JP2014017590A - 電子回路及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子回路間で行われる同期通信におけるサンプリングエラーを低減する。
【解決手段】電子回路2は、他の電子回路3と同期するためのクロック信号のパルスのエッジタイミングで送信信号をサンプリングして他の電子回路3へ送信するサンプリング部51と、送信信号に対する応答信号を他の電子回路3から受信する受信部52と、応答信号の受信結果に応じて、サンプリング部51のサンプリングタイミングのトリガエッジにクロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれかを設定するトリガエッジ設定部54を備える。
【選択図】図2

Description

本明細書で論じられる実施態様は、電子回路間の同期通信に関する。
複数の電子回路の間で同期通信が行われる通信インタフェースの一例として、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)により標準化されるDigRF v4(Digital Radio Frequency version 4)が知られている。DigRF v4は、携帯電話などに使用されるベースバンドIC(Integrated Circuit)と無線周波数(Radio Frequency: RF) ICとの間の通信インタフェースである。
関連する技術として、デジタルベースバンド回路からループバック要求命令を受信するように構成された無線回路が知られている。無線回路は、ループバック要求命令の受信に応答して確認命令をデジタルベースバンド回路へ即時に返し、それによってデジタルベースバンド回路と無線回路との間の通信リンクのレイテンシに関するデジタルベースバンド回路における判定を容易にする。
また、逆相クロック信号を生成するインバータ回路と、受信データの変化点を検出する受信データ変化点検出回路を備える自動位相反転回路が知られている。自動位相反転回路は、受信データを読込む際の正相クロック信号位相の動作マージンを判定し所定の保護回路を介して判定結果を出力する正相側クロック信号判定回路を備える。自動位相反転回路は、受信データを読込む際の逆相クロック信号位相の動作マージンを判定し所定の保護回路を介して判定結果を出力する逆相側クロック信号判定回路を備える。自動位相反転回路は、クロック信号の選択信号を生成する選択信号生成回路と、選択信号の論理により正相或いは逆相のクロック信号を選択出力するクロック信号選択回路を備える。
特表2011−517183号公報 特開2002−232402号公報
電子回路間で行われる同期通信において、同期に使用されるクロック信号のエッジの位相と受信信号のエッジの位相との間に差が生じる場合がある。例えば、第1の電子回路から第2の電子回路への送信信号の遅延が、第1の電子回路でのクロック信号の位相に対する第2の電子回路でのクロック信号の位相の遅延と異なれば、受信信号とクロック信号のエッジの位相差が生じる。
例えば、DigRF v4において無線周波数ICからベースバンドICへクロック信号を送信すると、無線周波数ICにおけるクロック信号の位相はベースバンドICにおけるクロックの位相よりも遅れる。これに対し、ベースバンドICから無線周波数ICが受信する上りリンク信号の位相は、ベースバンドICでの位相より遅れる。
クロック信号のエッジの位相と受信信号のエッジの位相との間に差がある場合には、例えば以下の理由により、信号のサンプリングエラーが生じる恐れがある。
(1)電子回路間の信号遅延量は、個体、製造ロットや装置設計に依存して変化する。このため、クロック信号のエッジの位相と受信信号のエッジの位相の間の位相差もこれらの要因に依存する。このため、プラットフォーム設計時に受信信号のサンプリングタイミングが最適化されても、サンプリングタイミングと受信信号のエッジとが近接してサンプリングエラーが生じることがある。
(2)受信信号をサンプリングするセットアップ時間及びホールド時間にも、個体、製造ロットに依存する広狭がある。このため、セットアップ時間及びホールド時間に受信信号のエッジが生じてサンプリングエラーが生じることがある。
本明細書に開示される装置又は方法は、電子回路間で行われる同期通信におけるサンプリングエラーの低減を目的とする。
装置の一観点によれば、電子回路が与えられる。電子回路は、他の電子回路と同期するためのクロック信号のパルスのエッジタイミングで送信信号をサンプリングして他の電子回路へ送信するサンプリング部と、送信信号に対する応答信号を他の電子回路から受信する受信部と、応答信号の受信結果に応じて、サンプリング部のサンプリングタイミングのトリガエッジにクロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれかを設定するトリガエッジ設定部を備える。
方法の一観点によれば、通信方法が与えられる。通信方法は、他の電子回路と同期するためのクロック信号のパルスのエッジタイミングで送信信号をサンプリングして他の電子回路へ送信し、送信信号に対する応答信号を他の電子回路から受信し、応答信号の受信結果に応じて、送信信号のサンプリングタイミングのトリガエッジにクロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれかを設定する。
本明細書に開示される装置又は方法によれば、電子回路間で行われる同期通信におけるサンプリングエラーが低減する。
電子回路の第1実施例のハードウエア構成の説明図である。 ベースバンドICの第1実施例の機能構成図である。 トリガエッジの決定方法を模式的に示す図である。 (A)〜(E)は、トリガエッジに立ち上がりエッジを使用する場合の折り返し信号の説明図である。 (A)〜(E)は、トリガエッジに立ち下がりエッジを使用する場合の折り返し信号の説明図である。 トリガエッジの決定方法の第1例の説明図である。 IC間の信号シーケンスの第1例の説明図である。 トリガエッジの決定方法の変形例を模式的に示す図である。 電子回路の第2実施例のハードウエア構成の説明図である。 ベースバンドICの第2実施例の機能構成図である。 (A)及び(B)は、サンプリングエラーが発生しないサンプリングタイミング範囲の中心からの乖離量の判定方法の一例の説明図である。 トリガエッジの決定方法の第2例の説明図である。 IC間の信号シーケンスの第2例の説明図である。
<1.第1実施例>
<1.1.ハードウエア構成>
以下、添付する図面を参照して好ましい実施例について説明する。図1は、電子回路の第1実施例のハードウエア構成の説明図である。電子回路1は、移動無線通信のベースバンド信号を処理するベースバンドIC2と、無線周波数信号を処理する無線周波数IC3を備える。以下、DigRF v4により同期通信を行うベースバンドICと無線周波数ICの例示を用いて電子回路1の説明を行う。但し、本明細書に開示される装置及び方法は、回路モジュール間で同期通信が行われる電子回路であれば、他の方式の通信インタフェースを用いて回路モジュール間で通信が行われる電子回路でも適用可能である。なお、添付する図面及び以下の説明において、ベースバンド及び無線周波数をそれぞれ「BB」及び「RF」と表記することがある。
BBIC2は、インタフェース回路10と、信号処理回路11と、プロセッサ12と、メモリ13と、クロック発生回路14を備える。インタフェース回路10は、RFIC3との間のDigRF v4に従う通信のための信号処理を行う。このため、インタフェース回路10は、D型フリップフロップ20及び21、バッファ22、23及び24、インバータ25、並びに位相切替器26を備える。なお、以下の説明において、D型フリップフロップを「FF」と表記することがある。
FF20は、信号処理回路11から入力される上りリンクデータやRFIC3に対するコマンドをサンプリングして出力端子Qから出力する。FF20は、RFIC3から受信するクロック信号のエッジタイミングをサンプリングタイミングのトリガエッジとして使用する。FF20から出力された信号はバッファ22を介してRFIC3へ出力される。なお、FF20のD端子に入力される上りリンクデータやRFIC3に対するコマンドを、以下の説明及び添付する図面においてそれぞれ「上りリンクデータDU1」及び「DU1」と表記することがある。
RFIC3は、RFIC3へ送信されたコマンドに対する応答信号や下りリンクデータをBBIC2へ送信する。これら下りリンクデータや応答信号は、バッファ23を経由してFF21に入力される。FF21は、下りリンクデータや応答信号を、RFIC3から受信するクロック信号の立ち下がりエッジのタイミングでサンプリングし信号処理回路11に出力する。
バッファ24は、RFIC3からBBIC2へ送信されたクロック信号を受信する。このクロック信号は、クロック発生回路14及び位相切替器26へ入力される。なお、RFIC3とBBIC2との間の伝送遅延により、RFIC3内のクロック信号の位相とBBIC2内のクロックの位相との間には差がある。このため、以下の説明及び添付する図面において、RFIC3内のクロック信号を「CLK1」と表記し、BBIC2内のクロック信号を「CLK2」と表記することがある。
インバータ25は、FF21がクロック信号CLK2の立ち下がりエッジでサンプリングするように、クロック信号CLK2の位相を反転してFF21のクロック端子CKに入力する。RFIC3からBBIC2へ送信される信号とクロック信号の信号遅延はほぼ等しいか近い。RFIC3においてクロック信号の立ち上がりエッジで送信信号をサンプリングし、BBIC2においてクロック信号の立ち下がりエッジで受信信号をサンプリングすることによって、受信信号は信号変化点の中間付近でサンプリングされる。このため受信信号のサンプリングエラーが低減される。
位相切替器26は、プロセッサ12の指示に従ってクロック信号CLK2の位相を切り替え、クロック信号CLK2の同相信号及び逆相信号のいずれかをFF20のクロック端子CKに入力する。クロック信号CLK2の位相の切り替えによって、FF20のサンプリングタイミングのトリガエッジは、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの間で切り替えられる。
信号処理回路11は、インタフェース回路10を経由して送受信される上りリンクデータ及び下りリンクデータの信号処理を行う。また、信号処理回路11は、プロセッサ12の指示に従いRFIC3に対してコマンドを送信する。BBIC2からRFIC3へ送信するコマンドの中には、RFIC3からBBIC2へ応答信号を送信することを指示するコマンドが含まれていてよい。このようなコマンドは、例えば、BBIC2からRFIC3へ送信する信号をそのまま送り返すことを指示するループバックコマンドであってよい。ループバックコマンドの一例は、DigRF v4で用意されているICLC(Interface Control Logical Channel) (91h)コマンド(Turn Logic-Level Frame Loopback On)である。
RFIC3からBBIC2へ応答信号を送信することを指示するコマンドの他の例は、既知の応答信号を送信することを指示するPingコマンドであってよい。Pingコマンド及び既知の応答信号の一例は、DigRF v4で用意されているICLC (94h)コマンド(Ping Request)及びICLC (95h)コマンド(Ping Response)である。
また、BBIC2からRFIC3へ送信するコマンドの中には、ICLC (91h)及び(94h)コマンドを実行できる状態になるようにRFIC3を起動する起動コマンドが含まれていてもよい。
プロセッサ12は、BBIC2の動作制御や、以下に説明するFF20のサンプリングのトリガエッジの決定動作を行う。トリガエッジの決定動作については後述する。メモリ13には、プロセッサ12による信号処理のための制御プログラムやこのプログラムの実行中に使用されるデータが格納される。メモリ13は、コンピュータプログラムやデータを記憶するための、不揮発性記憶装置や、読み出し専用メモリ(ROM: Read Only Memory)などを含んでいてよい。またメモリ13には、プロセッサ12が現在実行中のプログラムや、このプログラムによって一時的に使用されるデータが記憶される。メモリ13は、ランダムアクセスメモリ(RAM: Random Access Memory)を含んでいてよい。クロック発生回路14は、クロック信号CLK2に基づいて信号処理回路11及びプロセッサ12の動作クロックを生成する。
RFIC3は、インタフェース回路30と、信号処理回路31と、プロセッサ32と、メモリ33と、バッファ34と、クロック発生回路35を備える。インタフェース回路30は、BBIC2との間のDigRF v4に従う通信のための信号処理を行う。このため、インタフェース回路30は、FF40及び41、バッファ42、43及び44を備える。
BBIC2から送信された上りリンクデータやコマンドは、バッファ42を経由してFF40に入力される。FF40は、これらの信号をクロック信号CLK1の立ち上がりエッジでサンプリングし信号処理回路31に出力する。なお、RFIC3に受信されFF40によるサンプリングされる前の上りリンクデータやコマンドを、以下の説明及び添付する図面においてそれぞれ「上りリンク信号DS」及び「DS」と表記することがある。また、FF40によるサンプリング後の上りリンクデータやコマンドを、以下の説明及び添付する図面においてそれぞれ「上りリンクデータDU2」及び「DU2」と表記することがある。
FF41は、信号処理回路31から入力される下りリンクデータやBBIC2から受信したコマンドに対する応答信号を、クロック信号CLK1の立ち上がりエッジでサンプリングして出力端子Qから出力する。FF41から出力された信号はバッファ42を介してBBIC2へ出力される。
信号処理回路31は、インタフェース回路30を経由して送受信される上りリンクデータ及び下りリンクデータの信号処理を行う。また、信号処理回路31は、BBIC2から送信されるコマンドに従う信号処理を実行する。たとえば、ループバックコマンドが受信された場合に、信号処理回路31は、BBIC2から送信された信号を下りリンクを介してBBIC2に送り返す。また、例えばPingコマンドが受信された場合に、信号処理回路31は、既知の応答信号を下りリンクを介してBBIC2に送り返す。
プロセッサ32は、RFIC3の動作制御を行う。メモリ33には、プロセッサ32による信号処理のための制御プログラムやこのプログラムの実行中に使用されるデータが格納される。メモリ33は、コンピュータプログラムやデータを記憶するための、不揮発性記憶装置や、読み出し専用メモリなどを含んでいてよい。またメモリ33には、プロセッサ32が現在実行中のプログラムや、このプログラムによって一時的に使用されるデータが記憶される。メモリ33は、ランダムアクセスメモリを含んでいてよい。
クロック発生回路35は、バッファ34を介して受信された参照クロック信号に基づいて信号処理回路31及びプロセッサ32の動作クロックを生成する。バッファ34を経由した参照クロック信号は、クロック信号CLK1としてFF40及び41のサンプリングに使用される。またバッファ34を経由した参照クロック信号は、インタフェース回路30バッファ43を介してBBIC2へ送信され、クロック信号CLK2として使用される。
なお、図1に示すハードウエア構成は実施例の説明のための例示にすぎない。以下に記載される動作を実行するものであれば、本明細書に記載される電子回路は、他のどのようなハードウエア構成を採用してもよい。図9に示すハードウエア構成についても同様である。
<1.2.機能構成>
続いて、上記ハードウエア構成によって実現される機能について説明する。図2は、BBIC2の第1実施例の機能構成図である。なお、図2の機能構成図は、BBIC2について本明細書において以下に説明される機能に関係する構成を中心に示している。BBIC2は、図示の構成要素以外の他の構成要素を含んでいてよい。図10の機能構成図についても同様である。
BBIC2は、コマンド出力部50と、送信データサンプリング部51と、受信部52と、照合部53と、トリガエッジ決定部54を備える。コマンド出力部50は、RFIC3を起動する起動コマンドを送信データサンプリング部51へ出力する。
また、コマンド出力部50は、RFIC3に対するコマンドとして、BBIC2へ応答信号を送信することを指示するコマンドを送信データサンプリング部51へ出力する。このコマンドは前述のICLC(91h)コマンドであってよい。コマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドに続けて所定のパターン信号を格納するフレームを送信データサンプリング部51へ出力する。
送信データサンプリング部51は、コマンド出力部50が出力するコマンド、フレーム及び上りリンクデータをサンプリングしてRFIC3へ送信する。このとき、送信データサンプリング部51は、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのうちトリガエッジ決定部54により指定されたいずれか一方を、サンプリングタイミングのトリガエッジとして使用する。
受信部52は、下りリンクデータをRFIC3から受信する。また受信部52は、ICLC(91h)コマンドの後にBBIC2が送信したフレームをRFIC3がそのまま送り返した折り返し信号を受信する。照合部53は、折り返し信号に含まれる信号と送信したフレームに含まれるパターン信号とを照合する。
トリガエッジ決定部54は、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのうち、サンプリングタイミングのトリガエッジとして使用するエッジを、送信データサンプリング部51に対して指定する。トリガエッジ決定部54は、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの各々をトリガエッジとして使用した際の照合部53の照合結果に基づいて、トリガエッジとして使用するエッジを決定する。
なお、コマンド出力部50の上記動作は、図1に示す信号処理回路11及びプロセッサ12の協働によって実行される。また、送信データサンプリング部51の上記動作は、FF20と位相切替器26によって実行される。受信部52の上記動作はFF21によって実行される。照合部53とトリガエッジ決定部54の上記動作はプロセッサ12によって実行される。
<1.3.動作>
続いて、BBIC2の動作について説明する。電子回路1に電源が投入され、BBIC2とRFIC3との間で所定の起動シーケンスを開始する前に、BBIC2は、ICLCコマンドを実行できる状態になるようにRFIC3を起動する起動コマンドを送信する。その後、BBIC2は送信データサンプリング部51のサンプリングのトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれにするかを決定する。
図3は、トリガエッジの決定方法の例を模式的に示す図である。BBIC2のコマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドの送信後に所定パターン「10101…」を含んだフレーム60をRFIC3に送信する。ICLC(91h)コマンドを受信したRFIC3の信号処理回路31は、その後に受信したフレーム60と同じ折り返し信号61をBBIC2へ送信する。照合部53は折り返し信号61とフレーム60に各々含まれるパターン信号「10101…」を照合する。BBIC2は、ICLC(91h)コマンド及びフレーム60の送信並びにパターン信号の照合を、立ち上がりエッジをトリガエッジとして使用する場合と立ち下がりエッジをトリガエッジとして使用する場合のそれぞれにおいて実行する。
図4の(A)〜図4の(E)及び図5の(A)〜図5の(E)を参照して、送信データサンプリング部51のサンプリングの相違による折り返し信号の変化について説明する。トリガエッジに立ち上がりエッジを使用する場合における、クロック信号CLK1、CLK2、上りリンクデータDU1、上りリンク信号DS及び上りリンクデータDU2のタイムチャートを、それぞれ図4の(A)〜図4の(E)に示す。
時刻t1、t4、t7、t10及びt13は、それぞれBBIC2におけるクロック信号CLK2の立ち上がりエッジのエッジタイミングを示す。時刻t3、t6、t9、t12及びt15は、RFIC3におけるクロック信号CLK1の立ち上がりエッジのエッジタイミングを示す。クロック信号CLK2は、クロック信号CLK1よりも期間dだけ遅れている。
期間p1、p3、p5、p7及びp9は、それぞれフレーム60に格納される所定パターン「10101」の第1、第2、第3、第4及び第5ビットが送信データサンプリング部51に入力される期間を示す。所定パターンの第1、第2、第3、第4及び第5ビットは、それぞれクロック信号CLK2の立ち上がりエッジタイミングt1、t4、t7、t10及びt13でサンプリングされ、RFIC3へ送信される。
RFIC3で受信された上りリンク信号DSにおいて、所定パターンの第1、第2、第3、第4及び第5ビットに対応する信号変化は、時刻t2、t5、t8、t11及びt14で発生する。これらの時刻で変化した信号の値は、それぞれクロック信号CLK1の立ち上がりエッジタイミングt3、t6、t9、t12及びt15でサンプリングされる。
ここで、RFIC3での上りリンク信号DSのサンプリングのためのセットアップ時間及びホールド時間を考慮する。矩形71、72、73、74、75は、それぞれサンプリングタイミングt3、t6、t9、t12及びt15におけるセットアップ時間及びホールド時間を示す。図示の例では、送信データサンプリング部51のサンプリングタイミングにクロック信号CLK2の立ち上がりエッジを使用すると、セットアップ時間及びホールド時間内に上りリンク信号DSの信号変化が生じる。このため、サンプリングエラーが生じやすくなる。
期間p2、p4、p6、p8及びp10は、それぞれサンプリングタイミングt3、t6、t9、t12及びt15でサンプリングされた所定パターンの出力期間を示す。本例では、時刻t4でサンプリングされる信号「0」が「1」として検出されるエラーが生じ、受信パターンが「11101」に変化している。
次に、トリガエッジに立ち下がりエッジを使用する場合における、クロック信号CLK1、CLK2、上りリンクデータDU1、上りリンク信号DS及び上りリンクデータDU2のタイムチャートを、それぞれ図5の(A)〜図5の(E)に示す。
図示の例では、立ち下がりエッジを使用すると、上りリンク信号DSの信号変化点t2、t5、t8、t11及びt14が、サンプリングタイミングt3、t6、t9、t12及びt15から離れる。この結果、セットアップ時間及びホールド時間71、72、73、74及び75において上りリンク信号DSの信号変化が発生しなくなり、サンプリングエラーが生じにくくなる。
BBIC2のトリガエッジ決定部54は、立ち上がりエッジをトリガエッジとして使用した場合にパターン信号が一致し、立ち下がりエッジをトリガエッジとして使用した場合にパターン信号が一致しない場合に、トリガエッジを立ち上がりエッジに決定する。トリガエッジ決定部54は、立ち下がりエッジをトリガエッジとして使用した場合にパターン信号が一致し、立ち上がりエッジをトリガエッジとして使用した場合にパターン信号が一致しない場合に、トリガエッジを立ち下がりエッジに決定する。
立ち上がりエッジを使用する場合と立ち下がりエッジを使用する場合の両方でパターン信号が一致する場合には、トリガエッジ決定部54は、トリガエッジをこれらのエッジのいずれかに決定する。立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれか一方が、優先的に使用されるエッジとして予め定められていてもよい。立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを使用する場合の各々でフレーム送信と照合を複数回行い、パターンがより多く一致したエッジをトリガエッジとして選択してもよい。
図6は、トリガエッジの決定方法の第1例の説明図である。図6を参照して説明する一連の動作は複数の手順を含む方法と解釈してもよい。この場合に「オペレーション」を「ステップ」と読み替えてもよい。図7、図12及び図13に示す動作も同様である。
オペレーションAAにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジに設定する。オペレーションABにおいてコマンド出力部50は、起動コマンドをRFIC3へ送信する。
オペレーションACにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち下がりエッジに設定する。オペレーションADにおいてコマンド出力部50は、起動コマンドをRFIC3へ送信する。立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジをトリガエッジに使用したそれぞれの場合で起動コマンドが送信されることによって、いずれのエッジを使用した場合にサンプリングエラーが生じるかが不明でも、より確実にRFIC3を起動することができる。
オペレーションAEにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジに設定する。オペレーションAFにおいてコマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドをRFIC3へ送信する。コマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドに続けて所定パターンを含むフレームをRFIC3へ送信する。
オペレーションAGにおいて受信部52は、RFIC3から送信される折り返し信号を受信する。オペレーションAHにおいて照合部53は、折り返し信号に含まれるパターンとフレームに含まれるパターンとを照合する。
オペレーションAIにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち下がりエッジに設定する。オペレーションAJ〜ALの動作は、オペレーションAF〜AHの動作と同様である。オペレーションAMにおいてトリガエッジ決定部54は、オペレーションAH及びALでの照合部53の照合結果に基づいて、トリガエッジとして使用するエッジを決定する。オペレーションANにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、オペレーションAMで決定したエッジに設定する。
図7は、IC間の信号シーケンスの第1例の説明図である。オペレーションBAにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジに設定する。オペレーションBBにおいて、コマンド出力部50は、起動コマンドをRFIC3へ送信する。
オペレーションBCにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち下がりエッジに設定する。オペレーションBDにおいてコマンド出力部50は、起動コマンドをRFIC3へ送信する。オペレーションBB及びBDで送信された起動コマンドの少なくとも何れか一方により、オペレーションBEにおいてRFIC3が起動し、ICLCコマンドを実行可能な状態になる。
オペレーションBFにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジに設定する。オペレーションBGにおいてコマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドと所定パターンを含むフレームをRFIC3へ送信する。オペレーションBHにおいてRFIC3は、受信したフレームをそのまま折り返し信号として送信する。オペレーションBIにおいて、照合部53は、フレームと折り返し信号に含まれるパターンを照合する。
オペレーションBJにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち下がりエッジに設定する。オペレーションBKにおいてコマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドと所定パターンを含むフレームをRFIC3へ送信する。オペレーションBLにおいてRFIC3は、受信したフレームをそのまま折り返し信号として送信する。オペレーションBMにおいて、照合部53は、フレームと折り返し信号に含まれるパターンを照合する。
オペレーションBNにおいてトリガエッジ決定部54は、オペレーションBI及びBMでの照合部53の照合結果に基づいてトリガエッジとして使用するエッジを決定する。オペレーションBOにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、オペレーションBNで決定したエッジに設定する。オペレーションBPにおいてコマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドによる折り返し信号の送信を停止させるICLC(93h)コマンドをRFIC3へ送信する。
<1.4.効果>
送信側回路のサンプリングのトリガエッジを、クロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの間で切り替えることで、受信側回路におけるサンプリング時刻と受信信号のエッジ発生時刻との間隔に起因するサンプリングエラーを低減することができる。
また、本実施例によれば、トリガエッジの決定に使用されるICLCコマンドを実行できるようにRFIC3を起動する起動コマンドを、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジをそれぞれトリガエッジに使用して送信する。このため、トリガエッジの決定前の状態、すなわち、いずれのエッジを使用した場合にサンプリングエラーが生じるかが不明な状態において、より確実にRFIC3を起動することができる。
<1.5.変形例>
トリガエッジの決定の際にRFIC3からBBIC2へ応答信号を送信することを指示するコマンドは、Pingコマンドであってもよい。図8は、トリガエッジの決定方法の変形例を模式的に示す図である。BBIC2のコマンド出力部50は、ICLC(94h)コマンド62をRFIC3に送信する。ICLC(94h)コマンドを受信したRFIC3の信号処理回路31は、既知の応答信号であるICLC (95h)コマンドをBBIC2へ送信する。照合部53は受信したICLC (95h)コマンドの信号パターンと、予めBBIC2のメモリ13に記憶されたICLC (95h)コマンドの信号パターンを照合する。トリガエッジ決定部54は、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの各々をトリガエッジとして使用した際の照合部53の照合結果に基づいて、トリガエッジとして使用するエッジを決定する。以下の第2実施例においても同様にPingコマンドを使用してよい。
<2.第2実施例>
<2.1.ハードウエア構成>
続いて、電子回路1の他の実施例について説明する。本実施例では、BBIC2は、FF20によるサンプリングタイミングを段階的に変化させながらRFIC3への信号を複数回送信することによりエラーが生じるサンプリングタイミングの変化量を検出する。BBIC2は、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのうち、サンプリングエラーに対するマージンが大きい方をトリガエッジとして使用する。この結果、BBIC2とRFIC3との間の伝送遅延の変動により強いエッジを選択することができる。
図9は、電子回路1の第2実施例のハードウエア構成の説明図である。電子回路1は、スイッチ回路80と、可変負荷回路81を備える。スイッチ回路80は、RFIC3からBBIC2へのクロック信号の伝送経路を、可変負荷回路81が有する負荷容量を経由する経路と可変負荷回路81をバイパスする経路との間で切り替える。プロセッサ12は、スイッチ回路80による負荷容量の挿入の有無、及び挿入される可変負荷回路81の負荷容量を制御する。
<2.2.機能構成>
図10は、BBIC2の第2実施例の機能構成図である。BBIC2は負荷制御部55を備える。負荷制御部55は、スイッチ回路80による負荷容量の挿入の有無、及び挿入される可変負荷回路81の負荷容量を制御する。クロック信号CLK2は負荷容量の挿入量に応じて遅延するため、これに応じて送信データサンプリング部51のサンプリングタイミングが遅延する。
トリガエッジ決定部54は、トリガエッジをクロック信号CLK2の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジに設定し、それぞれの場合でクロック信号の伝送経路に挿入される可変負荷回路81の負荷容量を段階的に変化させる。例えば、トリガエッジ決定部54は、可変負荷回路81の負荷容量を予め定めた複数の負荷容量の設定値に設定することにより負荷容量を変化させる。
コマンド出力部50は、トリガエッジ決定部54によって設定された異なる複数の負荷容量が挿入されたそれぞれの状態において、ICLC(91h)コマンドと所定パターンを含むフレームをRFIC3へ送信する。照合部53は、それぞれの状態において、RFIC3から送信される折り返し信号に含まれるパターンとフレームに含まれるパターンとを照合する。
トリガエッジ決定部54は、負荷容量を挿入しない状態でサンプリングエラーが生じたら、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのうち、サンプリングエラーが生じないエッジをトリガエッジとして選択する。
いずれのエッジでもサンプリングエラーが生じない場合にトリガエッジ決定部54は、FF40におけるサンプリングエラーが生じる負荷容量の変動範囲と、サンプリングエラーが生じない負荷容量の変動範囲を検出する。トリガエッジ決定部54は、これらの負荷容量の変動範囲に基づいて、負荷容量が挿入されない状態のサンプリングタイミングが、サンプリングエラーが発生しない範囲の中心から離れる乖離量を判定する。
図11の(A)及び図11の(B)を参照して、サンプリングエラーが発生しないサンプリングタイミング範囲の中心からの乖離量の判定方法の一例を説明する。図11の(A)及び図11の(B)は、それぞれクロック信号CLK2の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジをそれぞれ使用した場合における、サンプリングエラーが発生する負荷容量の変動範囲とサンプリングエラーが発生しない負荷容量の変動範囲を示す。
トリガエッジ決定部54は、クロック信号CLK2の1サイクル分のサンプリングタイミングの遅延を生じさせる負荷容量に相当する変化幅ΔCrを算出する。変化幅ΔCrは、サンプリングエラーが生じる1個の連続した変動幅全体と、サンプリングエラーが生じない1個の連続した変動幅全体との合計により決定できる。
トリガエッジ決定部54は、負荷容量が挿入されない状態とサンプリングエラーの発生が始まる負荷容量との間の負荷の変化幅ΔC1及びΔC3を算出する。また、サンプリングエラーの発生が止まる負荷容量と変化幅ΔCrとの差ΔC2及びΔC4を算出する。トリガエッジ決定部54は、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを使用した場合のサンプリングタイミングが、サンプリングエラーが発生しない範囲の中心から離れる乖離量Cu及びCdを、それぞれ次式によって計算する。
Cu=|ΔC1−(ΔC1+ΔC2)/2|
Cd=|ΔC3−(ΔC3+ΔC4)/2|
図11の(A)及び図11の(B)の例の場合、立ち上がりエッジを使用した場合の乖離量Cuの方が、立ち下がりエッジを使用した場合の乖離量Cdよりも小さくなる。したがって、トリガエッジ決定部54は、トリガエッジを立ち下がりエッジに設定する。
このように、サンプリングエラーが生じないタイミングの範囲の中心からの乖離量がより少ないエッジをトリガエッジに使用することによって、サンプリングエラーに対するマージンがよりエッジをトリガエッジとして使用することができる。なお、負荷制御部55の上記動作はプロセッサ12によって実行される。
<2.3.動作>
図12は、トリガエッジの決定方法の第2例の説明図である。オペレーションCA〜CDの動作は、図6のオペレーションAA〜ADと同様である。オペレーションCEにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジに設定する。
オペレーションCFにおいて負荷制御部55は、可変負荷回路81をバイパスする経路へクロック信号の伝送経路の経路を切り替え、クロック信号の伝送経路への負荷容量の挿入を停止する。オペレーションCGにおいて、コマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドをRFIC3へ送信する。コマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドに続けて所定パターンを含むフレームをRFIC3へ送信する。
オペレーションCHにおいて受信部52は、RFIC3からの折り返し信号を受信する。オペレーションCIにおいて照合部53は、フレームと折り返し信号に含まれるパターンを照合する。
オペレーションCJにおいてトリガエッジ決定部54は、予定した全設定値の負荷が挿入した状態の各々で、ICLC(91h)コマンド及びフレームの送信と、フレーム及び折り返し信号に含まれるパターンの照合とが実行されたか否かを判断する。オペレーションCJの判断が肯定ならば動作はオペレーションCLへ進む。オペレーションCJの判断が否定ならば動作はオペレーションCKへ進む。オペレーションCKにおいて、負荷制御部55は、クロック信号の伝送経路へ挿入する負荷容量を増やし、予定して全設定値のいずれかに負荷容量を設定する。その後に動作はオペレーションCGへ進む。
オペレーションCLにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち下りエッジに設定する。オペレーションCM〜CRの動作は、オペレーションCF〜CKと同様である。
オペレーションCSにおいてトリガエッジ決定部54は、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのうち、サンプリングエラーに対するマージンが大きい方をトリガエッジとして使用するエッジとして決定する。オペレーションCTの動作は、図6のオペレーションANと同様である。
図13は、IC間の信号シーケンスの第2例の説明図である。オペレーションDA〜DDEの動作は、図7のオペレーションBA〜BEと同様である。オペレーションDFにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジに設定する。
オペレーションDGにおいて負荷制御部55は、クロック信号の伝送経路への負荷容量の挿入を停止する。オペレーションDHにおいてコマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドと所定パターンを含むフレームをRFIC3へ送信する。オペレーションDIにおいてRFIC3は、受信したフレームをそのまま折り返し信号として送信する。オペレーションDJにおいて照合部53は、フレームと折り返し信号に含まれるパターンを照合する。
オペレーションDKにおいて負荷制御部55は、クロック信号の伝送経路への負荷容量の挿入を増加させる。オペレーションDLにおいてコマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドと所定パターンを含むフレームをRFIC3へ送信する。オペレーションDMにおいてRFIC3は、受信したフレームをそのまま折り返し信号として送信する。オペレーションDNにおいて照合部53は、フレームと折り返し信号に含まれるパターンを照合する。予定した全設定値の負荷が挿入した状態の各々で、ICLC(91h)コマンド及びフレームの送信と、フレーム及び折り返し信号に含まれるパターンの照合とが実行されるまで、オペレーションDK〜DNと同様の動作が繰り返される。
オペレーションDOにおいてトリガエッジ決定部54は、送信データサンプリング部51のトリガエッジを、クロック信号CLK2の立ち下がりエッジに設定する。オペレーションDPにおいて負荷制御部55は、クロック信号の伝送経路への負荷容量の挿入を停止する。オペレーションDQにおいてコマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドと所定パターンを含むフレームをRFIC3へ送信する。オペレーションDRにおいてRFIC3は、受信したフレームをそのまま折り返し信号として送信する。オペレーションDSにおいて照合部53は、フレームと折り返し信号に含まれるパターンを照合する。
オペレーションDTにおいて負荷制御部55は、クロック信号の伝送経路への負荷容量の挿入を増加させる。オペレーションDUにおいてコマンド出力部50は、ICLC(91h)コマンドと所定パターンを含むフレームをRFIC3へ送信する。オペレーションDVにおいてRFIC3は、受信したフレームをそのまま折り返し信号として送信する。オペレーションDWにおいて照合部53は、フレームと折り返し信号に含まれるパターンを照合する。予定した全設定値の負荷が挿入した状態の各々で、ICLC(91h)コマンド及びフレームの送信と、フレーム及び折り返し信号に含まれるパターンの照合とが実行されるまで、オペレーションDT〜DWと同様の動作が繰り返される。
オペレーションDXにおいてトリガエッジ決定部54は、トリガエッジとして使用するエッジを決定する。オペレーションDY及びオペレーションDXの動作は、図7のオペレーションBO及びBPと同様である。
<2.4.効果>
本実施例によれば、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのうち、サンプリングエラーに対するマージンが大きい方をトリガエッジとして使用することができる。この結果、受信側回路におけるサンプリング時刻と受信信号のエッジ発生時刻との間隔に起因するサンプリングエラーをより低減することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
電子回路であって、
他の電子回路と同期するためのクロック信号のパルスのエッジタイミングで送信信号をサンプリングして前記他の電子回路へ送信するサンプリング部と、
前記送信信号に対する応答信号を前記他の電子回路から受信する受信部と、
前記応答信号の受信結果に応じて、前記サンプリング部のサンプリングタイミングのトリガエッジに前記クロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれかを設定するトリガエッジ設定部と、
を備えることを特徴とする電子回路。
(付記2)
前記サンプリング部のサンプリングタイミングを段階的に変化させるタイミング変更部を備え、
前記トリガエッジ設定部は、前記立ち上がりエッジ及び前記立ち下がりエッジのうち、前記サンプリングタイミングの変動により前記他の電子回路で生じる前記送信信号のサンプリングエラーに対するマージンが大きい方をトリガエッジに設定することを特徴とする付記1に記載の電子装置。
(付記3)
前記トリガエッジ設定部は、前記立ち上がりエッジ及び前記立ち下がりエッジのうち、前記サンプリングエラーが生じないサンプリングタイミングの変動範囲の中心との乖離量がより少ないエッジをトリガエッジに設定することを特徴とする付記2に記載の電子装置。
(付記4)
前記タイミング変更部は、前記クロック信号を前記サンプリング部へ伝送する伝送経路に可変量の負荷容量を挿入することを特徴とする付記2又は3に記載の電子装置。
(付記5)
前記応答信号の送信を要求するコマンドを前記他の電子回路へ送信するコマンド送信部を備えることを特徴とする付記1〜4のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記6)
前記コマンドは、前記他の電子回路へ送信した送信信号を前記応答信号として送り返すことを指示することを特徴とする付記5に記載の電子装置。
(付記7)
前記コマンドは、既知信号を前記応答信号として送信することを指示することを特徴とする付記5に記載の電子装置。
(付記8)
他の電子回路と同期するためのクロック信号のパルスのエッジタイミングで送信信号をサンプリングして前記他の電子回路へ送信し、
前記送信信号に対する応答信号を前記他の電子回路から受信し、
前記応答信号の受信結果に応じて、前記送信信号のサンプリングタイミングのトリガエッジに前記クロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれかを設定する、ことを特徴とする通信方法。
1 電子回路
2 ベースバンドIC
3 無線周波数IC
50 コマンド出力部
51 送信データサンプリング部
53 照合部
54 トリガエッジ決定部
55 負荷制御部
80 スイッチ回路
81 可変負荷回路

Claims (6)

  1. 電子回路であって、
    他の電子回路と同期するためのクロック信号のパルスのエッジタイミングで送信信号をサンプリングして前記他の電子回路へ送信するサンプリング部と、
    前記送信信号に対する応答信号を前記他の電子回路から受信する受信部と、
    前記応答信号の受信結果に応じて、前記サンプリング部のサンプリングタイミングのトリガエッジに前記クロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれかを設定するトリガエッジ設定部と、
    を備えることを特徴とする電子回路。
  2. 前記サンプリング部のサンプリングタイミングを段階的に変化させるタイミング変更部を備え、
    前記トリガエッジ設定部は、前記立ち上がりエッジ及び前記立ち下がりエッジのうち、前記サンプリングタイミングの変動により前記他の電子回路で生じる前記送信信号のサンプリングエラーに対するマージンが大きい方をトリガエッジに設定することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記トリガエッジ設定部は、前記立ち上がりエッジ及び前記立ち下がりエッジのうち、前記サンプリングエラーが生じないサンプリングタイミングの変動範囲の中心との乖離量がより少ないエッジをトリガエッジに設定することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記タイミング変更部は、前記クロック信号を前記サンプリング部へ伝送する伝送経路に可変量の負荷容量を挿入することを特徴とする請求項2又は3に記載の電子装置。
  5. 前記応答信号の送信を要求するコマンドを前記他の電子回路へ送信するコマンド送信部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子装置。
  6. 他の電子回路と同期するためのクロック信号のパルスのエッジタイミングで送信信号をサンプリングして前記他の電子回路へ送信し、
    前記送信信号に対する応答信号を前記他の電子回路から受信し、
    前記応答信号の受信結果に応じて、前記送信信号のサンプリングタイミングのトリガエッジに前記クロック信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれかを設定する、ことを特徴とする通信方法。
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