JP2014020766A - Co2給湯器 - Google Patents

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裕司 小野
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Abstract

【課題】CO2給湯器のハウジング内に収納された機器類の保守点検を容易にし、ハウジングの製造コストを低減する。
【解決手段】ハウジング12を正面12a及び背面12bに面して幅広領域を形成する継続メンテナンス領域36と、幅狭領域を形成する初期メンテナンス領域38とに区画し、継続メンテナンス領域36の正面12a及び背面12bを遮蔽するパネル板64及び72と、初期メンテナンス領域38の正面及び背面を遮蔽するパネル板76及び78と、初期メンテナンス領域38に隣接したハウジング側面を遮蔽する側面パネル板28を着脱自在に取り付けている。また、ドレン口130、給水口132、136、出湯口134、及び冷水口138をハウジング12の固定板74に集中配置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、CO2を冷媒とし、ハウジングの内部にヒートポンプサイクル構成機器を内蔵した給湯器であって、ハウジング内に設けられた機器類のメンテナンスを容易にした給湯器に関する。
本出願人は、CO2を冷媒とし、圧縮機、ガスクーラ(給湯用の水熱交換器)、キャピラリーチューブ、及び空気熱源蒸発器等のヒートポンプサイクル構成機器を備えたCO2給湯器を特許出願している。このCO2給湯器は、CO2を超臨界域まで加圧することで、90℃程度の高温水を供給可能であり、かつ各構成機器を収納したハウジングの小型化と、ヒートポンプサイクル構成機器の保守点検を容易にできる長所をもっている。また、空気熱源蒸発器に代わって水熱源蒸発器を備えたCO2給湯器を特許出願している(特許文献2)。このCO2給湯器も、同様の長所をもっている。
特許文献1記載のCO2給湯器は、ハウジング内で架台上に圧縮機、ガスクーラ、キャピラリーチューブ等の機器類が配設され、パネル形状にした空気熱源蒸発器がハウジング側壁の一部として形成され、省スペース化を可能としている。以下、特許文献1に開示されたCO2給湯器の構成を図9及び図10により説明する。
このCO2給湯器200のハウジング202は、基礎面f上に固定され平坦面を有する架台204上に、上下方向に5本の支柱206,208,210、212および214が立設されている。これら支柱に、形状が異なる大小7枚の遮蔽パネル板216,218,220,222,224,226及び228が、ボルトで取り外し可能に取り付けられ、パネル形状に形成された空気熱交換器(空気熱源蒸発器)230及び制御盤232以外のハウジング側壁を構成している。
架台204上に、圧縮機234、ガスクーラ236、冷媒を膨張させるキャピラリーキット238、給水ポンプ240及び冷媒タンク242等が配置され、これら各機器間を接続する冷媒循環路が設けられ、該冷媒循環路にCO2冷媒が循環し、ヒートポンプサイクルを構成している。圧縮機234は防音ケース235で覆われている。
ハウジング202の上壁には、2個の空気排出口244が設けられ、空気排出口244には、送風機246が設けられている。送風機246によって、空気熱交換器230を構成する蒸発管群の間に設けられた空気流通口から外気aが導入され、空気排出口244から排出される空気流が形成される。空気排出口244及び空気熱交換器230の外側には、防鳥ネット248が設けられている。ハウジング202内の構成機器のメンテナンスを行う場合には、前記遮蔽パネルの取付けボルトを緩め、遮蔽パネルを取り外して行う。
特許文献2に開示されたCO2給湯器は、水熱源蒸発器を備えているため、ハウジング内に外気を導入するスペースをなくすことができ、そのため、ハウジングを小型化できる。また、特許文献1及び2のCO2給湯器は、大型の構成機器であるガスクーラ及び圧縮機をハウジング外へスライド可能としたので、保守点検が容易にできる長所をもっている。
特開2011−2207号公報 特開2010−281551号公報
前述のように、ハウジング202内の構成機器のメンテナンス時に、取付けボルトを操作して前記遮蔽パネルの着脱を行う場合には、取付けボルトの磨耗、取付けボルトによるパネルの損傷及び損傷箇所からの錆の発生等の問題がある。また、形状が異なる大小の遮蔽パネルを使用しているので、部品点数が増大し、製造コストが増大するという問題がある。
そこで、本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、ボルトの使用を極力回避しながら、ハウジング内収納機器類の保守点検の容易さを確保し、かつハウジングの製造コストを低減することを目的とする。
本発明のCO給湯器は、箱形をしたハウジングの内部に圧縮機、ガスクーラ、膨張器、水熱源蒸発器及び空気熱源蒸発器を含むヒートポンプサイクル構成機器を内蔵し、該空気熱源蒸発器を構成する蒸発管群をハウジング側壁に配置し、該蒸発管群の間に形成された空気流通口とハウジング上壁に設けられた開口との間に空気流を形成する送風機を備えたCO2給湯器である。
本発明のCO2給湯器は、前記目的を達成するため、ハウジングの内部を、継続したメンテナンスを要する機器を配置し、前記ハウジングの正面及び背面に対して幅広領域を形成する継続メンテナンス領域と、初期メンテナンスを要する機器を配置し、ハウジングの正面及び背面に対して幅狭領域を形成する初期メンテナンス領域とに区画し、継続メンテナンス領域を、ハウジングの正面及び背面に面して蒸発管群が配置された上部領域と、平坦な床面上に継続したメンテナンスを要する機器が配置された下部領域とで構成し、継続メンテナンス領域の下部領域に面した相対するハウジング正面及び背面と、初期メンテナンス領域に面した相対するハウジング正面及び背面と、初期メンテナンス領域に隣接したハウジング側面とを、夫々別個のパネル板で着脱自在に遮蔽するものである。
前記構成により、継続メンテナンス領域を遮蔽するパネル板を取り外すことで、ハウジングの正面及び背面に大きな開口を形成できる。そのため、継続メンテナンス領域に配置された機器の保守点検が容易になる。初期メンテナンス領域でも、初期メンテナンス領域を遮蔽するパネル板を取り外すことで、初期メンテナンス領域に配置された機器の初期メンテナンスが容易になる。また、前記2つの領域ごとに別個のパネル板を設けているので、各領域毎に必要な時に保守点検作業を行なうことができる。さらに、各領域の正面及び背面で相対する2つのパネル板を対称形状にできるので、パネル板の部品点数を減少でき、製造コストを低減できる。
初期メンテナンス領域を囲む3面のハウジング面も、夫々のパネル板を取り外すことで、容易に開放できるが、前記3面のうちハウジング側面のみを開放することでも初期メンテナンスが可能となる。また、本発明のCO2給湯器は、水熱源蒸発器及び空気熱源蒸発器を備えているので、水熱源蒸発器の負荷が減少したときでも、空気熱源蒸発器の負荷によってガスクーラの給湯量を確保できる。
また、本発明のCO2給湯器は、ガスクーラ及び水熱源蒸発器に接続された給水管の入口、ガスクーラに接続された出湯管の出口、及び水熱源蒸発器に接続された冷水管の出口を継続メンテナンス領域の同一ハウジング面の一部領域に集中して配置している。これによって、ハウジングに接続される配管類をすべてハウジングの同一面側に配置できる。そのため、給湯及び冷水という水に関わるメンテナンス作業を同一ハウジング面で行うことができ、メンテナンス作業が容易になる。複数のCO2給湯器を併設した場合でも、ハウジングの一方側に給排水ポンプや配管類をまとめて配置でき、これらの付設が容易かつ低コストになると共に、付設後のメンテナンス作業が容易になる。
本発明において、継続メンテナンス領域の下部領域を遮蔽するパネル板は、上端が架台の二隅に立設された支柱と、継続メンテナンス領域と初期メンテナンスとを仕切る仕切壁との間に架設された横梁に係止する係止構造を有すると共に、下端部位で該支柱及び該仕切壁にボルト結合されているとよい。これによって、該パネル板の着脱が容易になり、取付け構造を簡素化かつ低コスト化できる。また、取付けに必要なボルト数を低減できると共に、ハウジング外面に露出するボルトの数を激減できる。そのため、見た目も見苦しくなく、かつ取付けボルトによるパネル板の損傷を低減し、損傷箇所から錆が発生するのを抑制できる。
本発明において、初期メンテナンス領域を遮蔽するパネル板は、上端がハウジング上壁と、架台の二隅に立設された支柱及び継続メンテナンス領域と初期メンテナンスとを仕切る仕切壁との間に形成された隙間に挿入される平坦な板状をなし、中間部位に該支柱と該仕切壁とに架設された横梁に係止する係止構造を有すると共に、下端部位で該支柱及び該仕切壁にボルト結合されているとよい。これによって、該パネル板の着脱が容易になり、取付け構造を簡素化かつ低コスト化できる。また、必要なボルト数を低減できると共に、ハウジング外面に露出するボルトの数を激減できる。そのため、見た目も見苦しくなく、かつ取付けボルトによるパネル板の損傷を低減し、損傷箇所から錆が発生するのを抑制できる。
本発明において、ハウジング側面を遮蔽するパネル板は、上端がハウジング上壁と架台の二隅に立設された支柱との間に形成された隙間に挿入される平坦な板状をなし、中間部位で該支柱に内側からボルト結合されているとよい。これによって、ハウジング側面の外側に露出するボルトを全くなくすことができる。そのため、見た目も見苦しくなく、かつ取付けボルトによるパネル板の損傷をなくし、損傷箇所から錆が発生するのを防止できる。
本発明において、継続メンテナンス領域は、圧縮機、凝縮器、膨張器、及び水熱源蒸発器を含む機器が配置され、初期メンテナンス領域は、冷媒タンク、制御盤及び電源機器を含む機器が配置されるとよい。継続メンテナンス領域の正面及び背面の開口を大きく取ることで、これら機器の定期的な保守点検が容易になる。また、継続メンテナンス領域又は初期メンテナンス領域の正面及び背面を遮蔽するパネル板を同等幅とすることで、パネル板の製造が容易になり、製造コストを低減できる。
本発明において、ガスクーラ及び水熱源蒸発器に接続された給水管の入口、該ガスクーラに接続された出湯管の出口、及び該水熱源蒸発器に接続された冷水管の出口をハウジング背面の継続メンテナンス領域の角隅部に集中配置するとよい。これによって、ヒートポンプサイクル構成機器間に接続される配管類を圧縮機やガスクーラ等の大型機器から離れたハウジング内の一隅領域に集中配置できる。そのため、ハウジング内で機器類を効率良く配置できる。
本発明によれば、各領域で必要な時個別に保守点検が可能になり、継続メンテナンス領域はハウジングの正面図及び背面に幅広の開口を形成できるので、構成機器類の保守点検が容易になる。また、パネル板の大きさ及び形状を統一でき、パネル板の部品点数を減少でき、製造コストを低減できる。さらには、給排水の出入口をすべてハウジングの同一面に集中配置したので、配管類の付設が容易かつ低コストになると共に、配管類のメンテナンス作業が容易になる。
本発明の一実施形態に係るCO2給湯器の正面視全体斜視図である。 前記CO2給湯器の背面視全体斜視図である。 前記CO2給湯器の内部の平面図である。 前記CO2給湯器で継続メンテナンス領域を遮蔽するパネル板の取付け構造を示す斜視図である。 前記CO2給湯器で初期メンテナンス領域を遮蔽するパネル板の取付け構造を示す斜視図である。 前記CO2給湯器の一部平面図である。 前記CO2給湯器でハウジング側面を遮蔽する側面パネル板の取付け構造を示す斜視図である。 前記CO2給湯器の側面パネルをハウジングの内側から視た斜視図である。 従来のCO2給湯器の正面視斜視図である。 図9のCO2給湯器に係り、(a)が左側面図であり、(b)が正面図であり、(c)が右側面図であり、(d)が背面図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
本発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。まず、図1〜図3で本実施形態に係るCO2給湯器10の全体構成を説明する。CO2給湯器10のハウジング12は直方体をなし、ハウジング12の内部には、基礎面f上に固定された架台14が設けられている。架台14は平坦面を有し、その外縁は長方形をなしている。架台14上には、四隅に4本の支柱16,18,20及び22が立設され、ハウジング上面は前記支柱に支持固定された天板24で構成されている。
ハウジング12の側面は側面パネル板26及び28で遮蔽されている。側面パネル板26は、ハウジング12の据付け時に、支柱16及び22にボルト結合の手段で結合され、容易に着脱できないようになっている。側面パネル板28は、後述するように、支柱18及び20にハウジング12の内側からボルト結合されている。
ハウジング12の正面12a及び背面12bの上部領域に面して、平板形状に形成された一対の空気熱交換器(空気熱源蒸発器)30及び32が配置されている。空気熱交換器30及び32の構成部材は、図9に示すCO2給湯器200の空気熱交換器230と同一である。即ち、蒸発管群と採熱フィンとで構成され、蒸発管群の間及び採熱フィンの間に空気流通用の隙間が形成されている。空気熱交換器30、32は、下端側が上端側よりハウジング12の内側に配置され、下方に向かって内側に傾斜するように配置されている。空気熱交換器30、32の外側には、防鳥ネット31及び33が設けられている。
ハウジング12の内部空間の上部領域は、図3に示すように、仕切壁34で、継続メンテナンス領域36と初期メンテナンス領域38とに仕切られている。継続メンテナンス領域36は、ハウジング12の正面12a及び背面12bに対して幅広領域を形成し、継続したメンテナンスを要する機器が配置されている。初期メンテナンス領域38は、ハウジング12の正面12a及び背面12bに対して、幅狭領域を形成し、据付け時初期のみメンテナンスを要する機器が配置されている。
図4に示すように、空気熱交換器30,32の下方には、支柱22と仕切壁34間に横梁40が水平方向に架設され、横梁40にドレンパン42が載置され支持されている。背面12b側も同様に、支柱16と仕切壁34間に横梁及び該横梁に載置されたドレンパン(図示省略)が設けられている。これらドレンパンに雨水等を集める樋(図示省略)がハウジング12内に設けられ、この樋に雨水及び蒸発管群に結露した結露水等が集められ、ドレン管(図示省略)を経て、ドレン口130からハウジング12外に排出される。
図3において、継続メンテナンス領域36の架台14上に、圧縮機44、ガスクーラ46、膨張弁48、及び冷水器(蒸発器)50等のヒートポンプサイクル構成機器が設けられ、これらの機器は、継続して定期的にメンテナンスを要する。また、初期メンテナンス領域38の架台14上に、制御盤52、トランス54aを含む電源装置54、冷媒タンク56、及び圧縮機44の回転数を制御するインバータ装置57が設けられている。これらの装置は、据付け時等初期のみメンテナンスを要する機器である。前記ヒートポンプサイクル構成機器、冷媒タンク56及び空気熱交換器30,32の間にCO2が循環する冷媒循環路が接続され、ヒートポンプサイクルを構成している。
冷水器50には、給水管102と冷水管104とが接続されている。給水管102から供給された給水は冷水器50で冷却され、冷水管104から冷水として外部へ供給される。冷水器50を出たCO2は、冷媒管106を経て内部熱交換器100に入り、内部熱交換器100でガスクーラ46から出たCO2と熱交換し、CO2給湯器10のCOPを向上させる。内部熱交換器100から出たCO2は、冷媒管108を経て圧縮機44に供給される。圧縮機44でCO2は超臨界状態となるまで加圧された後、冷媒管110から吐出され、ガスクーラ46に送られる。ガスクーラ46に送られたCO2は、給水管112から供給された給水と熱交換し、該給水を加熱する。熱交換後のCO2は、冷媒管116に排出され、その後、内部熱交換器100で冷水器50から出たCO2と熱交換する。加熱された給水は、出湯管114から外部へ送られる。
内部熱交換器100の下流側の冷媒管116には2個の膨張弁48a及び48bが並列に設けられ、内部熱交換器100から出たCO2は、膨張弁48a及び48bで減圧される。冷媒管116は、膨張弁48の下流側で、冷媒管118と冷媒管120とに分岐し、冷媒管116を流れるCO2は、冷媒管118を介して冷水器50に流入するCO2と、冷媒管120を介して空気熱交換器30、32に流入するCO2とに分かれる。冷媒管120に流入したCO2は、入口電磁弁122a、122bを介して空気熱交換器30,32に流入し、蒸発管群の間に形成された隙間を通る空気を冷却する。空気熱交換器30,32を通ったCO2は、合流部124で空気熱交換器30,32から冷媒管120に戻り、その後圧縮機44に流入して加圧される。
なお、冷媒管110と冷媒タンク56との間に分岐管126が設けられ、冷媒タンク56と膨張弁48a、48bの下流側の冷媒管116との間には分岐管128が設けられている。冷媒循環路を流れるCO2量は、分岐管126及び128から冷媒タンク56にCO2を出し入れすることで調整できる。
図2において、ハウジング背面の継続メンテナンス領域36の右側下部に固定板74が設けられている。固定板74には、左側から、前記ドレン口130と、ドレン口130の右隣上方に位置し、給水管112に接続された給水口132と、給水口132の下方に位置し、出湯管114に接続された出湯口134と、給水口132の右隣りに位置し、給水管102に接続された給水口136と、給水口136の下方に位置し、冷水管104に接続された冷水口138とが設けられている。
ハウジング12の上面を形成する天板24には、2個の円形の空気排出口58が設けられ、各空気排出口58に送風機60が設けられている。また、空気排出口58を覆うように防鳥ネット62が設けられている。送風機60の稼働で、空気熱交換器30,32に形成された隙間から外気aが取り込まれ、外気aはCO2と熱交換し、空気排出口58から排出される。
継続メンテナンス領域36の下部領域を占める正面開口は、幅広のパネル板64によって遮蔽される。パネル板64は、鋼製で長方形をなし、正面12aに着脱自在に取り付けられる。継続メンテナンス領域36の背面開口は、パネル板64と同幅で鋼製のパネル板72で遮蔽される。パネル板72は、ドレン口や給水口等が集中配置された固定板74を回避する部位を除き、長方形をなす。パネル板64及びパネル板72は、同一幅及び同一高さを有し、同一の取付け構造でハウジング12に着脱自在に取り付けられる。以下、パネル板64を例に取り、図4によりその取付け構造を説明する。
図4において、パネル板64の上端66は、パネル板64に対して直角に曲折した水平板部66aと、水平板部66aに対して斜め下方向前方に曲折された鉤部66bとが一体形成されている。パネル板64の両側縁は、断面コ字状に曲折されている。一方、ドレンパン42の端部は上方に曲折されており、この曲折部に鉤部66bを係止させることで、パネル板64の上端66をハウジング12に固定できる。パネル板64の下端は、厚みのない薄板68が下方に突出し、薄板68の両端に孔68a及び68bが穿設されている。
一方、支柱22の下端には、横方向に向けて受け板22aが一体形成され、孔68aに相対する位置に、ボルト穴22bが穿設されている。ボルト70を孔68aに通し、ボルト穴22bに螺着させる。また、仕切壁34の下端にも同一構造の受け板(図示省略)が一体形成されており、ボルト70を孔68bに通し、該受け板に穿設されたボルト穴に螺着させる。これによって、パネル板64の下端をハウジング12に固定する。パネル板72もパネル板64と同様の取付け構造を有し、パネル板72のハウジング背面12bへの取付けも同様に行なう。
初期メンテナンス領域38の正面開口は、幅狭で鋼製のパネル板76で遮蔽される。また、初期メンテナンス領域38の背面開口は、幅狭で鋼製のパネル板78で遮蔽される。パネル板76及びパネル板78は、同一幅を有し、ハウジング正面12aで、電線等が貫通配置される固定板77を回避した分だけパネル板76の長辺が短く形成されている。両パネル板は、同一の取付け構造でハウジング12に着脱自在に取り付けられる。以下、パネル板76を例に取って、図5によりその取付け構造を説明する。
図5において、パネル板76の上端は、厚みのない薄板79が突出している。パネル板76の両側縁は、パネル板64と同様に断面コ字状に曲折され、パネル板76の中間部位の背面側には、四角形状をなし、ハウジング側に向かって斜め下方に突出した1個の係止片80が固着されている。パネル板76の下端は、上端と同様に、厚みのない薄板82が下方に突出している。薄板82の両端部位に孔82aが穿設されている。
一方、図6に示すように、支柱18及び20の両側部に、断面L形のL形片86が一体形成されている。また、仕切壁34には、パネル板76の薄板79を受ける受板片34aが一体形成されている。天板24の周縁には天板24を支持し天板24が固定される天板フレーム84が設けられ、L形片86と天板フレーム84との間に、隙間sが形成されている。
図5に戻り、初期メンテナンス領域38の中間部位は、支柱20と仕切壁34間に水平方向に横梁88が架設され、横梁88の前記係止片80に相対する位置に、互いに直交した四角板からなり、断面L形を有し、先端部が上方に突出した1個のL形鉤片90が固着されている。初期メンテナンス領域38の下端で、固定板77の上端は、断面L形に形成され、受け板92が上方に突出している。受け板92がL形片86の下端面に接するように配置され、受板92の両端部位の高さにおけるL形片86及び受板片34aには、ボルト穴92aが穿設されている。
パネル板76をハウジング12に取り付ける場合、まず、上端の薄板79を隙間sに挿入する。次に、パネル板76を下降させ、係止片80をL形鉤片90に係止させる。この状態で、パネル板76が初期メンテナンス領域38の開口を塞ぐように位置決めされる。次に、ボルト94を孔82aに通し、ボルト穴92aに螺着させる。これで、パネル板76をハウジング12に装着できる。
初期メンテナンス領域38に隣接したハウジング12の側面を遮蔽する側面パネル板28は、ハウジング12の側面に着脱自在に取り付けられる。以下、側面パネル板28の取付け構造を図7及び図8により説明する。図7において、側面パネル板28の上端を除く周囲縁部は、断面コ字状に折り返されて一定の厚みを形成している。上端は、厚みのない薄板28aが上方に突出している。断面コ字状に曲折された両側縁には、上下2個ずつ合計4個のボルト孔96が穿設されている。また、図8に示すように、該ボルト孔に相対する位置で、L形片86に4個の孔98が穿設されている。
側面パネル板28をハウジング12の側面に取り付けるには、パネル板76及び78を取り付ける前、即ち、初期メンテナンス領域38を開放した状態で行なう。まず、側面パネル板28の上端に形成された薄板28aを支柱18,20と天板フレーム84との間に形成された隙間sに挿入する。次に、側面パネル板28を下降し、平坦面が形成された底面28bを平坦な架台14上に載置する。次に、4個の孔98にボルト99を通し、該ボルトをボルト孔96に螺着させる。これによって、側面パネル板28をハウジング側面に固定できる。
本実施形態によれば、パネル板64、72、76、78及び側面パネル板28を個別に着脱できるので、継続メンテナンス領域36又は初期メンテナンス領域38毎に、機器類の保守点検が可能になる。特に、継続メンテナンス領域36は、パネル板64及び72を取り外すことで、大型の圧縮機44やガスクーラ46の保守点検も容易になる。また、ハウジングの正面12aと背面12bとで、相対する位置に略同一形状のパネル板64及び72又はパネル板76及び78を設けたので、パネル板の部品点数を減少でき、製造コストを低減できる。
初期メンテナンス領域38では、初期メンテナンス領域38を囲む3面の側壁を遮蔽するパネル板76,78及び側面パネル板28を取り外すことで、全面開放できるが、側面パネル板28を取り外すだけでも、前面に配置された電源装置54等の据付け時における初期メンテナンスが可能になる。
また、空気熱交換器30,32及び冷水器50を備えているので、冷水器50の負荷が減少したときでも、空気熱交換器30,32の負荷によってガスクーラの給湯量を確保できる。また、ドレン口130、給水口132、136、出湯口134及び冷水口138を継続メンテナンス領域38に配置された固定板74に集中配置したので、配管類をすべてハウジング12の同一面に取り付けることが可能になる。従って、複数のCO2給湯器10を併設した場合でも、ハウジング12の一方側に給排水ポンプや配管類をまとめて配置でき、これらの付設が容易かつ低コストになる。また、給湯及び冷水という水に関わるメンテナンス作業を同一ハウジング面で行うことができ、配管部位のメンテナンス作業が容易になる。
また、パネル板64、72、76、78及び側面パネル板28は、簡単かつ低コストな着脱構造を有しているので、これらの着脱が容易になると共に、ハウジング12を低コスト化できる。さらに、これらパネル板の取付けに必要なボルト数を激減できると共に、パネル板外面に露出するボルトの数を激減できるので、見た目も見苦しくなく、かつ取付けボルトによるパネル板の損傷を低減し、損傷箇所から錆が発生するのを抑制できる。
さらに、ドレン口130、給水口132,136、出湯口134及び冷水口138を、ハウジング背面の右下角部に位置する固定板74に集中配置したので、ヒートポンプサイクル構成機器管を接続する配管類を圧縮機44やガスクーラ46等の大型機器から離れたハウジング内の一隅領域に集中配置できる。そのため、ハウジング12内で機器類を効率良く配置できる。
本発明によれば、CO2給湯器のハウジング内に内蔵された機器類の保守点検を容易にすると共に、ハウジングの製造コストを節減できる。
10,200 CO2給湯器
12,202 ハウジング
12a ハウジング正面
12b ハウジング背面
14,204 架台
16,18,20,22、206,208,210,212,214 支柱
22a、92 受け板
22b、92a ボルト穴
24 天板
26,28 側面パネル板
28a、68,79、82 薄板
28b 底面
30,32,230 空気熱交換器(空気熱源蒸発器)
31,33、62、248 防鳥ネット
34 仕切壁
34a 受板片
36 継続メンテナンス領域
38 初期メンテナンス領域
40、88 横梁
42 ドレンパン
44,234 圧縮機
46,236 ガスクーラ
48a、48b 膨張弁
50 冷水器(水熱源蒸発器)
52、232 制御盤
54 電源装置
54a トランス
56,242 冷媒タンク
58,244 空気排出口
60,246 送風機
64,72,76、78 パネル板
66 パネル板上端
66a 水平板部
66b 鉤部
68a、68b、82a、98 孔
70,94,99 ボルト
74,77 固定板
80 係止片
84 天板フレーム
86 L形片
90 L形鉤片
92 受け板
96 ボルト孔
100 内部熱交換器
102,112 給水管
104 冷水管
106,108、110、116,118,120 冷媒管
114 出湯管
122a、122b 入口電磁弁
124 合流部
126,128 分岐管
130 ドレン口
132,136 給水口
134 出湯口
138 冷水口
216、218、220,222,224,226、228 遮蔽パネル板
235 防音ケース
238 キャピラリーキット
240 給水ポンプ
a 外気
f 基礎面
s 隙間

Claims (6)

  1. 箱形をしたハウジングの内部に圧縮機、ガスクーラ、膨張器、水熱源蒸発器及び空気熱源蒸発器を含むヒートポンプサイクル構成機器を内蔵し、該空気熱源蒸発器を構成する蒸発管群をハウジング側壁に配置し、該蒸発管群の間に形成された空気流通口とハウジング上壁に設けられた開口との間に空気流を形成する送風機を備えたCO2給湯器において、
    前記ハウジングの内部を、継続したメンテナンスを要する機器を配置し、前記ハウジングの正面及び背面に対して幅広領域を形成する継続メンテナンス領域と、初期メンテナンスを要する機器を配置し、ハウジングの正面及び背面に対して幅狭領域を形成する初期メンテナンス領域とに区画し、
    前記継続メンテナンス領域を、ハウジングの正面及び背面に面して前記蒸発管群が配置された上部領域と、平坦な床面上に継続したメンテナンスを要する機器が配置された下部領域とで構成し、
    前記継続メンテナンス領域の下部領域に面した相対するハウジング正面及び背面と、前記初期メンテナンス領域に面した相対するハウジング正面及び背面と、該初期メンテナンス領域に隣接したハウジング側面とを、夫々別個のパネル板で着脱自在に遮蔽し、
    前記ガスクーラ及び前記水熱源蒸発器に接続された給水管の入口、該ガスクーラに接続された出湯管の出口、及び該水熱源蒸発器に接続された冷水管の出口を前記継続メンテナンス領域の同一ハウジング面の一部領域に集中配置したことを特徴とするCO2給湯器。
  2. 前記継続メンテナンス領域の下部領域を遮蔽するパネル板は、上端が前記架台の二隅に立設された支柱と、継続メンテナンス領域と初期メンテナンスとを仕切る仕切壁との間に架設された横梁に係止する係止構造を有すると共に、下端部位で該支柱及び該仕切壁にボルト結合されていることを特徴とする請求項1に記載のCO2給湯器。
  3. 前記初期メンテナンス領域を遮蔽するパネル板は、上端がハウジング上壁と、前記架台の二隅に立設された支柱及び継続メンテナンス領域と初期メンテナンスとを仕切る仕切壁との間に形成された隙間に挿入される平坦な板状をなし、中間部位に該支柱と該仕切壁とに架設された横梁に係止する係止構造を有すると共に、下端部位で該支柱及び該仕切壁にボルト結合されていることを特徴とする請求項1に記載のCO2給湯器。
  4. 前記ハウジング側面を遮蔽するパネル板は、上端がハウジング上壁と前記架台の二隅に立設された支柱との間に形成された隙間に挿入される平坦な板状をなし、中間部位で該支柱に内側からボルト結合されていることを特徴とする請求項1に記載のCO2給湯器。
  5. 前記継続メンテナンス領域に、前記圧縮機、ガスクーラ、膨張器、及び水熱源蒸発器を含む機器が配置され、該継続メンテナンス領域を遮蔽するハウジング正面及び背面のパネル板は同等幅を有し、
    前記初期メンテナンス領域に、冷媒タンク、制御盤及び電源機器を含む機器が配置され、該初期メンテナンス領域を遮蔽するハウジング正面及び背面のパネル板は同等幅を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載のCO2給湯器。
  6. 前記ガスクーラ及び前記水熱源蒸発器に接続された給水管の入口、該ガスクーラに接続された出湯管の出口、及び該水熱源蒸発器に接続された冷水管の出口を前記ハウジング背面の継続メンテナンス領域の角隅部に集中配置したことを特徴とする請求項1に記載のCO2給湯器。
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