JP2014020501A - 切替弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転軸部分におけるシール性を長期に亘って維持し得るとともに、比較的に大きな温度差がある液媒体を切り替えるシステムに組み込まれた場合にも液媒体の漏洩を抑制し得る切替弁装置を提供する。
【解決手段】切替弁装置Aは、複数の一方側液媒体管路6,7,8にそれぞれ接続される複数の一方側ポート12,14,16及び少なくとも一つの他方側液媒体管路9に接続される他方側ポート22を設けた弁体ケーシング10と、該弁体ケーシング内に回転自在に収容され、前記複数の一方側ポートのいずれかと前記他方側ポートとを連通させる液媒体路31を設けた回転弁体30と、該回転弁体を回転させる回転軸40と、該回転軸に外装された軸封部50と、該回転軸を回転駆動する回転駆動部2と、を備えており、前記軸封部は、前記回転軸がそれぞれ挿通された固定環52及び回転環54を少なくとも有したメカニカルシール51を含み、その軸封ボックス57に複数の放熱フィン57aを設けた構造とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、上流側の液媒体管路と下流側の液媒体管路とを選択的に切り替える切替弁装置に関する。
従来より、複数の一方側(例えば、液媒体流通方向上流側)の液媒体管路を選択的に他方側(例えば、液媒体流通方向下流側)の液媒体管路に切り替えるボールバルブなどの他方向の回転式の切替弁が知られている。
例えば、下記特許文献1では、ボディに複数の流体通路等を設け、該ボディに収容された回転弁体を操作棒によって回転操作することで流体通路を切り換える構成とされた切換弁が提案されている。また、この切換弁は、グランドパッキンからなるシール部材を操作棒の外周に圧着させた構成とされている。
特開平7−217754号公報
しかしながら、上記のような切換弁を、例えば、比較的に頻繁に管路の切り替えがなされるシステムに組み込んだ場合には、上記のようなグランドパッキンからなるシール部材は、摩耗や劣化等が生じ易く、シール性能を長期に亘って良好に維持することが困難となることが考えられた。また、切替弁によって切り替える液媒体に大きな温度差があるようなシステム(例えば、金型等に高温の液媒体と低温の液媒体とを切り替えて循環させるようなシステム)に組み込んだ場合には、熱収縮等によって回転軸のシール部分から液媒体が漏洩することも考えられた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、回転軸部分におけるシール性を長期に亘って維持し得るとともに、比較的に大きな温度差がある液媒体を切り替えるシステムに組み込まれた場合にも液媒体の漏洩を抑制し得る切替弁装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る切替弁装置は、複数の一方側液媒体管路にそれぞれ接続される複数の一方側ポート及び少なくとも一つの他方側液媒体管路に接続される他方側ポートを設けた弁体ケーシングと、該弁体ケーシング内に回転自在に収容され、前記複数の一方側ポートのいずれかと前記他方側ポートとを連通させる液媒体路を設けた回転弁体と、該回転弁体を回転させる回転軸と、該回転軸に外装された軸封部と、該回転軸を回転駆動する回転駆動部と、を備えており、前記軸封部は、前記回転軸がそれぞれ挿通された固定環及び回転環を少なくとも有したメカニカルシールを含み、その軸封ボックスに複数の放熱フィンを設けた構造とされていることを特徴とする。
本発明においては、前記回転軸に、軸歯車を設け、前記回転弁体に、該軸歯車に噛み合い当該回転弁体を回転させる弁体歯車を設けるようにしてもよい。
また、本発明においては、前記弁体ケーシング、前記回転弁体及び前記軸封部が外装された回転軸をそれぞれに有した第1切替部及び第2切替部を備え、これら各切替部の回転軸を回転駆動する単一の回転駆動部を設けた構造としてもよい。
また、本発明に係る切替弁装置は、前記他方側ポートが、金型に設けられた液媒体流通路に連通するように接続され、前記複数の一方側ポートが、少なくとも高温液媒体を金型の液媒体流通路に循環供給する高温液媒体供給部と低温液媒体を金型の液媒体流通路に循環供給する低温液媒体供給部とにそれぞれ接続されて、金型温度調節システムに組み込まれるものとしてもよい。
本発明に係る切替弁装置は、上述のような構成としたことで、回転軸部分におけるシール性を長期に亘って維持することができ、また、比較的に大きな温度差がある液媒体を切り替えるシステムに組み込まれた場合にも液媒体の漏洩を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る切替弁装置の一例を模式的に示し、図3におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 同切替弁装置を模式的に示し、図3におけるY−Y線矢視に対応させた概略縦断面図である。 同切替弁装置の概略平面図である。 同切替弁装置の概略正面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本実施形態に係る切替弁装置の一例を模式的に示す図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、切替弁装置を設置した状態を基準として、上下方向等の方向を原則的に説明する。
本実施形態に係る切替弁装置Aは、図1に示すように、複数の一方側液媒体管路6,7,8にそれぞれ接続される複数の一方側ポート12,14,16と、少なくとも一つの他方側液媒体管路9に接続される他方側ポート22と、を設けた弁体ケーシング10を備えている。
また、切替弁装置Aは、図1及び図2に示すように、この弁体ケーシング10内に回転自在に収容され、複数の一方側ポート12,14,16のいずれかと他方側ポート22とを連通させる液媒体路31を設けた回転弁体30を備えている。
また、切替弁装置Aは、この回転弁体30を回転させる回転軸40と、この回転軸40に外装された軸封部50と、この回転軸40を回転駆動するモーター等の回転駆動部2(図3及び図4も参照)と、を備えている。
これら弁体ケーシング10、回転弁体30及び軸封部50が外装された回転軸40によって切替部1を構成し、回転駆動部2の駆動を伴い、回転弁体30が回転されて、複数の一方側ポート12,14,16のいずれかと他方側ポート22とを選択的に連通させる構成とされている。このような切替部1を備えた切替弁装置Aは、他方側ポート22が、金型に設けられた液媒体流通路に連通するように接続され、複数の一方側ポート12,14,16が、少なくとも高温液媒体を金型の液媒体流通路に循環供給する高温液媒体供給部と低温液媒体を金型の液媒体流通路に循環供給する低温液媒体供給部とにそれぞれ接続されて、金型温度調節システムに組み込まれるものとしてもよい。
また、本実施形態では、切替弁装置Aは、図3及び図4に示すように、これら弁体ケーシング10、回転弁体30及び軸封部50が外装された回転軸40をそれぞれに有した第1切替部1A及び第2切替部1Bを備えている。また、本実施形態では、切替弁装置Aは、これら各切替部1A,1Bの回転軸40,40を回転駆動する単一の回転駆動部2を設けた構造とされている。
また、本実施形態では、切替弁装置Aは、切替部1(本実施形態では、第1切替部1A及び第2切替部1B)及び回転駆動部2を支持し、床等に設置される基台4を備えている。図例では、複数本の脚部を有した基台4を例示している。なお、基台4の脚部は、レベルアジャスター等のレベル調整機能を有した脚部としてもよく、自在キャスター等を設けた脚部としてもよい。
これら第1切替部1A及び第2切替部1Bは、図3及び図4に示すように、概ね同様の構成とされている。
本実施形態では、これら切替部1A,1Bの弁体ケーシング10,10のそれぞれに、複数の一方側ポートとして、一方側第1ポート12,12、一方側第2ポート14,14及び一方側第3ポート16,16を設けている(図1及び図2も参照)。また、本実施形態では、これら切替部1A,1Bの弁体ケーシング10,10のそれぞれに、単一の他方側ポート22,22を設けている。
一方側第1ポート12,12には、それぞれ一方側第1接続管13,13が連通接続され、一方側第2ポート14,14には、それぞれ一方側第2接続管15,15が連通接続され、一方側第3ポート16,16には、それぞれ一方側第3接続管17,17が連通接続されている。
他方側ポート22,22には、それぞれ他方側接続管23,23が連通接続されている。
これら各弁体ケーシング10,10のそれぞれに設けられた各接続管13,13,15,15,17,17,23,23に、液媒体管路6,6,7,7,8,8,9,9が接続される。
このような第1切替部1A及び第2切替部1Bを備えた切替弁装置Aは、一方の切替部が、高温液媒体供給部及び低温液媒体供給部を有した金型温度調節装置等の供給元からの液媒体を金型の液媒体流通路等の供給先に送媒する送媒側液媒体管路に接続され、他方の切替部が、上記供給先からの液媒体を上記供給元に返媒する返媒側液媒体管路に接続されて、金型温度調節システムに組み込まれるものとしてもよい。また、上記金型温度調節装置としては、例えば、金型に設けられた液媒体流通路に高温液媒体をそれぞれに循環供給する2つ(または1つ)の高温液媒体供給部と、金型の液媒体流通路に低温液媒体を循環供給する1つ(または2つ)の低温液媒体供給部と、を備えたものとしてもよい。このような金型温度調節装置の各液媒体供給部の送媒側及び返媒側の液媒体管路と、金型の液媒体流通路の送媒側及び返媒側と、を切替弁装置Aによって選択的に切り替えて連通させる態様としてもよい。
このような金型温度調節システムにおいては、金型の液媒体流通路に高温液媒体を循環供給して金型を加熱する工程と、金型の液媒体流通路に低温液媒体を循環供給して金型を冷却する工程と、を繰り返す成形サイクルの実行がなされる。
また、このような金型温度調節システムに適用される高温液媒体の温度としては、例えば、60℃〜320℃程度としてもよく、低温液媒体の温度としては、例えば、5℃〜40℃程度としてもよい。
液媒体としては、水(清水)系や、油系、アルコール系等の液媒体としてもよく、他の液媒体としてもよい。また、液媒体を水等とした場合には、高温液媒体の温度に合わせて液媒体が沸騰しない圧力となるように高温側の系内の圧力を適宜、維持するようにしてもよい。
図例では、第1切替部1Aの各一方側接続管13,15,17(各一方側ポート12,14,16)に、一方側液媒体管路としての送媒側液媒体管路6A,7A,8Aをそれぞれ連通接続し、第1切替部1Aの他方側接続管23(他方側ポート22)に、他方側液媒体管路としての送媒側液媒体管路9Aを連通接続した例を示している。
また、第2切替部1Bの各一方側接続管13,15,17(各一方側ポート12,14,16)に、一方側液媒体管路としての返媒側液媒体管路6B,7B,8Bをそれぞれ連通接続し、第2切替部1Bの他方側接続管23(他方側ポート22)に、他方側液媒体管路としての返媒側液媒体管路9Bを連通接続した例を示している。
このような接続態様とすれば、例えば、各切替部1A,1Bの回転弁体30,30を回転させ、それぞれの一方側第1接続管13,13とそれぞれの他方側接続管23,23とを連通させれば、送媒側液媒体管路6Aと、送媒側液媒体管路9A及び返媒側液媒体管路9Bを介して連通された金型の液媒体流通路等の供給先と、返媒側液媒体管路6Bと、を連通させることができる。また、同様にして各切替部1A,1Bの回転弁体30,30を回転させることで、送媒側液媒体管路6A,7A,8Aのいずれかと、返媒側液媒体管路6B,7B,8Bのいずれかと、を選択的に連通させることができる。なお、第1切替部1Aの一方側接続管13,15,17と、第2切替部1Bの一方側接続管13,15,17と、は、対応するもの同士が連通される態様や、同期的に連通される態様に限られず、後記する回転駆動部2の態様や制御態様等によっては、種々の切替接続パターンで連通させることも可能である。
回転駆動部2は、各切替部1A,1Bの回転軸40,40に連結されている。このような各切替部1A,1Bの回転軸40,40を回転させる回転駆動部2としては、モーターの出力軸に連結された種々の減速ギア等のギア機構を備え、出力軸に対して各回転軸40,40を直交方向に連結するいわゆるギアモーター等を採用するようにしてもよい。または、出力軸を両側に備えたいわゆる両軸モーター等を採用するようにしてもよい。また、このようなモーターとしては、各回転弁体30,30を適宜の回転位置で比較的に高精度に停止させる必要があることから、ブレーキ付きのモーターや、サーボモーター等を採用するようにしてもよい。
図例では、回転駆動部2としてギア機構を内蔵したギアボックスを備えたギアモーターを例示している。また、この回転駆動部2に、各切替部1A,1Bの回転軸40,40を互いに略同軸状に連結した例を示している。
この回転駆動部2は、適宜の固定ブラケット等によって基台4に固定されている。
また、各切替部1A,1Bの適所には、各回転軸40,40または各回転弁体30,30の軸廻りの回転位置を検出するセンサー3,3が設けられている。このようなセンサー3,3としては、各回転弁体30,30の回転を停止させる位置を個別に検出するものとしてもよく、または、各回転弁体30,30の回転角度を直接的に若しくは間接的に検出可能なものとしてもよい。
図例では、センサー3,3を、各切替部1A,1Bの回転軸40,40のそれぞれの外周側に設けた例を示している。
このセンサー3,3及び回転駆動部2が、当該切替弁装置Aが組み込まれるシステムに設けられたCPU等の制御部に信号線等を介して接続され、各回転弁体30,30の切替制御(回転制御)がなされる。
なお、回転駆動部2としては、各切替部1A,1Bの回転軸40,40(回転弁体30,30)を、同期的に回転させる態様とされたものに限られず、個別に回転可能とされた回転駆動部2を採用するようにしてもよい。この場合は、例えば、回転駆動部2のギアボックス等に、回転駆動部2のモーターの出力軸等を、各切替部1A,1Bの回転軸40,40のいずれかに選択的に連結可能とするクラッチ機構等の軸切替機構を設けるようにしてもよい。
次に、切替部1(1A,1B)の具体的構成の一例について説明する。
なお、各切替部1A,1Bは、上記のように概ね同様の構成であり、以下では、切替部1として、第1切替部1Aを例にとって説明する。
切替部1の弁体ケーシング10は、本実施形態では、一方側ポート12,14,16を設けた一方側ケース11と、他方側ポート22を設けた他方側ケース21と、を備え、これらによって回転弁体30を収容する弁体収容空間20を区画している。
一方側ケース11は、図1及び図2に示すように、略円盤状とされており、その略円心に、後記する回転弁体30の一方側軸部34を受ける弁体軸受部18を設けた構造とされている。
弁体軸受部18は、当該一方側ケース11の厚さ方向に沿って形成され、弁体収容空間20に向けて開口した弁体軸受穴とされている。また、図例では、この弁体軸受部18に、回転弁体30の一方側軸部34が挿入されるブッシュやベアリング(ドライベアリング)等の略円筒状の軸受部材(滑り軸受)18aを設けた例を示している。
この一方側ケース11に設けられた一方側ポート12,14,16は、当該一方側ケース11を、厚さ方向(軸方向)に貫通して形成されている。
また、これら一方側ポート12,14,16は、図2に示すように、一方側ケース11の弁体軸受部18(円心)から略等間隔を空けた位置に設けられ、かつ周方向に沿って互いに略等間隔を空けて設けられている。
また、一方側ケース11の他方側ケース21側に向く面(対向面)における外周縁近傍の他方側ケース21との当接部位には、周方向に沿ってシール部材19が設けられている。図例では、一方側ケース11の対向面に、他方側ケース21側に向けて開口する凹溝を外周縁近傍に周方向に沿って設け、該凹溝に、シール部材19を収容させるように設けた例を示している。このようなシール部材19としては、Oリング状や、Vリング状のシールリングとしてもよく、また、いわゆる渦巻き形ガスケット等の種々のガスケットの採用が可能である。
なお、このようなシール部材19を一方側ケース11に設けた態様に代えて、他方側ケース21に設けるようにしてもよく、さらには、このようなシール部材19を設けないようにしてもよい。また、一方側ケース11の一方側ポート12,14,16の弁体収容空間20側の周縁に、周方向に沿って回転弁体30に当接されるシール部材を設けるようにしてもよい。
他方側ケース21は、外郭形状が軸方向に見て略円形状とされており、本実施形態では、略円筒形状とされている。この他方側ケース21の一方側ケース11側の外周縁部には、周方向に沿ってフランジ部が形成され、この他方側ケース21と一方側ケース11とは、図1及び図2に示すように、複数本のボルト等の適宜の締結具によってフランジ接続されている。
また、他方側ケース21は、回転弁体30の形状に応じた形状とされ、軸方向両側に開口し、大径状とされた一方側ケース11側の大径状部と、他方側ポート22を設けた小径状部とを、軸方向に沿って略同心状に一連状に設けた構造とされている。
また、本実施形態では、弁体ケーシング10に、液媒体の温度を検出する温度センサー5を設けており、図例では、他方側ケース21の小径状部に、温度センサー5の接続部24を設けた例を示している。なお、温度センサー5を設ける部位は、図例のような部位に限られず、弁体ケーシング10の他の部位に設けてもよく、さらには、このような温度センサー5を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、他方側ケース21の小径状部に、後記する回転弁体30の他方側軸部37を受ける弁体軸受部25を設けている。
弁体軸受部25は、当該他方側ケース21の軸方向に沿って形成され、弁体収容空間20に向けて開口した弁体軸受穴とされている。また、図例では、この弁体軸受部25に、回転弁体30の他方側軸部37が挿入される上記同様の略円筒状の軸受部材(滑り軸受)25aを設けた例を示している。
また、本実施形態では、この他方側ケース21の小径状部の弁体軸受部25の軸方向先側(反弁体収容空間20側)に、略同軸状に一連状に、弁体軸受部25よりも小径状の他方側ポート22を設けている。
また、他方側ケース21の小径状部と大径状部との境界部位における一方側ケース11側に向く面(対向面)には、後記する回転弁体30に設けられたカラー(留め輪)等の環状の歯車抜止部材39を受け入れる凹状段部26が設けられている。また、図例では、この凹状段部26に、歯車抜止部材39に当接されるスラストワッシャーやスラスト軸受等の略円環状の軸受部材26aを設けた例を示している。
また、この他方側ケース21には、後記する軸封部50の軸封ボックス57が接続されるとともに、回転軸40を受け入れる軸接続部27が設けられている。
本実施形態では、この軸接続部27を、弁体ケーシング10(他方側ケース21)の下端部に設けている。
この軸接続部27は、回転軸40の軸方向両側に開口して一方側開口が弁体収容空間20に連通する中空部が形成されており、該中空部が回転軸40を受ける回転軸受部28となる。また、図例では、この回転軸受部28に、回転軸40が挿入される軸受部材28aを設けた例を示している。また、図例では、この回転軸受部28の軸封部50側の開口周縁に、周方向に沿って凹状段部を設けており、軸受部材28aを、この凹状段部に収容される鍔状部を有した鍔付円筒状ブッシュ等の軸受部材としている。
また、この軸接続部27の軸封部50側の外周縁部及び軸封部50の軸封ボックス57の軸接続部27側の外周縁部には、周方向に沿ってフランジ部がそれぞれに設けられており、これら軸接続部27と軸封ボックス57とは、複数本のボルト等の適宜の締結具によってフランジ接続されている。
上記構成とされた弁体ケーシング10は、適宜の固定ブラケット等によって基台4に固定されている。
なお、弁体ケーシング10としては、上記したように、一方側ケース11、他方側ケース21及び軸接続部27に分割されたものに限られず、これらのいずれかが一体的に形成されたものや、上記した各部の一部が更に分割形成されたもの等としてもよい。また、弁体ケーシング10としては、回転弁体30の形状等に応じた形状にすればよく、その他の形状とされたものとしてもよい。
回転弁体30は、略円盤形状(略円柱形状)の回転ローターとされており、軸方向両側に開口させるように液媒体路31を設けた形状とされている。この液媒体路31の一方側開口32が、弁体ケーシング10の一方側ポート12,14,16のいずれかに連通され、この液媒体路31の他方側開口33が、弁体ケーシング10の他方側ポート22に連通される。また、この液媒体路31は、その両側の開口32,33を含み、弁体ケーシング10の一方側ポート12,14,16及び他方側ポート22と略同径状とされている。
また、回転弁体30は、一方側ケース11の弁体軸受部18に回転自在に支持される一方側軸部34と、他方側ケース21の弁体軸受部25に回転自在に支持される他方側軸部37と、を略同軸状に軸方向両側に設けた形状とされている。図例では、一方側軸部34を、略円柱状とし、他方側軸部37よりも小径状とした例を示している。
本実施形態では、上記のように、弁体ケーシング10(他方側ケース21)の弁体軸受部25の軸方向先側(反弁体収容空間20側)に他方側ポート22を設けており、これに対応させて、回転弁体30の他方側軸部37の軸方向先端面において、液媒体路31の他方側開口33を開口させている。
また、これら一方側軸部34と他方側軸部37との間には、これらよりも大径の大径ローター部35が設けられている。
この大径ローター部35の一方側ケース11側に向く面において、液媒体路31の一方側開口32を開口させている。
この一方側開口32は、弁体ケーシング10の一方側ポート12,14,16に軸方向で重合可能となるように、弁体ケーシング10の一方側ポート12,14,16の形成位置に応じた位置となるように設けられており、回転弁体30の一方側軸部34(軸心)から所定寸法を隔てて外周側において開口している(図2も参照)。
液媒体路31は、これら一方側開口32と他方側開口33とを連通させるように、回転弁体30を軸方向に貫通して設けられている。図例では、液媒体路31を、一方側開口32近傍部位の大径ローター部35において軸心側に屈曲させて軸心まで延びるように設け、当該軸心部位から他方側開口33に至るまで軸方向に沿って延びるように設けた例を示している。
また、本実施形態では、回転弁体30に、後記する回転軸40に設けられた軸歯車47に噛み合う弁体歯車38を設けている。この弁体歯車38は、その下側部位が、上記した軸接続部27の中空部に臨むように設けられている。
また、図例では、回転弁体30に、その大径ローター部35と他方側軸部37との間に、これらに略同軸状に一連状に歯車受部36を設け、この歯車受部36に、弁体歯車38を外嵌させた例を示している。この歯車受部36は、図例では、大径ローター部35よりも小径状で、他方側軸部37よりも大径状に形成されている。この歯車受部36及び弁体歯車38には、共廻りを防止するキーやキー溝等の適宜の廻り止め機構が設けられている。
また、弁体歯車38は、大径ローター部35よりも小径状に形成されており、一方側面が大径ローター部35に当接され、他方側面に環状の歯車抜止部材39が当接して軸方向に沿う移動が規制されている。
歯車抜止部材39は、他方側軸部37が挿通され、歯車受部36と他方側軸部37との境界部位における他方側ケース21の凹状段部26側に向く面(対向面)に当接して回転弁体30に取り付けられている。
なお、このような歯車抜止部材39を設けた態様に代えて、または加えて、弁体歯車38を回転弁体30にボルト等の適宜の締結具によって固定するようにしてもよい。さらには、このように弁体歯車38と回転弁体30とを別体とせずに、弁体歯車38を回転弁体30に一体的に形成するようにしてもよい。
また、回転弁体30を、その液媒体路31の一方側開口32を弁体ケーシング10の一方側ポート12,14,16のいずれにも連通させずに、弁体ケーシング10の一方側ポート12,14,16と他方側ポート22とを遮断可能に回転制御されるものとしてもよい。
回転軸40は、上記した回転駆動部2に連結された駆動側軸部41と、この駆動側軸部41と略同軸状に設けられ、上記した軸接続部27の中空部に挿通されて弁体収容空間20に臨むように配置された歯車軸部46と、を軸方向両側に備えている。この歯車軸部46に、上記した回転弁体30の弁体歯車38に噛み合い、回転弁体30を回転させる軸歯車47を外嵌させている。この歯車軸部46及び軸歯車47には、上記同様、共廻りを防止するキーやキー溝等の適宜の廻り止め機構が設けられている。
また、本実施形態では、回転軸40の軸歯車47を回転弁体30の弁体歯車38よりも小径状とし、回転軸40の回転により回転される回転弁体30の回転速度を減速させる構成としている。
なお、図例では、回転弁体30及び回転軸40の軸方向を互いに略平行とし、回転弁体30の弁体歯車38及び回転軸40の軸歯車47をそれぞれ平歯車としているが、このような態様に限られない。これら回転弁体30及び回転軸40の歯車としては、回転弁体30及び回転軸40の互いの軸方向等に応じて、かさ歯車やウォームギア等の他の歯車を採用するようにしてもよい。
また、この回転軸40の歯車軸部46の回転駆動部2側には、上記した軸接続部27の回転軸受部28に回転自在に支持される接続軸部45が歯車軸部46に略同軸状に一連状に設けられている。
この接続軸部45は、歯車軸部46よりも大径状とされ、軸歯車47の径と概ね同径状とされている。
また、この接続軸部45の回転駆動部2側には、接続軸部45よりも大径状とされ、上記した軸接続部27の凹状段部に収容される鍔状部44が接続軸部45に略同軸状に一連状に設けられている。この鍔状部44によって回転軸40の軸方向一方側(反回転駆動部2)側への移動が規制されている。
また、この回転軸40の鍔状部44の回転駆動部2側には、後記する軸封部50の軸封ボックス57に挿通されるように配置される軸部42,43が略同軸状に一連状に設けられている。
図例では、駆動側軸部41に連なるように設けられ、この駆動側軸部41よりも大径状とされたシール軸部42と、このシール軸部42に連なるように設けられ、このシール軸部42よりも大径状で、鍔状部44よりも小径状とされたシール受部43と、を設けた例を示している。
なお、回転軸40としては、上記したような態様に限られず、例えば、駆動側軸部41とシール軸部42とを同径状としたりしてもよく、また、後記する軸封部50のメカニカルシール51の態様等に応じて、軸方向に沿う各軸部等の位置や形状(径)等を適宜、変形するようにしてもよい。
軸封部50は、上記した回転軸40(シール軸部42)がそれぞれ挿通された固定環52及び回転環54を少なくとも有したメカニカルシール51と、このメカニカルシール51を収容する軸封ボックス(スタッフィングボックス)57と、を備えている。
軸封ボックス57は、上記したように、軸接続部27側の外周縁部に設けられたフランジ部を有している。また、この軸封ボックス57のフランジ部の軸接続部27側に向く面(対向面)における軸接続部27との当接部位には、周方向に沿って、上記同様のガスケット等のシール部材59が設けられている。図例では、軸封ボックス57のフランジ部の対向面に、軸接続部27側に向けて開口する凹溝を周方向に沿って設け、該凹溝に、シール部材59を収容させるように設けた例を示している。なお、このようなシール部材59を軸封ボックス57に設けた態様に代えて、軸接続部27に設けるようにしてもよく、さらには、このようなシール部材59を設けないようにしてもよい。
また、この軸封ボックス57には、複数の放熱フィン57aが設けられている(図3及び図4も参照)。本実施形態では、軸封ボックス57を、回転軸40と略同軸状の略筒形状とし、その外周に、軸方向に沿って間隔を空けて複数(図例では、3つ)の放熱フィン57aを設けた例を示している。これら放熱フィン57aは、径方向に突出するように軸封ボックス57に一連状に設けられ、周方向に沿ってその全周に亘って設けられている。また、図例では、これら放熱フィン57aの突出寸法を、軸封ボックス57のフランジ部の突出寸法と略同寸法とした例を示している。
なお、これら放熱フィン57aの個数(枚数)や、突出寸法、形状等は、このような態様に限られず、例えば、軸封ボックス57の周方向に沿って部分的に設けられたものとしてもよく、また、ピン状とされたものとしてもよい。
このように略筒形状とされた軸封ボックス57は、その中空部が、シール収容部58とされている。
このシール収容部58の軸接続部27側(弁体ケーシング10側)の開口は、軸接続部27の凹状段部の径に概ね応じた径とされている。一方、このシール収容部58の駆動側軸部41側の駆動側開口58bは、シール軸部42に応じた径とされている。この駆動側開口58bは、回転軸40がスムーズに回転するようシール軸部42よりも僅かに大径とされている。
また、このシール収容部58には、後記するメカニカルシール51の固定側二次シールを受け入れるように収容する二次シール収容部58aが設けられている。
この二次シール収容部58aは、駆動側開口58bよりも大径状で、シール収容部58の軸接続部27側の部位よりも小径状とされている。
上記構成とされた軸封ボックス57に収容されたメカニカルシール51は、回転軸40に対して非回転とされた固定環52と、回転軸40とともに回転する回転環54と、を備えている。
これら固定環52と回転環54とは、回転軸40に略垂直な互いに対向する面がシール端面(摺動面)52a,54aとされている。これら固定環52のシール端面52a及び回転環54のシール端面54aは、鏡面とされ、これらが互いに擦れ合いながらも低摩擦で、または、これらの間に僅かな流体膜が形成され、略摩擦抵抗の無い状態で、これら固定環52及び回転環54が相対的に回転する構成とされている。なお、これら固定環52及び回転環54としては、適宜、公知のカーボンや、シリコンカーバイド(SiC)、超硬合金等から形成されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、固定環52を軸方向に不動とされたメイティングリングとし、回転環54をばね機構56によって固定環52に向けて軸方向に移動されるシールリングとしている。また、本実施形態では、固定環52を駆動側軸部41側に配置し、回転環54を接続軸部45側に配置している。
また、固定環52には、その外周面及び反シール端面(シール端面52aとは反対側の面)を覆うように、固定側二次シール53が取り付けられている。この固定側二次シール53は、軸封ボックス57の二次シール収容部58aの内面に当接されている。
また、回転環54の反シール端面側(シール端面54aとは反対側)には、回転側二次シール55が固定的に取り付けられている。この回転側二次シール55は、図例では、略円筒状(ベローズ状)とされている。
この回転側二次シール55にばね機構56が外装されている。ばね機構56は、回転側二次シール55の一端側(シール受部43側)及び他端側(回転環54側)にそれぞれ固定的に取り付けられたばね受部とこれらばね受部を離反する方向に付勢する圧縮コイルばね等からなるばね部材とを備えている。このばね機構56のばね部材は、軸封ボックス57に収容された状態で、上記付勢方向に復元力を有するように設けられている。
また、回転側二次シール55の一端側がシール軸部42よりも小径状とされ、シール軸部42に対して固定的に装着され、また、この回転側二次シール55のシール受部43側に向く面がシール受部43に当接し、当該回転側二次シール55(及び回転環54)のシール受部43側への軸方向の移動が規制されている。また、この回転側二次シール55の他端側は、シール軸部42よりも僅かに大径状とされ、その他端に取り付けられた回転環54が固定環52に向けて軸方向に移動可能とされている。
軸封部50は、このような構成により、その軸封ボックス57の駆動側開口58bから軸封ボックス57外への液漏れを効果的に抑制し得る構成とされている。なお、軸封ボックス57に封入される潤滑剤となる媒体としては、予め封入するようにしてもよいが、本実施形態のように、軸封部50を弁体ケーシング10の下側に連なるように設けた場合には、弁体ケーシング10を介して伝う液媒体が封入されるものとしてもよい。
また、上記したメカニカルシール51は、一例に過ぎず、メカニカルシール51としては、その他、種々の構成とされたメカニカルシールの採用が可能である。例えば、固定環52及び回転環54を逆側配置としたり、回転環54をメイティングリングとしたりしてもよい。この場合は、軸封ボックス57や、軸接続部27、回転軸40等を適宜、必要に応じて変形するようにしてもよい。また、各二次シール53,55やばね機構56等も上記した例に限られず、種々の態様とされたものが採用可能である。
上記構成とされた本実施形態に係る切替弁装置Aによれば、回転軸部分におけるシール性を長期に亘って維持することができ、また、上記のように、比較的に大きな温度差がある液媒体を切り替えるシステムに組み込まれた場合にも液媒体の漏洩を抑制することができる。
つまり、回転軸40に外装された軸封部50がメカニカルシール51を備えた構成とされているので、回転軸に対して圧着されたグランドパッキンやOリング等のシール部材と比べて、摩耗が極めて少なく、回転軸部分におけるシール性を長期に亘って維持することができ、また、漏洩量も極めて少なくすることができる。
また、このメカニカルシール51の軸封ボックス57に、複数の放熱フィン57aを設けているので、回転軸40のシール部分を放熱することができる。これにより、比較的に大きな温度差がある液媒体を切り替えるシステムに組み込まれた場合にも、その温度差の影響を小さくすることができ、熱収縮等に起因する液媒体の漏洩を抑制することができる。
このような効果を奏する本実施形態に係る切替弁装置Aは、特に、切り替えが極めて頻繁になされ、切り替える液媒体に極めて大きな温度差がある、上記したような金型の液媒体流通路に高温液媒体と低温液媒体とを切り替えて循環させる金型温度調節システムに組み込まれる切替弁装置Aとして好適なものとなる。
また、本実施形態では、回転軸40に、軸歯車47を設け、回転弁体30に、軸歯車47に噛み合い当該回転弁体30を回転させる弁体歯車38を設けている。従って、回転駆動部2に回転駆動される回転軸40に直接的に回転弁体30を接続したようなものと比べて、回転弁体30から回転軸40への熱移動を小さくすることができ、比較的に大きな温度差がある液媒体を切り替えるシステムに組み込まれた場合にも、その温度差の影響をより小さくすることができる。また、軸封部50への熱移動も小さくなるので、高耐熱性のメカニカルシールを採用する必要性が低減され、低コスト化を図ることもできる。
また、弁体歯車38及び軸歯車47を介して回転軸40のシール部分となる軸封部50と回転弁体30とが離隔され、軸封ボックス57内における液媒体の流動を極めて小さくすることができる。従って、上記のように、回転弁体30によって高温液媒体と低温液媒体とを切り替える構成とした場合にも、軸封ボックス57内における液媒体の温度変化を極めて小さくすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1切替部1A及び第2切替部1Bを備えているので、これら各切替部1A,1Bによって多数の液媒体管路を切り替えることができる。
また、単一の回転駆動部2によって第1切替部1A及び第2切替部1Bの各回転弁体30,30を回転させることができるので、構造の簡略化、コンパクト化を図ることができる。
また、各切替部1A,1Bの回転弁体30,30を同期させて回転させる態様とすれば、省電力化を図ることもできる。また、このような態様とした場合には、例えば、各切替部1A,1Bの切り替え状態を同期させたいようなシステムに組み込まれる場合に好適なものとなる。
なお、本実施形態では、各切替部1A,1Bのそれぞれの回転軸40,40を回転駆動する単一の回転駆動部2を設けた構造とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、各切替部1A,1Bのそれぞれの回転軸40,40をそれぞれに回転駆動する2つの回転駆動部2,2を設けた構造としてもよい。さらには、切替弁装置Aとしては、このように、2つの切替部1A,1Bを備えたものに限られず、単一の切替部1(1Aまたは1B)を備えたものとしてもよい。
また、本実施形態に係る切替弁装置Aは、上記したような金型温度調節システムに組み込まれる態様に限られず、その他、種々のシステムに組み込まれるものとしてもよい。
また、本実施形態では、弁体ケーシング10に、3つの一方側ポート12,14,16及び単一の他方側ポート22を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、複数の他方側ポートを弁体ケーシング10に設けるようにしてもよく、また、3つ以外の複数の一方側ポートを弁体ケーシング10に設けるようにしてもよい。この場合は、弁体ケーシング10や回転弁体30の液媒体路31等を適宜、必要に応じて変形するようにしてもよい。
また、本実施形態では、軸封部50を、弁体ケーシング10の下側に連なるように設けた例を示しているが、他の部位に設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、回転弁体30と回転軸40とを歯車38,47を介して連結した例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、回転弁体30に略同軸状に直接的に回転軸40を連結した態様としてもよい。
A 切替弁装置
1A 第1切替部
1B 第2切替部
2 回転駆動部
10 弁体ケーシング
12 一方側第1ポート
14 一方側第2ポート
16 一方側第3ポート
22 他方側ポート
30 回転弁体
31 液媒体路
38 弁体歯車
40 回転軸
47 軸歯車
50 軸封部
51 メカニカルシール
52 固定環
54 回転環
57 軸封ボックス
57a 放熱フィン
6,7,8 一方側液媒体管路
9 他方側液媒体管路

Claims (3)

  1. 複数の一方側液媒体管路にそれぞれ接続される複数の一方側ポート及び少なくとも一つの他方側液媒体管路に接続される他方側ポートを設けた弁体ケーシングと、該弁体ケーシング内に回転自在に収容され、前記複数の一方側ポートのいずれかと前記他方側ポートとを連通させる液媒体路を設けた回転弁体と、該回転弁体を回転させる回転軸と、該回転軸に外装された軸封部と、該回転軸を回転駆動する回転駆動部と、を備えており、
    前記軸封部は、前記回転軸がそれぞれ挿通された固定環及び回転環を少なくとも有したメカニカルシールを含み、その軸封ボックスに複数の放熱フィンを設けた構造とされていることを特徴とする切替弁装置。
  2. 請求項1において、
    前記回転軸に、軸歯車を設け、前記回転弁体に、該軸歯車に噛み合い当該回転弁体を回転させる弁体歯車を設けていることを特徴とする切替弁装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記弁体ケーシング、前記回転弁体及び前記軸封部が外装された回転軸をそれぞれに有した第1切替部及び第2切替部を備え、これら各切替部の回転軸を回転駆動する単一の回転駆動部を設けた構造とされていることを特徴とする切替弁装置。
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