JP2014015298A - 粉体定量供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】計量枡22がクリーニングポジションP3に位置すると、固定盤の通気穴と回転盤17の通気穴とが対向して連通する。ブロワ装置により、計量枡22の裏面側(多孔体53側)から開口側に向かってエアが吹き出され、更に、計量枡22の開口に対向する吸気管35によって、計量枡22の内部が吸引される。従って、計量枡22に粉体Kが残っていても、この粉体Kは計量枡22の開口からすべて排出されて吸気管30に吸引される。このように計量枡22内がエアによってクリーニングされるため、精度の高い定量を行うことができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、計量枡が充填ポジションから供給ポジションに移動する間に計量枡がクリーニングされ、計量枡に次の粉体の供給が行われる前に、計量枡内の粉体を完全に除去できる粉体定量供給装置の提供を、その目的とする。
粉体定量供給装置1は図示しない本体部、この本体部に備えられた所定量の粉体Kを貯留する中継タンク2、供給ユニット3、計量ユニット4等で構成されている。
中継タンク2は有底の円筒状で、上面開口5が一部を除いて蓋体6によって覆われている。この中継タンク2の上方には図示しない大タンクが備えられており、大タンクの底面には開口が形成されている。底面開口は中継タンク2の前記上面開口5と連通している。中継タンク2には図示しないセンサーが取り付けられており、中継タンク2内の粉体量が減少すると、中継タンク2から粉体Kが所定量供給される。中継タンク2の底部は開口7が形成されている。
符号8はケースを示し、このケース8には正面視が円形の空間部9が形成されている。ケース8の上部には開口10が形成され、この開口10は中継タンク2の底部の開口7に対向しており、中継タンク2の内部と空間部9とが連通している。
空間部9の中心には回転軸11の先端部が突出しており、この回転軸11の先端部には摺り切り部材12が取り付けられている。摺り切り部材12は、その中心から放射状に突出する四つの翼部13を有している。翼部13の先端部はほぼ円弧状に形成され、この先端部は空間部9の内周面に摺接する。
また、ケース8の底部14は正面視が円弧状に凹んだ形状に形成されており、この底部14には開口15が設けられている。
なお、空間部9の開口は図示しない蓋体によって閉鎖される。
この供給ユニット3によって供給手段を構成されている。
符号17はある程度の厚み寸法を有する略円板状の回転盤を示し、この回転盤17は回転軸18に固定されている。回転軸18は図示しないステッピングモーターに連結されており、時計回りに90°ずつ間欠回転する。回転盤17には図5に示す凹部19が形成され、この凹部19は前面側に開口を有している。凹部19は後述するフィルターホルダ20を収容する四つのホルダ収容部21を有しており、ホルダ収容部21は回転方向に等間隔で配置されている。この回転盤17によって計量枡移動手段が構成されている。
この回転盤17によって充填手段が構成されている。
回転盤17の前面側にはねじ穴24が形成され、ねじ穴24はホルダ収容部21の間にそれぞれ配置されている。
固定盤26には時計回りに四つの通気穴28a、28b、28c、28dが形成され、通気穴28a、28b、28c、28dのそれぞれは回転盤17の通気穴25に対向する位置に配置されている。
符号32は主部を示し、この主部32は直方体とある程度の厚み寸法をもつ平板とが一体に形成された形状をなしている。主部32の略中央には、フィルター収容穴33が形成されている。更に主部32には通気穴34が形成され、この通気穴34はフィルター収容穴33と主部32の裏面に開口している。
また、図6において主部32の前面にはねじ穴35が、側面には二つのねじ穴36が形成されている。
符号40は押え金具を示し、この押え金具40の挿通穴には調整ねじ41が挿通されている。更に、押え金具40には二つの挿通穴42が形成されている。
符号43は略扇型の固定プレートを示し、この固定プレート43の略中心にはフランジボルト44が挿通されている。
以上がフィルターホルダ20の構成である。
フィルター31には、通気穴51の開口を塞ぐように焼結金属で形成された通気性を有する多孔体53が取り付けられている。またフィルター31の外周面には通気穴54を挟むようにして溝が形成され、更に多孔体側にも溝が設けられている。このフィルター31の三つの溝にはOリング58が嵌まっている。
フィルター31の他端面は有底のねじ穴52が形成されている。
また、押え金具40を主部32に当接させ、調整ねじ41をフィルター31のねじ穴52に螺合し、更に図示しない雄ネジを主部32のねじ穴36と押え金具40の挿通穴42に螺合して、フィルター31を主部32に固定する。
フィルターホルダ20とフィルター31の各4組でフィルターユニット46、47、48、49が構成されている。
そして、固定プレート43を回転盤17の前面に宛がい、ホルダ収容部21を閉鎖して、更にフランジボルト44をねじ穴24に螺合させて、フィルターユニット46、47、48、49を固定する。
多孔体53、通気穴51、通気穴54、通気穴34、通気穴25、通気穴28a及びバキューム装置によって吸引手段が構成されている。
吹き出し装置、通気穴28c、通気穴25、通気穴34、通気穴54、通気穴51及び多孔体53によって吹き出し手段が構成されている。
吹き出し装置、通気穴28d、通気穴25、通気穴34、通気穴54、通気穴51及び多孔体53によってクリーニング用吹き出し手段が構成されている。
吸気管30と集塵機とによってクリーニング用吸引手段が構成されている。
符号65は容器輸送路を示し、この容器輸送路65の先端は外周円に臨んでおり、容器Cをターンテーブル63の切欠き部64へ供給する。
図2に示す容器輸送路65は、ターンテーブル63の切欠き部64に容器Cを供給する。このターンテーブル63が回転することによって容器Cが搬送されて、後述する充填ポジションP2の真下に送られる。
中継タンク2内の粉体Kは、開口7、10を介して供給ユニット3の空間部9に供給される。
前記したように、計量枡22の開口側から裏面側(多孔体53側)に向かって、すなわち図8の矢印に示す向きにエアが吸引されているので、計量枡22に収容された粉体Kは多孔体53によって構成される計量枡22内の底部に吸着される。
例えば、上記実施の形態では、歯科用のセメントを粉体定量供給装置によって定量したが、本発明はこれに限定されず、薬品、食品材料、工業用材料等の粉体を定量してもよい。
また、回転盤に計量枡を4つ設けたが、3つ以下でも、5つ以上設けてもよい。
4…計量ユニット 5…上面開口 6…蓋体 7…開口
8…ケース 9…空間部 10…開口 11…回転軸
12…摺り切り部材 13…翼部 14…底部 15…開口
17…回転盤 18…回転軸 19…凹部
20…フィルターホルダ 21…ホルダ収容部 22…計量枡
24…ねじ穴 25…通気穴 26…固定盤 27…丸穴
28a、28b、28c、28d…通気穴 30…吸気管
31…フィルター 32…主部 33…フィルター収容穴
34…通気穴 35…ねじ穴 36…ねじ穴
37…固定金具 38…蝶ねじ 39…切欠き部
40…押え金具 41…調整ねじ 42…挿通穴
43…固定プレート 44…フランジボルト
46、47、48、49…フィルターユニット 51…通気穴
52…ねじ穴 53…多孔体 54…通気穴
63…ターンテーブル 64…切欠き部 65…容器輸送路
K…粉体 C…容器 P1…供給ポジション
P2…充填ポジション P3…クリーニングポジション
Claims (5)
- 粉体の出入り口となる開口を有し粉体を容積によって定量する計量枡と、前記開口を介して粉体を計量枡へ供給する供給手段と、前記供給手段によって計量枡へ供給され定量された粉体を容器へ充填する充填手段と、前記供給手段により粉体を計量枡へ供給する供給ポジションから、前記充填手段により計量枡内の粉体を容器へ充填する充填ポジションへ前記計量枡を移動させる計量枡移動手段とを有する粉体定量供給装置において、前記計量枡の底部は通気性を有する材料によって構成されており、計量枡が充填ポジションから供給ポジションに移動する間に設けられたクリーニングポジションで前記底部の裏面側から前記開口側に向かってエアを吹き出すクリーニング用吹き出し手段を備えることを特徴とする粉体定量供給装置。
- 請求項1に記載された粉体定量供給装置において、クリーニング用吹き出し手段によって吹き出す動作に合わせて計量枡の開口側から計量枡内を吸引するクリーニング用吸引手段を備えたことを特徴とする粉体定量供給装置。
- 請求項1または2に記載された粉体定量供給装置において、計量枡移動手段は、計量枡を保持して供給ポジション、充填ポジション及びクリーニングポジションに停止するように間欠回転する回転盤によって構成されていることを特徴とする粉体定量供給装置。
- 請求項1から3のいずれかに記載された粉体定量供給装置において、充填ポジションで充填手段によって計量枡で定量された粉体が計量枡から容器に充填される間、計量枡の底部裏面側から開口側に向かってエアを吹き出す吹き出し手段を有することを特徴とする粉体定量供給装置。
- 請求項1から3のいずれかに記載された粉体定量供給装置において、供給ポジションで供給手段によって粉体が計量枡に供給される間、計量枡の開口側から底部裏面側に向かってエアを吸引する吸引手段を有していることを特徴とする粉体定量供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012153433A JP2014015298A (ja) | 2012-07-09 | 2012-07-09 | 粉体定量供給装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109911567A (zh) * | 2019-03-21 | 2019-06-21 | 杭州德飙新能源科技有限公司 | 一种生物质发电用生物燃料颗粒进料设备 |
JP2022063649A (ja) * | 2020-10-12 | 2022-04-22 | 株式会社オメガ | 物質の定量供給装置 |
Citations (3)
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JPS5748612A (en) * | 1980-05-23 | 1982-03-20 | Zanasi Nigris Spa | Fine powder material weighing apparatus |
JPS6396001A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-26 | 武田薬品工業株式会社 | 粉末充填機 |
JP2002293429A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Kumakura Industry Co Ltd | 輸送装置 |
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2012
- 2012-07-09 JP JP2012153433A patent/JP2014015298A/ja active Pending
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