JP2014022295A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータの種類を良好に削減することができ、簡単且つ経済的な構成で、間引き冷却を可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10を構成する発電ユニット12は、第1金属セパレータ34、第1電解質膜・電極構造体36a、中間金属セパレータ38、第2電解質膜・電極構造体36b及び第2金属セパレータ40を設ける。一方の中間金属セパレータ38には、ターミナルプレート16a及び絶縁プレート18aが当接するとともに、他方の中間金属セパレータ38には、ターミナルプレート16b及び絶縁プレート18bが当接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カソード電極とアノード電極との間に電解質が配設される2以上の電解質・電極構造体と3以上のセパレータとを有する複数の発電ユニットが積層される燃料電池スタックに関する。
一般的に、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ触媒層(電極触媒層)とガス拡散層(多孔質カーボン)とからなるアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、所定の数だけ積層して燃料電池スタックを構成するとともに、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
特許文献1に開示されている燃料電池スタックでは、図8に示すように、第1発電ユニット1aと第2発電ユニット1bとが交互に積層されるとともに、積層方向両端にエンドプレート2a、2bが配設されている。
第1発電ユニット1aは、第1金属セパレータ3a、第1MEA4a、第2金属セパレータ3b、第2MEA4b及び第2金属セパレータ3cを備えている。第2発電ユニット1bは、第4金属セパレータ3d、第3MEA4c、第5金属セパレータ3e、第4MEA4d及び第6金属セパレータ3fを備えている。
第1金属セパレータ3aと第1MEA4aとの間、第2金属セパレータ3bと第2MEA4bとの間、第4金属セパレータ3dと第3MEA4cとの間、及び第5金属セパレータ3eと第4MEA4dとの間には、それぞれ酸化剤ガス流路5が形成されている。
第2金属セパレータ3bと第1MEA4aとの間、第2金属セパレータ3cと第2MEA4bとの間、第5金属セパレータ3eと第3MEA4cとの間、及び第6金属セパレータ3fと第4MEA4dとの間には、それぞれ燃料ガス流路6が形成されている。
さらに、第1発電ユニット1aを構成する第2金属セパレータ3cと、第2発電ユニット1bを構成する第4金属セパレータ3dとの間には、冷却水流路7が形成されている。すなわち、燃料電池スタックは、所定数の単位セル間に冷却水流路が形成される、所謂、間引き冷却構造を採用している。
特開2000−208153号公報
上記の燃料電池スタックでは、上端のエンドプレート2aには、第1発電ユニット1aを構成する上端金属セパレータ3ae(上端の第1金属セパレータ3a)が隣接する一方、下端のエンドプレート2bには、他の第1発電ユニット1aを構成する下端金属セパレータ3ce(下端の第2金属セパレータ3c)が隣接している。
しかしながら、上端金属セパレータ3aeには、エンドプレート2aとの間に冷却水流路7euの一部が形成されるとともに、下端金属セパレータ3ceには、エンドプレート2bとの間に冷却水流路7edの一部が形成されている。このため、冷却水流路7eu、7edに冷却水が流通することを規制する必要があり、上端金属セパレータ3ae及び下端金属セパレータ3ceは、第1金属セパレータ3a及び第2金属セパレータ3cとは異なる成形処理が施されている。
従って、上端金属セパレータ3ae及び下端金属セパレータ3ceを成形するために、それぞれ専用の金型を用意しなければならず、金型数が増加して経済的ではないという問題がある。
しかも、燃料電池スタックを組み立てる際には、多数の異なる金属セパレータを、所望の順序に積層しなければならない。これにより、金属セパレータの取り扱い作業性が相当に煩雑化するとともに、燃料電池スタックの組み立て作業が効率的に遂行されないおそれがある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、セパレータの種類を良好に削減することができ、簡単且つ経済的な構成で、間引き冷却が可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、カソード電極とアノード電極との間に電解質が配設される2以上の電解質・電極構造体と3以上のセパレータとを有する複数の発電ユニットが積層されるとともに、積層方向に沿って酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス連通孔、前記積層方向に沿って燃料ガスを流通させる燃料ガス連通孔及び前記積層方向に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体連通孔が形成される一方、積層方向両端には、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関するものである。
この燃料電池スタックでは、発電ユニットは、一方の面側に発電面方向に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体流路の一部が形成され、他方の面側にカソード電極に沿って酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス流路が形成される第1セパレータと、一方の面側にアノード電極に沿って燃料ガスを流通させる燃料ガス流路が形成され、他方の面側に前記冷却媒体流路の一部が形成される第2セパレータと、一方の面側に前記燃料ガス流路が形成され、他方の面側に前記酸化剤ガス流路が形成されるとともに、両方の面側にそれぞれ電解質・電極構造体が配置される1以上の中間セパレータとを備えている。
そして、発電ユニット同士が積層された状態で、一方の発電ユニットの第1セパレータと他方の発電ユニットの第2セパレータとの間に、冷却媒体流路が形成され、前記発電ユニットの積層方向一端部は、中間セパレータの一方の面又は他方の面が、ターミナルプレート及び絶縁プレートに直接接触して構成されている。
また、この燃料電池スタックでは、発電ユニットの積層方向他端部は、中間セパレータの他方の面又は一方の面が、ターミナルプレート及び絶縁プレートに直接接触して構成されることが好ましい。
本発明によれば、発電ユニットの積層方向一端部は、中間セパレータの一方の面又は他方の面が、ターミナルプレート及び絶縁プレートに直接接触している。このため、発電ユニットの積層方向一端部には、専用の端部セルを配設する必要がなく、セパレータ用の成形装置を有効に削減することができる。これにより、セパレータの種類を良好に削減することができ、簡単且つ経済的な構成で、間引き冷却が可能な燃料電池スタックを提供することが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの一部分解概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、II−II線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電ユニットの分解斜視説明図である。 前記発電ユニットを構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 前記発電ユニットを構成する中間金属セパレータの正面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する絶縁プレートの斜視説明図である。 特許文献1に開示されている燃料電池スタックの断面説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の発電ユニット12が立位姿勢で水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。
積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート16a、絶縁プレート18a及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、絶縁プレート18b及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の一端は、後述する中間金属セパレータ38により構成されるとともに、前記積層体14の他端は、前記中間金属セパレータ38により構成される。
燃料電池スタック10は、例えば、長方形に構成されるエンドプレート20a、20bを端板として含む箱状ケーシング(図示せず)により一体的に保持され、あるいは、矢印A方向に延在する複数のタイロッド(図示せず)により一体的に締め付け保持される。
図1に示すように、ターミナルプレート16a、16bの略中央には、積層方向外方に延在する端子部22a、22bが設けられる。端子部22a、22bは、絶縁性筒体24に挿入されてエンドプレート20a、20bの外部に突出する。絶縁プレート18a、18bは、絶縁性材料、例えば、ポリカーボネート(PC)やフェノール樹脂等で形成されている。
絶縁プレート18a、18bは、中央部に矩形状の凹部26a、26bが設けられるとともに、この凹部26a、26bの略中央に孔部28a、28bが形成される。凹部26a、26bには、ターミナルプレート16a、16bが収容され、前記ターミナルプレート16a、16bの端子部22a、22bが絶縁性筒体24を介装して孔部28a、28bに挿入される。
エンドプレート20a、20bの略中央部には、孔部28a、28bと同軸的に孔部30a、30bが形成される。エンドプレート20a、20bには、後述する酸化剤ガス入口連通孔50a、燃料ガス入口連通孔52a、冷却媒体入口連通孔54a、燃料ガス出口連通孔52b、冷却媒体出口連通孔54b及び酸化剤ガス出口連通孔50bの内壁を囲繞して絶縁グロメット32が装着される。
図2及び図3に示すように、発電ユニット12は、第1金属セパレータ34、第1電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)(MEA)36a、中間金属セパレータ38、第2電解質膜・電極構造体36b及び第2金属セパレータ40を設ける。発電ユニット12は、上記のように、3枚のセパレータと2枚のMEAとにより構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、5枚のセパレータと3枚のMEAにより構成してもよい。
第1金属セパレータ34、中間金属セパレータ38及び第2金属セパレータ40は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した縦長形状の金属板により構成される。第1金属セパレータ34、中間金属セパレータ38及び第2金属セパレータ40は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、第1金属セパレータ34、中間金属セパレータ38及び第2金属セパレータ40は、例えば、カーボンセパレータにより構成してもよい。
第1電解質膜・電極構造体36a及び第2電解質膜・電極構造体36bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード電極44及びカソード電極46とを備える。アノード電極44は、カソード電極46よりも小さな平面寸法(表面積)を有する段差MEAを構成している。
アノード電極44及びカソード電極46は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜42の両面に形成される。
図3に示すように、発電ユニット12の長辺方向の(矢印C方向)上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔50a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔52aが設けられる。
発電ユニット12の長辺方向の(矢印C方向)下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔52b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔50bが設けられる。
発電ユニット12の短辺方向(矢印B方向)の両端縁部上方には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための一対の冷却媒体入口連通孔54aが設けられるとともに、前記発電ユニット12の短辺方向の両端縁部下方には、前記冷却媒体を排出するための一対の冷却媒体出口連通孔54bが設けられる。
各冷却媒体入口連通孔54a、54aは、酸化剤ガス入口連通孔50a及び燃料ガス入口連通孔52aに近接し、且つそれぞれ矢印B方向両側の各辺に振り分けられる。各冷却媒体出口連通孔54b、54bは、酸化剤ガス出口連通孔50b及び燃料ガス出口連通孔52bにそれぞれ近接し、且つそれぞれ矢印B方向両側の各辺に振り分けられる。
第1金属セパレータ34の第1電解質膜・電極構造体36aに向かう面34aには、燃料ガス入口連通孔52aと燃料ガス出口連通孔52bとを連通する第1燃料ガス流路56が形成される。第1燃料ガス流路56は、矢印C方向に延在する複数の波状流路溝部56aを有するとともに、前記第1燃料ガス流路56の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ複数のエンボスを有する入口バッファ部58及び出口バッファ部60が設けられる。
図4に示すように、第1金属セパレータ34の面34bには、冷却媒体入口連通孔54aと冷却媒体出口連通孔54bとを連通する冷却媒体流路64の一部が形成される。面34bには、第1燃料ガス流路56を構成する複数の波状流路溝部56aの裏面形状である複数の波状流路溝部64aが形成される。冷却媒体流路64の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ入口バッファ部58及び出口バッファ部60の裏面形状である入口バッファ部61及び出口バッファ部62が設けられる。
図5に示すように、中間金属セパレータ38の第1電解質膜・電極構造体36aに向かう面38aには、酸化剤ガス入口連通孔50aと酸化剤ガス出口連通孔50bとを連通する第1酸化剤ガス流路66が形成される。第1酸化剤ガス流路66は、矢印C方向に延在する複数の波状流路溝部66aを有する。第1酸化剤ガス流路66の入口近傍及び出口近傍には、入口バッファ部68及び出口バッファ部70が設けられる。
図3に示すように、中間金属セパレータ38の第2電解質膜・電極構造体36bに向かう面38bには、燃料ガス入口連通孔52aと燃料ガス出口連通孔52bとを連通する第2燃料ガス流路72が形成される。第2燃料ガス流路72は、矢印C方向に延在する複数の波状流路溝部72aを有するとともに、前記第2燃料ガス流路72の入口近傍及び出口近傍には、入口バッファ部74及び出口バッファ部76が設けられる。第2燃料ガス流路72は、第1酸化剤ガス流路66の裏面形状である一方、入口バッファ部74及び出口バッファ部76は、入口バッファ部68及び出口バッファ部70の裏面形状である。
図6に示すように、第2金属セパレータ40の第2電解質膜・電極構造体36bに向かう面40aには、酸化剤ガス入口連通孔50aと酸化剤ガス出口連通孔50bとを連通する第2酸化剤ガス流路78が形成される。第2酸化剤ガス流路78は、矢印C方向に延在する複数の波状流路溝部78aを有する。第2酸化剤ガス流路78の入口近傍及び出口近傍には、入口バッファ部80及び出口バッファ部82が設けられる。
第2金属セパレータ40の面40bには、図3に示すように、冷却媒体流路64の一部が形成される。面40bには、第2酸化剤ガス流路78を構成する複数の波状流路溝部78aの裏面形状である複数の波状流路溝部64bが形成される。冷却媒体流路64の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ入口バッファ部80及び出口バッファ部82の裏面形状である入口バッファ部84及び出口バッファ部86が設けられる。波状流路溝部64aと波状流路溝部64bとは、互いに位相をずらして重なり合うことにより、冷却媒体流路64が構成される。
第1金属セパレータ34の面34a、34bには、この第1金属セパレータ34の外周端縁部を周回して第1シール部材90が一体成形される。中間金属セパレータ38の面38a、38bには、この中間金属セパレータ38の外周端縁部を周回して第2シール部材92が一体成形されるとともに、第2金属セパレータ40の面40a、40bには、この第2金属セパレータ40の外周端縁部を周回して第3シール部材94が一体成形される。
第1シール部材90、第2シール部材92及び第3シール部材94としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
第1金属セパレータ34は、燃料ガス入口連通孔52aと第1燃料ガス流路56とを連通する複数の外側供給孔部96a及び内側供給孔部96bと、燃料ガス出口連通孔52bと前記第1燃料ガス流路56とを連通する複数の外側排出孔部98a及び内側排出孔部98bとを有する。
中間金属セパレータ38は、燃料ガス入口連通孔52aと第2燃料ガス流路72とを連通する複数の供給孔部100aと、燃料ガス出口連通孔52bと前記第2燃料ガス流路72とを連通する複数の排出孔部100bとを有する。
図3及び図4に示すように、第1シール部材90は、第1金属セパレータ34の面34a、34bに、セパレータ面方向に沿って均等な厚さを有して延在する平坦シール部90aを有する。図3に示すように、面34aでは、第1燃料ガス流路56と内側供給孔部96b及び内側排出孔部98bとを囲繞して凸状シール部90bが平坦シール部90aに一体に設けられる。
図4に示すように、面34bでは、冷却媒体流路64と冷却媒体入口連通孔54a及び冷却媒体出口連通孔54bとを囲繞して、凸状シール部90cが平坦シール部90aに一体に設けられる。面34bでは、酸化剤ガス入口連通孔50a、燃料ガス入口連通孔52a、酸化剤ガス出口連通孔50b及び燃料ガス出口連通孔52bを囲繞して、凸状シール部90dが平坦シール部90aに一体に設けられる。
面34bには、第1シール部材90を切り欠いて、一対の冷却媒体入口連通孔54a、54aと冷却媒体流路64とを連通する複数の入口連結通路102a、102aが形成される。面34bには、第1シール部材90を切り欠いて、一対の冷却媒体出口連通孔54b、54bと冷却媒体流路64とを連通する複数の出口連結通路102b、102bが形成される。
図3及び図5に示すように、第2シール部材92は、中間金属セパレータ38の面38a、38bに、セパレータ面方向に沿って均等な厚さを有して延在する平坦シール部92aを有する。
図5に示すように、面38aでは、第1酸化剤ガス流路66と酸化剤ガス入口連通孔50a及び酸化剤ガス出口連通孔50bとを囲繞して、凸状シール部92bが平坦シール部92aに一体に設けられる。面38aでは、燃料ガス入口連通孔52a、冷却媒体入口連通孔54a、燃料ガス出口連通孔52b及び冷却媒体出口連通孔54bを囲繞して、凸状シール部92cが平坦シール部92aに一体に設けられる。
図3に示すように、面38bでは、第2燃料ガス流路72と供給孔部100a及び排出孔部100bとを囲繞して凸状シール部92dが平坦シール部92aに一体に設けられる。
図3及び図6に示すように、第3シール部材94は、第2金属セパレータ40の面40a、40bに、セパレータ面方向に沿って均等な厚さを有して延在する平坦シール部94aを有する。
図6に示すように、面40aでは、第2酸化剤ガス流路78と酸化剤ガス入口連通孔50a及び酸化剤ガス出口連通孔50bとを囲繞して、凸状シール部94bが平坦シール部94aに一体に設けられる。面40aでは、燃料ガス入口連通孔52a、冷却媒体入口連通孔54a、燃料ガス出口連通孔52b及び冷却媒体出口連通孔54bを囲繞して、凸状シール部94cが平坦シール部94aに一体に設けられる。
図3に示すように、面40bには、第3シール部材94を切り欠いて、一対の冷却媒体入口連通孔54a、54aと冷却媒体流路64とを連通する複数の入口連結通路104a、104aが形成される。面40bには、第3シール部材94を切り欠いて、一対の冷却媒体出口連通孔54b、54bと冷却媒体流路64とを連通する複数の出口連結通路104b、104bが形成される。
発電ユニット12同士が互いに積層されることにより、一方の発電ユニット12を構成する第1金属セパレータ34と、他方の発電ユニット12を構成する第2金属セパレータ40との間には、冷却媒体流路64が形成される。
図1に示すように、絶縁プレート18a及びターミナルプレート16aは、積層体14の一端に配置される中間金属セパレータ38の面38b(第2燃料ガス流路72側の面)に対向する一方、絶縁プレート18b及びターミナルプレート16bは、前記積層体14の他端に配置される中間金属セパレータ38の面38a(第1酸化剤ガス流路66側の面)に対向する。
図7に示すように、絶縁プレート18aは、凹部26aが設けられる面(内面)に、酸化剤ガス入口連通孔50a、燃料ガス入口連通孔52a、一対の冷却媒体入口連通孔54a、酸化剤ガス出口連通孔50b、燃料ガス出口連通孔52b及び一対の冷却媒体出口連通孔54bをそれぞれ周回して周溝106が形成される。各周溝106には、シール部材108が配設される。
図2に示すように、絶縁プレート18aは、各シール部材108を介装して積層体14の一端に配置される中間金属セパレータ38の面38b及びターミナルプレート16aに直接当接する。絶縁プレート18bは、積層体14の他端に配置される中間金属セパレータ38の面38a及びターミナルプレート16bに直接当接する。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔50aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔52aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、一対の冷却媒体入口連通孔54aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔50aから中間金属セパレータ38の第1酸化剤ガス流路66及び第2金属セパレータ40の第2酸化剤ガス流路78に導入される。この酸化剤ガスは、図5に示すように、第1酸化剤ガス流路66に沿って矢印C方向(重力方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体36aのカソード電極46に供給されるとともに、図6に示すように、第2酸化剤ガス流路78に沿って矢印C方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体36bのカソード電極46に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔52aから外側供給孔部96aを通って第1金属セパレータ34の面34b側に移動する。さらに、燃料ガスは、内側供給孔部96bから面34a側に導入された後、第1燃料ガス流路56に沿って重力方向(矢印C方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体36aのアノード電極44に供給される(図3参照)。
また、燃料ガスは、供給孔部100aを通って中間金属セパレータ38の面38b側に移動する。このため、燃料ガスは、面38b側で第2燃料ガス流路72に沿って矢印C方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体36bのアノード電極44に供給される。
従って、第1電解質膜・電極構造体36a及び第2電解質膜・電極構造体36bでは、カソード電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード電極44に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、第1電解質膜・電極構造体36a及び第2電解質膜・電極構造体36bの各カソード電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔50bに沿って矢印A方向に排出される。
第1電解質膜・電極構造体36aのアノード電極44に供給されて消費された燃料ガスは、内側排出孔部98bを通って第1金属セパレータ34の面34b側に導出される。面34b側に導出された燃料ガスは、外側排出孔部98aを通って、再度、面34a側に移動し、燃料ガス出口連通孔52bに排出される。
また、第2電解質膜・電極構造体36bのアノード電極44に供給されて消費された燃料ガスは、排出孔部100bを通って面38a側に移動する。この燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔52bに排出される。
一方、左右一対の冷却媒体入口連通孔54aに供給された冷却媒体は、一方の発電ユニット12を構成する第1金属セパレータ34と、他方の発電ユニット12を構成する第2金属セパレータ40との間に形成された冷却媒体流路64に導入される。
一対の冷却媒体入口連通孔54aは、発電ユニット12の上部側左右両端に酸化剤ガス入口連通孔50a及び燃料ガス入口連通孔52aに近接する位置に振り分けて設けられている。
このため、各冷却媒体入口連通孔54a、54aから冷却媒体流路64に供給される冷却媒体は、一旦矢印B方向(水平方向)内方に沿って流動した後、矢印C方向(重力方向)に移動して第1電解質膜・電極構造体36a及び第2電解質膜・電極構造体36bを冷却する。この冷却媒体は、矢印B方向外方に移動した後、一対の冷却媒体出口連通孔54b、54bに排出される。
この場合、本実施形態では、図1及び図2に示すように、絶縁プレート18a及びターミナルプレート16aは、積層体14の一端に配置される中間金属セパレータ38の面38bに対向する一方、絶縁プレート18b及びターミナルプレート16bは、前記積層体14の他端に配置される中間金属セパレータ38の面38aに対向している。
中間金属セパレータ38の面38aには、第1酸化剤ガス流路66が設けられており、この面38aに絶縁プレート18b及びターミナルプレート16bが直接当接している。第1酸化剤ガス流路66には、酸化剤ガス、例えば、空気が流通するだけであり、特別なシール構造が不要である。従って、積層体14の他端として、発電ユニット12に使用されている中間金属セパレータ38を直接用いることができる。
一方、中間金属セパレータ38の面38bには、図3に示すように、第2燃料ガス流路72が設けられるとともに、前記面38bには、第2シール部材92の平坦シール部92aが成形されている。このため、絶縁プレート18aには、図7に示すように、各連通孔に対応してシール部材108が設けられている。
その際、中間金属セパレータ38に、上記のシール部材108を設ける場合に比べて、製造コストが良好に低減される。これにより、積層体14の一端として、発電ユニット12に使用されている中間金属セパレータ38を直接用いることが可能になる。
従って、発電ユニット12の積層方向両端には、専用の端部セルを配設する必要がなく、セパレータ成形用の成形装置を有効に削減することができる。これにより、セパレータの種類を良好に削減することができ、簡単且つ経済的な構成で、間引き冷却が可能な燃料電池スタック10を提供することができるという効果が得られる。
10…燃料電池スタック 12…発電ユニット
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18a、18b…絶縁プレート 20a、20b…エンドプレート
34、40…金属セパレータ 36a、36b…電解質膜・電極構造体
38…中間金属セパレータ 42…固体高分子電解質膜
44…アノード電極 46…カソード電極
50a…酸化剤ガス入口連通孔 50b…酸化剤ガス出口連通孔
52a…燃料ガス入口連通孔 52b…燃料ガス出口連通孔
54a…冷却媒体入口連通孔 54b…冷却媒体出口連通孔
56、72…燃料ガス流路 64…冷却媒体流路
66、78…酸化剤ガス流路 90、92、94、108…シール部材

Claims (2)

  1. カソード電極とアノード電極との間に電解質が配設される2以上の電解質・電極構造体と3以上のセパレータとを有する複数の発電ユニットが積層されるとともに、積層方向に沿って酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス連通孔、前記積層方向に沿って燃料ガスを流通させる燃料ガス連通孔及び前記積層方向に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体連通孔が形成される一方、積層方向両端には、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックであって、
    前記発電ユニットは、一方の面側に発電面方向に沿って前記冷却媒体を流通させる冷却媒体流路の一部が形成され、他方の面側に前記カソード電極に沿って前記酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス流路が形成される第1セパレータと、
    一方の面側に前記アノード電極に沿って前記燃料ガスを流通させる燃料ガス流路が形成され、他方の面側に前記冷却媒体流路の一部が形成される第2セパレータと、
    一方の面側に前記燃料ガス流路が形成され、他方の面側に前記酸化剤ガス流路が形成されるとともに、両方の面側にそれぞれ前記電解質・電極構造体が配置される1以上の中間セパレータと、
    を備え、
    前記発電ユニット同士が積層された状態で、一方の前記発電ユニットの前記第1セパレータと他方の前記発電ユニットの前記第2セパレータとの間に、前記冷却媒体流路が形成され、
    前記発電ユニットの積層方向一端部は、前記中間セパレータの前記一方の面又は前記他方の面が、前記ターミナルプレート及び前記絶縁プレートに直接接触して構成されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記発電ユニットの積層方向他端部は、前記中間セパレータの前記他方の面又は前記一方の面が、前記ターミナルプレート及び前記絶縁プレートに直接接触して構成されることを特徴とする燃料電池スタック。
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