JP2014020037A - 水洗便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給される洗浄用水の水圧(流量)等に対応して、洗浄用水の吐出方向を調整でき、ボウル部内に洗浄用水を旋回させて広く行き渡らせることができる水洗便器を提案すること。
【解決手段】本発明の水洗便器1は、吐出ノズル4からボウル部2の内面に沿って周方向に洗浄用水を流す水道直結式の水洗便器1である。この水洗便器1は、吐出ノズル4を支持する支持部7と、吐出ノズル4のうち支持部7によって支持される箇所からずれた箇所を押圧して吐出ノズル4からの吐出方向を調整する吐出方向調整部100と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボウル部内に周方向に流れる旋回流を発生させてボウル部内面の洗浄を行う水洗便器に関するものである。
従来から、特許文献1等によって、ボウル部内に周方向に流れる旋回流を発生させて、ボウル部内面の洗浄を行う、上水道から洗浄水が直接供給される水道直結式の水洗便器が提案されている。
この水洗便器は、ボウル部の一方の側端部且つ後端部に位置する部分に前後に貫通する洗浄液噴出口を形成し、ボウル洗浄装置から送られた洗浄液をこの洗浄液噴出口から前方に向けて噴出することで、ボウル部内に周方向に流れる旋回流を発生させている。
特開2008−95449号公報
しかし、地域や配管構成等によっては、洗浄液噴出口に送られる水道水等の洗浄液の水圧(流量)等にバラツキがある。そのため、上述したタンクを用いない水道直結式の水洗便器では、洗浄液噴出口からの洗浄液の吐出方向が、予定していた方向(旋回流を効率良く発生させる方向等)に吐出されない場合があった。
そこで、上記事情を鑑みて、本発明では、供給される洗浄用水の水圧(流量)等に対応して、洗浄用水の吐出方向を調整でき、ボウル部内に洗浄用水を旋回させて広く行き渡らせることができる水洗便器を提案することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の水洗便器は、吐出ノズルからボウル部の内面に沿って周方向に洗浄用水を流す水道直結式の水洗便器であって、前記吐出ノズルを支持する支持部と、前記吐出ノズルのうち前記支持部によって支持される箇所からずれた箇所を押圧して前記吐出ノズルからの吐出方向を調整する吐出方向調整部と、を備えることを特徴とする。
また、前記吐出方向調整部は、前記吐出ノズルの前記吐出方向を上下に調整する吐出方向上下調整部と、前記吐出ノズルの前記吐出方向を左右に調整する吐出方向左右調整部とを有することが好ましい。
本発明の水洗便器では、供給される洗浄用水の水圧(流量)等に合わせて、吐出方向調整部により吐出ノズルを押圧することで、この吐出ノズルからの吐出方向を調整することができる。したがって、本発明では、供給される洗浄用水の水圧(流量)等に対応して、吐出ノズルからの洗浄用水の吐出方向を調整でき、ボウル部内に洗浄用水を旋回させて広く行き渡らせることができる。
本発明の第一実施形態の水洗便器の要部を示し、(a)は誘導流路の前端を含む面で切断した正断面図であり、(b)は(a)のA−A線を含む面で切断した平断面図である。 同上の水洗便器を示す分解斜視図である。 本発明の第二実施形態の水洗便器の要部を示し、(a)は誘導流路の前端を含む面で切断した正断面図であり、(b)は(a)のB−B線を含む面で切断した平断面図である。
本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。本発明の第一実施形態の水洗便器1は、タンクを用いない水道直結式の水洗便器であり、例えば図2に示すような構造となっている。
水洗便器1は、便器本体10、支持フレーム11、便器付設装置12、トラップ部13、後部カバー14、側部カバー15、及び便座16と便蓋17とを備えた上部カバー18から主体が構成される。便器本体10は、支持フレーム11の前部に螺子等により固定されて、支持フレーム11に支持される。また、便器付設装置12は、支持フレーム11の後部に螺子等により固定されて、支持フレーム11に支持される。トラップ部13は、便器付設装置12の下方に配置される。便器付設装置12と支持フレーム11とトラップ部13とは、後部カバー14と側部カバー15と上部カバー18と便器本体10とによって隠蔽される。
便器本体10は、外郭となる平断面略C字状のスカート部8と、この内側の上部に配置されるボウル部2と、スカート部8の内側のボウル部2上に配置されるリム部9とが溶着一体化されて構成される。便器本体10は合成樹脂製となっている。ボウル部2の底部には、水溜め部20と、後方のトラップ部13に連通接続される排出用筒部(図示せず)とを備える。トラップ部13は、トラップケースと、この内側でモータにより後端が上下回動するトラップ(図示せず)とを備える。このトラップの前端に、ボウル部2の排出用筒部が連通接続される。
便器付設装置12は、ボウル部2内に洗浄水を吐出するための吐出ノズル4と、上水道(図示せず)にタンクを介さずに直接接続されて吐出ノズル4に給水を行う給水管40と、吐出ノズル4の吐水の制御を行う制御部(図示せず)とを備える。吐出ノズル4は、非変形性の一直線状の円筒体で形成されている。便器付設装置12は、さらに局部洗浄用の温水洗浄装置、乾燥装置、及び脱臭装置等を備える。これらの温水洗浄装置、乾燥装置及び脱臭装置は、リム部9の後部に設けた開口部90を通して、それぞれ局部洗浄、局部乾燥、脱臭を行う。
続いて、図1(a)及び図1(b)を参照して、ボウル部2とリム部9と吐出ノズル4についてさらに詳しく説明する。
リム部9は、図1(a)に示すように、ボウル部2の上端開口縁部全周にわたって内側に向かって延びた上板部91と、この先端(内端)から下方に向かって延びた側板部92と、その先端(下端)から外側に向かって延びた下板部93とから構成される。
ボウル部2の上端部には、上下に延びた外周壁部21と、この下端から内側に向かって延びた底壁部22とを備える。底壁部22の上面23は、ボウル部2の内側に向けてわずかに下り勾配がついた構造となっている。この外周壁部21と底壁部22とリム部9の下板部93とで囲まれて内方に開口した開口溝部24が、ボウル部2の上端部に略全周に亘って形成されている。本実施形態においては、ボウル部2の側方の後側の上部において、開口溝部24の始端部25の内側に開口溝部24の終端部26が重なったような構造となっている。
詳しくは、外周壁部21は、平面視で円環状をなしているが、ボウル部2の側方の後部においては、図1(b)に示すように、外側に一旦折れ曲がった後、前方に折れ曲がった平面視略L字状をなしている。
この外側に折れ曲がった変曲箇所から平断面円弧状に補助誘導壁6が形成されており、この補助誘導壁6は、変曲箇所の手前(後側)の外周壁部21に連続している。この補助誘導壁6は、ボウル部2の側方の後側の上部において、ボウル部2の内面から上方に突出させて設けている。
ボウル部2の側方の後側の内面の上端部(つまり平面視略L字状の外周壁部21の内側面とこれに連続する底壁部22の上面23)と、この平面視略L字状の外周壁部21の内側に沿うように位置する補助誘導壁6の外側面60とで囲んで、誘導流路5が形成されている。誘導流路5は、吐出ノズル4から吐出された洗浄用水を誘導してボウル部2内に周方向に流れる旋回流を発生させるためのものである。
この平面視略L字状の外周壁部21のうち、外側に延びた後部壁210に、ノズル挿入用孔3を前後方向に貫通させて設けている。ノズル挿入用孔3には、吐出ノズル4が後方から挿通され、誘導流路5内に吐出ノズル4が収められる。つまり、吐出ノズル4は、ボウル部2の側方の後側の内面の上端部(平面視略L字状の外周壁部21の内側面とこれに連続する底壁部22の上面23)と補助誘導壁6とで挟まれて、誘導流路5内に収められる。
誘導流路5内には、この吐出ノズル4を支持するための支持部7が、誘導流路5の前端よりも後方にずれた位置に設けられている。支持部7と後述する吐出方向調整部100は、吐出ノズル4を、その軸方向である吐出方向が所定の方向に向くように保持する。ここでいう所定の方向とは、ボウル部2内に効率良く旋回流を発生させる方向を意味する。また、吐出ノズル4から吐出された洗浄用水は、その流れの方向が誘導流路5によって誘導可能となっている。
本実施形態では、支持部7は、図1(a)に示すように、吐出ノズル4の先端部(前端部)を上方から支持する上支持部70と、下方から支持する下支持部71と、右方から支持する右側支持部72と、左方から支持する左側支持部73と、で構成されている。上支持部70及び下支持部71は、吐出ノズル4の先端部の前後方向の略同じ位置を挟持している。また、右側支持部72及び左側支持部73は、吐出ノズル4の先端部の前後方向の略同じ位置を挟持している。吐出ノズル4の先端部は、この4つの支持部70,71,72,73で支持されることで、軸方向(つまりは、吐出方向)が所定の方向に仮固定される。
上支持部70は、リム部9の下板部93の下面から下方に突出させて形成されている。そして、上支持部70の突出先端面(下端面)のうち吐出ノズル4に接触する箇所は、吐出ノズル4の外周面と同じ曲率の円弧状となっている。これにより、上支持部70は、密着性が高い状態で吐出ノズル4を支持できる。
下支持部71は、ボウル部2の上端部の底壁部22の上面23から上方に突出させて形成されている。そして、下支持部71の突出先端面(上端面)のうち吐出ノズル4に接触する箇所は、吐出ノズル4の外周面と同じ曲率の円弧状となっている。これにより、下支持部71は、密着性が高い状態で吐出ノズル4を支持できる。
右側支持部72は、平面視略L字状の外周壁部21のうち、前方に延びた側部壁211の内側面から内側(左側)に突出させて形成されている。そして、右側支持部72の突出先端面(左端面)のうち吐出ノズル4に接触する箇所は、吐出ノズル4の外周面と同じ曲率の円弧状となっている。これにより、右側支持部72は、密着性が高い状態で吐出ノズル4を支持できる。
左側支持部73は、補助誘導壁6の外側面60から外側(右側)に突出させて形成されている。そして、左側支持部73の突出先端面(右端面)のうち吐出ノズル4に接触する箇所は、吐出ノズル4の外周面と同じ曲率の円弧状となっている。これにより、左側支持部73は、密着性が高い状態で吐出ノズル4を支持できる。
なお、本実施形態では、上支持部70及び下支持部71と、右側支持部72及び左側支持部73とは、前後方向にずらして配置している。これにより吐出ノズル4を後方から差し込む際に、上支持部70及び下支持部71による上下移動の規制と右側支持部72及び左側支持部73による左右移動の規制のタイミングをずらすことができ、差し込みやすくなっている。
吐出ノズル4は、この4つの支持部70,71,72,73で挟持された状態で、先端の吐出口41の周囲に、この吐出口41の向き、つまり、吐出ノズル4の吐出方向を調整するための調整用隙間が形成される。つまり、吐出ノズル4は挟持された状態で、吐出口41とリム部9の下板部93との間、吐出口41とボウル部2の上端部の底壁部22の上面23との間、吐出口41と側部壁211の内側面との間、及び吐出口41と補助誘導壁6の外側面60との間に調整用隙間ができる。
本実施形態の水洗便器1は、この調整用隙間において吐出口41の向き、つまり、吐出ノズル4の吐出方向を微調整するための吐出方向調整部100を備えている。
吐出方向調整部100は、吐出ノズル4のうち、支持部7で支持された箇所から前後方向にずれた箇所を押圧することによって、吐出ノズル4の吐出方向を調整する。吐出方向調整部100は、吐出ノズル4を押圧する量を自在に調整可能である。
本実施形態では、吐出方向調整部100は、吐出ノズル4の吐出方向を上下に調整する吐出方向上下調整部と、吐出ノズル4の吐出方向を左右に調整する吐出方向左右調整部と、を有する。吐出方向上下調整部は、図1(a)及び図1(b)に示すように、下向き調整用螺子100aと上向き調整用螺子100bである。吐出方向左右調整部は、右向き調整用螺子100cと左向き調整用螺子100dである。これらの向き調整用螺子100a,100b,100c,100dは、軸部に螺旋上のねじ溝を備える。向き調整用螺子100a,100b,100c,100dは、頭部を工具により回転させることで、吐出ノズル4の先端部を押圧する量を自在に調整可能である。
下向き調整用螺子100aは、吐出ノズル4の先端の吐出口41の向き(吐出方向)を下側に傾けるためのものである。本実施形態では、下向き調整用螺子100aは、吐出ノズル4のうち上支持部70及び下支持部71よりも前側の箇所の上方に、リム部9の上板部91と下板部93とを貫通させて設けられる。リム部9の上板部91と下板部93とには、下向き調整用螺子100aの軸部を任意の位置で保持する保持孔101が設けられている。この下向き調整用螺子100aを螺子締めすることによって、吐出ノズル4を上支持部70及び下支持部71との接点を支点として、吐出口41を下側に傾かせることができる。ここで下側に傾かせる量は、下向き調整用螺子100aの螺子締めの量によって調整可能である。
また、上向き調整用螺子100bは、吐出ノズル4の先端の吐出口41の向き(吐出方向)を上側に傾けるためのものである。本実施形態では、上向き調整用螺子100bは、吐出ノズル4のうち上支持部70及び下支持部71よりも後側の箇所の上方に、リム部9の上板部91と下板部93とを貫通させて設けられる。リム部9の上板部91と下板部93とには、上向き調整用螺子100bの軸部を任意の位置で保持する保持孔101が設けられている。この上向き調整用螺子100bを螺子締めすることによって、吐出ノズル4を上支持部70及び下支持部71との接点を支点として、吐出口41を上側に傾かせることができる。ここで上側に傾かせる量は、上向き調整用螺子100bの螺子締めの量によって調整可能である。
また、右向き調整用螺子100cは、吐出ノズル4の先端の吐出口41の向き(吐出方向)を右側に傾けるためのものである。本実施形態では、右向き調整用螺子100cは、吐出ノズル4のうち右側支持部72及び左側支持部73よりも後側の箇所の右方に、平面視略L字状の外周壁部21のうち前方に延びた側部壁211と、スカート部8の側壁部80とを貫通させて設けられる。側部壁211と側壁部80には、右向き調整用螺子100cの軸部を任意の位置で保持する保持孔101が設けられる。この右向き調整用螺子100cを螺子締めすることによって、吐出ノズル4を右側支持部72及び左側支持部73との接点を支点として、吐出口41を右側に傾かせることができる。ここで右側に傾かせる量は、右向き調整用螺子100cの螺子締めの量によって調整可能である。
左向き調整用螺子100dは、吐出ノズル4の先端の吐出口41の向き(吐出方向)を左側に傾けるためのものである。本実施形態では、左向き調整用螺子100dは、吐出ノズル4のうち右側支持部72及び左側支持部73よりも前側の箇所の右方に、平面視略L字状の外周壁部21のうち前方に延びた側部壁211と、スカート部8の側壁部80とを貫通させて設けられる。側部壁211と側壁部80には、左向き調整用螺子100dの軸部を任意の位置で保持する保持孔101が設けられる。この左向き調整用螺子100dを螺子締めすることによって、吐出ノズル4を右側支持部72及び左側支持部73との接点を支点として、吐出口41を左側に傾かせることができる。ここで左側に傾かせる量は、左向き調整用螺子100dの螺子締めの量によって調整可能である。
上述した4つの向き調整用螺子100a,100b,100c,100dをそれぞれ螺子締めの量を調整することによって、吐出ノズル4の先端の吐出口41の向き(吐出方向)を、支持部7によって挟持された所定の向きから上下左右に微調整することができる。
上述した構成の本実施形態の水洗便器1では、吐出ノズル4の先端部を支持部7で挟持することで、この吐出ノズル4の先端の吐出口41を、予め設定した所定の向きへと向けることができる。そして、本実施形態の水洗便器1では、吐出方向調整部100を備えるため、地域や配管構成等による吐出ノズル4から吐出される水圧(流量)のバラツキ等に合わせて、吐出口41の向き(吐出方向)を上下左右に微調整できる。そのため、吐出ノズル4から吐出される水圧(流量)等に対応して、吐出ノズル4の吐出方向を、ボウル部2内に旋回流を効率良く起こすことのできる方向等へ向けることができる。これにより、洗浄用水をボウル部2の略全周に亘って開口溝部24内を流すことができる。開口溝部24を流れる洗浄用水は、一部水溜め部20に向けて周方向に旋回しながら流れて、ボウル部2内に周方向に流れる旋回流を発生させることができる。したがって、本実施形態の水洗便器1では、ボウル部2の内面を広く洗浄することができる。
また、このように吐出ノズル4の吐出方向を調整することで、洗浄用水がボウル部2の内面に衝突して異音が発生したり、飛び散ったりすることも抑制できる。
また、本実施形態の水洗便器1では、吐出ノズル4の吐出方向を、微調整してボウル部2内に旋回流を効率良く起こすことのできる方向へ向けたうえで、さらに、この吐出ノズル4から吐出された洗浄用水を、誘導流路5によって誘導することができる。これによっても、ボウル部2内に旋回流を効率良く起こすことができる。
また、本実施形態の水洗便器1では、吐出方向調整部100は、調整するための操作部(螺子の頭部)が、リム部9の上方や、スカート部8の外側に露出している。そのため、本実施形態の水洗便器1では、吐出方向調整部100の操作が簡単に行えるものとなっている。
なお、例えば、経年の使用によって吐出ノズル4の吐出方向がずれた場合などに、吐出方向調整部100を調整するにあたって、ボウル部2の内側で調整を行わずともよく、この調整が行いやすい。
上述した第一実施形態の水洗便器1では、吐出ノズル4の吐出口41の向き(吐出方向)を左右方向に調整する向き調整用螺子100c,100dを2つとも吐出ノズル4の右側に設けたが、これに限定されない。図3(a)及び図3(b)には、この吐出口41の向きを左右方向に調整する向き調整用螺子100c,100dのうち、一方を吐出ノズル4の右側に配置し、他方を吐出ノズル4の左側に配置した第二実施形態の水洗便器1が示されている。なお、第一実施形態の水洗便器1と同様の構成については図中に同じ符号を付けている。第二実施形態の水洗便器1の上向き調整用螺子100a、下向き調整用螺子100b、及び右向き調整用螺子100cは、第一実施形態と同様の構成であるので説明を省略する。
第二実施形態では、左向き調整用螺子100dは、吐出ノズル4のうち右側支持部72及び左側支持部73よりも後側の箇所の左方に、補助誘導壁6を貫通させて設けられている。補助誘導壁6には、左向き調整用螺子100dの軸部を任意の位置で保持する保持孔101が設けられている。この左向き調整用螺子100dを螺子締めすることによって、吐出ノズル4を右側支持部72及び左側支持部73との接点を支点として、吐出口41を左側に傾かせることができる。ここで左側に傾かせる量は、左向き調整用螺子100dの螺子締めの量によって調整可能である。
上述した構成の第二実施形態の水洗便器1においても、4つの向き調整用螺子100a〜dをそれぞれ螺子締めの量を調整することによって、吐出ノズル4の先端の吐出口41の向きを、支持部7によって挟持された所定の向きから上下左右に微調整することができる。
これにより、吐出ノズル4から吐出される水圧(流量)のバラツキ等に対応して、吐出ノズル4の先端の吐出口41の向きを調整して、吐出ノズル4の吐出方向を、ボウル部2内に旋回流を効率良く起こすことのできる向き等へと向けることができる。
なお、上述した第一及び第二実施形態の水洗便器1では、吐出ノズル4をノズル挿入用孔3に挿入する際の挿入量を調整することによって、この吐出ノズル4の吐出口41の前後位置を調整することができる。例えば、吐出ノズル4の先端部が支持部7に挟持される範囲で、吐出口41を極力後側に位置させることで、誘導流路5による洗浄用水の誘導を長く行うことができ、旋回流を効率良く発生させる方向へと洗浄用水を誘導することができる。
また、上述した第一及び第二実施形態の水洗便器1では、吐出ノズル4の先端部を支持部7である4つの支持部70,71,72,73で挟持したが、これらは、全てが必要なものではない。支持部7と吐出方向調整部100とで、吐出ノズル4を所定の方向に向くように挟持できれば、一部はなくてもよい。また吐出方向調整部100も、4つの向き調整用螺子100a〜d全てが必要ではなく、支持部7と吐出方向調整部100とで、吐出ノズル4を所定の方向に向くように挟持できれば、一部はなくてもよい。
以上まとめると、第一及び第二実施形態の水洗便器1は、吐出ノズル4からボウル部2の内面に沿って周方向に洗浄用水を流す水洗便器1である。この水洗便器1は、吐出ノズル4を支持する支持部7と、吐出ノズル4のうち支持部7によって支持される箇所からずれた箇所を押圧して吐出ノズル4からの吐出方向を調整する吐出方向調整部100と、を備える。
このような構成とすることで、第一及び第二実施形態の水洗便器1では、吐出ノズル4を支持部7で支持して、この吐出ノズル4からの吐出方向を、ボウル部2の内面に旋回流を効率良く発生させる方向等に向けることができる。そして、吐出方向調整部100によって吐出ノズル4のうち支持部7によって支持された箇所からずれた箇所を押圧することによって、吐出ノズル4から吐出される水圧や水量に合わせて、吐出ノズル4からの吐出方向を微調整することができる。また、異音の発生状況や、洗浄用水の飛び散り状況に応じて、吐出ノズル4からの吐出方向を微調整することができる。したがって、第一及び第二実施形態の水洗便器1では、供給される洗浄用水の水圧(流量)等に対応して、洗浄用水の吐出方向を調整でき、ボウル部2内に洗浄用水を旋回させて広く行き渡らせることや、異音を抑えることや、飛び散りを抑えることができる。
上述の水洗便器1は例えば以下のようにして設置可能である。すなわち、まず、予め設定された位置に吐出ノズル4を配置した状態で洗浄用水を吐出させ、そのときの洗浄用水の旋回状況や、異音の発生状況や、洗浄用水の飛び散り状況を観察する。次いで、これらの状況に応じて、吐出方向調整部100を調整して吐出ノズル4からの吐出方向を微調整する。以上のようにすることで、ボウル部2内に洗浄用水を旋回させて広く行き渡らせることや、異音を抑えることや、飛び散りを抑えることができる水洗便器1の設置が可能となる。
また、第一及び第二実施形態の水洗便器1では、吐出方向調整部100は、吐出ノズル4の吐出方向を上下に調整する吐出方向上下調整部と、吐出ノズル4の吐出方向を左右に調整する吐出方向左右調整部とを有する。
このような構成とすることで、第一及び第二実施形態の水洗便器1では、支持部7によって支持された吐出ノズル4の吐出方向を、上下左右に自在に微調整できる。これにより、吐出ノズル4の吐出方向を、供給される洗浄用水の水圧(流量)等に対応した最適な方向に調整することができる。
なお、上述した第一及び第二実施形態では、吐出方向調整部100として螺子を用いた例を示したが、他の手段で支持部7で支持された吐出ノズル4の吐出方向を微調整するようにしてもよい。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 水洗便器
2 ボウル部
4 吐出ノズル
7 支持部
100 吐出方向調整部
100a,100b 吐出方向上下調整部
100c,100d 吐出方向左右調整部

Claims (2)

  1. 吐出ノズルからボウル部の内面に沿って周方向に洗浄用水を流す水道直結式の水洗便器であって、
    前記吐出ノズルを支持する支持部と、
    前記吐出ノズルのうち前記支持部によって支持される箇所からずれた箇所を押圧して前記吐出ノズルからの吐出方向を調整する吐出方向調整部と、を備えることを特徴とする水洗便器。
  2. 前記吐出方向調整部は、前記吐出ノズルの前記吐出方向を上下に調整する吐出方向上下調整部と、前記吐出ノズルの前記吐出方向を左右に調整する吐出方向左右調整部とを有することを特徴とする請求項1に記載の水洗便器。
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