JP2014021445A - 表示体 - Google Patents

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Toshiyuki Tsukahara
俊之 塚原
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Abstract

【課題】バリエーションの豊かな意匠性及び高いセキュリティ性を有する表示体を提供することにある。
【解決手段】複数の面を持つ多面形状の各面2A,2Bは、複数の単位画素3,…が連なる単位画素群で構成され、この単位画素群の中の複数の単位画素3は、それぞれ斜面4の向きが少なくとも一様な方向を持った微小凹凸5で構成され、かつ、当該微小凹凸の斜面の向きが表示する多面形状の対応する面の方向と一致し、前記単位画素群は、単位画素3,6の大きさが少なくとも2種類以上あり、そのうち他の画素3とは異なる同一の大きさの単位画素6を用いて、文字,記号,絵柄などの少なくとも1種類のパターンを表すように配置した構成を備えた表示体1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、擬似的な立体感が認識可能な表示体に関する。
キャッシュカード、クレジットカード及びパスポートなどの認証物品並びに商品券、株券及び小切手などの有価証券類のほか、紙幣などは偽造が困難であることが望まれる。そのため、従来から、以上のような物品では、偽造や模造を防ぐために、偽造又は模造が困難であると共に、偽造品や模造品との区別が容易なセキュリティ媒体が貼り付けられている。
しかし、印刷技術の進歩に伴ってカラーコピーやスキャナの色品質や解像度の高まりを受け、オリジナルとの区別が困難な複製も可能となってきているのが現状である。
そこで、対象物品については、観察する角度に依存して異なる光学効果を生じる光学可変デバイス(Optically Variable Device:以下、OVDと略称する)を付加することで、偽造や模造に対する耐性を向上させている。また、OVDには、貼り付け対象物品のデザインを損なわないような、意匠性の高い媒体が望まれている。
ところで、OVDとして広く知られているものの中にはホログラムがある。ホログラムは、観察角度に応じて射出される回折光が七色に輝く変化を見せ、表示像のアニメーション変化やチェンジングを実現することができる。また、ホログラムは、優れた意匠性を持ち、カラー複写機でも複製できない偽造・変造の困難性から数多く利用されてきている。
しかし、近年では、ホログラムにおいても、大規模な設備を導入した、組織的な偽造が行なわれている。このような偽造組織の中には、本物と同じ様な光学的効果を実現した偽造OVDも見られるようになり、それに対処すべく日々新しいOVDの開発が求められている。
例えば、偽造の困難さや、OVDを貼り付ける側の意匠性を向上させる為の方法のひとつとして、ブレーズド格子を応用した、潜像入り回折格子表示体などが提案されている(特許文献1)。
また、表示体の回転位置に応じて、表示パターンの白黒が反転したり切り換わる回折構造(ブレーズド)を用いた表示体が提案されている(特許文献2)。
さらに、断面構造が非対称な回折構造を用いたOVDが提案されており、従来のホログラムとは異なり、観察者に立体的な印象を与える技術が示されている(特許文献3)。
特許第4179534号公報 特開2011−123266号公報 特表2008−547040号公報
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであって、表示する多面形状の各面の単位画素群の異なる単位画素の大きさ及び同じ大きさの単位画素のパターン配置に基づく光学的な効果によって擬似的な立体感を認識可能にし、バリエーションの豊かな意匠性及び高いセキュリティ性を有する表示体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に対応する発明は、複数の単位画素で構成される複数の面を有する多面形状の表示体であって、
前記多面形状の各面は、前記複数の単位画素が連なる単位画素群で構成され、この単位画素群の中の複数の単位画素は、それぞれ斜面の向きが少なくとも一様な方向を持った微小凹凸で構成され、かつ、当該微小凹凸の斜面の向きが表示する前記多面形状の対応する面の方向と一致し、前記単位画素群は、前記単位画素の大きさが少なくとも2種類以上あり、そのうち同一の大きさの単位画素を用いて、文字,記号,絵柄などの少なくとも1種類のパターンを表すように配置することを特徴とする表示体である。
この請求項1に対応する発明によれば、微小凹凸の斜面の向きを、多面形状の対応する面の方向と一致するように決定することにより、多面形状のそれぞれの面から射出される光の方向を制御でき、多面形状の各面毎に異なる明るさの光を射出させることができる。その結果、観察者としては、多面形状に陰影がついたような印象を受け、多面形状の擬似的な立体感を観察することが可能となる。
また、単位画素群の単位画素の大きさが少なくとも2種類以上とし、そのうち同一の大きさの単位画素を用いて、文字,記号,絵柄などの少なくとも1種類のパターンを表すように配置すれば、単位画素の大きさから射出光強度に差異を生じさせることができ、かつ、意識的に配置パターンを認識させるだけでなく、擬似的な立体像を認識させることが可能となる。
さらに、多面形状の擬似的な立体感と、多面形状の各面の中に形成される複数の大きさの単位画素のうち、同じ大きさの単位画素による配置パターンによる相互作用によって、豊かなバリエーションをもった表示体を提供できる。
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する発明に記載の表示体において、前記単位画素群を構成する複数の単位画素の中には、微小凹凸が形成されている単位画素と微小凹凸が形成されていない単位画素とが存在し、当該微小凹凸が形成されていない単位画素を用いて、文字,記号,絵柄などの少なくとも1種類のパターンを表すように配置することを特徴とする。
請求項2に対応する発明によれば、微小凹凸が形成されている単位画素と、微小凹凸が形成されていない単位画素との間に生じる明暗から、多角形状の面内においても絵柄などのパターンを容易に視認することができる。
請求項3に対応する発明は、請求項1又は請求項2に対応する発明に記載の表示体において、前記各単位画素の大きさは、縦寸法及び横寸法とも300μm以下であることを特徴とする。
この請求項3に対応する発明によれば、単位画素の縦寸法及び横寸法とも300μm以下とすることにより、人間の目の解像度以下の微細なパターンとすることで観察することはできないが、顕微鏡などを用いて観察することができ、セキュリティ性を高めることができる。また、表現する多面形状の解像度が向上し、表示体の性能を向上させることが可能である。
請求項4に対応する発明は、請求項1ないし請求項3の何れか一項に対応する発明に記載の表示体において、前記単位画素群を構成する複数の単位画素は、前記微少凹凸の斜面の方向が少なくとも2種類以上あることを特徴とする。
この請求項4に対応する発明によれば、微小凹凸の斜面が2種類以上の方向を持たせれば、細かな光源入射角度の変化や表示体の傾け方に応じて、観察者は、明るく見える範囲を細分化することができ、意匠性の向上やデザイン性の幅を広げることができる。
また、請求項5に対応する発明は、請求項1ないし請求項4の何れか一項に対応する発明に記載の表示体において、前記単位画素群を構成する単位画素の各微小凹凸は、断面が鋸歯状の格子構造となっていることを特徴とする。
請求項5に対応する発明によれば、多面形状の各面に形成される微小凹凸の断面が鋸歯状の格子とすれば、単位画素毎の射出光強度を変化させることで、多角形状の各面から射出される光強度を変調することができ、結果として各面内にて光の明暗を作ることができ、より意匠性の高い表示体を作製できる。
また、請求項6に対応する発明は、請求項1ないし請求項5の何れか一項に対応する発明に記載の表示体において、前記単位画素群を構成する単位画素の微小凹凸の繰り返しピッチは、10μm以上であることを特徴とする。
この請求項6に対応する発明によれば、微小凹凸の繰り返しピッチPが10μm以上であれば、周期的な構造を用いた際に想定される回折光の影響を受け難くなり、表示体1が白色を呈するような見やすく表現できる表示体を提供できる。
また、請求項7に対応する発明は、請求項1ないし請求項6の何れか一項に対応する発明に記載の表示体において、前記単位画素群を構成する単位画素の各微小凹凸は、直線構造からなることを特徴とする。
この請求項7に対応する発明によれば、画素として、鋸歯格子を有する微小凹凸を直線構造とすることにより、斜面の方向を変えるとき、鋸歯格子の方向を任意の方向に回転させればよく、多面形状の各面に対応した斜面の設定が容易である。
さらに、請求項8に対応する発明は、請求項1ないし請求項7の何れか一項に対応する発明に記載の表示体において、前記単位画素の微小凹凸の全て又は当該微小凹凸の一部に反射層を設けたことを特徴とする。
請求項8に対応する発明によれば、反射層を設けることにより、微小凹凸から射出される光の強度を高めることができ、観察者が表示体を視認し易くなり、多面形状を観察した時の視覚効果である擬似的な立体感を強調できる。
本発明によれば、表示する多面形状の各面の単位画素群の異なる単位画素の大きさ及び同じ大きさの単位画素のパターン配置に基づく光学的な効果によって擬似的な立体感が得られ、バリエーションの豊かな意匠性と高いセキュリティ性を有する表示体を提供できる。
本発明に係る表示体の一実施の形態を概略的に示す平面図。 単位画素の微小凹凸の幾つかの例を示す平面図。 図2(a)に示す微小凹凸のX−X´線に沿う断面図。 表示体を観察する際の光源と観察者との位置関係を説明する図。 本発明に係る表示体の他の実施の形態例を概略的に示す平面図。 本発明に係る表示体のさらに他の実施の形態例を概略的に示す平面図。 微小凹凸の凹凸構造に光を入射させた際の回折現象を説明する図。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、具体例に近い好適な実施の形態を説明していることから、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかし、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限られない。
図1は本発明に係る表示体の一実施の形態を示す平面図である。
表示体1は2つの面2A,2Bから成り、各面2A,2Bはそれぞれ複数の単位画素3が連なった集合体である単位画素群で構成される。ここで、本発明における面とは単位画素群と同義である。ちなみに、図1の例は、2つの面2A,2Bを用いて、ピラミッド形状(四角錐)を表現したものである。
表示体1を構成する各単位画素3の形状は、四角形で表しているが、矩形、三角形、円形などの任意の形状であれば良く、単位画素3の形状によって後に述べる効果が損なわれることは無い。
実際に表示体1を作製する際は、表示したい多面体の形状と表現したい面に合わせて、区切り易いように単位画素3を決定すればよく、例えば図1に示す三角形の形状をした面であれば、それぞれ矩形と三角形の単位画素群を組合せることで、各々の面2A、2Bを構成することができる。
図1において、6は単位画素3と区別する観点から変化画素と呼ぶ。例えば大きさの異なる複数種類の単位画素3が存在する場合、例えば一方の大きさの単位画素3と区別するため、他方の大きさの画素を変化画素6と呼ぶ。この変化画素6の詳細は後記する。
次に、単位画素3について図2ないし図4を参照して具体的に説明する。
図2(a)〜(c)は単位画素3の幾つかの態様例を示す平面図である。単位画素3は、一様な方向に斜面4を持った複数の微小凹凸5,…から構成されている(図3参照)。同図において,Hは単位画素3の縦寸法、Wは単位画素3の横寸法を表している。
図3は図2(a)のX−X´線に沿う断面図であって、入射光Iと表示体1から射出される射出光Oとの関係を示している。なお、Dは微小凹凸5の高さ又は深さ、Pは微小凹凸5のピッチを表している。
単位画素3を構成する複数の微小凹凸5は、図3(a)、(b)に示すように、斜面4の向きが一様な方向を持った、例えば鋸歯状の断面形状を有している。その結果、微小凹凸5に対して、図示する方向から入射光Iを入射したとき、斜面4の向きに対応して、微小凹凸5からある一方向に射出光Oが強く射出させる効果が得られる。
例えば、図3(a)に示す位置関係において、微小凹凸5に対して、上方向から入射光Iが入射させたとき、斜面4に対応する方向(この例ではY軸に垂直な方向)に強い光の射出光Oが射出される。
また、図3(b)に示す位置関係において、微小凹凸5に対して、下方向か入射光Iを入射させたとき、図3(a)とは異なり、正反射角度方向へ強い光の射出光Oが射出される。
すなわち、表示体1は、微小凹凸5の斜面4の向きと入射光Iの入射方向とに基づき、微小凹凸5から射出される光の方向を制御することが可能となる。
図4は表示体1を観察する際の光源10と観察者11との位置関係の一例を説明する図である。すなわち、図4の例は、上方向から光源10が表示体1に入射し、観察者11が正面方向から表示体1を観察した場合を考える。このとき、表示体1は面2A〜2Cの3つの面から成る立方体として表現されている。
ここで、表示体1の面2Aを構成する単位画素群の微小凹凸5が、図2(a)のような向きで配置されていれば、面2Aの上方向から照射光源10が入射されているので、面2Aを構成する微小凹凸5からは観察者11の方向に強く光が射出される。そのため、観察者11は面2Aを明るい面として視認することが可能となる。
本発明に係る表示体1の特徴のひとつは、表示したい多面形状(多角形状)の各々の面に対応させて、微小凹凸5の斜面4の方向を決定し、光を立体的に射出することにある。
例えば,図4に示す表示体1を例に上げて説明すると、面2Aを構成する単位画素群の微小凹凸5の斜面4が正面方向を向くように構成され、面2Bを構成する微小凹凸5の斜面4が上方向を向くように構成され、面2Cを構成する微小凹凸5の斜面4が右方向を向くように構成されている。
従って、表現したい多面形状(多角形状)の各面の方向ごとに斜面4の向きを決定することにより、多面形状のそれぞれの面から射出される光の方向を制御でき、観察者11に対して多面形状の各面毎に異なる明るさの光を射出させることが可能となる。
つまり、図4に示す表示体1においては、照明光源10の入射方向や表示体1の面の向き、観察者11の観察方向などが変化することで、観察者11が明るいと認識できる表示体1の面が変化することになる。
その結果、観察者11に対して、表示体1の多面形状に陰影がついたような印象を与えることができ、擬似的な立体感を得ることが可能となる。
従って、本発明に係る表示体1は、多面形状の各面に形成された微小凹凸5の断面が図3に示すように鋸歯状の格子(鋸歯格子と呼ぶ)を用いれば、単位画素3毎の射出光強度を変化させることで、多角形状の各面から射出される光強度を変調することができるので、各面内にて光の明暗を作ることができ、より意匠性の高い表示体1を提供できる。
さらに、本発明に係る表示体1は、多面形状を表示する各面2A〜2C(単位画素3群)の中において、大きさの異なる単位画素3が少なくとも2種類以上あり、そのうち、大きさが同一である変化画素6を文字,記号,絵柄などの少なくとも1種類のパターンを表すように配置することを特徴とする。ここで、変化画素6とは、他の単位画素3と比較して、大きさが異なる画素のことを指す。なお、図1に示す表示体1の例では、変化画素6の大きさは1種類であるが、変化画素6の画素の大きさが2種類以上であってもよい。
因みに、図1に示す表示体1では、単位画素3と比較して、画素の大きさが異なる変化画素6が配置されている。そのうち、例えば面2B上に配置される変化画素6は、アルファベットの『H』の文字を表すようにパターンを配置している。また、変化画素6は、他の単位画素3よりも小さくしている。
以上のように単位画素3と比較して、変化画素6の大きさを変化させた場合、単位画素3と変化画素6とでは、射出光強度に差異が生じる。
また、単位画素3と変化画素6は、斜面4が一様な方向を持った、微小凹凸5から構成されているので、それぞれの画素から、斜面4の向きの方向に光が強く射出されることになる。このとき、画素が大きければ、微小凹凸5の大きさも大きくなり、画素が小さければ、微小凹凸5の大きさも小さくなることになる。
ゆえに、ひとつの画素から射出される光量(射出光強度)に変化が生じる。その結果、観察者11は、射出光強度の変化を認識することで、多角形の擬似的な立体感を得ると共に、変化画素6とその他の単位画素3の射出光強度の差異によって、面2Bではアルファベット『H』の文字も、擬似的な立体像として認識することが可能となる。
また、図1に示すように、多面形状の面2Aには、単位画素3に比べて小さな画素サイズの変化画素6が四角形を表すように配置されているので、面2Bのアルファベット『H』と同様に、四角形のパターンを擬似的な立体像の中に認識することが可能となる。
すなわち、図1に示す表示体1は、各面2A、2Bに対応させた斜面4の向きに起因して、射出光の方向を制御することで、観察者11の左右の目にそれぞれ異なる方向からの射出光が届くことで、多面形状が擬似的な立体感をもって観察できる。
さらに、多面形状の各面2A,2Bの中において、画素の大きさを異ならしめ、かつ、文字,数字,絵柄などを表すパターン配置とした変化画素6は、それ以外の単位画素3の間で射出光強度の差異が生じるため、同一面内の中で明暗差が生じ、意識的に配置パターンを認識することができる。
また、多面形状各面の変化画素6に対応するように、斜面4の向きが一様である微小凹凸5から構成されているので、パターン配置された変化画素6も、各面内で擬似的な立体感を生じさせることが可能になる。
これによって、多面形状の擬似的な立体感と、各面2A〜2Cの中に形成された変化画素6によるパターンによる相互作用によって、表示体1としての表現のバリエーションを増やすことが可能になる。
次に、微小凹凸5から構成される単位画素の大きさを変化させることによって、生じる射出光強度の変化について、詳細に説明する。
いま、図2に示すように、単位画素3の縦方向の寸法をH,横方向の寸法をWとしたとき、表示体1が観察者11に十分な解像度を有する観察像を提供するためには、実際の画素の大きさは、観察者の視力(目の分解能)による識別能力を上回る程度に微細化を行えば十分であり、縦方向の寸法H、横方向の寸法Wはともに300μm以下であることが望ましい。
そこで、単位画素3の大きさを300μm以下の大きさになるように変化させれば、微細な画素の大きさで多角形状を区切ることができる。その結果、表現する多面形状の解像度が向上する利点があり、表示体1のセキュリティ性を向上させることが可能となる。
単位画素3は微細凹凸5から構成されていることから、単位画素3の大きさによって、画素から射出される光の面積が異なる。つまり、射出光の光量が変化する。ゆえに、単位画素3の面積を変えることで、画素間の明るさに差異を生じさせることができる。
因みに、図1に示す表示体1の例は、変化画素6の大きさがその他の単位画素3よりも小さくするとともに、面2A上には単位画素3よりも小さい寸法の変化画素6が四角形に配置され、一方、面2B上には単位画素3よりも小さい寸法の変化画素6がアルファベット『H』を表すように配置されている。
つまり、図1の表示体では、変化画素6が他の単位画素3よりも小さい、つまり、単位画素3を構成する微小凹凸5の大きさも小さくなっていることになる。よって、変化画素6とその他の単位画素3の間に、単位画素の大きさ(縦寸法Hと横寸法W)に起因した、射出光強度の差異が生じることとなる。
従って、単位画素の大きさを変化させる効果は、単位画素3を構成する微小凹凸5の高さDを変化させた場合と同様の効果が期待できる。単位画素3と変化画素6の間に生じた射出光強度の差異によって、面2Bに配置されたアルファベット『H』のパターンや、面2Aの四角形パターンを、擬似的な立体感の中のパターンとして視認することができ、視覚効果の向上を実現することができる。
次に、図5は本発明に係る表示体の他の実施の形態例を説明する平面図である。
この表示体1の例は、単位画素3に一部微小凹凸5が形成されない領域があってもよいことを含む形態例を示している。
すなわち、この表示体1は、面2B上に白色で示した画素が、微小凹凸5が形成されていない領域を示している。その他の画素は、微小凹凸5が施されている領域であって、表示したい多面体形状に対応する面の方向に、斜面4の向きが一様な図3に示すような断面形状の微小凹凸5が形成されている。
以上のように表示体1を構成する単位画素3の中に、微小凹凸5が形成されていない領域と微小凹凸5が形成されている領域とが存在するとき、微小凹凸5が形成されている領域からは、多角形状の各面2A、2Bの方向に対応するように形成された斜面4によって、射出方向が制御された光を観察することができる。
そのため、観察者11は照明光源10の入射方向や表示体1の向き、観察方向などの変化によって、明るいと認識できる多面形状の面が変化することを観察できる。その結果、観察者11には表示体1の多面形状に陰影がついたような印象を与えることができ、擬似的な立体感を得ることが可能となる。
一方、微小凹凸5が形成されていない単位画素3からは、上記の射出光が射出されない。ゆえに、微小凹凸5が形成された単位画素3と微小凹凸5が形成されていない画素との間で明暗の差が生まれることになる。
本発明に係る表示体1においては、微小凹凸5が形成されていない単位画素3を、文字や記号、絵柄などのパターンを表現するように配置していることを特徴としている。そのため、表示する多角形状から得られる擬似的な立体感が得られ、さらに、微小凹凸5が形成されていない単位画素3によって形成された例えば絵柄などのパターンが観察できる。
これは、微小凹凸5が形成された単位画素3と、微小凹凸5が形成されていない画素との間に生じる明暗から、多角形状の面内においても絵柄などのパターンを視認できるものである。
1つの単位画素3を、さらに細かく細分化し、微小凹凸5が形成された領域と、微小凹凸5が形成されていない領域を作製し、微小凹凸5が形成されていない領域を文字,数字,絵柄などのパターン状に配置すれば、顕微鏡などを用いなければ確認できないパターンを形成することが可能になる。
図6は1つの単位画素3を細かく細分化した例を説明する平面図である。
この表示体1は、面2B上に灰色で表したひとつの単位画素3を抽出し拡大したとき、当該単位画素3の中に『TOP』の文字を示すように、微小凹凸5が形成されていない領域が配置されている。
本発明に係る表示体1は、単位画素3の大きさ(縦寸法H.横寸法W)が、300μm以下の大きさを持つことを特徴としているため、TOPの文字は300μm以下の大きさであり、人間の目の解像度以下の微細なパターンが形成されていることになる。
この単位画素3の中の文字『TOP』は目視で観察することはできないが、顕微鏡などを用いて観察することが可能であり、かつ、多面形状の擬似的な立体感を得られる効果は損なわれることが無い。
よって、かかる表示体1を偽造・模倣防止媒体として用いた場合、目視で擬似的な立体感を確認して真偽判定を行うことができることに加え、微小凹凸5が形成されていない領域で表現される、文字,数字,絵柄などのパターンを確認することでも真偽判定が可能となるため、更に高度なセキュリティ性を付加することができる。
次に、図7は各画素を構成する微小凹凸5の凹凸構造と入射光及び回折光との関係を説明する図である。
各画素を構成する微小凹凸5の繰り返しピッチPは、10μm以上であることが望ましい。微小凹凸5の繰り返しピッチPが10μm以上であれば、周期的な構造を用いた際に想定される、回折光の影響を受けにくく、表示体1が白色を呈するような見やすい表現が可能となる。以下に、その理由について詳しく説明する。
今、微小凹凸5の繰り返しピッチをP、入射する光の波長をλ、凹凸構造への入射角度をα、1次回折光の射出角度をβとしたとき、これらの間には以下のような関係式で表すことができる。
P=λ/(sinα−sinβ)
たとえば、微小凹凸5の繰り返しピッチP=10μm、入射角度α=45°とした場合、λ=450nm(青色を呈する光)の光を入射させた時、上記式から1次回折光の射出角度βは41.5°が得られる。
また、λ=514nm(緑色を呈する光)の光を入射させた時、上記式から1次回折光の射出角度βは41.5°が得られる。
さらに、λ=633nm(赤色を呈する光)の光を入射させた時、上記式から1次回折光の射出角度βは40.1°が得られる。
以上の結果から、どの波長でもほぼ同じ角度に回折光が射出されていることが分かり、かつ、正反射角度である45度に近い角度であることも分かる。
通常、表示体1を観察する場合、赤(R),緑(G),青(B)の光が混ざり合った白色光源を用いる。この時、上記の様な回折の原理を考えると、ピッチP=10μm以上の微小凹凸5から射出される赤(R)、緑(G)、青(B)の回折光はそれぞれほぼ同じ角度、且つ、正反射角度に近い角度に射出される。
そのため、観察者11としては、RGBが分光した、所謂七色の光を認識することができず、RGBが混ざり合った白色を呈した色を観察することができることになる。
このことは、微小凹凸5の繰り返しピッチPを10μm以上にした単位画素3を用いて、単位画素群を構成すれば、従来の回折格子などの周期構造を用いた際に観察される、虹色の回折光とは異なる、白色を呈する表示体を実現することができ、表示体の意匠性を向上させることが可能となる。
単位画素3として、鋸歯格子を有する微小凹凸5を用いた場合、図2に示すように直線状の直線構造で構成されていれば、斜面4の方向を変えるとき、鋸歯格子の方向を任意の方向に回転させればよい。
これによって、微小凹凸5の斜面4を、多面(多角)形状の各面に対応させて設定する際も、鋸歯格子の方向を任意の方向に回転させればよく、多面形状の各面に対応した斜面4の設定も容易になる。
ここで、斜面4の向きを変えることは、微小凹凸5から正面方向に光を射出させるための、光源10の入射角度が変化することに繋がる。
図4に示すように光源10を固定した状態で観察した場合、観察者11にとっては、観察者11の方向に光を射出する単位画素3群(図4では面2A)のみが明るく見えることになる。それ以外の面(図4において面2Bと面2C)は、射出光の強度が弱い為に陰影が付いたように視認でき、観察者20は表示体1を擬似的な立体像として観察できる。
なお、前述したように光源10が固定された状態であっても、表示体1を動かすことによって相対的な位置関係が変化するので、面2Bや面2Cが最も明るく見える場合も存在する。その場合、明るく見える面以外の面は、上記と同じ様に陰影がついたように視認される為、表示体1が擬似的な立体感を損なうことは無い。
本発明に係る表示体1の特徴としては、各同一面(面2A〜面2C)内で、画素の大きさが2種類以上であるのがよく。そうすることで、細かな光源入射角度の変化や、表示体1の傾け方によって、観察者11が明るく見える範囲を細分化することができ、意匠性の向上やデザイン性の幅が広がる効果も考えられる。
さらに、表示体1としては、各面2A〜2C内における微小凹凸5の斜面4の向きが一様な方向を持っていると述べたが、例えば、同一面2A〜2Cの区分内において、微小凹凸5の斜面4が2種類以上の方向を持ったものであってもよい。このように微小凹凸5の斜面4が2種類以上の方向を持たせれば、細かな光源入射角度の変化や表示体1の傾け方に応じて、観察者11は、明るく見える範囲を細分化することができ、意匠性の向上やデザイン性の幅を広げる効果も出てくる。
微小凹凸5として、鋸歯格子のような非対称な斜面4を持った構造を用いると、極めて模造が困難であり、更に光学的複製も不可能である。なぜならば、光学的にホログラム技術により複製したものは正弦波状もしくは矩形状の断面形状を有する構造になる。
正弦波状もしくは矩形波状の断面形状を持った微小凹凸5では偽の立体像も同時に表示してしまう表示体となり、本発明の立体像表示体とは全く異なるものとなるからである。このため、鋸歯格子のような非対称な斜面4を持った微小凹凸5では、模造・偽造・複製物の識別に対して高い効果を有する。
また、本発明に係る表示体1においては、微小凹凸5に反射層を施したものであっても良い。反射層は、微小凹凸5の全てに設けても良いし、または一部に設けても良い。反射層としては、例えば、アルミニウム、銀及びそれらの合金など反射率の高い金属材料を用いることができる。
反射層を設けることにより、微小凹凸5から射出される光の強度を高めることができ、観察者11が表示体を視認し易くなり、多面形状を観察した時の視覚効果である、擬似的な立体感を強調することが可能となる。
また、変化画素6によって形成したパターンや微小凹凸5が形成されていない領域で表現されたパターンのコントラストを強調することができ、表示体としての意匠性をさらに高めることが可能となる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
さらに、上記実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
1…表示体、2A〜2C…面(単位画素群)、3…単位画素、4…斜面、5…微小凹凸、6…変化画素、10…光源、11…観察者、I…入射光、O…射出光、D…高さ又は深さ、P…ピッチ、H…単位画素の縦寸法、W…単位画素の横寸法。

Claims (8)

  1. 複数の単位画素で構成される複数の面を有する多面形状の表示体であって、
    前記多面形状の各面は、前記複数の単位画素が連なる単位画素群で構成され、
    この単位画素群の中の複数の単位画素は、それぞれ斜面の向きが少なくとも一様な方向を持った微小凹凸で構成され、かつ、当該微小凹凸の斜面の向きが前記多面形状の対応する面の方向と一致し、
    前記単位画素群は、前記単位画素の大きさが少なくとも2種類以上あり、そのうち同一の大きさの単位画素を用いて、文字,記号,絵柄などの少なくとも1種類のパターンを表すように配置することを特徴とする表示体。
  2. 請求項1に記載の表示体において、
    前記単位画素群を構成する複数の単位画素の中には、微小凹凸が形成されている単位画素と微小凹凸が形成されていない単位画素とが存在し、当該微小凹凸が形成されていない単位画素を用いて、文字,記号,絵柄などの少なくとも1種類のパターンを表すように配置することを特徴とする表示体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の表示体において、
    前記各単位画素の大きさは、縦寸法及び横寸法とも300μm以下であることを特徴とする表示体。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の表示体において、
    前記単位画素群を構成する複数の単位画素は、前記微少凹凸の斜面の方向が少なくとも2種類以上あることを特徴とする表示体。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の表示体において、
    前記単位画素群を構成する単位画素の各微小凹凸は、断面が鋸歯状の格子構造となっていることを特徴とする表示体。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載の表示体において、
    前記単位画素群を構成する単位画素の微小凹凸の繰り返しピッチは、10μm以上であることを特徴とする表示体。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか一項に記載の表示体において、
    前記単位画素群を構成する単位画素の各微小凹凸は、直線構造からなることを特徴とする表示体。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか一項に記載の表示体において、
    前記単位画素の微小凹凸の全て又は当該微小凹凸の一部に反射層を設けたことを特徴とする表示体。
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