JP2014022490A - 電力変換装置 - Google Patents

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政信 阿部
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大悟 上野
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Hiroki Nakamura
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Abstract

【課題】流路断面積を大きくすることなく絶縁性を確保して熱交換効率を確保可能な電力変換装置を提供すること。
【解決手段】発熱する発熱素子としての半導体素子4と、半導体素子4を第1の面としての表面11に搭載し、第2の面としての裏面12に冷却用フィン13が形成された導電性の受熱部材1と、受熱部材1と結合され、受熱部材1との間に、冷却用フィン13の周囲を冷媒が流れる流路5を形成する絶縁性のインナカバー2と、インナカバー2を覆ってインナカバー2と結合されたアウタカバー3と、を備えていることを特徴とする電力変換装置とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換装置に関し、特に、半導体素子が搭載された受熱部材とカバーケースとの間に冷却用液体を流す流路を形成したものに関する。
従来、電動車両やハイブリッド車両には、通常、バッテリから直流電流を、半導体スイッチング素子やフリーホイールダイオードなどの半導体素子で構成されたインバータ回路を介して可変電圧/可変周波数の交流電流に変換する電力変換装置が搭載されている。
そして、このような電力変換装置では、半導体素子の発熱量が大きいために、これを冷却する冷却手段を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術では、導電性を有する受熱部材と、導電性を有するカバーケースとで形成される流路に冷却用液体(以下、これを冷媒と称する)を流して冷却を行うようにしている。そして、受熱部材とカバーケースとに異種金属を用いているため、腐食(電食)を防止するために、受熱部材とカバーケースとの間に絶縁性部材を介在させていた。
特開2007−189159号公報
しかしながら、上述の従来技術のように流路を形成する受熱部材とカバーケースとの間に絶縁性部材を介在させた構造では、絶縁性を確保するためには、受熱部材とカバーケースとの絶縁距離を大きく確保する必要がある。
このように絶縁距離を大きく確保すると、絶縁性部材の断面積が大きくなり、その分、受熱部材、絶縁性部材、カバーケースにより形成された流路の断面積も大きくなる。そして、流路断面積が大きくなると冷媒の流速が低下して熱交換効率が低下するおそれがあった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、流路断面積を大きくすることなく絶縁性を確保して熱交換効率を確保可能な電力変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電力変換装置は、冷媒が流れる流路を、発熱素子を搭載した受熱素子と絶縁性のインナカバーとの間に形成し、インナカバーをアウタカバーにより覆う構造とした。
本発明の電力変換装置は、インナカバーを絶縁性としたため、受熱部材や冷却用フィンとの間に水分が介在したとしても腐食が生じるのを防止することが可能となる。
そのため、流路の流路断面積を最小化することが可能となり、従来と比較して、冷媒流量が同流量であれば冷媒流速を最速にし、冷却用フィンと冷媒との熱交換効率を向上させることが可能となる。
このように、本発明では、流路断面積を大きくすることなく絶縁性を確保して熱交換効率を確保可能な電力変換装置を提供することができる。
図1は実施の形態1の電力変換装置を示す分解斜視図である。 図2は実施の形態1の電力変換装置を示す縦断面図であって、図1のS2−S2線の位置の断面を示している。 図3は実施の形態1の電力変換装置の絶縁距離に基づく熱抵抗と冷媒の流速との関係を示す熱抵抗−流速特性図である。 図4は実施の形態2の電力変換装置の要部の縦断面図である。 図5は実施の形態3の電力変換装置の要部の縦断面図である。 図6は実施の形態4の電力変換装置の要部の縦断面図である。 図7は実施の形態5の電力変換装置の要部の縦断面図である。 図8は実施の形態6の電力変換装置の要部の縦断面図である。
以下、本発明の電力変換装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1の電力変換装置の構成を説明する。
図1は本発明の実施の形態1の電力変換装置を示す分解斜視図であって、この電力変換装置は、受熱部材1、インナカバー2、アウタカバー3を備えている。
受熱部材1は、導電性を有した金属製(本実施の形態1では、表面にNiめっきを施した銅製)であり平面視矩形板状に形成され、図2に示すように、第1の面としての表面11に、発熱する発熱素子としての半導体素子4が複数搭載されている。これら半導体素子4の搭載にあたって、受熱部材1の表面11との間には、絶縁層41が介在され、かつ、搭載される全ての半導体素子4は、樹脂などの絶縁性を有した板材や、受熱部材1と同質あるいはイオン化傾向が近い金属板製の半導体装置ケース42に覆われている。
なお、半導体素子4は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やDiodeの半導体素子であり、図示を省略したその電極は、電気伝導度の良好な銅製もしくはアルミ製とする。
さらに、受熱部材1の第2の面としての裏面12には、複数の冷却用フィン13が一体に形成されている。これら冷却用フィン13は、図2に示すように、受熱部材1の短辺に沿う方向である図1のS2−S2線に沿う方向に櫛歯状に並設され、かつ、後述する冷媒の流通方向であって図1において矢印FLに示す方向に沿って延在されている。また、本実施の形態1では、図1において矢印UP方向を上方として説明するが、この方向は、電力変換装置の設置方向を規定するものではなく、この矢印UP方向を水平方向など他の方向に向けて設置することも可能である。
インナカバー2は、絶縁樹脂(例えばPPSやPA66など)製であり、図2に示すように、締結用フランジ21と流路用凹部22とを備えたハット断面形状に形成されている。
締結用フランジ21は、インナカバー2の外周部分を形成し、受熱部材1の裏面12の外周の全周に亘って当接可能に形成されている。
流路用凹部22は、締結用フランジ21の内側に設けられ、受熱部材1の裏面12との間に冷却用フィン13の周囲を冷媒が流れる流路5を形成する。
なお、この流路用凹部22には、図1に示すように、矢印FLに沿う方向である長手方向の一側面に、冷媒が供給される供給口22aが開口されるとともに、長手方向の他端に、冷媒を排出する図示を省略した排出口が開口されている。そして、これら供給口22aおよび排出口(図示省略)には、冷媒を導く管23,23が接続されている。
さらに、受熱部材1とインナカバー2との結合構造について説明する。
受熱部材1の外周縁部の複数箇所(本実施の形態1では8箇所)には、図2に示すボルト14を挿通させる挿通穴15が穿設されている。そして、インナカバー2の締結用フランジ21には、図1および図2に示すように、各挿通穴15と同軸位置にボルト14を締結可能な締結穴21aが形成され、受熱部材1の挿通穴15に挿通させたボルト14を締結穴21aに締結させることで、受熱部材1とインナカバー2とが結合される。
また、インナカバー2の締結用フランジ21には、図1に示すように、流路用凹部22を囲んで周状にシール用溝21bが形成されている。そして、このシール用溝21bに、図2に示す上記の受熱部材1との結合状態で、受熱部材1の裏面12に圧接されて流路用凹部22を外部に対してシールするシール部材24が設置されている。
アウタカバー3は、図2に示すように、インナカバー2の下面側を覆ってインナカバー2に結合されている。このアウタカバー3は、例えばアルミダイカストなどの金属製のものであり、結合状態の受熱部材1およびインナカバー2を収容する収容用凹部31が形成されている。
アウタカバー3とインナカバー2との結合は、収容用凹部31の底部31aに穿設した複数の挿通穴32(図1参照)に挿通したボルト33をインナカバー2の下面2bに締結させた構造としている。
また、図1に示すように、アウタカバー3の収容用凹部31の底部31aには、長手方向両端部において短辺に沿う方向の中央位置に、インナカバー2に配索された管23を挿通する管挿通穴36が開口されている。
さらに、アウタカバー3の収容用凹部31には、図1に示すように、収容用凹部31の長辺および短辺に沿って設けられて底部31aから上方へ突出された矩形の突起部34および突起部35が一体に形成されている。
これら突起部34および突起部35は、その突出量は、いずれも、図2に示すように両カバー2,3を結合した際に、締結用フランジ21に対し、その下面に当接し、かつ、上方に押し上げることのできる突出量に設定されている。
そして、両突起部34,35は、ボルト14を締結する位置ならびにシール部材24の設置位置と水平方向に重なるよう、内側壁31bからの距離および寸法が設定されている。さらに、突起部34の収容用凹部31の長辺に沿う方向の配置および寸法は、この方向に隣り合って配置されたボルト14の締結箇所どうしの中間位置であって、その間隔の半分以上を占める長さに設定されている。一方、突起部35の収容用凹部31の短辺に沿う方向の配置は、この方向に隣り合って配置された2箇所のボルト14の締結箇所の中間において、管挿通穴36を跨ぐ2箇所に配置されている。
さらに、本実施の形態1では、収容用凹部31の底部31aに、冷媒を検出する冷媒センサ100が設置されている。この冷媒センサ100の出力は、コントロールユニット101に入力され、冷媒検出時には、報知装置102により、ウォーニングランプ、画像表示、音声出力のいずれか1つあるいは複数の手段により、冷媒漏れを報せるようになっている。なお、冷媒センサ100の設置位置は、この電力変換装置の設置する方向に応じ、収容用凹部31において重力の作用方向端部に設けるのが好ましい。
(実施の形態1の作用)
次に、実施の形態1の作用を説明する。
実施の形態1の電力変換装置にあっては、受熱部材1の冷却時には、管23に流した冷媒が、流路用凹部22の供給口22aから排出口に向かって、流路5に沿って図1の矢印FLに沿う方向に流れる。
したがって、発熱素子としての半導体素子4の熱は、受熱部材1を介して冷却用フィン13から冷媒に放熱される。
また、インナカバー2は、絶縁性の樹脂製としたため、受熱部材1やその冷却用フィン13と接触しても、間に水分が介在していてもガルバニック腐食を防止することが可能となる。
そのため、インナカバー2の流路用凹部22の内壁と冷却用フィン13との隙間を最小または接触させることが可能となり、流路5の流路断面積を最小化することが可能となる。したがって、従来と比較して、冷媒流量が同流量であれば冷媒流速を最速にし、冷却用フィン13と冷媒との熱交換効率を向上させることが可能となる。
図3は、冷却用フィン13と流路用凹部22の内壁との絶縁距離に基づく熱抵抗と、冷媒の流速との関係を示す熱抵抗−流速特性図であり、この図に示すように、絶縁距離を最小とした場合に流速が最大となる。なお、図示のように、絶縁距離は、左右方向ならびに下側共に、0.1mmを最小とした。
また、実施の形態1では、アウタカバー3に突起部34,35を設け、アウタカバー3をインナカバー2に結合するのにあたりボルト33を締結した場合に、インナカバー2の締結用フランジ21が、僅かにその先端側が上方へ折曲するように弾性変形する。そのため、突起部34,35を設けないものと比較して、締結用フランジ21が受熱部材1の裏面12に圧接されるとともに、シール部材24が受熱部材1の裏面12に圧接されてシール性が高まり、冷媒の液漏れを抑制することができる。さらに、両突起部34,35は、ボルト14による締結箇所間に配置していることにより、ボルト14による締結力による受熱部材1と締結用フランジ21との密着性が低下する部分を、より強く圧接させ、上記液漏れを、効率的に抑制することが可能である。
また、万一、受熱部材1とインナカバー2との結合部分、すなわち、受熱部材1の裏面12と締結用フランジ21との間から冷媒が漏れた場合、アウタカバー3の収容用凹部31により受け止めることができる。
そして、収容用凹部31に漏れた冷媒が冷媒センサ100の位置に達して検出された場合、報知装置102により乗員に冷媒漏れが生じたことが報知される。
したがって、万一冷媒漏れが生じても、乗員が適切な対応を行なうことにより、高圧大電流を扱う半導体素子4が被水するのを事前に防止することが可能となる。
(実施の形態1の効果)
本実施の形態1の電力変換装置では、以下に列挙する作用効果を奏する。
a)実施の形態1の電力変換装置は、
発熱する発熱素子としての半導体素子4と、
半導体素子4を第1の面としての表面11に搭載し、第2の面としての裏面12に冷却用フィン13が形成された導電性の受熱部材1と、
受熱部材1と結合され、受熱部材1との間に、冷却用フィン13の周囲を冷媒が流れる流路5を形成する絶縁性のインナカバー2と、
インナカバー2を覆ってインナカバー2と結合されたアウタカバー3と、
を備えていることを特徴とする。
このように、インナカバー2は、絶縁性の樹脂製としたため、受熱部材1やその冷却用フィン13との間に水分が介在したとしてもガルバニック腐食を防止することが可能となる。
そのため、前述のように流路5の流路断面積を最小化することが可能となり、従来と比較して、冷媒流量が同流量であれば冷媒流速を最速にし、冷却用フィン13と冷媒との熱交換効率を向上させることが可能となる。
しかも、受熱部材1およびインナカバー2を収容するアウタカバー3は、金属製としているため、強度も確保できる。加えて、アウタカバー3の収容用凹部31に冷媒漏れが生じた場合も、アウタカバー3に接するインナカバー2が樹脂製であるため、ガルバニック腐食を防止することができる。
b)実施の形態1の電力変換装置は、アウタカバー3は、インナカバー2の受熱部材1との結合部である締結用フランジ21の裏面に圧接される突起部34,35を備えていることを特徴とする。
このように、実施の形態1では、アウタカバー3に突起部34,35を設け、締結用フランジ21と受熱部材1の裏面12との圧接力を高めることができる。したがって、両突起部34,35を設けないものと比較して、シール性を高めることができる。
さらに、実施の形態1では、突起部34,35は、ボルト14による受熱部材1とインナカバー2の締結用フランジ21との締結箇所間に配置したことを特徴としている。
このため、ボルト14による締結箇所から離れて受熱部材1と締結用フランジ21との密着性が低下する部分を、より強く圧接させ、上記液漏れを、より効果的に抑制することが可能である。
加えて、実施の形態1では、突起部34,35が、収容用凹部31の内側壁31bからの水平方向の配置および寸法が、ボルト14による締結位置およびシール部材24によるシール位置に重なる配置および寸法とした。このため、上記のボルト14の締結箇所から離れることによる締結力の低下をより確実に防止できるとともに、突起部34,35によるシール部材24の密着性の向上をより確実に図ることが可能である。
c)実施の形態1の電力変換装置は、受熱部材1とインナカバー2との結合箇所に、受熱部材1とインナカバー2との間をシールするシール部材24が設けられていることを特徴とする。
よって、単に受熱部材1とインナカバー2とを当接させて、ボルト14により締結したものと比較して、冷媒漏れを、より確実に抑制することが可能である。
加えて、実施の形態1では、シール部材24の位置を、受熱部材1とインナカバー2とを結合させるボルト14よりも流路5側の位置としているため、冷媒漏れ抑制が、いっそう確実となる。また、このシール部材24は、締結面に沿って複数を並列に設けることも可能であり、この場合、より冷媒漏れの抑制性能が高くなる。
d)本実施の形態1の電力変換装置は、インナカバー2とアウタカバー3との間に、受熱部材1とインナカバー2との結合箇所から漏れた冷媒を受け止め可能な受け止め用空間としての収容用凹部31を備えていることを特徴とする。
受熱部材1とインナカバー2との締結面から冷媒漏れが生じた場合、その漏れた冷媒をアウタカバー3の収容用凹部31で受け止めることができる。よって、このように、冷媒を受け止める構成を有しないものと比較して、高圧大電流を扱う半導体素子4が漏れた冷媒により被水するのを、抑制可能である。
e)実施の形態1の電力変換装置は、受け止め用空間としての収容用凹部31内の冷媒を検出する冷媒センサ100を備えていることを特徴とする。
よって、受熱部材1とインナカバー2との締結部からの冷媒が漏れて収容用凹部31に受け止められると、それを冷媒センサ100により検出することにより、高圧大電流を扱う半導体素子4が被水するのを、より確実に抑制することが可能となる。
(他の実施の形態)
次に、他の実施の形態の車両前部構造について説明する。
なお、他の実施の形態は、実施の形態1の変形例であるため、実施の形態1と共通する構成には実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点のみ説明する。
(実施の形態2)
次に、図4に示す実施の形態2の電力変換装置について説明する。
この実施の形態2の電力変換装置では、アウタカバー203は、実施の形態1で示した突起部34,35が省略されている点のみが実施の形態1で示したアウタカバー3と相違する。
したがって、実施の形態2の電力変換装置にあっても、上記a)〜e)の効果の内でb)を除く効果を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、図5に示す実施の形態3の電力変換装置について説明する。
この実施の形態3は、実施の形態1で示した突起部34およびインナカバー2を変形させた例である。
すなわち、図5に示すように、インナカバー302は、流路用凹部22の外側壁322aを形成する部分と、結合用フランジ321の下面とにより形成されるコーナ部分に、結合面に沿う方向に対して、流路5側に鋭角を成す傾斜外壁面320が形成されている。
一方、アウタカバー303の突起部334の上面には、傾斜外壁面320に圧接されて収容用凹部31の底部31aの幅方向中央側に向かって傾斜外壁面320と同様に傾斜した突起傾斜面334aが形成されている。
なお、図示は省略するが、実施の形態1において突起部35を設けた位置も、傾斜外壁面320および突起傾斜面334aと同様の構造が設けられている。
上述のような電力変換装置では、流路5を流れる冷媒の内圧がインナカバー302に作用して流路用凹部22を形成する部分の外側壁322aが、水平方向へ押し出され矢印LP方向へ変位することがある。
この場合、実施の形態3では、両面334a、320が相互にスライドし、インナカバー302の結合用フランジ321が、突起部334に対して図において上方へ変位する。
これにより、結合用フランジ321と受熱部材1との結合面の密着性が高まる。したがって、冷媒による内圧が高まるほど、この結合用フランジ321と受熱部材1との結合面の密着性がより高まり、シール性を高めて冷媒漏れの抑制を図ることができる。
f)以上説明した実施の形態3の電力変換装置は、流路5の側方に位置するインナカバー302の外側壁322aが、受熱部材1との結合面に沿う方向に対して、流路5側に鋭角に傾斜した傾斜外壁面320を備え、突起部334は、傾斜外壁面としての傾斜外壁面320に圧接される突起傾斜面334aを備えていることを特徴とする。
したがって、流路5の冷媒の内圧が高まることにより流路用凹部22が膨らむ方向の外側壁322aの変位が生じることにより、両面320,334aが相互にスライドし、インナカバー302と受熱部材1との密着性が高まり、冷媒漏れを抑制できる。
(実施の形態4)
次に、図6に示す実施の形態4の電力変換装置について説明する。
実施の形態4では、インナカバー402は、流路用凹部22の外側に位置する外周部402aは、実施の形態2で示したアウタカバー203の収容用凹部31の底部31aに接する形状に形成されている。そして、インナカバー402は、流路5を形成する流路用凹部22の内壁側面22bに受圧溝400を備えている。この受圧溝400は、外周部402aと受熱部材1との結合面である外周部402aの上面およびそれに対向する下面を向いて傾斜した傾斜面400a,400bを備えた略V字の断面形状に形成されている。
なお、実施の形態4では、実施の形態1で示した受熱部材1を用いている。
このように形成した実施の形態4では、流路5を流れる冷媒の内圧が受圧溝400に作用した場合、両傾斜面400a,400bにより内圧を、外周部402aの上面および下面方向に受圧する。
したがって、外周部402aの上面は、受圧溝400が内圧を受圧しない場合と比較して、上方へ、すなわち、受熱部材1の裏面12に圧接される方向へ変位する。また、外周部402aの下面は、収容用凹部31の底部31aに当接しているため、傾斜面400bの受圧により底部31aを押す反力も、外周部402aの上面を受熱部材1の裏面12に圧接させる方向に作用する。
よって、インナカバー402と受熱部材1との密着性が向上し、冷媒漏れの抑制を図ることができる。
g)以上説明した実施の形態4の電力変換装置は、インナカバー402は、流路5を形成する流路用凹部22の内壁側面22bに、流路5の内圧をインナカバー402と受熱部材1との結合面の方向に受ける受圧溝400を備えていることを特徴とする。
したがって、流路5の内圧によりインナカバー402と受熱部材1との結合部における密着性が向上し、冷媒漏れの抑制を図ることができる。
(実施の形態5)
次に、図7に示す実施の形態5の電力変換装置について説明する。
この実施の形態5では、アウタカバー503は、実施の形態2に用いたものの内側壁31bに、受け止め用空間としての収容用凹部31から冷媒を外部に排出可能な排出路500を備えている。
したがって、受熱部材1とインナカバー2との締結面から冷媒漏れが生じた場合、収容用凹部31に溜めた上で、排出路500から外部に排出することができる。
よって、受熱部材1とインナカバー2との締結面から冷媒漏れが生じても、高圧大電流を扱う回路を備えた半導体素子4が被水することを抑制可能である。
h)以上説明した実施の形態5の電力変換装置は、アウタカバー503は、受け止め用空間としての収容用凹部31から冷媒を外部に排出可能な排出路500を備えていることを特徴とする。
したがって、受熱部材1とインナカバー2との締結面から冷媒漏れが生じた場合でも、冷媒を排出路500から外部に排出し、高圧大電流を扱う回路を備えた半導体素子4が被水することを抑制可能である。
(実施の形態6)
次に、図8に示す実施の形態6の電力変換装置について説明する。
実施の形態6では、受熱部材1とインナカバー2の締結用フランジ21との結合面よりも半導体素子4側である、図において上側に、受熱部材1とアウタカバー3との間を塞いで収容用凹部31と外部とをシールするシール部材600を設けた。このシール部材600としては、不定形シール剤やガスケットを用いることができる。
この実施の形態6にあっては、受熱部材1とインナカバー2の締結用フランジ21との間の締結面から冷媒が液洩れした場合に、その漏れた冷媒が、高圧大電流を扱う半導体素子4側へ流れてこれらが被水することを抑制できる。
j)以上説明した実施の形態6の電力変換装置は、アウタカバー3と受熱部材1との間に、受け止め用空間としての収容用凹部31と外部とをシールする第2のシール部材としてのシール部材600が設けられていることを特徴とする。
したがって、受熱部材1とインナカバー2の締結用フランジ21との間の締結面から冷媒が液洩れしても、高圧大電流を扱う半導体素子4が被水することを抑制できる。
以上、本発明の電力変換装置を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施の形態では、アウタカバーとインナカバーとの結合としてボルト締結による結合を示したが、接着剤もしくは金属樹脂接合などによる固着を用いることもできる。
また、実施の形態5,6では、アウタカバーとして、突起部を有しないものを示したが、これらの実施の形態5,6にあっても、実施の形態1で用いた突起部を有したものを用いてもよく、この場合、シール性が高くなり好ましい。
また、実施の形態2〜6において、冷媒センサは図示していないが、冷媒センサは、実施の形態1と同様に備えているものとする。また、この冷媒センサは、必須ではなく、冷媒センサを設置していないものでも、上記e)を除く効果得ることができる。特に、実施の形態5のように排出路を設けているものでは、冷媒センサを設置していなくても、発熱素子の被水を抑制できる。さらに、冷媒センサと排出路とを並設したものは、発熱素子の被水防止を確実にしながら、液漏れを知ることができ、より好ましい。
1 受熱部材
2 インナカバー
3 アウタカバー
4 半導体素子(発熱素子)
5 流路
11 表面(第1の面)
12 裏面(第2の面)
13 冷却用フィン
22 流路用凹部
24 シール部材
31 収容用凹部
31b 内側壁
34 突起部
35 突起部
100 冷媒センサ
203 アウタカバー
302 インナカバー
303 アウタカバー
320 傾斜外壁面
334 突起部
334a 突起傾斜面
400 受圧溝
400a 傾斜面
400b 傾斜面
402 インナカバー
500 排出路
503 アウタカバー
600 シール部材(第2のシール部材)

Claims (9)

  1. 発熱する発熱素子と、
    前記発熱素子を第1の面に搭載し、第2の面に冷却用フィンが形成された導電性の受熱部材と、
    前記受熱部材と結合され、前記受熱部材との間に、前記冷却用フィンの周囲を冷媒が流れる流路を形成する絶縁性のインナカバーと、
    前記インナカバーを覆って前記インナカバーと結合されたアウタカバーと、
    を備えていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記アウタカバーは、前記インナカバーの前記受熱部材との結合部の裏面に圧接される突起部を備えていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項2に記載の電力変換装置において、
    前記流路の外側に位置する前記インナカバーの外壁面が、前記受熱部材との結合面に沿う方向に対して、前記流路側に鋭角に傾斜した傾斜外壁面を備え、
    前記突起部は、前記傾斜外壁面に圧接される突起傾斜面を備えていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記インナカバーは、前記流路の内壁側面に、前記流路の内圧を前記インナカバーと前記受熱部材との結合面の方向に受ける受圧溝を備えていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記受熱部材と前記インナカバーとの結合箇所に、前記受熱部材と前記インナカバーとの間をシールするシール部材が設けられていることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記インナカバーと前記アウタカバーとの間に、前記受熱部材と前記インナカバーとの結合箇所から漏れた冷媒を受け止め可能な受け止め用空間を備えていることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項6に記載の電力変換装置において、
    前記アウタカバーは、前記受け止め用空間から前記冷媒を外部に排出可能な排出路を備えていることを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の電力変換装置において、
    前記アウタカバーと前記受熱部材との間に、前記受け止め用空間と外部とをシールする第2のシール部材が設けられていることを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記受け止め用空間内の前記冷媒を検出するセンサを備えていることを特徴とする電力変換装置。
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