JP2005037344A - 粒状物の定量分取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体と粒状物が混合された材料から粒状物のみを、可及的に一定量を計量分取し、バラツキなく定量供給できる粒状物の定量分取装置の提供。
【解決手段】 粒状物を含む材料を収容する容器2と、粒状物が収容される複数の計量凹部5が縁近傍部に設けられた平面4Aを有し、該平面が垂直方向に沿うように容器内に回転可能に設けられた計量ロータ4と、この計量ロータ4の平面と摺動可能に接して容器2内に固定配置され、計量ロータ4の回転時に計量凹部5を露出させる切欠部9と排出シュート取付穴8とが設けられた摺り切り板7と、この摺り切り板の排出シュート取付穴8に一端側が接続され、他端側が容器2から延出された管状をなす排出シュート10とを備えた定量分取装置1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、果肉、肉塊、豆などの粒状物を一定量または一定数分取するための粒状物の定量分取装置に関する。
従来、粒状物を一定量または一定数分取するための装置として、種々の装置が提案されている。
例えば、ボール形ホッパに搭載された固形物が、電磁式振動器の振動によりホッパの排出口を経由して第1コンベアに移動され、2個のガイド板により第1コンベア上を整列しながら誘導され、次いで第2コンベア上のガイド板により末端中央部に誘導され、そこからバケットに収納される途中で透過式光電検出器によって計数されるように構成された計数装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)
また、ホッパーの排出部に斜めに連結された回転筒を回転させることによって切り出し、受け容器に投入し、計重器で測重し、所定量の粉粒状物を取り出す装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、スプリングにて計量板に密着された升の下に、計量板と仕切り板を取り付け、各々を駆動装置にて充填対象容器上に移動させて計量充填させる装置が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
また、果肉貯槽外から弾性膜を介して果肉貯槽内の液中へパイプの進退を繰り返し、その都度パイプ内圧力を調整し、パイプ口部の膜面を弾性変形させて収納ポケットの形成と平面状態への復元を行い、1ストローク毎にポケット容積相当量の果肉等をバケット投入する移載方法が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
また、果肉貯槽から果肉片をノズル吸着により取り出してカップ容器等に投入、充填する際に、その取出しから搬送・充填までを自動化処理するための方法が提案されている(例えば、特許文献5参照。)。
また、固形物を配管中を移動させながら計量し、充填するための装置が提案されている(例えば、特許文献6参照。)。
また、固形物を計量匙で掬い上げて計量する固形物定量充填装置が提案されている(例えば、特許文献7参照。)。
これらの提案以外にも、固形物や粒状物の計量装置や方法が種々提案されている(例えば、特許文献8〜19参照。)
特開平9−161037号公報 特開平10−318824号公報 特開平11−153467号公報 特開平8−40419号公報 特開平5−229514号公報 特開平7−311066号公報 特開平8−2501号公報 特開平6−313726号公報 特表平9−502152号公報 特開2002−173103号公報 特開2001−33302号公報 特開平10−146378号公報 特開平8−10716号公報 特開平5−211844号公報 特表平5−132136号公報 特開平5−107104号公報 特開平5−49908号公報 特開平10−316101号公報 特表平11−501596号公報
しかしながら、前述した従来技術にあっては、液体と粒状物が混合された材料から粒状物のみを分取するのが困難であり、固形物を分取する際に荷重がかかるために、崩れ易い固形物を取り扱うことが困難であるなどの問題があった。従って、これらの従来技術では、液体と粒状物が混合されたものから粒状物のみを、可及的に一定量を計量分取し、バラツキなく定量供給するのは困難であった。
本発明は前記事情に鑑みてなされ、液体と粒状物が混合された材料から粒状物のみを、可及的に一定量を計量分取し、バラツキなく定量供給できる粒状物の定量分取装置の提供を目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、粒状物を含む材料を収容する容器と、前記粒状物が収容される少なくとも1つの計量凹部が周縁近傍部に設けられた平面を有し、回転時に前記計量凹部が下方位置にある時に粒状物と接するように前記容器内に回転可能に設けられた計量ロータと、該計量ロータの回転時、前記計量凹部に一旦収容された粒状物が排出される位置に一端側が設けられ、他端側が前記容器から延出された管状をなす排出シュートとを備えたことを特徴とする粒状物の定量分取装置を提供する。
本発明の粒状物の定量分取装置において、前記計量ロータの平面が円形をなしており、複数の前記計量凹部がその周縁近傍部に所定間隔毎に配置された構成とするのが好ましい。
また前記排出シュートは前記一端側から他端側に向けて漸次下降するように取り付けることが好ましい。
本発明の粒状物の定量分取装置において、前記計量ロータの回転時、容器内の粒状物が前記計量凹部に流入する位置で計量凹部を露出させる切欠部と、前記計量凹部に一旦収容された粒状物が排出される位置に排出シュート取付穴とが設けられた摺り切り板が前記計量ロータの平面と摺動可能に接して容器内に固定配置され、前記排出シュートの一端側が前記摺り切り板の排出シュート取付穴に接続された構成とすることが好ましい。
また前記計量ロータが回転して前記排出シュート取付穴と重なる上方位置に達した時、計量凹部内に収容された粒状物が排出シュート取付穴を通して排出シュートに転がり落ちるように、前記計量凹部が前記計量ロータの径方向中心側から外側に向けて漸次深さを増すように形成することが好ましい。
本発明の粒状物の定量分取装置において、前記計量凹部に、前記計量ロータの回転時、下方位置で流入した所定量の粒状物を前記排出シュートに排出するまで保持するポケット部が設けられた構成としても良い。
また前記計量凹部に粒状物が収容されてから排出されるまでの間に計量凹部から粒状物が排出されるのを防ぐおさえ板が前記計量ロータの平面と摺動可能に接して容器内に固定配置された構成としてもよい。
さらに前記計量凹部の開口が楕円形または長円形をなし、前記計量ロータの径方向に対して長手方向が交差するように設けられた構成としてもよい。
本発明の粒状物の定量分取装置において、前記計量凹部に、前記計量ロータの回転時、下方位置で流入した所定量の粒状物を前記排出シュートに排出するまで保持するポケット部が設けられ、かつ前記計量ロータの回転時、容器内の粒状物が前記計量凹部に流入する位置で計量凹部を露出させる切欠部と、前記計量凹部に一旦収容された粒状物が排出される位置に排出シュート取付穴とが設けられた摺り切り板が前記計量ロータの平面と摺動可能に接して容器内に固定配置され、前記排出シュートの一端側が前記摺り切り板の排出シュート取付穴に接続された構成としてもよい。
本発明の定量分取装置は、粒状物に殆ど荷重を加えることなく、一定量を正確に分取できるので、粒状物に与えるダメージが少なくなり、型崩れし易い粒状物であってもその形状を損なうことなく分取することができる。
また、計量ロータのみを交換するだけで、分取する粒状物の形やサイズ、分取量を容易に変更できるので、各種の粒状物を含む材料の分取に用いることができ、装置の汎用性を高めることができる。
さらに、装置が小型化でき、且つ容器内に収納可能であるので、設置スペースを削減することができる。
また構造が簡単であるので、装置の製造コストが低減できるとともに、メンテナンスが容易となる。
さらに、主要部が容器内に収納されており、容器内を洗浄する際に一緒に洗浄できるため、洗浄が容易であり、自動洗浄が可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1〜5は本発明の粒状物の定量分取装置(以下、定量分取装置と記す。)の一実施形態を示す図であり、図1は定量分取装置1の斜視図、図2は同じ定量分取装置1に用いる計量ロータ4の正面図、図3は同じ定量分取装置1に用いる摺り切り板7の正面図、図4は同じ定量分取装置1の断面図、図5は同じ定量分取装置1による粒状物6の分取動作を説明する正面図である。
この定量分取装置1は、粒状物6を含む材料を収容する容器2と、粒状物6が収容される複数の計量凹部5が周縁近傍部に設けられた平面4Aを有し、該平面4Aが垂直方向に沿うように容器2内に回転可能に設けられた計量ロータ4と、この計量ロータ4の平面4Aと摺動可能に接して容器2内に固定配置され、計量ロータ4の回転時に計量凹部5を露出させる切欠部9と排出シュート取付穴8とが設けられた摺り切り板7と、この摺り切り板7の排出シュート取付穴8に一端側が接続され、他端側が容器2から延出された管状をなす排出シュート10とを備えて構成されている。
容器2としては、特に限定されず、種々の大きさや形状のタンク等を用いることができる。図示していないが、容器2には材料を供給するための開口または供給管路と、容器2内の残部を排出するための排出路が形成されている。この容器2内に供給される材料としては、例えば、果肉、肉塊、豆などの粒状物を含む液状材料が挙げられる。
この容器2内に回転可能に設けられた計量ロータ4は、本例示においては円盤状乃至円柱状をなしている。この計量ロータ4は、容器2内に水平方向に沿って挿入された回転軸3の先端に固定され、容器2内に配置されている。この計量ロータ4は、平面4Aを垂直方向に沿わせた状態で、回転軸3の回転駆動により回転する。なお、本発明において「垂直方向に沿うように」とは、平面4Aを垂直方向に沿わせることが好ましいが、計量ロータ4による粒状物の分取が可能であれば、平面4Aを垂直ではなく傾けた状態としてもよく、厳密に垂直方向に限定するものではない。
この計量ロータ4に設けられた円形の平面4Aには、図2に示すように、その周縁近傍部に、その周方向に沿って等間隔に4つの計量凹部5が設けられている。これらの計量凹部5は、分取するべき粒状物6を一定量(または一定数)収容する容積を有している。この計量凹部5の形状は特に限定されないが、本例示では、図2に示すように長半円形状になっている。また計量凹部5の深さは、図4に示すように、計量ロータ4の径方向中心側から外側に向けて漸次深さを増すように形成されている。これによって、計量ロータ4が回転し、計量凹部5が摺り切り板7の排出シュート取付穴8と重なる上方位置に達した時、計量凹部5内に収容された粒状物6が排出シュート取付穴8を通して排出シュート10に転がり、落下し易くなる。
前記摺り切り板7は、図3に示すように、前記計量ロータ4の平面4Aと同等な大きさを持つ円板の下部を略扇形に切欠いて、計量凹部5を露出させるための切欠部9を設けた形状になっている。また摺り切り板7の上側には、排出シュート取付穴8が穿設されている。この摺り切り板7は容器2内に固定配置されており、その一面側(図4において摺り切り板7の左側の面)には計量ロータ4の平面4Aが摺動可能に当接される。
この摺り切り板7には、管状の排出シュート10が接続されている。この排出シュート10の一端は、その孔が排出シュート取付穴8と一致するように接続され、その一端側から容器2外にある他端側に向けて排出シュート10は漸次下降するように設けられている。このように排出シュート10に傾斜を持たせることで、排出シュート取付穴8を通して排出シュート10に入った粒状物6が、排出シュート10内を転がりながら他端側の出口に達するようになっている。
次に、この定量分取装置による粒状物6の分取動作を、図5を参照して説明する。
図1及び図4に示すように、計量ロータ4の平面4Aを摺り切り板7に摺動可能に当接させて容器2内に配置し、この容器2内に粒状物6を含む材料を供給する。次いで、回転軸3を回転駆動させ、計量ロータ4を回転させる。図5に示す例示では計量ロータ4を時計方向に回転させているが、これに限定されない。
計量ロータ4に設けられた複数の計量凹部5は、平面4Aの回転に従い、各位置において粒状物6の充填→保持→排出のサイクルを繰り返し、一定量または一定数(以下、一定量と記す。)の粒状物6を材料中から連続的に分取し、排出シュート10を通して容器2外に送り出す。
図5において、計量ロータ4の平面4Aは時計方向に回転し、一方、摺り切り板7は固定されている。図示した状態において、上側(12時方向)にある計量凹部5は、摺り切り板7の排出シュート取付穴8に重なり、収容していた粒状物6がこの排出シュート取付穴8を通して排出シュート10内に排出される排出状態にある。また右側(3時方向)の計量凹部5は、粒状物6排出後、充填されていない空の状態になっている。また下側(6時方向)の計量凹部5は、摺り切り板7の切欠部9に重なり、粒状物6が計量凹部5内に充填された状態にある。また左側(9時方向)の計量凹部5は、収容された一定量の粒状物6が保持されている状態である。
次に、1つの計量凹部5について、平面4Aの回転に伴う粒状物6の移動状態を説明する。上側(12時方向)にて粒状物6の排出を終えた計量凹部5は、摺り切り板7の切欠部9に達するまで、空の状態で時計方向に沿って回転移動する。切欠部9に達し、摺り切り板7から露出した計量凹部5は、容器2内に収容された材料と接する。この計量凹部5が切欠部9を通過している間に、この計量凹部5内には材料中の粒状物6が充填される。粒状物6が計量凹部5内にスムーズに充填されるように、粒状物6充填用のガイド板等を容器2内に設けておくことが好ましい。
粒状物6が充填された計量凹部5が切欠部9を通過して、摺り切り板7と重なる際、計量凹部5から溢れている余剰の粒状物は、摺り切り板7の切欠部側の縁によって摺り切られ、計量凹部5は一定量の粒状物6が充填された状態で摺り切り板7によって塞がれ、材料と隔離される。その後、一定量の粒状物6が充填された計量凹部5は、摺り切り板7によって材料と隔離された保持状態のまま、上側(12時方向)に向かって移動する。
一定量の粒状物6が充填された計量凹部5が上側(12時方向)にある排出シュート取付穴8に達すると、粒状物6が計量凹部5から出て、排出シュート取付穴8及び排出シュート10内を通って容器2外に取り出される。粒状物6の排出を終えた計量凹部5は、再び時計方向に回転移動し、充填、保持及び排出を繰り返す。排出シュート10からは、複数の計量凹部5が排出シュート取付穴8に達する度に、一定量の粒状物6が排出される。
この定量分取装置1は、粒状物6に殆ど荷重を加えることなく、一定量を正確に分取できるので、粒状物6に与えるダメージが少なくなり、型崩れし易い粒状物6であってもその形状を損なうことなく分取することができる。
また、計量ロータ4のみを交換するだけで、分取する粒状物6の形やサイズ、分取量を容易に変更できるので、各種の粒状物6を含む材料の分取に用いることができ、装置の汎用性を高めることができる。
さらに、装置が小型化でき、且つ容器内に収納可能であるので、設置スペースを削減することができる。
また構造が簡単であるので、装置の製造コストが低減できるとともに、メンテナンスが容易となる。
さらに、主要部が容器2内に収納されており、容器2内を洗浄する際に一緒に洗浄できるため、洗浄が容易であり、自動洗浄が可能である。
図6及び図7は本発明の定量分取装置の他の実施形態を示す図である。この定量分取装置は、計量凹部13に、計量ロータ11の回転時、下方位置で流入した所定量の粒状物6を排出シュート16に排出するまで保持するポケット部14が設けられ、また計量凹部13に粒状物6が収容されてから排出されるまでの間に計量凹部13から粒状物6が排出されるのを防ぐおさえ板15が計量ロータ11の平面12と摺動可能に接して容器2内に固定配置された構成になっている。
本例示による計量凹部13は、開口が楕円形をなしており、前記計量ロータの径方向aに対して長手方向dが交差するように設けられている。この計量凹部13は図6(b)に示すように、開口から斜め下方に傾斜し、所定の深さcを有している。この傾斜角度bは、ポケット部14に収容する粒状物6の量により適宜設定されるが、通常は15〜60度、好ましくは15〜30度の範囲とされる。また深さcはポケット部14に収容する粒状物6の量により適宜設定される。
また図6(c)に示すように、計量凹部13の開口の長手方向dと計量ロータ11の径方向aとが成す角度eは、10〜60度、好ましくは15〜30度程度とされる。この角度eが前記範囲であれば、計量ロータ11の回転時、粒状物6の層内で計量凹部13内に粒状物6がスムーズに流入し、また計量凹部13が上方位置に達した際、収容されていた粒状物が排出シュート16の一端側にスムーズに排出される。
図7を参照して、本例示による計量ロータ11を用いた粒状物6の計量採取方法を説明する。容器2内には適当な量の粒状物6が収容され、前記計量ロータ11は平面12が時計方向に回転するように容器2内に配置されている。平面12の上部にはおさえ板15が摺動可能に接触配置されている。おさえ板15の一方側には、排出シュート16の一端側が近接配置されている。
計量ロータ11の平面12に設けられたそれぞれの計量凹部13は、計量ロータ11の回転に伴って、粒状物6の層内を通過し、上方位置に向けて時計方向に回転移動する。計量凹部13が粒状物6の層内を通過する間に、その計量凹部13内に粒状物6が流入し、ポケット部14に収容される。計量凹部13が粒状物6の層から抜け出した後、余剰の粒状物6および/または粒状物以外の液体などが開口から落下し、計量凹部13内には一定量の粒状物6が収容された状態となる。次いで、この計量凹部13はおさえ板15で開口が塞がれ、そのまま上方位置に達する。上方位置に達し、おさえ板15から計量凹部13の開口が露出すると、その開口から粒状物6が排出される。排出された粒状物6は、排出シュート16の一端側に入り、排出シュート16の管内を通って落下し、排出シュート16の他端側から容器2外に取り出される。
本実施形態による定量分取装置は、前述した定量分取装置1と同様の効果が得られ、さらに摺り切り板7が不要となるので、摺り切り時に粒状物6がダメージを受けることがなくなり、より良好な状態で粒状物6の計量採取が可能となる。
なお、前記計量凹部13の形状は図6及び図7の例示に限定されるものではなく、その開口を長円形、長方形、菱形などの他の形状としても良い。例えば図8に示すように、計量凹部17の開口形状を長方形とし、反時計方向に向けてポケット部を形成した構成としても良い。この計量凹部17では下方位置で計量凹部17内に粒状物6が収容され、この計量凹部17が時計方向に回って上方位置に達するまでポケット部に粒状物6が保持され、計量凹部17が上方位置に達した時点で計量凹部17内の粒状物6が排出されるので、摺り切り板7やおさえ板15を設けなくても、計量凹部17によって一定量の粒状物6を計量採取することが可能である。また計量凹部13内から粒状物6以外の液体を排出できるので、液体と粒状物6との混合物から粒状物6のみを計量採取することができる。
また、図7に示した定量分取装置の構成において、おさえ板15に代えて図3に示す摺り切り板7を用い、この摺り切り板7を計量ロータ11の平面12に摺動可能に接して容器内に固定配置すると共に、排出シュート16の一端側を摺り切り板7の排出シュート取付穴8に接続した構成とすることもできる。
本発明の定量分取装置の一実施形態を示す斜視図である。 同じ定量分取装置に用いる計量ロータの正面図である。 同じ定量分取装置に用いる摺り切り板の正面図である。 同じ定量分取装置の断面図である。 同じ定量分取装置による粒状物の分取動作を説明する正面図である。 計量ロータの他の例を示す正面図である。 本発明の定量分取装置の他の実施形態を示す正面図である。 計量凹部の他の形状を示す正面図である。
符号の説明
1…定量分取装置、2…容器、3…回転軸、4…計量ロータ、4A…平面、5…計量凹部、6…粒状物、7…摺り切り板、8…排出シュート取付穴、9…切欠部、10…排出シュート、11…計量ロータ、12…平面、13…計量凹部、14…ポケット部、15…おさえ板、16…排出シュート、17…計量凹部。

Claims (9)

  1. 粒状物を含む材料を収容する容器と、前記粒状物が収容される少なくとも1つの計量凹部が周縁近傍部に設けられた平面を有し、回転時に前記計量凹部が下方位置にある時に粒状物と接するように前記容器内に回転可能に設けられた計量ロータと、該計量ロータの回転時、前記計量凹部に一旦収容された粒状物が排出される位置に一端側が設けられ、他端側が前記容器から延出された管状をなす排出シュートとを備えたことを特徴とする粒状物の定量分取装置。
  2. 前記計量ロータの平面が円形をなしており、複数の前記計量凹部がその周縁近傍部に所定間隔毎に配置された請求項1に記載の粒状物の定量分取装置。
  3. 前記排出シュートが前記一端側から他端側に向けて漸次下降するように取り付けられた請求項1または2に記載の粒状物の定量分取装置。
  4. 前記計量ロータの回転時、容器内の粒状物が前記計量凹部に流入する位置で計量凹部を露出させる切欠部と、前記計量凹部に一旦収容された粒状物が排出される位置に排出シュート取付穴とが設けられた摺り切り板が前記計量ロータの平面と摺動可能に接して容器内に固定配置され、前記排出シュートの一端側が前記摺り切り板の排出シュート取付穴に接続された請求項1〜3のいずれかに記載の粒状物の定量分取装置。
  5. 前記計量ロータが回転して前記排出シュート取付穴と重なる上方位置に達した時、計量凹部内に収容された粒状物が排出シュート取付穴を通して排出シュートに転がり落ちるように、前記計量凹部が、前記計量ロータの径方向中心側から外側に向けて漸次深さを増すように形成された請求項4に記載の粒状物の定量分取装置。
  6. 前記計量凹部に、前記計量ロータの回転時、下方位置で流入した所定量の粒状物を前記排出シュートに排出するまで保持するポケット部が設けられた請求項1〜3のいずれかに記載の粒状物の定量分取装置。
  7. 前記計量凹部に粒状物が収容されてから排出されるまでの間に計量凹部から粒状物が排出されるのを防ぐおさえ板が前記計量ロータの平面と摺動可能に接して容器内に固定配置された請求項6に記載の粒状物の定量分取装置。
  8. 前記計量凹部の開口が楕円形または長円形をなし、前記計量ロータの径方向に対して長手方向が交差するように設けられた請求項6または7に記載の粒状物の定量分取装置。
  9. 前記計量凹部に、前記計量ロータの回転時、下方位置で流入した所定量の粒状物を前記排出シュートに排出するまで保持するポケット部が設けられ、かつ前記計量ロータの回転時、容器内の粒状物が前記計量凹部に流入する位置で計量凹部を露出させる切欠部と、前記計量凹部に一旦収容された粒状物が排出される位置に排出シュート取付穴とが設けられた摺り切り板が前記計量ロータの平面と摺動可能に接して容器内に固定配置され、前記排出シュートの一端側が前記摺り切り板の排出シュート取付穴に接続されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粒状物の定量分取装置。
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