JP2014019052A - 記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014019052A JP2014019052A JP2012159416A JP2012159416A JP2014019052A JP 2014019052 A JP2014019052 A JP 2014019052A JP 2012159416 A JP2012159416 A JP 2012159416A JP 2012159416 A JP2012159416 A JP 2012159416A JP 2014019052 A JP2014019052 A JP 2014019052A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- abnormality
- recording
- unit
- control
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】自身に接続されたデバイスとの間に生じた異常に対して迅速に対処できる記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラムを得ることを目的とする。
【解決手段】記録媒体に記録するプリンター11であって、ホストコンピューター12、及び、ホストコンピューター12に制御されるカスタマーディスプレー13が接続され、ホストコンピューター12からカスタマーディスプレー13へ出力される信号を中継するRS232Cコネクター33と、電源投入時に、カスタマーディスプレー13とRS232Cコネクター33との間の異常の有無を判定する異常判定部27aと、異常判定部27aにより異常が有りと判定された場合、当該異常の解消を試みる異常解消部27bと、を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】記録媒体に記録するプリンター11であって、ホストコンピューター12、及び、ホストコンピューター12に制御されるカスタマーディスプレー13が接続され、ホストコンピューター12からカスタマーディスプレー13へ出力される信号を中継するRS232Cコネクター33と、電源投入時に、カスタマーディスプレー13とRS232Cコネクター33との間の異常の有無を判定する異常判定部27aと、異常判定部27aにより異常が有りと判定された場合、当該異常の解消を試みる異常解消部27bと、を備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、記録媒体に記録する記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、レシートなどの記録媒体に画像を印刷する記録装置(プリンター)、記録装置に接続されて、記録装置を制御する制御装置(パーソナルコンピューター(PC))、及び制御装置に制御されるディスプレー等のデバイスを備えるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記のシステムを稼働する際、制御装置とデバイスとの間に異常が生じている場合に、制御装置の起動を待たず、できるだけ迅速に異常に対処したいというニーズがある。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、接続されたデバイスとの間に生じた異常に対して迅速に対処できる記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラムを得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に記録する記録装置であって、制御装置、及び、前記制御装置に制御されるデバイスが接続され、前記制御装置から前記デバイスへ出力される信号を中継するインターフェイスと、電源投入時に、前記デバイスと前記インターフェイスとの間の異常の有無を判定する異常判定部と、前記異常判定部により異常が有りと判定された場合、当該異常の解消を試みる異常解消部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電源投入時、制御装置の起動の完了に関係なく、自身のインターフェイスとデバイスとの間の異常を判定して異常の解消を試みることが可能となり、インターフェイスとデバイスとの間の異常に対して、迅速に対処できる。
本発明によれば、電源投入時、制御装置の起動の完了に関係なく、自身のインターフェイスとデバイスとの間の異常を判定して異常の解消を試みることが可能となり、インターフェイスとデバイスとの間の異常に対して、迅速に対処できる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記異常判定部により異常が有りと判定された場合、その旨を報知する報知部をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、異常が発生していることを、記録装置のユーザーにいち早く知らせることができる。
本発明によれば、異常が発生していることを、記録装置のユーザーにいち早く知らせることができる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記異常解消部による異常の解消が失敗した場合、前記制御装置にその旨を通知する異常通知部をさらに備える。
本発明によれば、制御装置からも、記録装置のユーザーに、異常の発生を報知することが可能になる。また、制御装置からデバイスへ、無駄に制御コマンドを送信することがなくなる。
本発明によれば、制御装置からも、記録装置のユーザーに、異常の発生を報知することが可能になる。また、制御装置からデバイスへ、無駄に制御コマンドを送信することがなくなる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記異常解消部は、前記異常判定部により異常が有りと判定された場合、前記デバイスの初期化を試みることにより、当該異常の解消を試みることを特徴とする。
本発明によれば、デバイスの初期化で異常を解消できるような場合には、迅速に異常を解消できる。
本発明によれば、デバイスの初期化で異常を解消できるような場合には、迅速に異常を解消できる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記インターフェイスは、前記制御装置からの信号が前記記録装置を制御する信号か前記デバイスを制御する信号かを判断し、前記デバイスを制御する信号であると判断すると、前記デバイスとの通信規格に準拠する信号に変換し、前記デバイスに出力することを特徴とする。
本発明によれば、デバイスを制御する信号を、必要なときのみにインターフェイスからデバイスに出力でき、かつ、デバイスとインターフェイスとの間の通信規格と、制御装置とインターフェイスとの間の通信規格とが異なる場合にも、制御装置が出力する信号に応じて、デバイスを適切に制御できる。
本発明によれば、デバイスを制御する信号を、必要なときのみにインターフェイスからデバイスに出力でき、かつ、デバイスとインターフェイスとの間の通信規格と、制御装置とインターフェイスとの間の通信規格とが異なる場合にも、制御装置が出力する信号に応じて、デバイスを適切に制御できる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記制御装置は、POS端末であり、前記デバイスは、顧客に向けて各種情報の表示を行うカスタマーディスプレーであることを特徴とする。
本発明によれば、制御装置及びデバイスが、広く普及しているPOS端末及びカスタマーディスプレーであるので、これらを利用する多くのユーザーに対し、自身のインターフェイスとカスタマーディスプレーとの間の異常に迅速に対応できる装置として提供できる。
本発明によれば、制御装置及びデバイスが、広く普及しているPOS端末及びカスタマーディスプレーであるので、これらを利用する多くのユーザーに対し、自身のインターフェイスとカスタマーディスプレーとの間の異常に迅速に対応できる装置として提供できる。
また、本発明は、記録媒体に記録する記録装置と、この記録装置を制御する制御装置と、この制御装置に制御されるデバイスとを備える記録システムであって、前記記録装置は、前記制御装置、及び、前記デバイスが接続され、前記制御装置から前記デバイスへ出力される信号を中継するインターフェイスと、電源投入時に、前記デバイスと前記インターフェイスとの間の異常の有無を判定する異常判定部と、前記異常判定部により異常が有りと判定された場合、当該異常の解消を試みる異常解消部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電源投入時、制御装置の起動の完了に関係なく、自身のインターフェイスとデバイスとの間の異常を判定して異常の解消を試みることが可能となり、インターフェイスとデバイスとの間の異常に対して、迅速に対処できる。
本発明によれば、電源投入時、制御装置の起動の完了に関係なく、自身のインターフェイスとデバイスとの間の異常を判定して異常の解消を試みることが可能となり、インターフェイスとデバイスとの間の異常に対して、迅速に対処できる。
また、本発明は、制御装置、及び、前記制御装置に制御されるデバイスが接続され、前記制御装置から前記デバイスへ出力される信号を中継するインターフェイスを備え、記録媒体に記録する記録装置の制御方法であって、電源投入時に、前記デバイスと前記インターフェイスとの間の異常の有無を判定し、異常が有りと判定した場合、当該異常の解消を試みることを特徴とする。
本発明によれば、電源投入時、制御装置の起動の完了に関係なく、自身のインターフェイスとデバイスとの間の異常を判定して異常の解消を試みることが可能となり、インターフェイスとデバイスとの間の異常に対して、迅速に対処できる。
本発明によれば、電源投入時、制御装置の起動の完了に関係なく、自身のインターフェイスとデバイスとの間の異常を判定して異常の解消を試みることが可能となり、インターフェイスとデバイスとの間の異常に対して、迅速に対処できる。
また、本発明は、制御装置、及び、前記制御装置に制御されるデバイスが接続され、前記制御装置から前記デバイスへ出力される信号を中継するインターフェイスを備え、記録媒体に記録する記録装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部を、電源投入時に、前記デバイスと前記インターフェイスとの間の異常の有無を判定する異常判定部と、前記異常判定部により異常が有りと判定された場合、当該異常の解消を試みる異常解消部と、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、電源投入時、制御装置の起動の完了に関係なく、自身のインターフェイスとデバイスとの間の異常を判定して異常の解消を試みることが可能となり、インターフェイスとデバイスとの間の異常に対して、迅速に対処できる。
本発明によれば、電源投入時、制御装置の起動の完了に関係なく、自身のインターフェイスとデバイスとの間の異常を判定して異常の解消を試みることが可能となり、インターフェイスとデバイスとの間の異常に対して、迅速に対処できる。
本発明の記録装置によれば、インターフェイスとデバイスとの間の異常に対して、迅速に対処できる。
以下、本実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係るプリンター(記録装置)11を含む記録システム1を模式的に示す図である。
この図1に示すように、記録システム1は、例えば、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗のレジに設置されるいわゆるPOSシステムであり、顧客が購入した商品に応じた会計をする機能、及び、顧客の代金の支払いに応じてレシートを発行する機能、及び顧客が購入する商品の会計情報を、顧客にリアルタイムで提供する機能を有している。
記録システム1は、大別して、レシートの記録処理を行うプリンター11と、プリンター11に通信可能に接続されたPOS端末であるホストコンピューター(制御装置)12と、プリンター11を介してホストコンピューター12に通信可能に接続されて、ホストコンピューター12に制御下におかれ、顧客に向けて各種情報の表示を行うカスタマーディスプレー13(デバイス)とを備え、各構成には、商用電源15から電力が供給される。
図1は本実施形態に係るプリンター(記録装置)11を含む記録システム1を模式的に示す図である。
この図1に示すように、記録システム1は、例えば、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗のレジに設置されるいわゆるPOSシステムであり、顧客が購入した商品に応じた会計をする機能、及び、顧客の代金の支払いに応じてレシートを発行する機能、及び顧客が購入する商品の会計情報を、顧客にリアルタイムで提供する機能を有している。
記録システム1は、大別して、レシートの記録処理を行うプリンター11と、プリンター11に通信可能に接続されたPOS端末であるホストコンピューター(制御装置)12と、プリンター11を介してホストコンピューター12に通信可能に接続されて、ホストコンピューター12に制御下におかれ、顧客に向けて各種情報の表示を行うカスタマーディスプレー13(デバイス)とを備え、各構成には、商用電源15から電力が供給される。
ホストコンピューター12は、顧客による会計ごとに、プリンター11を制御して、各会計に係るレシートをプリンター11に発行させる。また、ホストコンピューター12には、顧客の購入商品に記録されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダー14が接続されている。
プリンター11は、ホストコンピューター12の制御に従って、ロール状に巻かれた記録媒体である感熱ロール紙(不図示)を、搬送機構28a(図2参照)により搬送しつつ、この感熱ロール紙の記録面にサーマルヘッド28b(図2参照)によって熱を与えることにより文字や画像を記録し、切断機構28c(図2参照)により所定の位置で感熱ロール紙を切断することによってレシートやクーポンを発行するサーマルプリンターである。
カスタマーディスプレー13は、例えば、液晶パネル(不図示)などを備えている。
プリンター11は、ホストコンピューター12の制御に従って、ロール状に巻かれた記録媒体である感熱ロール紙(不図示)を、搬送機構28a(図2参照)により搬送しつつ、この感熱ロール紙の記録面にサーマルヘッド28b(図2参照)によって熱を与えることにより文字や画像を記録し、切断機構28c(図2参照)により所定の位置で感熱ロール紙を切断することによってレシートやクーポンを発行するサーマルプリンターである。
カスタマーディスプレー13は、例えば、液晶パネル(不図示)などを備えている。
図2は記録システム1の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ホストコンピューター12は、ホスト制御部16と、入力部17と、表示部18と、記憶部19と、インターフェイス部(I/F部)20と、を備えている。
ホスト制御部16は、ホストコンピューター12を中枢的に制御するものであり、各種プログラムを実行するCPU、CPUにより実行される基本制御プログラム等を記憶するROM、CPUが実行するプログラムや処理対象のデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成するRAM、その他周辺回路等を備えている。ホスト制御部16は、プリンタードライバー実行部21と、デバイスドライバー実行部22と、POSアプリケーション実行部23と、を備えているが、これらについては後述する。
入力部17は、ユーザーに操作される売上登録キー等の各種キーを備えたキーボード17aに接続され、キーボード17aに対する操作を検出し、ホスト制御部16に出力する。表示部18は、液晶パネル等の表示パネル(不図示)を備え、ホスト制御部16の制御の下、各種情報を表示パネルに表示する。
インターフェイス部(I/F部)20は、ホスト制御部16の制御の下、プリンター11との間で、USB規格に準拠した通信を行う。記憶部19は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリー等により構成され、各種データを書き換え可能に記憶する。記憶部19には、プリンタードライバー実行部21、デバイスドライバー実行部22、及びPOSアプリケーション実行部23の機能を実現するプログラムが格納されている。
図2に示すように、ホストコンピューター12は、ホスト制御部16と、入力部17と、表示部18と、記憶部19と、インターフェイス部(I/F部)20と、を備えている。
ホスト制御部16は、ホストコンピューター12を中枢的に制御するものであり、各種プログラムを実行するCPU、CPUにより実行される基本制御プログラム等を記憶するROM、CPUが実行するプログラムや処理対象のデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成するRAM、その他周辺回路等を備えている。ホスト制御部16は、プリンタードライバー実行部21と、デバイスドライバー実行部22と、POSアプリケーション実行部23と、を備えているが、これらについては後述する。
入力部17は、ユーザーに操作される売上登録キー等の各種キーを備えたキーボード17aに接続され、キーボード17aに対する操作を検出し、ホスト制御部16に出力する。表示部18は、液晶パネル等の表示パネル(不図示)を備え、ホスト制御部16の制御の下、各種情報を表示パネルに表示する。
インターフェイス部(I/F部)20は、ホスト制御部16の制御の下、プリンター11との間で、USB規格に準拠した通信を行う。記憶部19は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリー等により構成され、各種データを書き換え可能に記憶する。記憶部19には、プリンタードライバー実行部21、デバイスドライバー実行部22、及びPOSアプリケーション実行部23の機能を実現するプログラムが格納されている。
また、プリンター11は、プリンター本体24と、インターフェイス基板であるユニバーサルインターフェイスボード(インターフェイス)25と、を備えている。以下、ユニバーサルインターフェイスボード25をUIB25とする。
プリンター本体24は、制御部27と、記録機構部28と、入力部29と、出力部30と、を備えている。
制御部27は、プリンター本体24の各部を中枢的に制御するものであり、CPUと、ROM、RAM及びEEPROM等の不揮発性メモリーと、プリンター側記憶部27Aと、その他の周辺回路と、を備えている。プリンター側記憶部27Aには、ファームウェア(プログラム)がロード可能に記憶されており、制御部27は、ファームウェアの機能により、プリンター本体24の各部やUIB25を制御する。
制御部27は、異常判定部27a、異常解消部27b、異常通知部27c、及び、報知部27dを有している。これらの機能は、CPUがファームウェアを実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
記録機構部28は、上述したように、感熱ロール紙を搬送する搬送機構28aや、感熱ロール紙の記録面に文字や画像を記録するサーマルヘッド28b、及び感熱ロール紙を切断する切断機構28c等を備え、これらが、制御部27の制御の下に動作してレシートを発行する。
また、プリンター本体24の入力部29は、ユーザーに操作されるプリンター本体24の設定キーに接続され、設定キーに対する操作を検出し、制御部27に出力する。また、プリンター本体24の出力部30は、例えば、プリンター本体24の現在の設定や記録状況を表示する液晶ディスプレー(不図示)や点灯/消灯により各種情報を報知するLED(Light Emitting Diode)31などに接続され、制御部27の制御の下、これらを駆動する。
プリンター本体24は、制御部27と、記録機構部28と、入力部29と、出力部30と、を備えている。
制御部27は、プリンター本体24の各部を中枢的に制御するものであり、CPUと、ROM、RAM及びEEPROM等の不揮発性メモリーと、プリンター側記憶部27Aと、その他の周辺回路と、を備えている。プリンター側記憶部27Aには、ファームウェア(プログラム)がロード可能に記憶されており、制御部27は、ファームウェアの機能により、プリンター本体24の各部やUIB25を制御する。
制御部27は、異常判定部27a、異常解消部27b、異常通知部27c、及び、報知部27dを有している。これらの機能は、CPUがファームウェアを実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
記録機構部28は、上述したように、感熱ロール紙を搬送する搬送機構28aや、感熱ロール紙の記録面に文字や画像を記録するサーマルヘッド28b、及び感熱ロール紙を切断する切断機構28c等を備え、これらが、制御部27の制御の下に動作してレシートを発行する。
また、プリンター本体24の入力部29は、ユーザーに操作されるプリンター本体24の設定キーに接続され、設定キーに対する操作を検出し、制御部27に出力する。また、プリンター本体24の出力部30は、例えば、プリンター本体24の現在の設定や記録状況を表示する液晶ディスプレー(不図示)や点灯/消灯により各種情報を報知するLED(Light Emitting Diode)31などに接続され、制御部27の制御の下、これらを駆動する。
UIB25は、ホストコンピューター12に接続されるUSBコネクター32と、カスタマーディスプレー13が接続されるRS232Cコネクター33と、UIB25を中枢的に制御するUIB制御部34と、を備えている。USBコネクター32には、ホストコンピューター12から、カスタマーディスプレー13を制御するための表示制御信号X1と、プリンター11を制御するためのプリンター制御信号Pのいずれかの制御信号が入力される。
UIB制御部34は、CPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピューターとして構成されており、USBコネクター32から入力された制御信号が、表示制御信号X1かプリンター制御信号Pかを判断する。UIB制御部34は、入力された制御信号が、表示制御信号X1であると判断すると、この表示制御信号X1を、RS232C規格に準拠する表示制御信号X2に変換し、RS232Cコネクター33を介してカスタマーディスプレー13に出力する。また、UIB制御部34は、入力された制御信号がプリンター制御信号Pであると判断すると、プリンター本体24に出力する。
また、カスタマーディスプレー13は、表示制御信号X2を受信すると、表示制御信号X2に基づいた内容を表示する。また、カスタマーディスプレー13は、UIB25に対して信号を送信可能になっている。
UIB制御部34は、CPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピューターとして構成されており、USBコネクター32から入力された制御信号が、表示制御信号X1かプリンター制御信号Pかを判断する。UIB制御部34は、入力された制御信号が、表示制御信号X1であると判断すると、この表示制御信号X1を、RS232C規格に準拠する表示制御信号X2に変換し、RS232Cコネクター33を介してカスタマーディスプレー13に出力する。また、UIB制御部34は、入力された制御信号がプリンター制御信号Pであると判断すると、プリンター本体24に出力する。
また、カスタマーディスプレー13は、表示制御信号X2を受信すると、表示制御信号X2に基づいた内容を表示する。また、カスタマーディスプレー13は、UIB25に対して信号を送信可能になっている。
次いで、プリンタードライバー実行部21、デバイスドライバー実行部22、及びPOSアプリケーション実行部23の説明を通して、1つのレシートを発行する際の記録システム1の基本的な動作について説明する。
POSアプリケーション実行部23は、ホストコンピューター12の記憶部19に予めインストールされたPOSアプリケーションを実行することにより、例えば、会計ごとに、レシートに記録する記録情報、及びカスタマーディスプレー13に表示させる表示情報を、購入される商品に応じて取得する。なお、レシートに記録すべき記録情報やカスタマーディスプレー13に表示させる表示情報とは、例えば、購入される商品のカテゴリーや、単価、購入する商品の合計金額等である。
POSアプリケーション実行部23は、バーコードリーダー14によりバーコードに記録された商品コードが読み取られたり、キーボード17aにより商品コードが入力されたりすると、商品コードをキーとして、図示せぬサーバーの商品データベースにアクセスし、当該商品コードに対応する記録情報や表示情報を取得する。
POSアプリケーション実行部23は、ホストコンピューター12の記憶部19に予めインストールされたPOSアプリケーションを実行することにより、例えば、会計ごとに、レシートに記録する記録情報、及びカスタマーディスプレー13に表示させる表示情報を、購入される商品に応じて取得する。なお、レシートに記録すべき記録情報やカスタマーディスプレー13に表示させる表示情報とは、例えば、購入される商品のカテゴリーや、単価、購入する商品の合計金額等である。
POSアプリケーション実行部23は、バーコードリーダー14によりバーコードに記録された商品コードが読み取られたり、キーボード17aにより商品コードが入力されたりすると、商品コードをキーとして、図示せぬサーバーの商品データベースにアクセスし、当該商品コードに対応する記録情報や表示情報を取得する。
また、POSアプリケーション実行部23は、取得した記録情報に基づいてレシートに記録すべき画像に係る記録データを生成し、プリンタードライバー実行部21に出力する。さらに、POSアプリケーション実行部23は、取得した表示情報に基づいて、カスタマーディスプレー13に表示させる画像データを生成し、デバイスドライバー実行部22に出力する。
プリンタードライバー実行部21は、記憶部19に予めインストールされたプリンタードライバーを実行することにより、POSアプリケーション実行部23から入力された記録データに基づいて、プリンター11のコマンド仕様に対応した制御コマンドをプリンター制御信号Pとして生成し、プリンター11に出力する。プリンター制御信号Pには、搬送機構28aに感熱ロール紙を搬送させるコマンドや、サーマルヘッド28bを駆動させて画像を記録させるコマンド、また、感熱ロール紙に記録すべき画像の画像データ、切断機構28cに感熱ロール紙を切断させるコマンド等が含まれている。
プリンター制御信号Pが、UIB25を介して入力されたプリンター本体24では、制御部27が、ファームウェアの機能により、プリンター制御信号Pに従って、記録機構部28の各構成を制御して、レシートの発行に係る各種動作を実行する。
プリンタードライバー実行部21は、記憶部19に予めインストールされたプリンタードライバーを実行することにより、POSアプリケーション実行部23から入力された記録データに基づいて、プリンター11のコマンド仕様に対応した制御コマンドをプリンター制御信号Pとして生成し、プリンター11に出力する。プリンター制御信号Pには、搬送機構28aに感熱ロール紙を搬送させるコマンドや、サーマルヘッド28bを駆動させて画像を記録させるコマンド、また、感熱ロール紙に記録すべき画像の画像データ、切断機構28cに感熱ロール紙を切断させるコマンド等が含まれている。
プリンター制御信号Pが、UIB25を介して入力されたプリンター本体24では、制御部27が、ファームウェアの機能により、プリンター制御信号Pに従って、記録機構部28の各構成を制御して、レシートの発行に係る各種動作を実行する。
また、デバイスドライバー実行部22は、ホストコンピューター12の記憶部19に予めインストールされたデバイスドライバーを実行することにより、POSアプリケーション実行部23から入力された画像データに基づいて、カスタマーディスプレー13のコマンド仕様に応じた制御コマンドを表示制御信号X1として生成し、UIB25に出力する。
UIB25に入力された表示制御信号X1は、UIB制御部34によりRS232Cのインターフェイス用に信号変換され、カスタマーディスプレー13を制御するための表示制御信号X2としてRS232Cコネクター33を介してカスタマーディスプレー13に出力される。
カスタマーディスプレー13は、入力された表示制御信号X2に応じて、各種情報を表示させる。
UIB25に入力された表示制御信号X1は、UIB制御部34によりRS232Cのインターフェイス用に信号変換され、カスタマーディスプレー13を制御するための表示制御信号X2としてRS232Cコネクター33を介してカスタマーディスプレー13に出力される。
カスタマーディスプレー13は、入力された表示制御信号X2に応じて、各種情報を表示させる。
ところで、記録システム1を構成するプリンター11、及びカスタマーディスプレー13は、例えば、店舗のレジに設置されるが、電源投入時に、プリンター11とカスタマーディスプレー13との間に通信異常が生じる場合がある。例えば、熟知していない記録システム1のユーザーが、プリンター11とカスタマーディスプレー13とを接続するケーブルを抜いてしまったり、正常な方法で、プリンター11やカスタマーディスプレー13の電源をOFFにしなかったりすることで、電源投入時に、プリンター11とカスタマーディスプレー13との間の通信異常が生じる場合がある。
このような場合、従来は、カスタマーディスプレー13は、ホストコンピューター12の制御下で動作するデバイスであり、ホストコンピューター12の起動後、ホストコンピューター12が、カスタマーディスプレー13との間の通信異常を判定していた。ところが、ホストコンピューター12は、様々なプログラムがインストールされている等の要因により、電源投入後、起動が完了するまでに、プリンター11等の専用品と比較して、長時間を要する傾向がある。これに起因して、プリンター11とカスタマーディスプレー13との間に通信異常が発生している場合、そのことが検出されるまでに長時間を要する可能性がある、という課題がある。
以上を踏まえ、本実施形態では、プリンター11とカスタマーディスプレー13との間の通信異常を迅速に判定するために、以下のように動作させる構成とした。
このような場合、従来は、カスタマーディスプレー13は、ホストコンピューター12の制御下で動作するデバイスであり、ホストコンピューター12の起動後、ホストコンピューター12が、カスタマーディスプレー13との間の通信異常を判定していた。ところが、ホストコンピューター12は、様々なプログラムがインストールされている等の要因により、電源投入後、起動が完了するまでに、プリンター11等の専用品と比較して、長時間を要する傾向がある。これに起因して、プリンター11とカスタマーディスプレー13との間に通信異常が発生している場合、そのことが検出されるまでに長時間を要する可能性がある、という課題がある。
以上を踏まえ、本実施形態では、プリンター11とカスタマーディスプレー13との間の通信異常を迅速に判定するために、以下のように動作させる構成とした。
図3は本実施形態に係るプリンター11を含む記録システム1の電源投入時の動作を説明するステートチャート図である。
図3において、ユーザーは、システムを起動するのに、まず、プリンター本体24の商用電源15の入力スイッチを入れてプリンター本体24に電源を投入する(ステップS11)。また、プリンター本体24の電源が投入されると、UIB25にも、電源が自動的に投入される(ステップS12)。
また、ユーザーは、プリンター本体24に電源の投入に続けて、ホストコンピューター12の商用電源15、及び、カスタマーディスプレー13の入力スイッチを入れてホストコンピューター12、及び、カスタマーディスプレー13に電源を投入する。
図3において、ユーザーは、システムを起動するのに、まず、プリンター本体24の商用電源15の入力スイッチを入れてプリンター本体24に電源を投入する(ステップS11)。また、プリンター本体24の電源が投入されると、UIB25にも、電源が自動的に投入される(ステップS12)。
また、ユーザーは、プリンター本体24に電源の投入に続けて、ホストコンピューター12の商用電源15、及び、カスタマーディスプレー13の入力スイッチを入れてホストコンピューター12、及び、カスタマーディスプレー13に電源を投入する。
プリンター本体24及びUIB25のそれぞれは、電源が投入されると、初期化を行う(ステップS13及びステップS14)。同様に、ホストコンピューター12は、電源が投入されると初期化を行う(ステップS41)。
ホストコンピューター12は、プリンター本体24やUIB25に比べて、多くの機能を有しているため、ホストコンピューター12の初期化は、プリンター本体24の初期化やUIB25の初期化に比べて、非常に長い時間を要する。
このため、ホストコンピューター12の初期化完了の前に、少なくとも、以下に説明するステップS15〜ステップS27までの一連の動作が完了する。
ホストコンピューター12は、プリンター本体24やUIB25に比べて、多くの機能を有しているため、ホストコンピューター12の初期化は、プリンター本体24の初期化やUIB25の初期化に比べて、非常に長い時間を要する。
このため、ホストコンピューター12の初期化完了の前に、少なくとも、以下に説明するステップS15〜ステップS27までの一連の動作が完了する。
プリンター本体24の初期化が完了すると、制御部27を構成する異常判定部27aが、UIB25に、通信異常の有無をチェックさせるチェックコマンドを送信する(ステップS15)。UIB制御部34は、チェックコマンドを受信すると、図2にも示されるように、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間の通信状態を確認するためのチェック信号Y(図2参照)をカスタマーディスプレー13に送信する(ステップS16)。カスタマーディスプレー13は、チェック信号Yを受信した場合、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間の通信正常があることを示す応答信号Zを送信する(ステップS17)。なお、UIB25と、カスタマーディスプレー13との間に通信異常が発生している場合は、チェック信号Yが正常にカスタマーディスプレー13等に出力されない等の原因により、応答信号Zの信号が行われず、また、著しく遅延して行われることとなる。UIB制御部34は、応答信号Zの受信をプリンター本体24に通知する(ステップS18)。
異常判定部27aは、応答信号Zの受信を通知されると、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間の通信異常の有無を次のように判定する(ステップS19)。
即ち、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13とが正常に接続されている条件下で、異常判定部27aがチェックコマンドをUIB25に送信したとした場合に、チェックコマンドの送信後、応答信号Zの受信の通知を受けるまでの時間として許容される時間が、「判定待機時間」として予め設定されている。そして、異常判定部27aは、チェックコマンドをUIB25に送信した後、経過時間をカウントし、判定待機時間内に応答信号Zの受信の通知を受けると、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間に、通信異常が無いと判定する。一方、異常判定部27aは、判定待機時間内に応答信号Zの受信の通知を受けないと、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間に、通信異常が有ると判定する。異常判定部27aは、通信異常が有る場合には、エラー制御に移行し、通信異常が無いと判定すると、エラー制御を行わずにステップS29に移行する。
即ち、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13とが正常に接続されている条件下で、異常判定部27aがチェックコマンドをUIB25に送信したとした場合に、チェックコマンドの送信後、応答信号Zの受信の通知を受けるまでの時間として許容される時間が、「判定待機時間」として予め設定されている。そして、異常判定部27aは、チェックコマンドをUIB25に送信した後、経過時間をカウントし、判定待機時間内に応答信号Zの受信の通知を受けると、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間に、通信異常が無いと判定する。一方、異常判定部27aは、判定待機時間内に応答信号Zの受信の通知を受けないと、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間に、通信異常が有ると判定する。異常判定部27aは、通信異常が有る場合には、エラー制御に移行し、通信異常が無いと判定すると、エラー制御を行わずにステップS29に移行する。
以下、エラー制御について説明する。
エラー制御は、異常解消部27b、異常通知部27c、及び報知部27dにより行われる。
エラー制御では、報知部27dが、LED31を点灯させ(ステップS20)、通信異常の発生をユーザーに報知する。また、異常解消部27bは、UIB25に対し、カスタマーディスプレー13の初期化の実行を指示する通信異常解除コマンドを送信する(ステップS21)。
UIB制御部34は、通信異常解除コマンドを受信すると、カスタマーディスプレー13に初期化信号を送信し、カスタマーディスプレー13に初期化を行わせる(ステップS22)。UIB25と、カスタマーディスプレー13との間に物理的な通信障害(例えば、ケーブルの接続不良等)が起こっていない場合は、カスタマーディスプレー13を初期化することにより、通信異常が解消する場合も多いからである。これに伴い、カスタマーディスプレー13は、初期化を行う。
さらに、異常判定部27aは、カスタマーディスプレー13の初期化に要する時間が経過した後、UIB25に、通信異常の有無をチェックさせるチェックコマンドを送信する(ステップS221)。これに応じて、UIB制御部34は、チェック信号Yをカスタマーディスプレー13に送信する(ステップS23)。カスタマーディスプレー13の初期化により、通信異常が解消していれば、カスタマーディスプレー13からUIB25への応答信号Zの送信(ステップS24)、及び、UIB25からプリンター本体24への応答信号Zの受信の通知(ステップS25)が正常に行われる。
ステップS26において、異常判定部27aは、ステップS19で説明した手法と同様の手法によりRS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間の通信異常の有無を判定する。
エラー制御は、異常解消部27b、異常通知部27c、及び報知部27dにより行われる。
エラー制御では、報知部27dが、LED31を点灯させ(ステップS20)、通信異常の発生をユーザーに報知する。また、異常解消部27bは、UIB25に対し、カスタマーディスプレー13の初期化の実行を指示する通信異常解除コマンドを送信する(ステップS21)。
UIB制御部34は、通信異常解除コマンドを受信すると、カスタマーディスプレー13に初期化信号を送信し、カスタマーディスプレー13に初期化を行わせる(ステップS22)。UIB25と、カスタマーディスプレー13との間に物理的な通信障害(例えば、ケーブルの接続不良等)が起こっていない場合は、カスタマーディスプレー13を初期化することにより、通信異常が解消する場合も多いからである。これに伴い、カスタマーディスプレー13は、初期化を行う。
さらに、異常判定部27aは、カスタマーディスプレー13の初期化に要する時間が経過した後、UIB25に、通信異常の有無をチェックさせるチェックコマンドを送信する(ステップS221)。これに応じて、UIB制御部34は、チェック信号Yをカスタマーディスプレー13に送信する(ステップS23)。カスタマーディスプレー13の初期化により、通信異常が解消していれば、カスタマーディスプレー13からUIB25への応答信号Zの送信(ステップS24)、及び、UIB25からプリンター本体24への応答信号Zの受信の通知(ステップS25)が正常に行われる。
ステップS26において、異常判定部27aは、ステップS19で説明した手法と同様の手法によりRS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間の通信異常の有無を判定する。
ステップS26における判定の結果、通信異常が解消されていない場合は、異常通知部27cは、UIB制御部34に対して、エラー通知コマンドを送信する(ステップS27)。エラー通知コマンドは、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間に通信異常が発生していることをホストコンピューター12に通知させるためのコマンドである。
UIB制御部34では、図2にも示されるように、エラー通知コマンドを受信すると、通信異常の発生を知らせるエラーメッセージEを作成し、ホストコンピューター12に通知する(ステップS28)。
これに伴い、ホストコンピューター12は、プリンタードライバー及び/又はPOSアプリケーションの機能により、表示部18の表示パネルに、UIB25とカスタマーディスプレー13との間に通信異常が発生している旨を表示したり、音声によりその旨を出力する等したりして、その旨をユーザーに認識させる。ステップS20でのLED31の点滅で、エラーの発生を表示したが、表示パネルに表示可能な情報は多いため、エラーの内容をより分かりやすくユーザーに表示することが可能である。
UIB制御部34では、図2にも示されるように、エラー通知コマンドを受信すると、通信異常の発生を知らせるエラーメッセージEを作成し、ホストコンピューター12に通知する(ステップS28)。
これに伴い、ホストコンピューター12は、プリンタードライバー及び/又はPOSアプリケーションの機能により、表示部18の表示パネルに、UIB25とカスタマーディスプレー13との間に通信異常が発生している旨を表示したり、音声によりその旨を出力する等したりして、その旨をユーザーに認識させる。ステップS20でのLED31の点滅で、エラーの発生を表示したが、表示パネルに表示可能な情報は多いため、エラーの内容をより分かりやすくユーザーに表示することが可能である。
一方、ステップS26における判定の結果、通信異常が解消している場合、異常通知部27cは、報知部27dによるLED31を消灯させた後、ステップS29に移行する。
ステップS29では、制御部27は、UIB制御部34に、ホストコンピューター12とカスタマーディスプレー13との間の通信を許可する通信許可コマンドを送信し、UIB制御部34が、UIB25の各構成の通信設定を確立する。また、UIB制御部34は、通信許可コマンドを受信すると、ホストコンピューター12に、カスタマーディスプレー13との通信を許可したことを通知する許可信号Mを送信する(ステップS30)。
以降、ホストコンピューター12では、バーコードリーダー14により読み取られるバーコードやキーボード17aから入力される商品コードを有する商品に応じて、カスタマーディスプレー13の制御コマンドである表示制御信号X1を生成し、UIB25に送信する(ステップS31)。UIB制御部34は、入力された表示制御信号X1を表示制御信号X2に変換して、カスタマーディスプレー13に送信する(ステップS32)。カスタマーディスプレー13では、表示制御信号X2に応じた表示がなされる。
ステップS29では、制御部27は、UIB制御部34に、ホストコンピューター12とカスタマーディスプレー13との間の通信を許可する通信許可コマンドを送信し、UIB制御部34が、UIB25の各構成の通信設定を確立する。また、UIB制御部34は、通信許可コマンドを受信すると、ホストコンピューター12に、カスタマーディスプレー13との通信を許可したことを通知する許可信号Mを送信する(ステップS30)。
以降、ホストコンピューター12では、バーコードリーダー14により読み取られるバーコードやキーボード17aから入力される商品コードを有する商品に応じて、カスタマーディスプレー13の制御コマンドである表示制御信号X1を生成し、UIB25に送信する(ステップS31)。UIB制御部34は、入力された表示制御信号X1を表示制御信号X2に変換して、カスタマーディスプレー13に送信する(ステップS32)。カスタマーディスプレー13では、表示制御信号X2に応じた表示がなされる。
また、ホストコンピューター12は、プリンター11の制御コマンドであるプリンター制御信号Pを必要に応じて生成し、UIB25に送信する(ステップS33)。
UIB制御部34は、プリンター制御信号Pを受信すると、制御部27が読取り可能な信号に変換して、プリンター本体24に送信する(ステップS34)。制御部27は、プリンター制御信号Pに応じて、記録機構部28を制御し、会計ごとに、プリンター制御信号Pに応じた内容が記録されたレシートを発行する。
UIB制御部34は、プリンター制御信号Pを受信すると、制御部27が読取り可能な信号に変換して、プリンター本体24に送信する(ステップS34)。制御部27は、プリンター制御信号Pに応じて、記録機構部28を制御し、会計ごとに、プリンター制御信号Pに応じた内容が記録されたレシートを発行する。
以上説明したように、本実施形態では、電源投入時に、カスタマーディスプレー13とRS232Cコネクター33との間の異常の有無を判定する異常判定部27aと、異常判定部27aにより異常が有りと判定された場合、当該異常の解消を試みる異常解消部27bと、を備えている。
この構成によれば、電源投入時、ホストコンピューター12の起動の完了に関係なく、自身のインターフェイスであるRS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間の異常を判定して異常の解消を試みることが可能となり、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間の異常に対して、迅速に対処できる。
この構成によれば、電源投入時、ホストコンピューター12の起動の完了に関係なく、自身のインターフェイスであるRS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間の異常を判定して異常の解消を試みることが可能となり、RS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間の異常に対して、迅速に対処できる。
また、本実施形態では、異常判定部27aにより異常が有りと判定された場合、その旨を報知するLED31をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、異常が発生していることを、プリンター11のユーザー、言い換えれば、記録システム1のユーザーにいち早く知らせることができる。
この構成によれば、異常が発生していることを、プリンター11のユーザー、言い換えれば、記録システム1のユーザーにいち早く知らせることができる。
また、本実施形態では、異常解消部27bによる異常の解消が失敗した場合、UIB25を介してホストコンピューター12にその旨を通知する異常通知部27cをさらに備えている。
この構成によれば、ホストコンピューター12からも、プリンター11のユーザーに、異常の発生を報知することが可能になる。また、プリンター11からカスタマーディスプレー13へ、無駄に制御コマンドを送信することがなくなる。
この構成によれば、ホストコンピューター12からも、プリンター11のユーザーに、異常の発生を報知することが可能になる。また、プリンター11からカスタマーディスプレー13へ、無駄に制御コマンドを送信することがなくなる。
また、本実施形態では、異常解消部27bは、異常判定部27aにより異常が有りと判定された場合、カスタマーディスプレー13の初期化を試みることにより、当該異常の解消を試みる。
カスタマーディスプレー13の初期化で異常を解消できるような場合には、ユーザーが異常の発生の原因を探る時間を割くことなしに、カスタマーディスプレー13を利用可能になる。
カスタマーディスプレー13の初期化で異常を解消できるような場合には、ユーザーが異常の発生の原因を探る時間を割くことなしに、カスタマーディスプレー13を利用可能になる。
また、本実施形態では、UIB25は、ホストコンピューター12からの信号がプリンター11を制御する信号かカスタマーディスプレー13を制御する信号かを判断し、カスタマーディスプレー13を制御する信号であると判断すると、カスタマーディスプレー13との通信規格に準拠する信号に変換し、カスタマーディスプレー13に出力する。
本発明によれば、カスタマーディスプレー13を制御する信号を、必要なときのみにUIB25からカスタマーディスプレー13に出力でき、かつ、カスタマーディスプレー13とUIB25との間の通信規格と、ホストコンピューター12とUIB25との間の通信規格とが異なる場合にも、ホストコンピューター12が出力する信号に応じて、カスタマーディスプレー13を適切に制御できる。
本発明によれば、カスタマーディスプレー13を制御する信号を、必要なときのみにUIB25からカスタマーディスプレー13に出力でき、かつ、カスタマーディスプレー13とUIB25との間の通信規格と、ホストコンピューター12とUIB25との間の通信規格とが異なる場合にも、ホストコンピューター12が出力する信号に応じて、カスタマーディスプレー13を適切に制御できる。
また、本実施形態では、ホストコンピューター12は、POS端末であり、カスタマーディスプレー13が、POS端末により制御される。POSシステムのような記録システム1において、ホストコンピューター12がPOS端末であり、POS端末で制御されるデバイスがカスタマーディスプレー13である組み合わせは、広く普及しており、これらを利用する多くのユーザーに対し、自身のインターフェイスであるRS232Cコネクター33とカスタマーディスプレー13との間の異常に迅速に対応できる装置として提供できる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、デバイスはカスタマーディスプレー13であるものとして説明したが、カスタマーディスプレー13に限定されず、ホストコンピューター12の制御下に置かれるデバイスであれば、その形態は問わない。また、異常判定部27aと異常解消部27bは、プリンター本体24の制御部27に備えられるものとしたが、UIB制御部34に備えられるものでもよい。また、報知部はLED31であるものとしたが、LED31によらず、視覚的に異常を報知するディスプレーであったり、音声により異常を報知するスピーカーであったりしてもよい。
また、UIB25とホストコンピューター12とが、USB規格に準拠した通信を行い、UIB25とカスタマーディスプレー13が、RS232C規格に準拠した通信を行うものとして説明したが、UIB25、ホストコンピューター12、及びカスタマーディスプレー13の間の通信規格は、特に限定されず、いずれの通信規格であっても本発明を適用できる。
例えば、デバイスはカスタマーディスプレー13であるものとして説明したが、カスタマーディスプレー13に限定されず、ホストコンピューター12の制御下に置かれるデバイスであれば、その形態は問わない。また、異常判定部27aと異常解消部27bは、プリンター本体24の制御部27に備えられるものとしたが、UIB制御部34に備えられるものでもよい。また、報知部はLED31であるものとしたが、LED31によらず、視覚的に異常を報知するディスプレーであったり、音声により異常を報知するスピーカーであったりしてもよい。
また、UIB25とホストコンピューター12とが、USB規格に準拠した通信を行い、UIB25とカスタマーディスプレー13が、RS232C規格に準拠した通信を行うものとして説明したが、UIB25、ホストコンピューター12、及びカスタマーディスプレー13の間の通信規格は、特に限定されず、いずれの通信規格であっても本発明を適用できる。
1…記録システム、11…プリンター(記録装置)、12…ホストコンピューター(制御装置)、13…カスタマーディスプレー(デバイス)、25…UIB(インターフェイス)、27a…異常判定部、27b…異常解消部、27c…異常通知部、27d…報知部。
Claims (9)
- 記録媒体に記録する記録装置であって、
制御装置、及び、前記制御装置に制御されるデバイスが接続され、前記制御装置から前記デバイスへ出力される信号を中継するインターフェイスと、
電源投入時に、前記デバイスと前記インターフェイスとの間の異常の有無を判定する異常判定部と、
前記異常判定部により異常が有りと判定された場合、当該異常の解消を試みる異常解消部と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記異常判定部により異常が有りと判定された場合、その旨を報知する報知部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記異常解消部による異常の解消が失敗した場合、前記制御装置にその旨を通知する異常通知部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
- 前記異常解消部は、
前記異常判定部により異常が有りと判定された場合、前記デバイスの初期化を試みることにより、当該異常の解消を試みることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記録装置。 - 前記インターフェイスは、前記制御装置からの信号が前記記録装置を制御する信号か前記デバイスを制御する信号かを判断し、前記デバイスを制御する信号であると判断すると、前記デバイスとの通信規格に準拠する信号に変換し、前記デバイスに出力することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の記録装置。
- 前記制御装置は、POS端末であり、
前記デバイスは、顧客に向けて各種情報の表示を行うカスタマーディスプレーであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の記録装置。 - 記録媒体に記録する記録装置と、この記録装置を制御する制御装置と、この制御装置に制御されるデバイスとを備える記録システムであって、
前記記録装置は、
前記制御装置、及び、前記デバイスが接続され、前記制御装置から前記デバイスへ出力される信号を中継するインターフェイスと、
電源投入時に、前記デバイスと前記インターフェイスとの間の異常の有無を判定する異常判定部と、
前記異常判定部により異常が有りと判定された場合、当該異常の解消を試みる異常解消部と、
を備えることを特徴とする記録システム。 - 制御装置、及び、前記制御装置に制御されるデバイスが接続され、前記制御装置から前記デバイスへ出力される信号を中継するインターフェイスを備え、記録媒体に記録する記録装置の制御方法であって、
電源投入時に、前記デバイスと前記インターフェイスとの間の異常の有無を判定し、異常が有りと判定した場合、当該異常の解消を試みることを特徴とする記録装置の制御方法。 - 制御装置、及び、前記制御装置に制御されるデバイスが接続され、前記制御装置から前記デバイスへ出力される信号を中継するインターフェイスを備え、記録媒体に記録する記録装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
前記制御部を、
電源投入時に、前記デバイスと前記インターフェイスとの間の異常の有無を判定する異常判定部と、
前記異常判定部により異常が有りと判定された場合、当該異常の解消を試みる異常解消部と、として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012159416A JP2014019052A (ja) | 2012-07-18 | 2012-07-18 | 記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012159416A JP2014019052A (ja) | 2012-07-18 | 2012-07-18 | 記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014019052A true JP2014019052A (ja) | 2014-02-03 |
Family
ID=50194495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012159416A Pending JP2014019052A (ja) | 2012-07-18 | 2012-07-18 | 記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014019052A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110955795A (zh) * | 2019-11-26 | 2020-04-03 | 秒针信息技术有限公司 | 录音控制方法和装置 |
-
2012
- 2012-07-18 JP JP2012159416A patent/JP2014019052A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110955795A (zh) * | 2019-11-26 | 2020-04-03 | 秒针信息技术有限公司 | 录音控制方法和装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101716615B1 (ko) | 인쇄 제어 장치 및 인쇄 제어 방법 | |
US10521783B2 (en) | POS terminal, POS system, and control method of a POS terminal | |
US9805353B2 (en) | POS system and control method of a POS system | |
JP5728946B2 (ja) | 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム | |
US20160080227A1 (en) | Wireless Communication Configuration Method, Wireless Communication System, and Recording Device | |
US9058133B2 (en) | Control device, control method for a control device, and recording medium | |
JP2014019052A (ja) | 記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラム | |
JP2012003445A (ja) | 中継装置、装着ボードおよびこれらを備えたposシステム、並びに中継装置の制御方法およびプログラム | |
JP5377545B2 (ja) | 商品販売データ処理装置、商品販売データ処理システム及び画面制御プログラム | |
JP6446812B2 (ja) | Posシステム及びposシステムの制御方法 | |
JP6237110B2 (ja) | プリンター、印刷システム及びプリンターの制御方法 | |
JP2017156855A (ja) | レシート発行装置、制御方法、及びプログラム | |
JP6326924B2 (ja) | Posシステムおよびposシステムの制御方法 | |
JP2018049562A (ja) | 決済装置およびプログラム | |
JP2008140072A (ja) | 電子機器 | |
JP4910030B2 (ja) | 電子機器 | |
JP6003265B2 (ja) | 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム | |
US20240029045A1 (en) | Reading apparatus, transaction processing system, and method carried out by reading apparatus | |
JP2012048574A (ja) | 情報処理システム、情報処理装置、プリント装置およびプログラム | |
JP6171838B2 (ja) | プリンター、及び、印刷システム | |
JP2024014471A (ja) | 入力装置、取引処理システム及び情報処理プログラム | |
JP5924126B2 (ja) | 媒体処理装置、及び、posシステム | |
JP2020112980A (ja) | 商品販売データ処理装置、情報処理装置及びログ管理システム | |
JP2013257805A (ja) | 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム | |
JP2012043146A (ja) | 商品販売データ処理装置及びプログラム |