JP5747610B2 - 充電制御装置、充電制御方法、プログラム及びシステム - Google Patents

充電制御装置、充電制御方法、プログラム及びシステム Download PDF

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Description

本開示は、充電制御装置、充電制御方法、プログラム及びシステムに関する。
近年、携帯電話やノートパソコンといったモバイル端末の電源として、繰り返し充電して利用できる二次電池が広く普及している。
一方で、地球環境保全及びCO2排出量削減の観点から、太陽光や風力、地熱といった自然エネルギーを活用した再生可能エネルギー発電が注目されている。これら自然エネルギーは日照や風といった自然条件により時々刻々変動する為、安定した電力を供給することが困難である。そこで、二次電池と組み合わせることで出力電力を平準化し、安定した電力を供給する試みが行われている。
このように、近年、様々な分野で活用が期待される二次電池であるが、充放電を繰り返しているうちに劣化が起こり、電池電圧や電池容量が低下するといった課題があった。
例えば特許文献1では、過度の充電電流値で充電されるのを防止し、蓄電池を長寿命化する蓄電システムが開示されている。より具体的には、特許文献1に記載の蓄電システムによれば、蓄電池の残容量と負荷使用電力パターンと発電予測パターンとに基づいて、蓄電システムにおいて充電量が増大する期間が充電電流値を制限する制限時間として決定され、制限時間内における充電電流値が算出される。このため、過度の充電電流値で充電されるのを防止し、蓄電池の長寿命化を実現することができる。
また、例えば特許文献2では、装置における熱源からの影響を極力排除し、電源となる充電池の長寿命化を図る手法が開示されている。より具体的には、特許文献2に記載の手法によれば、複数の充電池を有する1の電子機器において、充電池の温度および残容量を検出し、その検出結果に応じて連続駆動時間を算出し、算出した連続駆動時間に基づいて充電池を選択し、選択した充電池から機器内の負荷に電力を供給させる。このため、充電池の長寿命化を実現することができる。
特開2010−41883号公報 特開2010−88214号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、二次電池の劣化の原因の一つである過度の充電電流値を防ぐことはできるが、温度や充電回数といった他の劣化原因については考慮されていない。また、特許文献1に記載の発明によって個別の二次電池の長寿命化はできるものの、複数の二次電池が混在する蓄電システムにおける電池の長寿命化は困難である。
また、特許文献2に記載の発明では、二次電池の劣化の原因の一つである温度に基づいて充電制御を行っているが、充電電流や充電回数といった他の劣化要因については考慮されていない。また、特許文献2に記載の発明によって複数の充電池の電力供給順序を決定し、略均等に長寿命化することが可能であるが、劣化度合いの異なる中古と新品の充電池が混在する場合や充電池のタイプが異なる場合などは、均等に長寿命化するのは困難である。
二次電池の長寿命化には、二次電池の種類、充電電流や温度等の利用環境、使用頻度や使用時間等の個々のユーザの使い方などを考慮する必要があり、これらはいずれも二次電池の劣化要因となり得る。したがって二次電池の劣化度合いを考慮して充電制御を行うことで、二次電池の長寿命化を図ることが考えられる。
そこで、本開示では、蓄電システムの総合的な長寿命化を図ることが可能な、新規かつ改良された蓄電制御装置、蓄電制御方法、プログラムおよび充電制御システムを提案する。
本開示によれば、二次電池を有する蓄電装置の電池情報に基づき算出された前記蓄電装置の今後の劣化度合いに応じて、複数の蓄電装置から充電する蓄電装置を選択する充電制御部と、前記充電制御部により選択された蓄電装置に充電指示を送信する送信部と、を備える、充電制御装置が提供される。
また、本開示によれば、二次電池を有する蓄電装置の電池情報に基づき算出された前記蓄電装置の今後の劣化度合いに応じて、複数の蓄電装置から充電する蓄電装置を選択するステップと、前記選択された蓄電装置に充電指示を送信するステップと、を含む、充電制御方法が提供される。
また、本開示によれば、二次電池を有する蓄電装置の電池情報に基づき算出された前記蓄電装置の今後の劣化度合いに応じて、複数の蓄電装置から充電する蓄電装置を選択する処理と、前記選択された蓄電装置に充電指示を送信する処理と、をコンピュータに実行させる、プログラムが提供される。
また、本開示によれば、二次電池と、電池情報を前記充電制御装置に送信する送信部と、を有する複数の蓄電装置と、前記複数の蓄電装置から送信された前記電池情報に基づき算出された前記蓄電装置の今後の劣化度合いに応じて、複数の前記蓄電装置から充電する蓄電装置を選択する充電制御部と、前記充電制御部により選択された蓄電装置に充電指示を送信する送信部と、を有する充電制御装置と、を備える充電制御システムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、蓄電システムの総合的な長寿命化を図ることが可能となる。
本開示による充放電制御システムの概略図である。 本開示による蓄電装置20のブロック構成図である。 本開示による電池情報通知処理を示すフローチャートである。 本開示による電池情報の具体的なデータ構造を示す図である。 本開示による充放電制御装置30のブロック構成図である。 本開示による蓄電装置情報DBの具体的なデータ構造を示す図である。 本開示による電池情報DB331のデータ構造を示す図である。 本開示による充電回数と電池容量の実測値と予測値のグラフを示す図である。 本開示による充電制御処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.充放電制御システムの概要
2.蓄電装置
3.充放電制御装置
4.充放電制御の具体例
4−1.第1の例
4−2.第2の例
4−3.第3の例
5.むすび
<1.充放電制御システムの概要>
まず、本開示による充放電制御システムについて図1を参照して説明する。図1は、本開示による充放電制御システムの概略図である。図1に示すように、一般家庭において、商用電源1と、発電部(風力発電機2、太陽光発電機3など)からの電力供給が想定される場合に、発電部からの不安定な電力供給を平準化するため、家庭内に二次電池を搭載した蓄電装置20aが設置され得る。家庭内に設置される蓄電装置20aは、昼夜の電力料金の差に基づいて充放電を制御を行ってもよい。具体的には、蓄電装置20aは、電力料金が安い夜間に充電し、高い昼間に放電する制御を行ってもよい。さらに、将来、電力消費量の需要変動に応じて電気料金が変動する場合、家庭内に設置される蓄電装置20aは、電力消費量の需要変動を予測して充放電を制御してもよい。具体的には、蓄電装置20aは、電力消費量の需要が低く電気料金が安い時間帯に充電し、電力消費量の需要が高く電気料金が高い時間帯に放電する制御が行われる。蓄電装置20aは、家庭内の電化製品、例えば画像表示装置5、空気調節装置6、照明装置7および冷蔵庫8に給電する。
上述したような蓄電装置20aの充放電制御により、一般家庭だけではなく地域単位でも電力消費が平準化され、電力会社にとっては供給する電力が平準化するので、家庭内に蓄電装置20を設置することは効果的である。
一方、次世代エコカーとして電気自動車が注目されている。電気自動車は外部から電力供給を受けて二次電池に充電し、走行時に電気自動車内の電動機に二次電池から給電する。このような電気自動車に設置される二次電池は、電気自動車を使用しない時間帯は家庭内の二次電池として利用してもよい。例えば、図1に示すように、電気自動車4に設置され、二次電池を搭載した蓄電装置20bは、家庭内に設置される蓄電装置20aと同様に、家庭内の電化製品、例えば画像表示装置5、空気調節装置6、照明装置7および冷蔵庫8に給電してもよい。
このように、家庭内の電化製品に複数の二次電池から給電する環境が想定される。このような家庭内の二次電池や電気自動車が普及するにつれ、二次電池の開発が加速され、古い二次電池と新しい二次電池が混在するようになる。そこで、本開示による充放電制御システムは、充放電制御装置30により各蓄電装置20(蓄電装置20a、20b・・・)の特性に応じた充放電制御を行うことで、複数の蓄電装置20を総合的に長寿命化する。以下、このような充放電制御システムを構成する蓄電装置20および充放電制御装置30の詳細な構成を順次に説明する。
<2.蓄電装置>
本開示による蓄電制御システムが有する蓄電装置20の構成および動作処理について図2〜4を参照して説明する。
図2は本開示による蓄電装置20のブロック構成図である。図2に示すように、本開示による蓄電装置20は、二次電池210、電池管理部220、および通信部230を備える。
二次電池210は、充電により繰り返し使用可能な電池である。二次電池210は、商用電源1や発電部(風力発電機2、太陽光発電機3など)から電気を供給され、充電する。そして、二次電池210に蓄えられた電力は、蓄電装置20が設置された家庭内の家電製品、例えば画像表示装置5、空気調節装置6、照明装置7および冷蔵庫8に供給される。
電池管理部220は、二次電池210の充放電を制御する。例えば、電池管理部220は、昼間に太陽光発電機3から供給される電気で二次電池210を充電して夜間に放電するよう制御してもよいし、電気料金の安い夜間に商用電源1で二次電池210を充電して電気料金の高い昼間に放電するよう制御してもよい。
また、本開示による電池管理部220は、二次電池210をモニタリングし、二次電池210の累積放電電力と充電回数を測定する。電池管理部220は、測定した累積放電電力と充電回数を電池情報として通信部230を介して充放電制御装置に送信する電池情報通知処理を行う。また、電池管理部220は、充放電制御装置30からの制御指示に応じて二次電池210の充放電制御を行う。
通信部230は、充放電制御装置30とデータの送受信を行う。具体的には、電池管理部220が測定した累積放電電力と充電回数を電池情報として充放電制御装置30に送信する。また、充放電制御装置30から充放電制御指示を受信し、電池管理部220に出力する。
以上、本開示の実施形態による蓄電装置20の構成について説明した。次に、上記電池管理部220による電池情報通知処理について図3を参照してより具体的に説明する。
図3は、本開示の実施形態による電池情報通知処理を示すフローチャートである。まず、ステップS201において、電池管理部220は二次電池210の放電が終了したか判定する。終了していない場合はステップS203に進み、終了した場合にはステップS211に進む。なお、放電が終了する前に再び充電が行われた場合は、電池情報通知処理は中止される。つまり、満充電から放電が終了する場合のみ、電池情報通知処理が実行される。満充電から放電が終了する場合が稀な場合は、充放電制御装置3により二次電池210が満充電から放電が終了するよう定期的に調整制御される。
次に、ステップS203において、電池管理部220は、予め設定された測定時間(例えば1秒)が経過したか判定する。測定時間が経過した場合はステップS203に進み、経過していない場合はステップS201に進む。
次に、ステップS205において、電池管理部220は、二次電池210の放電電力の瞬時値P(W)を測定する。
次いで、ステップS207において、電池管理部220は、測定した放電電力P(W)を累積する。ここで、ステップS205で測定された放電電力P(W)は測定間隔S(h)の間維持されていると考え、放電電力P(W)×測定間隔S(h)により算出された電力量PS(kWh)を直近の累積放電電力に加算することで最新の累積放電電力が算出される。
そして、ステップS209において、電池管理部220は現在の時刻に測定間隔を足して次の測定時間をセットする。なお、測定間隔が短いほど放電電力を細かく測定することができるので、より正確な累積放電電力を測定できる。
続いて、電池管理部220は、ステップS201で放電終了と判定された場合、ステップS211において、電池管理部220で保持されていた充電回数を1増やす。電池管理部220は、満充電から放電が終了する前に充電を開始した場合(浅い充放電)は充電回数を1増やさず、充電回数にはカウントしない。
そして、ステップS213において、電池管理部220が計測した累積放電電力と充電回数を含む電池情報を、通信部230が充放電制御装置30に通知する。ここで、図4を参照し、通知部230から通知される電池情報の具体的なデータ構造の一例を説明する。図4に示す電池情報は、電池情報送信元の蓄電装置を識別するための「蓄電装置ID」、累積放電電力を測定したときの「充電回数」、および「累積放電電力」を含む。図4に示す電池情報は、蓄電装置IDが「B001」である蓄電装置が「100回目」の充放電で「1.08kWh」放電したことを示す。
以上、電池管理部220による電池情報通知処理について説明した。なお、電池情報通知処理は充放電の度に行ってもよいし、n回に1回の頻度(例えば、n=10)で行ってもよい。n回に1回の頻度で電池情報通知処理を行う場合、電池管理部220は、保持されていた充電回数を上記ステップS211においてn回増やす。
<3.充電制御装置>
続いて、本開示による蓄電制御システムが備える充放電制御装置30の構成および動作処理について図5〜図9を参照して説明する。
図5は本開示による充放電制御装置30のブロック構成図である。図5に示すように、本開示による充放電制御装置30は、通信部310、電池情報管理部320、記憶部330、劣化度合い予測部340および充放電制御部350を備える。
通信部310は、各蓄電装置20(20a、20b、20c...)とデータの送受信を行う。具体的には、通信部310は、各蓄電装置20から電池情報を受信し、また、各蓄電装置20に対して充放電制御指示を送信する。
電池情報管理部320は、通信部310が受信した電池情報を記憶部330に蓄積させる。この際、電池情報管理部320は、送信元蓄電装置の放電電力理論値である仕様上の電池容量(kWh)と累積放電電力から送信元蓄電装置の現在の電池容量(%)を算出し、電池情報の一部として記憶部330に蓄積する。現在の電池容量(%)は、累積放電電力Preal(kWh)と蓄電装置に関する仕様上の電池容量Pspec(kWh)から、Preal/Pspec*100(%)として算出される。例えば、現在の電池容量(%)は、累積放電電力(kWh)が仕様上の電池容量(kWh)と同じ場合は100%と算出され、累積放電電力(kWh)が仕様上の電池容量(kWh)の半分である場合は50%と算出される。
なお、充放電制御装置30は、予め各蓄電装置20の型番データ(蓄電装置ID)と仕様上の電池容量データとを関連付けた蓄電装置情報DBを保存していてもよいし、ネットワーク上に保存された蓄電装置情報DBから蓄電装置の型番情報に基づいて抽出してもよい。以下、上記の蓄電装置情報DBの具体的なデータ構造について図6を参照して説明する。
図6は、蓄電装置情報DBの具体的なデータ構造を示す説明図である。図6に示すように、蓄電装置情報DBは、ID、仕様上の電池容量(kWh)、およびタイプからなる複数の蓄電装置情報を含む。例えば、図6に示したID「B001」の蓄電装置の仕様上の電池容量は「1.2kWh」であり、タイプは「リチウムイオン」である。また、図6に示したID「B002」の蓄電装置の仕様上の電池容量は「3.6kWh」であり、タイプは「リチウムイオン」である。なお、図6に示す蓄電装置情報DBに含まれるタイプデータは、蓄電装置のタイプによって劣化度合いに特性がある場合、充放電を制御する際に活用することが可能である。例えば、各蓄電装置からの電池情報が十分でない場合(充電回数が初回の場合など)、充放電制御装置30は、蓄電装置のタイプに基づいた平均的な劣化度合いに基づいて蓄電装置の劣化度合いを予測し得る。
また、充放電制御装置30は、ネットワーク上に公開されている情報からデータマイニング技術により仕様上の電池容量データを抽出してもよい。あるいは、蓄電装置20が自身の仕様上の電池容量データを電池情報の一部として送信してもよい。
続いて、図5に戻り充放電制御装置30の記憶部330について説明する。記憶部330は、電池情報DB331を有する。電池情報DB(データベース)331には、電池情報管理部320から出力された電池情報に、電池情報DB内で電池情報を管理するための一意のIDが付与されたデータが蓄積される。
電池情報DB331のデータ構造について図7を参照して具体的に説明する。図7に示すように、電池情報DB331は、ID、蓄電装置ID、充電回数および電池容量からなる複数の電池情報を蓄積する。「ID」は電池情報DB331内で電池情報データを管理するための一意なIDである。「蓄電装置ID」、「充電回数」および「電池容量」は、上述した通りである。
劣化度合い予測部340は、電池情報DB331に蓄積された電池情報に含まれる蓄電装置の充電回数データと電池容量データとから、蓄電装置の今後の劣化度合いを予測する。蓄電装置の今後の劣化度合いは、蓄電装置の充電回数に応じた充電容量の減少度でもよいし、かかる減少度に基づいて求められる所定充電回数後の電池容量でもよい。例えば、劣化度合い予測部340は、電池情報DB331から蓄電装置IDが同じ電池情報をグループ化し、この蓄電装置IDを有する蓄電装置の充電回数x(回)と電池容量r(%)の組み合わせを抽出する。そして、充電回数xと電池容量r(%)の複数の組み合わせから、未来の充電回数x’回目の電池容量r’を予測する。これは数値予測そのものであり、充電回数と電池容量の実測値の数が十分多ければ、例えば、ニューラルネットワーク等の技術を使って予測することができる。
ここで、充電回数と電池容量の実測値と予測値について図8を参照して具体的に説明する。図8は、充電回数と電池容量の実測値と予測値のグラフを示す図である。図8に示すように、ある二次電池を100回充放電するまでの各回の電池容量を実測値として有する場合、劣化度合い予測部340は、かかる実測値に基づいて電池容量の将来の減少曲線を推定し、例えば200回充放電したときの電池容量をこの減少曲線に従って予測する。図8に示す例では、劣化度合い予測部340は、点線で示した減少曲線を推定し、200回充放電した場合の電池容量をこの減少曲線に従って30%と予測できる。
充放電制御部350は、劣化度合い予測部340により予測された将来の電池容量の予測値に応じて、複数の蓄電装置を総合的に長寿命化するために各蓄電装置の充放電状態を制御する。具体的には、充放電制御部350は、複数の蓄電装置20a、20b、20c...から充電する蓄電装置を選択する。充放電制御部350が選択した蓄電装置20に対し、通信部310を介して充放電制御指示が送信される。
以上、図5〜図8を参照して充放電制御装置30の構成を説明した。続いて、図9を参照し、充放電制御装置30による充放電制御処理について図9を説明する。
図9は、本開示による充電制御処理を示すフローチャートである。まず、ステップS220において、充放電制御装置30は蓄電装置20から電池情報を受信する。受信した電池情報は、電池情報管理部320により記憶部330に蓄積される。
次いで、ステップS221において、充放電制御部350は、明日の電力消費量を予測する。例えば、家庭内の電力消費量の場合、昨日や一年前といった過去の電力消費量データに基づいて未来の(明日の)電力消費量を予測することが可能である。過去の電力消費量データは、配電盤等で家庭内の電力消費量を常にモニタリングして保存された電力消費量データを利用してもよいし、電力会社側から過去の電力消費量データを取得して利用してもよい。なお、電力消費量は気温や温度に依存する場合もあるので、充放電制御部350は天気予報データを考慮して明日の電力消費量を予測してもよい。
次に、ステップS223において、充放電制御部350は、明日の発電量を予測する。例えば、家庭内に太陽光発電機3が設置されている場合、充放電制御部350は、天気予報データや過去の発電量データから明日の太陽光発電機の発電量を予測する。
次に、ステップS225において、充放電制御部350は、予測された明日の消費電力量と、予測された明日の発電量から、明日必要な蓄電量を算出する。例えば、明日の電力消費量がPc(kWh)、明日の発電量がPg(kWh)と予測される場合、Pc−Pg(kWh)が商用電源から給電必要な電力量として算出される。なお、充放電制御部350は、現在の電力料金体系のように夜間の電気代の方が昼間の電気代より安い場合は、夜間にPc−Pg(kWh)を二次電池に充電し、昼間は二次電池から給電することで、電気代を節約できる。
次に、ステップS227において、充放電制御部350は、各蓄電装置の電池容量の総和を算出する。各蓄電装置の電池容量は、電池情報DB331に蓄積される各電池情報の最新データ(充電回数が最も大きいデータ)の電池容量r(%)と、図6に示す仕様上の電池容量Pspec(kWh)から Pspec*r/100(kWh)と算出できる。つまり、各蓄電装置の電池容量の総和は、ΣPspec*r/100と算出される。
次いで、ステップS229において、充放電制御部350は、上記ステップS225で算出した明日必要な蓄電量と、上記ステップS227で算出した電池容量の総和を比較する。電池容量の総和が明日必要な蓄電量よりも大きい場合、処理はステップS231に進む。電池容量の総和が明日必要な蓄電量以下の場合、処理はステップS237へ進む。すなわち、充放電制御部350は、複数の蓄電装置の総電池容量より充電に必要な蓄電量が大きい場合は全ての蓄電装置を充電するよう制御し、逆に総電池容量より蓄電量が小さい場合はどの蓄電装置を充電すべきか選択する。
次に、ステップS231において、劣化度合い予測部340は、各蓄電装置の今後の劣化度合いを予測する。劣化度合い予測部340による劣化度合いの予測は、上述した通りである。劣化度合い予測部340は、予測した各蓄電装置の今後の劣化度合い情報を充放電制御部350に出力する。
続いて、ステップS233において、充放電制御部233は、予測された各蓄電装置の今後の劣化度合いに基づき、電池容量の総和が充電に必要な蓄電量を上回るまで、充電する蓄電装置を選択する。予測値に応じた充電する蓄電装置の選択については、<4.充電制御の具体例>で詳細に説明する。
そして、ステップS235において、充放電制御部350が選択した蓄電装置20に対して通信部310から充放電制御指示が送信される。
充放電制御指示を受けた蓄電装置は商用電源もしくは発電部から充電を開始する。充放電制御指示に充電量の指示が含まれている場合は、蓄電装置20は二次電池210を満充電ではなく、指示された充電量に達するまで充電を行う。
<4.充電制御の具体例>
次に、充放電制御部350が行う、蓄電装置の今後の劣化度合いに応じた充電する蓄電装置の選択について具体例を挙げて説明する。
[4−1.第1の例]
第1の例として、充放電制御部350は、今後の劣化度合いが低い蓄電装置を優先して充電する蓄電装置を選択する。具体的には、充放電制御部350は、充放電x回目の電池容量(%)が高い蓄電装置を優先する。これにより、充放電による劣化の進行が少ないと予測される蓄電装置を優先的に充電することができるので、蓄電システム全体で見た場合に複数の蓄電装置のそれぞれの劣化の進行を抑えられて、総合的な電池容量(kWh)の長寿命化が実現される。
なお、今後の劣化度合いが同程度である場合は、仕様上の電池容量(kWh)が大きい蓄電装置を優先的に選択してもよい。仕様上の電池容量(kWh)が大きい蓄電装置を優先的に選択することで、全体として選択される蓄電装置の数が少なくなる。これにより、充放電による劣化が進む蓄電装置の数を蓄電システム全体で少なくすることができるので、総合的に見て蓄電システム全体の劣化を抑えることができる。
[4−2.第2の例]
第2の例として、充放電制御部350は、各蓄電装置の今後の劣化度合いと、複数の蓄電装置の今後の電池容量(kWh)の総和とから、複数の蓄電装置の今後の電池容量を優先して充電する蓄電装置を選択する。具体的には、劣化度合い予測部340が、全ての蓄電装置について、充放電x回目の電池容量(%)を予測し、予測した電池容量(%)と仕様上の電池容量(kWh)から充放電x回目の電池容量(kWh)を計算し、複数の蓄電装置の今後の電池容量の総和を予測する。充放電制御部350は、予測された電池容量(kWh)の総和が大きくなるように充電する電池を選択する。
例えば、蓄電装置20aと蓄電装置20bの現状の電池容量(kWh)が、
蓄電装置20a;0.96kWh(仕様上の電池容量1.2kWh
× 現状の電池容量80%)
蓄電装置20b;2.52kWh(仕様上の電池容量3.6kWh
× 現状の電池容量70%)
である場合に、以下(1)および(2)に一例を挙げて説明する。
(1)未来(例えば100回充電した場合)の電池容量(kWh)が、
蓄電装置20a;0.54kWh(仕様上の電池容量1.2kWh
× 未来の電池容量予測値45%)
蓄電装置20b;1.98kWh(仕様上の電池容量3.6kWh
× 未来の電池容量予測値55%)
と予測できるとき、蓄電装置20aだけで100回充電すると、100回充電後は、
蓄電装置20a;0.54kWh(蓄電装置20aのみ使うので蓄電装置20aが充放電により劣化して電池容量(kWh)が減る)
蓄電装置20b;2.52kWh(蓄電装置20bは使わないので蓄電装置20aは充放電による劣化はなく、充放電できる電池容量(kWh)は維持される)
総和;3.06kWh
と予測できる。
一方、蓄電装置20bだけで100回充電すると、100回充電後は、
蓄電装置20a;0.96kWh(蓄電装置20aは使わないので蓄電装置20aは充放電による劣化はなく、充放電できる電池容量(kWh)は維持される)
蓄電装置20b;1.98kWh(蓄電装置20bのみ使うので蓄電装置20bが充放電により劣化して電池容量(kWh)が減る)
総和;2.94kWh
と予測できる。
つまり、蓄電装置20aだけで100回充電した方が蓄電装置20bだけで100回充電した場合よりも、100回後の蓄電装置の電池容量(kWh)の総和は大きくなる。
(2)未来(例えば100回充電した場合)の電池容量(kWh)がそれぞれ、
蓄電装置20a;0.36kWh(仕様上の電池容量1.2kWh
× 未来の電池容量予測値30%)
蓄電装置20b;2.16kWh(仕様上の電池容量3.6kWh
× 未来の電池容量予測値60%)
と予測できるとき、蓄電装置20aだけで100回充電すると、100回充電後は、
蓄電装置20a;0.36kWh(蓄電装置20aのみ使うので蓄電装置20aが充放電により劣化して電池容量(kWh)が減る)
蓄電装置20b;2.52kWh(蓄電装置20bは使わないので蓄電装置20bは充放電による劣化はなく、充放電できる電池容量(kWh)は維持される)
総和;2.9kWh
と予測できる。
一方、蓄電装置20bだけで100回充電すると、100回充電後は、
蓄電装置20a;0.96kWh(蓄電装置20aは使わないので蓄電装置20aは充放電による劣化はなく、充放電できる電池容量(kWh)は維持される)
蓄電装置20b;2.16kWh(蓄電装置20bのみ使うので蓄電装置20bが充放電により劣化して電池容量(kWh)が減る)
総和;3.12kWh
と予測できる。
つまり、蓄電装置20bだけで100回充電した方が蓄電装置20aだけで100回充電した場合よりも、100回後の蓄電装置の電池容量(kWh)の総和は大きくなる。
以上(1)および(2)で説明した例によると、劣化度合いの予測だけでは(1)(2)のいずれの場合も、蓄電装置20aの劣化が大きいので、第1の例によれば劣化の進行が少ない蓄電装置20bが優先して選択されるが、第2の例において、仕様上の電池容量(kWh)と劣化度合いの予測値を元に、未来の電池容量(kWh)の総和を予測すると、(1)と(2)のように優先すべき蓄電装置が異なる。
実際には、蓄電装置20aのみ、蓄電装置20bのみを優先して選択する例に限られず、例えば、蓄電装置20aを60回、蓄電装置20bを40回使って、合計100回充電するといった場合のように、「蓄電装置20a:蓄電装置20b」の割合を10:0、9:1、8:2、・・・2:8、1:9、0:10のように変更し、それぞれについて今後の電池容量(kWh)の総和を計算し、最も総和の大きい割合になるよう充電する蓄電装置を選択する。
[4−3.第3の例]
充放電制御部350は、第3の例として、電池容量(kWh)が大きい蓄電装置を優先的に選択する。具体的には、劣化度合い予測部340が全ての蓄電装置について、充放電x回目の電池容量(%)を予測し、予測した電池容量(%)と仕様上の電池容量(kWh)からx回目の電池容量(kWh)を算出する。充放電制御部350は、算出されたx回目の電池容量(kWh)が大きい蓄電装置を優先的に選択する。第3の例によれば、電池容量(kWh)が大きい蓄電装置が優先的に充電されるため、充電される蓄電装置の個数が少なくなる。例えば、必要蓄電量が1(kWh)の場合に、電池容量0.1kWhの蓄電装置を10個充電することに対し、電池容量1kWhの蓄電装置を1個充電すればよい。これにより、充電回数による劣化が進む蓄電装置の数を少なくし、総合的に見ると、蓄電システム全体の劣化を抑えることができる。
<5.むすび>
上述したように、本開示による充電制御システムは、複数の二次電池が混在する場合に、各二次電池の充電回数と電池容量(%)から、今後の劣化度合いを予測して、複数の蓄電装置から充電する蓄電装置を選択して充放電制御を行うことで、充電制御システムを総合的に長寿命化することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本技術はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相当し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、電池情報管理部320が、送信元蓄電装置の仕様上の電池容量(kWh)と累積放電電力から電池容量(%)を算出し、電池情報の一部として記憶部330に蓄積するが、本技術はかかる例に限定されない。蓄電装置20が予め電池容量(kWh)を算出し、電池情報の一部として充放電制御装置30に送信してもよい。
また、上記実施形態では、充放電制御装置30は家庭内に設置され、各蓄電装置と有線または無線で接続されるが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、充放電処理装置30と蓄電装置20の通信部が接続できる構成であれば、例えばインターネット上に配置してもよい。この場合、インターネット上に配置された充放電制御装置は、各家庭の蓄電装置から得られた電池情報を一元管理する。一家庭だけでなく、他の多くの家庭で計測された膨大な電池情報を一元管理することで、電気消費量の予測や太陽光発電量の予測の精度を上げることができる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1) 二次電池を有する蓄電装置の電池情報に基づき算出された前記蓄電装置の今後の劣化度合いに応じて、複数の蓄電装置から充電する蓄電装置を選択する充電制御部と、
前記充電制御部により選択された蓄電装置に充電指示を送信する送信部と、
を備える、充電制御装置。
(2) 前記電池情報は、前記蓄電装置の累積放電電力情報と充電回数情報を含み、
前記充電制御装置は、
前記累積放電電力情報と、前記蓄電装置の放電電力理論値に基づいて、前記蓄電装置の劣化度合いを算出する第1の算出部と、
前記第1の算出部で算出された前記蓄電装置の劣化度合いと、前記充電回数情報に基づいて、前記蓄電装置の今後の劣化度合いを算出する第2の算出部と、
をさらに備える、前記(1)に記載の充電制御装置。
(3) 前記充電制御部は、必要消費電力値と前記複数の蓄電装置の電池容量の総和を比較し、前記必要電力値が前記複数の蓄電装置の電池容量の総和より少ない場合に、前記複数の蓄電装置から少なくとも1の蓄電装置を選択する、前記(1)または(2)に記載の充電制御装置。
(4)前記充電制御部は、前記選択された蓄電装置の電池容量の総和が前記必要消費電力値を満たすよう、前記今後の劣化度合いが最も低い蓄電装置から順に選択する、前記(1)から(3)のいずれか1項に記載の充電制御装置。
(5)前記充電制御部は、前記選択された蓄電装置の電池容量の総和が前記必要消費電力値を満たすよう、前記複数の蓄電装置の今後の電池容量の総和が大きくなるよう蓄電装置を選択する、前記(1)から(3)のいずれか1項に記載の充電制御装置。
(6) 前記充電制御部は、前記選択された蓄電装置の電池容量の総和が前記必要消費電力値を満たすよう、前記今後の電池容量が多い蓄電装置から順に選択する、前記(1)から(3)のいずれか1項に記載の充電制御装置。
20 蓄電装置
210 二次電池
220 電池管理部
230 通信部
30 充放電制御装置
310 通信部
320 電池情報管理部
330 記憶部
340 劣化度合い予測部
350 充放電制御部

Claims (8)

  1. 二次電池を有する複数の蓄電装置の電池情報に基づき算出された前記蓄電装置の今後の劣化度合いに応じて、前記複数の蓄電装置から充電する蓄電装置を選択する充電制御部と、
    前記充電制御部により選択された蓄電装置に充電指示を送信する送信部と、
    を備え
    前記今後の劣化度合いは、選択対象となる前記複数の蓄電装置毎の任意の同一充電回数時点におけるものであって、
    前記各電池情報は、前記蓄電装置の累積放電電力情報と充電回数情報を含み、
    前記累積放電電力情報と、前記蓄電装置の放電電力理論値に基づいて、前記蓄電装置の劣化度合いを算出する第1の算出部と、
    前記第1の算出部で算出された前記蓄電装置の劣化度合いと、前記充電回数情報に基づいて、前記蓄電装置の今後の劣化度合いを算出する第2の算出部と、をさらに備える、充電制御装置。
  2. 前記充電制御部は、予測された翌日の消費電力量に基づく必要充電量と前記複数の蓄電装置の電池容量の総和を比較し、前記必要充電量が前記複数の蓄電装置の電池容量の総和より少ない場合に、前記今後の劣化度合いに応じて前記複数の蓄電装置から少なくとも1の蓄電装置を選択する、請求項に記載の充電制御装置。
  3. 前記充電制御部は、前記選択された蓄電装置の電池容量の総和が前記必要充電量を満たすよう、前記今後の劣化度合いが最も低い蓄電装置から順に選択する、請求項に記載の充電制御装置。
  4. 前記充電制御部は、前記選択された蓄電装置の電池容量の総和が前記必要充電量を満たすよう、前記今後の劣化度合いに基づき、前記複数の蓄電装置の今後の電池容量の総和が大きくなるよう蓄電装置を選択する、請求項に記載の充電制御装置。
  5. 前記充電制御部は、前記選択された蓄電装置の電池容量の総和が前記必要充電量を満たすよう、前記今後の劣化度合いに基づいて予測された電池容量が多い蓄電装置から順に選択する、請求項に記載の充電制御装置。
  6. 二次電池を有する複数の蓄電装置の電池情報に基づき算出された前記蓄電装置の今後の劣化度合いに応じて、前記複数の蓄電装置から充電する蓄電装置を選択するステップと、
    前記選択された蓄電装置に充電指示を送信するステップと、
    を含み、
    前記今後の劣化度合いは、選択対象となる前記複数の蓄電装置毎の任意の同一充電回数時点におけるものであって、
    前記各電池情報は、前記蓄電装置の累積放電電力情報と充電回数情報を含み、
    前記累積放電電力情報と、前記蓄電装置の放電電力理論値に基づいて、前記蓄電装置の劣化度合いを算出するステップと、
    前記算出された前記蓄電装置の劣化度合いと、前記充電回数情報に基づいて、前記蓄電装置の今後の劣化度合いを算出するステップと、をさらに含む、充電制御方法。
  7. 二次電池を有する複数の蓄電装置の電池情報に基づき算出された前記蓄電装置の今後の劣化度合いに応じて、前記複数の蓄電装置から充電する蓄電装置を選択する処理と、
    前記選択された蓄電装置に充電指示を送信する処理と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記今後の劣化度合いは、選択対象となる前記複数の蓄電装置毎の任意の同一充電回数時点におけるものであって、
    前記各電池情報は、前記蓄電装置の累積放電電力情報と充電回数情報を含み、
    前記累積放電電力情報と、前記蓄電装置の放電電力理論値に基づいて、前記蓄電装置の劣化度合いを算出する処理と、
    前記算出された前記蓄電装置の劣化度合いと、前記充電回数情報に基づいて、前記蓄電装置の今後の劣化度合いを算出する処理と、をさらに実行させる、プログラム。
  8. 二次電池と、
    電池情報を充電制御装置に送信する送信部と、
    を有する複数の蓄電装置と;
    前記複数の蓄電装置から送信された前記電池情報に基づき算出された前記蓄電装置の今後の劣化度合いに応じて、複数の前記蓄電装置から充電する蓄電装置を選択する充電制御部と、
    前記充電制御部により選択された蓄電装置に充電指示を送信する送信部と、
    を有する充電制御装置と;
    を備え
    前記今後の劣化度合いは、選択対象となる前記複数の蓄電装置毎の任意の同一充電回数時点におけるものであって、
    前記電池情報は、前記蓄電装置の累積放電電力情報と充電回数情報を含み、
    前記充電制御装置は、
    前記累積放電電力情報と、前記蓄電装置の放電電力理論値に基づいて、前記蓄電装置の劣化度合いを算出する第1の算出部と、
    前記第1の算出部で算出された前記蓄電装置の劣化度合いと、前記充電回数情報に基づいて、前記蓄電装置の今後の劣化度合いを算出する第2の算出部と、をさらに有する、充電制御システム。
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