JP2014021468A - 帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無端状のフィルム上に植毛された導電性繊維を感光体に押し付けないようにして、この感光体を帯電し、帯電むらの発生を抑制する帯電装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】フィルム21に静電植毛されている導電性繊維22は、回転する感光体10と静電吸着力により接触し、この感光体10の回転と連動して、給電部材23とともに回転する。導電性繊維22は、感光体10の表面との間に、寝たような状態の接触する領域Kを有している。この接触する領域Kは導電性繊維22に対する電圧の印加が低いとき、接触する領域Kaのようになり、導電性繊維22に対する電圧の印加が高いとき、接触する領域Kbのようになる。初期において、このような接触する領域Kbとなるように、給電部材23は、第1の電圧を導電性繊維22に印加する。そして、給電部材23は、所定の代用値以上のときに第2の電圧を導電性繊維22に印加する。
【選択図】図2

Description

本発明は、帯電装置及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンターなどの画像形成装置では、電荷受容体である感光体表面を帯電装置により帯電させ、像光の照射により表面に静電潜像を形成し、現像剤の付着によりこの静電潜像を可視化する。このような画像形成装置の感光体を帯電する帯電装置としては、コロナ放電を利用して感光体を帯電するコロトロン、スコロトロンなどが使用されている。
このコロトロンなどは、感光体等の像担持体を均一に帯電する手段としては有効な装置であるが、表面電位に帯電するためには、高い電圧を印加しなければならず、高圧電源が必要となる。このコロトロンなどに代わる帯電装置として、バイアス電圧を印加した帯電用の無端状のフィルムを用いたものがある(特許文献1、2参照)。
特開平06−194926号公報 特開平10−239946号公報
無端状のフィルム上に導電性繊維を静電植毛した帯電装置では、バネ荷重でフィルム内部の軸部材を押し付けることで導電性繊維を寝かせている。静電植毛された導電性繊維は、フィルムとの接着が強固とはいえず、導電性繊維が上記のように押し付けられることで、フィルムから抜けてしまうということが起こり得る。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、無端状のフィルム上に植毛された導電性繊維を感光体に押し付けないようにして、この感光体を帯電し、帯電むらの発生を抑制する帯電装置及び画像形成装置を提供する。
請求項1に記載の発明は、無端状のフィルムと、前記フィルムの表面に導電性繊維が植毛され、前記導電性繊維は、回転する感光体と接触するように配置され、前記感光体の回転と連動して回転し、前記導電性繊維に電圧を印加する給電部材とを有し、前記導電性繊維は、静電吸着力により、前記感光体の表面と接触し、当該接触する領域において前記感光体を帯電し、前記給電部材は、前記導電性繊維と前記感光体の表面との累積接触時間に対応した代用値が所定の代用値未満のときは第1の電圧を印加し、前記代用値が前記所定の代用値以上のときは前記第1の電圧と比較して低い第2の電圧を印加することを特徴とする帯電装置である。
請求項2に記載の発明は、第1の電圧をVとし、前記導電性繊維の長さをP、断面半径をr、ヤング率をEとし、前記感光体と前記導電性繊維の接触している部分の植毛本数をF、ニップ幅をN、ニップ軸方向長さをLとし、感光体の誘電率をε’、真空の誘電率をε、感光体の膜厚をd、としたときに、前記第1の電圧Vは、以下の数1に示す式を満たすような電圧であることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置である。
Figure 2014021468
請求項3に記載の発明は、前記フィルムの内部に設けられ、前記フィルムとともに回転し、前記フィルムを支持する軸部材を有し、前記軸部材は、前記給電部材を兼ね、前記フィルムを介して前記導電性繊維に電圧を印加することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯電装置である。
請求項4に記載の発明は、前記フィルムの内部に設けられ、前記フィルムとともに回転し、前記フィルムを支持する軸部材を有し、前記給電部材は、前記フィルムの外部に前記導電性繊維と接するように設けられ、前記導電性繊維に電圧を印加し、回転することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯電装置である。
請求項5に記載の発明は、前記フィルムの内部に設けられ、前記フィルムとともに回転し、前記フィルムを支持する軸部材を有し、前記給電部材は、前記フィルムの外部に前記導電性繊維と接するように設けられ、前記導電性繊維に電圧を印加することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯電装置である。
請求項6に記載の発明は、前記フィルムの外部に設けられ、回転する前記導電性繊維と接し前記フィルムを囲うように支持するフィルム支持ケースを有し、前記給電部材は、前記フィルム支持ケースに前記導電性繊維と接するように設けられ、前記導電性繊維に電圧を印加することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯電装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の帯電装置を有し、供給された記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、帯電むらの抑制が可能な帯電装置を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の電圧を最適な値にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、フィルム支持部の内部に給電部材を設けることで、小型化が可能な構成とすることができる。
請求項4及び請求項5に記載の発明によれば、給電部材を外部に設けることで、簡易な構造とすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、無端状のフィルムの外部にフィルム支持部を設けることで、より簡易な構成とすることができる。
請求項7に記載の画像形成装置によれば、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載された帯電装置を有していない場合と比して、帯電むらなどによる画質の低下を抑制することができる。
本発明の帯電装置を用いた画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 実施形態の帯電装置を示す模式図である。 実施例と参考例の比較の一例を示すテーブルである。 他の実施形態の帯電装置を示す模式図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の帯電装置を用いた画像形成装置の概略構成図である。実施形態の画像形成装置1は、制御部2と、感光体10、帯電装置20、露光部30、現像部40、転写部50、定着部60、クリーニング部70、用紙収納部80、及び用紙供給部81を有し、供給される画像情報に基づいて記録媒体である用紙Pに画像を形成する。
制御部2は、CPU(Central
Processing Unit)などの演算装置やメモリを備え、画像形成装置1の各構成の動作を制御する。感光体10は、像を保持するための有機感光材料で形成された感光層を有する円筒状の図1に示す矢印方向に回転する回転体である。
帯電装置20は、無端状のフィルム21、フィルム21の表面に植毛された導電性繊維22、フィルム21が回転するようにフィルム21を支持するとともに、フィルム21を介して導電性繊維22に給電する給電部材23を有する。ここで、給電部材23は、フィルム21を支持する軸部材を兼ねている。
帯電装置20の具体的な実施形態については後述する。
露光部30は、帯電装置20で帯電された感光体10の表面に、入力されたデータに対して処理がされた画像データに応じた光を照射して、電位差に基づく潜像電位からなる静電潜像を形成する。この静電潜像は、感光体10の回転にともない現像部40が配置されている位置まで移動する。
現像部40は、回転する現像ロール41を有し、この現像ロール41に吸着されているトナーが感光体10に移行する。すなわち、このトナーは、感光体10に形成されている静電潜像と帯電したトナーとの電位差によって、感光体10の表面に移動する。このようにして感光体10にトナー像の形成が行われ、このトナー像は、感光体10の回転にともない転写部50が配置されている位置まで移動する。
転写部50は、感光体10に形成されているトナー像を、搬送ロール91により搬送されてきた用紙Pに対して、静電的に転写する。転写部50で、トナー像が転写された用紙Pは、搬送ロール91で定着部60に搬送される。定着部60では、用紙が加熱ロール92で、未定着であったトナー像が加圧及び加熱されることで、用紙Pにこのトナー像を定着させる。定着部60で定着された用紙Pは、搬送ロール91で搬送され収容される。
定着部60は、加熱ロール92を有し、感光体10に形成されたトナー像を記録媒体である用紙Pに転写する。すなわち、定着部60は、転写部50で用紙Pに転写されたトナー像に対して、加熱ロール92で加圧及び加熱を行うことにより、このトナー像を用紙Pに定着させる。クリーニング部70は、用紙Pにトナー像が転写された後に、感光体10の表面に残留するトナーなど除去する。
用紙収納部80では、複数の記録媒体である用紙Pが収納され、また、用紙供給部81では、手差しで用紙Pが供給される。用紙Pは、用紙収納部80又は用紙供給部81から給紙ロール90により取り出され、搬送ロール91によって、転写部50に搬送される。転写部50では、この用紙Pにトナー像である画像が転写され、定着部60でこの画像が定着される。図1に示す一点鎖線は、用紙Pの搬送経路を示している。実施形態に用いられている画像を形成する対象物の記録媒体は、用紙Pであるが、例えば、透明性シート、OHPシートなどであってもよい。
次に、図2、図3を用いて実施形態の帯電装置20について説明する。図2(a)に示す帯電装置20は、上記のとおり、フィルム21、導電性繊維22及び給電部材23で構成されている。
フィルム21は、ベルト状に形成されており、このフィルムの部材は、高分子材料、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミドなどに、カーボンブラックなどの導電性粒子やイオン導電剤を混入することにより形成されている。なお、本実施形態では、フィルム21は、導電性であるが、後述の他の実施形態においては、カーボンブラックなどの導電性粒子が混入されていない絶縁性のフィルム部材を用いてもよい。
導電性繊維22は、ナイロンにカーボンを混入した繊維であり、例えば、10万本/インチなどの予め定められた間隔で、フィルム21に静電植毛されている。このようにフィルム21に静電植毛されている導電性繊維22は、回転する感光体10との静電吸着力により感光体10と接触し、この感光体10の回転と連動して回転するように配置されている。
導電性繊維22は、図2(a)に示すように、回転する感光体10の表面との間に生じる静電吸着力により、倒れた状態、すなわち、寝たような状態で接触する領域Kを有している。導電性繊維22は、この接触する領域Kおよびその近傍を介して感光体10を帯電する。
給電部材23は、フィルム21の内部に回転可能なように設けられ、このフィルム21とともに回転し、フィルム21を支持する。給電部材23は、導電性繊維22に電圧を印加する。
給電部材23は、導電性繊維22と感光体10の表面との累積接触時間に対応した代用値が所定の代用値未満のときは第1の電圧を印加し、代用値が所定の代用値以上のときは第1の電圧と比較して低い第2の電圧を印加する機能を有する。
例えば、記録媒体である用紙Pの予め定められた用紙使用量を、累積接触時間の代用値として用いることができる。その他、代用値として、感光体10の累積駆動時間、給電部材が電圧を印加した時間等を用いることができる。
また、給電部材23に対しては、例えば、制御部2で制御される図示されていない電源から電力が供給される。
次に、図2(b)及び図2(c)を用いて、接触する領域Kについて説明する。図2(b)及び(c)は、導電性繊維22が感光体10に静電吸着力で接触している状態であり、説明の便宜上、接触する領域Kにおける1本の導電性繊維22の静電吸着状態を示している。図2(b)は、静電吸着が十分ではない状態を示しており、この場合の静電吸着の領域を、接触する領域Kaとする。また、図2(c)は、静電吸着が十分な状態を示しており、この場合の静電吸着の領域を、接触する領域Kbとする。
接触する領域Kaの状態では、上記のとおり吸着力が不十分であり、導電性繊維22が寝たような状態になりきっておらず、接触する領域Kaが小さく感光体10への帯電むらを生じる。このような接触する領域Kaは、導電性繊維22と感光体10の表面との累積接触時間が短く、導電性繊維22に寝ぐせが十分についていないときに生じる。
一方、接触する領域Kbの状態では、上記のとおり吸着力が十分であり、導電性繊維22が寝たような状態になっており、接触する領域Kbも十分なものであり感光体10への帯電むらを抑制する。このような接触する領域Kbは、導電性繊維22と感光体の表面との累積接触時間が長く、導電性繊維22の寝ぐせが十分になっているときに生じる。
帯電装置20は、代用値が所定の代用値未満のときは、上記のような接触する領域Kaとならないように、給電部材23から導電性繊維22への電圧の印加を、予め定められた第1の電圧となるようにしている。すなわち、帯電装置20では、給電部材23から導電性繊維22への電圧の印加を、予め定められた第1の電圧とし、接触する領域Kbのようにすることで、帯電むらの発生を抑制する。第1の電圧は、接触する領域Kbとなるような電圧とする。
また、代用値が所定の代用値以上のときに、給電部材23から導電性繊維22に、第1の電圧を印加しつづけると、導電性繊維22に寝ぐせがついている状態での電圧の印加となる。このような状態では、この電圧の印加による吸着力が導電性繊維22の反発力よりも大きくなり、感光体10を傷つける可能性がある。
このような機能を有する帯電装置20の動作の一例について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の給電部材23を用いた画像形成装置1の実施例における帯電むらなどの発生と、給電部材23を用いて印加電圧を固定した場合の参考例1,2における帯電むらなどの発生を示している。
図3に示す用紙使用量は、画像形成装置で画像処理される用紙Pの使用枚数であり、累積接触時間の代用値として用いている。この例において、所定の代用値を1000枚としている。なお、累積接触時間の代用値である用紙使用量は、導電性繊維22の材質などにも影響を受け、上記の例に限定されない。例えば、実験等によって導電性繊維22の材質に応じて、帯電むらを評価して決めることができる。
実施例においては、用紙Pの使用枚数が1000枚未満のとき、給電部材23から導電性繊維22に対する第1の電圧を−1300Vとし、このときの感光体10の電位は−850Vとしている。用紙Pの使用枚数が1000以上、30000枚までのとき、給電部材23からの第2の電圧を−900Vとし、感光体10の電位は−450Vとしている。このように給電部材23からの印加電圧を変化させることにより、用紙使用量が所定の枚数未満のときには、電位むらの発生による濃度むらを抑制し、また、用紙使用量が所定の枚数以上のときにおいても、感光体10に対するスクラッチやフィルミングなどによる画像欠損の発生を抑制する。
一方、参考例1においては、図3に示すように、導電性繊維22に印加される電圧が−900V、感光体電位が−450Vと固定である場合、初期状態において導電性繊維22の傾きが十分でなく、初期的な電位むらによる濃度むらが発生する。この場合、用紙使用量が所定の枚数以上のときは導電性繊維22が傾きやすく、寝ぐせがついている状態であり濃度むらの発生は抑制される。
また、参考例2においては、導電性繊維22に印加される電圧が−1300V、感光体電位が−850Vと固定である場合、初期状態において印加電圧が高く静電吸着力が大きいことより、導電性繊維22の傾きが十分で、初期的な電位むらの発生が抑制される。しかし、この場合、用紙使用量が所定の枚数以上のときは導電性繊維22が傾きやすく寝ぐせがついている状態であるにもかかわらず、印加電圧が高く静電吸着力が大きいという状態が維持されており、上記のとおり、導電性繊維22が感光体10の表面をきずつけてしまう。なお、この実施例は、本実施形態の一例であり、印加電圧などの上記の数値はこれに限定されない。
次に、帯電装置20の第1の電圧の値の設定について、以下の数2及び数3を用いて説明する。数2に示すVは予め定められた第1の電圧である。また、Pは導電性繊維22の長さ、rは導電性繊維22の断面半径、Eは導電性繊維22のヤング率、Fは感光体10と導電性繊維22の接触している部分の導電性繊維22の本数、Nはニップ(NIP)幅、Lはニップ(NIP)軸方向長さ、ε’は感光体の誘電率、εは真空の誘電率、及び、dは感光体10の膜厚である。上記のVを、以下の数2に示す式を満たすような値に設定することで、帯電装置20は、用紙使用量が所定の枚数未満において帯電むらなどの発生を抑制する。
Figure 2014021468
また、以下の数3は、上記の数2に、次の数値を用いた場合を示している。数3に用いている各数値は、Vは−1300V、Pは0.8mm、rは16μm、Eは180Kg/mm、Fは100K/インチ、Nは1mm、Lは224mm、ε’は3.3、εは8.85×10−12−3Kg-1、及び、dは24μmである。なお、上記の真空の誘電率εの数値は周知のものであり説明は省略する。
Figure 2014021468
上記の数3に示すとおり、初期の電圧を−1300Vにすることで、静電吸着力が1.93Kgとなる。一方、導電性繊維22の反発力は、1.18Kgであり、このように初期の繊維反発力よりも第1の電圧による静電吸着力の方が大きく、例えば、図2(c)に示す接触する領域Kbを有する。
以上が実施形態の帯電装置20の説明である。このような実施形態によれば、初期においては、導電性繊維22の寝る方向のくせが十分についていないため、この初期に、大きな静電吸着力となるように印加電圧を高くし、導電性繊維22を十分寝かせ、寝ぐせをつけるようにする。そして、一定期間過ぎて導電性繊維22に十分な寝ぐせがついたときに、印加電圧を低くするようにしている。このような構成により、初期において帯電むらを抑制し、また、用紙使用量が所定の枚数以上において感光体10のスクラッチやフィルミングの発生を抑制する。
また、このような帯電装置20を用いた画像形成装置1は、感光体10に対する帯電が安定して行われることにより、転写前の帯電量の調整を不要とし、低コスト化を図れる。また、感光体10への帯電を安定させることにより、感光体10と現像部40との現像ギャップを調整する必要のない構成とし、低コスト化を図れる。
(他の実施形態)
本発明の帯電装置及びこれを用いた画像形成装置は、上記の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態も可能である。以下、図4(a)〜(c)を用いて、帯電装置の他の実施形態を説明する。
図4(a)に示す帯電装置20aは、フィルム21、導電性繊維22、軸部材24、及び、フィルム21の外部に導電性繊維22と接するように設けられ、導電性繊維22に対して電圧を印加する回転可能な給電部材24aを有する。
帯電装置20aは、帯電装置20の給電部材23が、給電部材24aとなっている。この給電部材24aは、フィルム21の外部に回転しながら導電性繊維22と接するように設けられており、この給電部材24aから導電性繊維22に体して直接に電圧が印加される。帯電装置20aでは、フィルム21を絶縁性にしてもよく、この場合、構成が簡易なものとなる。
図4(b)に示す帯電装置20bは、フィルム21、導電性繊維22、軸部材24、及び、フィルム21の外部に導電性繊維22と接するように設けられ、導電性繊維22に対して電圧を印加する給電部材24bを有する。
帯電装置20bは、帯電装置20の給電部材23が、給電部材24bとなっている。このように給電部材24bは、フィルム21の外部に導電性繊維22と接するように固定して設けられており、この給電部材24bから導電性繊維22に体して直接に電圧が印加される。帯電装置20bでは、フィルム21を絶縁性にしてもよく、この場合、構成が簡易なものとなる。
図4(c)に示す帯電装置20cは、フィルム21、導電性繊維22、フィルム21の外部に設けられ、回転する導電性繊維22と接して、フィルム21を囲うようにフィルム支持ケース23aを有する。また、この帯電装置20は、フィルム支持ケース23aに導電性繊維22と接するように設けられ、導電性繊維22に対して電圧を印加する給電部材24cとを有する。
帯電装置20cは、帯電装置20のフィルムを支持する軸部材を兼ねる給電部材23がフィルム支持ケース23a、及び、給電部材23が、給電部材24cとなっている。この給電部材24cは、フィルム21の外部のフィルム支持ケース23aに固定して設けられており、この給電部材24cから導電性繊維22にたいして直接に電圧が印加される。帯電装置20cでは、フィルム21を絶縁性にしてもよく、この場合、構成が簡易なものとなる。また、帯電装置20cは、フィルム21の内部に、給電部材23を有しない構成であり、より安価なものとなる。
1 画像形成装置
2 制御装置
10 感光体
20,20a,20b,20c 帯電装置
21 フィルム
22 導電性繊維
23 給電部材
23a フィルム支持ケース
24 軸部材
24a 給電部材
24b 給電部材
24c 給電部材
30 露光部
40 現像部
41 現像ロール
50 転写部
60 定着部
70 クリーニング部
80 用紙収納部
81 用紙供給部
90 給紙ロール
91 搬送ロール
92 加熱ロール
K,Ka,Kb 接触する領域
P 用紙

Claims (7)

  1. 無端状のフィルムと、前記フィルムの表面に導電性繊維が植毛され、前記導電性繊維は、回転する感光体と接触するように配置され、前記感光体の回転と連動して回転し、前記導電性繊維に電圧を印加する給電部材とを有し、
    前記導電性繊維は、静電吸着力により、前記感光体の表面と接触し、当該接触する領域において前記感光体を帯電し、
    前記給電部材は、前記導電性繊維と前記感光体の表面との累積接触時間に対応した代用値が所定の代用値未満のときは第1の電圧を印加し、前記代用値が前記所定の代用値以上のときは前記第1の電圧と比較して低い第2の電圧を印加する
    ことを特徴とする帯電装置。
  2. 第1の電圧をVとし、前記導電性繊維の長さをP、断面半径をr、ヤング率をEとし、前記感光体と前記導電性繊維の接触している部分の植毛本数をF、ニップ幅をN、ニップ軸方向長さをLとし、感光体の誘電率をε’、真空の誘電率をε、感光体の膜厚をd、としたときに、前記第1の電圧Vは、以下の数1に示す式を満たすような電圧である
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
    Figure 2014021468
  3. 前記フィルムの内部に設けられ、前記フィルムとともに回転し、前記フィルムを支持する軸部材を有し、
    前記軸部材は、前記給電部材を兼ね、前記フィルムを介して前記導電性繊維に電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯電装置。
  4. 前記フィルムの内部に設けられ、前記フィルムとともに回転し、前記フィルムを支持する軸部材を有し、
    前記給電部材は、前記フィルムの外部に前記導電性繊維と接するように設けられ、前記導電性繊維に電圧を印加し、回転する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯電装置。
  5. 前記フィルムの内部に設けられ、前記フィルムとともに回転し、前記フィルムを支持する軸部材を有し、
    前記給電部材は、前記フィルムの外部に前記導電性繊維と接するように設けられ、前記導電性繊維に電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯電装置。
  6. 前記フィルムの外部に設けられ、回転する前記導電性繊維と接し前記フィルムを囲うように支持するフィルム支持ケースを有し、
    前記給電部材は、前記フィルム支持ケースに前記導電性繊維と接するように設けられ、前記導電性繊維に電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯電装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の帯電装置を有し、供給された記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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