは、第3のポートP3を介して入力された電源電圧VDDをもとに、一定化された参照用電圧VREFを第2のポートP2から出力するようになっている。この参照用電圧VREFは、指令回路MCUにも供給されるようになっている。既述のように、回転指令電圧Vinは、参照用電圧VREFを分圧した電圧である。
第1の変換回路C1は、回転数信号Srに基づいて、モータMの回転数に比例するアナログ電圧Vrを出力するようになっている。すなわち、第1の変換回路C1は、パルス信号の周波数をアナログ電圧Vrに変換するようになっている。
また、第1の変換回路C1は、電源回路VSから供給された電圧により動作するようになっている。
なお、既述のように、第1の変換回路C1に供給される電圧は、参照用電圧VREFから生成される。このため、第1の変換回路C1が出力するアナログ電圧Vrは、電源電圧VDDの変動の影響を受けないようになっている。
さらに、回転指令電圧Vinは電源電圧VREFの分圧電圧である。したがって、アナログ電圧Vrと回転指令電圧Vinとは、同じように、電源電圧VDDの変動の影響を受けない。
すなわち、指令回路MCUとモータ駆動回路100の電源が共通であるため、モータ駆動回路100は、異なる電源を用いる場合よりも、より正確にPWM信号を生成するための動作をすることができる。
差電圧計算回路VCは、アナログ電圧VrとモータMの回転数を規定する回転指令電圧Vinとの差電圧を計算し、この差電圧の情報を含む差電圧信号SVCを出力するようになっている。なお、例えば、差電圧信号SVCは、回転指令電圧Vinとアナログ電圧Vrとの差電圧である。
デューティ制御回路DCは、差電圧信号SVCに基づいて、回転指令電圧Vinとアナログ電圧Vrとの差電圧がゼロに近づくようにPWM信号のデューティを制御するための制御デューティの情報を含む、デューティ制御信号を出力するようになっている。
例えば、デューティ制御回路DCは、差電圧信号SVCが入力された場合には、回転指令電圧Vinとアナログ電圧Vrとの差電圧がゼロに近づくようにPWM信号のデューティを制御するための情報を含む、デューティ情報信号SDCを出力する。
一方、デューティ制御回路DCは、差電圧信号SVCの入力が遮断された場合には、デューティ情報信号SDCの出力の更新を停止する。
モータ駆動波形制御回路MCは、デューティ制御信号に基づいた信号に応じて、PWM信号を生成して出力するようになっている。
始動デューティ計算回路SCは、モータMの始動時のPWM信号の始動デューティを計算し、この計算された始動デューティの情報を含む始動デューティ情報信号SSCを出力するようになっている。
この始動デューティ計算回路SCは、制御状態信号Sxに応じて、モータMの始動時のPWM信号のデューティを計算する。
例えば、始動デューティ計算回路SCは、PWM信号によりモータMが直流励磁されている制御状態を示す制御状態信号Sxに応じて、第1の始動デューティの情報を含む始動デューティ情報信号SSCを出力する。
一方、始動デューティ計算回路SCは、PWM信号によりモータMが強制転流されている制御状態を示す制御状態信号Sxに応じて、第2の始動デューティの情報を含む始動デューティ情報信号SSCを出力する。
始動デューティ計算回路SCは、PWM信号によりモータMがモータMが位置センサを使用しないセンサレス駆動されている制御状態を示す制御状態信号Sxに応じて、第3の始動デューティの情報を含む始動デューティ情報信号SSCを出力する。
スイッチ回路SWは、差電圧計算回路VCの出力とデューティ制御回路DCの入力との間に接続されている。このスイッチ回路SWは、制御状態信号Sxに応じて、差電圧計算回路VCからデューティ制御回路DCへの差電圧信号SVCを伝達し又は遮断するようになっている。なお、図中では、便宜的にスイッチ回路SWを伝達した差電圧信号SVCを差電圧信号SCV’として表記する。
例えば、スイッチ回路SWは、PWM信号によりモータMが直流励磁されている制御状態又はモータMが強制転流されている制御状態を示す制御状態信号Sxに応じて、差電圧計算回路VCからデューティ制御回路DCへの差電圧信号SVCの入力を遮断する。
一方、スイッチ回路SWは、PWM信号によりモータMが位置センサを使用しないセンサレス駆動されている制御状態を示す制御状態信号Sxに応じて、差電圧計算回路VCからデューティ制御回路DCへ差電圧信号SVCを伝達する。
加算回路ACは、デューティ制御回路DCが出力する信号SDCと始動デューティ計算回路SCが出力する信号SSCとを加算し得られた信号SACを出力するようになっている。
モータ駆動波形制御回路MCは、加算回路ACが出力した信号SACに応じて、PWM信号を生成して出力するようになっている。
例えば、モータ駆動波形制御回路MCは、モータMを直流励磁する制御状態では、第1の始動デューティを有するPWM信号を生成して出力する。
また、モータ駆動波形制御回路MCは、モータMを強制転流する制御状態では、第2の始動デューティを有するPWM信号を生成して出力する。
また、モータ駆動波形制御回路MCは、モータMをセンサレス駆動する制御状態では、制御デューティと第3の始動デューティとの和のデューティを有するPWM信号を出力する。
また、このモータ駆動波形制御回路MCは、例えば、図1に示すように、制御状態出力回路OC1と、回転数出力回路OC2とを有する。
制御状態出力回路OC1は、モータMの制御状態の情報を含む制御状態信号Sxを出力するようになっている。
回転数出力回路OC2は、モータ駆動波形制御回路MCは、PWM信号に基づいてモータMの回転数に応じた回転数信号Srを生成し出力するようになっている。なお、例えば、回転数信号Srは、モータMの回転数に周波数が対応するパルス信号である。
次に、以上のような構成・機能を有するモータ駆動回路100の動作の一例について説明する。
例えば、位置センサを持たないモータMを制御する場合、逆起電圧や電流などから位置を推定する必要がある。
モータMの回転開始時直後および極低速回転時は逆起電圧や電流のS/Nが十分ではない。このため、ある程度の回転数になるまで、一定の加速度を持った回転磁界により強制加速させることが、好ましい。
これを実現するために、回転指令電圧入力直後は速度フィードバック制御を行わず、予め定められたデューティによってモータMの制御を実行する。
ここで、図2は、図1に示すモータ駆動回路100の動作波形の一例を示す波形図である。
まず、回転指令電圧Vin(図2(a))が与えられると、モータ駆動波形制御回路MCはモータMを特定位置に固定するための直流励磁シーケンスを所定期間だけ実行する(時間t1〜時間t2)。このとき、モータMは特定位置に固定されるため、モータMの回転数に比例するアナログ電圧Vrは0Vである(図2(b))。
このとき、制御状態出力回路OC1は、制御状態信号Sxにより、直流励磁の制御状態であることを始動デューティ計算回路SCとスイッチ回路SWに通知する。
このとき、制御状態出力回路OC1は、制御状態信号Sxにより、直流励磁の制御状態であることを始動デューティ計算回路SCとスイッチ回路SWに通知する。
この通知を受けて、スイッチ回路SWは切断状態となる。これにより、デューティ制御回路DCには差電圧信号SVCが入力されない(すなわち、差電圧信号SVC’が0)(図2(c)、(d))。これにより、デューティ制御回路DCのデューティ情報信号SDCが出力されない(出力0)状態になる(図2(e))。
なお、デューティ制御回路DCの制御デューティは、回転指令電圧Vinの入力時(時間t1)に、0にクリアされるものとする。
一方、始動デューティ計算回路SCは、デューティを第1のデューティまで増大させ、維持する。上述のように、デューティ制御回路DCのデューティ情報信号SDCが出力されない(制御デューティが0)。このため、加算回路ACは、始動デューティ計算回路SCの始動デューティ情報信号SSCと等価な信号SACを、モータ駆動波形制御回路MCに出力する(図2(f)、(g))。そして、モータ駆動波形制御回路MCはそれに応じた固定磁界をPWM信号により発生させる。
その後、モータ駆動波形制御回路MCは強制転流シーケンスを実行する(時間t2〜時間t3)。すなわち、モータ駆動波形制御回路MCは、PWM信号により、予め定められた加速度で回転する磁界を発生させモータMを強制的に回転させる。したがって、モータMの回転数は所定値まで上昇するため、モータMの回転数に比例するアナログ電圧Vrも上昇する(図2(b))。
このとき制御状態出力回路OC1は、制御状態信号Sxにより、強制転流状態であることを始動デューティ計算回路SCとスイッチ回路SWに通知する。
スイッチ回路SWは切断状態となり、デューティ制御回路DCには差電圧が入力されず(図2(d))、デューティ制御回路DCのデューティ情報信号SDCは出力停止(すなわち制御デューティが0)となる(図2(e))。
一方、始動デューティ計算回路SCは所定の大きさの第3の始動デューティを出力し続ける。デューティ制御回路DCの制御デューティが0である(図2(e))。このため、加算回路ACは、始動デューティ計算回路SCの始動デューティ情報信号SSCと等価な信号SACを、モータ駆動波形制御回路MCに出力する(図2(f)、(g))。そして、モータ駆動波形制御回路MCは、PWM信号により、信号SACに応じた回転磁界を発生させる。
そして、回転磁界が所定の回転数になると、モータ駆動波形制御回路MCはセンサレス駆動シーケンスを実行する(時間t3〜)。すなわち、モータ駆動波形制御回路MCは、モータMの逆起電力もしくはモータMの電流から推定されたモータ位置を回転数出力回路OC2から出力し、回転指令電圧Vinにしたがって速度フィードバック制御を行う。
このとき、制御状態出力回路OC1は、制御状態信号Sxにより、センサレス駆動の制御状態であることを始動デューティ計算回路SCとスイッチ回路SWに通知する。
スイッチ回路SWは接続状態となり、デューティ制御回路DCには差電圧が入力され(図2(d))、デューティ制御回路DCの演算結果が出力される(図2(e))。
一方、始動デューティ計算回路SCは、第3の始動デューティを出力する。デューティ制御回路DCのデューティ情報信号SDC(制御デューティ)と始動デューティ計算回路SCの始動デューティ情報信号SSC(第3の始動デューティ)の加算結果である信号SACが、モータ駆動波形制御回路MCに入力される(図2(f)、(g))。そして、モータ駆動波形制御回路MCは、PWM信号により、信号SACに応じた回転磁界を発生させる。
例えば、回転指令電圧Vinよりも第1の変換回路C1が出力するアナログ電圧Vrが小さい場合は差電圧が正になる。これにより、デューティ制御回路DCの制御デューティが増大し(PWM信号のデューティが増大し)、モータMは加速する。
逆に、回転指令電圧Vinよりも第1の変換回路C1が出力するアナログ電圧Vrが大きい場合は差電圧が負になる。これにより、デューティ制御回路DCの制御デューティが減少し(PWM信号のデューティが減少し)、モータMは減速する。
すなわち、速度フィードバック制御が行われ、回転指令電圧Vinと第1の変換回路C1が出力するアナログ電圧Vrとの値が同じ(差電圧が0)になるように制御される。
上記により、十分な位置推定精度を持った状態から速度フィードバック制御が行われるため、始動時の脱調を避けることができる。
また、既述のように、参照用電圧VREFの分圧電圧を回転指令電圧Vinとすることにより、比較的良好な精度でアナログ電圧Vrによる指令が可能となり、モータMの回転数の制御精度が向上する。
以上のように、本実施例1に係るモータ駆動システムによれば、モータの回転数の制御性を向上することができる。
本実施例2では、指令回路が回転指令信号(パルス信号)を出力する場合について説明する。
ここで、図3は、実施例2に係るモータ駆動システム2000の構成の一例を示す図である。なお、図3において、図1の符号と同じ符号は、実施例1と同様の構成を示す。
図3に示すように、モータ駆動システム2000は、指令回路MCUと、モータ駆動回路200と、モータMと、を備える。
指令回路MCUは、モータMの回転数を規定する信号(ここでは、例えば、回転指令信号(パルス信号)Sin)を出力するようになっている。
指令回路MCUは、モータMの回転数を規定する信号(ここでは、例えば、回転指令信号(パルス信号)Sin)を出力するようになっている。
モータ駆動回路200は、指令回路MCUから入力された回転指令信号Sinで規定された回転数で回転するように、PWM信号により該モータ駆動ドライバを制御(モータMに対する3相の駆動電圧(または駆動電流)を制御)して、モータMの駆動を制御するようになっている。
すなわち、モータ駆動回路200は、指令回路MCUが出力する信号に応じて、モータMの駆動をPWM信号により制御するようになっている。
このモータ駆動回路200は、例えば、図3に示すように、第1のポートP1と、第2のポートP2と、第3のポートP3と、第1の変換回路C1と、第2の変換回路C2と、差電圧計算回路VCと、デューティ制御回路DCと、始動デューティ計算回路SCと、スイッチ回路SWと、モータ駆動波形制御回路MCと、加算回路ACと、電源回路VSと、を備える。
すなわち、モータ駆動回路200は、実施例1のモータ駆動回路100と比較して、第2の変換回路C2をさらに備える。
既述のように、第1のポートP1は、モータMの回転数を規定する回転指令信号(パルス信号)Sinが入力されるようになっている。
既述のように、第1のポートP1は、モータMの回転数を規定する回転指令信号(パルス信号)Sinが入力されるようになっている。
第2の変換回路C2は、第1のポートP1を介して入力された回転指令信号(パルス信号)Sinを回転指令電圧Vinに変換するようになっている。回転指令信号Sinのデューティは、指定されたモータMの回転数に対応する。例えば、第2の変換回路C2は、回転指令信号Sinのデューティを、このデューティ対応する回転指令電圧Vinに変換して出力する。すなわち、第2の変換回路C2が出力した回転指令電圧Vinは、実施例1と同様に、モータMの回転数を規定する。
なお、第2の変換回路C2は、例えば、回転指令信号Sinのキャリア周波数に対して十分低いカットオフ周波数を持ったLPFとしてもよい。また、第2の変換回路C2は、高速カウンタで回転速度指令パルスのON時間(ポジティブエッジとネガティブエッジまでの時間)とパルス周期を測定し、割り算した結果をDA変換する構成としてもよい。
パルスデューティはON時間とパルス周期の比であり、発振器精度の影響をキャンセルできるため、モータ回転数の制御精度が向上する。
なお、実施例2に係るモータ駆動システムのその他の構成・機能は、実施例1と同様である。すなわち、本実施例2に係るモータ駆動システムによれば、実施例1と同様に、モータの回転数の制御性を向上することができる。
なお、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。
100、200 モータ駆動回路
1000、2000 モータ駆動システム
MCU 指令回路
M モータ
R 回転負荷
1000、2000 モータ駆動システム
MCU 指令回路
M モータ
R 回転負荷
Claims (6)
- モータの駆動をPWM信号により制御するモータ駆動回路であって、
前記モータの回転数に比例するアナログ電圧を出力する第1の変換回路と、
前記アナログ電圧と前記モータの回転数を規定する回転指令電圧との差電圧を計算し、この差電圧の情報を含む差電圧信号を出力する差電圧計算回路と、
前記差電圧信号に基づいて、前記回転指令電圧と前記アナログ電圧との差電圧がゼロに近づくように前記PWM信号のデューティを制御するための制御デューティの情報を含む、デューティ制御信号を出力するデューティ制御回路と、
前記デューティ制御信号に基づいた信号に応じて、前記PWM信号を生成して出力するモータ駆動波形制御回路と、を備える
ことを特徴とするモータ駆動回路。 - 前記モータの始動時のPWM信号の始動デューティを計算し、この計算された始動デューティの情報を含む始動デューティ情報信号を出力する始動デューティ計算回路と、
前記差電圧計算回路の出力と前記デューティ制御回路の入力との間に接続され、前記差電圧計算回路から前記デューティ制御回路への前記差電圧信号を伝達し又は遮断するスイッチ回路と、
前記デューティ制御回路が出力する信号と前記始動デューティ計算回路が出力する信号とを加算し得られた信号を出力する加算回路と、をさらに備え、
前記モータ駆動波形制御回路は、前記加算回路が出力した信号に応じて、前記PWM信号を生成して出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。 - 前記モータ駆動波形制御回路は、前記モータの制御状態の情報を含む制御状態信号を出力する制御状態出力回路を有し、
前記スイッチ回路は、前記制御状態信号に応じて、前記差電圧計算回路から前記デューティ制御回路への前記差電圧信号の入力を遮断し、
前記始動デューティ計算回路は、前記制御状態信号に応じて、前記モータの始動時のPWM信号のデューティを計算する
ことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。 - 前記デューティ制御回路は、
前記差電圧信号が入力された場合には、前記回転指令電圧と前記アナログ電圧との差電圧がゼロに近づくように前記PWM信号のデューティを制御するための情報を含む、デューティ情報信号を出力し、
一方、前記差電圧信号の入力が遮断された場合には、デューティ情報信号の出力の更新を停止する
ことを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動回路。 - 前記スイッチ回路は、
前記PWM信号により前記モータが直流励磁されている制御状態又は前記モータが強制転流されている制御状態を示す制御状態信号に応じて、前記差電圧計算回路から前記デューティ制御回路への前記差電圧信号の入力を遮断し、
前記PWM信号により前記モータが位置センサを使用しないセンサレス駆動されている制御状態を示す制御状態信号に応じて、前記差電圧計算回路から前記デューティ制御回路へ前記差電圧信号を伝達する
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のモータ駆動回路。 - モータと、
前記モータの回転数を規定する信号を出力する指令回路と、
前記指令回路が出力する信号に応じて、前記モータの駆動をPWM信号により制御するモータ駆動回路と、を備え、
前記モータ駆動回路は、
前記モータの回転数に比例するアナログ電圧を出力する第1の変換回路と、
前記アナログ電圧と前記モータの回転数を規定する回転指令電圧との差電圧を計算し、この差電圧の情報を含む差電圧信号を出力する差電圧計算回路と、
前記差電圧信号に基づいて、前記回転指令電圧と前記アナログ電圧との差電圧がゼロに近づくように前記PWM信号のデューティを制御するための制御デューティの情報を含む、デューティ制御信号を出力するデューティ制御回路と、
前記デューティ制御信号に基づいた信号に応じて、前記PWM信号を生成して出力するモータ駆動波形制御回路と、を備える
ことを特徴とするモータ駆動システム。
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