JP2014023376A - 電力制御装置 - Google Patents

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    • H02J7/14Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle

Abstract

【課題】予測に基づき充放電スケジュールを定めるものにあっては、予測が外れた場合に、需要と供給とのバランスがくずれること。
【解決手段】ヒートポンプ22や、商用車28に充電電力Pvを伝送する配線L2、負荷44は、系10において需要側の手段である。また、ソーラパネル20や、系統電源26の電力Psysを伝送する配線L1は、系10において供給側の手段である。需要側の手段によって要求される電力は、供給側の手段によって供給される。これは、需給バランス調整部30によってなされる。この際、スケジューラ50では、予測処理に基づき、系10内のコストを最小とするうえで適切なバッテリ24の充放電電力を探索し、これに基づきバッテリ24の充電側上限ガード値Icmaxや放電側上限ガード値Idmaxを需給バランス調整部30に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、供給手段の少なくとも一部による電力の供給と需要手段による電力の消費との少なくとも一方に関する予測処理の結果に基づき、電力を制御する電力制御装置に関する。
この種の制御装置としては、たとえば下記特許文献1に見られるように、車載バッテリとの間で電力の授受が可能な住宅の電力需要の予測に基づき、CO2排出量と電力コストとが小さいほど評価が高くなる評価関数に基づき、充放電スケジュールが策定され、これに基づき車両の充放電が指示されるものも提案されている。
特開2008−54439号公報
ただし、上記のように予測に基づき充放電スケジュールを定めるものにあっては、予測が外れた場合に、需要と供給とのバランスをとることができなくなる等の不都合が生じうる。
本発明は、上記課題を解決する過程でなされたものであり、その目的は、供給手段の少なくとも一部による電力の供給と需要手段による電力の消費との少なくとも一方に関する予測処理の結果に基づき、電力を制御する新たな電力制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、およびその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、電力の供給側にあたる供給手段(20,L1)と、電力の需要側にあたる需要手段(22,L2,44)と、前記供給手段および前記需要手段とは別の蓄電手段(24)と、を備え、前記需要手段に供給すべき電力を、前記供給手段および前記蓄電手段によって賄う需給バランス調整部(30)を備えるシステムに適用され、前記供給手段は、複数からなり、前記供給手段の少なくとも一部による電力の供給と前記需要手段による電力の消費との少なくとも一方に関する予測処理を行なう予測手段(S14)と、前記予測処理の結果に基づき、前記蓄電手段の充放電電力のガード値を設定するガード値設定手段(S22,S24)と、前記ガード値設定手段によって設定されるガード値を、前記需給バランス調整部に出力する出力手段(S22,S24)と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、予測手段、ガード値設定手段、および出力手段を備えることで、需給バランス調整部自体が、供給手段によって供給可能な電力と、需要手段に供給すべき電力と、蓄電手段の充電量とについての現時点の値等、微視的なタイムスケールにおける情報のみを把握している場合であっても、需給バランス調整部によってなされる電力の調整を予測手段の予測期間のスケールにおいて適切なものとすることができる。
ただし、蓄電手段の充放電量について、予測処理の結果に基づき適切と思われる値自体を需給バランス調整部に指示する場合には、予測処理の結果が実際とずれることで、需給バランスを維持することができなくなるおそれがある。この点、上記発明では、需給バランス調整部に充放電電力の指令値をガード値として与えることで、こうした事態を回避することができる。
なお、本発明にかかる以下の代表的な実施形態に関する概念の拡張については、代表的な実施形態の後の「その他の実施形態」の欄に記載してある。
第1の実施形態にかかるシステム構成図 同実施形態にかかる最適探索処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかるガード値の算出処理の手順を示す流れ図。 同実施形態の効果を示す図。 同実施形態の効果を示す図。 同実施形態の効果を示す図。 同実施形態の効果を示す図。 第2の実施形態にかかる最適探索処理の手順を示す流れ図。
<第1の実施形態>
以下、本発明にかかる電力制御装置を店舗に搭載される電力制御装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示される系10は、本実施形態の適用対象となるものであり、ここでは、店舗が備える系を想定している。
系10は、電力の供給側の手段である供給手段として、太陽光パネル20と、系10の外部の商用電源(系統電源26)に接続される配線L1とを備える。ここで、配線L1自体は、電力を生成するものではないが、系10の外部の電力(系統電源26によって供給される電力)を系10内に取り込む取込手段であり、系10において供給側にあたる供給手段となっている。
一方、系10内において電力の需要側にあたる需要手段としては、ヒートポンプ22や、配線L2、負荷44がある。ここで、配線L2は、系10の外部の移動体(商用車28)に電力を伝送するための伝送手段である。ちなみに、配線L2における電力の消費率は理想的にはゼロであるが、系10の外部に電力を伝送することで系10内から電力を持ち出す側の手段となっている。ちなみに、配線L1についても、系10の電力を系統電源26側に逆潮流する場合には、需要手段となる。
系10は、上記供給手段および需要手段以外に、蓄電手段としての2次電池(バッテリ24)を備える。ここで、本実施形態では、バッテリ24として、リチウムイオン2次電池を想定している。
需給バランス調整部30は、上記需要手段に供給すべき電力を上記供給手段の電力によって賄うことで需要と供給とのバランスを維持する機能を有する。特に、需給バランス調整部30では、系10内の電力の需要と供給とのバランスを維持すべくバッテリ24の充放電量および系統電源26からの電力供給量を操作する。
詳しくは、需給バランス調整部30は、直流バス配線32(HVDC:High Voltage Direct Current)を備え、直流バス配線32を介して電力の授受を仲介する。すなわち、太陽光パネル20の発電電力Pspは、ソーラ用コンバータ34によって昇圧され、直流バス配線32に出力される。また、系統電源26から供給される電力Psysは、系統インバータ36によって直流電力に変換され、直流バス配線32に出力される。また、バッテリ24の放電電力Pbdは、DCDCコンバータ38を介して直流バス配線32に出力される。
一方、直流バス配線32の電力は、DCDCコンバータ38を介してバッテリ24の充電電力Pbcとして、バッテリ24に入力される。また、直流バス配線32の電力Phpは、ヒートポンプ用コンバータ40を介してヒートポンプ22に出力される。なお、本実施形態では、ヒートポンプ22として、駆動状態と停止状態との2値的な動作が外部コントローラから制御可能なインターフェースを有するものを想定している。このため、ヒートポンプ22の駆動状態においては、ヒートポンプ用コンバータ40からヒートポンプ22に一定の電力Phpが出力される。また、直流バス配線32の電力は、充電用コンバータ42を介して配線L2に出力され、配線L2を介して商用車28に供給される。ここで、商用車28としては、たとえば店舗と契約している電動の冷凍庫を備えるものとしてもよく、またたとえば店舗に製品を納入した際、電力の供給を受ける契約をしている電気自動車としてもよい。さらに、直流バス配線32の電力Ploadは、負荷44に出力される。
こうした構成において、系10内の需要と供給とのバランスをとるためには、バッテリ24の充電電力Pbc(放電電力Pbd)と、系統電源26の電力とを定めればよいこととなる。これを実現すべく、本実施形態にかかる需給バランス調整部30は、直流バス配線32の電圧値を、系10内の需要と供給とのいずれかへの偏りに関する情報として利用する。これは、需要手段に供給すべき電力を、バッテリ24、系統電源26および太陽光パネル20によって供給するに際し、それらの電力の制御手段(DCDCコンバータ38、系統インバータ36、およびソーラ用コンバータ34)間での情報通信や協調制御を不要とするためのものである。
すなわち、需要手段側については、ヒートポンプ22の要求に応じてヒートポンプ用コンバータ40が駆動されることで、その電力Phpが定まり、商用車28の充電要求に応じて充電用コンバータ42の出力する電力Pvが定まり、また、負荷44の要求に応じて、その電力PLoadが定まる。
これに対し、供給手段側において、太陽光パネル20の発電電力Pspは、たとえば周知の最大電力点追従制御(MPPT制御)によっておのずと定まる。一方、バッテリ24の充電電力Pbcや放電電力Pbd、さらには、系統電源26の電力Psysは、直流バス配線32の実際の電圧Vhvdcに応じて定まる。ここで、電圧Vhvdcは、系10内の電力の需給バランスの偏りと相関を有するパラメータであり、需給バランス調整部30は、電圧Vhvdcを需給バランスの偏り情報として利用する。
詳しくは、DCDCコンバータ38は、たとえば周知の昇降圧チョッパ回路等の双方向コンバータであり、その出力電圧Vaと電圧Vhvdcとの大小に応じて、バッテリ24から直流バス配線32への電力の放電状態となるか、直流バス配線32からバッテリ24への電力の充電状態となるかが定まる。同様に、系統インバータ36は、たとえば周知の直流交流変換回路の出力段に昇降圧チョッパ回路等を接続した双方向の電力変換回路である。そして、その出力電圧Vbと電圧Vhvdcとの大小に応じて、系統電源26から直流バス配線32への電力の供給、および停止(場合によっては逆潮流)のいずれとなるかが定まる。これは、たとえば昇降圧チョッパ回路から直流バス配線32側への電力の出力時において、その入力段の直流交流変換回路によって系統電源26からの電力を引き込む処理を実行することで実現することができる。
ここで、DCDCコンバータ38の出力電圧Vaや系統インバータ36の出力電圧Vbは、先の図1に示すスケジューラ50によって設定される。すなわち、スケジューラ50は、系統電源26からの電力の供給に伴って系10に発生するコストを最小化するための操作量として、バッテリ側指令電圧Varefや系統側指令電圧Vbrefを設定する。そして、DCDCコンバータ38や系統インバータ36のそれぞれでは、それらの出力電圧Va,Vbがバッテリ側指令電圧Varefや系統側指令電圧Vbrefとなるように制御する。
詳しくは、本実施形態では、系10の内部に電力を供給する手段として、系統電源26と、太陽光パネル20を想定している。ここで、配線L1を介して系統電源26から電力が供給される場合、供給に応じたコスト(電気料金)が生じる。このため、配線L1は、系10にコストを生じさせる有料供給手段である。これに対し、太陽光パネル20は、これを購入する初期投資や消耗を無視すれば、発電電力Pspを系10に無料で供給するものであるため、無料供給手段である。このため、スケジューラ50では、系統電源26からの電力の供給に伴うコストを最小とするための充電電力Pbcや、放電電力Pbd等を探索する処理(最適探索処理)を行なう。ちなみに、コストを最小とすることで、太陽光パネル20の発電電力の利用量を大きくすることのできることから、再生可能エネルギの利用量を増大させ、ひいては系10内で生成されるエネルギを極力消費するいわゆる地産地消を狙ったものともなっている。
図2に、スケジューラ50の行なう上記最適探索処理を示す。この処理は、制御周期Tc(ここでは、1時間を想定)によって繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、系統電源26から供給される電力のコストc(t)の情報を取得する。ここで、コストc(t)は、たとえば平日の昼と比較して深夜の方が安い等、時間帯に応じて変動するものであるため、時間の関数である。この処理は、たとえば通信線を介して電力会社から情報を引き出す処理としてもよく、また、ユーザに情報を入力するように促し、入力された情報を取得する処理としてもよい。
続くステップS12においては、バッテリ24の現在の充電量Bintと、ヒートポンプ22の現在の貯湯量Lintとの情報を取得する。ここで、充電量Bintは、バッテリ24の現在の充電率(SOC)に、満充電量Bmaxを乗算することで得られる。また、充電率は、電流センサ54によって検出されるバッテリ24の充放電電流Ibattや、電圧センサ56によって検出されるバッテリ24の端子電圧Vbattに基づき、周知の手法で算出される。これに対し、貯湯量Lintは、ヒートポンプ22から提供される。
続くステップS14においては、太陽光パネル20の発電電力Psp(t)、商用車28の充電電力Pv(t)、負荷44が消費する電力PLoad(t)、およびヒートポンプ22の湯使用量Luse(t)を予測する処理を行なう。ここで、太陽光パネル20の発電電力Psp(t)については、たとえば通信線を介して取得される天気予報に基づき、予測処理を行なえばよい。また、これに代えて、大気圧の検出値に基づきスケジューラ50自身によって天気を予測し、これに基づき予測してもよい。
一方、商用車28の充電電力Pv(t)は、過去の充電電力の履歴に基づき予測すればよい。これは、過去の所定の期間において実際に充電がなされる都度、そのときの充電電力と時刻とをスケジューラ50が備えるメモリ52に記憶することで行なうことができる。詳しくは、たとえば、過去数日間における各時刻の充電電力の平均値と、標準偏差とを算出し、平均値に標準偏差を加算したものをその時刻の充電電力Pv(t)の予測値とすればよい。なお、上記所定の期間は、予測期間よりも長い期間であることが望ましい。
また、負荷44が消費する電力PLoad(t)についても、過去の消費電力の履歴に基づき予測することができる。この処理も、過去の所定の期間における時刻毎の消費電力をメモリ52に記憶することで行なうことができる。さらに、ヒートポンプ22による湯使用量Luse(t)についても、過去の湯の使用履歴に基づき予測すればよい。この処理も、過去の所定の期間における時刻毎の湯使用量をメモリ52に記憶することで行なうことができる。
続くステップS16においては、バッテリ24の電力の下限値Bmin(t)と、ヒートポンプ22の貯湯量の下限値Lmin(t)とを算出する。ここで、下限値Bmin(t)は、ステップS14において予測された充電電力Pv(t)をバッテリ24によって全て賄うことができるように設定されている。これは、バッテリ24の充電量を、商用車28に充電電力Pv(t)の電力を供給可能な量に準備しておくためのものである。一方、下限値Lmin(t)は、ステップS14において予測された湯使用量Luse(t)を供給可能な値とするためのものである。
続くステップS18においては、上記ステップS14の予測処理の結果に基づき、系統電源26からの電力の供給を受けることで生じるコストを最小とするための充電電力Pbc(t)、放電電力Pbd(t)、電力Psys(t)、およびヒートポンプ22の運転の指示値Hp(t)を探索する。本実施形態では、これを、線形計画法によって行なう。詳しくは、混合整数計画法を用い、以下の式(c2)〜(c9)にて表現される制約条件の下で以下の式(c1)にて表現される目的関数Zを最小化する値を探索することで行なう。
Figure 2014023376

上記の式(c1)は、目的関数Zを、コストc(t)と電力Psys(t)との積についての予測期間(0〜N・Tc)にわたる和として構築した例を示す。ここで、本実施形態では、予測期間を、図2の処理の周期(制御周期Tc)よりも長い時間とする。特に、本実施形態では、24時間を想定している。これは、系統電源26の電力のコストc(t)の変動周期が、1日(24時間)に設定されていることに基づいている。
上記の式(c2)は、バッテリ24の蓄電量に関する制約条件であり、上記の式(c3)は、ヒートポンプ22の湯の使用量に関する制約条件である。ちなみに、指示値Hpは、ヒートポンプ22を駆動する場合に「1」となり、駆動しない場合に「0」となる。また、上記の式(c3)では、駆動する場合の単位時間当たりの貯湯量の増加量dLを用いている。
一方、上記の式(c4)は、需要と供給との関係に関する制約条件である。本実施形態では、供給電力が需要電力(の予測値)以上となる旨の条件とする。また、上記の式(c5)は、系統電源26の利用契約に関する制約条件である。すなわち、系統電源26の利用電力には、契約上の上限値Psysmaxがあるため、これを超えないようにする。また、上記の式(c6)は、バッテリ24の充電電力Pbc(t)に関する制約条件であり、上記の式(c7)は、バッテリ24の放電電力Pbd(t)に関する制約条件である。これらの条件は、バッテリ24の仕様によって定まる電力の上限値を超えないようにするためのものである。なお、バッテリ24の充放電電力の上限値は、スケジューラ50のメモリ52に記憶しておく。
一方、上記の式(c8)は、バッテリ24が同時に充電および放電を行なうことができない旨を、独立変数が正の場合に「1」、ゼロ以下である場合に「0」となる関数fを用いて表現したものである。また、上記の式(c9)は、商用車28の充電とヒートポンプ22の駆動とが同時になされることを禁止する条件である。これは、系10内での消費電力の最大値を低減することで、系統電源26の契約上の上限値Psysmaxを低下させることを狙ったものである。
なお、このステップS18の処理は、本実施形態において最適値探索手段を構成する。この処理が完了する場合、図2に示す一連の処理が一旦終了する。
図3に、上記最適探索処理の結果を踏まえて、スケジューラ50から需給バランス調整部30に出力する指示信号を生成する処理を示す。この処理は、制御周期Tcで繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS20において、バッテリ24の充電電力Pbc(0)がゼロよりも大きいか否かを判断する。この処理は、コストを最小化するうえで、現時点から制御周期Tcが経過するまでの期間においてバッテリ24を充電すべきか否かを判断するためのものである。すなわち、上記最適探索処理は、上記の式(c2),(c3)からわかるように、現在の時刻を「t=0」とし、予測期間「t=0〜N・Tc」にわたる予測を行っている。このため、目的関数Zを最小化するうえでの現時点から制御周期Tcが経過するまでの期間における充電電力Pbc(t)は、充電電力Pbc(0)となる。ステップS20において肯定判断される場合、バッテリ24の充電を行なうことがコスト低減のうえで有効と考えられることから、ステップS22に移行する。
ステップS22においては、バッテリ24の充電電流のガード値(充電上限ガード値Icmax)を算出し、これを需給バランス調整部30に出力する。ここで、需給バランス調整部30に対し、バッテリ24に充電電力Pbc(0)で充電することを指示する代わりに、充電ガード値として与えるのは、予測はずれが生じた場合であっても需給バランス調整部30において需要と供給とのバランス調整を可能とすることを狙ったものである。
また、充電電力Pbc(0)を上限値として与える代わりに、これに対応する充電上限ガード値Icmaxを与えるのは、需給バランス調整部30を、バッテリ24の仕様に依存しない汎用性の高いものとするためである。すなわち、バッテリ24は、開放端電圧(OCV)と充電率(SOC)との関係や、内部抵抗、充放電電力の許容範囲、充放電電流の許容範囲、端子電圧の許容範囲が、仕様毎に相違する。このため、こうしたバッテリ24の特性情報に基づき、適切な充電上限ガード値Icmaxを設定する処理をスケジューラ50によって行なうことで、需給バランス調整部30の汎用性を高める。
詳しくは、スケジューラ50では、メモリ52に記憶されたバッテリ24の特性情報に基づき、充電上限ガード値Icmaxを算出する。図では、バッテリ24の充電率から把握される開放端電圧(OCV)と充電上限ガード値Icmaxとの積が充電電力Pbc(0)となるという簡素な式によって、充電上限ガード値Icmaxを算出する例を示した。すなわち、この例では、充電上限ガード値Icmaxの算出に際し、内部抵抗による電圧降下量や、分極の影響等を無視している。
ステップS22の処理では、さらに、バッテリ側指令電圧Varefを低圧側デフォルト値VLとして且つ、系統側指令電圧Vbrefを高圧側デフォルト値VHとし、これらバッテリ側指令電圧Varefおよび系統側指令電圧Vbrefを需給バランス調整部30に出力する。これは、需給バランス調整部30に、バッテリ24を充電すべきことを指示するための処理である。
なお、ステップS22の処理は、本実施形態において、ガード値設定手段および出力手段を構成する。
これに対し、ステップS20において否定判断される場合、バッテリ24の放電を行なうことがコスト低減のうえで有効と考えられることから、ステップS24に移行する。
ステップS24においては、上記ステップS22の要領で放電電力Pbd(0)から定まる放電電流のガード値(放電上限ガード値Idmax)を算出し、需給バランス調整部30に出力する。また、バッテリ側指令電圧Varefを高圧側デフォルト値VHとして且つ、系統側指令電圧Vbrefを低圧側デフォルト値VLとし、これらバッテリ側指令電圧Varefおよび系統側指令電圧Vbrefを需給バランス調整部30に出力する。これは、需給バランス調整部30に、バッテリ24を放電すべきことを指示するための処理である。
なお、ステップS24の処理は、本実施形態において、ガード値設定手段および出力手段を構成する。
ステップS22,S24の処理が完了する場合、ステップS26において、指示値Hp(0)が「1」であるか否かを判断する。この処理は、コストを最小化するうえで、現時点から制御周期Tcが経過するまでの期間においてヒートポンプ22を駆動すべきか否かを判断するためのものである。なお、ステップS26の処理は、本実施形態において決定手段を構成する。そしてステップS26において肯定判断される場合、ステップS28において、ヒートポンプ22に駆動信号Mhを出力する。
なお、ステップS28の処理が完了する場合や、ステップS26において否定判断される場合には、この一連の処理を一旦終了する。
こうした処理によれば、先の図2に示した処理によって、制御周期Tcよりも長い予測期間(ここでは24時間を想定)においてコストを最小化するためガード値が、図3に示した処理によって制御周期Tc毎に更新されることとなる。すなわち、制御周期Tc毎に、制御周期Tcよりも長い予測期間にわたる予測がなされるものの、この予測に基づくガード値の設定は、制御周期Tcの期間に限られ、次の制御周期Tcにおいては、新たな予測結果に基づきガード値が設定される。このようにモデル予測制御の予測期間よりも制御周期Tcを短くするのは、予測処理における予測誤差や、最適探索処理におけるモデル化誤差に対するロバスト性を高めるためのものである。ちなみに、予測期間自体を短くすることによっても予測誤差は低減しうるものの、この場合、最適探索処理によって微視的なタイムスケールにおける最適解が探索されることとなり、これは必ずしも大きなタイムスケールにおける最適解とならない。
さらに、スケジューラ50から需給バランス調整部30にガード値を与えることで、予測誤差が生じた場合であっても、需要と供給のバランスをとることができる。以下、これについて説明する。
図4は、上記最適探索処理によって、充電電力Pbcが太陽光パネル20の発電電力Pspによって賄われることが最適であるとされた(図中、計画時と表記)状況下、実際の発電電力Pspが予測を下回り、且つ負荷44による想定外の電力消費がなされる場合を例示する。この場合、発電電力Pspが少ないため、バッテリ24の充電や負荷44による電力消費に伴って直流バス配線32の電圧Vhvdcが低下し、実際の充電電力Pbcが充電電力Pbc(0)よりも少なくなる。さらに、電圧Vhvdcが系統側指令電圧Vbrefよりも低下し、系統電源26の電力Psysが供給される。
これに対し、充電電力Pbc自体を需給バランス調整部30に指令値として与える比較例の場合、電力の需要を賄う上で系統電源26に要求される電力Psysが契約上の上限値Psysmaxを超えるおそれがある。
図5は、上記最適探索処理によって、負荷44によって消費される電力PLoadがバッテリ24の放電電力Pbdによって賄われることが最適であるとされた(図中、計画時と表記)状況下、負荷44によって実際に消費される電力PLoadが小さかった場合を例示する。この場合、本実施形態では、負荷44によって消費される電力が少ないことに起因してバッテリ24の放電電力Pbdが過剰となる場合、直流バス配線32の電圧が上昇する。このため、バッテリ側指令電圧Varefと直流バス配線32の電圧Vhvdcとの差圧が小さくなることで、バッテリ24の放電電力Pbdは、最適探索処理時の放電電力Pbd(0)よりも小さくなる。
これに対し、放電電力Pbd(0)自体を需給バランス調整部30に指令値として与える比較例の場合、DCDCコンバータ38の出力電圧Vaを上昇させて放電電力Pbd(0)を守る制御がなされることとなる。
図6は、上記最適探索処理によって、負荷44によって消費される電力PLoadがバッテリ24の放電電力Pbdによって賄われることが最適であるとされた(図中、計画時と表記)状況下、負荷44によって実際に消費される電力PLoadが大きかった場合を例示する。この場合、本実施形態では、最適探索処理によって定められた放電電力Pbd(0)を上限値として上限ガード処理がかけられるため、バッテリ24の放電電力Pbdは、放電電力Pbd(0)となる。そして、負荷44によって消費される電力が大きいために直流バス配線32の電圧Vhvdcが低下し、系統側指令電圧Vbrefを下回ることで系統電源26の電力が供給され、需要と供給とのバランスがとられる。ちなみに、系統電源26による電力の供給がなされるときの直流バス配線32の電圧Vhvdcは、高圧側デフォルト値VHとされるバッテリ側指令電圧Varefよりも低い。ただし、本実施形態では、放電電流の放電上限ガード値Idmaxが与えられるために、バッテリ24の放電電力がガード値(Pbd(0))を超えることはない。
図7は、上記最適探索処理によって、太陽光パネル20の発電電力Pspをバッテリ24に充電することが最適であるとされた(図中、計画時と表記)状況下、発電電力Pspが想定外に大きかった場合を例示する。この場合であっても、本実施形態では、バッテリ24の充電電力Pbcは、最適探索処理によって定められた充電電力Pbc(0)を上限値として、上限ガード処理がかけられるため、充電電力Pbc(0)となる。なお、発電電力Pspのうちの余剰分は、系統インバータ36を介して逆潮流すればよい。
以下、本実施形態の効果のいくつかを記載する。
(1)スケジューラ50において、予測処理に基づくバッテリ24の充放電電力の最適値を探索し、これに応じたガード値を需給バランス調整部30に与えた。これにより、需給バランス調整部30では、予測対象となる時間スケールにおいて適切な充放電電力となるように需要と供給とのバランスをとることができる。しかも、需給バランス調整部30に与える指示内容がガード値というかたちを取ることで、予測処理に誤差が生じた場合であっても、需給バランス調整部30においてこれに柔軟に対処することができる。
(2)バッテリ24の充放電電力の最適値が、充電側の値か放電側の値かに応じて、需給バランス調整部30に対し、バッテリ24を充電すべきか放電すべきかを指示した。これにより、需給バランス調整部30では、予測対象となる時間スケールにおいてコストを低減する上で、バッテリ24の充電と放電とのいずれを行なうべきかの情報を得ることができる。
(3)需給バランス調整部30が、直流バス配線32を備え、直流バス配線32の電圧Vhvdcに基づき需給バランスを把握し、これに基づき系統インバータ36の出力やDCDCコンバータ38の出力を調整するシステムとした。これにより、需給バランス調整部30では、電力の制御手段(系統インバータ36、DCDCコンバータ38、およびソーラ用コンバータ34)間での情報通信や協調制御をすることなく、需給バランスを調整することができる。
(4)バッテリ24を充電すべきか放電すべきかに応じて、バッテリ側指令電圧Varefと系統側指令電圧Vbrefとの大小関係を設定して需給バランス調整部30に出力した。これにより、需給バランス調整部30では、与えられたバッテリ側指令電圧Varefと系統側指令電圧Vbrefとに基づき、需要と供給とのバランスをとることができる。
(5)系統電源26からの電力の供給に伴うコストを最小化すべくバッテリ24の充放電電力のガード値を設定した。これにより、系10内のコストを最小化することができ、また、再生可能エネルギの利用量を大きくすることができる。
(6)系10内に、太陽光パネル20(不安定供給手段)を備えた。これにより、系10内に供給可能な電力量を予め確定することができないことから、予測処理に基づくバッテリ24の充放電電力のガード値の設定処理の利用価値が特に高くなる。
(7)予測期間(0〜N・Tc)よりも短い予測周期(制御周期Tc)毎に予測処理、最適探索処理、およびガード値の設定処理を行った。これにより、比較的長いタイムスケールにおける最適探索処理を行ないつつも、予測誤差やモデル化誤差に対するロバスト性を向上させることができる。
(8)系10に、商用車28に電力を伝送するための伝送手段(配線L2)を備えた。この場合、系10の外部に電力を供給すべきタイミングを予め把握することが困難となりやすいため、予測処理を行なうことが特に有効である。
(9)最適探索処理を行なうに際し、商用車28の充電電力Pvをバッテリ24によって賄うことができるためのバッテリ24の充電量の下限値Bmin(t)を設定した。これにより、商用車28の要求に確実に応じることができる。
(10)バッテリ24の充放電電力のガード値として、充電上限ガード値Icmax(放電上限ガード値Idmax)を需給バランス調整部30に与えた。これにより、需給バランス調整部30に、バッテリ24の仕様に応じた特性情報を記憶する機能等を搭載する必要が生じることがないため、需給バランス調整部30の汎用性を高めることができる。
(11)最適値探索処理を、混合整数計画問題として定式化した。これにより、ヒートポンプ22の稼動、停止のように2値的な動作を扱うことができることに加えて、「if then else」でロジックを構築することを回避することもできる。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図8に、本実施形態にかかる最適探索処理を示す。この処理は、制御周期Tc(ここでは、1時間を想定)によって繰り返し実行される。なお、図8に示す処理において、先の図2に示した処理に対応するものについては、便宜上同一のステップ番号を付している。
図示されるように、本実施形態では、ステップS18aにおいて、以下の式(c10)の目的関数Zを最小化するための充電電力Pbc(t)、放電電力Pbd(t)、電力Psys(t)およびヒートポンプ22の運転の指示値Hp(t)を探索する。
Figure 2014023376

すなわち、本実施形態では、系統電源26の電力Psys(t)を最小化することを考える。これは、再生可能エネルギとしての太陽光パネル20の発電電力Pspの利用量を最大化することを狙ったものである。これは、上記第1の実施形態以上に、系10内において生成される電力で需要手段によって要求される電力を極力賄い、系10内でのいわゆる地産地消を促すことを目的とする。
ちなみに、系統電源26が火力発電等である場合には、これはCO2フリーエネルギを最大限利用することを狙ったものともなる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
「無料供給手段について」
太陽光パネル20に限らない。たとえば、風力発電機であってもよい。また、このように天候に依存する天候依存型発電手段に限らない。たとえば、系10の外部において使い切れなかった電力が無料で提供される場合、この電力の入力手段であってもよい。この場合であっても、無料の提供が予測対象となる期間だけ未来について事前に通知されるものでないなら、供給可能電力量を予め確定させることができない不安定供給手段となりうる。
なお、無料供給手段自体は、必須の構成要素ではない。これを備えない場合であっても、たとえば系統電源の電力コストが時間に依存して変動するものであるなら、電力の総コストを最小化するうえでは、需要手段の消費電力を予測する予測手段を備えることは有効である。
「有料供給手段について」
系統電源26からの電力を系10内に取り込む取込手段(配線L1)に限らない。たとえば、燃料電池や、化石燃料等によって発電する自家発電装置等であってもよい。この場合であっても、電力を消費することで、系10内の燃料が消費され、これを補うにはコストがかかるため、これは有料供給手段である。
「再生可能エネルギ利用手段について」
「無料供給手段について」の欄において示したように、天候依存型発電手段としては、太陽光パネル20に限らず、風力発電機等であってもよい。
また、天候依存型発電手段に限らず、たとえば地熱発電機等を含めてもよい。この場合であっても、地産地消を促す上では、再生可能エネルギ利用手段から供給される電力の利用量を大きくすることが有効である。
「予測手段について」
予測期間がガード値の更新周期よりも長いものに限らない。たとえば同じであってもよい。
予測手法としては、上記実施形態において例示したものに限らない。たとえば、負荷44が消費する電力PLoadを、過去数日間の平均値と標準偏差との和とする代わりに、同一の曜日の平均値と標準偏差との和としてもよい。また、予測値を、平均値と標準偏差との和とする代わりに、「平均値−標準偏差」と「平均値+標準偏差」との2つとしたり、さらに平均値自体をこれに加えて3つとしたりしてもよい。この場合、最適値算出手段は、それら各予測値毎に探索される最適値を探索し、最終的な最適値を各最適値の単純平均値としたり、加重平均値としたりすればよい。
都度入力される変数に基づき需要手段の消費電力を予測する処理を行わないものであってもよい。すなわち、たとえば需要側の未来の消費電力をデフォルト値として与え、太陽光パネル20の発電電力Pspの利用効率を最大化したり、電力のコストを最小化したりするうえで、太陽光パネル20の発電電力Pspの予測処理の結果を利用してもよい。
また、供給手段の供給電力の予測を行わなくてもよいことについては、「無料供給手段について」の欄に記載したとおりである。
「最適値算出手段(S18,S18a)について」
上記第1の実施形態(図2)や第2の実施形態(図8)において例示したものに限らない。たとえば、電力コストが低いほど、また再生可能エネルギの利用量が大きいほど評価を高くして且つ、評価を最高とする解を最適値とするものであってもよい。
たとえば、ヒートポンプ22の稼動時における消費電力を複数段階または連続的に可変とすることができるなら、制約条件において、これを表現するうえで整数の変数は不要となる。もっとも、この場合であっても、「if then else」でロジックを構築することを避けるうえでは、混合整数計画問題とすることが有効である。
ただし、線形計画法として混合整数計画法を用いるものに限らない。さらに、数理計画問題として、線形計画法を用いるものに限らない。
「コストc(t)について」
系統電源26のコストとしては、24時間単位で変動するものに限らない。たとえば電力需要のピーク時に電気料金を引き上げるいわゆるダイナミックプライシングを採用する場合、これを反映したコストとすることもできる。そして、この場合のコストc(t)が天候等によって変動するものである場合、コストを予め確定させることができないため、これを予測対象に含めてもよい。
「出力手段(S22,S24)について」
充電上限ガード値Icmaxや放電上限ガード値Idmaxを出力するものに限らず、充電電力の上限ガード値や放電電力の上限ガード値を出力するものであってもよい。ただし、この場合、需給バランス調整部30において、バッテリ24の特性情報を記憶する記憶手段(メモリ52)を備える。
上記実施形態では、バッテリ側指令電圧Varefと系統側指令電圧Vbrefとに、高圧側デフォルト値VHと低圧側デフォルト値VLとを割り振ったがこれに限らない。たとえば、系統側指令電圧Vbrefを固定して且つ、バッテリ側閾値電圧Vbthよりも大きい値とするか小さい値とするかを、バッテリ24の充電および放電のいずれを優先するかに応じて設定してもよい。
また、バッテリ側指令電圧Varefや系統側指令電圧Vbrefとしては、デフォルト値に限らない。たとえば、充電電力Pbc(0)や放電電力Pbdf(0)、電力Psys(0)に応じて、2段階以上で段階的に可変設定してもよく、また連続的に可変としてもよい。
充電すべきか放電すべきかの指示としては、バッテリ側指令電圧Varefと系統側指令電圧Vbrefとを出力するものに限らない。たとえば、充電上限ガード値Icmaxを出力することで充電すべき旨を指示し、放電上限ガード値Idmaxを出力することで放電すべき旨を指示するものであってもよい。この場合、需給バランス調整部30において、充電すべき旨が指示されることでバッテリ側指令電圧Varefを系統側指令電圧Vbrefよりも小さい値に設定し、放電すべき旨が指示されることでバッテリ側指令電圧Varefを系統側指令電圧Vbrefよりも大きい値に設定すればよい。
「需給バランス調整部について」
充電すべき旨や放電すべき旨の指示に応じてバッテリ側指令電圧Varefと系統側指令電圧Vbrefとの相対的な大きさを可変とするものに限らない。たとえばバッテリ24を充電すべき旨が指示される場合、直流バス配線32の電圧Vhvdcの値にかかわらずバッテリ24を放電しないものであってもよい。
直流バス配線32を備えるものに限らない。これを備えない場合であっても、たとえば負荷44や、配線L2、ヒートポンプ22を、需要側にあたる需要手段とし、それらの要求電力を、太陽光パネル20の発電電力、系統電源26の電力、およびバッテリ24の放電電力によって賄うようにする調整手段を構成することは可能である。そして、この場合、スケジューラ50から、ガード値に加えて、バッテリ24を充電すべきか放電すべきかを指示するなら、需給バランス調整部30に長期的なタイムスケールに基づく充放電制御をさせることが可能となる。そして、この場合であっても、たとえば、負荷44の要求電力を賄うに際しバッテリ24を放電すべき旨指示して且つ、放電電力のガード値を与えることで、たとえば図5に示したように、負荷44の消費電力PLoadが予測を下回った場合であっても、これに適切に対処することができる。同様、図6に示したように、負荷44の消費電力PLoadが予測を上回った場合に、バッテリ24が過度に放電される事態を回避することができる。また、需給バランス調整部30が、バッテリ24を充電すべき旨指示される場合に、太陽光パネル20の発電電力Pspをバッテリ24に充電する機能を搭載するなら、先の図4に示したように、太陽光パネル20の発電電力が予測を下回った場合、バッテリ24の充電電力を計画された値(ガード値)に対して低減することができ、この際、スケジューラ50の指示との間になんら矛盾を生じない。
「移動体について」
商用車28に限らず、普通乗用車等であってもよい。この場合であっても、車載主機として回転機と、これに供給される電気エネルギを貯蔵する貯蔵手段を備える場合には、系10からの電力の流出先となり得る。
「変換手段(22)について」
稼動、停止の2値的な動作をするものに限らないことについては、「最適値算出手段について」の欄に記載したとおりである。
熱エネルギへの変換としては、これを水の温度を上昇させることで行なうものに限らず、たとえばオイルの温度を上昇させることで行なうものであってもよい。
「システム(系10)について」
たとえば住宅に備えられる系や工場内の系であってもよい。また、その構成要素が図1に例示したものに限らないことについては、「無料供給手段について」の欄や、「有料供給手段について」の欄にも記載してある。
「蓄電手段について」
2次電池としては、リチウムイオン2次電池に限らず、たとえばニッケル水素2次電池等であってもよい。また、2次電池にも限らず、たとえばキャパシタであってもよい。
「逆潮流について」
逆潮流によって電力を有料で売ることができる場合、その場合の売電料金を考慮してコスト低減の計画等を立案してもよい。
10…系、24…バッテリ(蓄電手段の一実施形態)、30…需給バランス調整部、50…スケジューラ。

Claims (14)

  1. 電力の供給側にあたる供給手段(20,L1)と、電力の需要側にあたる需要手段(22,L2,44)と、前記供給手段および前記需要手段とは別の蓄電手段(24)と、を備え、前記需要手段に供給すべき電力を、前記供給手段および前記蓄電手段によって賄う需給バランス調整部(30)を備えるシステムに適用され、
    前記供給手段は、複数からなり、
    前記供給手段の少なくとも一部による電力の供給と前記需要手段による電力の消費との少なくとも一方に関する予測処理を行なう予測手段(S14)と、
    前記予測処理の結果に基づき、前記蓄電手段の充放電電力のガード値を設定するガード値設定手段(S22,S24)と、
    前記ガード値設定手段によって設定されるガード値を、前記需給バランス調整部に出力する出力手段(S22,S24)と、
    を備えることを特徴とする電力制御装置。
  2. 前記ガード値設定手段は、
    前記予測手段の予測結果に基づき、前記蓄電手段の充放電電力量の最適値を定める最適値探索手段(S18)を備え、
    該最適値探索手段によって定められる最適値が充電側の値であるか放電側の値であるかに応じて、前記充電側のガード値または前記放電側のガード値を設定するものであり、
    前記出力手段は、前記ガード値とともに、前記最適値に基づき前記蓄電手段を充電すべきか放電すべきかを前記需給バランス調整部に指示するものであり、
    前記需給バランス調整部は、前記充電すべき旨が指示される場合、前記需要手段によって要求される電力を賄うに際し前記供給手段の電力を優先し、前記放電すべき旨指示される場合、前記需要手段によって要求される電力を賄うに際し前記蓄電手段の電力を優先することを特徴とする請求項1記載の電力制御装置。
  3. 前記供給手段、前記蓄電手段、および前記需要手段は、共通の直流配線(32)を介して電力の授受を行なうものであり、
    前記需給バランス調整部は、前記直流配線の電圧に基づき前記需要手段によって要求される電力を賄うのに不足が生じているか否かを判断し、これに応じて前記供給手段の供給電力量および前記蓄電手段の充放電量を制御するものである
    ことを特徴とする請求項2記載の電力制御装置。
  4. 前記供給手段は、電力を供給することで前記システムにコストを生じさせる有料供給手段を備え、
    前記最適値探索手段は、前記予測処理の結果に基づき、前記有料供給手段から供給される電力のコストを低減するうえでの前記蓄電手段の充放電電力量の最適値を算出することを特徴とする請求項2または3記載の電力制御装置。
  5. 前記有料供給手段は、系統電源からの電力を前記システム内に取り込む取込手段を含むことを特徴とする請求項4記載の電力制御装置。
  6. 前記供給手段は、再生可能エネルギを利用して発電を行なう再生可能エネルギ利用手段を備え、
    前記最適値探索手段は、前記予測処理の結果に基づき、前記再生可能エネルギ利用手段から供給される電力の利用量を大きくするうえでの前記蓄電手段の充放電電力量の最適値を算出することを特徴とする請求項2または3記載の電力制御装置。
  7. 前記供給手段は、供給可能電力量を予め確定させることができない不安定供給手段を備え、
    前記予測処理は、前記不安定供給手段による電力供給の予測を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力制御装置。
  8. 前記予測手段は、予め定められた長さを有する予測期間における予測処理を、該予測期間よりも短い予測周期で行なうものであり、
    前記ガード値設定手段は、前記予測周期でなされる予測処理の結果に基づき、前記ガード値を更新するものであり、
    前記出力手段は、前記ガード値が更新されることで、該更新されたガード値を前記需給バランス調整部に出力するものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力制御装置。
  9. 前記需要手段は、移動体(28)に電力を伝送するための伝送手段を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電力制御装置。
  10. 前記ガード値設定手段は、前記伝送手段を介して前記移動体に供給する電力を前記蓄電手段によって供給可能とするうえでの前記蓄電手段の充電率の下限値に基づき、前記蓄電手段の充電率が前記下限値以上となるように、前記ガード値を設定することを特徴とする請求項9記載の電力制御装置。
  11. 前記蓄電手段の特性情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記ガード値設定手段は、前記特性情報に基づき、前記充放電電力のガード値として、前記蓄電手段の充放電電流のガード値を設定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力制御装置。
  12. 前記需要手段は、電力を熱エネルギに変換する変換手段を備え、
    前記ガード値設定手段は、前記予測処理の結果に基づき、前記変換手段による変換処理の実行の有無を決定する決定手段を備え、
    前記出力手段は、前記変換手段に前記決定手段による決定に応じて指令信号を出力することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の電力制御装置。
  13. 前記需給バランス調整部を備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の電力制御装置。
  14. 前記蓄電手段を備えることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の電力制御装置。
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